JPH0652497B2 - 信号記憶方法 - Google Patents

信号記憶方法

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JPH0652497B2
JPH0652497B2 JP60199463A JP19946385A JPH0652497B2 JP H0652497 B2 JPH0652497 B2 JP H0652497B2 JP 60199463 A JP60199463 A JP 60199463A JP 19946385 A JP19946385 A JP 19946385A JP H0652497 B2 JPH0652497 B2 JP H0652497B2
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JP
Japan
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memory
signal
data
counter
analog signal
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JP60199463A
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JPS6260199A (ja
Inventor
輝夫 古谷
Original Assignee
日立東京エレクトロニクス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] この発明は、信号処理技術さらにはアナログ信号の記憶
方式に適用して有効な技術に関し、例えばディジタル記
憶型オシロスコープにおける波形記憶方法に利用して有
効な技術に関する。
[背景技術] 従来、ディジタル記憶型オシロスコープにおいては、第
3図に示すように、入力アナログ信号を一定のサンプリ
ング周期でサンプリングしてアナログ・ディジタル変換
(以下A/D変換と称する)し、ディジタル化された値
をすべてメモリに記憶して波形を再生するようにされて
いた。
つまり、アナログ信号の時間的に変化のない部分あるい
は変化のゆるやかな部分も、変化の急峻な部分も同一の
時間間隔でA/D変換を行ない、その変換値をメモリに
記憶していた。そのため、変化のゆるやかなアナログ信
号を記憶する場合、メモリ内には同一のディジタル値が
連続して格納されることが多くなってメモリ使用効率が
悪いとともに、変化の急峻な部分での精度が相対的に低
いという問題点があった。
なお、ディジタル記憶型オシロスコープについては、日
経マグロウヒル社発行、「日経エレクトロニクス」19
82年11月8日号(No.303)、第205頁〜2
15頁に記載されている。
[発明の目的] この発明の目的は、波形の忠実度(もしくは再現性)を
低下させることなく、同一の記憶容量のメモリで多数の
波形を記憶できるような波形記憶方法を提供することに
ある。
この発明の他の目的は、メモリの記憶容量を増加させる
ことなく、忠実度の高い波形を記憶できるような波形記
憶方法を提供することにある。
この発明の名前ならびにほかの目的と新規な特徴につい
ては、本明細書の記述および添附図面から明らかになる
であろう。
[発明の概要] 本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、アナログ信号をサンプリングし、A/D変換
して記憶する場合に、例えばサンプリング・クロックの
ようなクロック信号を計数するカウンタと、A/D変換
値が変化したか否か判定する回路を設けて、A/D変換
値が同一である期間はメモリへのA/D変換値の書込み
を中断し、その間その継続時間をカウンタで計時してA
/D変換値が変化した時点でカウンタの値を継続時間デ
ータとしてメモリに書き込んでやるようにする。これに
よって、アナログ値の変化のゆるやかな部分で同一のA
/D変換値が連続している間はそれをすべてメモリに記
憶す必要をなくして、上記目的を達成するものである。
[実施例] 第1図には、本発明をディジタル記憶型オシロスコープ
におけるアナログ信号の波形記憶と再生回路に適用した
場合の一実施例が示されている。
入力アナログ信号Vinは、サンプルホールド回路1に
おいて一定の周期を持つサンプリング・クロックφsに
よってサプリングされ、保持される。サンプルホールド
回路1でサンプリングされA/D変換器2でA/D変換
された入力信号は、セレクタ3および判定回路4に供給
される。
判定回路4には1クロック前にサンプリングされた信号
をA/D変換した値が保持されていて、現在のA/D変
換値と比較し、同一の場合つまりアナログ信号Vinが
変化しなかった場合には、カウンタ5に対して起動信号
Sを出力してこれを起動させるとともに、セレクタ3に
対して切換信号Cを出力する。
セレクタ3は、アナログ信号Vinが変化している間は
A/D変換器2から出力されたディジタル信号を6へ供
給する。しかるに、セレクタ3は、判定回路4からの切
換信号Cを受けると、A/D変換器2の出力をメモリ6
へ供給するのを止め、代わりにカウンタ5の計数値をメ
モリ6へ供給する。
カンウタ5は、判定回路4からの起動信号Sによって例
えばサンプリング・クロックφsの計数を開始し、判定
回路4によってA/D変換器2の出力が変化したと判定
されるまで計数を続ける。これによって、カウンタ5の
計数値はアナログ信号Vinが変化しない継続時間に対
応した値(以下継続時間データと称する)になる。
この継続時間データはセレクタ3を介してメモリ6に供
給され、判定回路4によって信号が変化したと判定され
た時点で、メモリ6に書き込まれる。
また、判定回路4からは、そのときセレクタ3を介して
メモリ6へ供給されている信号がアナログ信号Vinの
A/D変換値なのか、カウンタ5の継続時間データなの
かを示す状態信号Bが供給されている。この状態信号B
は、セレクタ3を介してA/D変換値または継続時間デ
