JPH06321954A - セファロスポリン誘導体 - Google Patents

セファロスポリン誘導体

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JPH06321954A
JPH06321954A JP6101558A JP10155894A JPH06321954A JP H06321954 A JPH06321954 A JP H06321954A JP 6101558 A JP6101558 A JP 6101558A JP 10155894 A JP10155894 A JP 10155894A JP H06321954 A JPH06321954 A JP H06321954A
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amino
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ペーター・アンゲールン
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チュン−チェン・ウェイ
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D501/00Heterocyclic compounds containing 5-thia-1-azabicyclo [4.2.0] octane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. cephalosporins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulfur-containing hetero ring
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P31/00Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
    • A61P31/04Antibacterial agents
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力で広範囲な抗菌活性を有する抗生物質と
して有用であり、優れた経口吸収性を示す化合物を見い
出すこと。 【構成】 一般式(I): 【化287】 〔式中、R1 は、カルボン酸から誘導されるアシル基で
あり;R2 は、水素、ヒドロキシ、低級アルキル−CO
−など;nは、0、1又は2である〕で示されるセファ
ロスポリン誘導体、その容易に加水分解しうるエステル
及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに式(I)
の化合物、それらのエステル及び塩の水和物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般式(I):
【化20】
【0002】〔式中、R1 は、カルボン酸から誘導され
るアシル基であり;R2 は、水素、ヒドロキシ、低級ア
ルキル−Qm ,シクロアルキル、低級アルコキシ、低級
アルケニル、シクロアルケニル、低級アルキニル、アラ
ルキル−Qm 、アリール−Qm、アリールオキシ、アラ
ルコキシ又は複素環(これらの、低級アルキル、シクロ
アルキル、低級アルコキシ、低級アルケニル、シクロア
ルケニル、低級アルキニル、アラルキル、アリール、ア
リールオキシ、アラルコキシ及び複素環は、非置換であ
るか、又はカルボキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、低級
アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、−
CONR45 、−N(R5 )COOR9、R5 CO
−、R5 OCO−又はR5 COO−(ここで、R4 は、
水素、低級アルキル又はシクロアルキルであり;R5
は、水素又は低級アルキルであり;R9は、低級アルキ
ル、低級アルケニル又はカルボン酸保護基である)より
選ばれる基の少なくとも一つで置換されている)であ
り;Qは、−CO−又は−SO2 −であり;mは、0又
は1であり;nは、0、1又は2である〕で示されるセ
ファロスポリン誘導体、その容易に加水分解しうるエス
テル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに式
(I)の化合物、それらのエステル及び塩の水和物に関
する。
【0003】式(I)の上記の化合物において、3位の
置換基は、E−型(Ia):
【化21】
【0004】又はZ−型(Ib):
【化22】 で存在することができる。
【0005】式(I)の化合物の特定の実施態様におい
て、nは0である。式(I)の化合物の別の特定の実施
態様において、R2 は、低級アルキル−Q(ここで、Q
は−CO−又は−SO2 −である)である。式(I)の
化合物のさらに別の実施態様において、R2 は、プロパ
ルギル(2−プロピニル)、シアノメチル、シアノエチ
ル又はシクロプロピルメチルである。式(I)の化合物
のもう一つの実施態様において、R2 は、6−メトキシ
ピリジン−3−イル、5−メチルイソキサゾール−3−
イル、2−オキソオキサゾリジン−3−イル又は1,1
−ジオキソテトラヒドロチエン−3−イルである。
【0006】本発明の化合物の下位の群は、一般式(I
I):
【化23】
【0007】「式中、Zは、−C(X)=CRab
[IIA]、−CH(X)NH2 [IIB]又は−C(X)
=NOR3 [IIC]であり、Ra は、水素、低級アルキ
ル又はCH2 CO24 (ここで、低級アルキルは、非
置換であるか、又はカルボキシ、アミノ、ニトロ、シア
ノ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロ
ゲン、−CONR45 、−N(R5 )COOR9 、R
5 CO−、R5 OCO−又はR5 COO−から選ばれる
基の少なくとも一つで置換されている)であり;Rb
は、水素又は低級アルキルであり;Xは、アリール、シ
クロヘキシル、1,4−シクロヘキサジエニル又は複素
環(これらの、アリール、シクロヘキシル、1,4−シ
クロヘキサジエニル及び複素環は、非置換であるか、又
はカルボキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、低級アルキ
ル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、−CON
45 、−N(R5 )COOR9 、R5 CO−、R5
OCO−若しくはR5 COO−から選ばれる基の少なく
とも一つで置換されている)であり;R3 は、水素、低
級アルキル、シクロアルキル、アラルキル、R5 CO−
又は−C(R78 )CO29'(ここで、R7 及びR
8 は、それぞれ独立して、水素又は低級アルキルである
か、又はR7 とR8 は、一緒になって、シクロアルキル
基を形成し、R9'は、水素又はR9 である)であり;そ
して、R2 、R4 、R5 、R9 及びnは、上記と同義で
ある〕で示される化合物、その容易に加水分解しうるエ
ステル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに式
(II)の化合物、それらのエステル及び塩それぞれの水
和物よりなる。
【0008】上述の式(IIA)、(IIB)、(IIC)
は、下記式:
【化24】
【0009】(式中、X、Ra 、Rb 、R2 、R3 及び
nは、上記と同義である)で示される。
【0010】式(IIC)において、R3 は、好適には、
水素である。
【0011】本発明の化合物の下位の群は、一般式(II
I ):
【化25】
【0012】(式中、R2 、R3 及びnは、上記と同義
である)で示される化合物、その容易に加水分解しうる
エステル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに
式(III )の化合物、それらのエステル及び塩それぞれ
の水和物よりなる。
【0013】式(III )において、R3 は、好適には、
水素、低級アルキル、シクロアルキル又はC(R7
8 )CO29'、特に水素である。
【0014】式(I)及び式(III )で示される化合物
において、好適な化合物は、R2 が、水素、シクロアル
キル、非置換若しくはハロゲン置換低級アルキル、低級
アルコキシ、又は非置換若しくは低級アルコキシ若しく
はハロゲンの少なくとも一つで置換されたフェニルであ
る化合物である。
【0015】式(I)及び式(III )で示される化合物
において、さらに好適な化合物は、R2 が、フェニル、
4−メトキシフェニル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、2−フルオロエチル、シクロプロピル、3−ピリジ
ニル、アリル、シアノメチル、シクロプロピルメチル、
2−プロピニル及び2−ピラジニルの何れかである化合
物である。
【0016】式(I)及び式(III )で示される化合物
において、nが1である化合物も好ましい。
【0017】式(III )の好適な化合物としては、式:
【化26】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1−シクロプロピル
−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸;
【0018】式:
【化27】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1−(2−フルオロ
エチル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチ
ル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸;
【0019】式:
【化28】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1−(2,2,2−
トリフルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジニリ
デン〕メチル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸;
【0020】式:
【化29】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔2−オキソ−1−フ
ェニル−3−ピロリジニリデン〕メチル}−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸;
【0021】式:
【化30】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1−(4−メトキシ
フェニル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチ
ル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸;
【0022】式:
【化31】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ−3−{〔2−オ
キソ−1−(3−ピリジニル)−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル}−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸;
【0023】式:
【化32】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−3−
〔(1−アリル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)
メチル〕−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸;
【0024】式:
【化33】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1−シアノメチル−
2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸;
【0025】式:
【化34】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1−シクロプロピル
メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸;
【0026】式:
【化35】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ−3−{〔2−オ
キソ−1−(2−プロピニル)−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル}−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸;
【0027】式:
【化36】 の{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ−3−{〔2−オ
キソ−1−(2−ピラジニル)−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル}−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸、その容易に加
水分解しうるエステル及び該化合物の薬学的に許容しう
る塩、並びにこれらの化合物、エステル及び塩それぞれ
の水和物が挙げられる。
【0028】本発明は、また、薬学的組成物及び薬学的
方法での上記化合物の用途にも関する。
【0029】この明細書に用いた「アルキル」及び「低
級アルキル」の用語は、1ないし8個、好適には1ない
し4個の炭素原子を含む直鎖及び分岐鎖の両者の飽和炭
化水素、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、tert−ブチルなどを意味する。
【0030】この明細書に用いた「低級アルコキシ」の
用語は、直鎖又は分岐鎖の炭化水素オキシ基を意味し、
その「アルキル」部分は、上記に定義された低級アルキ
ルである。例としては、メトキシ、エトキシ、n−プロ
ポキシなどが挙げられる。
【0031】この明細書に用いた「ハロゲン」又は「ハ
ロ」の用語は、特に断らない限り、四つの形のすべて、
すなわち、塩素又はクロロ;臭素又はブロモ;ヨウ素又
はヨード;そしてフッ素又はフルオロを意味する。
【0032】R1 の定義に関連して用いた「カルボン酸
から誘導されるアシル基」の用語は、有機カルボン酸か
らヒドロキシル基を除去して誘導される有機基のすべて
を意味する。R1 の基は、多くのアシル基の何れか一つ
であるが、下記の特定のアシル基が好ましい。
【0033】アシル基の例としては、6−アミノペニシ
ラン酸及びその誘導体、並びに7−アミノセファロスポ
ラン酸及びその誘導体のようなβ−ラクタム抗生物質を
アシル化するのに用い得るアシル基である(例えば、Fl
ynn 編Cephalosporins and Penicillins(Academic Pre
ss、1972)、ベルギー特許明細書第866,038 号(octobe
r 17,1978 )、ベルギー特許明細書第867,994 号(Dece
mber 11,1978)、及び米国特許明細書第3,971,778 号
(July 27,1976)を参照)。これらの文献には各種のア
シル基が記載されており、参照としてここに組み込まて
いる。アシル基の以下のリストは、「アシル」の用語を
具体的に例示するためのものであり、これらの基に限定
するものではない。
【0034】(a)式:
【化37】
【0035】(式中、R50は、水素、アルキル、シクロ
アルキル、アルコキシ、アルケニル、シクロアルケニ
ル、シクロヘキサジエニル、或は一つ以上のハロゲン、
シアノ、ニトロ、アミノ、メルカプト、アルキルチオ若
しくはシアノメチルチオ基で置換された、アルキル又は
アルケニルである)を有する脂肪族アシル基。
【0036】(b)式:
【化38】
【0037】(上記式中、jは0、1、2又は3であ
り;R60、R70及びR80は、それぞれ独立して、水素、
ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、アミノ、シアノ、カ
ルボキシ、カルバモイル、トリフルオロメチル、炭素数
1ないし4個のアルキル、炭素数1ないし4個のアルコ
キシ、又はアミノメチルであり;R90は、アミノ、アシ
ルアミノ、ヒドロキシル、カルボキシル塩、ベンジルオ
キシカルボニルのような保護されたカルボキシ、ホルミ
ルオキシ又はアジドである)を有する芳香族アシル基。
【0038】好適な芳香族アシル基は、式:
【化39】
【0039】(上記式中、R90は、好適には、アミノ
基、ヒドロキシル基、又はカルボキシル塩若しくはスル
ホ塩である)を有するアシル基である。
【0040】本発明の目的に適切なその他のアシル基の
例としては、ヒドロキシスルホニルオキシフェニルアセ
チル、スルファモイルフェニルアセチル、(フェノキシ
カルボニル)フェニルアセチル、(p−トリルオキシカ
ルボニル)フェニルアセチル、ホルミルオキシフェニル
アセチル、カルボキシフェニルアセチル、ホルミルアミ
ノフェニルアセチル、ベンジルオキシカルボニルフェニ
ルアセチル、2−(N,N−ジメチルスルファモイル)
−2−フェニルアセチル、2−アミノ−2−フェニルア
セチルなどが挙げられる。
【0041】(c)式:
【化40】
【0042】(上記式中、jは0、1、2又は3であ
り;R90は、上記と同義であり;R101は、複素環又は
ベンゼン環と融合した複素環である)を有するヘテロ芳
香族アシル基。
【0043】好適なヘテロ芳香族アシル基としては、R
101 が、2−アミノ−4−チアゾリル、2−アミノ−5
−ハロ−4−チアゾリル、4−アミノピリジン−2−イ
ル、2−アミノ−1,3,4−チアジアゾ−ル−5−イ
ル、5−アミノ−1,2,4−チアジアゾール−3−イ
ル、2−チエニル、2−フラニル、4−ピリジニル、
2,6−ジクロロ−4−ピリジニル又は2−アミノ−4
−ベンゾチアゾリルである、上記の式のアシル基が挙げ
られる。
【0044】(d)式:
【化41】
【0045】〔式中、R111 は、アルキル、ヒドロキシ
アルキル又は芳香族複素環、又は式:
【化42】
【0046】(式中、R60、R70及びR80は、上記と同
義であり、芳香族複素環は、R101 と同義であり;そし
て、R120 は、アルキル又は置換アルキル(ここで、ア
ルキル基は、一つ以上のハロゲン、シアノ、ニトロ、ア
ミノ又はメルカプト基で置換されている)、例えば、4
−(低級アルキル)(好適にはエチル又はメチル)−
2,3−ジオキソ−1−ピペラジンカルボニル−D−フ
ェニルグリシルである)で示される基のような炭素環で
ある〕で示される{〔(4−置換−2,3−ジオキソ−
1−ピペラジニル)カルボニル〕アミノ}アセチル基。
【0047】(e)式:
【化43】
【0048】〔式中、R101 は、上記と同義であり、そ
してR130 は、水素、低級アルキル、低級アルカノイル
又はC3 −C7 シクロアルキル、又は低級アルキル(こ
こでアルキル基は、一つ以上のハロゲン、シアノ、ニト
ロ、アミノ、メルカプト、低級アルキルチオ、(R111
で定義された)芳香族基、(その塩を含む)カルボキシ
ル、カルバモイル、低級アルコキシカルボニル、フェニ
ルメトキシカルボニル、ジフェニルメトキシカルボニ
ル、ヒドロキシアルコキシホスフィニル、ジヒドロキシ
ホスフィニル、ヒドロキシ(フェニルメトキシ)ホスフ
ィニル、ジ−低級アルコキシホスフィニル置換基、カル
ボキシル低級アルキル、又はカルボキシル−C3 −C7
−シクロアルキルで置換されている)である〕で示され
るオキシイミノアリールアセチル基。
【0049】式:
【化44】
【0050】の基の例としては、{2−〔(クロロアセ
チル)アミノ〕−4−チアゾリル}(メトキシイミノ)
アセチル、(2−アミノ−4−チアゾリル)(1−メチ
ルエトキシイミノ)アセチル、(2−アミノ−4−チア
ゾリル)(メトキシイミノ)アセチル、(2−フリル)
(メトキシイミノ)アセチル、(4−ヒドロキシフェニ
ル)(メトキシイミノ)アセチル、(メトキシイミノ)
(フェニル)アセチル、(ヒドロキシイミノ)(フェニ
ル)アセチル、(ヒドロキシイミノ)(2−チエニル)
アセチル、{〔(ジクロロアセチル)オキシ〕イミノ}
(2−チエニル)アセチル、{5−クロロ−2−〔(ク
ロロアセチル)アミノ〕−4−チアゾリル}(メトキシ
イミノ)アセチル、(2−アミノ−5−クロロ−4−チ
アゾリル)(メトキシイミノ)アセチル、{〔〔1−
(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕−1−メチ
ルエトキシ〕イミノ}−(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)アセチル、{〔〔1−(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕−1−メチルエトキシ〕イミノ}
{〔2−(トリフェニルメチル)アミノ〕−4−チアゾ
リル}アセチル、{〔2−(クロロアセチル)アミノ〕
−4−チアゾリル}{〔〔〔(4−ニトロフェニル)メ
トキシ〕カルボニル〕メトキシ〕イミノ}アセチル、
(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(カルボキシメトキ
シ)イミノ〕アセチル、(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)〔1−カルボキシ−(1−メチルエトキシ)イミ
ノ〕アセチル、及び(2−アミノ−4−チアゾリル
{〔(アミノカルボニル)メトキシ〕イミノ}アセチル
が挙げられる。
【0051】(f)式:
【化45】
【0052】〔式中、R111 は、上記と同義であり、R
140 は、式:
【化46】
【0053】(式中、R60、R70、R80及びjは、上記
と同義である)で示される基、水素、低級アルキル、置
換低級アルキル、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキル
アミノ、(シアノアルキル)アミノ、ヒドラジノ、アル
キルヒドラジノ、アリールヒドラジノ、及びアシルヒド
ラジノである〕で示される(アシルアミノ)アセチル
基。
【0054】上記の式を有する好適な(アシルアミノ)
アセチル基は、R140 がアミノ又はアシルアミノである
基である。R111 が、フェニル又は2−チエニルである
基も、同様に好ましい。
【0055】(g)式:
【化47】
【0056】(式中、R111 は、上記と同義であり、R
22及びR23は、独立して、水素及び低級アルキルよりな
る群から選ばれるか、又はR22とR23は、それらが結合
している炭素原子と一緒になって、C3 −C7 炭素環、
例えばシクロプロピル、シクロブチル又はシクロペンチ
ルを形成し、そしてR200 は、R140 又はヒドロキシで
ある)で示される置換したオキシイミノアセチル基。
【0057】上記の式を有する好適な置換したオキシイ
ミノアセチル基は、R200 がヒドロキシ又はアミノであ
る基である。R111 が、2−アミノ−4−チアゾリルで
ある基も同様に好ましい。
【0058】(h)式:
【化48】
【0059】〔式中、R111 は、上記と同義であり、R
150 は、水素、アルキルスルホニル、アリールメチレン
アミノ〔すなわち、−N=CHR111 (ここで、R111
は、上記と同義である)、−COR160 (ここで、R
160 は、水素、アルキル又はハロゲン置換アルキルであ
る)、(上記のR111 で定義された)芳香族基、アルキ
ル又は置換アルキル(このアルキル基は一つ以上のハロ
ゲン、シアノ、ニトロ、アミノ又はメルカプト基で置換
されている)である〕で示される{〔(3−置換−2−
オキソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル〕アミノ}
アセチル基。
【0060】上記の式の好適な{〔(3−置換−2−オ
キソ−1−イミダゾリジニル)カルボニル〕アミノ}ア
セチル基は、R111 がフェニル又は2−チエニルである
基である。R150 が、水素、メチルスルホニル、フェニ
ルメチレンアミノ又は2−フリルメチレンアミノである
基も、同様に好ましい。
【0061】「アリール」の用語は、芳香族炭化水素か
ら水素原子1個を除去して誘導された基を意味し、置換
していてもよく、非置換でもよい。芳香族炭化水素は、
単核又は多核であってもよい。単核型のアリールの例と
しては、フェニル、トリル、キシリル、メシチル、クメ
ニルなどが挙げられる。多核型のアリールの例として
は、ナフチル、アントリル、フェナントリルなどが挙げ
られる。アリール基は、例えば、2,4−ジフルオロフ
ェニル、4−カルボキシフェニル、4−ニトロフェニ
ル、4−アミノフェニル、4−メトキシフェニルにおけ
るように、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、カルボキ
シ、ニトロ、アミノ、低級アルキル、低級アルコキシか
ら選ばれる少なくとも一つの置換基を有していてもよ
い。
【0062】この明細書に用いた「低級アルカノイル」
又は「アルカノイル」の用語は、式:
【化49】
【0063】(式中、R25は、水素又はC1 ないしC6
の低級アルカン酸である)で示される部分、例えばアセ
チル、ホルミル、プロピオニル、ブチリルなどを意味す
