JP2541021Y2 - クランプハンガー - Google Patents

クランプハンガー

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JP2541021Y2
JP2541021Y2 JP3602593U JP3602593U JP2541021Y2 JP 2541021 Y2 JP2541021 Y2 JP 2541021Y2 JP 3602593 U JP3602593 U JP 3602593U JP 3602593 U JP3602593 U JP 3602593U JP 2541021 Y2 JP2541021 Y2 JP 2541021Y2
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Japan
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frame
fixed
pipe
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movable
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JP3602593U
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JPH077013U (ja
Inventor
正城 麻奥
勝 橘田
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丸茂電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクランプハンガーに関
し、詳しくはスポットライト等の照明器具や、スピーカ
等の音響機器を天井等に配設されたパイプに吊下げ設置
するのに使用する吊下げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スポットライト等の照明器具を天井等に
吊下げ支持するのに使用している従来のクランプハンガ
ーは、図5に示すように灯具を吊下げ取り付ける基板27
の上面に、パイプに対して仮に引掛けて吊下げる左右2
個の仮掛け具28と、その左右2個の仮掛け具の中間に配
置したパイプに対して正式に吊下げ支持する本掛け具29
とが設けられ、本掛け具29はパイプの略下半部に当接す
る上方が開放した受け座30と、その受け座30の左右両側
に開閉可能に取り付けた押え片31,32と、一方の押え片
31の開放端部に連結したナット34を備えたネジ杆33とで
構成され、他方の押え杆32はその開放端部側がネジ杆33
が嵌脱するよう二股状に形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来のクラン
プハンガーは、先ず本掛け具における左右の押え片を開
動した状態でパイプに左右の仮掛け具を引掛け、次に灯
具が取り付けられたクランプハンガーを上方に持ち上げ
て本掛け具の受け座をパイプの略下半部に当接させ、そ
の状態で左右の押え片を回動してパイプの上半部に当接
刺せると共に、一方の押え片に連結されたネジ杆を他方
の押え片の二股部に嵌入し、ネジ杆に螺合されたナット
を回動締め付けることで押え片は略円形の空間を縮小す
る方向に閉動してパイプを受け座と押え片で挟持固定し
て吊り下げるものである。
【0004】従って、上記した従来のクランプハンガー
にあってはパイプに吊下げ固定するために仮掛け具で吊
下げた状態にしてから吊下げ物を上方に持ち上げ、その
持ち上げた状態で押え片を閉動固定しなければならず、
因って一方の手で吊下げ物を上方に持ち上げ、他方の手
で押え片を閉じ、ネジ杆を二股部に入れるといった作業
をしなければならず、作業性が悪いといった問題点を有
する。
【0005】又、押え片を閉動するためにネジ杆に螺合
したナットを回動するが、そのナットの回動は手で締め
付けることは出来ないためスパナ、レンチ等の工具を必
要とし、そうした工具を持って高所で作業する場合、工
具を落下したりしないように余分な神経を使わなければ
ならない。
【0006】更に、本掛け具の受け座は略半円径をなし
ているため、その受け座の曲率に対してパイプの径が細
い場合はパイプに対してしっかり挟持固定することがで
きず、吊下げ物がパイプに対してグラ付くことになり、
逆にパイプの径が太い場合は装着できず、パイプ径に制
約を受けるものである。
【0007】本考案は上述したような従来の技術が有す
る問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、吊下げ物を仮吊下げしたり、吊下げ物を上方に持
ち上げたりすること無くパイプに簡単に装着固定するこ
とができ、しかも細いパイプから太いパイプまで対応出
来るクランプハンガーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
