JP6643670B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関し、特に、照明器具本体の落下を防止する落下防止部材を備えた照明器具に関する。
従来、高所に設置した照明器具本体が何らかの原因で地面などに落下してしまうことを防止するため、安全対策の一つとして、照明器具本体の落下を防止する落下防止部材を備えた照明器具が利用されている。照明器具は、一端が造営物に固定されたワイヤロープを用いた落下防止部材により、照明器具本体が保持されるように構成される。
この種の照明器具としては、被保持部材たる照明装置本体が床面等に衝突しないように懸吊して落下が制限されるときに生ずる衝撃を、伸縮又は変形で吸収するコイルばねを有する落下防止部材を備えた構造が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
特許文献1では、被保持部材の落下が制限されるときに生じる衝撃を、コイルばねの伸縮又は変形に伴って消費されるエネルギとして落下防止部材が吸収できる、としている。
特開2010−9984号公報
ところで、照明器具では、照明器具本体の落下防止時に生ずる衝撃力を、より低減可能な構造が求められており、上述の特許文献1の構成だけでは十分ではなく、更なる改良が求められている。
そこで、本発明の目的は、照明器具本体の落下防止時に生ずる衝撃力を、より低減可能な照明器具を提供することにある。
本発明の照明器具は、照明器具本体と、造営物に上記照明器具本体を取り付ける取付部材と、上記照明器具本体の落下を防止する落下防止部材と、を備えている。上記落下防止部材は、連結具と、ワイヤ取付具と、取付補助具と、結合具と、を有している。上記連結具は、上記照明器具本体に設けられている。上記ワイヤ取付具は、上記造営物に一端が固定されたワイヤロープの他端が取り付けられる。上記取付補助具は、上記連結具と上記ワイヤ取付具とが接するように、上記ワイヤ取付具を支持するように構成されている。上記結合具は、上記ワイヤ取付具と上記取付補助具との間に上記連結具を挟んで上記ワイヤ取付具と上記取付補助具とを結合するように構成されている。上記取付補助具は、上記ワイヤ取付具および上記連結具と比較して機械的強度が低くなるように構成されている。上記ワイヤ取付具は、上記ワイヤロープに引かれる力が所定の上限値を超える場合に上記連結具との間に生ずる摩擦力に抗して変位するように構成されている。上記取付補助具は、上記ワイヤ取付具が上記ワイヤロープに引かれる力で塑性変形するように構成され、上記連結具は、連結具側平板部を有する。上記ワイヤ取付具は、ワイヤ取付具側平板部を有する。上記結合具は、上記ワイヤ取付具側平板部と上記取付補助具との間に上記連結具側平板部を挟んで上記ワイヤ取付具と上記取付補助具とを結合している。上記連結側平板部の一方の主面である第1主面は、上記ワイヤ取付側平板部の一方の主面である第2主面と対向している。上記第1主面における上記第2主面と対向する対向領域の全体が、上記第2主面と接触している。
本発明の照明器具は、照明器具本体の落下防止時に生ずる衝撃力を、より低減することが可能となる。
図1は、実施形態の照明器具の施工状態を示す正面図である。 図2は、実施形態の照明器具を示す平面図である。 図3は、実施形態の照明器具を示す側面図である。 図4は、実施形態の照明器具の要部を示す分解斜視図である。 図5は、実施形態の照明器具の要部を説明する断面説明図である。 図6は、実施形態の照明器具の要部の動作を説明する断面説明図である。 図7は、実施形態の照明器具の要部の動作を説明する断面説明図である。 図8は、実施形態の照明器具の要部の動作を説明する断面説明図である。
以下では、本実施形態の照明器具10について、図1ないし図8を参照しながら説明する。図中において、同じ部材に対しては、同じ符号を付して重複する説明を省略する。各図面が示す部材の大きさや位置関係は、説明を明確にするために誇張していることがある。以下の説明において、本実施形態を構成する各要素は、複数の要素を一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、一の部材の機能を複数の部材で分担して実現してもよい。
本実施形態の照明器具10は、図1ないし図4に示すように、照明器具本体1と、造営物11に照明器具本体1を取り付ける取付部材2と、照明器具本体1の落下を防止する落下防止部材3と、を備えている。落下防止部材3は、連結具4と、ワイヤ取付具6と、取付補助具7と、結合具8と、を有している。連結具4は、照明器具本体1に設けられている。ワイヤ取付具6は、造営物11に一端が固定されたワイヤロープ5の他端が取り付けられる。取付補助具7は、連結具4とワイヤ取付具6とが接するように、ワイヤ取付具6を支持する。結合具8は、ワイヤ取付具6と取付補助具7との間に連結具4を挟んでワイヤ取付具6と取付補助具7とを結合するように構成されている。取付補助具7は、ワイヤ取付具6および連結具4と比較して機械的強度が低くなるように構成されている。ワイヤ取付具6は、図5ないし図8に示すように、ワイヤロープ5に引かれる力が所定の上限値を超える場合に連結具4との間に生ずる摩擦力に抗して変位するように構成されている。図6ないし図8における白抜きの矢印は、ワイヤロープ5がワイヤ取付具6を引っ張る力の向きを例示している。取付補助具7は、図7および図8に示すように、ワイヤ取付具6がワイヤロープ5に引かれる力で塑性変形するように構成される。