る。
【0064】「置換されたフェニル」の用語は、ハロゲ
ン、低級アルキル、アミノ、ニトロ又はトリフルオロメ
チルによって一置換又は二置換されたフェニルを意味す
る。
【0065】「置換されたアルキル」の用語は、カルボ
キシメチル、2−フルオロアセチル、2,2,2−トリ
フルオロエチルにおけるように、例えばハロゲン、アミ
ノ、シアノ、カルボキシなどで置換された「低級アルキ
ル」又は「アルキル」部分を意味する。
【0066】「アラルキル」の用語は、アリール基を含
むアルキル基を意味する。これは芳香族及び脂肪族構造
の両者を含む炭化水素基、すなわち、低級アルキルの水
素原子が単環性のアリール基、例えばフェニル、トリル
などによって置換された炭化水素基である。
【0067】本発明において用いられる有用な薬学的に
許容しうる塩には、金属から誘導される塩、アンモニウ
ム塩、有機塩基から誘導される第四級アンモニウム塩、
及びアミノ酸塩が含まれる。好ましい金属塩の例として
は、鉄(Fe++又はFe+++)、アルミニウム(Al+++
)、及び亜鉛(Zn++)のような金属の陽イオン型も
本発明の範囲内であるが、アルカリ金属、例えばリチウ
ム(Li+ )、ナトリウム(Na+ )及びカリウム(K
+ )、並びにアルカリ土類金属、例えばカルシウム(C
++)及びマグネシウム(Mg++)から誘導される金属
塩が挙げられる。有機塩基から誘導される第四級アンモ
ニウム塩の例としては、テトラメチルアンモニウム(N
+(CH34 )、テトラエチルアンモニウム(N+(CH
2 CH34 )、ベンジルトリメチルアンモニウム(N+
(C65 CH2 )(CH33)、フェニルトリエチル
アンモニウム(N+(C65 )(CH2 CH33 )な
どが挙げられる。アミン類から誘導されるこれらの塩と
しては、N−エチルピペリジン、プロカイン、ジベンジ
ルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン、ア
ルキルアミン類又はジアルキルアミン類との塩、並びに
アミノ酸との塩、例えばアルギニン又はリジンとの塩が
挙げられる。
【0068】この明細書に用いた「複素環」とは、酸
素、窒素又は硫黄からなる群から選ばれる少なくとも一
つのヘテロ原子を含む不飽和又は飽和の、非置換又は置
換の、5−、6−、又は7−員環の複素環を意味する。
複素環の例としては、限定するものではないが、例えば
以下の基が挙げられる:ピリジル、ピラジニル、ピペリ
ジル、ピペリジノ、N−オキシドピリジル、ピリミジ
ル、ピペラジニル、ピロリジニル、ピリダジニル、N−
オキシドピリダジニル、ピラゾリル、トリアジニル、イ
ミダゾリル、チアゾリル、1,2,3−チアジアゾリ
ル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジ
アゾリル、1,2,5−チアジアゾリル、1,2,3−
オキサジアゾリル、1,2,4−オキサジアゾリル、
1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,5−オキサジ
アゾリル、1,2,3−トリアゾリル、1,2,4−ト
リアゾリル、1H−テトラゾリル、2H−テトラゾリ
ル;チエニル、フリル、ヘキサメチレンイミニル、オキ
セパニル、1H−アゼピニル、チオフェニル、テトラヒ
ドロチオフェニル、3H−1,2,3−オキサチアゾリ
ル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,5−オキ
サジチオリル、イソキサゾリル、イソチアゾリル、4H
−1,2,4−オキサジアジニル、1,2,5−オキサ
チアジニル、1,2,3,5−オキサチアジアジニル、
1,3,4−チアジアゼピニル、1,2,5,6−オキ
サトリアゼピニル、1,6,3,4−ジオキサジチオパ
ニル、オキサゾリジニル、テトラヒドロチエニルなど。
複素環の置換基としては、例えばメチル、エチル、プロ
ピルなどのような低級アルキル、メトキシ、エトキシな
どのような低級アルコキシ、フッ素、塩素、臭素などの
ようなハロゲン、トリフルオロメチル、トリクロロエチ
ルなどのようなハロゲン置換アルキル、アミノ、メルカ
プト、ヒドロキシル、カルバモイル、又はカルボキシル
基が挙げられる。別の置換基は、2−オキソオキサゾリ
ジン−3−イル、1,1−ジオキソテトラヒドロチエン
−3−イルのようなオキソである。置換した複素環の別
の例としては、6−メトキシピリジン−3−イル、5−
メチルイソキサゾール−3−イル、1−メチル−4−ピ
リジニルが挙げられる。
【0069】「シクロアルキル」の用語は、3〜7員環
の飽和炭素環分、例えばシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロヘキシルなどを意味する。
【0070】この明細書で用いた「アルケニル」及び
「低級アルケニル」とは、2ないし8個の炭素原子、好
適には2ないし4個の炭素原子を有し、少なくとも一つ
のオレフィン性二重結合、例えばアリール、ビニルなど
を有する非置換又は置換炭化水素鎖の基を意味する。
【0071】「炭素環(又は部分)」の用語は、非置換
又は置換の、飽和、不飽和又は芳香族の炭化水素環基を
意味する。炭素環は単環であるか、又は融合、架橋若し
くはスピロの多環系である。単環は、3ないし9個の原
子、好適には3ないし6個の原子を含む。多環は、7な
いし17個の原子、好適には7ないし13個の原子を含
む。
【0072】この明細書で用いた「シクロアルケニル」
とは、少なくとも一つのオレフィン性二重結合を有する
炭素環基を意味する。
【0073】この明細書で用いた「アラルキルオキシ」
とは、アラルキル置換基を有する酸素基である。
【0074】この明細書で用いた「低級アルキニル」と
は、2ないし8個の炭素原子、好適には2ないし4個の
炭素原子を有し、少なくとも一つの三重結合を有する非
置換又は置換の炭化水素鎖基を意味する。
【0075】この明細書で用いた「アリールオキシ」と
は、アリール置換基を有する酸素基(すなわち、−O−
アリール)である。
【0076】この明細書で用いた「アシルオキシ」と
は、アシル置換基を有する酸素基(すなわち、−O−ア
シル)、例えば−O−C(=O)−アルキルである。
【0077】「アミノの保護基」の用語は、アミノ基の
酸性プロトンを置き換えるのに通常用いられる保護基を
意味する。このような基の例としては、ここに参考文献
として引用するT. Green, The Protective Group in Or
ganic Synthesis chapter 7,pp218 −287 (John Wiley
and Sons, Inc.1981)に記載されている。これらの例と
しては(上記参考文献の索引参照)、メチル、シクロプ
ロピルメチル、1−メチル−1−シクロプロピルメチ
ル、ジイソプロピルメチル、9−フルオレニルメチル、
9−(2−スルホ)フルオレニルメチル、2−フラニル
メチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ハロエチ
ル、2−ヨードエチル、2−トリメチルシリルエチル、
2−メチルチオエチル、2−メチルスルホニルエチル、
2−(p−トルエンスルホニル)エチル、2−ホスホニ
オエチル、1,1−ジメチル−3−(N,N−ジメチル
カルボキサミド)プロピル、1,1−ジフェニル−3−
(N,N−ジエチルアミノ)プロピル、1−メチル−1
−(1−アダマンチル)エチル、1−メチル−1−フェ
ニルエチル、1−メチル−1−(3,5−ジメトキシフ
ェニル)エチル、1−メチル−1−(4−ビフェニル)
エチル、1−メチル−1−(p−フェニルアゾフェニ
ル)エチル、1,1−ジメチル−2−ハロエチル、1,
1−ジメチル−2,2,2−トリクロロエチル、1,1
−ジメチル−2−シアノエチル、イソブチル、tert
−ブチル、tert−アミル、シクロブチル、1−メチ
ルシクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、1
−メチルシクロヘキシル、1−アダマンチル、イソボル
ニル、ビニル、アリル、シンナモイル、フェニル、2,
4,6−トリ−tert−ブチルフェニル、m−ニトロ
フェニル、S−フェニル、8−キノリル、N−ヒドロキ
シピペリジニル、4−(1,4−ジメチルピペリジニ
ル)、4,5−ジフェニル−3−オキサゾリン−2−オ
ン、ベンジル、2,4,6−トリメチルベンジル、p−
メトキシベンジル、3,5−ジメトキシベンジル、p−
デシルオキシベンジル、p−ニトロベンジル、o−ニト
ロベンジル、3,4−ジメトキシ−6−ニトロベンジ
ル、p−ブロモベンジル、クロロベンジル、2,4−ジ
クロロベンジル、p−シアノベンジル、o−(N,N−
ジメチルカルボキサミド)ベンジル、m−クロロ−p−
アシルオキシベンジル、p−(ジヒドロキシボルニル)
ベンジル、p−(フェニルアゾ)ベンジル、p−(p’
−メトキシフェニルアゾ)ベンジル、5−ベンズイソキ
サゾリルメチル、9−アントリルメチル、ジフェニルメ
チル、フェニル(o−ニトロフェニル)メチル、ジ(2
−ピリジル)メチル、1−メチル−1−(4−ピリジ
ル)エチル、イソニコチニル、S−ベンジル、N’−ピ
ペリジニルカルボニル、N’−p−トルエンスルホニル
アミノカルボニル、N’−フェニルアミノチオカルボニ
ルのカルバメート類;N−ホルミル、N−アセチル、N
−クロロアセチル、N−ジクロロアセチル、N−トリク
ロロアセチル、N−トリフルオロアセチル、N−o−ニ
トロフェニルアセチル、N−o−ニトロフェノキシアセ
チル、N−アセトアセチル、N−アセチルピリジニウ
ム、N−(N’−ジチオベンジルオキシカルボニルアミ
ノ)アセチル、N−3−フェニルプロピオニル、N−3
−(p−ヒドロキシフェニル)プロピオニル、N−3−
(o−ニトロフェニル)プロピオニル、N−2−メチル
−2−(o−ニトロフェノキシ)プロピオニル、N−2
−メチル−2−(o−フェニルアゾフェノキシ)プロピ
オニル、N−4−クロロブチリル、N−イソブチリル、
N−o−ニトロシンナモイル、N−ピコリノイル、N−
(N’−アセチルメチオニル)、N−(N’−ベンゾイ
ルフェニルアルカニル)、N−ベンゾイル、N−p−フ
ェニルベンゾイル、N−p−メトキシベンゾイル、N−
o−ニトロベンゾイル、N−o−(ベンゾイルオキシメ
チル)ベンゾイル、N−p−P−ベンゾイルのアミド
類;N−フタロイル、N−2,3−ジフェニルマレオイ
ル、N−ジチアスクシノイルの環状アミド類;N−アリ
ル、N−アリルオキシカルボニル、N−フェナシル、N
−3−アセトキシプロピル、N−(4−ニトロ−1−シ
クロヘキシル−2−オキソ−3−ピロリン−3−イ
ル)、第四級アンモニウム塩、N−メトキシメチル、N
−2−クロロエトキシメチル、N−ベンジルオキシメチ
ル、N−ピバロイルオキシメチル、N−〔1−(アルコ
キシカルボニルアミノ)−2,2,2−トリフルオロ〕
エチル、N−〔1−トリフルオロメチル−1−(p−ク
ロロフェノキシメトキシ)−2,2,2−トリフルオ
ロ〕エチル、N−2−テトラヒドロピラニル、N−2,
4−ジニトロフェニル、N−ベンジル、N−3,4−ジ
メトキシベンジル、N−o−ニトロベンジル、N−ジ
(p−メトキシフェニル)メチル、N−トリフェニルメ
チル、N−(p−メトキシフェニル)ジフェニルメチ
ル、N−ジフェニル−4−ピリジルメチル、N−2−ピ
コリルN’−オキシド、N−5−ジベンゾスベリル、N
−(N’,N’−ジメチルアミノメチレン)、N,N’
−イソプロピリデン、N−ベンジリデン、N−p−メト
キシベンジリデン、N−p−ニトロベンジリデン、N−
サリシリデン、N−5−クロロサリシリデン、N−ジフ
ェニルメチレン、N−(5−クロロ−2−ヒドロキシフ
ェニル)フェニルメチレン、N−(アシルビニル)、N
−(5,5−ジメチル−3−オキソ−1−シクロヘキセ
ニル)、N−ボラン、N−〔フェニル(ペンタカルボニ
ルクロミウム又は−タングステン)〕カルボニル、N−
銅又はN−亜鉛キレート、N−ニトロ、N−ニトロソ、
N−オキシド、N−ジフェニルホスフィニル、N−ジメ
チルチオホスフィニル、N−ジフェニルチオホスフィニ
ル、N−ジエチルホスホリル、N−ジベンジルホスホリ
ル、N−ジフェニルホスホリル、N−トリメチルシリ
ル、N−ベンゼンスルフェニル、N−o−ニトロベンゼ
ンスルフェニル、N−2,4−ジニトロベンゼンスルフ
ェニル、N−2−ニトロ−4−メトキシベンゼンスルフ
ェニル、N−トリフェニルメチルスルフェニル、N−ベ
ンゼンスルホニル、N−p−メトキシベンゼンスルホニ
ル、N−2,4,6−トリメチルベンゼンスルホニル、
N−トルエンスルホニル、N−ベンジルスルホニル、N
−p−メチルベンジルスルホニル、N−トリフルオロメ
チルスルホニル、N−フェナシルスルホニルが挙げられ
る。BOC〔tert−ブトキシカルボニル;別名:
(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕、ベンジル
オキシカルボニル及びアリルオキシカルボニルが好まし
い。
【0078】「カルボン酸の保護基」の用語は、カルボ
ン酸の酸性プロトンを置き換えるのに通常用いられる保
護基を意味する。このような基の例は、ここに参考文献
として引用するT. Green, Protective Groups in Organ
ic Synthesis Chapter 5 pp152 −192 ( John Wiley an
d Sons, Inc. 1981)に記載されている。これらの例と
しては(上記の参考文献の索引参照)、メトキシメチ
ル、メチルチオメチル、テトラヒドロピラニル、テトラ
ヒドロフラニル、メトキシエトキシメチル、ベンジルオ
キシメチル、フェナシル、p−ブロモフェナシル、α−
メチルフェナシル、p−メトキシフェナシル、ジアシル
メチル、N−フタルイミドメチル、エチル、2,2,2
−トリクロロエチル、2−ハロエチル、ω−クロロアル
キル、2−(トリメチルシリル)エチル、2−メチルチ
オエチル、2−(p−ニトロフェニルスルフェニル)エ
チル、2−(p−トルエンスルホニル)エチル、1−メ
チル−1−フェニルエチル、tert−ブチル、シクロ
ペンチル、シクロヘキシル、アリル、シンナモイル、フ
ェニル、p−メチルチオフェニル、ベンジル、トリフェ
ニルメチル、ジフェニルメチル、ビス(o−ニトロフェ
ニル)メチル、9−アントリルメチル、2−(9,10
−ジオキソ)アントリルメチル、5−ジベンゾスベリ
ル、2,4,6−トリメチルベンジル、p−ブロモベン
ジル、o−ニトロベンジル、p−ニトロベンジル、p−
メトキシベンジル、ピペロニル、4−ピコリル、トリメ
チルシリル、トリエチルシリル、tert−ブチルジメ
チルシリル、イソプロピルジメチルシリル、フェニルジ
メチルシリル、S−tert−ブチル、S−フェニル、
S−2−ピリジル、N−ヒドロキシピペリジニル、N−
ヒドロキシスクシンイミドイル、N−ヒドロキシフタル
イミドイル、N−ヒドロキシベンゾトリアゾリル、O−
アシルオキシム類、2,4−ジニトロフェニルスルフェ
ニル、2−アルキル−1,3−オキサゾリン類、4−ア
ルキル−5−オキソ−1,3−オキサゾリジン類、5−
アルキル−4−オキソ−1,3−ジオキソラン類、トリ
エチルスタニル、トリ−n−ブチルスタニル;N,N−
ジメチルアミノ、ピロリジニル、ピペリジニル、o−ニ
トロフェニル、7−ニトロインドリル、8−ニトロテト
ラヒドロキノリル、p−ベンゼンスルホンアミド、ヒド
ラジド類、N−フェニルヒドラジド、N,N’−ジイソ
プロピルヒドラジドのアミド類又はヒドラジド類が挙げ
られる。ベンズヒドリル、tert−ブチル、p−ニト
ロベンジル、p−メトキシベンジル及びアリルが好まし
い。
【0079】式(I)の化合物の容易に加水分解しうる
エステルとしては、式(I)の化合物のカルボキシ基
(例えば、2−カルボキシ基)が容易に加水分解しうる
エステル基の形で存在する化合物が考慮される。このよ
うなエステルは、通常の形のものであり、例としては、
低級アルカノイルオキシアルキルエステル類(例えば、
アセトキシメチル、ピバロイルオキシメチル、1−アセ
トキシエチル及び1−ピバロイルオキシエチルエステ
ル)、低級アルコキシカルボニルオキシアルキルエステ
ル類(例えば、メトキシカルボニルオキシメチル、1−
エトキシカルボニルオキシエチル及び1−イソプロポキ
シカルボニルオキシエチルエステル)、ラクトニルエス
テル類(例えば、フタリジル及びチオフタリジルエステ
ル)、低級アルコキシメチルエステル類(例えば、メト
キシメチルエステル)、及び低級アルカノイルアミノメ
チルエステル類(例えば、アセトアミドメチルエステ
ル)が挙げられる。その他のエステル類(例えば、ベン
ジル及びシアノメチルエステル類)も用いることができ
る。このようなエステルの別の例としては、以下のエス
テルがある:(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキ
シ)メチルエステル;2−〔(2−メチルプロポキシ)
カルボニル〕−2−ペンテニルエステル;1−{〔(1
−メチルエトキシ)カルボニル〕オキシ}エチルエステ
ル;1−(アセチルオキシ)エチルエステル;(5−メ
チル−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)
メチルエステル;1−{〔(シクロヘキシルオキシ)カ
ルボニル〕オキシ}エチルエステル;及び3,3−ジメ
チル−2−オキソブチルエステル。本発明の化合物の容
易に加水分解しうるエステル類が、化合物の遊離のカル
ボキシ基、例えば1位のカルボキシ基及びカルボキシ基
(−COOR9 )で形成されることは、この技術分野に
おける通常の技術者に理解されるものである。
【0080】式(I)の化合物の塩の例は、上記の「薬
学的に許容しうる塩」として定義されるものである。
【0081】式(I)の化合物、並びにそれらの塩及び
容易に加水分解しうるエステルは、水和され得る。水和
は、製造工程の過程で行なわれるか又は初めに無水であ
った生成物の吸湿性の結果として徐々に起こる。
【0082】本発明の化合物は、強力で広範囲な抗菌活
性を有する抗生物質として有用である。これらの化合物
は、また、優れた経口吸収性を示す。
【0083】本発明の生成物は、医薬品として、例えば
腸溶性(経口)投与のための製剤の形態で用いることが
できる。本発明の製品は、例えば経口的に、錠剤、被覆
錠剤、糖衣錠、ハード及びソフトゲラチンカプセル剤、
液剤、乳剤又は懸濁剤の形で、或いは直腸的に、座剤の
形態で投与することができる。
【0084】これらの化合物を含む薬剤組成物は、この
技術分野における技術者によく知られている通常の方法
によって、例えば有効成分を、適切な無毒で不活性の、
治療上適合しうる固体又は液体の担体物質、及び所望に
より、通常の製剤の賦形剤と共に調合して投薬形態に製
造することができる。
【0085】化合物は、最終的に適当な経口又は非経口
の投薬形態の組成物に包含させることが考えられる。本
発明の組成物は、製薬学的製剤の製法に通常用いられる
各種の賦形剤の何れかを、任意の成分として含むことが
できる。かくして、例えばこの組成物を所望の経口投与
の形態に製剤する場合、任意の成分として、共沈殿させ
た水酸化アルミニウム−炭酸カルシウム、リン酸二カル
シウム又はラクトースのような賦形剤;トウモロコシ澱
粉のような崩壊剤;そして、タルク、ステアリン酸カル
シウムなどのような滑沢剤を用いることができる。しか
しながら、ここに記載した任意の成分は、単に例示のた
めのものであって、本発明を、これらの使用に限定する
ものではないことを十分に理解すべきである。この技術
分野においてよく知られているその他の賦形剤を、この
発明の実施に用いることができる。
【0086】このような担体物質としては、無機のみな
らず有機の担体物質も適している。かくして、錠剤、被
覆錠剤、糖衣錠及びハードゲラチンカプセルには、例え
ばラクトース、トウモロコシ澱粉又はその誘導体、タル
ク、ステアリン酸又はその塩が用いられる。ソフトゲラ
チンカプセルに適した担体は、例えば植物油、蜜蝋、脂
肪、及び半固体又は液体のポリオール(活性物質の性質
により異なるが、ソフトゲラチンカプセルの場合、担体
を必要としない)である。液剤及びシロップ剤の製造に
適切な担体物質は、例えば、水、ポリオール、サッカロ
ース、転化糖及びグルコースである。座剤に適切な担体
は、例えば天然又は硬化油、蜜蝋、脂肪及び半分固体又
は液体のポリオールである。
【0087】製薬学的製剤の賦形剤としては、通常の保
存剤、溶解剤、安定剤、湿潤剤、懸濁剤、甘味剤、着色
剤、香料、浸透圧を調節するための塩類、緩衝剤、被覆
剤及び抗酸化剤が考慮される。
【0088】式(I)の化合物及びそれらの塩又は水和
物は、非経口投与のために好適に用いられ、この目的の
ためには、水又は等張性の通常の塩溶液のような通常の
溶媒で希釈するための凍結乾燥品又は乾燥粉末として好
適に製剤される。
【0089】薬理学的に活性な化合物の性質によって異
なるが、製薬学的製剤は、哺乳動物、ヒト又はヒト以外
の動物における感染症の予防及び治療には、通常、1日
当たり約10mgないし約4000mg、特に約50mgない
し約3000mgの化合物を含み、用量は哺乳動物の年
令、状態及び予防又は治療される疾患の種類によって異
なることは、この技術分野における通常の技術者に考え
られることである。1日当たりの用量は、1回又は数回
に分けて投与することできる。約50mg、100mg、2
50mg、500mg、1000mg、及び2000mgの平均
1回投与量を考えることができる。
【0090】本発明の代表的な化合物を試験した。
【0091】生体外での活性は、Mueller Hinton寒天培
地における寒天希釈法による微生物スペクトラムにおけ
る最低阻止濃度によって決定した。
【0092】試験した化合物を以下に示した: A:{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}−7−
{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(カルボキシメ
トキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ}−3−{〔1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−3
−ピロリジニリデン〕メチル}−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸二ナトリウム塩:
【化50】
【0093】B:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ}
−3−{〔1−(2−フルオロエチル)−2−オキソ−
3−ピロリジニリデン〕メチル}−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸二ナトリウム塩:
【化51】
【0094】C:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ}
−3−〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロ
リジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸二ナトリウム塩:
【化52】
【0095】D:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1
−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデ
ン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸:
【化53】
【0096】E:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1
−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−
3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸:
【化54】
【0097】F:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1
−(2−フルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸:
【化55】
【0098】G:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1
−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸:
【化56】
【0099】H:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1
−フェニル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸:
【化57】
【0100】I:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1
−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸:
【化58】
【0101】J:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1
−(1,1−ジメチルエチル)−2−オキソ−3−ピロ
リジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸:
【化59】
【0102】K:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ
