JPH0644254Y2 - 送電線の架線用吊り金車 - Google Patents

送電線の架線用吊り金車

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JPH0644254Y2
JPH0644254Y2 JP5163290U JP5163290U JPH0644254Y2 JP H0644254 Y2 JPH0644254 Y2 JP H0644254Y2 JP 5163290 U JP5163290 U JP 5163290U JP 5163290 U JP5163290 U JP 5163290U JP H0644254 Y2 JPH0644254 Y2 JP H0644254Y2
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JP
Japan
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hook
overhead
lines
wire car
fixed
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JP5163290U
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Inventor
昌司 中澤
Original Assignee
昌司 中澤
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は送電線の架線作業時に用いる架線用の吊り金車
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の送電線の架線用吊り金車としては第3図に示すフ
ック(イ)の下側に縦断面 形状に曲げた固定フレーム(ロ)を取付け、該固定フレ
ーム(ロ)と対向させて縦断面 形状の開閉フレーム(ハ)の上端部を左右から合接して
その中にメッセンジャーワイヤー(ニ)を挾み込み、螺
子(ホ)で締付け挾持すると共に固定フレーム(ロ)と
開閉フレーム(ハ)とで架線ロール(ヘ)を挾持できる
構成のものが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の送電線の架線用吊り金車にあっては、メッセンジ
ャーワイヤーに取付けている取付場所を変える場合等、
螺子(ホ)を緩めると開閉フレーム(ハ)側が開いてメ
ッセンジャーワイヤーから外れて落下する懸念があるた
め、両手で落ちないように支えながら螺子(ホ)を緩め
メッセンジャーワイヤから離脱させてクック(イ)にメ
ッセンジャーワイヤーを掛け直し、メッセンジャーワイ
ヤー上を滑らせて位置変えをしなければならなかった。
従って、メッセンジャーワイヤーへの取付け、位置変え
に必要なメッセンジャーワイヤーの挾持、離脱作業は手
間が掛かるのみならず危険性もあり誠に煩わしい問題点
を有していた。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、メッ
センジャーワイヤーへの取付移動作業が楽な姿勢で能率
よく行えてしかも安全性の高い送電線の架線用吊り金車
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案における送電線の架
線用吊り金車は、フックの背面側にフックの背面と平行
に上端側は枢軸に枢着し、下端側は挿嵌した固定螺子の
リードで横方向に傾動する傾動締付板を設け、前記傾動
締付板の上端側の左右位置に前記フックの側面より先端
側に向かってU字形に突出する固定杆を固着してなるも
のである。
〔作用〕
固定螺子を締めると、傾動締付板の下端側はフック側に
傾むき、上端側に取付けた固定杆の基部も同時にフック
側に傾むいて固定杆の先端側は上昇し、フック内に挿通
されているメッセンジャーワイヤーAを下側より掬い上
げてフック内面に押し付け挾持して固定することができ
る。前記とは逆に固定螺子を緩めると、固定杆の先端側
は下がりメッセンジャーワイヤーの押止が解けるので、
フックをメッセンジャーワイヤーに吊り下げた状態のま
ゝで即、移動さすことができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明する。
傾動締付板1は、例えば略直方形の鋼板で形成し、フッ
ク2の背面に横方向に取付けた枢軸3を中心に下端側が
フック先端側に向けて傾動可能に枢着されている。左右
の固定杆4、4は前記枢着した傾動締付板1の上端部の
左右の位置に基部を取付け、略U字形に棒状に曲げて先
端側はフック2の先端部5に向かってフック2の両側面
より先端側に突出させてフック2の下側に略下半円形を
形成している固定螺子6は傾動締付板1の下半部位置に
外側より螺入し、先端部をフック2の背面7に螺入され
ている。固定フレーム8は鋼板で縦断面略 形状に形成し、フック2の下側に下向きに固着してい
る。開閉フレーム9は鋼板で縦断面略 形状に形成し、前記固定フレーム8と対向した位置に設
ける。さらに詳しくは、前記固定フレーム8と上端部が
合接する位置に設け、固定フレーム8と開閉フレーム9
とで略逆立ちU字形を形成させる。架線ロール10は固定
フレーム8と開閉フレーム9との下端部の内側に架設さ
れている。螺子11は一端を固定フレーム8の上端部に固
着し略中央位置を開閉フレーム9の上端部に横方向に欠
設した開閉溝12中に挿嵌して蝶ナット13で締付けができ
る。
〔考案の効果〕
本考案は、上述のとおり構成されているので次に記載す
る効果を奏する。
フックが常にメッセンジャーワイヤーに吊り下げられた
状態で支持されているために、両手で架線用吊り金車を
支えておく必要がなく、片手で固定螺子を操作するのみ
で、固定杆がメッセンジャーワイヤーを押止して固定さ
せたり、或は緩めてそのまゝ移動さすことができ、楽な
姿勢で能率よくしかも安全な作業が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は送電線の架線用吊り金車の正面図、第2図は送
電線の架線用吊り金車の左側面図、第3図は従来の送電
線の架線用吊り金車の正面図である。 1……傾動締付板、2……フック 3……枢軸、4……固定杆 5……先端部、6……固定螺子 7……背面、8……固定フレーム 9……開閉フレーム、10……架線ロール 11……螺子、12……開閉溝 13……蝶ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フックの下側の左右に対向して設けたフレ
    ーム間にロールを挾持した送電線の架線用吊り金車にお
    いて、フック(2)の背面(7)側に、上端部は背面
    (7)と平行な横方向に設けた枢軸(3)に枢着し、下
    端側が横方向に傾動する傾動締付板(1)を設け、該傾
    動締付板(1)の上端側の左右位置に基部を固着し、先
    端部はフックの先端部(5)側に向かってフックの両側
    面よりU字形に突出させた固定杆(4)、(4)を設
    け、前記傾動締付板(1)に外側より螺入すると共に先
    端部を背面(7)に螺入した固定螺子(6)とよりなる
    送電線の架線用吊り金車。
JP5163290U 1990-05-16 1990-05-16 送電線の架線用吊り金車 Expired - Lifetime JPH0644254Y2 (ja)

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JPH0410508U JPH0410508U (ja) 1992-01-29
JPH0644254Y2 true JPH0644254Y2 (ja) 1994-11-14

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