本実施形態の照明器具10は、ワイヤ取付具6が連結具4との間に生ずる摩擦力に抗して変位し、取付補助具7が塑性変形することで、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を、より低減することが可能となる。
以下では、本実施形態の照明器具10の各構成について説明する。本実施形態の照明器具10は、高速道路のトンネル内の表示灯を構成している。表示灯は、たとえば、所定のピクトグラムや文字が表記され、車両の運転者などに各種の情報を提供できるように構成されている。
照明器具本体1は、図1ないし図3に示すように、筐体1aと、表示パネル1bと、を備えている。筐体1aは、内部が空洞な箱状に形成されている。筐体1aは、光源と、電源ユニットと、を内部に収納している。
筐体1aは、本体部1a1と、扉部1a2と、蝶番1a3と、スナップ錠1a4と、を備えている。本体部1a1は、有底角筒状の外形形状をしている。扉部1a2は、本体部1a1の開口を塞ぐことができるように構成されている。扉部1a2は、正面視において、矩形状の開口部1aaが設けられている。すなわち、扉部1a2は、矩形枠板状の外形形状をしている。筐体1aは、扉部1a2の開口部1aaを塞ぐように、表示パネル1bが設けられている。本体部1a1および扉部1a2は、ステンレスの折り曲げ加工により形成することができる。本体部1a1および扉部1a2の材料は、たとえば、ステンレスだけに限られず、鋼板、アルミニウムなどの金属材料を用いることもできる。本体部1a1と扉部1a2とは、同じ材料で形成されてもよいし、異なる材料で形成されてもよい。
蝶番1a3は、本体部1a1に対して、扉部1a2が開いた状態と、扉部1a2が閉じた状態とに、扉部1a2が回転できるように構成されている。蝶番1a3は、照明器具10の正面視において、筐体1aの一側面側に取り付けられている。蝶番1a3は、本体部1a1と扉部1a2とに跨って設けられている。スナップ錠1a4は、照明器具10の正面視において、蝶番1a3が設けられた筐体1aの一側面と反対側に取り付けられている。スナップ錠1a4は、本体部1a1に設けられている。スナップ錠1a4は、扉部1a2に設けられた突起1a7に、ラッチアーム1a5を引っ掛けてレバー1a6を倒すことにより、扉部1a2を本体部1a1に対して閉じた状態で固定できるように構成されている。
表示パネル1bは、矩形平板状の外形形状をしている。表示パネル1bは、透光性材料により形成されている。表示パネル1bの材料は、ガラス、アクリル樹脂などの透光性材料を用いることができる。表示パネル1bには、たとえば、所定のピクトグラムや文字が形成されている。
光源は、表示パネル1bを照射することができるように形成されている。光源は、LEDユニットを用いることができる。電源ユニットは、光源を点灯させることができるように構成されている。電源ユニットは、外部の交流電源からの交流電力を、光源の点灯に適合する直流電力に変換する。電源ユニットは、電力変換した電力を光源に供給する。電源ユニットは、たとえば、AC−DCコンバータを用いて構成することができる。光源は、LEDユニットだけに限られず、放電灯などを利用することもできる。電源ユニットは、光源の種類に合わせて種々の構成とすることができる。電源ユニットは、蓄電池と電気的に接続されていてもよい。照明器具本体1は、取付部材2によって、たとえば、トンネルの壁や天井などの造営物11に取り付けられる。
取付部材2は、照明器具本体1の本体部1a1に設けられている。取付部材2は、たとえば、本体部1a1に溶接などにより固着してもよいし、本体部1a1にボルトとナットなどで固定されていてもよい。取付部材2は、造営物11に固定された保持金具12に、固定具2aで保持されるように構成されている。保持金具12は、たとえば、造営物11に埋め込まれたアンカーボルトなどに取り付けられている。固定具2aは、たとえば、ボルトとナットを用いることができる。取付部材2は、照明器具10の正面視において、L字状の外形形状をしている。取付部材2は、板状の金属板の折り曲げ加工により形成させることができる。取付部材2は、照明器具本体1の大きさや重量に応じて複数設けることができる。取付部材2は、図2に示すように、厚み方向に貫通する長穴部2aaを備えている。取付部材2は、固定具2aとしてのボルトを長穴部2aaに挿入して保持金具12とナットで固定できるように構成されている。取付部材2は、蝶番1a3が取り付けられた筐体1aの一側面に設けられている。照明器具10は、造営物11に直接的に螺子などを螺子止めにより固定する構成としてもよい。照明器具10は、造営物11に直接的に螺子により螺子止めする場合、螺子止めする螺子が取付部材2として機能する。照明器具10では、たとえば、光源や電源ユニットなどが内蔵され、重量が数〔kg〕ないし数十〔kg〕に及ぶ場合もある。取付部材2は、照明器具本体1を支えることができるように適宜の構成で形成すればよい。
