JPH0641242B2 - 車輌の懸架機構 - Google Patents

車輌の懸架機構

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JPH0641242B2
JPH0641242B2 JP60061040A JP6104085A JPH0641242B2 JP H0641242 B2 JPH0641242 B2 JP H0641242B2 JP 60061040 A JP60061040 A JP 60061040A JP 6104085 A JP6104085 A JP 6104085A JP H0641242 B2 JPH0641242 B2 JP H0641242B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は車輛の懸架機構に関し、より具体的にはコーナ
リングの際に車輛に作用する横方向の力を打消す懸架機
構に関する。
[発明の背景] 典型的な自動車型の車輛でカーブを曲がろうとする時、
車輛に作用する遠心力が、下側の懸架機構に対して「回
転中心」の周りで車体及び関連のシャーシ「以下合せて
車体という」を回転させようとし、また外側車輪の周り
車輛を旋回させるように車体及び懸架機構を横方向外方
へ移動させようとする。この後者の傾向は「押上げ効果
(jacking effect)」として一般的に知られている。回
転中心の位置は車体の構造と車輛の懸架機構の形状との
関数である。通常の車輛において、車輛の重心は回転中
心の上方に位置する。遠心力は車輛の重心を通して作用
する為、回転中心周りに車体を回転させようとする偶力
の大きさは、遠心力の大きさと回転中心から重心迄の垂
直離間距離との関数である。この垂直距離は「回転偶
力」として一般的に知られている。
車体がその回転中心の周りを外方へ回転すると、これは
外側懸架スプリングを圧縮しようとし(車輛が走行する
コーナの中心に対して)、故に外側車輛上の重量が増大
し、一方同時に内側懸架スプリングは負荷が少なくな
り、内側車輪上の重量が減少する。その結果、車輛のコ
ーナリングの粘着摩擦が減少する。
車輛をその外側車輪の周りで旋回させようとする横方向
の力即ち「押上げ効果」は、「反作用中心」として知ら
れている車輛の部分を通して作用する。通常の車輛にお
いて反作用中心は回転中心と一致する。その結果、押上
げ効果の大きさは、遠心力の大きさと地面上方の反作用
中心(回転中心)の高さとの関数である。地面上方の反
作用中心の高さは「押上げ偶力」として一般的に知られ
ている。
通常の車輛において、押上げ効果を最小とするように反
作用中心を出来るだけ低く位置させることが試みられて
来ている。然し、反作用中心を低い高さに位置させるこ
とは、車体の重心が回転中心の上方に実質的に離れて位
置し、回転偶力及び従って車体の回転量を増大させる結
果となる。このことは典型的な懸架機構において経験さ
れ、車体の回転及び押上げ効果が累積し、この両者は車
輛のコーナリング能力を低下させる。
コーナリング中に発生する横方向の力はまた、乗客を座
席内で側方へ移動させ、乗客にとって座席を心地良くな
いものとする。更にコーナリング中の車体の回転は、懸
架機構を介して伝達され、車輛のキャンバを変化させ、
車輪がその周りを走行するコーナの中心に対して車輪外
方へ傾ける。技術上よく知られているように、車輪のこ
の外方への傾きは、車輪が傾いているのと同じ方向即ち
外方へ車輪を強制する側方スラストを発生させる。その
結果タイヤの粘着摩擦が減少する。
今迄、コーナリング中の車輛に作用する横方向の力によ
り車体、懸架機構及びタイヤに生ずる悪影響を防止する
試みがなされて来ている。例えば、或る車輛は理論上コ
ーナリング中内方へ車体が傾くように設計されている。
この形式の車輛において、車体は電気モータにより作動
されるリング機構と共に傾けられる。モータは運転者に
より選択的に作動される。この型式の機構の非実用性及
び非利便性は、例えば米国特許第2,152,938号に開示さ
れているように明白である。
他の型式の車輛においては、車輪及び車体は、種々のポ
ンプ、バルブ、リレー、リザーバ及び他の関連部材を具
備する油圧機構により、カーブ内で傾けられる。油圧機
構の操作は、車輛のかじ取りシャフトにより作動される
バルブにより制御される。この型式の油圧機構は、米国
特許第2,787,473号に開示されているように、車輛の懸
架機構の複雑さ及びコストを著しく増大させる。
車体の回転中心がその重心の上方に位置するように懸架
機構を設計することにより、コーナリング力により車輛
に発生する悪影響を防止する試みが更になされて来てい
る。その結果、重心を通して作用する横方向の力が、車
体をその回転中心の周りでカーブの内側に傾けようとす
る。この種機構の例は、米国特許第2,689,747号、同第
2,791,440号、同第3,150,882号及び同第3,598,385号に
開示されている。これ等の型式の懸架機構は1つ若しく
は複数の欠点に悩まされており、例えば乗用車の大量生
産の複雑さである。またこれ等の型式の懸架機構におい
て、コーナリング中外側スプリングは高負荷される一
方、内側スプリングは比較的低負荷であり、故に回転中
心の周りで車体が内側に傾くことにより達成されるコー
ナリング能力の増大が阻害される。更に、回転中心が重
心の上方に位置するように車輛を設計すると、反作用中
心の高さが地面に対して上方に上り、高押上げ効果が生
ずるようになる。これはまた、車体が内側に傾くことに
より達成されるコーナリング能力の増大を阻害する。ま
たこれ等型式の懸架機構の他の共通の欠点は、車輛の重
量が、コーナリング中車体を内側に傾けるのに用いられ
る懸架機構の構成部材により支持されなければならず、
故にこれ等の構成部材はこのような負荷を安全に収容す
るのに充分な大きさに設計される必要があるということ
である。これは実質的に車輛の重量を増大させる。
従って本発明の根本的な目的は、回転偶力及び押上げ偶
力が互いに対抗し、故に押上げ効果を防止するように車
体が回転し、その結果車輛のコーナリング粘着摩擦が改
良される車輛を提供することである。
本発明の特有の目的は、車体が曲がる時にコーナの内側
に向って回転し、一方同時に、車輛に作用する押上げ効
果を増大させることなく内側車輪上の下向き負荷を増大
させる、車輛の為の懸架機構を提供することである。
また本発明の特有な目的は、反作用中心が回転中心の下
方の離れた高さ位置にある車輛の懸架機構を提供するこ
とである。
本発明の更に別の目的は、車体の回転を制御するように
配備された非回転棒若しくは他の類似の部材が、車輛の
負荷スプリングの機能に影響しない、車輛の懸架機構を
提供することである。
本発明の他の目的は、コーナリング中に車輛に作用する
横方向の力を防止し、また充分に複雑でなく且つ高価で
ない構造で、現在の大量生産の車輛に配備することが出
