JPH078895Y2 - 長尺部材用支持具 - Google Patents

長尺部材用支持具

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JPH078895Y2
JPH078895Y2 JP1989030325U JP3032589U JPH078895Y2 JP H078895 Y2 JPH078895 Y2 JP H078895Y2 JP 1989030325 U JP1989030325 U JP 1989030325U JP 3032589 U JP3032589 U JP 3032589U JP H078895 Y2 JPH078895 Y2 JP H078895Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、外周部に雄ねじを径する杆状支持部材にその
長手方向での位置決めをして取り付けることが可能な取
付部材と、長尺部材に対する受部材とを備えた長尺部材
用の支持具に関する。
〔従来の技術〕
この種の長尺部材用の支持具としては、例えば第7図に
示すように、天井から垂下された杆状支持部材としての
アンカーボルト(2)に2個のナット(27)を用いて水
平姿勢で固定することが可能な蟻溝付のチャンネル部材
(25)がある。そしてこのチャンネル部材(25)は、底
壁部が取付部として機能し、且つ、上面部が配管等の長
尺部材(H)を載せる受部として機能する。そして、チ
ャンネル部材(25)の蟻溝(28)に係合させた保持具
(26)で長尺部材(H)を固定するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような長尺部材用の支持具では、特に施工時におい
て、チャンネル部材に載られた長尺部材が、保持具によ
って固定されるまでの間に、何かの原因で転がるなどし
て落下してしまうおそれがある。そのため手で押さえて
おくなどして、十分な注意を払う必要があった。本考案
は、施工時などにおいて、簡単に取付けられ、かつ、長
尺部材の無用の移動、落下を有効に防止することが可能
な長尺部材用の支持具を提供することを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本考案の長尺部材用の支持
具としては、取付部材を構成するに、板金製で筒状本体
を形成すると共に、前記杆状支持部材に螺合自在な雌ね
じ部を前記筒状本体を設け、前記雌ねじ部の径方向に前
記筒状本体を分割して一対の分割筒部材を形成し、前記
両分割筒部材夫々の周方向一端側に、前記両分割筒部材
を径方向に揺動自在に連結する枢支部を設けると共に、
前記雌ねじ部を前記杆状支持部材に螺合させた状態で、
前記両分割筒部材の周方向他端部同士を連結可能にする
保持手段を設け、前記長尺部材を係入自在な凹状に前記
受部材を形成し、前記受部材の一端部にフックを形成す
ると共に、前記フックが係止する被係止スリットを前記
筒状本体に形成してある点を第1の特徴構成としてい
る。
さらに、前記雌ねじ部を前記筒状本体の両端部夫々に設
けてある点を第2の特徴構成としている。
〔作用〕
第1の特徴構成では、取付部材を例えば天井から垂下さ
れた寸切ボルト等の長いボルトに装着する場合には、一
対の分割筒部材を開き側に揺動して、雌ねじ部を開き、
一方の分割筒部材の分割ねじ部をボルトの雄ねじに被せ
る。そして、他方の分割筒部材を相対的に閉じ側に揺動
して雌ねじ部を閉じ、保持手段によって前記両分割筒材
を閉じ状態に保持する。ここで支持具の取付高さの調節
が必要であれば、前記取付部材をボルトの回りに回転さ
せればよい。そして、受部材のフックを筒状本体に設け
られた被係止スリットに係止すれば、前記受部材は前記
取付部材に簡単に固定される。もし、長尺部材を支持し
ている状態でその支持高さの調整が必要になったとして
も、前記長尺部材をわずかに吊り上げた状態で前記受部
材のフックを前記被係止スリットから外せば前記筒状本
体は容易にボルトの回りに回転できるから、高さを調整
した後、前記受部材のフックを再び筒状本体の前記被係
止スリットに係止させて、前記長尺部材の前記被係止ス
リットに係止させて、前記長尺部材の吊り上げを解けば
よく、その高さ調整は容易である。
第2の特徴構成では、第1の特徴構成の作用において、
前記取付部材がその上下両端部で前記雄ねじに螺合して
保持されるので、前記取付部材の取付け姿勢が安定した