−3−{〔2−オキソ−1−(3−ピリジニル)−3−
ピロリジニリデン〕メチル}−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸:
【化60】
【0103】L:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−3−〔(1−アリル−2−オキソ−3−ピ
ロリジニリデン)メチル〕−7−{〔(2−アミノ−4
−チアゾリル)(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミ
ノ}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸:
【化61】
【0104】M:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1
−シアノメチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕
メチル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸:
【化62】
【0105】N:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1
−シクロプロピルメチル−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン〕メチル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸:
【化63】
【0106】O:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ
−3−{〔2−オキソ−1−(2−プロピニル)−3−
ピロリジニリデン〕メチル}−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸:
【化64】
【0107】P:{6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕}−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ
−3−{〔2−オキソ−1−(2−ピラジニル)−3−
ピロリジニリデン〕メチル}−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸:
【化65】
【0108】結果を第1〜4表に示した:
【表1】
【0109】
【表2】
【0110】
【表3】
【0111】
【表4】
【0112】生体内活性 敗血症を、異形交配のスイス白色マウス(Jbm MoRo〔特
異な無病原性〕;体重16ないし20g,Biomedical R
esearch Laboratories,Fuellinsdorf,Switzerland )
に起こさせた。試験微生物の一夜希釈培養液を腹腔内投
与によりマウスに感染させた。細菌の接種量は、48時
間以内に50%の未処置動物を殺すに必要な菌数の4〜
10倍とした。
【0113】細菌接種の1時間及び3時間後に、試験化
合物を経口又は皮下注射により投与した。Pseudomonas
aeruginosa BA の感染を治療するため、接種5時間後に
追加の用量を投与した。対照及び各投与量ごとの治療群
は、マウスを1群5匹とした。50%有効な用量(ED
50、1キログラム当たりのミリグラム数)は、感染4日
後の生存率から、Finneyが記載しているプロビット分析
(Finney, D. J. 1978, Statistical method in biolog
ical assay, 3rd ed. Charles Griffin & Co.,Ltd., Lo
ndon )により算定した。
【0114】
【表5】
【0115】
【表6】
【0116】本発明の式(I)の化合物及びその薬学的
に許容しうる塩、水和物、又は容易に加水分解しうるエ
ステルは、本発明の以下の方法によって製造することが
できる:
【0117】(a)式(IID):
【化66】
【0118】(式中、R2 及びnは、上記と同義であ
る)で示される化合物又はそのエステル若しくは塩を、
アシル化剤で処理するか、又は
【0119】(b)R1 及び/又はR2 が遊離のアミ
ノ、ヒドロキシ又はカルボキシル基を含んでいてもよい
式(I)の化合物を製造するために、アミノ、ヒドロキ
シ及び/又はカルボキシの保護基を除去するか、又はニ
トロ基を、式(IIE):
【化67】
【0120】(式中、Rh は水素又はカルボキシ保護基
であり、Rf はR1 と同義であり、Rg はR2 と同義で
あるが、但し以下の条件の少なくとも一つが満たされて
いなければならない: (i)Rh は、カルボン酸の保護基であり、(ii)Rf
は、ニトロ、保護されたアミノ、保護されたヒドロキシ
及び/又は保護されたカルボキシル基を有するR1 で定
義された基であり、そして(iii )Rg は、ニトロ、保
護されたアミノ、保護されたヒドロキシ及び/又は保護
されたカルボキシル基を有するR2 で定義された基であ
る)で示される化合物又はその塩のアミノ基に還元する
か、又は
【0121】(c)式(I)の化合物の容易に加水分解
しうるエステルを製造するために、式(I)のカルボン
酸を相当するエステル化反応に付すか、又は
【0122】(d)式(I)の化合物の塩又は水和物、
又は該塩の水和物を製造するために、式(I)の化合物
を、塩又は水和物、又は該塩の水和物に変換することに
より製造する。
【0123】実施態様(a)による、化合物(IID)と
アシル化剤との反応は、それ自体公知の方法で行なうこ
とができる。化合物(IID)のカルボキシ基は、例え
ば、シリルエステル(例えば、トリメチルシリルエステ
ル)又はベンズヒドリルエステルのような容易に除去し
うるエステルを生成するエステル化によって保護するこ
とができる。カルボキシ基は、また、上記の容易に加水
分解しうるエステルの一つの形態で保護することができ
る。さらに、このカルボキシ基は、無機塩基又はトリエ
チルアミンのような第三級有機塩基と塩を形成して保護
することができる。アシルオキシ化剤に存在するアミノ
基は保護することができる。可能な保護基は、例えば酸
加水分解(例えば、tert−ブトキシカルボニル又は
トリチル基)又はアルカリ加水分解(例えば、トリフル
オロアセチル基)によって除去することができる保護基
である。好ましい保護基は、クロロアセチル、ブロモア
セチル及びヨードアセチル基、特にクロロアセチル基で
ある。これらの最後に記載した保護基は、チオ尿素で処
理することによって除去することができる。化合物(II
D)の7−アミノ基は、例えばトリメチルシリル基のよ
うなシリル保護基によって保護することができる。
【0124】実施態様(a)に用いられるアシル化剤の
例としては、ハロゲン化物(すなわち、塩化物、臭化物
及びフッ化物)、アジド、酸無水物、特に強酸との混合
酸無水物、反応性エステル(例えば、N−ヒドロキシス
クシンイミドエステル類)及びアミド(例えば、イミダ
ゾリド類)が挙げられる。
【0125】カルボン酸又はその反応性官能基誘導体と
式(IID)の7−アミノ化合物との反応において、例え
ば、遊離のカルボン酸は、酢酸エチル、アセトニトリ
ル、ジオキサン、クロロホルム、塩化メチレン、ベンゼ
ン又はジメチルホルムアミドのような不活性溶媒中、ジ
シクロヘキシルカルボジイミドのようなカルボジイミド
の存在下、前記の式(IID)の化合物のエステルと反応
させ、次いでエステル基を開裂させることができる。オ
キサゾリウム塩(例えば、N−エチル−5−フェニルイ
ソキサゾリウム−3’−スルホナート)は、前記の反応
においてカルボジイミドの代わりに用いることができ
る。
【0126】別の実施態様において、式(IID)の酸の
塩(例えば、トリエチルアンモニウム塩のようなトリア
ルキルアンモニウム塩)は、不活性な溶媒(例えば、前
記の溶媒の一つ)中、前記と同様に、カルボン酸の反応
性官能基誘導体と反応させる。
【0127】さらに別の実施態様において、カルボン酸
の酸ハライド、好適には酸クロリドは、式(IID)のア
ミンと反応する。反応は、好適には、酸結合剤、例えば
水性アルカリ、好適には水酸化ナトリウムの存在下、又
は炭酸カリウムのような炭酸アルカリ金属の存在下、又
はトリエチルアミンのような低級アルキルアミンの存在
下に行なわれる。溶媒としては、好適に水、場合によっ
てはテトラヒドロフラン又はジオキサンのような不活性
有機溶媒と混合して用いられる。反応は、また、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスル
ホキシド又はヘキサメチルホスホルトリアミドのような
非プロトン性有機溶媒中で行なわれる。式(IID)のシ
リル化化合物が用いられる場合、反応は無水溶媒中で行
なうことができる。
【0128】アシル化剤に存在するアミノ基を保護する
ことを要しないアシル化の有利な別の方法は、カルボン
酸の、2−ベンゾチアゾリルチオエステル又は1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾールエステルを用いることであ
る。例えば、2−ベンゾチアゾリルチオエステルは、塩
化メチレンのような塩素化炭化水素、アセトン、酢酸エ
チルのような不活性有機溶媒中、又はこれらの溶媒と水
との混合溶媒中で化合物(IID)と反応させることがで
きる。1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステルは、
不活性な有機溶媒、好適には塩化メチレン、ジメチルホ
ルムアミド、テトラヒドロフラン、アセトニトリル又は
酢酸エチル中で、カルボン酸を1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール及びカルボジイミド、特にN,N’−ジシク
ロヘキシルカルボジイミド又はN,N’−ジイソプロピ
ルカルボジイミドと反応させることによって用いること
ができる。
【0129】式(IID)の7−アミノ化合物と、カルボ
ン酸又はその反応性誘導体との反応は、約−40℃ない
し+60℃の間の温度、例えば室温で好都合に行なうこ
とができる。
【0130】本発明の方法の実施態様(b)は、式(II
E)の化合物に存在する保護されたアミノ、ヒドロキシ
又はカルボキシ基の脱保護(除去)であり、次のように
行なうことができる:
【0131】アミノ保護基の除去 可能なアミノ保護基は、ペプチド化学において用いられ
る保護基であり、例えばアルコキシカルボニル基、例え
ばtert−ブトキシカルボニルなど;場合により置換
したアルコキシカルボニル基、例えばトリクロロエトキ
シカルボニルなど;置換していてもよいアラルキルオキ
シカルボニル基、例えばp−ニトロベンジルオキシカル
ボニル又はベンジルオキシカルボニル、トリチル又はベ
ンズヒドリルのようなアラルキル基;又はクロロアセチ
ル、ブロモアセチル、ヨードアセチル若しくはトリフル
オロアセチルのようなハロゲン−アルカノイル基であ
る。
【0132】好適な保護基は、tert−ブトキシカル
ボニル(t−BOC)及びトリチルである。
【0133】アミノ保護基は、酸加水分解(tert−
ブトキシカルボニル又はトリチル基の場合)、例えばギ
酸水溶液によって、又は塩基性の加水分解(トリフルオ
ロアセチル基の場合)によって除去される。クロロアセ
チル、ブロモアセチル及びヨードアセチル基は、チオ尿
素と処理することによって除去される。
【0134】酸加水分解によって開裂されるアミノ保護
基は、ハロゲン化されていてもよい低級アルカンカルボ
ン酸によって好適に除去される。特に、ギ酸又はトリフ
ルオロ酢酸が用いられる。反応は、酸の中で、又はハロ
ゲン化低級アルカン、例えば塩化メチレンのような共溶
媒の存在下に行なわれる。酸加水分解は、通常室温で行
なわれるが、僅かに高いか又は低い温度(例えば、約−
30℃ないし+40℃の範囲の温度)でも行なうことが
できる。塩基性の条件下で開裂される保護基は、通常、
希薄な苛性アルカリ水溶液を用い、0℃ないし30℃で
行なわれる。クロロアセチル、ブロモアセチル及びヨー
ドアセチルの保護基は、酸性、中性又はアルカリ性の媒
質中、約0℃〜30℃で、チオ尿素を用いて開裂させる
ことができる。
【0135】ヒドロキシ保護基の除去 可能なヒドロキシ保護基は、この技術分野で普通に知ら
れている保護基であり、例えば: −ヒドロキシイミノ基〔式(III )の化合物においてR
3 =水素〕の保護には、通常、トリチル、低級アルカノ
イル、好適にはアセチル、テトラヒドロピラニルが用い
られ、 −ヒドロキシ基、R2 の保護には、通常、ベンジル又は
p−ニトロベンジル保護基が用いられる。
【0136】これらの保護基は、例えば次のようにして
除去される: −トリチル:90%ギ酸のような酸性溶媒中約0ないし
50℃で、又はトリフルオロ酢酸中トリエチルシランを
用いて約−20ないし25℃で;塩酸の有機溶液を用い
て約−50℃ないし25℃で; −アセチル:エタノール/水の中、重炭酸ナトリウムの
ような弱無機塩基を用いて約0ないし50℃で; −テトラヒドロピラニル:アルコール、例えばエタノー
ル中、p−トルエンスルホン酸のような弱有機酸を用い
て約0℃ないし混合物の沸点で; −ベンジル、p−ニトロベンジル:アルコール類、ジク
ロロメタン、酢酸エチル、酢酸、DMFなどのような溶
媒中、又はこれらの混合溶媒中、約0℃ないし50℃で
水素又はシクロヘキセン若しくはシクロヘキサジエンの
ような水素供与体とPd/Cのような触媒を用いて;行
なわれる。
【0137】カルボキシ官能基における保護基の除去 エステル保護基として、温和な条件下で遊離のカルボン
酸に容易に変換されるエステルの形態を用いることがで
きる、このエステル保護基としては、例えばtert−
ブチル、p−ニトロベンジル、p−メトキシベンジル、
ベンズヒドリル、アリルなどが挙げられる。
【0138】これらの保護基は、例えば次のようにして
除去される: ベンズヒドリル:アニソール、フェノール、クレゾール
又はトリエチルシランと共にトリフルオロ酢酸を用いて
約−40℃ないし室温で;エタノールのようなアルコー
ル又はテトラヒドロフラン中、Pd/Cと共に水素を用
いて;酢酸中BF3 エーテラートを用いて約0℃ないし
50℃で; tert−ブチル:アニソール、フェノール、クレゾー
ル又はトリエチルシランの存在下又は不存在下、ジクロ
ロメタンのような溶媒中、ギ酸又はトリフルオロ酢酸を
用いて、約−10℃ないし室温で; p−ニトロベンジル:アセトン/水の中、硫化ナトリウ
ムを用いて約0ないし室温で;エタノールのようなアル
コール又はテトラヒドロフラン中、Pd/Cと共に水素
を用いて; p−メトキシベンジル:ギ酸を用いて約0ないし50℃
で;室温で、トリフルオロ酢酸及びアニソール、フェノ
ール又はトリエチルシランを用いて約−40℃ないし室
温で; アリル:2−エチルヘキサン酸のナトリウム塩又はカリ
ウム塩の存在下、パラジウム(0)を触媒とするアルキ
ル交換反応を用いて;行なわれる(例えば、J. Org. Ch
em., 47, 587(1982)参照)。
【0139】本発明の方法の実施態様(b)は、Rf
はRg に存在するニトロ基のアミノ基への還元である。
この還元は、公知の方法、例えば約0℃ないし100℃
の温度で、適当な溶媒、例えばテトラヒドロフラン又は
水中で、ジチオン酸ナトリウムを添加することによって
行なわれる。別の方法は、アルコールとアセトン又はト
ルエンの混合溶媒中、約室温ないし混合物の沸点での硫
化水素ナトリウムによる処理;氷酢酸中、0℃ないし混
合物の沸点での鉄粉による処理;アルコール中、約−4
0℃ないし室温での水素化ホウ素ナトリウムによる処
理;水、アルコール類、ジクロロメタン、THF、ジオ
キサン、酢酸又はDMF中、約0ないし50℃でのPd
/Cのような触媒及びシクロヘキセン又はシクロヘキサ
ジエン又は水素の何れかと処理することにより行なわれ
る。
【0140】本発明によって提供される方法の実施態様
(c)により、式(I)のカルボン酸を容易に加水分解
しうるエステルを製造するために、式(I)のカルボン
酸は、所望のエステル基を含む、相当するハロゲン化
物、好適にはヨウ化物と好適に反応させる。反応は、塩
基、例えば水酸化アルカリ金属、炭酸アルカリ金属又は
トリエチルアミンのような有機アミンによって加速させ
ることができる。エステル化は、ジメチルアセトアミ
ド、ヘキサメチルホスホルトリアミド、ジメチルスルホ
キシド、又は特に、ジメチルホルムアミドのような不活
性有機溶媒中で好適に行なうことができる。この反応
は、約0℃ないし40℃の範囲の温度で好適に行なわれ
る。
【0141】本発明によって提供される方法の実施態様
(d)による式(I)の化合物の塩及び水和物、又は該
塩の水和物の製造は、それ自体公知の方法、例えば式
(I)のカルボン酸又はその塩を、好都合には水又は有
機溶媒(例えば、エタノール、メタノール、アセトンな
ど)中で、等量の所望の塩基と反応させることによって
行なうことができる。同様に、塩形成は、有機又は無機
の塩を添加することにより行なわれる。塩形成が行なわ
れる温度に制限はない。塩形成は、一般に室温で行なわ
れるが、室温よりも僅かに高いか又は低い温度、例えば
0℃ないし+50℃の範囲で行なわれる。
【0142】水和物の製造は、通常、製造工程の過程で
自動的に、又は最初に生じた無水の生成物の吸湿性の結
果として起こる。水和物の、制御された製造のために
は、式(I)の完全又は部分的に無水のカルボン酸、又
はその塩を、湿度のある雰囲気に曝す(例えば、約+1
0℃ないし+40℃で)ことで行なうことができる。
【0143】本発明による生成物の製造法を、次の反応
図1及び2で説明する。
【0144】
【化68】
【0145】
【化69】
【0146】反応図1 (1)又は(2)+(3)→(4) 公知の2−セフェムアルデヒド(1)又は3−セフェム
アルデヒド(2)(式中、Rr は、上記のRh で定義し
たカルボキシ保護基であり、そしてR10はアミノ保護基
である)と、式(3)で示されるウィッティヒ試薬との
反応は、カップリング生成物(4)を生成させる。この
反応は、無機塩基(水酸化ナトリウム又はカリウム、炭
酸ナトリウム又はカリウムなど)、有機塩基(第三級ア
ミン類)、ブチルリチウム又はフェニルリチウムのよう
な有機リチウムのような塩基、又は1,2−ブチレンオ
キシドのようなエポキシドの存在下に行なわれる。好適
な溶媒は、無機塩基が用いられる場合には、水及び水混
和性溶媒(アセトン、テトラヒドロフラン、又はアルコ
ール類など)であり;有機塩基が用いられる場合には、
塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼン、テトラヒドロ
フランのような不活性の溶媒であり;有機リチウムが用
いられる場合には、ベンゼン又はテトラヒドロフランで
あり;そして、エポキシドが用いられる場合、エポキシ
ド自体(例えば、1,2−ブチレンオキシド)である。
反応温度は、−20℃ないし80℃の範囲である。好ま
しい条件は実施例で説明する。
【0147】反応図1に示される通常のウィッティヒ反
応において、E−異性体が優先的な生成物である。常
に、10%以下のZ−異性体が生成するが、その量は試
薬及び条件によって異なる。
【0148】(4)→(5) 化合物(4)は、過酸化水素又は過酸、好適にはm−ク
ロロ過安息香酸であってよい酸化剤で、スルホキシド
(5)に変換される。反応温度は−20℃ないし室温の
範囲であり、適当な溶媒、好適には塩化炭化水素又はベ
ンゼンが用いられる。
【0149】(5)→(6) スルホキシド(5)の脱酸素化は、三臭化リンの存在
下、ジメチルホルムアミド又はジメチルホルムアミドと
N−メチルアセトアミドの混合溶媒中で行なわれる。反
応温度は約−40℃ないし約0℃である。
【0150】(6)→(7) 保護基(Rr 及びR10)が除去されるが、用いる反応条
件は保護基の性質により異なる。R10がtert−ブト
キシカルボニルであり、Rr がベンズヒドリルである場
合には、約−20℃ないし室温付近(約22℃)で、ト
リフルオロ酢酸が用いられる。
【0151】(7)→(8) 化合物(7)のアシル化は、公知の試薬、好適には塩化
チオニル、塩化オキザリル、ジシクロヘキシルカルボジ
イミド、ビス〔ベンズチアゾリル−(2)〕ジスルフィ
ド、N−ヒドロキシベンゾトリアゾール又は2−ハロ−
N−メチルピリジニウム塩で活性化された有機酸で行な
われる。反応は、活性化の方法により異なるが、塩基
(無機又は有機塩基)の存在又は不存在下に行なわれ、
水及び水混和性溶媒からクロロホルム、ジメチルホルム
アミド(DMF)又はジメチルスルホキシド(DMS
O)にわたる広範な溶媒が用いられる。R3 基は、必要
ならば、保護基の除去に適した反応条件を用いてさらに
脱保護される。
【0152】(8)→(9) 化合物(8)の2−カルボキシル官能基は、生体内で容
易に加水分解されるプロドラッグのエステルに変換され
る。Rp は、Rp の相当するアルコールでのエステル化
又はRp の相当するハロゲン化物及び塩基での処理によ
る、この技術分野で公知のエステルである;好適なエス
テルは、実施例で説明する。R3 は、必要ならば、保護
基の除去に適した反応条件で、さらに脱保護される。
【0153】反応図2 (10)+(11)→(4) 化合物(4)は、また、(1)又は(2)+(3)→
(4)の反応と同様な条件下に、ウィッティヒ塩(1
0)及びケトラクタム(11)とから得ることができ
る。
【0154】(4)ないし(9)の反応は、反応図1に
記載した反応と同じである。
【0155】(好適に、4員環の場合に適用される)反
応図2による逆のウィッティヒ反応において、Z/E異
性体比は、通常、4:1ないし1:1の間で変化する。
【0156】一般に、Z及びE異性体相互の分離は、酢
酸エチル、n−ヘキサン、塩化メチレン又はそれらの混
合溶媒のような適当な溶媒又は混合溶媒を用いるシリカ
ゲルクロマトグラフィーのような公知の方法によって達
成される。
【0157】反応図1及び2におけるカルボキシ保護基
(Rr )は、所望により、生成物(8)まで保持され、
次いで除去される。スルホキシドの脱酸素〔(5)→
(6)〕は、反応図1及び2における生成物(8)又は
(9)まで延期されてもよい、すなわち最終工程として
行なわれる。反応図1及び2でのそれぞれのウィッティ
ヒ反応もまた延期することができる、すなわち、3−ホ
ルミルセファロスポリン(1)又は(2)は、(6)→
(7)→(8)と同様にアシル化され、次いで反応図1
及び2と同様にウィッティヒ反応が行なわれる。このよ
うな反応において、カルボキシ保護基(Rr )は保持さ
れ、ウィッティヒ反応の後に除去される。
【0158】反応図1及び2における複素環試薬(3)
及び(11)は、以下の反応図3、4及び5に従い好適
に製造される。複素5−及び6−員環(n=1又は2)
は、反応図3又は4に従い好適に製造され、反応図1に
従いさらに処理加工されることに注目すべきである。他
方、複素4−員環(n=0)は、反応図5に従い好適に
製造され、さらに反応図2に従い処理加工される。
【0159】
【化70】
【0160】反応図3の方法は、次のように行なわれ
る。
【0161】(1)→(2) 既知のジブロモ酸クロリド((1)、n=1又は2)
は、適当なアミン又はアミン塩酸塩、及び水酸化ナトリ
ウム又はカリウム、炭酸ナトリウム又はカリウムなどの
ような無機塩基、ナトリウムメトキシドのような有機塩
基又はトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン
などのような第三級アミンを用いて、アミド(2)に変
換することができる。反応は、無機塩基が用いられる場
合には、水/ジクロロメタン又は水/クロロホルムなど
のような二相の混合溶媒中で行なわれる。有機塩基又は
第三級アミンが用いられる場合には、塩化メチレン、ク
ロロホルム、ベンゼン、テトラヒドロフランなどのよう
な不活性溶媒が好ましい。反応温度は、−10℃ないし
100℃の範囲である。
【0162】(2)→(3) N−置換ジブロモアミド類(2)の閉環は、水酸化ナト
リウム又はカリウム、炭酸ナトリウム又はカリウムなど
の水溶液のような塩基と共に、Dowex2x10、テ
トラアルキルアンモニウム塩、テトラアルキルアリール
アンモニウム塩、クラウンエーテルなどのような触媒を
用いる通常の相間移動触媒条件の下で達成することがで
きる。
【0163】又は、水素化ナトリウム、リチウムジイソ
プロピルアミド、カリウムtert−ブトキシドのよう
な強塩基を、−78℃ないし80℃の反応温度で、テト
ラヒドロフラン、ジクロロメタン、ジメトキシエタン又
はジエチルエーテルのような溶媒中で用いることができ
る。
【0164】(1)→(3) 酸クロリドのブロモラクタムへの直接の変換は、最初の
工程〔(1)から(2)〕が、塩基として水酸化ナトリ
ウム又はカリウムと共に、水/ジクロロメタン又は水/
クロロホルムなどのような二相の混合溶媒中で行なわれ
る場合に達成される。TLC又はHPLC分析を用い
て、アミド(2)が形成した時点で、Dowex2x1
0、テトラアルキルアンモニウム塩、テトラアルキルア
リールアンモニウム塩、クラウンエーテルなどのような
触媒が加えられる。反応温度は0℃ないし50℃であ
る。
【0165】(3)→(4) トリフェニルホスホニウム塩(4)は、テトラヒドロフ
ラン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルムなどのような溶媒
中、0℃ないし150℃の温度で、ブロモラクタムをト
リフェニルホスフィンで処理することにより製造するこ
とができる。
【0166】
【化71】