来る、車輛の為の懸架機構を提供することである。
本発明の付加的な目的は、車輛のキャンバがコーナリン
グ中に変化出来るように選択的に制御可能な車輛の懸架
機構を提供することである。
[発明の要約] 上記及び他の目的は本発明に従う車輛の懸架機構を配備
することにより達成され、上記懸架機構は車体の重心の
上方に位置する回転中心で車体に接続され、重心を通し
て作用する横方向コーナリング力は、車体をその回転中
心の周りでカーブの内側へ即ち、その周りを車輛が走行
するコーナの中心に向けて傾ける。この為懸架機構は、
長手方向軸即ち回転中心に沿って車体に枢着される連接
部材を含む。他の位置において連接部材は車輛を支持す
るように配備された車輪若しくは他の部材からなる車輛
支持部材に連結され、回転軸がコーナリング中に車輪に
対して横方向外方へ、車輛が走行するコーナの中心から
離れる方向へ移動するようになっている。従って車輛の
回転中心若しくは軸は反作用中心として機能せず、代り
に、反作用中心は懸架機構上の低い高さに配置され、回
転中心が車輛の反作用中心として機能するに比べてより
小さな押上げ効果を齎す。
本発明の第1の総括的な形態は、連接部材が車体を横切
って横方向に延びる独立型の懸架機構に関する。連接部
材の中間は、車体の重心の上方の効果的な高さに配置さ
れた長手方向回転軸の周りで車体に接続される。連接部
材の外端部はアーム部材の端部に枢着される。アーム部
材の反対側の端部は車輪支持部材に枢着される。車輪支
持部材はその上に車輪が支持されるスタブ車軸を有す
る。アーム部材の使用は、横切る連接部材から独立して
車輪が上下に移動するのを許可し、例えば、地面の隆起
若しくは窪みを走行する場合である。
スプリング部材の下端部は、実質的に車体を支持する車
輛支持部材の構成単位である車輪支持部材の極近傍でア
ーム部材上に支持され、スプリング部材の上端部は車体
の天井部に固定され、車体の重量が車輛支持部材に実質
的に直接支持され、車体の重量を構成部材が支える必要
がないようになっている。この構造によれば、コーナリ
ング中に車体が内側に傾くと、車体は下向き負荷を内側
スプリング部材上に作用させ、これは、通常の懸架機構
におけるような外側車輪よりも、直接内側車輪に伝達さ
れ、押上げ効果を防止すると共に車輛がより完全に且つ
望ましい粘着摩擦でコーナを走行出来るようにする。
本発明の独立型懸架の第1の特有の形態において、連接
部材は車体の幅を横切って延びる通常三角形形状の連接
構造を含む。連接構造の天井部分は車体重心の上方の車
体の横方向中心に枢着される。
本発明の独立型懸架の他の特有の形態において、連接部
材は車体の幅を横切って延びる通常逆T字形状の連接構
造を含む。逆T字形状の連接構造の中央直立部分の上端
部は車体重心の上方の車体の横方向中心に枢着される。
本発明の独立型懸架の更に他の特有の形態において、連
接部材はアーム部材に連結する為車体を横切って延びる
下側横断部材を含む。名目上対角線状に配置された一対
の下側リンクの下端部は横断部材に沿った離間位置に枢
着される。これ等のリンクの上端部分は互いに向って延
び、車体の横方向離間位置に枢着される。下側リンクに
沿って延びる理論上の線は車体の重心の上方の位置で互
いに交差し、リンクは連接部材を車体の重心の上方の位
置で車体に効果的に連結する。
本発明の他の特徴において、連接部材の外端部はアーム
部材に直接でなく、直立部材の下端部に枢着される。一
対の上下アーム部材の第1端部分は車輪支持部材に枢着
され、アーム部材の第2端部分は直立部材に枢着され
る。更に、一対の上側横断リンクの外端部分は直立部材
の上端部分に枢着され、一方上側リンクの内側部分は回
転軸(回転中心)の上方の離間位置で車体に枢着され
る。この懸架機構の構造により、車輛がカーブを周る際
に車体は内側に傾き、内側スプリング部材上に下向き圧
縮力を掛けることにより内側車輪上の下向き負荷を増大
させる。またコーナリング中、連接部材は直立部材の内
側(その周りを車輛が走行するコーナの中心に対して)
を上げると共に直立部材の外側を下げるように反作用中
心の周りを旋回し、一方同時に上側横断リンクは懸架機
構に対して横方向内方に僅かに離れて移動し、この合せ
効果が直立部材をカーブの内側へ傾け、車輪支持部材及
びそれ等に関連する車輪を同じ方向へ傾ける。従って、
キャンバ・スラストがその周りを車輛が走行するコーナ
の中心に向けて車輪を押し、車輪上で外方に作用する遠
心力が防止される。
本発明の第2の総括的形態は、車輪若しくはスタブ車軸
以外の他の型式の実質的に車体を支持する車輛支持部材
が固定車輛の端部に設けられる、固定車輪型の懸架機構
に関する。スプリング部材の下端部は車輛支持部材とし
ての車軸の外側部分上に支持され、スプリング部材の上
端部は車体の天井部分に固定され、従って車体の重量は
スプリング部材を通して直接車軸上に支持される。連接
部材の上側部分は車輛重心の上方の高さ位置にある回転
軸の周りで車体に枢着される。連接部材の下側部分は、
車軸及び車体が互いに垂直方向に自由に動けるように車
軸に枢着され、これは例えば車輪が地面の隆起若しくは
窪み上を走行する場合である。この構造の結果、コーナ
リング中に車体に作用する遠心力は車体をカーブの中心
に向けて傾け、従って車輛のカーブの中心に向った側に
位置するスプリング部材上に圧縮力が生ずる。更に、回
転軸は、車輪に対して横方向外方へコーナの中心から離
れる方向へ移動し、回転軸は車輛の反作用中心として機
能しない。
本発明の固定車輛型懸架機構の第1の特有の形態におい
て、連接部材の下側部分は車体を横切って横方向に延び
る。連結部材の外端部は長手方向に配置されたアーム部
材の端部に枢着される。アーム部材の反対側の端部は固
定車輛の外側部分に枢着される。アーム部材は車体に対
して車軸を垂直に動かすことが出来る。
本発明の固定車輛型懸架機構の第2の特有の形態におい
て、連接部材は、車軸上に枢着されたローラ上に係合す
るように、車体との連結部から下方に延びる名目上直立
の連接構造を含む。ローラは連接構造を横方向で保持す
るように連接構造の側部分に対して接触し、一方車体の
運動に応答して車軸に対して垂直に連接構造が動くこと
を許可する。
[実施例の説明] 先ず第1図乃至第4図において、車体14を有する車輛12
aは本発明の懸架機構16aに支持された状態で示され、一
方これは前車輪18及び後車輪19上に支持される。本発明
において用いられるように、用語「車体」は、本発明の
懸架機構を適用する為のシャーシ、フレーム、ボディ及
びこれ等に固定的に取付けられた付加的なサポート及び
部材を含むものとする。また本実施例において、車輛支
持部材は、車輪18,19、車輪支持部材20,50を含むもの
とする。車体は前側部分14a及び後側部分14bを有する。
車体は、通常のボディ及び下側のシャーシからなる構造
とすることも、一体のシャーシ付きの単一ボディの形態