以下では、本実施形態の照明器具10における落下防止部材3の構成について詳述する。
落下防止部材3は、図4ないし図8に示すように、連結具4とワイヤ取付具6と取付補助具7と結合具8とに加え、スペーサパイプ9を備えている。以下では、ワイヤ取付具6に取り付けられるワイヤロープ5をワイヤ5と称し、スペーサパイプ9をスペーサ9とも称する。
連結具4は、第1平板4aと、第2平板4bと、第3平板4cと、を備えている。第1平板4aは、矩形平板状の外形形状をしている。第2平板4bは、長尺の平板状の外形形状をしている。第3平板4cは、矩形平板状の外形形状をしている。連結具4は、第2平板4bの長手方向の一端から第1平板4aが突出するように設けられている。第1平板4aは、第2平板4bと直交する方向に沿って設けられている。連結具4は、第2平板4bの長手方向の一端と反対の他端から第3平板4cが突出するように設けられている。第3平板4cは、第2平板4bと直交する方向に沿って設けられている。第1平板4aと第3平板4cとは、第2平板4bから同じ方向に突出して設けられている。言い換えれば、連結具4は、第1平板4aと第2平板4bと第3平板4cとで、正面視において、U字状の外形形状をしている。第1平板4aは、第1平板4aの中央部より先端側に、厚み方向に貫通する第1貫通孔4aaを備えている。第1貫通孔4aaは、円形状に形成されている。
第2平板4bは、厚み方向に貫通する第1挿通孔4abを備えている。第2平板4bは、第1挿通孔4abを挿通する取付ボルト4tと取付ナット4sとを用いて照明器具本体1に固定されている。第2平板4bは、長手方向に沿って複数の第1挿通孔4abを設けることができる。第2平板4bは、照明器具本体1を保持できるように、適宜に第1挿通孔4abを設ければよい。第3平板4cは、第2平板4bと同様の構成に形成されている。連結具4の材料としては、たとえば、ステンレス、金属めっき処理された鋼板などの金属材料を用いて形成することができる。連結具4は、たとえば、厚さ4.0〔mm〕のステンレス材で形成することができる。
ワイヤ5は、一端が造営物11に固定され、他端がワイヤ取付具6および取付補助具7に取り付けられる。ワイヤ5は、ワイヤ取付具6に取り付けられていればよく、ワイヤ取付具6と取付補助具7の両方に取り付けられている必要はない。ワイヤ5は、照明器具本体1の落下防止用のワイヤとして機能する。ワイヤ5は、筒状の圧着スリープ5aを備えている。圧着スリープ5aは、ワイヤ5の先端部分をループ状に曲げて、圧着することができるように構成されている。ワイヤ5は、たとえば、ループ状の部分を用いて、ワイヤ取付具6および取付補助具7に取り付けられる。ワイヤ5は、ワイヤ取付具6および取付補助具7に取り付けられる構造であれば、ループ状の部分を用いて、ワイヤ取付具6および取付補助具7に直接取り付けられる構造だけに限られない。ワイヤ5の材質は、たとえば、ステンレスを用いることができる。ワイヤ5は、照明器具本体1の重量やワイヤ5の長さなどによるが、たとえば、直径2.0〔mm〕の線材を用いることができる。
ワイヤ取付具6は、第1平板部6aと、第2平板部6bとを備えている。第1平板部6aは、矩形平板状の外形形状をしている。第2平板部6bは、矩形平板状の外形形状をしている。第1平板部6aと第2平板部6bとは、互いに直交する方向に沿って配置される。第1平板部6aは、第2平板部6bの先端から第2平板部6bと直交する方向に突出している。言い換えれば、ワイヤ取付具6は、正面視において、第1平板部6aと第2平板部6bとでL字状の外形形状をしている。第1平板部6aは、第1平板部6aの中央部に厚み方向に貫通する第1開口孔6aaを備えている。第1平板部6aは、ワイヤ5が第1開口孔6aaに挿通されて保持できるように構成されている。第1開口孔6aaは、円形状に形成されている。第1開口孔6aaは、ワイヤ5の直径よりも大きな内径で形成されている。第2平板部6bは、第2平板部6bの中央部に、厚み方向に貫通する第2貫通孔6abを備えている。第2貫通孔6abは、第1平板部6aと第2平板部6bとが連結されている第2平板部6bの先端から離れる方向が、長手方向となるように長円形に形成されている。ワイヤ取付具6は、結合具8を介して、連結具4に対して移動可能に連結されている。ワイヤ取付具6は、長円形状の第2貫通孔6abの長手方向が鉛直方向に沿うように配置される。ワイヤ取付具6の材料は、たとえば、ステンレスもしくは金属めっき処理された鋼板を用いることができる。ワイヤ取付具6は、たとえば、厚さが4〔mm〕のステンレスで形成することができる。
