JP2552222B2 - スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 - Google Patents
スクータ型車両のヘルメット収納箱装置Info
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- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、運転シート下方にヘル
メットを収納可能な大容量の物入箱を設けたスクータ型
車両の物入箱装置に関するものである。
メットを収納可能な大容量の物入箱を設けたスクータ型
車両の物入箱装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】操向バーハンドルと運転シートとの間の下
方に略板状の足置台を有する2、3輪のスクータ型車両
が従来よりある。この種の車両で足置台の後部から後方
へのびる後部フレームと運転シートとの間隙を大きくし
て、ここにヘルメットなどを収納できる大容量の物入箱
を設けることが考えられている(例えば実開昭59−2
6089号参照)。
方に略板状の足置台を有する2、3輪のスクータ型車両
が従来よりある。この種の車両で足置台の後部から後方
へのびる後部フレームと運転シートとの間隙を大きくし
て、ここにヘルメットなどを収納できる大容量の物入箱
を設けることが考えられている(例えば実開昭59−2
6089号参照)。
【0003】このように大型の物入箱を運転シ−トで開
閉する場合には、運転シ−トの荷重をどう受けるかが問
題になる。例えば実開昭59−26089号には金属板
を折曲加工して形成した物入箱の前端に運転シ−ト前端
をヒンジで連結し、物入箱の後端に運転シ−ト後端をロ
ックするものが示されている。
閉する場合には、運転シ−トの荷重をどう受けるかが問
題になる。例えば実開昭59−26089号には金属板
を折曲加工して形成した物入箱の前端に運転シ−ト前端
をヒンジで連結し、物入箱の後端に運転シ−ト後端をロ
ックするものが示されている。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしこの場合には物入箱全体の
強度を十分に大きくすることが必要となり、特にヘルメ
ットなどの大きな荷物を収納可能な物入箱とした場合に
は重量が著しく重くなる。
強度を十分に大きくすることが必要となり、特にヘルメ
ットなどの大きな荷物を収納可能な物入箱とした場合に
は重量が著しく重くなる。
【0005】そこで物入箱を軽くする代りにこの物入箱
の前後にフレ−ムからブラケットを起立させ、これらブ
ラケットに運転シ−トを支持する構造が考えられる。し
かしこの場合にはブラケットの分だけ物入箱の容量が減
少するという問題が生じる。また物入箱を十分に深くす
ると、これらの起立したブラケットも上下に長くなり、
強度上不利になる。
の前後にフレ−ムからブラケットを起立させ、これらブ
ラケットに運転シ−トを支持する構造が考えられる。し
かしこの場合にはブラケットの分だけ物入箱の容量が減
少するという問題が生じる。また物入箱を十分に深くす
ると、これらの起立したブラケットも上下に長くなり、
強度上不利になる。
【0006】このため前後のブラケットの上部を相互に
結合するなどの対策も考えられる。しかしこの場合には
物入箱とその側方を覆うリヤカバ−との間に前後のブラ
ケットをつなぐ他の補強ブラケットを通す必要が生じ、
リヤカバ−の車幅方向寸法が大きくなる、という問題が
生じる。
結合するなどの対策も考えられる。しかしこの場合には
物入箱とその側方を覆うリヤカバ−との間に前後のブラ
ケットをつなぐ他の補強ブラケットを通す必要が生じ、
リヤカバ−の車幅方向寸法が大きくなる、という問題が
生じる。
【0007】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、物入箱の容量を大きくかつ深くしてヘルメ
ットを収納可能にし、軽量化に適し、車体幅も大きくな
ることがないスク−タ型車両の物入箱装置を提供するこ
とを目的とする。
ものであり、物入箱の容量を大きくかつ深くしてヘルメ
ットを収納可能にし、軽量化に適し、車体幅も大きくな
ることがないスク−タ型車両の物入箱装置を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、操向バーハ
ンドルと前後に長い運転シートとの間の下方に配設され
た略板状の足置台と、前記運転シートの下方に配設され
この運転シートにより開閉される物入箱と、この物入箱
の下方に配設されたユニットスイング式の動力ユニット