とすることも、或いは本発明の思想若しくは範囲から離
れることなくその他の構造とすることも可能である。
第2図、第3図及び第4図と第1図の下側部分とに示す
ように、車輛の前において車輛12aは車輪支持部材とし
て適当な車輪支持部材20上に支持された前車輪18により
支持され、該車輪支持部材は直立車軸支持部材24内に軸
支されたスタブ車軸22の態様をなす操縦可能な外側駆動
シャフト部分を有する。スタブ車軸22は駆動シャフト30
及び適当なトランスミッションを介してエンジン28によ
り若しくは他の駆動部材(図示せず)により駆動され
る。第1図に示すように、駆動シャフト30の端部には自
在継手32,34が設けられて、車輪に正駆動を提供する一
方、前車輪18の独立した垂直及び他方向の動作を許可す
るようになっている。各駆動シャフト30は一体の結合部
材36と共に構成され、該結合部材は駆動シャフトを介し
てトルクを伝達する間に駆動シャフトの長さに沿った自
在継手32,34の相対的動作を許可するようになってい
る。このような結合部材は技術的に公知で商品となって
いる。自在継手32,34も同様である。以下により詳細に
述べるように、上記構成は車輛12aのコーナリング中懸
架機構16aに対して、エンジン28と共に車体14の相対的
な揺動動作を許可する。個々の構成部材として存在させ
るのではなく、結合部材36と同様に機能する結合部材を
自在継手32,34と一体の部分とし構成出来ることは技術
的に公知である。
続いて第1図を詳細に述べると、操縦アーム40は玉継手
42を支持するように各車軸支持部材24から後方に延び、
該玉継手に横断操縦棒部材44の外端部が連結される。操
縦棒部材44は本発明懸架機構16a上に支持されたラック
及びピニオン部材46から外方へ延びる。操縦ラック部材
46の各端部は、懸架機構16aに対する前車輪の上下動作
に応答して操縦棒部材44が旋回するのを許可する玉継手
48を含む。
第1図の上側部分に示すように、車輛12の後において、
後車輪19は、通常は直立の車軸支持部材54に支持される
スタブ車軸52からなる車輪支持部材50に軸支され車輛支
持部材を形成する。以下に記す特別な例示と共に、理想
上、懸架機構16aの前後側部分の残部は実質的に同様に
構成され、懸架機構の対応する構成部分には同じ符号が
用いられる。
第1図乃至第4図に示すように、上下従アーム60,62
は、後向き且つ内向きに配置された前側直立部材72aと
車軸支持部材24とを連結するように配設される。長手方
向に配置された従アーム60,62の前端部分は、玉継手64
若しくは他の適当な部材により車軸支持部材24の上下端
部に取付けられる。それ等の前端部分から、従アーム6
0,62は後方且つ対角線状内方へ延びて長手方向に配置
された後方延長終端部分で終端し、該終端部分は、直立
部材72aから横方向外方へ延びる横断スタブ・シャフト7
4若しくは他の適当な部材を介して、対応の前側直立部
材72aの中間及び下側部に係止される。従アーム60,6
2、玉継手64及び横断スタブシャフト74の使用は、車軸
支持部材24及びそれにの対応の車輪18が、例えば地面の
隆起若しくは窪みに応じて直立部材72aに対して垂直に
動くことが出来、一方以下により詳細に記載するよう
に、車軸支持部材及び直立部材が車輛がコーナを走行す
る際協働して横方向に一緒に傾くように強制されること
を可能とする。
第1図乃至第4図に示すように、垂直に離間された一対
の棒66aが前側直立部材72aの中間高さ位置から長手方向
前方に延びて車体前側部分14aに連結され、直立部材が
前後方向に傾くのを抑制する。理想的には、棒66aの後
端部を直立部材に取付けるのに玉継手68が用いられ、一
方棒の前側に玉継手69及び横断ピン70が配設される。ピ
ン70は、車体前側部分14aから後方に延びる支持耳片71
内に形成された整−開口を通して延びる。この構成によ
り、棒66aは以下により詳細に記載されるように、例え
ば加速若しくは減速の際に、直立部材72aを前後方向へ
の移動若しくは傾きに対抗するように強制し、一方例え
ばコーナリング中に直立部材が横方向に傾くのを許可す
る、4本棒のリンク構造の構成部材として機能する。
車輛12aの後において、一対の垂直離間上下横断アーム7
5(上側アームのみ図示する)は枢支ピン76により車軸
支持部材54の上下部分に係止され、該ピンは、車軸支持
部材から内側へ突出する離間した上下一対の支持耳片77
内に形成された整−開口を通して係合する。横断アーム
75の内端部は枢支ピン78を介して後側直立部材72bの中
間及び下側部分に係止され、該ピンは、直立部材から横
方向外側へ突出する離間した上下一対の支持耳片79内に
形成された整−開口を通して係合する。前車輪18と同様
に、車軸支持部材54、横断上下アーム75及び後側直立部
材72bの使用により、後側車輪19は車輛12aに独立に懸架
される。
第1図によく示すように、一対の直立離間棒66b(上側
棒のみ図示する)は後側直立部材72bの中間高さ位置か
ら長手方向後方へ延び、車体後側部分14bに連結され
る。理想的には、棒66bの前端部を直立部材に取付ける
のに玉継手80が用いられ、一方棒の後端部を車体部分14
bに取付けるのに玉継手81が横断ピン82と共に用いられ
る。ピン82は、車体後側部分14bから前方に延びる支持
耳片83内に形成された整−開口を通して延びる。前側棒
66aと同様に、棒66bは以下により詳細に記載されるよう
に、例えば加速若しくは減速の際に直立部材72bを前後
方向への移動若しくは傾きに対向するように強制し、一
方例えばコーナリング中に直立部材が横方向に傾くのを
許可する、4本棒のリンク構造の構成部材として機能す
る。
車輛12aの後の上下横断アーム75は、車輛12aの前に配設
されたアーム60と類似の図示しない従アームに置換する
ことが出来る。このように懸架機構16aの変更は本発明
の思想若しくは範囲から離れるものでないことは明らか
である。
本発明の懸架機構16aはまた、三角形連接構造86の態様
をなす連接部材84を含み、該構造は、夫々直立部材72
a,72b間で車体14の前後部分14a,14bに隣接して横断す
る。第3図により明確に示されるように、望ましくは三
角形構造は対角部材88により互いに離間関係に配設され
た一対の横断ビーム87からなり、該対角部材は横断ビー
ム間に固定的に挾まれた下側外端部を有する。対角部材
88の上側内端部は三角形構造の頂上部分90を形成するよ
うに互いに交差する。対角部材88は2本の横断ビーム87
を互いに所定距離離間させて位置させ、ビームの外端部
分が直立部材72a若しくは72bをそれ等の間で丁度受容す
るようになっている。
横断ビーム87の外端部分は、前後方向に配置されたピン
91若しくは他の適当な部材により、直立部材72a若しく
は72bの下側部分に係止される。三角形構造86の頂上部