取付補助具7は、第1板7aと、第2板7bと、第3板7cと、を備えている。第1板7aは、矩形平板状の外形形状をしている。第2板7bは、矩形平板状の外形形状をしている。第3板7cは、矩形平板状の外形形状をしている。第3板7cは、第1板7aよりも小さく形成されている。取付補助具7は、第2板7bの一端から第1板7aが突出するように設けられている。第1板7aは、第2板7bと直交する方向に沿って設けられている。取付補助具7は、第2板7bの一端と反対の他端から第3板7cが突出するように設けられている。第3板7cは、第2板7bと直交する方向に沿って設けられている。第1板7aと第3板7cとは、第2板7bから同じ方向に突出して設けられている。第1板7aは、第1板7aの中央部より先端側に、厚み方向に貫通する第2開口孔7aaを備えている。第1板7aは、ワイヤ5が第2開口孔7aaに挿通できるように構成されている。第2開口孔7aaは、円形状に形成されている。第2開口孔7aaは、ワイヤ5の直径よりも大きな内径で形成されている。
照明器具10は、ワイヤ取付具6の第1平板部6aと取付補助具7の第1板7aとを重ねて取り付けた状態において、ワイヤ取付具6の第1開口孔6aaと、取付補助具7の第2開口孔7aaと、が連なった開口を形成できるように構成されている。取付補助具7は、第2開口孔7aaの内径を、第1開口孔6aaの内径と略同じ大きさに形成されている。第2板7bは、厚み方向に貫通する第3貫通孔7abを備えている。第3貫通孔7abは、円形状に形成されている。照明器具10は、ワイヤ取付具6の第1平板部6aと取付補助具7の第1板7aとを重ねて連結具4に当接させた状態において、ワイヤ取付具6の第2貫通孔6abと、連結具4の第1貫通孔4aaと、が連なった貫通口を形成できるように構成されている。照明器具10は、ワイヤ取付具6の第1平板部6aと取付補助具7の第1板7aとを重ねて連結具4に当接させた状態において、第2貫通孔6abと第1貫通孔4aaの取付補助具7への投影面に第3貫通孔7abが配置できるように構成されている。
取付補助具7の材料は、ワイヤ取付具6と同じ、ステンレスもしくは金属めっき処理された鋼板を用いることができる。取付補助具7は、ワイヤ取付具6と比較して、厚みを薄くしている。取付補助具7は、たとえば、厚さ0.8〔mm〕のステンレス材で形成することができる。取付補助具7は、ワイヤ取付具6および連結具4に比べて厚みを薄くすることで、機械的強度が低くなるように構成している。取付補助具7は、ワイヤ取付具6と同じ材料を用いる場合だけでなく、異なる材料を用いてもよい。照明器具10は、ワイヤ取付具6と取付補助具7とを異なる材料で形成させる場合、たとえば、ワイヤ取付具6をステンレスで形成し、取付補助具7を鋼板で形成させることができる。ワイヤ取付具6と取付補助具7とは、同じ厚みで形成する場合、鋼板と比較してステンレスの方が硬く機械的強度を高くすることができる。取付補助具7は、ワイヤ5が引かれる力が所定の上限値を超える場合に、ワイヤ取付具6や連結具4と比較して塑性変形しやすい構成とすることができる。言い換えれば、取付補助具7は、衝撃吸収体を構成している。
結合具8は、ボルト8aと、ナット8bと、を備えている。結合具8は、さらに、ワッシャ8cを備えていてもよい。ナット8bは、第1ナット8b1および第2ナット8b2の2つで構成している。ボルト8aは、頭部8a1と、軸部8a2とを備えている。ボルト8aは、軸部8a2がワイヤ取付具6の第2貫通孔6abに挿通され、第2貫通孔6ab周りの第2平板部6bに頭部8a1が保持されるように構成されている。ボルト8aは、ワイヤ取付具6から突出し、スペーサ9に挿通されてワイヤ取付具6と反対の取付補助具7に、軸部8a2を貫通させている。照明器具10は、ワイヤ取付具6の第2平板部6bから突出するボルト8aの軸部8a2を、取付補助具7の第3貫通孔7ab、ワッシャ8cに通し、第1ナット8b1、第2ナット8b2によりボルト8aを固定している。
スペーサ9とワイヤ取付具6とは、スペーサ9が第2貫通孔6abに挿通され、第2貫通孔6abの長手方向にスペーサ9が移動できるように構成されている。スペーサ9と連結具4とは、スペーサ9が第1貫通孔4aaに挿通され、第1貫通孔4aaで移動できるように、スペーサ9の外径が第1貫通孔4aaの内径よりも小さく構成されている。取付補助具7は、第3貫通孔7abの内径を、ボルト8aの軸部8a2よりも大きく構成している。スペーサ9は、スペーサ9の外径を、第3貫通孔7abの内径よりも大きく構成している。スペーサ9と取付補助具7とは、ボルト8aの軸部8a2が第3貫通孔7abに挿通され、第3貫通孔7ab周りの第2板7bにスペーサ9が当接できるように構成されている。