ものになる。
〔考案の効果〕
第1の特徴構成によると、一対の分割筒部材の周方向一
端部が径方向に揺動開閉自在に枢支されているから、一
対の分割筒部材に対する保持手段は、例えば一対の分割
筒部材の枢支部とは反対側の周方向端部をボルトで連結
する構造を用いることができる等、上記した従来の支持
具の構成のような、前記チャンネル部材をボルトに取付
けるのに、ナットを下端からねじ込んで所定位置まで到
達させ、その後、チャンネル部材の孔にボルトを挿通さ
せて、さらに、ボルトの下端から他のナットをねじ込
み、チャンネル部材を所定の位置に保持しながら、前記
他のナットを先にねじ込んだナットとの間に前記チャン
ネル部材を挾持するところまでねじ込んで、これら2箇
のナットでチャンネル部材をボルトに固定するというよ
うな手数の掛かる取付けに較べて、前記筒状本体を所定
の位置に直接取付けて螺合させて保持することにより、
前記取付部材をきわめて簡単に前記杆状支持部体に取付
けることができ、さらに、長尺部材支持のための前記受
部材の前記フックを前記取付部材に設けた前記被係止ス
リットに係止させるだけで、簡単に支持具の取付けがで
きるようになる。また、この位置を調整するにも、この
支持具を前記杆状支持体を軸として回転させるだけでよ
くなる。さらに、従来の支持具においては、ボルトに物
が当たる等してボルトの雄ねじにキズのついたような場
合に、ナットが所定の位置までネジ込めなかったり、取
外しに際してナットが抜けなかったりしたのが、前記特
徴構成の支持具は、上述の如く、端部からねじ込む必要
がないので、上記のようなボルトにキズのついたような
場合にも、簡単に取付け、取外しができるようになり、
作業性を格段に向上させる。
第2の特徴構成によると、前記取付部材の前記杆状支持
体への取付け姿勢が安定するので、支持具をより安定し
た姿勢で前記杆状支持体に取付けることができるように
なる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、天井(1)からアンカーボルト
(2)(杆状支持部材の一例)を吊り下げ姿勢で設けて
あり、このアンカーボルト(2)には配管(H)を横姿
勢で支持するための支持具を装着してある。この支持具
は、アンカーボルト(2)に螺合可能な取付部材(3)
と、配管(H)を配置するための一対の受部材(5)と
で構成され、受部材(3)は筒状本体(4)と保持手段
(A)からなり、受部材(5)には、配管(H)が受部
材(5)から外れるのを防止するためのカバー(6)が
設けられている。
第2図及び第3図に示すように、前記筒状本体(4)
は、上下壁を備えた円筒状のものであって、その上壁部
(7)と下壁部(8)に、内面にねじ(9)が形成され
た筒形の雌ねじ部(10)を備えている。また、この筒状
本体(4)は、雌ねじ部(10)も含めて周方向に二分割
した構造になっている。分割された2つの分割筒部材
(4A),(4B)は、周方向一端部同士を枢支してあり、
この枢支部(11)を支点に揺動開閉できるようになって
いる。また、周方向他端部にはフランジ(12)を形成し
てあり、これらのフランジ(12)同士をビス(13)(接
続具の一例)小ナット(14)を用いて接合することで、
両分割筒部材(4A),(4B)を閉じ状態に保持できるよ
うになっている。尚、フランジ(12)と接続具の一例で
あるビス(13)および小ナット(14)とで保持手段
(A)が構成される。
前記取付部材(3)をアンカーボルト(2)に装着する
場合には、両分割筒部材(4A),(4B)を開き側に揺動
してアンカーボルト(2)の所望の位置に被せる。そし
てアンカーボルト(2)と雌ねじ部(10)との山合わせ
を行いながら、両分割筒部材(4A),(4B)を閉じ側に
揺動して両方のフランジ(12)を重ね合わせる。そして
ビス(13)と小ナット(14)を締着して両方のフランジ
(12)を確実に接合し、両分割筒部材(4A),(4B)を
閉じ状態に保持するのである。
前記受部材(5)は、配管(H)を載置しておくための
もので、帯板を屈曲して全体が凹状に形成されており、
この凹状の部分に配管(H)を係入することで、配管
(H)が転がり落下するのを防止している。また、基端
部にはフック(15)を形成してあり、このフック(15)
を両分割筒部材(4A),(4B)の外周面に形成された被
係止スリット(16)に差し込むことで筒状本体(4)に
対して片持ち状に支持させてある。