分87は、車体14の重心94の上方に位置する長手方向軸
(回転軸)92の周りを回転可能に車体部分14a,14bに枢
着される。軸92は車体14の回転中心として即ちコーナリ
ング中車体がその周りを旋回する軸として機能する。
スタブ・シャフト93若しくは他の類似の部材が、頂上部
分90内に形成された開口に密着係合するように、回転軸
92で車体部分14a,14b上に支持される。特にゴム製若し
くは他の弾性ブシュ96が、スタブ・シャフト93と頂上部
分90内に形成された開口との間に介設され、棒66a,66b
による連結部材84の張力により生ずる車体に対する連接
構造の軋みの所定量に対して適応するようになってい
る。連接部材が軸92の周りを旋回すると、棒66a,66bは
互いに対応の直立部材72a若しくは72bに対して押され若
しくはその上に引かれるようにそれ等の支持点の周りで
揺動し、連接部材の隣接部分を前後方向に僅かに動か
す。
上記の構造の態様ではなく、本発明の思想若しくは範囲
から離れることなく三角形構造86を他の構造態様とする
ことが出来る。例えば連接構造は、溶接等で互いに固定
された3本の管状若しくは中実状素子から所望の連接構
造を得るか、若しくは鋳造等で製造した単一品とするこ
とにより構成することが出来る。
本発明の懸架機構16aはまた、Uリンク104の形状をなす
外端部分を有する一対の横断上側リンク部材100,102を
含み、Uリンク104は連接部材のピン91と整−して前後
方向に配置された枢支ピン106を介して直立部材72a,72
bの上端部分に回転可能に係止される。上側リンク部材1
00,102の内端は、車体の横方向中心に沿って且つ回転
軸92の上方に位置する軸108の周りを旋回可能に、車体
の前後部分14a,14bに一緒に係止される。上側リンク部
材の内端部と車体部分との間の連結は、スタブ・シャフ
ト110若しくは他の適当な部材を介して達せられる。理
想的には、軸108は枢支ピン106の上方に位置し、上側リ
ンク部材100,102が内側方向で対角線状上向に延びるよ
うにする。
本発明の懸架機構16aは更に、車体重量を支持する前後
スプリング部材114,116を有する。スプリング部材は理
想上緩衝器/スプリング部材の態様をなすように構成さ
れ、両者は車体14の重量を支持すると共に車輪18,19に
作用する緩衝負荷を吸収する。スプリング部材114の下
端部は、適当な支持ブラケット118を介して、対応の支
持部材24の極近傍位置で下側従アーム60に枢着される。
スプリング部材116の下端部は、適当な支持ブラケット1
19を介して、車軸支持部材54の下側部分に枢着される。
スプリング部材114,116の反対側即ち上端部は、そこか
ら下方に下がる適当なブラケット部材122により車体14
a,14bの天井部分120に固定される。車体14がその回転
中心92の周りで傾くと、車体の傾き方向に対応する右若
しくは左のスプリング部材114,116は圧縮され、隣接す
る車輪上に下向きの負荷が増大する。
次に車輛12aがカーブを走行する際の懸架機構16aの作動
を述べると、車体14に作用する遠心力は第4図図示の如
く回転中心即ち軸92の周りで傾いている車体の重心95に
働き、車体を回転中心の周りで内側に即ち車輛が走行す
るカーブの中心に向かう方向(第4図は右方向)に車体
を傾ける。結果としての重心の外側横方向(左方向)の
動きは第4図に示される。車体が傾けられる為、運転者
及び乗客は通常の車輛のような側方でなく座席内で下方
へ強制され、通常の車輛に比べて運転者及び乗客の乗心
地が改良される。
更に、上側リンク部材100,102の軸108は回転中心に対
してカーブの内側に向けて移動し、コーナリング中車体
14が内側に傾く。同時に三角形連接構造86は横断ビーム
87の横方向中心の周りを旋回し、内側直立部材72a,72b
を上方へ上げると共に外側直立部材72a,72bを下方へ下
げる。これ等の動作の組合せ効果は第4図図示の如く、
直立部材72a,72bをピン91,106に対して旋回させると
共にカーブの内側に向けて傾ける。これはまた、車軸支
持部材24,54の対応の傾きを生じさせ、車輪をカーブの
内側に向けて傾けることにより車輪18,19のキャンバを
変化させる。上述のように、これは、車輪と地面との接
触点で車輪に作用するカーブの内側に向う方向のスラス
ト力を発生させることにより、車輪と路面との間に望ま
しい粘着摩擦を齎らす。この内側に作用するキャンバ・
スラストは、車輛に作用する遠心力により車輪上で反対
方向に作用するスラスト力をある程度解消する。
車体の内側への傾きは内側スプリング部材114,116上に
圧縮力を作用させ、これは隣接する内側車輪上に下向き
負荷を付与し、この点は典型的な自動車では増大する下
向き力が外側車輪上に作用するのと反対となる。内側車
輪上の増大する負荷は車輛の押上げ効果を防止するのを
補助する。これはコーナリング中の車輛の枢着摩擦を改
良し、車輛が速いだけでなく安全にカーブを曲ることを
可能とする。
またコーナリング中、車体14及び懸架機構16a上に作用
する遠心力は回転中心92を横方向外側へ移動させる。こ
の回転中心の横方向への動きは、これが反作用中心、即
ち、内側車輪を持上げ且つ外側車輪の周りで車輛を回転
させようとする押上げ効果を生じさせる横方向力が作用
する高さ位置として機能することを防ぐ。回転中心の側
方への動きが生じでいる間、横方向力はスプリング部材
114の圧縮に費され、上述の如く懸架機構16aと車体14の
移動及び傾きがなされ、車輛に高い押上効果は作用しな
くなる。その結果、車輛の効果的な反作用中心は回転中
心92の下方の高さとなり、車輛12aに比較的低い押上げ
効果が作用することとなる。
第1図乃至第4図図示の本発明の実施例においては、コ
ーナリング中懸架機構16aに対する車体14の傾きを制御
する為の何等かの部材を提供するように記載されてい
る。或る場合、これは、車体の重心94に対して車体の回
転中心92を選択的に配置すること及びスプリング部材11
4,116のスプリングの変化率により達成される。更に、
前側非回転棒124のような非回転部材が用いられる。第
1図及び第2図に示すように前側非回転棒124は、適当
なスリーブ型ブラケット部材128により車体前側部材14a
の外縁部分に取付けられた中央部分126を含む。対角部
分130が中央部分126から直立部材72aの前側部迄横方向
外側に延び、直立部材の前面に沿って下方に延びる垂直
脚部材132の上端部分上に支持された玉継手131に係合す
る。非回転棒脚部材132の底部は玉継手133により直立部
材72aの下側部分に係止される。代りに、脚部材132の下
端部は、技術的に公知の態様で適当な固定部材によりピ
ン91に係止されてもよい。また直立部材72aの前面に沿
って下向きに延設させずに、脚部材は非回転型に改良の
対角部分130と共に直立部材の後側部上に位置させるこ
とができる。