照明器具10は、結合具8により、ワイヤ取付具6と連結具4と取付補助具7とが連結されている。ワッシャ8cと第2ナット8b2とは、ボルト8aの長手方向に沿って、第1ナット8b1を挟んで位置されている。ワッシャ8cと第2ナット8b2とは、ボルト8aに対する第1ナット8b1の位置がずれないように設けられている。第1ナット8b1と第2ナット8b2とは、互いに逆方向に締めて緩みを防止するダブルナットを構成している。結合具8は、ボルト8aと、第1ナット8b1とだけで構成してもよい。
照明器具10は、スペーサ9および取付補助具7を介して、連結具4とワイヤ取付具6とをボルト8aとナット8bとで締めて、ワイヤ5に引かれる力が所定の上限値を超えなければ、連結具4に対してワイヤ取付具6が動かないように構成することができる。ワイヤ取付具6と取付補助具7とは、スペーサ9を介して配置されている。スペーサ9は、ワイヤ取付具6と取付補助具7との間隔を一定に保つことができる。ワイヤ取付具6と連結具4とは、取付補助具7および結合具8により、互いに近づく向きに押圧される。スペーサ9の材料は、ステンレスを用いることができる。スペーサ9は、ステンレスなどの金属材料だけに限られず樹脂材料を用いて形成してもよい。スペーサ9は、円筒状の外形形状をしている。スペーサ9は、内部にボルト8aの軸部8a2を挿通することができるように形成されている。
スペーサ9の長さは、ワイヤ取付具6における第2平板部6bの厚みと、取付補助具7における第2板7bの厚みと、第2板7bから突出した第3板7cの長さと、の合計よりも若干短く設定している。照明器具10では、取付補助具7およびスペーサ9を介して、ボルト8aとナット8bとが設けられることにより、ワイヤ取付具6と連結具4とが近づく向きに押圧する押圧力を付与できるように構成されている。照明器具10では、連結具4と第3板7cが当接する取付補助具7が塑性変形しない程度の押圧力を、ワイヤ取付具6における第2平板部6bと連結具4における第1平板4aとの間に付与して、ワイヤ取付具6と取付補助具7とが保持される。
落下防止部材3は、図5に示すように、ワイヤ取付具6の第2平板部6bと取付補助具7の第2板7bとが平行となるように、第1平板部6aと第1板7aとを重ねた状態で、第2平板部6bと第3板7cとで連結具4の第1平板4aを挟み込むように配置している。ワイヤ取付具6と取付補助具7とは、第2平板部6bと第3板7cとで連結具4の第1平板4aを挟み込んだ状態で、ボルト8aの軸部8a2とスペーサ9とが、第2貫通孔6abと第1貫通孔4aaとに挿通できるように配置される。
ワイヤ取付具6は、第1平板部6aと取付補助具7の第1板7aとを重ねた状態で、連結具4における第1平板4aの先端を第1板7aに当接させた場合、スペーサ9の外周が第2貫通孔6abにおける第1平板部6a側の内縁と当接するように配置される。連結具4は、ワイヤ取付具6の第1平板部6aと取付補助具7の第1板7aとを重ねた状態で、第1平板4aの先端を第1板7aに当接させた場合、スペーサ9の外周が第1貫通孔4aaにおける第2平板4b側の内縁と当接するように配置される。ボルト8aは、第1ナット8b1および第2ナット8b2により、ワイヤ取付具6、連結具4、取付補助具7およびワッシャ8cを挟み込んで固定する。スペーサ9は、ボルト8aが第1ナット8b1および第2ナット8b2で締め付けられた状態で、一端がボルト8aの頭部8a1と当接し、他端が取付補助具7の第3貫通孔7ab周りの第2板7bと当接するように取り付けられる。
本実施形態の照明器具10では、結合具8は、ボルト8aと、ナット8bで構成している。ナット8bは、ボルト8aの軸部8a2に螺子止め可能な構成としている。結合具8は、軸部8a2が挿通する筒状のスペーサ9を備えている。連結具4は、スペーサ9を挿通させる円形状の第1貫通孔4aaを有している。ワイヤ取付具6は、スペーサ9を挿通させる長円状の第2貫通孔6abを有している。取付補助具7は、軸部8a2を挿通する円形状の第3貫通孔7abを有している。ボルト8aとナット8bとは、連結具4を挟んでワイヤ取付具6と取付補助具7とを結合させている。ボルト8aの頭部8a1とナット8bとは、スペーサ9により、軸部8a2の軸方向に沿った所定の間隔を隔てて、連結具4と取付補助具7とを配置させている。取付補助具7は、連結具4とワイヤ取付具6とが接するように、側面視において、一端部をワイヤ取付具6に当接させ、一端部と反対の他端部を連結具4に当接させている。
照明器具10は、2本のワイヤ5を照明器具本体1側に取り付けることができるよう、連結具4の両端にワイヤ取付具6と取付補助具7との組を2つ備えている。ワイヤ取付具6と取付補助具7とは、2組に限られず、1組以上あればよい。ワイヤ取付具6と取付補助具7とは、2組以上設けることで1組の場合と比較して、より落下防止の信頼性を高めることが可能となる。
ところで、照明器具は、種々の場所で利用されており、たとえば、高速道路のトンネル内を照らす照明灯や表示灯として設置される場合、通行車両の排気ガスや冬季における路面の凍結を防止する凍結防止剤で、取付部材や保持金具などが腐食する場合がある。照明器具は、取付部材や保持金具の腐食などに伴う照明器具本体の落下防止対策として、落下防止部材を備えている。落下防止部材は、たとえば、造営物に一端が固定されたワイヤロープの他端を保持するアイボルトを照明器具本体に設けた構成とすることが考えられる。アイボルトは、頭頂部が輪状のボルトであり、ワイヤロープを頭頂部の輪に通して照明器具本体を吊り上げて保持する。