【0167】反応図4における方法は、次のように行な
われる。
【0168】(1)→(2) 公知の3−tert−ブチルジメチルシリルオキシピロ
リジン−2−オン(1)〔J.Org.Chem.,55,3684 (1990
)〕は、水酸化ナトリウム又はカリウム、炭酸ナトリ
ウム又はカリウムなどのような無機塩基、水素化ナトリ
ウム又はカリウムのような塩基、ブチルリチウム、フェ
ニルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのような
有機リチウム、又はトリエチルアミン、ジイソプロピル
エチルアミンのような第三級アミンを用いて、相当する
酸ハライド、スルホニルハライド又はアルキルハライド
で、アシル化、スルホン化又はアルキル化される。反応
は、無機塩基が用いられる場合には、水又はアセトン、
テトラヒドロフラン又はアルコール、例えばメタノール
又はエタノールのような水混和性溶媒中で行なわれる。
水素化物、有機リチウム塩基又は第三級アミンが用いら
れる場合には、塩化メチレン、クロロホルム、ベンゼ
ン、テトラヒドロフランなどのような溶媒が好ましい。
反応温度は、約−78℃ないし150℃の範囲である。
【0169】(2)→(3) 化合物(2)の保護基は、文献上で公知の標準的方法、
例えばクロロホルム又は塩化メチレンのようなハロゲン
化炭化水素中、三フッ化ホウ素エーテラートによる処
理;テトラヒドロフランのような有機溶媒中、テトラブ
チルアンモニウムフルオリドによる処理;塩化メチレン
又はテトラヒドロフランのような有機溶媒中、18−ク
ラウンエーテルとフッ化カリウムによる処理;又はメタ
ノール中、DowexW−X8による処理によって除去
され、すべての処理は室温付近の温度で行なわれる。
【0170】(3)→(4) 化合物(3)のヒドロキシ基は、クロロホルム、ジクロ
ロメタン、ジクロロエタン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサンのような溶媒中、水素化ナトリウム、トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミンのような塩基と共
に塩化メシルを用いてメシラートに変換することができ
る。反応温度は、約−80℃ないし150℃の範囲であ
る。
【0171】(4)→(5) メシラート(4)は、DMF、DMSO、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、塩化メチレン、クロロホルム、ベ
ンゼンなどのような溶媒中、テトラブチルアンモニウム
ブロミド又はテトラアルキル−若しくはテトラアルキル
アリールアンモニウムブロミドを用いて、ブロム化物に
変換することができる。反応温度は、約−10℃ないし
150℃の範囲である。
【0172】(3)→(5) 又は、アルコール(3)は、DMF、DMSO、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、塩化メチレン、クロロホル
ム、ベンゼンなどのような溶媒中、ジブロモトリフェニ
ルホスホランを用いて、ブロム化物に直接変換される。
反応温度は、約−10℃ないし150℃の範囲である。
【0173】(5)→(6) トリフェニルホスホニウム塩(6)は、テトラヒドロフ
ラン、トルエン、ベンゼン、酢酸エチル、ジクロロメタ
ン、ジクロロエタン、クロロホルムなどのような溶媒
中、約0℃ないし120℃の範囲の温度で、ブロモラク
タム(5)をトリフェニルホスフィンで処理することに
よって製造することができる。
【0174】
【化72】
【0175】反応図5における方法は、次のように行な
われる。
【0176】(1)→(2) アミド(2)は、文献上公知の方法によって、公知のジ
ブロモ酸クロリド(1)から製造される〔J.Org.Chem.,
20,780(1955) 〕。
【0177】(2)→(3) メチレンアゼチヂノン(3)は、公知の方法〔J.Chem.S
oc.Chem.Commun.,903(1978)〕に準じて、相間移動触
媒としてテトラアルキル−又はテトラアルキルアリール
アンモニウム塩又はDowex2x10を用いる通常の
相間移動条件下で、化合物(2)を、水酸化ナトリウム
又はカリウム、炭酸ナトリウム又はカリウムなどのよう
な塩基で処理することによって得られる。テトラクロロ
メタン、ジクロロメタン、ジクロロエタンなどのような
溶媒が、−10℃ないし50℃の範囲の反応温度で用い
られる。
【0178】(3)→(4) ケトン(4)は、ジクロロメタン、酢酸エチル、メタノ
ールのような溶媒又はこれらの混合溶媒中、ピリジン、
炭酸カルシウムの存在又は不存在下に、オゾン分解によ
って生成させることができる。反応は、−78℃ないし
0℃の温度で行なわれる。
【0179】又は、化合物(4)は、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、アルコール類、アセトンのような溶媒
に水を加え、四酸化オスミウム又は四酸化ルテニウムと
共に過ヨウ素酸、メタ過ヨウ素酸カリウム又はナトリウ
ム、過マンガン酸ナトリウム又はカリウムのような酸化
剤を用いて製造することができる。反応温度は、15℃
ないし50℃の範囲である。
【0180】本発明の目的生成物を得るための原料及び
その前原料の製造は、「製造例1〜18」と標記した以
下の記述で説明する。その次の「実施例1〜29」で
は、本発明の目的生成物の製造方法を説明する。
【0181】以下の例において、目的生成物に二種類の
異なる命名法を用いるが、その両者共に公認されてお
り、すなわち −Chemical Abstracts Service, P.O.Box 3012,Columbu
s,Ohio 43210 −Beilstein-Institut fur Literatur der organischen
Chemie,Varrentrappstrasse 40-42, Carl-Bosch-Haus,
D-6000 Frankfurt (Main) 90 に採用されているものである。
【0182】わかり易い実例として、実施例21の目的
生成物は、二種類の命名法によって次のように表記され
る: 「ケミカルアブストラクト」:{6R−〔3(E),6
α,7β(Z)〕}−7−{〔2−アミノ−4−チアゾ
リル)(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−3−
〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 「バイルスタイン」:(6R,7R)−7−〔(Z)−
2−(アミノチアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシ
イミノアセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプ
ロピル−2−オキソピロリジン−3−イリデンメチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
【0183】調製例1 rac−2,4−ジブロモ−N−(2,2,2−トリフ
ルオロエチル)−ブタンアミド 2,2,2−トリフルオロエチルアミン塩酸塩181g
(1.3mol )を水165mlに溶解し、ジクロロメタン
840mlをそこに加えた。この混合物を0℃に冷却し、
激しく攪拌した。2,4−ジブロモブタン酸塩化物(J.
Med. Chem., 1987, 30, 1995 )312g (1.18mo
l )をジクロロメタン165mlに加えた溶液を14分以
内に加えた。その後、NaOH109g (2.71mol
)を水165mlに加えた溶液を、温度が7〜10℃に
維持される速度で加え、この温度で4時間、攪拌を続け
た。最終的に相が分離した。水相をジクロロメタン20
0mlづつで2回抽出した。合わせた有機相を、0.5M
のHCl(300ml)、5%炭酸水素ナトリウム溶液3
00ml、さらにブライン300mlでそれぞれ1回づつ洗
浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を蒸発させ
たのち、無色の固形物を得た。 収量(率):268g (69.5%) IR(KBr):1670、1556cm-1 MS(EI):328(M+
【0184】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0185】N−アリル−2,4−ジブロモ−ブチルア
ミド IR(フィルム):1660cm-1 MS(EI):204(M−Br)
【0186】(R,S)−2,4−ジブロモ−N−プロ
プ−2−イニル−ブチルアミド NMR(DMSO-d6):δ=2.39(2H,q);3.18(1H,t);3.57(2H,m);
3.91(2H,m);4.52(1H,t);8.91(1H,br.t)
【0187】(R,S)−2,4−ジブロモ−N−シア
ノメチル−ブチルアミド IR(KBr):2245、1665、1537cm-1 MS(EI):285(M+H)+
【0188】(R,S)−2,4−ジブロモ−N−ピリ
ジン−4−イルブチルアミド
【0189】(R,S)−2,5−ジブロモ−ペンタノ
イルクロリド 〔Chem. Pharm. Bull., 30, 1225(1982)〕
【0190】(R,S)−2,5−ジブロモ−ペンタン
酸2,2,2−トリフルオロエチルアミド IR(KBr):1663cm-1 MS(EI):341(M+
【0191】(R,S)−2,5−ジブロモ−ペンタン
酸シクロプロピルアミド IR(KBr):1652cm-1 MS(EI):218(M−Br)+
【0192】(R,S)−2,4−ジブロモ−N−ピラ
ジン−2−イル−ブチルアミド IR(KBr):1698cm-1 MS(EI):321(M+
【0193】(R,S)−2,4−ジブロモ−N−シク
ロプロピルメチル−ブチルアミド IR(KBr):1651cm-1 MS(EI):298(M+H)+
【0194】(R,S)−2,4−ジブロモ−N−(2
−シアノエチル)−ブチルアミド IR(KBr):2240、1661、1546cm-1
S(EI):299(M+H)+
【0195】調製例2 (a)rac−3−ブロモ−1−(2,2,2−トリフ
ルオロエチル)−2−ピロリドン rac−2,4−ジブロモ−N−(2,2,2−トリフ
ルオロエチル)−ブタンアミド268g (0.82mol
)をジクロロメタン2リットルに溶解し、50%水酸
化ナトリウム溶液950mlおよびDowex 2x10(26.8
g )を加えた。この混合物を室温で1.5時間激しく攪
拌した。その後、混合物を氷水2リットルに注加し、相
を分離させた。水相をジクロロメタン1リットルで2回
抽出し、合わせた有機相を、水1リットル、さらに10
%塩化ナトリウム溶液1リットルでそれぞれ1回づつ洗
浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を50℃で
蒸発させると、無色の油状物を得た。これを、さらに精
製することなく、次の工程に使用した。 収量(率):190.7g (95%) IR(フィルム):1717、1267cm-1 MS(EI):245(M+
【0196】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0197】rac−3−ブロモ−1−シクロプロピル
−2−ピロリジノン 分析値: 計算値:C41.20、H4.94、N9.86、Br
39.16% 実測値:C40.85、H5.05、N7.01、Br
39.77%
【0198】(R,S)−1−アリル−3−ブロモ−ピ
ロリジン−2−オン IR(フィルム):1649cm-1 MS(EI):203(M+
【0199】(R,S)−3−ブロモ−1−(5−メチ
ル−イソキサゾール−3−イル)−ピロリジン−2−オ
ン IR(KBr):1715、1614、1513、14
56、1306、1262cm-1 MS(EI):244(M−1)、165(M−Br)
【0200】(R,S)−3−ブロモ−1−ピリジン−
2−イル−ピロリジン−2−オン IR(KBr):1703、1588、1469、14
34、1399cm-1 MS(EI):240(M−1)、161(M−Br)
【0201】(R,S)−3−ブロモ−1−ピリジン−
3−イル−ピロリジン−2−オン IR(KBr):1699、1578、1483、14
30、1399、1304cm-1 MS(EI):240(M−1)
【0202】(R,S)−1−(3−ブロモ−2−オキ
ソ−ピロリジン−1−イル)−オキサゾリジン−2−オ
ン IR(KBr):1760、1713、1218cm-1 MS(EI):249(M)、169(M−Br)
【0203】(R,S)−3−ブロモ−1−(5−トリ
フルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イ
ル)−ピロリジン−2−オン IR(KBr):1772、1499、1476、13
35、1155、1038cm-1 MS(EI):315(M−H)、236(M−Br)
【0204】(R,S)−3−ブロモ−1−チアゾール
−2−イル−ピロリジン−2−オン IR(KBr):1705、1505、1462、13
84、1326、1263cm-1 MS(EI):246(M−H)
【0205】(R,S)−3−ブロモ−1−プロプ−2
−イニル−ピロリジン−2−オン NMR[DMSO-D6]δ=2.20(1H,m);2.56(1H,m);3.32(1H,t);3.
46(2H,m);4.08(2H,m);4.70(1H,m)
【0206】(R,S)−3−ブロモ−1−〔(R,
S)−1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3
−イル〕−ピロリジン−2−オンと、(S,R)−3−
ブロモ−1−〔(R,S)−1,1−ジオキソ−テトラ
ヒドロチオフェン−3−イル〕−ピロリジン−2−オン
との混合物 IR(KBr):3435、2949、1687、14
32、1297、1126cm-1 MS(EI):202(M−Br)
【0207】(R,S)−3−ブロモ−1−(6−メト
キシ−ピリジン−3−イル)−ピロリジン−2−オン IR(KBr):3431、2968、1695、15
01、1419、1288cm-1 MS(EI):270(M−H)
【0208】(R,S)−3−ブロモ−1−ピリジン−
4−イル−ピロリジン−2−オン
【0209】(R,S)−3−ブロモ−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)−ピペリジン−2−オン IR(フィルム):1760cm-1 MS(EI):259(M+
【0210】(R,S)−3−ブロモ−1−シクロプロ
ピル−ピペリジン−2−オン IR(フィルム):1658cm-1 MS(EI):217(M+
【0211】(R,S)−3−ブロモ−1−ピラジン−
2−イル−ピロリジン−2−オン IR(KBr):1707cm-1 MS(EI):241(M+
【0212】(R,S)−3−ブロモ−1−シクロプロ
ピルメチル−ピロリジン−2−オン IR(フィルム):1700cm-1 MS(EI):189(M−C24
【0213】(b)(R,S)−3−ブロモ−2−オキ
ソ−ピロリジン−1−イルアセトニトリル 水素化ナトリウム1.14g (47.5mmol)をTHF
50mlに加えた懸濁液に、アルゴン下に0℃で、(R,
S)−2,4−ジブロモ−N−シアノメチル−ブチルア
ミド11.26g (39.7mmol)を少量づつ加えた。
この反応混合物を0℃で2時間、さらに室温で1時間攪
拌し、次いで、塩化アンモニウム飽和溶液250mlに注
加した。得られた混合物をジクロロメタンで抽出した
(150mlで2回)。合わせた有機層をブライン150
mlで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、溶媒を蒸発
させた。残渣を、シリカゲル上、酢酸エチル/n−ヘキ
サン(2:1)を溶離剤として使用するクロマトグラフ
ィーによって精製した。 収量(率):6.52g (81%) IR(KBr):2245、1709cm-1 MS(EI):202(M+
【0214】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0215】(R,S)−3−(3−ブロモ−2−オキ
ソ−ピロリジン−1−イル)−プロピオニトリル IR(フィルム):2249、170 MS(EI):216(M+
【0216】調製例3 rac−〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)−ピロリジン−3−イル〕−トリフェニルホ
スホニウムブロミド rac−3−ブロモ−1−(2,2,2−トリフルオロ
エチル)−2−ピロリドン189g (0.77mol )を
トルエン1リットルに溶解し、トリフェニルホスフィン
222g (0.85mol )を加えた。この混合物をアル
ゴン雰囲気下に一夜還流させると、生成物が沈殿し始め
た。次に混合物を5℃に冷却し、わずかに褐色がかった
結晶をろ別した。この結晶をTHF1リットルに入れて
2回攪拌し、ろ過し、減圧下に50℃で乾燥した。 収量(率):無色の結晶308g (79%)1 H-NMR(CDCl3):δ[ppm]2.17(m,1H);3.2-3.5(m,3H);3.93
(dd,1H);4.24(m,1H);6.91(m,1H);7.60-8.03(芳香族,m,
15H) IR(KBr):1690cm-1 MS(ISP):428.3(M+ ) 分析値:C2422BrF3 NOP 計算値:C56.71、H4.36、N2.76% 実測値:C56.64、H4.37、N2.60%
【0217】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0218】(R,S)−(1−シクロプロピル−2−
オキソ−ピロリジン−3−イル)トリフェニルホスホニ
ウムブロミド 分析値: 計算値:C64.39、H5.40、N3.00、P
6.64、Br17.13% 実測値:C64.12、H5.48、N2.69、P
6.56、Br17.36%
【0219】(R,S)−〔1−(5−メチル−イソキ
サゾール−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−
イル〕−トリフェニルホスホニウムブロミド MS(ISP):427.5(M+ ) IR(KBr):1709、1608、1504、14
36、1276、1110cm-1
【0220】(R,S)−(2−オキソ−1−ピリジン
−2−イル−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホ
スホニウムブロミド MS(ISP):423.4(M+ ) IR(KBr):1697、1587、1469、14
36、1394、1305cm-1
【0221】(R,S)−(2−オキソ−1−ピリジン
−3−イル−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホ
スホニウムブロミド MS(ISP):423.4(M+ ) IR(KBr):1693、1486、1437、13
91、1307、1109cm-1
【0222】(R,S)−〔2−オキソ−1−(2−オ
キソ−オキサゾリジン−3−イル)−ピロリジン−3−
イル〕−トリフェニルホスホニウムブロミド MS(ISP):431.4(M−Br) IR(KBr):1774、1711、1439、11
11cm-1
【0223】(R,S)−〔2−オキソ−1−(5−ト
リフルオロメチル−1,3,4−チアジアゾール−2−
イル)−ピロリジン−3−イル〕−トリフェニルホスホ
ニウムブロミド MS(ISP):498.4(M−Br) IR(KBr):3435、1707、1473、14
38、1332cm-1
【0224】(R,S)−(2−オキソ−1−チアゾー
ル−2−イル−ピロリジン−3−イル)−トリフェニル
ホスホニウムブロミド MS(ISP):429.5(M−Br) IR(KBr):2781、1694、1504、14
60、1437、1324cm-1
【0225】(R,S)−1−(アリル−2−オキソ−
ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホスホニウムブ
ロミド MS(ISP):466.3(M+H)+ IR(KBr):1685cm-1
【0226】(R,S)−(2−オキソ−1−プロプ−
2−イニル−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホ
スホニウムブロミド MS(ISP):384.3(M+ ) IR(KBr):1690cm-1
【0227】(R,S)−(1−シアノメチル−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホスホニ
ウムブロミド MS(ISP):385.4(M+ ) IR(KBr):2240、1695cm-1
【0228】〔(R,S)−1−〔(R,S)−1,1
−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イル〕−2
−オキソピロリジン−3−イル〕−トリフェニルホスホ
ニウムブロミドと、〔(S,R)−1−〔(R,S)−
1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イ
ル〕−2−オキソピロリジン−3−イル〕−トリフェニ
ルホスホニウムブロミドとの混合物 MS(ISP):464.4(M−Br) IR(KBr):3431、1684、1437、13
00、1114cm-1
【0229】(R,S)−〔1−(6−メトキシ−ピリ
ジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
ル〕−トリフェニルホスホニウムブロミド MS(ISP):453.4(M−Br) IR(KBr):1688、1602、1493、14
37cm-1
【0230】(R,S)−(2−オキソ−1−ピリジン
−4−イル−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホ
スホニウムブロミド
【0231】(R,S)−〔2−オキソ−1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−ピペリジン−3−イ
ル〕−トリフェニルホスホニウムブロミド MS(ISP):442.4(M+ ) IR(KBr):1747cm-1
【0232】(R,S)−(1−シクロプロピル−2−
オキソ−ピペリジン−3−イル)−トリフェニルホスホ
ニウムブロミド MS(EI):400.2(M+ ) IR(KBr):1638cm-1
【0233】(R,S)−2−オキソ−1−ピラジン−
2−イル−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホス
ホニウムブロミド MS(ISP):424.5 IR(KBr):1697cm-1
【0234】(R)−(1−シクロプロピルメチル−2
−オキソ−ピロリジン−3−イル)−トリフェニルホス
ホニウムブロミドと、(S)−(1−シクロプロピルメ
チル−2−オキソ−ピロリジン−3−イル)−トリフェ
ニルホスホニウムブロミドとの混合物 MS(ISP):400.4(M+ ) IR(KBr):1679cm-1
【0235】(R,S)−〔1−(2−シアノエチル)
−2−オキソ−ピロリジン−3−イル)−トリフェニル
ホスホニウムブロミド MS(ISP):399.4(M+ ) IR(KBr):2244、1688、1639cm-1
【0236】(R,S)−(2−オキソ−1−フェニル
−ピペリジン−3−イル)−トリフェニルホスホニウム
ブロミド MS(ISP):436.4(M+ ) IR(KBr):1645、1437cm-1
【0237】調製例4 (R,S)−3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニル
オキシ)−1−(4−メチル−フェニルスルホニル)−
ピロリジン−2−オン (R,S)−3−(tert−ブチル−ジメチル−シリルオ
キシ)−ピロリジン−2−オン(J. Org. Chem. 55, 36
84[1990])16g (0.070mol )をTHF150ml
に溶解し、−78℃に冷却した。水素化ナトリウム3g
(0.077mol )を少量づつ加え、その懸濁液を30
分間攪拌した。トルエン−4−スルホニルクロリド(1
4.7g 、0.077mol )のTHF溶液を30分間に
滴下し、この混合物を−78℃で1時間、さらに0℃で
一夜反応させた。次に、数mlの水を注意して加え、その
溶媒を蒸発させた。得られた黄色の油状物を酢酸エチル
300ml中に捕り、水150mlづつで2回、さらにブラ
イン150mlで1回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥
した。有機相を濃縮したのち、残渣を、n−ヘキサン1
00mlとジエチルエーテル40mlとの混合物に入れて攪
拌し、0℃に冷却し、固形物質をろ過によって捕集し、
乾燥した。 収量(率):無色の結晶17.6g (68%) MS(ISP):354(M−CH3 ) IR(KBr):1742cm-1
【0238】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0239】(R,S)−「3−tert−ブチル−ジメチ
ル−シラニルオキシ)−2−オキソ−ピロリジン−1−
イル〕−酢酸 tert−ブチルエステル NMR(DMSO-d6):δ0-0(6H,s);0.78(9H,s);1.32(9H,s);1.