車体14と懸架機構16aとの間の相対的な傾き運動は、該
相対傾き運動を制限する非回転棒124を曲げようとす
る。然し、非回転棒124は、車輪18の上下運動に応答し
て自由に圧縮及び伸長するスプリング部材114の作動若
しくはスプリングの変化率に影響しない。通常の車輛に
おいて、典型的な非回転棒は、非回転棒がロード・スプ
リングの作動を阻害するように懸架機構に連結される。
この制限が本発明ではない。従って、スプリング部材11
4内のスプリングの変化率は、非回転棒124の効果を考慮
することなく所望の乗り心地の堅さ若しくは柔かさを選
択することが出来る。例えば、スプリング114の変化率
を柔かに選択すれば、車体14及び乗客は車輪の上下運動
から隔離される。通常の車輛において、この柔かな乗り
心地は、コーナを走行する際に非回転棒が作動すると失
われる。この制限は本発明では存在しない。
第1図に示すように、車輛12aの後において、前側非回
転棒124と類似の後側非回転棒134が用いられる。後側非
回転棒は適当なスリーブ型ブラケット部材137により車
体後側部分14b上に支持された中央部136を含む。後側非
回転棒はまた後側直立部材72bの前側部へ延びる対角部
分138を含み、該部分は、前側非回転棒124の垂直脚部材
132と同様に、後側直立部材の前面に沿って下方に延び
る垂直脚部材141の上端部分上に支持された玉継手139と
係合する。垂直脚部材141の下端部は玉継手139により後
側直立部材72bの下側部分に係止される。代りに、脚部
材141の下端部は技術的に公知の適当な部材によりピン9
1に係止することができる。後側非回転棒134は上述の如
く前側非回転棒124と同様に作動し且つ同様の利点を提
供することが理解出来る。
第5図は本発明の望ましい変更実施例を示し、ここで
は、車輛12bの懸架機構16bは、第1図乃至第4図図示の
三角形形状の連接構造86とは異なり、逆T字形の連接構
造144を有する連接部材142を含む。T字形連接構造は、
連接構造86と同様に直立部材72a,72bの下端部に枢着さ
れた外端部を有する下側横断部分146を含む。T字形連
接構造はまた、連接構造86の頂上部分90と同様に車体回
転中心92で車体の前後部分14a,14bに枢着された中央上
向伸長部分147を含む。スタブ・シャフト若しくは他の
類似の部材が回転軸92で車体部分14a,14b上に支持さ
れ、上向伸長部分147を通して延びる開口を通して延び
る。ゴム製若しくは他の弾性ブシュ96がスタブ・シャフ
ト93と上向伸長部分147内に形成された開口との間に介
設され、連接構造144と車体端部分14a,14bとの間の或
る程度の軋みに適応出来るようになっている。
連接部材142と84との間の上述の構造上の相違を除き、
懸架機構16bは懸架機構16aと実質的に同一に構成され、
故に懸架機構16bの構造の残部はここでは言及しない。
更に、懸架機構16bの作動も基本的に懸架機構16aと同一
であり、故にこれについてもここでは言及しない。
第6図は本発明の更に別の望ましい実施例を示し、ここ
では、車輛12cの懸架機構16cは、第1図乃至第5図図示
の連接部材84及び142とは幾分異なった構造の連接部材1
52を用いる。連接部材152は、車体の前後端部分14a,14
bを横断して横方向に延び、直立部材72a,72bの前後面
に重なる横断部材154を含む。横断部材の外端部は、第
1図乃至第5図図示のピン91と同様に前後方向に配置さ
れたピン156により、直立部材の下端部分に係止され
る。連接部材152はまた、離間位置160,161で横断部材1
54に枢着された下側外端部を有する一対の名目上対角線
状に配置された下側リンク158,159を含み、それ等の上
側内端部は横方向離間位置162,163で車体の前後端部分
14a,14bに係止される。第6図に示すように、下側リン
ク158,159は名目上対角線状に配向され、下側リンク15
8,159を延長した下側リンク線164,165が車体14の重心
の上方に位置する交差点166で互いに交差するようにな
っている。理想的には、交差点166は車体14の横方向中
央即ち車体の重心94の直上方に位置する。
懸架機構16cはまた上側リンク部材100a,102aを有し、
その外端部は直立部材72a,72bの上端部に係止される。
リンク部材の内端部は、第1図乃至第5図図示の上側リ
ンク100,102と同様に、回転中心160の上方の離間した
位置172で車体の前後端部分に係止される。
車輛12cがカーブを走行すると、車体14はリンク線164,
165の交差点166の周りを旋回し、交差点は車体の回転中
心に対応する。車体14は第1図乃至第5図図示の本発明
の先行実施例と同様でカーブの内側に傾く。車体がカー
ブの内側に傾くと内側スプリング部材114,116は圧縮さ
れ、従って隣接する車軸支持部材24,54上に下向き負荷
が生ずる。その結果、内側車輪18,19上に増大した下向
き負荷が作用する。更に車体がコーナで傾くと、上側リ
ンク部材100a,102aはコーナの内側(第6図中右側)に
向って強制され、従って直立部材72a,72bが同方向に傾
く。懸架機構16a,16bに関連して上述したように、これ
は車輪18,19を応じて傾け、上述の内向きに作用するキ
ャンバ・スラストを発生させる。
上述の相違の他に、懸架機構16cの構造及び作動は上述
の懸架機構16a,16bと実質的に同一である。その結果、
懸架機構16cは、通常の懸架機構に対して、懸架機構16
a,16bにより提供されるのと同様の利点を提供する。従
って懸架機構16cのこれ等の利点はここでは言及しな
い。懸架機構16cは懸架機構16a若しくは16bよりも車輛
に占める内容量が少なく、これはステーション・ワゴン
及びバンのような型式の車輛には有利となる。
第7図及び第8図は本発明の更に他の望ましい実施例を
示し、ここでは、車輛12dは車体14を支持する為のスプ
リング/緩衝組合せ部材180を有する懸架機構16dを含
む。スプリング/緩衝部材の上端部は適当なブラケット
182により車体の天井部分120に係止される。長手方向に
配置された横断ピン184がスプリング/緩衝部材の上端
部部分をブラケット182に枢着する。その上に車輪188が
支持されるスタブ車軸186は、スプリング/緩衝部材180
の下端部分に直接軸支され、ここに支持される。部材18
0と同様に構成されたスプリング/緩衝部材は技術的に
公知でマックフェルソク・ストラッツ(Mcpherson Stru
ts)として一般に言及される。マックフェルソン・スト
ラッツは、前輪駆動自動車の前側駆動車軸及び車輛の後
輪に関連して一般に使用される。
連接部材はスプリング/緩衝部材180を車体14に連結す
る。連接部材は、スプリング/緩衝部材180の下端部分
から後方且つ対角線状内方に延びると共に三角形形状の
連接構造191の外端部分に枢着される従アーム190を含