照明器具は、照明器具本体が何らかの原因で落下する場合、ワイヤロープがアイボルトを保持することで、照明器具本体の落下を防止することができる。照明器具では、たとえば、光源や電源ユニットなどが内蔵され筐体が金属材料で形成される場合、重量が40〔kg〕以上となる場合もある。照明器具は、照明器具本体の重量やワイヤロープの長さなどにもよるが、たとえば、直径3.0〔mm〕のワイヤロープを使用して照明器具本体の落下を抑制できるものの、照明器具本体の落下防止時にワイヤロープから落下防止部材が受ける衝撃力が大きくなる。照明器具は、ワイヤロープから受ける衝撃力に対応して落下防止部材の機械的強度を高めると、照明器具本体に衝撃力が伝わり、照明器具本体に損傷を生じる虞がある。照明器具は、照明器具本体に加わる衝撃力を低減できれば、ワイヤロープの直径を小さくすることができる。照明器具は、照明器具本体に加わる衝撃力を低減できれば、落下防止部材全体を小さくでき、見栄えもよく低コスト化にもつながる。
本実施形態の照明器具10は、ワイヤ取付具6が連結具4との間に生ずる摩擦力に抗してワイヤ取付具6が変位し、取付補助具7が塑性変形することで、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を、より低減することができる。本実施形態の照明器具10は、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を、より低減することができるので、ワイヤロープの直径をより小さく、落下防止部材3全体もより小さくできるため、照明器具10の見栄えもよく低コスト化も可能となる。
以下では、本実施形態の照明器具10が照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を低減させる機構について、図5ないし図8を用いて詳細に説明する。
照明器具10は、図5で示す連結具4にワイヤ取付具6および取付補助具7が取り付けられた状態で、何らかの原因により照明器具本体1が保持金具12および取付部材2で保持されなくなった場合、ワイヤ5で照明器具本体1が保持される。照明器具10は、照明器具本体1が自重で落下する向きに動いた際に、造営物11に一端が固定されたワイヤ5でワイヤ取付具6および取付補助具7が引っ張られる。
照明器具10では、ワイヤ5でワイヤ取付具6がより引かれることで、図6に示すように、ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力に抗して、ワイヤ取付具6と取付補助具7とが照明器具本体1から遠ざかるように変位する。ワイヤ取付具6と連結具4とは、ボルト8aを介して、鉛直方向の上下方向に沿って相対的に変位する。ワイヤ取付具6と取付補助具7とは、スペーサ9の外周が連結具4の第1貫通孔4aaにおける第1平板4aの先端側の内縁に当接するまで照明器具本体1から遠ざかるように、連結具4に対して相対的に変位する。照明器具10では、ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力に抗して、ワイヤ取付具6と連結具4とが図6に示すように相対的に変位することで、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を、低減させることができる。
照明器具10では、ワイヤ5でワイヤ取付具6がより引かれることで、図7に示すように、スペーサ9の外周が連結具4の第1貫通孔4aaの内縁に当接した状態で第1貫通孔4aaの内縁を起点として、スペーサ9が回転する。照明器具10では、連結具4の第1貫通孔4aaの内縁を起点として、スペーサ9が回転することで、連結具4やワイヤ取付具6に対して、相対的に機械的強度の低い取付補助具7が塑性変形する。図7に示す照明器具10では、取付補助具7が塑性変形することで、より衝撃力を低減させることができる。照明器具10は、照明器具本体1を元の位置に設置させる場合、塑性変形した取付補助具7を交換することで、ワイヤ取付具6を再利用することもできる。
照明器具10は、ワイヤ5でワイヤ取付具6がより引かれることで、図8に示すように、ワイヤ取付具6の第2貫通孔6abにおける第2平板4b側の内縁にスペーサ9の外周が当接するまで、ワイヤ取付具6が連結具4に対して変位する。照明器具10では、照明器具本体1から遠ざかるように、ワイヤ取付具6が連結具4に対して動いて相対的に変位する。言い換えれば、連結具4とワイヤ取付具6とは、ワイヤ5によりワイヤ取付具6が引かれることで、第2貫通孔6abの長手方向に沿って、ワイヤ取付具6が連結具4に対して相対的に変位する。照明器具10では、ワイヤ取付具6が連結具4に対して相対的に変位することで、ワイヤ取付具6と連結具4との間に摩擦力が生ずる。照明器具10では、ワイヤ取付具6が連結具4に対して相対的に変位して、取付補助具7がさらに塑性変形する。