ータがメモリ6に書き込まれる際に、メモリ6に新たに
設けられた付加ビット6bに同時に書き込まれる。
なお、上記カウンタ5は、その計数値がメモリ6に書き
込まれるときにリセットされて、次の継続時間の計数に
備える。
以上のように、この実施例に従うと、アナログ信号Vi
nが同一レベルの期間は一つのA/D変換値とその継続
時間データのみがメモリ6に書き込まれるにすぎない。
そのため、サンプリング・クロックφsの周期が同一で
あれば、変化のゆるやかな信号に関してメモリ6に記憶
される波形データは、第3図に示す従来方法に比べて大
幅に減少される。その結果、同一の容量を持つメモリに
対しては波形の忠実度(再現性)を低下させることなく
数多くの波形を記憶することができる。
一方、第3図の方式に比べて基本となるサンプリング・
クロックφsの周期を小さくしておけば、第2図に示す
ようにアナログ信号Vinの変化の小さい部分と大きい
部分とで実質的なサンプリング周期を変えてやることが
できる。その結果、メモリ6の容量を増加させることな
く、記憶される波形の忠実度を向上させて、精度の高い
波形を再現することができるようになる。
記憶された波形の再生は、例えば次のようにして行なわ
れる。すなわち、第1図に示すごとく、メモリ6から読
み出されたデータは、ラッチ回路7またはカウンタ8へ
供給されるようになっている。上記メモリ6からのデー
タの読み出しと同時に、付加ビット6bに記憶されてい
るデータの性質を示す状態信号Bも読み出される。読み
出された状態信号Bによって、ラッチ回路7およびカウ
ンタ8側へ供給されたデータが、アナログ信号のA/D
変換値であることが指示されると、ラッチ回路7はその
データD/A変換器9へ供給する。また、D/A変換器
9におけるD/A変換が終了すると、ラッチ回路7はメ
モリ6から次のデータを読み出してラッチする。
このようにして、メモリ6から読み出された波形に関す
るデータのD/A変換を順次行なって行くうちに、デー
タと同時に読み出された付加ビット6b内の状態信号B
によって、読出しデータが継続時間データであることが
指示されると、そのデータはラッチ回路7にラッチされ
ず、代わりにカウンタ8へロードされる。
カウンタ8は、メモリ6から読み出された継続時間デー
タがロードされると、サンプリング・クロックφsと同
じ周期のクロックφcによってダウンカウントを開始す
る。このとき、ラッチ回路7には継続時間データの前に
読み出されたデータがラッチされている。従って、D/
A変換器9の出力電圧Voutは、カウンタ8が動作し
ている間同一のレベルを継持する。そして、カウンタ8
の計数値が「0」になった時点で、カウンタ8の出力信
号によってラッチ回路7がメモリ6から次のデータを読
み出してラッチする。
上記動作によって少くないデータに基づいて忠実度の高
い波形が再現される。
[効果] アナログ信号をサンプリングし、A/D変換して記憶す
る場合に、例えばサンプリング・クロックのようなクロ
ック信号を計数するカウンタと、A/D変換値が変化し
たか否か判定する回路を設けて、A/D変換値が同一で
ある期間はメモリへのA/D変換値の書込みを中断し、
その間その継続時間をカンウンタで計時してA/D変換
値が変化した時点でカウンタの値を継続時間データとし
てメモリに書き込むようにしたので、アナログ値の変化
のゆるやかな部分で同一のA/D変換値が連続している
間はそれがすべてメモリに記憶されることがないという
作用により、波形の忠実度(もしくは再現性)を低下さ
せることなく、同一の記憶容量のメモリで多数の波形を
記憶できる。もしくは、メモリの記憶容量を増加させる
ことなく、忠実度の高い波形を記憶できるという効果が
ある。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
[利用分野] 以上の説明では主として本発明者によってなされた発明
をその背景となった利用分野であるディジタル記憶型オ
シロスコープに適用した場合について説明したが、この
発明はそれに限定されるものでなく、音声信号あるいは
画像信号その他任意のアナログ信号をディジタル信号化
して記憶する装置一般に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明をディジタル記憶型オシロスコープの
波形記憶、再生部に適用した場合の一実施例を示すブロ
ック図、 第2図は、本発明に係る信号記憶方法における入力アナ
ログ信号のサンプリング方式の一例を示す説明図、 第3図は、従来のディジタル記憶型オシロスコープにお
ける入力アナログ信号のサンプリング方法を示す説明図
である。 1……サンプルホールド回路、2……A/D変換器、3
……セレクタ、4……判定回路、5……カウンタ(アッ
プ形)、6……メモリ、6b……付加ビット、7……ラ
ッチ回路、8……カウンタ(ダウン形)、9……D/A
変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたアナログ信号を一定の周期でサ
    ンプリングしてそれをディジタル信号に変換するととも
    に、ディジタル化された信号を監視して変化した場合に
    はディジタル値を、またディジタル化された信号が変化
    しない場合にはその継続時間を計時して継続時間データ
    を、それぞれメモリの第1記憶領域に連続して書き込ん
    で行き、上記メモリの第2記憶領域には上記第1記憶領
    域に記憶されたデータと対応してそのデータがアナログ
    信号の変換値であるのか継続時間データであるのかを示
    す1ビットの情報を書き込むようにしたことを特徴とす
    る信号記憶方法。
JP60199463A 1985-09-11 1985-09-11 信号記憶方法 Expired - Lifetime JPH0652497B2 (ja)

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