前記カバー(6)は、受部材(5)の先端にヒンジ(1
7)を介して揺動自在に枢支してあり、外方へ揺動する
ことによって受部材(5)が開放状態になり、内方に揺
動することによって閉じ状態に切り換わるようになって
いる。このカバー(6)の遊端部には小穴(18)を形成
してあり、この小穴(18)に挿通するビス(19)を両分
割筒部材(4A),(4B)の外周面のねじ穴(20)に締着
することで、カバー(6)を閉じ状態に固定できるよう
になっている。
したがって、前記配管(H)を支持具に支持させる場合
には、ビス(19)を小穴(18)とねじ穴(20)から抜
き、カバー(6)を外方へ揺動し、受部材(5)を開放
状態にする。そして受部材(5)に配管(H)を係入
し、カバー(6)を内方に揺動し、受部材(5)を閉じ
状態にする。最後にビス(19)を小穴(18),(20)に
通して締着する。
〔別実施例〕
本考案の筒状本体(4)は、その用途や目的に応じて様
々に変形することが可能である。たとえば第4図に示す
ように、筒状本体(4)の上壁部(7)と下壁部(8)
を薄くし、その内縁部を雌ねじ部(10)に代用させても
よい。また第5図に示すように、筒状本体(4)の枢支
部(11)を、枢支軸(23)と差込孔(24)から成る連結
構造とし、枢支軸(23)を差込孔(24)からを抜き出す
ことで両分割筒部材(4A),(4B)を切り離せるように
構成してもよい。更に、雌ねじ部(10)は1個でもよい
し3個以上の複数個あってもよい。
また更に、本実施例中ではカバー(6)のフック(15)
を上方に向けて形成し、このフック(15)を被係止スリ
ット(16)に差し込んであるが、第6図に示すようにフ
ック(15)を下方に向けて形成し、このフック(15)を
やや幅を広くした被係止スリット(16)に差し込むよう
にしてもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、この記入により本考案は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る長尺部材用支持具の実施例を示し、
第1図はボルトに装着した状態での斜視図、第2図は分
解斜視図、第3図はボルトに装着した状態での縦断側面
図である。第4図は第1別実施例の縦断側面図、第5図
は第2別実施例の分解斜視図、第6図は第3別実施例の
縦断側面図、第7図は従来例を示す縦断側面図である。 (2)……杆状支持部材、(3)……取付部材、(4)
……筒状本体、(4A),(4B)……分割筒部材、(5)
……受部材、(10)……雌ねじ部、(11)……枢支部、
(12)……フランジ、(13)……接続具、(15)……フ
ック、(16)……被係止スリット、(A)……保持手
段。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に雄ねじを形成する杆状支持部材
    (2)にその長手方向での位置決めをして取り付けるこ
    とが可能な取付部材(3)と、長尺部材(H)に対する
    受部材(5)とを備えた長尺部材用の支持具であって、
    前記取付部材(3)を構成するに、板金製で筒状本体
    (4)を形成すると共に、前記杆状支持部材(2)に螺
    合自在な雌ねじ部(10)を前記筒状本体(4)に設け、
    前記雌ねじ部(10)の径方向に前記筒状本体(4)を分
    割して一対の分割筒部材(4A),(4B)を形成し、前記
    両分割筒部材(4A),(4B)夫々の周方向一端側に、前
    記両分割筒部材(4A),(4B)を径方向に揺動自在に連
    結する枢支部(11)を設けると共に、前記雌ねじ部(1
    0)を前記杆状支持部材(2)に螺合させた状態で、前
    記両分割筒部材(4A),(4B)の周方向他端部同士を連
    結可能にする保持手段(A)を設け、前記長尺部材
    (H)を係入自在な凹状に前記受部材(5)を形成し、
    前記受部材(5)の一端部にフック(15)を形成すると
    共に、前記フック(15)が係止する被係止スリット(1
    6)を前記筒状本体(4)に形成してある長尺部材用支
    持具。
  2. 【請求項2】前記雌ねじ部(10)を前記筒状本体(4)
    の両端部夫々の設けてある請求項1記載の長尺部材用支
    持具。
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