本実施形態の照明器具10は、ワイヤ取付具6と連結具4との摩擦力と、取付補助具7の塑性変形との2つにより、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を低減させることができる。照明器具10は、落下防止部材3により、ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力と、取付補助具7の塑性変形とで、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を低減できればよい。
したがって、照明器具10は、必ずしも、図5ないし図8で説明した機構で、照明器具本体1の落下防止時に生ずる衝撃力を低減させる構成だけには限られない。
照明器具10は、たとえば、第3貫通孔7abを第2貫通孔6abと同様の長円形状とした以外は同様の構成で形成することもできる。照明器具10は、第3貫通孔7abを長円形状とすることで、ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力に抗して、ワイヤ取付具6と取付補助具7とが連結具4に対して相対的に変位した後に、取付補助具7が塑性変形する構造とすることもできる。
照明器具10は、ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる押圧力を調整するため、スペーサ9の代わりに、ばね材を挿入させてもよい。ばね材は、たとえば、ボルト8aの軸部8a2が内部に挿通可能なつる巻ばねを用いることができる。ばね材は、ワイヤ取付具6と連結具4とを近づける向きにワイヤ取付具6と取付補助具7との間に弾性力を付与させることができる。照明器具10は、ボルト8aの長手方向に沿って第1ナット8b1を移動させることにより、ワイヤ取付具6と取付補助具7との距離を調整することで、ワイヤ取付具6と連結具4との間に掛かる押圧力を調節することができる。照明器具10は、ワイヤ取付具6と連結具4との間に掛かる押圧力を調節することで、ワイヤ5に引かれる力が所定の上限値を超える場合にワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力の大きさを調整させることが可能となる。ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力は、ワイヤ取付具6と連結具4とが相対的に変位し始めるまで生じる静止摩擦力と、ワイヤ取付具6と連結具4とが相対的に変位している際に生じる動摩擦力とが挙げられる。
照明器具10は、ワイヤ5に引かれる力が所定の上限値を超える場合にワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力を大きくさせるために、連結具4における第1平板4aの表面と、ワイヤ取付具6における第2平板部6bの表面とに凹凸を設けてもよい。照明器具10は、連結具4における第1平板4aの表面と、ワイヤ取付具6における第2平板部6bの表面に設けた凹凸が噛みあうことで、ワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力を大きくさせることができる。
本実施形態の照明器具10では、ワイヤ5に引かれる力が所定の上限値を超える場合にワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力が、ワイヤ取付具6と連結具4との間で直接的に生ずる構成だけに限られない。照明器具10では、ワイヤ5に引かれる力が所定の上限値を超える場合にワイヤ取付具6と連結具4との間に生ずる摩擦力が、ゴム材などの弾性材を介して、ワイヤ取付具6と連結具4との間で間接的に生じさせる構成としてもよい。言い換えれば、ワイヤ取付具6は、連結具4の第1平板4aと、第2平板部6bとを直接接触させる構成だけには限られない。ワイヤ取付具6は、たとえば、ゴム材などを介して、連結具4の第1平板4aと、第2平板部6bとが接触するように構成されていてもよい。
本実施形態の照明器具10では、鉛直方向と直交する方向に沿って、1ないし複数の溝を取付補助具7に設けた構成としてもよい。取付補助具7は、鉛直方向と直交する方向に沿った溝を設けることで、ワイヤ取付具6および連結具4と比較して機械的強度が低くなるように構成することができる。取付補助具7は、溝の形状や配置を適宜に調整することで、ワイヤ5に引かれる力がワイヤ取付具6に加わった場合に、取付補助具7に掛かる力を分散させて所定の塑性変形が生じるように構成させることもできる。
本実施形態の照明器具10では、高速道路のトンネル内の表示灯を例として示したが、表示灯だけに限られるものではなく、一般照明や投光器などにも用いることができる。
1 照明器具本体
2 取付部材
3 落下防止部材