に本考案が講じた技術的手段は、物体を吊下げ取り付け
る基板に、パイプに掛合し得るフック部を形成した固定
掛止枠を起立固定し、その固定掛止枠又は基板上に別途
起立固定した取付枠に対し可動挟持枠を回動可能に軸支
して前記固定掛止枠との間にパイプを挟持自在とすると
共に、その可動挟持枠の支軸を中心として挟持部とは反
対側後部にカム部を一体に形成し、該カム部外面に、固
定掛止枠又は取付枠に螺合して軸方向に進退自在に取り
付けた操作ハンドルの押圧面を当接させ、且つ可動挟持
枠は開方向にスプリングで押圧付勢したことを特徴とす
る。
【0009】物体を吊下げ取り付ける基板の形態として
は、円形又は角形の平板とし、その平板の下に物体をネ
ジ止めによって連結したり、或いはダボ受け(筒体)と
し、そのダボ受けに物体側のダボを嵌合すると共に側方
から締付けネジで締付け連結する形態が挙げられる。
又、その基板に起立固定する固定掛止枠のフック部は山
形或いはL字形とし、パイプの外周面が2点で接触する
ようにし、しかもその固定掛止枠に対して可動挟持枠を
閉じる方向に回動することで該パイプは3点で支持され
るように構成されている。
【0010】
【作用】上記の手段によれば、可動挟持枠を基板側に位
置させて固定掛止枠のフック部入口を開放し、その状態
でパイプにフック部を引っ掛け、操作ハンドルを回動し
て軸方向に前進移動させると、その移動により可動挟持
枠のカム部が押圧されて該可動挟持枠は上方に回動して
パイプを固定掛止枠と反対側から圧着し、固定掛止枠と
可動挟持枠によってパイプを3点で支持する。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
ると、図1及び図2は物体を吊下げ取り付ける基板の形
態が平板である第1実施例を示し、図中、1は物体を吊
下げ取り付ける円形平板の基板で、その基板1の上面に
は正面形状が門形をなした固定掛止枠2が起立固定さ
れ、その固定掛止枠2の内側における基板1の上面には
取付枠3が起立固定されており、その取付枠3を挟んで
平面形状がコ字形をした可動挟持枠4が支軸5で上下方
向に回動自在に取り付けられ、その可動挟持枠4を上方
に回動持ち上げる操作ハンドル6が前記取付枠3に螺合
されて軸方向に進退自在となっている。
【0012】固定掛止枠2は、その上部を山形に屈曲形
成してパイプaに引っ掛けるフック部7が形成され、且
つそのフック部7の先端と基板1との固定部との間は開
口されてパイプaに対しての係脱を自由に行うことがで
きるようにしてある。又、上記のフック部7は約90度
の角度とし、パイプaが2点で接触すると共に、該パイ
プaの径の大小(太い、細い)に対応し得るようにして
ある。
【0013】固定掛止枠2の内側に配置した取付枠3に
回動可能に支持する可動挟持枠4は、正面略く字形に屈
曲形成して両側基部を取付枠3の上部に支軸5で回動可
能に支持すると共に、その支軸5にコイルスプリング8
を巻回して一端を取付枠3に掛止め、他端は可動挟持枠
4の前側縁に掛け止めして該可動挟持枠4がコイルスプ
リング8の弾発力で下方に回動付勢されるように構成さ
れている。
【0014】又、上記可動挟持枠4の支軸5で軸支され
た位置より後方部分には下方に至るに従って漸次後方に
突出するカム部9が一体的に設けられ、そのカム部9は
取付枠3の内部に埋設したナット部材10に螺合するネジ
杆11に軸方向に移動可能に嵌合した押圧板12を介し、ネ
ジ杆後部に取り付けた操作ハンドル6の回動による軸方
向の進退によって可動挟持枠4が回動される。尚、可動
挟持枠4の後部に設けられるカム部9の形状は図示の形
状に限られるものではなく、ネジ杆11を操作ハンドル6
の回動によって軸方向に進退させたときの直線動が可動
挟持枠4を上下方向に回動させる力に変換されるもので
あればよいものである。又、ネジ杆11の螺合構造は、図
示の取付枠3にナット部材10を埋設した構造に限られる
ものではなく、取付枠3自体にネジ杆11が螺合するネジ
孔を形成してもよいものである。
【0015】図3及び図4は物体を吊下げ取り付ける基
板の形態がダボ受け構造である第2実施例を示し、下側
が開口し上側が閉鎖された筒体12の軸芯と交差する外周
面に操作ハンドル13を備えたネジ杆14が筒体12内に出没
自在状となして螺合されたダボ受け15の上部に、正面形
状が略逆L字形をなし上部にフック部17を一体に形成し
た固定掛止枠16が起立固定され、その固定掛止枠16を挟
んで平面形状をコ字形とした可動挟持枠18がその閉鎖側
をフック部17側に位置させて支軸19で回動可能に軸支さ
れ、且つその支軸19にはコイルスプリング20が巻回され
てその一端が固定掛止枠16に、他端は可動挟持枠18に夫
々係着されて該可動挟持枠18がコイルスプリング20の弾
発力で開方向に付勢されている。
【0016】そして、上記した可動挟持枠18は前示実施
