JPH0446326Y2 - - Google Patents

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JPH0446326Y2
JPH0446326Y2 JP9114789U JP9114789U JPH0446326Y2 JP H0446326 Y2 JPH0446326 Y2 JP H0446326Y2 JP 9114789 U JP9114789 U JP 9114789U JP 9114789 U JP9114789 U JP 9114789U JP H0446326 Y2 JPH0446326 Y2 JP H0446326Y2
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hanger
tightening screw
metal fitting
guide pin
fittings
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、舞台用照明器具等の被取付物をバト
ンから吊り下げるハンガーに関するものである。
〔従来の技術〕
舞台用照明器具をバトンから吊り下げる際には
ハンガーを用いているが、舞台用照明器具の種類
によつてその大きさが異なるためハンガーの長さ
が同じであると照明器具の下端の高さがバラバラ
になり外観を損なうことがある。
そこで、従来、照明器具下端の位置を同じ高さ
にする必要がある場合には、第11図及び第12
図に示すように、長さ調節のできるハンガーを用
いて高さを調節するようにしていた。
この従来例では、スポツトライト等の舞台用の
照明器具1を下端に取り付けたハンガー2の上端
に取付具としてのバイス3を取り付け、該バイス
3でバトン4を挟持してバトン4から照明器具1
を吊り下げている。
ハンガー2は、L字型をなして水平片にはそれ
ぞれ照明器具1又はバイス3が固定された2個の
ハンガー金具5,6と該ハンガー金具5,6を互
いに結合する締めつけねじ7とからなつている。
そして、一方のハンガー金具5の縦片51にはそ
の長さ方向にわたり締めつけねじの挿通する長孔
52を設けると共に他方のハンガー金具6の縦片
61には締めつけねじ7に螺合する締めつけねじ
孔62を設けていて、締めつけねじ7が一方のハ
ンガー金具5の長孔52に挿通したのち他方のハ
ンガー金具6の締めつけねじ孔62に螺合してお
り、締めつけねじ7の締めつけ操作によりハンガ
ー2の長さを変えるようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記のようなハンガー2では、締め
つけねじ7の締めつけ力により直接生じる摩擦力
により2個のハンガー金具5,6を互いに保持さ
せており、照明器具1の重量が大きい場合には締
めつけ力を大きくする必要があり、締めつけねじ
7の操作が困難であまり大重量の場合には対応で
きないという問題があつた。
また、締めつけねじ7が緩んだ場合には、一方
のハンガー金具5の長孔52の上端が締めつけね
じ7に当たるまでハンガー2で吊り下げられてい
る照明器具1は一気に落下してしまい、照明器具
1やハンガー2等に大きな衝撃が加わり、故障の
原因になつたり損傷する恐れがあるという問題が
あつた。
本考案は、前記の背景に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、長さ調節の操作
性が良好なハンガーを提供することにある。さら
に、その目的は、締めつけねじが緩んで落下停止
する際の衝撃を緩和できるハンガーを提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本考案によるハン
ガーは、下端近傍に被吊り下げ物を取り付けたハ
ンガー金具と、上端近傍に取付具を取り付けたハ
ンガー金具と、前記一対のハンガー金具を互いに
結合する締めつけねじとを具備し、前記一対のハ
ンガー金具の一方には縦方向の長孔を設け、他方
のハンガー金具の被吊り下げ物又は取付具とは反
対の端部には前記締めつけねじに螺合する締めつ
けねじ孔を設け、前記一方のハンガー金具の長孔
に挿通した締めつけねじを他方のハンガー金具の
締めつけねじ孔に螺合して前記一対のハンガー金
具を互いに係止するハンガーにおいて、前記他方
のハンガー金具には締めつけねじ孔より縦方向中
央よりに前記一方のハンガー金具に当接する横方
向の突出部を設け、該突出部に関し前記締めつけ
ねじ孔と反対側に締めつけねじを締めつけた状態
で前記一対のハンガー金具の間隔を略平行に維持
するガイドピンを設けたものである。
そして、前記ハンガーは、ガイドピンが傾動自
在に前記他方のハンガー金具に取り付けられてい
てもよい。
また、ガイドピンが一対のハンガー金具を接近
させるように付勢されていてもよい。
〔作用〕
前記のように構成されたハンガーでは、締めつ
けねじに加えた力以上の締めつけ力が一対のハン
ガーに加わり軽い操作力で確実な保持ができる。
また、ガイドピンと突出部により加わる摩擦で
落下時の衝撃が緩和される。
〔実施例〕