4 連結具
4a 第1平板(連結具側平板部)
4aa 第1貫通孔
5 ワイヤロープ
6 ワイヤ取付具
6ab 第2貫通孔
6b 第2平板部(ワイヤ取付具側平板部)
7 取付補助具
7ab 第3貫通孔
8 結合具
8a ボルト
8a1 頭部
8a2 軸部
8b ナット
9 スペーサパイプ
10 照明器具
11 造営物

Claims (3)

  1. 照明器具本体と、造営物に前記照明器具本体を取り付ける取付部材と、前記照明器具本体の落下を防止する落下防止部材と、を備え、
    前記落下防止部材は、前記照明器具本体に設けられた連結具と、前記造営物に一端が固定されたワイヤロープの他端が取り付けられるワイヤ取付具と、前記連結具と前記ワイヤ取付具とが接するように前記ワイヤ取付具を支持する取付補助具と、前記ワイヤ取付具と前記取付補助具との間に前記連結具を挟んで前記ワイヤ取付具と前記取付補助具とを結合する結合具と、を有しており、
    前記取付補助具は、前記ワイヤ取付具および前記連結具と比較して機械的強度が低くなるように構成され、
    前記ワイヤ取付具は、前記ワイヤロープに引かれる力が所定の上限値を超える場合に前記連結具との間に生ずる摩擦力に抗して変位するように構成され、
    前記取付補助具は、前記ワイヤ取付具が前記ワイヤロープに引かれる力で塑性変形するように構成され、
    前記連結具は、連結具側平板部を有し、
    前記ワイヤ取付具は、ワイヤ取付具側平板部を有し、
    前記結合具は、前記ワイヤ取付具側平板部と前記取付補助具との間に前記連結具側平板部を挟んで前記ワイヤ取付具と前記取付補助具とを結合し、
    前記連結側平板部の一方の主面である第1主面は、前記ワイヤ取付側平板部の一方の主面である第2主面と対向し、
    前記第1主面における前記第2主面と対向する対向領域の全体が、前記第2主面と接触していることを特徴とする照明器具。
  2. 前記結合具は、ボルトと、該ボルトの軸部に螺子止め可能なナットであり、
    前記結合具は、前記軸部が挿通する筒状のスペーサパイプを備え、
    前記連結具は、前記スペーサパイプを挿通させる円形状の第1貫通孔を有し、
    前記ワイヤ取付具は、前記スペーサパイプを挿通させる長円状の第2貫通孔を有し、
    前記取付補助具は、前記軸部を挿通する円形状の第3貫通孔を有し、
    前記ボルトと前記ナットとは、前記連結具を挟んで前記ワイヤ取付具と前記取付補助具とを結合させており、
    前記ボルトの頭部と前記ナットとは、前記スペーサパイプにより、前記軸部の軸方向に沿った所定の間隔を隔てて、前記連結具と前記取付補助具とを配置させており、
    前記取付補助具は、前記連結具と前記ワイヤ取付具とが接するように、側面視において、一端部を前記ワイヤ取付具に当接させ、前記一端部と反対の他端部を前記連結具に当接させていることを特徴とする請求項1に記載の照明器具。
  3. 照明器具本体と、造営物に前記照明器具本体を取り付ける取付部材と、前記照明器具本体の落下を防止する落下防止部材と、を備え、
    前記落下防止部材は、前記照明器具本体に設けられた連結具と、前記造営物に一端が固定されたワイヤロープの他端が取り付けられるワイヤ取付具と、前記連結具と前記ワイヤ取付具とが接するように前記ワイヤ取付具を支持する取付補助具と、前記ワイヤ取付具と前記取付補助具との間に前記連結具を挟んで前記ワイヤ取付具と前記取付補助具とを結合する結合具と、を有しており、
    前記取付補助具は、前記ワイヤ取付具および前記連結具と比較して機械的強度が低くなるように構成され、
    前記ワイヤ取付具は、前記ワイヤロープに引かれる力が所定の上限値を超える場合に前記連結具との間に生ずる摩擦力に抗して変位するように構成され、
    前記取付補助具は、前記ワイヤ取付具が前記ワイヤロープに引かれる力で塑性変形するように構成され、
    前記結合具は、ボルトと、該ボルトの軸部に螺子止め可能なナットであり、
    前記結合具は、前記軸部が挿通する筒状のスペーサパイプを備え、
    前記連結具は、前記スペーサパイプを挿通させる円形状の第1貫通孔を有し、
    前記ワイヤ取付具は、前記スペーサパイプを挿通させる長円状の第2貫通孔を有し、
    前記取付補助具は、前記軸部を挿通する円形状の第3貫通孔を有し、
    前記ボルトと前記ナットとは、前記連結具を挟んで前記ワイヤ取付具と前記取付補助具とを結合させており、
    前記ボルトの頭部と前記ナットとは、前記スペーサパイプにより、前記軸部の軸方向に沿った所定の間隔を隔てて、前記連結具と前記取付補助具とを配置させており、
    前記取付補助具は、前記連結具と前記ワイヤ取付具とが接するように、側面視において、一端部を前記ワイヤ取付具に当接させ、前記一端部と反対の他端部を前記連結具に当接させていることを特徴とする照明器具。
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