む。構造191は望ましくは三角形形状で第1図乃至第4
図図示の構造と同様に構成する。連接構造191は対角部
材で互いに離間関係に配置された一対の横断ビーム192
を含み、該対角部材は横断ビーム間に挾まれて固定され
た下側外端部を有する。対角部材193の上側内端部は頂
上部分194を形成するように互いに交差する。対角部材1
93は2本の横断ビーム192を互いに所定距離離間させて
位置させ、ビームの外端部分が従アーム190の後向き横
方向に配置された端部分195を丁度受容するようになっ
ている。長手方向横断ピン196が、横断ビーム192の外端
部分に形成された整−開口と、従アーム190の端部分195
内に形成された遊び孔とを通して延びる。従アーム190
の前端部分は、公知の態様でスプリング/緩衝部材の下
に支持された玉継手197を介してスプリング/緩衝部材
の下端部に取付けられる。
また連接構造86と同様に、連接構造191の頂上部分194
は、車体14の重心94の上方に位置する長手方向軸198に
沿って車体の前後部分14a,14bに係止され、該軸は車体
14の回転中心として作用する。スタブ・シャフト若しく
は類似の部材199が軸198で車体部分14a,14bから長手方
向に延び、連接構造192の頂上部分194上に支持されたゴ
ム製ブシュと係合する。他の型式の多方向通常コネク
タ、例えば図示しない玉継手をゴム製ブシュ200の代り
に用いることも出来る。
第8図に特に明確に示されるように、制止支柱201がス
プリング/緩衝部材180の下側部分から後方に延び車体1
4に連結する。理想的には、制止支柱201の前端部は、玉
継手202若しくは他の適当な連結部材によりスプリング
/緩衝部材180に対する極近傍位置で従アーム190に連結
され、これ等両者間に相対的角度運動を可能とする。ま
た望ましくは制止支柱の後端部は車体壁部203内に形成
された開口を通して延びる。ゴム製ドーナッツ形ワッシ
ャ204,205が車体壁部203の反対側部に配置される。支
柱201に形成された肩部に対して適合する金属製ワッシ
ャ206がゴム製ワッシャ204の反対側部に対して配置さ
れ、金属製ワッシャ207がゴム製ワッシャ205の反対側部
に対して配置される。ナット208が支柱の端部に螺合
し、技術的に公知の態様でゴム製ワッシャ204,205を車
体壁部203に圧縮する。支柱201は、前後方向を除いた連
接部材と車体14との間の相対的な運動を実質的に自由と
する。これは特に加速及び減速中に重要であり、この時
車体14は懸架機構16dに対して長手方向に移動しようと
する。アーム190に連結せずに、支柱201の前端部は代り
に連接構造191に係止することが出来る。
第7図及び第8図図示の懸架機構16dは、第1図乃至第
5図図示の懸架機構16a,16b及び16cと同様に作動し、
車輛12dがカーブを曲がると、車体14の重心を通って作
用する横方法の力が車体を回転軸198の周りで旋回さ
せ、車体をカーブの内側に向けて傾ける。傾けられた車
体は対応のスプリング/緩衝部材180を通して作用し、
対応の内側タイヤ188上に増大した下向き負荷を作用さ
せ、車輛12dの粘着摩擦及び安定性を改良するだけでな
く、車輛の押上げ効果を減少させる。
第7図及び第8図図示の本発明の実施例は、第5図及び
第6図図示の連接部材142,152と同様な連接部材を用い
るように変更出来ることは明らかである。このような変
更例によれば、結果としての懸架機構は懸架機構16dで
提供されるのと同様な利点を提供するように機能する。
第9図及び第10図は本発明の更に他の望ましい実施例を
示し、ここでは、懸架機構16eは固定車軸210を含む車輛
12eに関連して用いられ、またしばしば前輪駆動車輛の
後側懸架に用いられる。車輪212は通常の公知の態様で
固定車軸210の外端部に支持される。車体14の重量は緩
衝/スプリング組合せ部材として形成されたスプリング
部材214に支持される。車体の重量を支持するのに加え
て、スプリング部材214はまた車輪212に作用する衝撃負
荷を吸収する。スプリング部材214の上端部は、そこか
ら下方に下ったブラケット部材122により車体後側部分1
4bの天井部分120に係止される。玉継手、ピン若しくは
類似の連結部材216が技術的に公知の態様でスプリング
部材214の上端部をブラケット122に取付けるのに用いら
れる。スプリング部材214の下端部はブラケット218によ
り車軸210の外端部分に枢着される。スプリング部材214
の上端部のように、適当な玉継手、ピン若しくは他の連
結部材219が技術的に公知の態様でスプリング部材の下
端部をブラケット218に連結するのに用いられる。
連接部材が車体14を車軸210に連結する。連接部材は、
車軸210から前方に延びてT字形連接構造224の下側横断
ビーム部材222の外側部分に枢着される三角形形状の導
アーム220を含む。玉継手226若しくは類似の連結部材が
アーム220を固定車軸210に取付けるのに用いられ、両者
間の相対的な連動を許可する。アーム220の反対側端部
はビーム部材222の外端部分上に係合するように設計さ
れ、アームがビーム部材に対して旋回することを許可す
る。適当な図示しないベアリング及びブシュが技術的に
公知の態様でアーム220をビーム部材222に非摩擦連結す
る。アームは車軸を車体14に対して垂直に動くことを可
能にすると共に、ビーム部材222の端部をある程度互い
に対して垂直に動くことを許可する。
連接構造224はまた、第5図図示の如く車体14にT字形
連接構造144を取付けるのと同じ態様で車体後側部分14b
に車体回転中心230で枢着された上向き伸長部分228を含
む。第10図に示すように、回転中心230は車体14の重心9
4の上方に配置される。スタブ・シャフト231若しくは類
似の部材が回転中心230で車体部分14bに支持され、上向
き伸長部分228内に形成された開口を通して延びる。ゴ
ム製若しくは弾性ブシュ233がスタブ・シャフトと開口
との間に介設され、連接構造224と車体部分14bとの間の
ある程度の軋みに適合出来るようになっている。
特に第9図において、制止支柱232がビーム部材222外端
部から後方に延び車体14に連結する。理想的には、制止
支柱232の前後端部は玉継手234,236を介してビーム部
材222及び車体14に連結され、互いの接近離間方向を除
いて連接部材224と車体14との間の相対的な運動を可能
とする。これは特に加速若しくは減速中に重要であり、
この時車体14は懸架機構16eに対して長手方向に移動し
ようとする。
上述のような態様に懸架機構16eを構成すること、及び
連接構造224を車体の回転中心94の上方に位置する軸230
で車体14に取付けることにより、懸架機構16eは上述の
懸架機構16a乃至16dと同様に機能する。従って車輛12e
がカーブを曲がる時、車輛の重心94を通して作用する遠
心力は車体14を内側に即ち車輛が走行するカーブの中心