第1図ないし第5図は本考案の1実施例を示す
ものであり、以下図面に基づき説明する。
第1図及び第2図に示すように、この実施例に
おいても、従来例同様に、ハンガー2は、下端に
スポツトライト等の舞台用の照明器具1を取り付
けると共に上端にバイス3を取り付け、該バイス
3でバトン4を挟持してバトン4から照明器具1
を吊り下げるものである。そして、ハンガー2
は、L字型をなして水平片にはそれぞれ照明器具
1又はバイス3が固定された2個のハンガー金具
5,6と該ハンガー金具5,6を互いに結合する
締めつけねじ7とを具備し、一方のハンガー金具
5の縦片51にはその長さ方向の略全長にわたり
締めつけねじの挿通する長孔52を設けると共に
他方のハンガー金具6の縦片61には締めつけね
じ7に螺合する締めつけねじ孔62を下端近傍に
設けていて、締めつけねじ7が一方のハンガー金
具5の長孔52に挿通したのち他方のハンガー金
具6の締めつけねじ孔62に螺合しており、締め
つけねじ7の締めつけ操作によりハンガー2の長
さを変えるようになつている。
このハンガー2においては、第2図に示すよう
に、一方のハンガー金具5の形状は従来例のもの
と全く同様であるが、他方のハンガー金具6には
締めつけねじ孔62のやや上方の一方のハンガー
金具5との対向面にその幅一杯に突出する突出部
63が形成されると共に、突出部63のさらに上
方にガイドピン8の螺合するガイドピンねじ孔6
4が設けられている。
ガイドピン8は、長孔52より大径の頭部81
と長孔52に挿通する首部82と該首部82より
小径でガイドピンねじ孔64に螺合するねじ部8
3とよりなり、首部82の長さが一方のハンガー
金具5の板厚と突出部63の高さの和に略等しい
ものとなつている。
では次に、このハンガー2の動作について説明
する。
各点で作用する力及び各点の支点からの距離を
第4図に示すようにすると、締めつけねじ7にF
という力が加わつた時、突出部63を支点とする
てことして動作し、ハンガー2に働く締めつけ力
F′は、 aP=bF F′=F+P から、 F′=(1+b/a)F となる。
例えば、 a=b の場合には、 F′=2F となり、締めつけ力として加えた力の2倍の力で
ハンガー2を保持することができるわけであり、
軽い締めつけ力で十分な保持力を発揮できハンガ
ー2の高さ調節の操作性が良好である。また。ガ
イドピン8があるため、締めつけねじ7の操作時
にハンガー金具5,6同士が回転するのを防止す
ることができ、締めつけねじ7が緩んだとしても
ハンガー金具5,6同士が完全に分離することを
防止して落下事故の発生を防止することができ
る。
第6図ないし第9図は本考案の他の実施例を示
すものであり、この実施例においては、先の実施
例とはガイドピン8の取り付けに関する構成にお
いて相違がある。
ハンガー金具6の突出部63の上方には、ガイ
ドピンねじ孔64にかえて長孔状のガイドピン孔
65が形成されている。そして、ガイドピン8
は、首部82の長さがハンガー金具5の板厚に略
等しくなつていて、ハンガー金具5,6の間で座
金9及びばね10が挿通されており、ねじ部83
がハンガー金具6のガイドピン孔65に挿通され
たのちに座金9をはさんでナツト11が螺合さ
れ、ガイドピン8及び突出部63でハンガー金具
5及びハンガー金具6が互いの間隔を略平行に維
持するように固定されている。
このハンガー2では、第9図に示すように、締
めつけねじ7が緩んで照明器具の取り付けられた
ハンガー金具5が落下しようとすると、ハンガー
金具5とはばね10により付勢された座金9とガ
イドピン8の頭部81との間に摩擦が働き、ガイ
ドピン8が頭部81を下げるように傾き、ガイド
ピン8の頭部81とハンガー金具6の突出部63
との間に挟み込まれたハンガー金具5は想像線で
示すように傾こうとする。
しかしながら、ハンガー金具5の下端には重量
のある照明器具1が取り付けられているためハン
ガー金具5はもとの状態を維持しようとし、ガイ
ドピン8とハンガー金具5との間の摩擦力はさら
に大きくなり、ハンガー金具5の下降速度は抑制
される。
そして、ハンガー金具5がさがりきるときに
は、ガイドピン8にハンガー金具5の長孔52の
上端が当接してガイドピン8は完全に傾き、ハン
ガー金具5をガイドピン8の頭部81と突出部6
3との間に挟み込むようにして落下時の衝撃を緩
和しつつ停止する。
第10図は本考案のさらに他の実施例を示すも
のであり、この実施例においても、第6図ないし
第9図の実施例と同様に、第1図ないし第5図の
実施例とはガイドピン8の取り付けに関する構成
において相違がある。
この実施例では、ハンガー金具6の突出部63
の上方には、ガイドピンねじ孔64にかえて長孔
状のガイドピン孔65が形成されている。そし
て、ガイドピン8は、首部82の長さがハンガー
金具5の板厚とハンガー金具6の突出部63の高
さ及び縦片61の板厚との和より長くなつてお
り、ハンガー金具6のガイドピン孔65に挿通し
て露出したねじ部83には座金9をはさんでナツ
ト11が螺合されている。
ハンガー金具6と座金9との間にはガイドピン