とを備えるスクータ型車両において、前記足置台の後部
から後輸の上縁より低い高さで前記物入箱の下方を通っ
て斜め上後方へのび後輪の上方へ至る後部フレームと、
前記運転シートの底板の前端を前記物入箱の前端に連結
するヒンジと、前記物入箱の後方に隣接して前記後部フ
レームから上方へ起立し前記運転シートの底板の後部荷
重を受けると共にこの底板をロックするロック装置を保
持するシート支持ブラケットと、前記動力ユニットを支
持し上端が前記シート支持ブラケット付近に位置して前
記後部フレームに保持されたクッションユニットとを備
え、前記物入箱はヘルメット頂点を上下方向にしヘルメ
ット前後方向を車体前後方向としてヘルメットを収納可
能とし、その前部内壁をヘルメットの曲面に沿わせて平
面視略円弧状とする一方、前記物入箱を平面視後輪に重
ねるようにしたことを特徴とするスクータ型車両の物入
箱装置により達成される。
ンドルと前後に長い運転シートとの間の下方に配設され
た略板状の足置台と、前記運転シートの下方に配設され
この運転シートにより開閉される物入箱と、この物入箱
の下方に配設されたユニットスイング式の動力ユニット
とを備えるスクータ型車両において、前記足置台の後部
から後輸の上縁より低い高さで前記物入箱の下方を通っ
て斜め上後方へのび後輪の上方へ至る後部フレームと、
前記運転シートの底板の前端を前記物入箱の前端に連結
するヒンジと、前記物入箱の後方に隣接して前記後部フ
レームから上方へ起立し前記運転シートの底板の後部荷
重を受けると共にこの底板をロックするロック装置を保
持するシート支持ブラケットと、前記動力ユニットを支
持し上端が前記シート支持ブラケット付近に位置して前
記後部フレームに保持されたクッションユニットとを備
え、前記物入箱はヘルメット頂点を上下方向にしヘルメ
ット前後方向を車体前後方向としてヘルメットを収納可
能とし、その前部内壁をヘルメットの曲面に沿わせて平
面視略円弧状とする一方、前記物入箱を平面視後輪に重
ねるようにしたことを特徴とするスクータ型車両の物入
箱装置により達成される。
【0009】
【作用】後部フレームは斜め上後方へのび後輪の上方へ
至るから、物入箱後方のシート支持ブラケットは短かく
なり剛性の点から有利になる。後輸のクッションユニッ
トの上端もこのシート支持ブラケット付近において後部
フレームに保持するから、このブラケット付近に運転シ
ート荷重とクッションユニットの支持荷重とがほぼ逆向
きに作用する。このためフレーム剛性の点で一層好まし
い。またこのブラケットに運転シートの底板後端をロッ
クするロック装置を保持したから、この底板の前端にヒ
ンジによって連結される物入箱の前端がこの底板によっ
て逆に保持されることになる。このため物入箱は単独で
は剛性が小さくても運転シートを閉じてロックすると両
者の協働作用によって剛性が増大する。
至るから、物入箱後方のシート支持ブラケットは短かく
なり剛性の点から有利になる。後輸のクッションユニッ
トの上端もこのシート支持ブラケット付近において後部
フレームに保持するから、このブラケット付近に運転シ
ート荷重とクッションユニットの支持荷重とがほぼ逆向
きに作用する。このためフレーム剛性の点で一層好まし
い。またこのブラケットに運転シートの底板後端をロッ
クするロック装置を保持したから、この底板の前端にヒ
ンジによって連結される物入箱の前端がこの底板によっ
て逆に保持されることになる。このため物入箱は単独で
は剛性が小さくても運転シートを閉じてロックすると両
者の協働作用によって剛性が増大する。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例である2輪スクータ
の物入箱と燃料タンクの配置を示す側面図、図2は同じ
く平面図、図3はシート支持構造を示す側面図、また図
4はシート支持ブラケットの斜視図である。
の物入箱と燃料タンクの配置を示す側面図、図2は同じ
く平面図、図3はシート支持構造を示す側面図、また図
4はシート支持ブラケットの斜視図である。
【0011】図1、図2において符号10はフレームで
ある。このフレーム10は操向軸筒12と、1本の前部
フレーム14と、この前部フレーム14の下端から斜め
上後方へ延びる左右一対のパイプからなる後部フレーム
16(16a、16b)とを備える。操向軸筒12に左
右へ回動自在に保持された操向軸には、1個の操向前輪
18および操向バーハンドル20が取付けられている。
ある。このフレーム10は操向軸筒12と、1本の前部
フレーム14と、この前部フレーム14の下端から斜め
上後方へ延びる左右一対のパイプからなる後部フレーム