例で示したと同様に該可動挟持枠18における閉鎖側とは
反対側の後部にカム部21が形成され、そのカム部21は固
定掛止枠16に支軸19より下方に位置して形成したネジ孔
22に螺合されるネジ杆23後部の押圧板24に当接し、ネジ
杆23の後部に取り付けた操作ハンドル25の回動により押
圧板24を介して可動挟持枠18は上方に回動持ち上げら
れ、固定掛止枠16が引っ掛けられたパイプaを下側から
押さえる。尚、押圧板24は前示実施例と同様にネジ杆23
に対して軸方向に移動可能に嵌合されている。
【0017】又、図3及び図4に示す第2実施例は物体
を吊下げ取り付ける基板の構造がダボ受け構造であるた
め、物体A側には環状溝を形成したダボ26が固着され、
そのダボ26をダボ受け15の筒体12に嵌め込み、ネジ杆14
をハンドル13を回動して筒体12内に突出させてダボ26の
環状溝内に嵌入係合させ、それによって物体Aとクラン
プハンガーとが一体化される。尚、固定掛止枠16のフッ
ク部17内面におけるパイプaが当接する箇所は山形状の
凹凸面として滑り止めの効果が発揮されるようにしてあ
る。
【0018】上述した両実施例における物体を吊下げ取
り付ける基板構造は、第1実施例に第2実施例の基板構
造を組み合わせたり、第2実施例に第1実施例の基板構
造を組み合わせるなど勿論可能である。
【0019】
【考案の効果】本考案のクランプハンガーは上記した如
く、物体を吊下げ取り付ける基板に、パイプに掛合し得
るフック部を形成した固定掛止枠を起立固定し、その固
定掛止枠又は基板上に別途起立固定した取付枠に対し可
動挟持枠を回動可能に軸支して前記固定掛止枠との間に
パイプを挟持自在とすると共に、その可動挟持枠の支軸
を中心として挟持部とは反対側後部にカム部を一体に形
成し、該カム部外面に、固定掛止枠又は取付枠に螺合し
て軸方向に進退自在に取り付けた操作ハンドルの押圧面
を当接させ、且つ可動挟持枠は開方向にスプリングで押
圧付勢したものであるから、固定掛止枠をパイプに引っ
掛けた状態で操作ハンドルを回動すれば可動挟持枠が固
定掛止枠のフック部を閉鎖する方向に回動してパイプを
固定掛止枠とで挟持し、パイプにクランプハンガーを簡
単に固定することができる。即ち、クランプハンガーの
取り付けに際し、スポットライト等の物体を吊下げたク
ランプハンガーをパイプに仮吊下げし、その状態でクラ
ンプハンガーを上方に持ち上げるといった余分な作業は
一切必要無く、手軽にして簡単に取り付け、取り外しす
ることができる。
【0020】又、可動挟持枠を上下方向に回動させる操
作は工具類を一切必要とせずに操作ハンドルを回動する
のみでよいため、作業性に優れ、高所での作業を安全に
行うことができる。更に、基板の上面には本吊下げ用の
部材である固定掛止枠と可動挟持枠及び操作ハンドルが
装備されているだけで、従来品に見られた仮吊下げ用の
部材等は全く存在しない為、全体の外観はスマートに仕
上がり、取り付け状態を綺麗に見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図2】図1の一部切欠平面図である。
【図3】本考案の第2実施例を示す一部切欠正面図であ
る。
【図4】図3の側面図である。
【図5】従来構造を示す正面図である。
【符号の説明】
1…基板 2…固定掛止枠 3…取付枠 4…可動挟持枠 5…支軸 6…操作ハンドル 7…フック部 8…コイルスプリング 9…カム部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体を吊下げ取り付ける基板に、パイプ
    に掛合し得るフック部を形成した固定掛止枠を起立固定
    し、その固定掛止枠又は基板上に別途起立固定した取付
    枠に対し可動挟持枠を回動可能に軸支して前記固定掛止
    枠との間にパイプを挟持自在とすると共に、その可動挟
    持枠の支軸を中心として挟持部とは反対側後部にカム部
    を一体に形成し、該カム部外面に、固定掛止枠又は取付
    枠に螺合して軸方向に進退自在に取り付けた操作ハンド
    ルの押圧面を当接させ、且つ可動挟持枠は開方向にスプ
    リングで押圧付勢したクランプハンガー。
JP3602593U 1993-06-30 1993-06-30 クランプハンガー Expired - Lifetime JP2541021Y2 (ja)

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JPH077013U JPH077013U (ja) 1995-01-31
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KR101042598B1 (ko) * 2009-07-14 2011-06-20 (주)주원 조명등기구

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