に向かって傾ける。これが起きると内側スプリング部材
214は圧縮され、内側車輪212上に増大した下向き負荷が
掛かり、車輛の粘着摩擦が改良されると共に車輛の押上
げ効果が防止される。
連接構造224は異なる形状の連接構造、例えば第1図乃
至第4図図示の連接構造と類似の三角形連接構造、或い
は第6図図示の横断部材154及び下側リンク158,159に
置換することが出来、これは本発明の思想若しくは範囲
から離れるものではない。
第11図は本発明の更に他の望ましい実施例を示し、これ
は固定車軸を含む懸架機構16fに関連して用いられる。
第11図に示すように、車輪240は通常の公知の態様で固
定車軸242の外端部に支持される。前述の懸架機構16a乃
至16eのように、車体14の重量は、緩衝/スプリング組
合せ型に構成されたスプリング部材244により支持さ
れ、該部材は車体の重量を支持すると共に車輪240に作
用する衝撃負荷を吸収する。上述の懸架機構16eのよう
に、スプリング部材244の上端部は、そこから下向きに
下がるブラケット部材122により車体後側部分14bの天井
部分120に係止される。玉継手、ピン若しくは類似の連
結部材246がスプリング部材の上端部をブラケットに係
止し、一方スプリング部材とブラケットとの間の実質的
に自由な運動を許可する。スプリング部材244の下端部
は車軸に固定されたブラケット248により車軸242の外端
部分に枢着される。スプリング部材244の下端部は技術
的に公知の玉継手250若しくは他の適当な連結部材でブ
ラケット248に支持される。
連接部材は車体14を車軸242の中央部分に連結する。連
接部材は名目上直立の連接構造252を含み、該構造は車
体14の重心の上方に位置する軸254(回転中心)で車体1
4に枢着される上端部分を有する。スタブ・シャフト255
若しくは類似の部材が回転中心250で車体14bに支持さ
れ、連接構造252内に形成された開口を通して延びる。
ゴム製若しくは類似の材料製の弾性ブシュ256がスタブ
・シャフトと開口との間に介設され、連接構造と車体部
分14bとの間のある程度の軋みに適合できるようになっ
ている。
望ましくは、連接構造252は、回転中心254から下方に延
びると共に図示しないスタブ・シャフトで車軸242に若
しくは他の適当な公知の支持構造に回転可能に支持され
てローラ258に係合する溝形部材の形状に構成される。
また図示しないベアリング若しくは他の公知の部材が、
図示しないスタブ・シャフトにローラ258を非摩擦係止
するのに用いられる。理想的には、ローラ258の直径は
連接部材252の側壁部260の側面に対してきちんと係合す
るようになっており、ローラに隣接する連接構造の部分
がローラに対して横方向に動くのを防止し、一方連接構
造とローラとの間の相対的な垂直連動を可能とする。
第9図及び第10図図示の制止支柱232と類似の制止棒262
が車軸242の離間中間位置から通常の長手方向前方へ延
び、車体後側部分14bの対応部分に連結する。理想的に
は、制止棒の前後端部分は、玉継手264若しくは類似の
連結部材で車体後側部分14b及び車軸242に連結され、車
輪240の上下運動に応答して車軸と車体との間の相対的
な運動を許可し、一方特に加速中及び減速中長手方向で
の構成部材の相対的な運動を実質的に防止する。
上述の如く懸架機構を構成することにより、車輛12fが
コーナを曲がると、車輛の重心を通して作用する遠心力
は車体14を回転中心254の周りで内側へ旋回させる。こ
れが起きると内側スプリング部材244が圧縮され、内側
車輪240上に増大した下向き負荷が掛かり、車輛のコー
ナリンク能力を改良する。
連接構造252にローラ258と係合する溝形部材を含ませる
ことにより、連接構造と車軸242との間で相対的な上下
運動が起きることが出来、従って車軸240が地面の振動
を被る時に車体14が車軸の垂直運動から隔離される。
本発明は車輪に支持された車輛12a,12b,12c,12d,12
e及び12fについて図示し且つ記述して来たが、本発明は
例えばスキーに支持された雪上車、滑走板に支持された
そり、若しくは他の型式の支持構造に支持された他の車
輛のような、車輪のない車輛に対して用いることが出
来、これは本発明の思想若しくは範囲から離れるもので
はない。本発明が属する技術分野の当業者にとって、本
発明の思想若しくは基本的な特徴から離れることなく上
述の実施例の他にも種々の具体化が可能であることは明
白である。上述の懸架機構16a,16b,16c,16d,16e及
び16fの実施例は、全て例証であり制限的なものではな
い。本発明の範囲は、上述の懸架機構16a,16b,16c,1
6d,16e及び16fの例に制限されることなく付属の特許請
求の範囲により決定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車輛の懸架機構を示す部分概略図であ
る。 第2図は第1図図示懸架機構の部分概略正面図であり、
都合により或る部材を省いてある。 第3図は第2図中3−3線に沿う、第1図及び第2図図
示懸架機構の部分概略縦断面図である。 第4図は第2図と類似であるが、コーナリング中車輛が
横方向負荷を被った時の車体の傾き、車輪のキャンバの
動き及び懸架機構の移動を示す図である。 第5図は本発明の他の実施例を示す部分概略正面図であ
る。 第6図は本発明の更に他の実施例示す部分概略正面図で
ある。 第7図は本発明の更に他の実施例を示す部分概略正面図
である。 第8図は第7図図示懸架機構の部分概略平面図である。 第9図は本発明の更に他の懸架機構の後側部分の部分概
略平面図である。 第10図は第9図図示懸架機構の背面図である。 第11図は本発明の互いに他の実施例を示す部分概略背面
図である。 12……車輛、14……車体、16……懸架機構、18,19……
車輪、84……連接部材、92……回転軸、94……重心、11
4,116……スプリング部材、124……非回転棒、134……
非回転棒、142……連接部材、152……連接部材、160…
…交差点、180……スプリング部材、188……車輪、191
……連接構造、198……長手方向軸、201……制止支柱、
212……車輪、214……スプリング部材、224……連接構
造、230……回転中心、232……制止支柱、240……車
輪、244……スプリング部材、252……連接構造、262…
…制止棒

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体を有する車輛の為の懸架機構であっ
    て、 (A)車体の対向する側部に位置し、走行面に対して車
    体を位置づける車輛支持部材と、 (B)上記車体と車輛支持部材との間に挿設され、この
    車輛支持部材上で実質的に全ての車体重量を名目上支持
    するスプリング部材と、 (C)上記車輛支持部材と車体との間に介設された連接