16(16a、16b)とを備える。操向軸筒12に左
右へ回動自在に保持された操向軸には、1個の操向前輪
18および操向バーハンドル20が取付けられている。
【0012】22は後部フレーム16の下方に位置する
動力ユニットであり、強制空冷式2サイクル水平置きエ
ンジン24と、伝動ケース26とが一体に組付けられて
いる。動力ユニット22の前部は、リンク28を介して
前記後部フレーム16へ上下揺動可能に連結されてい
る。伝動ケース26の後部は、緩衝ユニット30によっ
て弾力的に支持され、公知のユニットスイング式後輪懸
架装置が形成される。32は、この伝動ケース26の後
部に取付けられた後輪である。
動力ユニットであり、強制空冷式2サイクル水平置きエ
ンジン24と、伝動ケース26とが一体に組付けられて
いる。動力ユニット22の前部は、リンク28を介して
前記後部フレーム16へ上下揺動可能に連結されてい
る。伝動ケース26の後部は、緩衝ユニット30によっ
て弾力的に支持され、公知のユニットスイング式後輪懸
架装置が形成される。32は、この伝動ケース26の後
部に取付けられた後輪である。
【0013】前記後部フレーム16は、2段の階段状に
折曲され、その前段部16Aは空車状態における後輪3
2の上縁より低く、またその後段部16Bは空車状態に
おける後輪32の上縁より高くなっている。左右の後部
フレーム16a、16bの後段部16Bには、図4に示
す弧状のシート支持ブラケット34が上方へ起立するよ
うに固着されている。
折曲され、その前段部16Aは空車状態における後輪3
2の上縁より低く、またその後段部16Bは空車状態に
おける後輪32の上縁より高くなっている。左右の後部
フレーム16a、16bの後段部16Bには、図4に示
す弧状のシート支持ブラケット34が上方へ起立するよ
うに固着されている。
【0014】36は大型の物入箱であり、このシート支
持ブラケット34の前方でかつ後フレーム16の前段部
16Aの上方の空間に配設されている。なお物 入箱36
は平面視後輪32に重なる。この物入箱36は図2に示
すように略楕円形の開口部を持ち、また後部フレーム1
6を物入箱36よりも下方に配置したので、物入箱36
の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によって制
限を受けない。
持ブラケット34の前方でかつ後フレーム16の前段部
16Aの上方の空間に配設されている。なお物 入箱36
は平面視後輪32に重なる。この物入箱36は図2に示
すように略楕円形の開口部を持ち、また後部フレーム1
6を物入箱36よりも下方に配置したので、物入箱36
の開口部の左右幅が後部フレーム16の間隔によって制
限を受けない。
【0015】このため物入箱36の開口部は大きな横幅
を持ち、図1、図2に示すように、フルフェイス型のヘ
ルメット38や長い荷物も収容可能な物入箱36とする
ことが可能になる。ここに物入箱36の前部内壁は、ヘ
ルメット38の頂部を上下方向かつその前後方向を車体
前後方向にしてヘルメット38を収納した時に、ヘルメ
ット38の曲面にほぼ沿うように平面視略円弧状に形成
されている。このため物入箱36の前部の剛性が向上す
る。
を持ち、図1、図2に示すように、フルフェイス型のヘ
ルメット38や長い荷物も収容可能な物入箱36とする
ことが可能になる。ここに物入箱36の前部内壁は、ヘ
ルメット38の頂部を上下方向かつその前後方向を車体
前後方向にしてヘルメット38を収納した時に、ヘルメ
ット38の曲面にほぼ沿うように平面視略円弧状に形成
されている。このため物入箱36の前部の剛性が向上す
る。
【0016】 40は前後に長い運転シートであり、十分
な剛性を持つ底板40aの上をスポンジ状の緩衝材で覆
ったものである。この運転シ−ト40の底板40aの前
端部は物入箱36の前端上部にヒンジ42により開閉自
在に取付けられ、その後部は前記ブラケット34に設け
たロック装置44にロック可能となっている。なおブラ
ケット34の角部には図4に示すように凹部46が形成
され、ここにロック装置44が固定される一方、この凹
部46が覆板48で覆われている。
な剛性を持つ底板40aの上をスポンジ状の緩衝材で覆
ったものである。この運転シ−ト40の底板40aの前
端部は物入箱36の前端上部にヒンジ42により開閉自
在に取付けられ、その後部は前記ブラケット34に設け
たロック装置44にロック可能となっている。なおブラ
ケット34の角部には図4に示すように凹部46が形成
され、ここにロック装置44が固定される一方、この凹
部46が覆板48で覆われている。
【0017】 ブラケット34とこの覆い板48の上面に