67(1H,m);2.25(1H,m);3.20(2H,m);3.79(2H,dd);4.22(1
H,t)
【0240】調製例5 (R,S)−3−ヒドロキシ−1−(4−メチル−フェ
ニルスルホニル)−ピロリジン−2−オン (R,S)−3−(tert−ブチル−ジメチル−シラニル
オキシ)−1−(4−メチルーフェニルスルホニル)−
ピロリジン−2−オン15.86g (0.043mol )
をクロロホルム250mlに溶解し、三フッ化ホウ素エー
テレート16mlで一夜処理した。溶媒を蒸発させ、残渣
を、炭酸水素ナトリウム飽和溶液でpH7に調節し、ジク
ロロメタン300mlづつで2回抽出した。合わせた有機
相を水300mlで3回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、濃縮した。得られた固体物質をジエチルエーテル
に入れて2時間攪拌し、冷却し、ろ過によって捕集し
た。 収量(率):7.27g (66.4%) IR(KBr):1731cm-1 MS(EI):256(M+H)+
【0241】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0242】(R,S)−(3−ヒドロキシ−2−オキ
ソ−ピロリジン−1−イル)−酢酸tert−ブチルエステ
ル IR(KBr):1740、1688cm-1 MS(EI):142(M−OC49 )、159(M
−C48
【0243】調製例6 メタンスルホン酸 (R,S)−1−(4−メチル−フ
ェニルスルホニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
ルエステル (R,S)−3−ヒドロキシ−1−(4−メチルーフェ
ニルスルホニル)−ピロリジン−2−オン7.2g (2
8.2mmol)およびトリエチルアミン4.7ml(33.
8mmol)をジクロロメタン100mlに溶解し、0℃に冷
却した。それにメタンスルホニルクロリド2.6ml(3
3.8mmol)をゆっくりと加え、この混合物を0℃で3
0分間、さらに室温で1時間攪拌した。次に、混合物を
水、希釈HCl、5%炭酸水素ナトリウム溶液および水
それぞれ100mlで1回づつ洗浄した。有機相を硫酸マ
グネシウム上で乾燥し、濃縮した。残渣をジエチルエー
テルに入れて攪拌し、固体物質をろ過によって捕集し、
乾燥した。 収量(率):8.14g (87%) IR(KBr):1751cm-1 MS(EI):269(M−SO2
【0244】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0245】(R,S)−(3−メチルスルホニルオキ
シ−2−オキソ−ピロリジン−1−イル)酢酸 tert−
ブチルエステル IR(KBr):1739、1702cm-1 MS(EI):220(M−tBuO)
【0246】メタンスルホン酸 (R,S)−1−(4
−メトキシベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3
−イルエステル NMR(DMSO-d6)δ[ppm]2.38(m,1H);2.64(m,1H);3.28(s,3
H);3.69(m,1H); 3.84(s及びm,4H);5.50(dd,1H);7.0(d,2
H);7.62(d,2H)
【0247】調製例7 (R,S)−3−ブロモ−1−(4−メチル−フェニル
スルホニル)−ピロリジン−2−オン メタンスルホン酸 (R,S)−1−(4−メチルーフ
ェニルスルホニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
ルエステル8.1g (24.3mmol)およびテトラブチ
ルアンモニウムブロミド8.4g (29.2mmol)をD
MF60mlに入れて80℃で3時間反応させた。次に、
溶媒を蒸発させ、残渣を酢酸エチル300mlに溶解し
た。この溶液を、水150mlつづで3回、炭酸水素ナト
リウム飽和溶液150mlで1回、さらにブラインで1回
洗浄した。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、濃縮
し、残渣を、シリカゲル上、クロマトグラフィー(溶離
剤、n−ヘキサン:酢酸エチル4:1)によって精製し
た。 収量(率):5.57(72%) IR(KBr):1738cm-1 MS(RI):253(M−SO2
【0248】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0249】(R,S)−3−ブロモ−1−(4−メト
キシ−ベンゾイル)−ピロリジン−2−オン NMR(DMSO-d6)δ[ppm]2.29(m,1H);2.74(m,1H);3.83(s,3
H);3.87(m,2H);4.90(dd,1H);7.0(d,2H);7.62(d,2H)
【0250】(R,S)−(3−ブロモ−2−オキソ−
ピロリジン−1−イル)酢酸 tert−ブチルエステル NMR(DMSO-D6):δ1.42(9H,s);2.20(1H,m);2.61(1H,m);
3.38(2H,m);3.95(2H,dd);4.69(1H,m)
【0251】調製例8 (R,S)−〔1−(4−メチル−フェニルスルホニ
ル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イル〕−トリフェ
ニルホスホニウムブロミド (R,S)−3−ブロモ−1−(4−メチルーフェニル
スルホニル)−ピロリジン−2−オン5.5g (17.
28mmol)をTHF80mlに溶解し、トリフェニルホス
フィン5.4g (20.74mmol)を加えた。この混合
物を72時間還流させた。固体物質をろ過によって捕集
し、乾燥した。 収量(率):6.4g (64%) IR(KBr):1724cm-1 MS(ISN):500.3(M+H)+
【0252】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0253】〔1−(4−メトキシ−ベンゾイル)−2
−オキソ−ピロリジン−3−イル〕−トリフェニルホス
ホニウムブロミド IR(KBr):1725、1684cm-1 MS(ISP):480(M+
【0254】(R,S)−(1−tert−ブトキシカルボ
ニルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イル)−ト
リフェニルホスホニウムブロミド NMR(DMSO-d6)δ[ppm]1.39(s,9H);2.38(m,1H);2.62(m,1
H);3.31(m,1H);3.55(m,1H);3.89(s,2H);5.72(m,1H);7.7
-7.9(m,15H)
【0255】調製例9 3−ブロモ−2−ブロモメチル−N−フェニル−プロピ
オンアミド 3−ブロモ−2−ブロモ−メチルプロピオン酸〔J. Or
g. Chem. 20, 780 (1955)〕2.45g (10mmol)を
塩化チオニル2mlに入れて3.5時間還流させた。次
に、過剰の塩化チオニルを減圧下に除去し、残渣をトル
エン3mlで溶解し、トルエンを蒸発させることを2回く
り返した。残渣をベンゼン5mlに溶解し、それを、アニ
リン2ml(22mmol)をベンゼン25mlに加えた10〜
20℃の溶液に滴下した。4時間後、酢酸エチル50ml
をその懸濁液に加え、この混合物を、0.2N のHC
l、水、炭酸水素ナトリウム溶液(5%)およびブライ
ンそれぞれ25mlで抽出した。有機相を硫酸マグネシウ
ム上で乾燥し、減圧下に溶媒を蒸発させた。固体の残渣
をクロロホルムから再結晶した。 収量(率):1.93g (60%) m.p.143〜144℃ 分析値:C1011Br2 NO 計算値:C37.42、H3.45、N4.36、Br
49.78% 実測値:C37.57、H3.56、N4.19、Br
49.96%
【0256】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0257】3−ブロモ−2−ブロモエチル−N−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−プロピオンアミ
ド IR(KBr):1666、1571cm-1 MS(EI):325(M)
【0258】調製例10 メチレン−1−フェニル−アゼチジン−2−オン 3−ブロモ−2−ブロモメチル−N−フェニル−プロピ
オンアミド16.05g (50mmol)をジクロロメタン
250mlに溶解し、それを、水酸化ナトリウム30g を
水30mlに加えた溶液に加えた。ベンジルトリエチルア
ンモニウムクロリド1.6g をそこに加え、この混合物
を7時間激しく攪拌した。次に、この懸濁液を酢酸エチ
ル200mlに注加し、有機相を分離させ、水150mlで
2回洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶媒を蒸
発させて、油状物8.3g を得、これを、シリカゲル
上、クロマトグラフィー(溶離剤:ジクロロメタン)に
よって精製した。 収量(率):8.0g (100%) m.p.57〜58℃ 分析値:C109 NO 計算値:C75.45、H5.70、N8.80% 実測値:C75.06、H5.76、N8.71%
【0259】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0260】3−メチレン−1−(2,2,2−トリフ
ルオロエチル)−アゼチジン−2−オン IR(KBr):1740cm-1 MS(EI):165(M)
【0261】調製例11 1−フェニル−アゼチジン−2,3−ジオン メチレン−1−フェニル−アゼチジン−2−オン800
mg(5mmol)を酢酸エチル50mlに溶解し、−70℃に
冷却した。オゾンを15分間、さらに酸素を1時間この
溶液に通した。次に、硫化ジメチル0.5mlをそこに加
え、この溶液を−70℃で1.5時間攪拌した。温度を
0℃に上げ、水25mlを加えた。5分後、有機相を分離
させ、チオ硫酸ナトリウム溶液50mlおよび硫酸第一鉄
溶液50mlで抽出し、次いで硫酸マグネシウム上で乾燥
した。溶媒を蒸発させ、残渣を、シリカゲル上、クロマ
トグラフィー(溶離剤:ベンゼン)によって精製した。 収量(率):114mg(14.5%) m.p.115〜117℃ IR(KBr):1822、1757cm-1
【0262】調製例に記載した手順にしたがって、以下
の化合物をさらに調製することができた。
【0263】1−(2,2,2−トリフルオロエチル)
−アゼチジン−2,3−ジオン IR(KBr):1838、1774cm-1 分析値:C543 NO2 計算値:C35.94、H2.41、N8.38% 実測値:C36.18、H2.66、N8.17%
【0264】調製例12 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7−〔〔(1,
1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミノ〕−3−
〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデ
ン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸
ジフェニルメチルエステル ジフェニルメチル〔6R−(6α,7β〕〕−7−
〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
キシレート1.0g (2.0mM)、rac(1−メトキ
シ−2−オキソ−3−ピロリジニル)−トリフェニルホ
スホニウムブロミド1.08g (2.43mM)、1,2
−ジクロロエタン80ml及びトリエチルアミン1.20
ml(8.67mM)を合わせ、予熱しておいた60℃の油
浴に入れ、1時間加熱した。揮発性物質を減圧下に除去
し、残渣をジクロロメタン50mlに溶解し、水で洗浄
(10mlで2回)した。ジクロロメタン溶液を乾燥し
(Na2 SO4 )、濃縮した。残渣をフラッシュシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/n−ヘキ
サン7:3)によって精製して、表題の化合物0.50
g (収率40%)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),2.72(m,1H),3.35(m,2
H),3.82(s,3H),5.21(d,1H),5.26(s,1H),5.28(m,1H),5.4
0(m,1H),6.54(s,1H),6.84(s,1H),6.90(t,1H),7.23-7.30
(m,10H)
【0265】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0266】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ジ
フェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),2.82(m,2H),3.24(m,2
H),5.20(d,2H),5.30(s,1H),5.40(m,1H),5.82(s,1H),6.5
8(s,1H),6.87(s,2H),7.28(m,10H)
【0267】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボ
ン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.47(s,9H),2.75(m,2H),2.95(s,3
H),3.20(m,2H),5.22(d,1H),5.30(s,1H),5.30-5.40(m,2
H),6.55(s,1H),6.86(s,2H),7.30(m,10H)
【0268】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−(フェニ
ルメトキシ)−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.48(s,9H),2.62(m,2H),2.99(m,2
H),5.04(s,2H),5.24(d,2H),5.40(m,1H),6.53(s,1H),6.8
5(s,1H),6.90(t,1H),7.33(m,15H)
【0269】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−フェニル
−3−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),2.82(m,2H),3.62(m,2
H),5.27(d,1H),5.33(s,1H),5.30-5.40(m,2H),6.60(s,1
H),6.87(s,1H),7.0(t,1H),7.25(m,13H),7.72(d,2H)
【0270】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔4−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕フェニル〕−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.48(s,9H),1.60(s,9H),2.82(m,2
H),3.60(m,2H),5.27(d,1H),5.30(s,1H),5.41(m,2H),6.6
0(s,1H),6.87(s,1H),7.0(t,1H),7.26(m,10H),7.78(d,2
H),8.02(d,2H)
【0271】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3
−〔〔1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−7−〔〔(1,
1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミノ〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−3−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエス
テル
【0272】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔(4−ニトロフェニル)−2−オ
キソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3
−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.46(s,9H),2.89(m,2H),3.65(m,2
H),5.28(d,1H),5.32(s,1H),5.35-5.42(m,2H),6.68(s,1
H),6.88(s,1H),7.05(t,1H),7.23(m,10H),7.92(d,2H),8.
28(d,2H)
【0273】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔(4−メトキシフェニル)−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
3−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル
【0274】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔(4−ニトロフェニル)メトキ
シ〕−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメ
チルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.47(s,9H),2.70(m,2H),3.22(m,2
H),5.13(s,2H),5.22(d,1H),5.27(s,1H),5.30-5.42(m,2
H),6.58(s,1H),6.87(s,1H),6.93(t,1H),7.30(m,10H),7.