8に挿通されたばね10が圧縮状態で介在してお
り、このばね10の復帰力によりガイドピン8の
頭部81に押されてハンガー金具5にはハンガー
金具6に接近する方向の力が加わつている。
このハンガー2では、ばね10により、ハンガ
ー金具10には常時傾けようとする力が加わつて
おり、締めつけねじ7が緩むと、ハンガー金具5
はガイドピン8の頭部81とハンガー金具6の突
出部63との間に挟み込まれて傾くようにばね力
が加わつて摩擦力が働く一方、ハンガー金具5に
は照明器具1の重量によりもとの方向を維持する
ような力が働き、その結果、摩擦により落下速度
を緩めるようになり、落下時の衝撃を緩和する。
なお、締めつけねじ7、突出部63、ガイドピ
ン8の間の距離は、必要に応じて任意の値に設定
すればよいのはもちろんである。また、バイス3
の取り付けられたハンガー金具6に長孔を設け、
照明器具1の取り付けられたハンガー金具5に締
めつけねじ孔を設けるようにしてもよい。さら
に、突出部の幅はハンガー金具の幅と同じでなく
てもよい。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成されているので、下
記に記載する効果を奏する。
請求項1のハンガーにおいては、軽い締めつけ
力で十分な保持力を発揮できハンガーの長さ調節
の操作性が良好である。
請求項2のハンガーにおいては、締めつけねじ
が緩んで被吊り下げ物が落下した場合でも衝撃が
緩和されて損傷の恐れがない。
請求項3のハンガーにおいては、締めつけねじ
が緩んで被吊り下げ物が落下した場合の衝撃の緩
和をより確実に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の実施例を示すも
のであり、第1図は使用状態の側面図、第2図は
分解斜視図、第3図は斜視図、第4図は動作を説
明する要部縦断断面図、第5図はガイドピンの正
面図である。第6図ないし第9図は本考案の他の
実施例を示すものであり、第6図は使用状態の側
面図、第7図は分解斜視図、第8図は要部縦断断
面図、第9図は動作を説明する要部縦断断面図で
ある。第10図は本考案のさらに他の実施例を示
す要部縦断断面図である。第11図及び第12図
は本考案に対する従来例を示すものであり、第1
1図は使用状態の側面図、第12図は要部縦断断
面図である。 2……ハンガー、5……ハンガー金具、6……
ハンガー金具、7……締めつけねじ、8……ガイ
ドピン、9……座金、10……ばね、11……ナ
ツト、51……縦片、52……長孔、61……縦
片、62……締めつけねじ孔、63……突出部、
64……ガイドピンねじ孔、65……ガイドピン
孔、81……頭部、82……首部、83……ねじ
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下端近傍に被吊り下げ物を取り付けたハンガ
    ー金具と、上端近傍に取付具を取り付けたハン
    ガー金具と、前記一対のハンガー金具を互いに
    結合する締めつけねじとを具備し、前記一対の
    ハンガー金具の一方には縦方向の長孔を設け、
    他方のハンガー金具の被吊り下げ物又は取付具
    とは反対の端部には前記締めつけねじに螺合す
    る締めつけねじ孔を設け、前記一方のハンガー
    金具の長孔に挿通した締めつけねじを他方のハ
    ンガー金具の締めつけねじ孔に螺合して前記一
    対のハンガー金具を互いに係止するハンガーに
    おいて、前記他方のハンガー金具には締めつけ
    ねじ孔より縦方向中央よりに前記一方のハンガ
    ー金具に当接する横方向の突出部を設け、該突
    出部に関し前記締めつけねじ孔と反対側に締め
    つけねじを締めつけた状態で前記一対のハンガ
    ー金具の間隔を略平行に維持するガイドピンを
    設けたことを特徴とするハンガー。 (2) ガイドピンは傾動自在に前記他方のハンガー
    金具に取り付けられていることを特徴とする請
    求項1記載のハンガー。 (3) ガイドピンは一対のハンガー金具を接近させ
    るように付勢されていることを特徴とする請求
    項1または2記載のハンガー。
JP9114789U 1989-08-01 1989-08-01 Expired JPH0446326Y2 (ja)

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JPH0330313U JPH0330313U (ja) 1991-03-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016215201A (ja) * 2010-11-25 2016-12-22 エスシーエル・インターナショナル・スペシャル・コーチング・ラボラトリーScl International Special Coating Laboratory 二重レンズ保持デバイス

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