はゴム製の受座50、50が貼着され、これら受座5
0、50には運転シート40の底板40aに突設した支
持部52(図3)が当接するようになっている。運転シ
ート40をロック装置44にロックすれば、運転シート
40の底板により物入箱36の上部開口が閉じられ、ロ
ック装置44をロック解除して運転シート40を図1、
図3で反時計方向に回動させれば、物入箱36が開かれ
る。
はゴム製の受座50、50が貼着され、これら受座5
0、50には運転シート40の底板40aに突設した支
持部52(図3)が当接するようになっている。運転シ
ート40をロック装置44にロックすれば、運転シート
40の底板により物入箱36の上部開口が閉じられ、ロ
ック装置44をロック解除して運転シート40を図1、
図3で反時計方向に回動させれば、物入箱36が開かれ
る。
【0018】 操向バーハンドル20と運転シート40と
の間の下方には、前記前部フレーム14の下部と後部フ
レーム16の前部とを包む略板状の足置台54が形成さ
れている。56は吸気清浄器であり、左右の後部フレー
ム16a、16b間に位置するよう足置台54内に収容
されている。この吸気清浄器56の吸気口56aは、前
記前部フレーム14の後部開口内に臨んでいる。
の間の下方には、前記前部フレーム14の下部と後部フ
レーム16の前部とを包む略板状の足置台54が形成さ
れている。56は吸気清浄器であり、左右の後部フレー
ム16a、16b間に位置するよう足置台54内に収容
されている。この吸気清浄器56の吸気口56aは、前
記前部フレーム14の後部開口内に臨んでいる。
【0019】 58は気化器であり、前記エンジン24と
吸気清浄器56との間の上方付近に配設されている。気
化器58の吸気流出側は吸気管60によってエンジン2
4の上面に固定されている。気化器58の吸気流入側は
可撓性のダクト62、すなわちゴム製の蛇腹によって吸
気清浄器56に接続されている。
吸気清浄器56との間の上方付近に配設されている。気
化器58の吸気流出側は吸気管60によってエンジン2
4の上面に固定されている。気化器58の吸気流入側は
可撓性のダクト62、すなわちゴム製の蛇腹によって吸
気清浄器56に接続されている。
【0020】 64は燃料タンクであり、前記物入箱36
の後方でかつ前記後部フレーム16の後段部16Bの上
方に配設されている。この燃料タンク64の注油キャッ
プ66は車体の右側に偏位して運転シート40の下面に
臨み、運転シート40を開くことにより注油可能とな
る。
の後方でかつ前記後部フレーム16の後段部16Bの上
方に配設されている。この燃料タンク64の注油キャッ
プ66は車体の右側に偏位して運転シート40の下面に
臨み、運転シート40を開くことにより注油可能とな
る。
【0021】 68は縦長の潤滑油タンクであり、物入箱
36の後壁外面に沿って上下に長い形状とされ、前記シ
ート支持ブラケット34の左側に取付けられている。そ
の注液口に装着された注油キャップ70は車体の左側に
偏位して運転シート40の下面に臨み、運転シート40
を開くことにより注油可能となる。
36の後壁外面に沿って上下に長い形状とされ、前記シ
ート支持ブラケット34の左側に取付けられている。そ
の注液口に装着された注油キャップ70は車体の左側に
偏位して運転シート40の下面に臨み、運転シート40
を開くことにより注油可能となる。
【0022】 72はリヤカバーである。このリヤカバー
72は物入箱36、燃料タンク64、潤滑油タンク68
の側方から、動力ユニット22および後輪32の上側方
を覆うように形成されている。リヤカバー72の上縁
は、運転シート40の下縁の内側に臨んでいる。このリ
ヤカバー72の前下部は前記足置台54につらなってい
る。足置台54の前部は、操向軸筒12、前部フレー1
4等を前後から包むレッグシールド74に連なってい
る。
72は物入箱36、燃料タンク64、潤滑油タンク68
の側方から、動力ユニット22および後輪32の上側方
を覆うように形成されている。リヤカバー72の上縁
は、運転シート40の下縁の内側に臨んでいる。このリ
ヤカバー72の前下部は前記足置台54につらなってい
る。足置台54の前部は、操向軸筒12、前部フレー1
4等を前後から包むレッグシールド74に連なってい
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように、後部フレ−ムを
足置台の後部から後輪の上縁よ り低い位置で物入箱の下
方を通し、斜め上後方へのばして後輪の上方へ至 るよう
にし、物入箱の後方で後部フレ−ムからシ−ト支持ブラ
ケットを起立させ、物入箱の前端に運転シ−トの底板の