63(d,2H),8.24(d,2H)
【0275】〔6R−〔6α,7β〕〕−7−
〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−フェニル−2−オキソ−3−ピペリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),1.63,1.82(m,2H),2.3
8,2.58(m,2H),3.52,3.68(m,2H),5.18(s,1H),5.30(d,1
H),5.32-5.44(m,2H),6.35(s,1H),6.85(s,1H),7.35(m,16
H)
【0276】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔1−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕−1−メチル−エチル〕−2−オキソ
−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.43(s,9H),1.45(s,9H),1.47(s,3
H),1.57(s,3H),2.80(m,2H),3.35(m,2H),5.19(d,1H),5.2
9(d,2H),5.40(m,1H),6.56(s,1H),6.85(s,2H),7.30(m,10
H)
【0277】(E)(6R,7R)−2−ベンジルヒド
リルオキシカルボニル−4−〔3−(7−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−3−イルメ
チレン)−2−オキソ−ピロリジン−1−イル〕−1−
メチル−ピリジニウムヨージド(室温DMF中ヨウ化メ
チルでのデスメチル誘導体) IR(KBr):1784、1716、1518cm-1 MS(ISP):653.5(M+
【0278】
【化73】
【0279】
【化74】
【0280】また、後述する実施例2に記載の手順にし
たがっても、上記の中間体を得ることができた。
【0281】調製例13 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7−〔〔(1,
1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミノ〕−3−
〔〔1−(1,1−ジメチルエチル)−2−オキソ−3
−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−
2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル rac−(1−〔1,1−ジメチルエチル〕−2−オキ
ソ−3−ピロリジニル)−トリフェニルホスホニウムブ
ロミド1.73g (3.58mM)と無水テトラヒドロフ
ラン7mlとを合わせ、氷浴に入れて冷却した。n−ヘキ
サン中の1.6M n−ブチルリチウム溶液2.09ml
(3.34mM)に加えたものをそこに滴下し、この温度
で1.5時間攪拌した。ジフェニルメチル 〔6R−
(6α,7β)〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕アミノ〕−3−ホルミル−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
3−エン−2−カルボキシレート1.16g (2.39
mM)をテトラヒドロフラン5.5mlに加えたものを氷浴
温度でこの混合物に滴下し、続いてこの氷浴中で1.5
時間攪拌した。この反応体をブライン60mlおよび酢酸
エチル200mlに注加し、分離した。有機部分を新鮮な
ブライン60mlで洗浄し、乾燥した(Na2 SO4 )。
乾燥剤および溶媒を除去したのちに得られた残渣を、n
−ヘキサン/酢酸エチル(2:1)を溶離剤として使用
するフラッシュシリカゲルクロマトグラフィーによって
精製した。生成物画分を合わせ、溶媒を除去し、残渣を
n−ヘキサン/酢酸エチル(3:1)と共に粉砕して、
表題の物質0.99g (70.8%)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3) δ1.42(s,9H),1.44(s,9H),2.70(m,2
H),3.30(m,2H),5.18(d,1H),5.30(d,1H),5.35(m,1H),6.5
0(s,1H),6.80(m,2H),7.20-7.40(m,11H)
【0282】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0283】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3
−〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン〕メチル〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエト
キシ)カルボニル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2
−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ0.78(m,4H),1.44(s,9H),1.44(s,9
H),2.70(m,3H),3.10(m,2H),5.20(d,1H),5.30(s,1H),5.4
1(m,1H),6.50(s,1H),6.83(m,2H),7.25-7.35(m,11H)
【0284】
【化75】
【0285】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメ
チルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),2.80(m,2H),3.35(m,2
H),3.95(m,2H),5.18(d,1H),5.29(s,1H),5.40(m,1H),6.5
0(s,1H),6.85(s,2H),6.95(m,1H),7.30(m,11H)
【0286】
【化76】
【0287】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−(2−フルオロエチル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),2.75(m,2H),3.40(t,2
H),3.61,3.75(m,2H),4.48,4.70(t,2H),5.20(d,1H),5.31
(d,1H),5.40(m,1H),6.56(s,1H),6.88(m,2H),7.21-7.33
(m,11H)
【0288】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔1−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕−1−メチル−エチル〕−2−オキソ
−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.43(s,9H),1.45(s,9H),1.47(s,3
H),1.57(s,3H),2.80(m,2H),3.35(m,2H),5.19(d,1H),5.2
9(d,2H),5.40(m,1H),6.56(s,1H),6.85(s,2H),7.30(m,10
H)
【0289】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニル−アミノ−3−〔1−(4−メト
キシフェニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルと、(E)−(2S,6R,7R)−7−te
rt−ブトキシカルボニル−アミノ−3−〔1−(4−メ
トキシフェニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルとの1:1混合物 IR(KBr):1780、1741、1685、15
21cm-1 MS(ISP):668.5(M+H)+
【0290】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(6−メトキ
シ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−
3−イリデンメチル−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボ
ン酸 ベンズヒドリルエステル IR(KBr):1783、1742、1718、16
88、1496cm-1 MS(ISP):669.4(M+H+)
【0291】
【化77】
【0292】また、実施例1に記載の手順にしたがって
も、例2の上記の中間体を得ることができた。
【0293】調製例14 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7−〔〔(1,
1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミノ〕−8−オ
キソ−3−〔〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリフ
ルオロエチル)−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−
エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル ジフェニルメチル 〔6R−3(6α,7β)〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−ホルミル−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
キシレート1.0g (2mmol)を、rac〔2−オキソ
−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロ
リジニル〕トリフェニルホスホニウムブロミド1.23
g (2.4mmol)とともに、1,2−エポキシブタン
(1,2−ブチレンオキシド)8ml中に懸濁し、4時間
還流した。暗褐色の溶液を蒸発させ、残渣を水10mlに
注加した。この混合物を酢酸エチル15mlで抽出し、有
機相をブライン15mlで洗浄し、硫酸マグネシウム上で
乾燥した。溶媒を蒸発させ、暗褐色の残渣を、シリカゲ
ル上、クロマトグラフィーによって精製した(25g Me
rck 、40〜63mm、230〜400メッシュ、n−ヘ
キサン:酢酸エチル=95:5、9:1、2:1、1:
1)。 収量(率):帯黄色泡状物1.2g (93%)
【0294】HPLCによると、この生成物は、Δ3
性体とΔ2 異性体との混合物(オクト−3−エン誘導体
87%、オクト−2−エン誘導体9%)であった。
【0295】1H-NMR(DMSO-d6):δ[ppm]1.40(s,9H);2.80
(br.m,2H),3.40(t,2H),4.20(m,2H),5.11(d,1H),5.29(d
d,1H),5.57(s,1H),6.83(s,1H),7.33(m,11H),8.07(d,1H)
【0296】上記HPLCの条件:Lichrospher RP−
18、250mm、5mm、アセトニトリル1240ml、テ
トラデシルアンモニウムブロミド4g 、水570ml、緩
衝液190ml、pH7をH3 PO4 によってpH6.7に調
【0297】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0298】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3
−〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエト
キシ)カルボニル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2
−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル 分析値: 計算値:C65.08、H6.09、N6.49、S
4.96% 実測値:C65.03、H6.12、N6.43、S
5.04%
【0299】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−tert−ブトキ
シカルボニルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸
ベンズヒドリルエステルと、(E)−(2S,6R,
7R)−7−tert−ブトキシカルボニルメチル−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと
の混合物 MS(ISP):676.4(M+H)+ IR(KBr):1783、1742、1688cm-1
【0300】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔(1−(4−メト
キシベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸
ベンズヒドリルエステルと、(E)−(2S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−
〔(1−(4−メトキシベンゾイル)−2−オキソ−ピ
ロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン
−2−カルボン酸ベンズヒドリルエステルとの混合物 MS(ISP):696.5(M+H)+ IR(KBr):1782、1721、1666cm-1
【0301】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(5−メチル
−イソキサゾール−3−イル)−2−オキソ−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カ
ルボン酸 ベンズヒドリルエステル MS(EI):486(M−Boc−NH−HC=C=
O) IR(KBr):1784、1741、1706、16
09、1505、1456cm-1
【0302】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステル MS(EI):482(M−Boc−NH−C=C=
O) IR(KBr):1785、1738、1693、15
87、1460、1387cm-1
【0303】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−1−ピリジン−3−イル−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステル MS(EI):538(M−CO2 −CH2 =C(CH
32 ) IR(KBr):1772、1735、1693、14
82cm-1
【0304】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−
オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステル MS(EI):490(M−Boc−NH−HC=C=
O) IR(KBr):1782、1741、1708、13
92、1251cm-1
【0305】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−
オキソ−1−(トリフルオロメチル−1,3,4−チア
ジアゾール−2−イル)−ピロリジン−3−イリデンメ
チル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエス
テル MS(EI):557(M−Boc−NH−CH=C=
O) IR(KBr):1789、1733、1700、14
71、1330cm-1
【0306】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−1−チアゾール−2−イル−ピロリジン−3−
イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステル MS(ISP):645.4(M+H)+ IR(KBr):1782、1748、1695、15
04、1465cm-1
【0307】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(1,1−ジ
オキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステル
(エピマーの1:1混合物) MS(ISP):680.5(M+H)+ IR(KBr):2935、1782、1719、16
84、1319、1272、1161cm-1
【0308】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステル
【0309】(Z)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステル MS(ISP):605.4(M+H)+ IR(KBr):1780、1715、1671cm-1
【0310】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−
オキソ−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピ
ペリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボ
ン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−(2S,6
R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8
−オキソ−3−〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−ピペリジン−3−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと
の1:1混合物 MS(ISP):658.4(M+H)+ IR(KBr):1782、1743、1718、16
55cm-1
【0311】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(1−
フェニル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチ
ル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステ
ルと、(E)−(2S,6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(1−フェニ
ル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル)−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3
−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの
1:1混合物 MS(ISP):652.2(M+H)+ IR(KBr):1781、1740、1718、16
53cm-1
【0312】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル)−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルと、(E)−(2S,6R,7R)−7−te
rt−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロ
ピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル)
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルとの1:1混合物 MS(ISP):615(M+ ) IR(KBr):1787、1721、1656、16
11cm-1
【0313】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−1−ピラジン−2−イル−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステル MS(ISP):640.4(M+H)+ IR(KBr):1782、1743、1702、15
22cm-1
【0314】(E)−(2R,6R,7R)−3−(1
−アリル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−3−エン−2−カルボン酸ベンズヒドリルエステル
と、(E)−(2S,6R,7R)−3−(1−アリル
−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エ
ン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合
物 MS(ISP):602.4(M+H)+ IR(KBr):1781、1717、1682、16
42cm-1
【0315】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステル MS(ISP):639.5(M+H)+ IR(KBr):1779、1738、1700、15
02cm-1
【0316】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−
オキソ−1−(トリフルオロメチル−1,3,4−チア
ジアゾール−2−イル)−ピロリジン−3−イリデンメ
チル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエス
テル MS(ISP):557〔M−(BOC−NH−C=C
=O)〕 IR(KBr):1789、1733、1700、14
71cm-1
【0317】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(6−メトキ
シ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カル
ボン酸 ベンズヒドリルエステル MS(ISP):669.4(M+H)+ IR(KBr):1783、1742、1718、16
88、1496cm-1
【0318】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−
オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(E)−(2S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−
(2−オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物 MS(ISP):617.5(M+NH4 )+ IR(KBr):2116、1780、1744、17
16、1685cm-1
【0319】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピ
ルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(E)−(2S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロ
プロピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物 MS(ISP):616.4(M+H)+ IR(KBr):1781、1741、1713、16
78cm-1
【0320】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−〔(1−シアノメチル)−
2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエス
テル MS(ISP):601.5(M+H)+ IR(KBr):1781、1743、1695cm-1
【0321】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔(1−シアノエチ
ル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルと、(E)−(2S,6R,7R)−7−te
rt−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔(1−シアノエ
チル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルとの混合物 MS(ISP):615.5(M+H)+ IR(KBr):2242、1781、1716、16
85cm-1
【0322】(E)−(2R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(4−メチル
フェニルスルホニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−
イリデンメチル〕−5,8−ジオキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カ
ルボン酸 ベンズヒドリルエステル MS(ISP):716.4(M+H)+ IR(KBr):1782、1719cm-1
【0323】調製例15 ウィッティヒ反応生成物:(Z)−(6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−
(2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3−イリデ
ンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステル、(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−フェニル−アゼチジン−3−イリデンメチル)−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルおよ
び(Z)−(6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボ
ニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ−1−フェ
ニル−アゼチジン−3−イリデンメチル)−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルのΔ3 異性体 1−フェニル−アゼチジン−2,3−ジオン114mg
(0.708mmol)を1,2−エポキシブタン(1,2
−ブチレンオキシド)15mlに溶解し、(6R,7R)
−〔7−tert−ブトキシカルボニル−アミノ−2−ジフ
ェニルメトキシカルボニル−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−3−
イルメチル〕−トリフェニルホスホニウムヨージド69
5mg(0.80mmol)をそこに加え、この混合物を60
℃で1時間攪拌した。次に、暗褐色の溶液から溶媒を蒸
発させ、生成した混合物を、シリカゲル上、クロマトグ
ラフィーによって分離した(溶離剤n−ヘキサン:酢酸
エチル=4:1、3:1、2:1)。
【0324】はじめの溶出液は、(Z)−(6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキ
ソ−3−(2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3
−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルの黄色結晶140mg(32%)を
含んでいた。 IR(KBr):1788、1727cm-1 MS(ISP):624.4(M+H)+
【0325】つぎの溶出液(黄色の非晶質化合物の混合
物163mg)を、シリカゲル上、二回目のクロマトグラ
フィーに付した(溶離剤CH2 Cl2 :酢酸エチル9
6:4)。
【0326】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−フェニル−アゼチジン−3−イリデンメチル)−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルの黄
色泡状物82mg(18.5%)が最初に溶出した。 IR(KBr):1790、1727cm-1 MS(ISP):624.5(M+H)+
【0327】無色の泡状物((Z)−(6R,7R)−
7−tert−ブトキシカルボニル−アミノ−8−オキソ−
3−(2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3−イ
リデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルのΔ3 異性体)28mg(6%)が続いて
溶出した。 IR(KBr):1782、1740cm-1 MS(ISP):624.5(M+H)+
【0328】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0329】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−オキソ
−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−アゼチジ
ン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ベンズヒドリルエステル IR(KBr):1787、1763、1721cm-1 MS(ISP):630.4(M+H)+
【0330】(Z)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−オキソ
−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−アゼチジ
ン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ベンズヒドリルエステル IR(KBr):1789、1722、1502cm-1 MS(ISP):630.5(M+H)+
【0331】調製例16 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3−〔(1−シ
クロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)−
メチル〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カル
ボニル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 ジフェニルメチルエステル5−オキシド 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3−〔(1−シ
クロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)−
メチル〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カル
ボニル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−3−エン−2−カルボン
酸 ジフェニルメチルエステル8.94g (14.85
mM)をジクロロメタン2.0リットルに加えた溶液を氷
浴に入れて4℃に冷却した。80〜90%のm−クロロ
ペルオキシ安息香酸5.13g (25.2mM)をジクロ
ロメタン450mlに加えた溶液をそこに滴下した。4℃
で1時間置いたのち、反応混合物を、10%チオ硫酸ナ
トリウム冷水溶液、5%炭酸水素ナトリウム冷水溶液、
さらには水で次々に洗浄した。無水硫酸ナトリウム上で
乾燥したのち、乾燥剤および溶媒を除去し、残渣をフラ
ッシュシリカゲルカラムクロマトグラフィー(酢酸エチ
ル/n−ヘキサン3:1)によって精製して、表題の化
合物8.16g (89%)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3) δ0.75(m,4H),1.46(s,9H),2.30,2.5
5,2.80(m,3H),3.10(m,2H),3.90-4.10(m,2H),4.50(m,1
H),5.80(m,2H),7.00(m,1H),6.50(s,1H),7.20-7.55(m,11
H)
【0332】
【化78】
【0333】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0334】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−
〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジ
フェニルメチルエステル5−オキシド
【0335】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−
〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル5−オキシド
【0336】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 ジフェニルメチルエステル5−オキシド
【0337】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−〔2−オキソ−3−〔〔1−(フェ
ニルメトキシ)−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル5−
オキシド
【0338】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−フェニル
−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル5−オ
キシド
【0339】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3
−〔〔(1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オ
キソ−3−ピロリジニリデン)−メチル〕−7−
〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニ
ルメチルエステル5−オキシド
【0340】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔(1−(4−ニトロフェニル)−2−オ
キソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル5
−オキシド
【0341】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔(1−(4−メトキシフェニル)−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル
5−オキシド
【0342】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔(4−ニトロフェニル)メトキ
シ〕−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメ
チルエステル5−オキシド
【0343】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔(1−(1,1−ジメチルエチル)−2
−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステ
ル5−オキシド NMR(200MHz,CDCl3) δ1.43(3,9H),1.45(s,9H),2.35,2.6
5(m,2H),3.30(m,2H),3.18-4.00(m,2H),4.50(m,1H),5.45
-5.80(m,2H),7.00(m,1H),7.20-7.45(m,11H)
【0344】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメ
チルエステル5−オキシド NMR(200MHz,CDCl3) δ1.46(s,9H),2.45,2.75(m,2H),3.3
0(m,2H),3.9-4.54(m,5H),5.38-5.80(m,2H),7.00(m,1H),
7.25-7.45(m,11H)
【0345】
【化79】
【0346】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−(2−フルオロエチル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル5−
オキシド NMR(200MHz,CDCl3) δ1.46(s,9H),2.40,2.70(m,2H),3.2
0-3.8(m,6H),4.10-4.45(m,2H),4.70(m,1H),5.40,5.80
(m,2H),7.00(m,1H),7.25-7.40(m,11H)
【0347】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔4−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕フェニル〕−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル5−オキシド
【0348】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔1−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕−1−メチル−エチル〕−2−オキソ
−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル5−オ
キシド
【0349】〔6R−〔3(Z),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−フェニル−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル5−オキシド
【0350】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−1−ピラジン−2−イル−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−3−(2−オキソ−1−ピラジン−2−イル
−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1799、1721cm-1 MS(ISP):656.6(M+H)+
【0351】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン−3−
イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ
−3−(2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン
−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1797、1718、1501cm-1 MS(ISP):655.4(M+H)+
【0352】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−3−プロプ−2−イニル−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−3−(2−オキソ−3−プロプ−2−イニル
−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの1:1混合物 IR(KBr):2118、1796、1721cm-1 MS(ISP):616.5(M+H)+
【0353】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピ
ルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1
−シクロプロピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1796、1722、1684cm-1 MS(ISP):632.5(M+H)+
【0354】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シアノメチル
−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−
5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シアノ
メチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):2240、1796、1719cm-1 MS(ISP):634.5(M+NH4 )+
【0355】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(2−シアノ
エチル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1
−(2−シアノエチル)−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):2244、1795、1721、16
88cm-1 MS(ISP):631.5(M+H)+
【0356】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(4−メチル
−フェニルスルホニル)−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−(5
S,6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミ
ノ−3−〔1−(4−メチル−フェニルスルホニル)−
2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5,
8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルとの混合物 IR(KBr):1799、1723cm-1 MS(ISP):747.5〔(M−H)- +NH3
【0357】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(4−メトキ
シフェニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ベンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,
7R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−
〔1−(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−ピロリ
ジン−3−イリデンメチル)−5,8−ジオキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの1:
1混合物 IR(KBr):1796、1722、1687、15
12cm-1 MS(ISP):684.3(M+H)+
【0358】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−tert−ブトキ
シカルボニルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,
6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−
3−(1−tert−ブトキシカルボニルメチル−2−オキ
ソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5,8−ジオ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステ
ルとの混合物 IR(KBr):1798、1725cm-1 MS(ISP):692.5(M+H)+
【0359】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(5−メチル
−イソキサゾール−3−イル)−2−オキソ−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル)−5,8−ジオキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)
−(5S,6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニ
ルアミノ−3−〔1−(5−メチル−イソキサゾール−
3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメ
チル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1796、1718、1609、15
06、1456cm-1 MS(ISP):676.4(M+NH4 )+、659.
4(M+H)+
【0360】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−3−(2−オキソ−1−ピリジン−2−イル
−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1795、1724、1698、15
87、1500、1460cm-1 MS(ISP):655.4(M+H)+
【0361】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−1−ピリジン−3−イル−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−3−(2−オキソ−1−ピリジン−3−イル
−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1797、1721、1485、13
68、1306cm-1 MS(ISP):655.4(M+H)+
【0362】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
〔2−オキソ−1−(2−オキソ−オキサゾリン−3−
イル)−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−
(5S,6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニル
アミノ−5,8−ジオキソ−3−〔2−オキソ−1−
(2−オキソ−オキサゾリン−3−イル)−ピロリジン
−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物
【0363】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−1−チアゾ−ル−2−イル−ピロリジン
−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−3−(2−オキソ−1−チアゾール−2−イ
ル−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):2978、1799、1722、15
04、1463cm-1 MS(ISP):661.4(M+H)+
【0364】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
〔2−オキソ−1−(5−トリフルオロメチル−1,
3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7
R)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−3−〔2−オキソ−1−(5−トリフルオロ
メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)−ピ
ロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 ベンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1800、1718、1475、13
31、1159cm-1 MS(ISP):730.4(M+H)+
【0365】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(4−メトキ
シベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−(5S,6
R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニル−アミノ−
3−〔1−(4−メトキシベンゾイル)−2−オキソ−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5,8−ジオキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと
の混合物 IR(KBr):1799、1724、1668cm-1 MS(ISP):712.4(M+H)+
【0366】(E)−(5R,6R,7R)−3−(1
−アリル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエ
ステルと、(E)−(5S,6R,7R)−3−(1−
アリル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−
ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエ
ステルとの混合物 IR(KBr):1796、1722、1688cm-1 MS(ISP):618.4(M+H)+
【0367】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(1,1−ジ
オキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5,8−ジ
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエス
テルと、(E)−(5S,6R,7R)−7−tert−ブ
トキシカルボニルアミノ−3−〔1−(1,1−ジオキ
ソ−テトラヒドロチオフェン−3−イル)−2−オキソ
−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5,8−ジオキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリルエステル
との混合物(チオフェン部分の配置R:S=1:1) IR(KBr):1796、1721、1498、13
01cm-1 MS(ISP):696.4(M+H)+
【0368】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−〔1−(6−メトキ
シ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−
3−イリデンメチル〕−5,8−ジオキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−
(5S,6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニル
アミノ−3−〔1−(6−メトキシ−ピリジン−3−イ
ル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕
−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物(エピマーの混合物) IR(KBr):1797、1722、1495、12
85、1233、1161cm-1 MS(ISP):685.4(M+H)+
【0369】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン−3−
イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ
−3−(2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン
−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物
【0370】(Z)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−
5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(Z)−(5S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロ
プロピル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの1:1混合物 IR(KBr):1795、1722、1682cm-1 MS(ISP):618.4(M+H)+
【0371】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)−ピペリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸 ベンズヒドリルエステルと、(E)−
(5S,6R,7R)−7−tert−ブトキシカルボニル
アミノ−5,8−ジオキソ−3−〔2−オキソ−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピペリジン−3
−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの混合物 IR(KBr):1796、1723、1662、16
28cm-1 MS(ISP):674.4(M+H)+
【0372】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3−
(1−フェニル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデ
ンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルと、(E)−(5S,6R,7R)−7−te
rt−ブトキシカルボニルアミノ−5,8−ジオキソ−3
−(1−フェニル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリ
デンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒドリ
ルエステルとの混合物 IR(KBr):1797、1723、1720、16
57、1048cm-1 MS(ISP):668.4(M+H)+
【0373】(E)−(5R,6R,7R)−7−tert
−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル)−
5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステルと、(E)−(5S,6R,7R)−7
−tert−ブトキシカルボニルアミノ−3−(1−シクロ
プロピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチ
ル)−5,8−ジオキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンズヒドリルエステルとの1:1混合物 IR(KBr):1796、1722、1654、16
10cm-1 MS(ISP):649.5(M+NH4 )+
【0374】調製例17 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3−〔(1−シ
クロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)−
メチル〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カル
ボニル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 ジフェニルメチルエステル 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3−〔(1−シ
クロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メ
チル〕−7−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボ
ニル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ジフェニルメチルエステル5−オキシド8.16g
(13.2mM)、ジクロロメタン92ml、N−メチルア
セトアミド27ml及びN,N−ジメチルホルムアミド3
0mlの溶液を−20℃の浴に入れて冷却し、この攪拌し
た溶液に、三臭化リン10.08ml(0.106M)をジ
クロロメタン31mlに加えた溶液を滴下した。この溶液
をこの温度で1時間攪拌し、次いで、氷水400mlとジ
クロロメタン260mlとを攪拌した溶液に注加した。水
相を分離し、ジクロロメタン100mlで再び抽出した。
合わせた有機画分を5%炭酸水素ナトリウム水溶液で洗
浄し、さらに水で洗浄した。塩化メチレン画分を乾燥し
(Na2 SO4 )、濃縮した。残渣をフラッシュシリカ
ゲルカラムクトマトグラフィー(酢酸エチル/n−ヘキ
サン3:1)によって精製して、表題の化合物6.36
g (80%)を得た。 NMR(200MHz,CDCl3) δ0.77(m,4H),1.48(s,9H),2.23,2.5
2(m,2H),2.75(m,1H),2.97,3.12(m,2H),3.52(s,2H),4.98
(d,1H),5.24(d,1H),5.63(q,1H),7.0(s,1H),7.12-7.48
(m,11H)
【0375】
【化80】
【0376】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0377】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジ
フェニルメチルエステル IR(KBr):3350(br.)、1782、17
18、1525、702cm-1
【0378】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3350(br.)、2970、17
77、1718、1500、702cm-1
【0379】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.45(s,9H),2.30,2.55(m,2H),2.9
5(s,3H),3.00-3.20(m,2H),3.51(s,2H),4.98(d,1H),5.25
(d,1H),5.65(q,1H),7.0(s,1H),7.22-7.45(m,11H)
【0380】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−(フェニ
ルメトキシ)−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3300(br.)、1785、17
15、1525、698cm-1
【0381】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−フェニル
−3−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3350(br.)、1789、17
20、1500、697cm-1
【0382】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3
−〔〔1−(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−7−〔〔(1,
1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミノ〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエス
テル IR(KBr):3300(br.)、1788、17
20、1705、698cm-1
【0383】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−(4−ニトロフェニル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3350(br.)、1783、17
20、1672、698cm-1
【0384】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−(4−メトキシフェニル)−2−オ
キソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3350(br.)、1785、17
22、1685、700cm-1
【0385】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔(4−ニトロフェニル)メトキ
シ〕−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメ
チルエステル IR(KBr):3300(br.)、1785、17
20、1525、700cm-1
【0386】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−(1,1−ジメチルエチル)−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.51(s,9H),1.55(s,9H),2.35,2.5
5(m,2H),3.28(m,2H),3.55(s,2H),4.98(d,1H),5.24(d,1
H),5.62(q,1H),7.0(s,1H),7.17-7.50(m,11H)
【0387】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ジフェニルメ
チルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.48(s,9H),2.40,2.65(m,2H),3.2
0,3.40(m,2H),3.55(s,2H),3.92(m,2H),5.00(d,1H),5.23
(d,1H),5.48(q,1H),7.02(s,1H),7.31(m,11H)
【0388】
【化81】
【0389】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−(2−フルオロエチル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.48(s,9H),2.38,2.65(m,2H),3.2
3,3.40(m,2H),3.54(s,2H),3.55,3.70(m,2H),4.45,4.68
(m,2H),5.00(d,1H),5.25(d,1H),5.65(q,1H),7.0(s,1H),
7.32(m,11H)
【0390】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔4−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕フェニル〕−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.46(s,9H),1.59(s,9H),2.35,2.6
5(m,2H),3.40,3.65(m,2H),3.55(s,2H),5.00(d,1H),5.28
(d,1H),5.68(q,1H),7.05(s,1H),7.10-7.45(m,11H),7.78
(d,2H),7.98(d,2H)
【0391】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−〔1−〔(1,1−ジメチルエトキ
シ)カルボニル〕1−メチル−エチル〕−2−オキソ−
3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3300(br.)、1787、17
27、1688、700cm-1
【0392】〔6R−〔3(Z),6α,7β〕〕−7
−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕アミ
ノ〕−3−〔〔1−フェニル−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):3515(br.)、1785、17
20、1672、695cm-1
【0393】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−ピラジン−2−イル−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリル
エステル IR(KBr):1788、1719、1495cm-1 MS(ISP):640.5(M+H)+
【0394】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−プロプ−2−イニル−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリル
エステル IR(KBr):2115、1794、1720、16
88cm-1 MS(ISP):600.4(M+H)+
【0395】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピルメチ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒド
リルエステル IR(KBr):1785、1721、1684cm-1 MS(ISP):633.6(M+NH4 )+
【0396】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−(1−シアノメチル−2−
オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1785、1718、1655cm-1 MS(ISP):618.4(M+NH4 )+
【0397】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−〔1−(2−シアノエチ
ル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒド
リルエステル IR(KBr):2241、1786、1729、16
88cm-1 MS(ISP):615.5(M+H)+
【0398】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−〔1−(6−メトキシ−ピ
リジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
リデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1787、1721、1495cm-1 MS(ISP):686.4(M+NH4 )+、669.