    部材であって、 この連接部材と車体とが、反作用中心の上方の車体重心
    より高い効果的な位置に配置された長手方向回転軸の周
    りで旋回可能に連結され、車輛がコーナを走行すると、
    結果として車輛に作用する遠心力が上記連接部材に対し
    て車体をカーブの中心に向けて傾けるようにする為の第
    1連結部材と、 上記連接部材を上記車輛支持部材に連結し、上記第1連
    結部材により限定される回転軸が、車輛が走行するコー
    ナの中心から離れる方向へ上記車輛支持部材に対して横
    方向外方へ移動することを許可し、前記回転軸が車輛の
    反作用中心として機能することを防止する為の第2連結
    部材と、 (D)上記連接部材に対して車体の傾斜を抑制する非回
    転部材と、 を有する連接部材と、 からなることを特徴とする車輛の懸架機構。
  2. 【請求項2】(A)前記連接部材が車体を横方向に横断
    して延びる横断連接構造からなることと、 (B)前記第1連結部材が反作用中心の上方の車体重心
    より高い効果的な位置で前記連接部材を前記車体に枢着
    することと、 (C)前記第2連結部材が、一端部分が前記車輛支持部
    材に枢着され、他端部分が前記横断連接構造の外端部分
    に枢着されるアーム部材を含むことと、 を特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の車輛の懸
    架機構。
  3. 【請求項3】(A)前記連接部材の構造が通常の三角形
    形状をなすことと、 (B)前記第1連結部材が、車体の横方向中心で前記三
    角形形状の連接構造の頂上部分を車体に連結すること
    と、 を特徴とする特許請求の範囲第(2)項に記載の車輛の懸
    架機構。
  4. 【請求項4】(A)前記連接部材の構造が車体を横断し
    て延びる横断部材を含むことと、 (B)前記第1連結部材が、前記横断部材に沿って離間
    位置に枢着された第1端部分と、車体の横方向離間位置
    に枢着された第2端部分とを有する、一対の名目上対角
    線状に配置されたリンクを含むことと、 を特徴とする特許請求の範囲第(2)項に記載の車輛の懸
    架機構。
  5. 【請求項5】(A)前記連接構造の外端部分に枢着され
    直立部材と、 (B)前記連接構造の外端部分の上方の離間した位置で
    前記直立部材に枢着された外端部分と、前記連接構造を
    車体に連結する為の前記第1連結部材の上方の離間した
    位置で車体に枢着された内端部分と、を有する、一対の
    横断上側リンクと、からなることを特徴とする特許請求
    の範囲第(2)項から第(4)項のいずれかに記載の車輛の懸
    架機構。
  6. 【請求項6】前記上側リンクの内端部が一緒に車体に連
    結されることを特徴とする特許請求の範囲第(5)項に記
    載の車輛の懸架機構。
  7. 【請求項7】(A)車体を横断し車輛支持部材に対して
    横方向に連結する車軸部材を更に含むことと、 (B)前記連接部材が、前記第1連結部材により前記車
    体に枢着された上端部分を有する名目上直立の部材を含
    むことと、 前記第2連結部材が、前記車軸部材に対して前記直立部
    材が旋回し、同時に前記車軸部材に対して前記直立部材
    が長手方向に摺動し、一方前記直立部材の長手を横断す
    る方向での前記車軸部材に対する前記直立部材の運動を
    抑制することが出来るように前記直立部材の下側部分を
    前記車軸部材に連結することと、 を特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の車輛の懸
    架機構。
  8. 【請求項8】(A)車体を横断し車輛支持部材に対して
    横方向に連結する車軸部材を更に含むことと、 (B)前記連接部材が車体を横方向に横断して延びる横
    断連接構造を含むことと、 (C)前記第1連結部材が、反作用中心の上方の車体重
    心より高い効果的な位置で前記連接部材を車体に枢着す
    ることと、 (D)前記第2連結部材が、一端部分が前記車軸部材に
    枢着され、他端部分が前記横断連接部材の外端部分に枢
    着されたアーム部材を含むことと、 を特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の車輛の懸
    架機構。
  9. 【請求項9】前記連接部材が上向き伸長部分を含み、ま
    た前記第1連結部材が反作用中心の上方の車体重心より
    高い位置で前記連接部材の前記上向き伸長部分を車体に
    枢着することを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記
    載の車輛の懸架機構。
  10. 【請求項10】前記連接部材に対する車体の傾きを制限
    する非回転部材を更に含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第(1)項から第(10)項のいずれかに記載の車輛の懸
    架機構。
  11. 【請求項11】車輪型車輛の為の懸架構造であって、 (A)車輪を装着する部材で各々がスタブ車軸を有する
    車輪支持部材と、 (B)対応の車輪支持部材に枢着された第1端部分を有
    するアーム部材と、 (C)前記各アーム部材の第2端部分に枢着された直立
    部材と、 (D)(i)車体を横断して延び、 (ii)対応の直立部材に枢着された外端部分を有し、 (iii)コーナリング中に車体に作用する横方向力の方
    向と反対の方向へ車体を傾けるような回転軸で旋回可能
    に車体と連結されている 連接部材と、 (E)前記連接部材が前記直立部材に連結される位置の
    上方の位置で、対応の直立部材に枢着される外端部分を
    有し、かつ前記連接部材が車体に連結される高さの上方
    の離間した位置で車体に軸着された内端部分を有する一
    対の通常の横断上側リンク部材と、 (F)前記車輪支持部材と車体との間に挿設され、前記
    車輪支持部材上に車体の全重量を実質的に支持するスプ
    リング部材と、 (G)前記連接部材と車体との間に挿設され、前記連接
    部材に対する車体の揺動を制限する非回転部材と、 を含むことを特徴とする車輛の懸架機構。
  12. 【請求項12】前記連接部材が上向き伸長部分を含み、
    また前記連結部材が反作用中心の上方の車体重心より高
    い位置で前記連接部材の前記上向き伸長部分を車体に枢
    着することを特徴とする特許請求の範囲第(11)項に記載
    の車輛の懸架機構。
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