前端をヒンジで連結し、この底板の後端をシ−ト支持ブ
ラケットに支持しかつロックしたものである。
足置台の後部から後輪の上縁よ り低い位置で物入箱の下
方を通し、斜め上後方へのばして後輪の上方へ至 るよう
にし、物入箱の後方で後部フレ−ムからシ−ト支持ブラ
ケットを起立させ、物入箱の前端に運転シ−トの底板の
前端をヒンジで連結し、この底板の後端をシ−ト支持ブ
ラケットに支持しかつロックしたものである。
【0024】従って物入箱は平面視後輪に重なるにもか
かわらず十分に深くして大容量化でき、ヘルメットの収
納が可能になる。またシート支持ブラケットは斜め上後
方へのびて後輪の上方に至る後部フレームの後部に位置
するから十分に短かくなり、剛性の点で有利である。こ
のシート支持ブラケット付近の後部フレームには、運転
シート荷重が上方から加わり、クッションユニットの支
持荷重が下から上向きにほぼ逆方向に加わり、これらの
荷重が集中するからフレーム剛性の点で一層有利でフレ
ームの軽量化に一層適するものとなる。
かわらず十分に深くして大容量化でき、ヘルメットの収
納が可能になる。またシート支持ブラケットは斜め上後
方へのびて後輪の上方に至る後部フレームの後部に位置
するから十分に短かくなり、剛性の点で有利である。こ
のシート支持ブラケット付近の後部フレームには、運転
シート荷重が上方から加わり、クッションユニットの支
持荷重が下から上向きにほぼ逆方向に加わり、これらの
荷重が集中するからフレーム剛性の点で一層有利でフレ
ームの軽量化に一層適するものとなる。
【0025】 また、このシ−ト支持ブラケットにシ−ト
の底板をロックするから、シ−トの底板の前端がヒンジ
で連結される物入箱の前端が逆にこのシ−トの底板で支
持されることになる。このため物入箱の剛性を小さくし
てもシ−トの底板との協働作用により物入箱の剛性が不
足することがない。この結果物入箱の軽量化が可能であ
る。
の底板をロックするから、シ−トの底板の前端がヒンジ
で連結される物入箱の前端が逆にこのシ−トの底板で支
持されることになる。このため物入箱の剛性を小さくし
てもシ−トの底板との協働作用により物入箱の剛性が不
足することがない。この結果物入箱の軽量化が可能であ
る。
【0026】さらに、後部フレームは物入箱の下方から
斜め上後方へのびて後輪の上方へ至るから、シート支持
ブラケットの付近で後部フレームに支持されるクッショ
ンユニットの長さを十分に長く確保でき、後輪のストロ
ークも大きく確保できる。なお物入箱の前部内壁は、ヘ
ルメットをその頂部を上下方向にしかつヘルメットの前
後方向を車体前後方向にして収納した時にヘルメットの
曲面に沿うように平面視略円弧状としたから、物入箱の
前部の剛性が増大すると共に、運転シートの前部形状に
も沿う形状になり、物入箱やこれを覆うリヤカバーを運
転者の足が当たりにくい形状とすることができる。
斜め上後方へのびて後輪の上方へ至るから、シート支持
ブラケットの付近で後部フレームに支持されるクッショ
ンユニットの長さを十分に長く確保でき、後輪のストロ
ークも大きく確保できる。なお物入箱の前部内壁は、ヘ
ルメットをその頂部を上下方向にしかつヘルメットの前
後方向を車体前後方向にして収納した時にヘルメットの
曲面に沿うように平面視略円弧状としたから、物入箱の
前部の剛性が増大すると共に、運転シートの前部形状に
も沿う形状になり、物入箱やこれを覆うリヤカバーを運
転者の足が当たりにくい形状とすることができる。
【0027】また物入箱の前方にはフレームからブラケ
ットを起立させる必要がないから軽量化に適するばかり
でなく、このブラケットを設けた場合のように物入箱の
側方を通る補強ブラケットも不要であるから、車体幅が
増えることもない。
ットを起立させる必要がないから軽量化に適するばかり
でなく、このブラケットを設けた場合のように物入箱の
側方を通る補強ブラケットも不要であるから、車体幅が
増えることもない。
【図1】本発明の一実施例である2輪スクータの物入れ
空間と燃料タンクの配置を示す側面図
空間と燃料タンクの配置を示す側面図
【図2】同じく平面図
【図3】シート支持構造を示す側面図
【図4】シート支持ブラケットの斜視図
【符号の説明】 16 後部フレ−ム 20 操向バ−ハンドル 22 動力ユニット30 クッションユニット 32 後輪 34 シ−ト支持ブラケット 36 物入箱38 ヘルメット 40 運転シ−ト 40a 底板 42 ヒンジ 44 ロック装置54 足置台 64 液体タンクとして燃料タンク
Claims (1)
- 【請求項1】 操向バーハンドルと前後に長い運転シー
トとの間の下方に配設された略板状の足置台と、前記運