4(M+H)+
【0399】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−(1−tert−ブトキシカル
ボニルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンジルヒドリルエステル IR(KBr):1781、1724cm-1 MS(ISP):676.5(M+H)+
【0400】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリル
エステル IR(KBr):1787、1719、1587、14
69、1386cm-1 MS(ISP):639.4(M+H)+
【0401】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−ピリジン−3−イル−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリル
エステル IR(KBr):1787、1720、1485、13
67、1307cm-1 MS(ISP):639.4(M+H)+
【0402】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−オキソ
−1−(2−オキソ−オキサゾリジン−3−イル)−ピ
ロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1784、1715、1488、13
69、1225cm-1 MS(ISP):664.4(M+NH4 )+、647.
4(M+H)+
【0403】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−〔1−(5−メチル−イソ
キサゾール−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1788、1718、1609、15
07、1456cm-1 MS(ISP):660.4(M+NH4 )+、643.
4(M+H)+
【0404】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−1−チアゾール−2−イル−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒド
リルエステル IR(KBr):1788、1721、1505、14
64、1369cm-1 MS(ISP):645.4(M+H)+
【0405】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔2−オキソ
−1−(5−トリフルオロメチル−1,3,4−チアジ
アゾール−2−イル)−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリルエス
テル IR(KBr):1790、1720、1475、13
30cm-1 MS(ISP):731.4(M+NH4 )+、714.
4(M+H)+
【0406】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−〔1−(4−メトキシ−ベ
ンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメ
チル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンジルヒドリルエステル IR(KBr):1788、1723cm-1 MS(ISP):696.4(M+H)+、713.4
(M+NH4 )+
【0407】(E)−(6R,7R)−3−(1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−
7−tert−ブトキシカルボニルアミノ−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1785、1720、1686cm-1 MS(ISP):602.5(M+H)+
【0408】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−〔1−(1,1−ジオキソ
−テトラヒドロチオフェン−3−イル)−2−オキソ−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1786、1720、1368、13
05、1162cm-1 MS(ISP):680.5(M+H)+
【0409】(E)−(6R,7R)−tert−ブトキシ
カルボニルアミノ−3−〔1−(4−メチル−フェニル
スルホニル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 ベ
ンジルヒドリルエステル
【0410】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−(2−オキソ
−ピリジン−4−イルピロリジン−3−イリデンメチ
ル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸ベンジルヒドリルエステ
【0411】(Z)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピル−2
−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリルエス
テル IR(KBr):1787、1721、1686cm-1 MS(ISP):602.4(M+H)+
【0412】〔6R−〔3(E),(6α,7β)〕〕
−7−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)カルボニル〕
アミノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−フェ
ニル−3−ピペリジニリデン)メチル〕−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 ジフェニルメチルエステル IR(KBr):1786、1722、1658cm-1 MS(ISP):652.5(M+H)+
【0413】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−8−オキソ−3−〔1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−ピペリジ
ン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ベンジルヒドリルエステル IR(KBr):1791、1715、1689、16
58cm-1 MS(ISP):658.4(M+H)+
【0414】(E)−(6R,7R)−7−tert−ブト
キシカルボニルアミノ−3−(1−シクロプロピル−2
−オキソ−ピぺリジン−3−イリデンメチル)−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 ベンジルヒドリルエス
テル IR(KBr):1786、1721、1656cm-1 MS(ISP):633.5(M+NH4 )+、616.
5(M+H)+
【0415】調製例18 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7−アミノ−3
−〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−1−ピロリジ
ニリデン)−メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸トリフルオロ酢酸塩 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3−〔(1−シ
クロプロピル−2−オキソ−1−ピロリジニリデン)メ
チル〕−7−〔〔1,1−ジメチルエトキシ)カルボニ
ル〕アミノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ジフェニルメチルエステル6.36g (10.6mM)を
ジクロロメタン254mlおよびアニソール25.4mlに
加えたものを氷水浴に入れて冷却し、トリフルオロ酢酸
254mlをそこに滴下した。この溶液を室温で2時間攪
拌し、次いで、回転エバポレータに載せて、減圧下に揮
発性物質を除去した。残渣を4℃のエチルエーテル28
0mlで滴下処理し、30分間攪拌し、窒素下でろ過し
て、表題の化合物4.42g (93%)を得た。 NMR(200MHz,DMSO-D6) δ0.70(s,4H),2.80(m,1H),3.00,
3.40(m,4H),3.91(s,2H),5.10(d,1H),5.18(d,1H),7.22
(s,1H)
【0416】
【化82】
【0417】先の調製例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0418】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−3−ピロ
リジニリデン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロ酢酸塩 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ3.00,310(m,2H),3.28(m,4H),3.
95(s,2H),5.16(d,1H),5.123(d,1H),7.26(s,1H)
【0419】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−1−ピ
ロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸トリフルオロ酢酸塩 NMR(200MHz,DMSO-d6/D2O) δ2.82,2.92(m,2H),3.54(m,4
H),3.68(s,2H),4.88(d,1H),5.05(d,1H),7.20(s,1H)
【0420】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロ
リジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸トリフルオロ酢酸塩 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ2.86(s,3H),2.95,3.08(m,2H),
3.39(m,2H),3.96(s,2H),5.18(d,1H),5.22(d,1H),7.25
(s,1H)
【0421】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−(フ
ェニルメトキシ)−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩
【0422】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−フェ
ニル−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸トリフルオロ酢酸塩
【0423】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−(2,4−ジフルオロフェニ
ル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢
酸塩
【0424】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−(4−ニトロフェニル)−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩
【0425】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−(4−メトキシフェニル)−2
−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩
【0426】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−〔(4−ニトロフェニル)メト
キシ〕−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢
酸塩
【0427】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−(1,1−ジメチルエチル)−
2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ1.37(s,9H),2.85-2.96(m,4H),
3.93(s,2H),5.08(d,1H),5.18(d,1H),7.22(s,1H)
【0428】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−3−ピロリジニ
リデン〕メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオ
ロ酢酸塩 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ3.05(m,2H),3.77(s,2H),3.6-3.
8(m,2H),4.08(m,2H),5.22(d,1H),5.32(d,1H),7.75(s,1
H)
【0429】
【化83】
【0430】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−(2−フルオロエチル)−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ3.0-3.25(m,4H),3.67(m,2H),3.
92(s,2H),4.43(t,1H),4.68(t,1H),5.10(d,1H),5.18(d,1
H),7.26(s,1H)
【0431】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−(4−カルボキシフェニル)−
2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩
【0432】〔6R−〔3(Z),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−フェニル−2−オキソ−3−ピ
ロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸トリフルオロ酢酸塩
【0433】〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7
−アミノ−3−〔〔1−〔1−カルボキシ−1−メチル
−エチル〕−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオ
ロ酢酸塩
【0434】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−〔1−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−2−
オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1782、1685、1618、15
70、1496、1407cm-1 MS(ISP):403.4(M+H)+
【0435】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−ピラジン−2−イル
−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 IR(KBr):1787、1697、1619cm-1 MS(ISP):374.4(M+H)+
【0436】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−アゼチジン−3−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート
(1:0.1) IR(KBr):1749cm-1 MS(ISP):364.3(M+H)+ 分析値:C1312334 S 計算値:C42.27、H3.25、N11.19、S
8.54% 実測値:C42.32、H3.40、N10.91、S
8.48%
【0437】(Z)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−アゼチジン−3−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート
(1:0.13) IR(KBr):1801、1739cm-1 MS(ISP):364.3(M+H)+
【0438】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−〔1−(4−メチル−フェニルスルホニル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート
(1:0.2) IR(KBr):1790、1721、1624cm-1 MS(ISP):465.3(M−H+NH3)-
【0439】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−プロプ−2−イニル
−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸トリフルオロアセテート(1:0.2) IR(KBr):2115、1779、1682、16
26cm-1 MS(ISP):334.3(M+H)+
【0440】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−(1−シクロプロピルメチル−2−オキソ−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸トリフルオロアセテート(1:0.7) IR(KBr):1785、1679、1628cm-1 MS(ISP):350.3(M+H)+
【0441】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−(1−シアノメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−
イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸トリフルオロアセテート(1:0.21) IR(KBr):1781、1688、1628cm-1 MS(ISP):332.2(M+H)-
【0442】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−〔1−(2−シアノエチル)−2−オキソ−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸トリフルオロアセテート(1:1) IR(KBr):2245、1784、1720、16
75cm-1 MS(ISP):349.4(M+H)+
【0443】(E)−(6R,7R)−4−〔3−(7
−アミノ−2−カルボキシ−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−3−
イルメチレン)−2−オキソ−ピロリジン−1−イル〕
−1−メチル−ピリジニウムヨウ化物トリフルオロアセ
テート(1:1.15) IR(KBr):1779、1704、1670、15
19cm-1 MS(ISP):387.3(M)+
【0444】(Z)−(6R,7R)−7−2−アミノ
−8−オキソ−3−(2−オキソ−1−フェニル−アゼ
チジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸トリフルオロアセテート(1:0.09) IR(KBr):1788、1716cm-1 MS(ISP):356.2(M−H)+
【0445】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−フェニル−アゼチジ
ン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ト
リフルオロアセテート(1:0.14) IR(KBr):1782、1734cm-1 MS(ISP):358.3(M+H)+
【0446】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−(1−カルボキシメチル−2−オキソ−ピロリジン−
3−イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸トリフルオロアセテート(1:0.25) IR(KBr):1781、1680cm-1 MS(ISP):352.2(M−H)-
【0447】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−〔1−(5−メチル−イソキサゾール−3−イル)−
2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):3434、1793、1705、16
07、1507cm-1 MS(ISN):392.3(M+NH3 −H)-
【0448】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−ピリジン−2−イル
−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸トリフルオロアセテート(1:1) IR(KBr):3437、1789、1690、13
88、1204cm-1 MS(ISN):388.3(M+NH3 −H)-
【0449】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−ピリジン−3−イル
−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸トリフルオロアセテート(1:2) IR(KBr):3422、1783、1679、15
57、1393、1201cm-1 MS(ISN):388.3(M+NH3 −H)-
【0450】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−〔2−オキソ−1−(2−オキソ−オキ
サゾリジン−3−イル)−ピロリジン−3−イリデンメ
チル)−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):3435、1701、1627、13
95cm-1 MS(ISN):396.3(M+NH3 −H)-
【0451】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−チアゾール−2−イ
ル−ピロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 IR(KBr):1783、1691、1575、15
06、1464、1385cm-1 MS(ISP):379.3(M+H)+
【0452】(E)−(6R,7R)−3−(1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル)−
7−アミノ−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:0.65) IR(KBr):1784、1679、1627cm-1 MS(ISP):336.3(M+H)+
【0453】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−〔1−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン
−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸(エ
ピマーの1:1混合物) IR(KBr):1782、1678、1296、12
00、1124cm-1
【0454】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−〔1−(4−メトキシ−ベンゾイル)−2−オキソ−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:0.
2) IR(KBr):1785、1726、1665cm-1 MS(ISN):430.4(M+H)+
【0455】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピ
ロリジン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸トリフルオロアセテート(1:1.63)
【0456】(Z)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−(1−シクロプロピル−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸トリフルオロアセテート(1:0.83) IR(KBr):1778、1700cm-1 MS(ISP):336.3(M+H)+
【0457】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−〔1−(2.2.2−トリフルオロエチ
ル)−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル)
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート
(1:0.32) IR(KBr):1782、1658、1617cm-1 MS(ISN):407.3(M+NH3 −H)-
【0458】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−3
−(1−シクロプロピル−2−オキソ−ピペリジン−3
−イリデンメチル)−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 IR(KBr):1784、1677、1598cm-1 MS(ISN):365.4〔(M−H)-+NH3 〕、
348.4(M−H)-
【0459】(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8
−オキソ−3−(2−オキソ−1−フェニル−ピペリジ
ン−3−イリデンメチル)−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ト
リフルオロアセテート(1:1) IR(KBr):1784、1676cm-1 MS(ISN):384.3(M−H)+
【0460】調製例19 ジフェニルメチル 〔6R−6α,7β〕−7−tert−
ブトキシカルボニルアミノ−3−ホルミル−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボキシレート 500ml三つ口フラスコに塩化メチレン60mlおよびジ
メチルスルホキシド3.24mlを仕込んだ。この混合物
を−50℃の浴に入れて冷却し、トリフルオロ酢酸無水
物5.34mlを滴下した。この混合物を−50℃の浴に
入れて30分間攪拌し、次いで、(6R−トランス)−
7−〔〔(1,1−ジメチルエトキシ)−カルボニル〕
アミノ〕−3−(ヒドロキシメチル)−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 ジフェニルメチルエステル1
5.0g (0.03M)を塩化メチレン150mlに加えた
濁った溶液を15分間にわたって滴下して処理した。反
応混合物を−50℃で30分間攪拌し、次いで、トリエ
チルアミン16.9mlを滴下して処理した。反応混合物
は暗色化したが、透明なままであった。
【0461】反応混合物を浴に入れて2時間攪拌し、温
度を浴の温度に合わせて上昇させた。最終温度は約−2
0℃であった。反応混合物を攪拌しながら0.5N の塩
酸360mlおよび酢酸エチル1.0リットルに注加し
た。有機相を分離し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナト
リウム上で乾燥した。乾燥剤および溶媒を除去したの
ち、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(n−ヘキサ
ン/酢酸エチル2/1)によって精製した。生成物画分
を合わせ、溶媒の濃度をn−ヘキサン/酢酸エチル3/
1に調節した。この溶液を一夜冷凍し、固体状物6.9
3g を捕集した。ろ液を濃縮乾固し、n−ヘキサン/酢
酸エチル3/1と共に粉砕して、1.66gの物質を得
た。合わせた収量8.59g (57.4%)の物質は、
NMRにより、表題の化合物であることを確認した。
【0462】実施例1 a)〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(メトキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オ
キソ−1−フェニル−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム塩 室温で、〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−3−
〔(2−オキソ−1−フェニル)〕−3−〔(ピロリジ
ニリデン)メチル〕−7−アミノ−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸トリフルオロ酢酸塩0.15g (0.
29mM)、テトラヒドロフラン8.4ml、水5.6ml、
および炭酸水素ナトリウム77mg(0.92mM)を合わ
せ、攪拌して溶液とした。2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−(Z)−2−メトキシイミノ酢酸 2−
ベンゾチアゾリルチオエステル0.15g (0.43m
M)を加えた。この反応混合物は15分以内に可溶化し
た。室温で4時間攪拌したのち、減圧下にテトラヒドロ
フランを除去し、水14mlおよび炭酸水素ナトリウム
0.16g (1.9mM)を加え、反応混合物を酢酸エチ
ルで抽出した(10mlで2回)。水性部分を、C18逆
相シリカゲルカラム上、水/アセトニトリルで溶離させ
て精製した。生成物画分を合わせて、表題の化合物0.