転シートの下方に配設されこの運転シートにより開閉さ
れる物入箱と、この物入箱の下方に配設されたユニット
スイング式の動力ユニットとを備えるスクータ型車両に
おいて、前記足置台の後部から後輪の上縁より低い高さ
で前記物入箱の下方を通って斜め上後方へのび後輪の上
方へ至る後部フレームと、前記運転シートの底板の前端
を前記物入箱の前端に連結するヒンジと、前記物入箱の
後方に隣接して前記後部フレームから上方へ起立し前記
運転シートの底板の後部荷重を受けると共にこの底板を
ロックするロック装置を保持するシート支持ブラケット
と、前記動力ユニットを支持し上端が前記シート支持ブ
ラケット付近に位置して前記後部フレームに保持された
クッションユニットとを備え、前記物入箱はヘルメット
頂点を上下方向にしヘルメット前後方向を車体前後方向
としてヘルメットを収納可能とし、その前部内壁をヘル
メットの曲面に沿わせて平面視略円弧状とする一方、前
記物入箱を平面視後輪に重ねるようにしたことを特徴と
するスクータ型車両の物入箱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4187625A JP2552222B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP4187625A JP2552222B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60160134A Division JPH0665555B2 (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | スク−タ型車輌の物入れ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05185975A JPH05185975A (ja) | 1993-07-27 |
JP2552222B2 true JP2552222B2 (ja) | 1996-11-06 |
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ID=16209388
Family Applications (1)
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JP4187625A Expired - Fee Related JP2552222B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | スクータ型車両のヘルメット収納箱装置 |
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JP (1) | JP2552222B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP5499283B2 (ja) * | 2010-12-10 | 2014-05-21 | 株式会社エム・システム技研 | 電動アクチュエータ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB819690A (en) | 1956-03-30 | 1959-09-09 | Innocenti Soc Generale | Improvements in or relating to motor-cycles |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS608211B2 (ja) * | 1980-06-06 | 1985-03-01 | 古河電気工業株式会社 | スリ−ブの外周に樹脂層を被覆する射出成型機の製品取出装置 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4187625A patent/JP2552222B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB819690A (en) | 1956-03-30 | 1959-09-09 | Innocenti Soc Generale | Improvements in or relating to motor-cycles |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05185975A (ja) | 1993-07-27 |
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