17g (98%)を得た。 NMR(400MHz,DMSO-D6) δ3.02,3.20(m,2H),3.75(d,1H),
3.83(m,6H),5.05(d,1H),5.63(d,1H),6.75(s,1H),7.13
(t,1H),7.24(s,2H),7.40(t,2H),7.54(s,1H),7.78(d,2
H),9.61(d,1H) IR(KBr):1765、1670、1615、69
1cm-1
【0463】
【化84】
【0464】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物を調製することができた。
【0465】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−
3−〔(2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム塩 NMR(200MHz,D2O) δ3.05(m,2H),3.48(t,2H),3.84(q,2
H),4.0(s,3H),5.28(d,1H),5.87(d,1H),7.02(s,2H)
【0466】
【化85】
【0467】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリ
ウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.95,3.15(m,2H),3.58(m,2H),
3.72(s,3H),3.88(s,2H),4.09(s,3H),5.08(d,1H),5.83
(q,1H),6.67(s,1H),7.12(s,2H),7.25(s,1H)
【0468】
【化86】
【0469】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム
塩 NMR(400MHz,D2O) δ2.95(s,3H),2.92,3.02(m,2H),3.54
(m,2H),3.80,3.82(q,2H),4.01(s,3H),5.71(d,1H),5.85
(d,1H),7.0(s,1H),7.04(s,1H) IR(KBr):1765、1668、1615cm-1
【0470】
【化87】
【0471】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−
3−〔〔2−オキソ−1−(ベンジルオキシ)−3−ピ
ロリジニリデン〕メチル〕−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モ
ノナトリウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.5(m,2H),2.83,303(m,2H),3.6
9(q,2H),3.83(s,3H),4.95(s,2H),5.02(d,1H),5.62(q,1
H),6.74(s,1H),7.22(s,3H),7.40(m,5H) IR(KBr):1765、1677、1615、70
0cm-1
【0472】
【化88】
【0473】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−カルボキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸ジナトリウム塩 NMR(200MHz,D2O) δ3.16(m,2H),3.90(q,2H),4.02(s,3
H),4.04(m,2H),5.31(d,1H),5.88(d,1H),7.05(s,1H),7.2
3(s,1H),7.67(d,2H),7.93(d,2H) IR(KBr):1765、1670、1602cm-1
【0474】
【化89】
【0475】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(2,4−ジフルオロフェニル)−2−オキソ−3−ピ
ロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸モノナトリウム塩 NMR(400MHz,D2O) δ3.20(m,2H),3.89(m,4H),4.01(s,3
H),5.30(d,1H),5.87(d,1H),7.04(s,1H),7.12(m,2H),7.1
9(s,2H),7.45(m,1H) IR(KBr):1770、1678、1612、70
0cm-1
【0476】
【化90】
【0477】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−ニトロフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸モノナトリウム塩 NMR(400MHz,D2O) δ3.12(m,2H),3.83(q,2H),4.00(m,2
H),4.00(s,3H),5.28(d,1H),5.87(d,1H),7.03(s,1H),7.2
8(s,1H),7.87(d,2H),8.29(d,2H) IR(KBr):1765、1679、1618、13
38cm-1
【0478】
【化91】
【0479】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸モノナトリウム塩 NMR(400MHz,D2O) δ3.10(m,2H),3.87(s,5H),3.91(m,2
H),4.03(s,3H),5.28(d,1H),5.87(d,1H),7.08(d,2H),7.1
8(s,1H),7.49(d,2H) IR(KBr):3420、1762、1670、16
15cm-1
【0480】
【化92】
【0481】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−ニトロフェニル)メトキシ〕−2−オキソ−3−
ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸モノナトリウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.85(m,2H),3.05(m,2H),3.30-
3.49(m,2H),3.70(q,2H),3.85(s,3H),5.02(d,1H),5.12
(s,2H),5.63(q,1H),6.75(s,1H),7.23(s,2H),7.40(s,1
H),7.76(d,2H),8.26(d,2H),9.60(d,1H) IR(KBr):1765、1670、1615、69
1cm-1
【0482】
【化93】
【0483】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(1,1−ジメチルエチル)−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸モノナトリウム塩
【0484】
【化94】
【0485】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−3
−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸モノナトリウム塩
【0486】
【化95】
【0487】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(シクロペントキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−
〔〔1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデ
ン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モ
ノナトリウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ1.68(m,8H),2.88,3.08(m,2H),
3.48,3.50(m,2H),3.67(m,5H),4.65(s,1H),5.03(d,1H),
5.64(q,1H),6.69(s,1H),7.22(s,2H),7.39(s,1H),9.49
(d,1H) IR(KBr):1768、1678、1622、16
12cm-1
【0488】
【化96】
【0489】(6R,7R)−3−〔(E)−1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム塩(1:1) IR(KBr):1764、1672、1619cm-1 MS(ISP):529.4(M+H)+
【0490】
【化97】
【0491】b)実施例1a)の手順に変更を加えて、
次の化合物を調製することができた。
【0492】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−カルボキシメチ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (E)−(6R,7R)−7−アミノ−3−(1−カル
ボキシメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ン)−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオ
ロアセテート300mg(0.785mmol)をDMF20
ml中に懸濁し、2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−(Z)−2−メトキシイミノ酢酸 2−ベンゾチ
アゾリルチオエステル302mg(0.864mmol)をそ
こに加えた。この混合物を室温で24時間反応させ、次
いで減圧下に3mlに濃縮した。酢酸エチル30mlをゆっ
くりと加えると、生成物が分離した。30分間攪拌した
のち、固体物質をろ別し、乾燥した。 収量:369mg IR(KBr):1780、1727、1662cm-1 MS(ISN):537.4(M+H)+
【0493】
【化98】
【0494】同様にして、以下の化合物を調製すること
ができた。
【0495】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミノ−
アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(4−メトキシ
−ベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−8−オキソ−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1783、1727、1671cm-1 MS(ISP):613.4(M+H)+
【0496】
【化99】
【0497】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロ
ピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロア
セテート(1:0.5) IR(KBr):1777、1677、1615cm-1 MS(ISP):533.4(M+H)+
【0498】
【化100】
【0499】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−1
−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−
ピペリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸トリフルオロアセテート(1:1) IR(KBr):1783、1667、1635cm-1 MS(EI):575.1(M+H)+
【0500】
【化101】
【0501】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロ
ピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロア
セテート(1:0.26) IR(KBr):1779、1679、1629、15
31cm-1 MS(ISP):519.3(M+H)+
【0502】
【化102】
【0503】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロ
ピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメ
チル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:0.25) IR(KBr):1781、1675、1630cm-1 MS(ISP):533.3(M+H)+
【0504】
【化103】
【0505】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−メトキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2
−オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロリジン−3−
イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):2118、1779、1678、16
29cm-1 MS(ISP):517.4(M+H)+
【0506】
【化104】
【0507】実施例2 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−3−
〔〔1−(4−アミノフェニル)−2−オキソ−3−ピ
ロリジニリデン〕メチル〕−7−〔〔(2−アミノ−4
−チアゾリル)(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム
塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−3−
〔〔1−(4−ニトロフェニル)−2−オキソ−3−ピ
ロリジニリデン〕−メチル〕−7−〔〔(2−アミノ−
4−チアゾリル)(メトキシイミノ)アセチル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリ
ウム塩105mg(0.17mM)をテトラヒドロフラン1
0mlに加えたものに、水15mlおよび炭酸水素ナトリウ
ム95mg(0.11mM)を加えて溶液を形成した。ジチ
オン酸ナトリウム125mg(1.7mM)を固体でこの溶
液に少量づつ加えた。15分後に溶媒を除去し、残渣
を、逆相C18シリカカラム上、水/アセトニトリルで
溶離させて精製して、表題の化合物70.5mg(70
%)を得た。 NMR(400MHz,D2O) δ3.12(m,2H),3.93(m,4H),4.03(s,3
H),5.30(d,1H),5.87(d,1H),7.05(s,1H),7.18(s,1H),7.2
5(d,2H),7.50(d,2H) IR(KBr):3430、1762、1662、16
18cm-1
【0508】
【化105】
【0509】実施例3 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(メトキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−ヒドロキシ−2
−オキソ−3−ピロリジニレン)メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(メトキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−〔(4−ニトロ
フェニル)メトキシ〕−2−オキソ−3−ピロリジニリ
デン〕−メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸モノナトリウム塩65mg(0.1mM)を水4mlに加え
たものを、メタノール0.5ml、10%Pd/C97mg
および水素の存在において、1気圧で2時間水素化し
た。触媒を除去し、残渣を、逆相C18シリカゲルカラ
ム上、水/メタノールを使用して精製して、表題の化合
物25mg(49%)を得た。 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.85,3.05(m,2H),3.45(m,2H),
3.72(q,2H),3.85(s,3H),5.0(d,1H),5.61(q,1H),6.75(s,
1H),7.23(s,2H),7.35(s,1H),9.60(d,1H),9.70(br.s,1H)
【0510】
【化106】
【0511】実施例4 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔〔2−(1,1
−ジメチルエトキシ)−2−オキソエトキシ〕イミノ〕
アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−シクロプロピル−2
−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸 室温で、〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7−ア
ミノ−3−〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−1−
ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸モノ(トリフルオロ酢酸)塩4.42g
(9.84mM)、テトラヒドロフラン170mlおよび水
170mlとを合わせた。この塩は部分的に可溶化した。
炭酸水素ナトリウム2.39g (28.4mM)および2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−(Z)−2−
〔(tert−ブトキシ−カルボニル)メトキシイミノ〕酢
酸−2−ベンゾチアゾリルチオエステル6.71g (1
4.9mM)をそこに加えた。この反応混合物は10分以
内に可溶化した。室温で7時間攪拌したのち、減圧下に
テトラヒドロフランを除去し、水50mlを加え、反応混
合物を酢酸エチルで抽出した(100mlで2回)。水性
部分を氷水浴に入れて冷却し、2N のHClでpH3に酸
性化した。得られた白色の固体をろ過し、冷水で洗浄し
た。この固体物質を高減圧で15時間乾燥し、表題の化
合物5.49g (87%)を得た。
【0512】
【化107】
【0513】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0514】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−3
−〔(2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸 ナトリウム塩のNMR(200MHz,D2O) δ1.48(s,9H),3.00(m,
2H),3.44(t,2H),3.86(q,2H),4.68(s,2H),5.24(d,1H),5.
85(d,1H),6.99(s,1H),7.07(s,1H)
【0515】
【化108】
【0516】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メ
チル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
【0517】
【化109】
【0518】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(1,1−ジメチルエチル)−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 IR(KBr):3403(br.)、1762、16
69、1617cm-1 MS(LR(+)FAB)657(M+H)
【0519】
【化110】
【0520】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−3
−〔〔2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオロエ
チル)−3−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸 IR(KBr):1780、1685cm-1 MS(LR(+)FAB)661(M+H)
【0521】
【化111】
【0522】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(2−フルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):1779、1733、1679cm-1
【0523】
【化112】
【0524】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−カルボキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸
【0525】
【化113】
【0526】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔〔2−(1,1−ジメチルエトキシ)−2−オキソエ
トキシ〕イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(1−カルボキシ−1−メチルエチル)−2−オキソ−
3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸
【0527】
【化114】
【0528】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−tert−ブトキ
シカルボニル−メトキシイミノ−アセチルアミノ〕−3
−〔(E)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)
−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチル〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1784、1728、1660cm-1 MS(ISN):673.2(M−H)-
【0529】
【化115】
【0530】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−tert−ブトキ
シカルボニル−メトキシイミノ−アセチルアミノ〕−3
−〔(E)−1−シクロプロピル−2−オキソ−ピペリ
ジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:0.4) IR(KBr):1782、1730、1683cm-1 MS(ISN):633.5(M+H)+
【0531】
【化116】
【0532】(6R,7R)−3−〔(E)−1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−tert−ブトキシカルボニルメトキシイミノ〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1782、1727、1679cm-1 MS(ISP):619.4(M+H)+
【0533】
【化117】
【0534】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−tert−ブトキ
シカルボニル−メトキシイミノアセチルアミノ〕−3−
〔(E)−1−カルボキシメチル−2−オキソ−ピロリ
ジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸 NMR(DMSO-d6):δ(ppm)1.43(s,9H),2.9-3.3(brm,2H),3.
3-3.5(brm,2H),3.91(brs,1H),4.05(s,2H),4.55(s,2H),
5.21(d,1H),5.86(dd,1H),6.78(s,1H),7.25(brs,3H),9.6
4(d,1H)
【0535】
【化118】
【0536】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−tert−ブトキ
シカルボニル−メトキシイミノアセチルアミノ〕−3−
〔(E)−1−(4−メトキシ−ベンゾイル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 NMR(DMSO-d6):δ[ppm]1.43(s,9H),2.9-3.3(brm,2H),3.
82(s,5H),4.55(s,2H),5.21(d,1H),5.88(dd,1H),6.76(s,
1H),6.95(d,2H),7.26(s,2H),7.4(s,1H),7.64(d,2H),9.6
4(d,1H)
【0537】
【化119】
【0538】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−tert−ブトキ
シカルボニル−メトキシイミノアセチルアミノ〕−8−
オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−1−プロプ−2−
イニル−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸 IR(KBr):2120、1781、1729、16
83、1628cm-1 MS(ISP):617.4(M+H)+
【0539】
【化120】
【0540】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−tert−ブトキ
シカルボニル−メトキシイミノ−アセチルアミノ〕−3
−〔(E)−1−シクロプロピルメチル−2−オキソ−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:0.
2) IR(KBr):1784、1727、1680cm-1 MS(ISP):633.3(M+H)+
【0541】
【化121】
【0542】実施例5 a)〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(カルボキシメ
トキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−シ
クロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メ
チル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ジナ
トリウム塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔〔2−(1,1
−ジメチルエトキシ)−2−オキソエトキシ〕イミノ〕
アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−シクロプロピル−2
−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸5.49g (8.57mM)
をジクロロメタン220mlおよびアニソール22mlに加
えたものを氷水浴に入れて冷却し、トリフルオロ酢酸2
20mlをそこに滴下した。この溶液をこの温度で1.5
時間攪拌し、さらに室温で2.5時間攪拌した。これを
回転エバポレータに載せて、揮発性物質を水アスピレー
タ圧で除去した。残渣を4℃のエチルエーテル300ml
で滴下処理し、30分間攪拌し、窒素下にろ過して、固
体物質5.90g を得た。この固体物質を炭酸水素ナト
リウム2.16g (25.7mM)とともに水に溶解し、
C18逆相カラム上で精製して、表題の化合物3.93
g (75%)を得た。 NMR(400MHz,D2O) δ0.80(m,4H),2.75(m,1H),2.95(m,2
H),3.50(t,2H),3.82(q,2H),4.95(s,2H),5.28(d,1H),5.8
8(d,1H),7.02(s,1H),7.07(s,1H) IR(KBr):1763、1662、1603cm-1
【0543】
【化122】
【0544】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0545】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−3−ピロリジニリ
デン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ジナトリウ
ム塩 NMR(200MHz,D2O) δ3.02(m,2H),3.42(t,2H),3.77(s,2
H),4.53(s,2H),5.24(d,1H),5.82(d,1H),7.00(s,2H)
【0546】
【化123】
【0547】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−3−〔〔1−(1,1−ジメチルエチル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸ジナトリウム塩 NMR(400MHz,D2O) δ1.42(s,9H),2.92(m,1H),3.66(t,2
H),3.81(q,2H),4.58(s,2H),5.26(d,1H),5.88(d,1H),6.9
8(s,1H),7.07(s,1H) IR(KBr):1761、1662、1606cm-1
【0548】
【化124】
【0549】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−8−オキソ−3−〔〔2−オキソ−1−(2,2,2
−トリフルオロエチル)−1−ピロリジニリデン〕メチ
ル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸ジナトリウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.93,3.14(m,2H),3.43(m,2H),
3.68(q,2H),4.12(m,2H),4.22(s,2H),5.02(d,1H),5.62
(q,1H),6.84(s,1H),7.18(s,1H),7.43(s,2H) IR(KBr):1763、1671、1606cm-1
【0550】
【化125】
【0551】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−3−〔〔1−(2−フルオロエチル)−2−オキソ−
3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸ジナトリウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.88,3.08(m,2H),3.37(m,2H),
3.63(m,4H),4.22(s,2H),4.50(t,1H),4.62(t,1H),5.00
(d,1H),5.62(q,1H),6.84(s,1H),7.18(s,1H),7.35(s,2H) IR(KBr):1762、1669、1607cm-1
【0552】
【化126】
【0553】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリ
デン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ジナトリウム塩 NMR(200MHz,D2O) δ2.92(s,3H),3.50(t,2H),3.78(t,2
H),4.55(s,2H),4.75(q,2H),5.24(d,1H),5.86(d,1H),6.9
8(t,1H),7.04(s,1H)
【0554】
【化127】
【0555】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−3−〔〔1−(4−カルボキシフェニル)−2−オキ
ソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸トリナトリウム塩 NMR(400MHz,D2O) δ3.10(m,2H),3.84(s,2H),3.95(m,2
H),4.55(s,2H),5.25(d,1H),5.85(d,1H),7.0(s,1H),7.21
(s,1H),7.61(d,2H),7.90(d,2H)
【0556】
【化128】
【0557】〔6R−〔(E),6α,7β(Z)〕〕
−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(1−カ
ルボキシ−1−メチルエトキシ)イミノ〕アセチル〕ア
ミノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸ジナトリウム塩 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ1.34(s,3H),1.42(s,3H),2.78
(s,3H),2.50,2.82(m,2H),2.93(m,2H),3.65(q,2H),4.96
(s,2H),5.62(q,1H),6.70(s,1H),7.10(s,2H),7.24(s,1
H),12.0(d,1H)
【0558】
【化129】
【0559】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(カルボキシメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕
−3−〔〔1−(1−カルボキシ−1−メチルエチル)
−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸トリナトリウム塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ1.36(s,3H),1.37(s,3H),2.75,
2.95(m,2H),3.48(m,2H),3.66(q,2H),4.23(s,2H),4.99
(d,1H),5.60(d,1H),6.85(s,1H),7.19(s,1H) IR(KBr):3414、1764、1658、15
97cm-1
【0560】
【化130】
【0561】b)(6R,7R)−7−〔(Z)−2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−カルボキ
シメトキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ
−ピペリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:
2) (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾール−4−イル)−2−tert−ブトキシカルボニル
−メトキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ
−ピペリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸540mg(0.8mmol)を、少量
づつ20分かけて、0℃のトリフルオロ酢酸5mlに加え
た。得られた橙色溶液を0℃で4時間攪拌し、次いでジ
エチルエーテル25mlに注加した。固体物質をろ別し、
エーテルおよびn−ヘキサンで洗浄し、乾燥した。 収量:445mg IR(KBr):1780、1725、1664、16
38cm-1 MS(ISN):617.3(M−H)-
【0562】
【化131】
【0563】同様にして、以下の化合物をさらに調製す
ることができた。
【0564】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−カルボキシメトキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−カル
ボキシメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:0.6) IR(KBr):1776、1730、1677、16
34cm-1
【0565】
【化132】
【0566】(6R,7R)−3−〔(E)−1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−カルボキシメトキシイミノ−アセチルアミ
ノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム
塩(1:2) IR(KBr):1763、1669、1612cm-1 MS(ISP):563.3(M−2Na+3H)+
【0567】
【化133】
【0568】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−カルボキシメ
トキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
シクロプロピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデ
ンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:1) IR(KBr):1779、1678、1635cm-1 MS(ISP):577.4(M+H)+
【0569】
【化134】
【0570】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−カルボキシメ
トキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
(4−メトキシ−ベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸ナトリウム塩(1:2)
【0571】
【化135】
【0572】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−カルボキシメ
トキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸トリフルオロアセテート(1:1) IR(KBr):2121、1779、1677、16
35cm-1 MS(ISP):561.4(M+H)+
【0573】
【化136】
【0574】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−カルボキシメ
トキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
シクロプロピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−
イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸トリフルオロアセテート(1:0.75) IR(KBr):1778、1676、1633cm-1 MS(ISP):577.4(M+H)+
【0575】
【化137】
【0576】実施例6 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−アミ
ノ−3−〔〔(1−〔4−メトキシフェニル)〕−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸モノ(トリフルオロ酢酸)塩
0.3g (0.59mM)、ジメチルホルムアミド9.5
mlおよび2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
(Z)−2−トリチルオキシイミノ酢酸 1−ベンゾト
リアゾールエステル0.43g (0.7mM)を合わせ、
室温で16時間攪拌した。この反応混合物をブライン4
5mlおよび酢酸エチル90mlに注加した。酢酸エチル層
をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、
ろ過し、溶媒を除去した。残渣をエチルエーテルで処理
し、固体物質をろ過し、エチルエーテルで再び処理し
て、表題の化合物0.24g (51%)を得た。 NMR(400MHz,CDCl3) δ2.99(s,2H),3.62(s,2H),3.80(s,3
H),3.83(m,2H),5.10(d,1H),5.80(br.s,2H),5.96(q,1H),
6.65(s,1H),6.90(d,2H),7.32(m,15H),7.58(s,1H),7.61
(d,2H)
【0577】
【化138】
【0578】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0579】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−フェニル
−3−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸
【0580】
【化139】
【0581】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸
【0582】
【化140】
【0583】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸
【0584】
【化141】
【0585】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
【0586】
【化142】
【0587】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔〔(1−(1,1−ジメチルエチル)−2
−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキ
ソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト
−2−エン−2−カルボン酸
【0588】
【化143】
【0589】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
(5−メチル−イソキサゾール−3−イル)−2−オキ
ソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):3430、1786、1699、16
09、1505cm-1 MS(ISN):803.4(M−H+NH3 )-、78
6.4(M−H)-
【0590】
【化144】
【0591】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−ピリジン−2−イル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):3492、1781、1687、16
20、1587、1468、1385cm-1 MS(ISN):782.4(M−H)-、799.4
(M−H+NH3 )-
【0592】
【化145】
【0593】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−ピリジン−3−イル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):1781、1686、1619、15
77、1532、1485cm-1 MS(ISN):782.4(M−H)-、799.4
(M−H+NH3 )-
【0594】
【化146】
【0595】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−〔2−オキソ−1−(2−オキソ−オキサゾ
リジン−3−イル)−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):3429、1778、1701、16
25cm-1 MS(ISN):790.4(−H)-
【0596】
【化147】
【0597】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−チアゾール−2−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1782、1689、1620、15
05、1465、1382cm-1 MS(ISP):790.4(M+H)+
【0598】
【化148】
【0599】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
カルボキシメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1784、1727、1661cm-1 MS(EI):765.2(M+H)+、787.2(M
+NO+)
【0600】
【化149】
【0601】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
アリル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1784、1686、1626cm-1 MS(ISP):747.5(M+H)+
【0602】
【化150】
【0603】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−4−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−2−
オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム塩
(1:1)
【0604】
【化151】
【0605】(6R,7R)−4−〔(E)−3−〔7
−〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾ−ル−4−イ
ル)−2−トリチルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−
2−カルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−3−イリデンメ
チル〕−2−オキソ−ピロリジン−1−イル〕−1−メ
チル−ピリジニウムヨージド IR(KBr):1780、1710、1639、15
18cm-1 MS(ISP):798.5(M)+
【0606】
【化152】
【0607】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(Z)−1−シク
ロプロピル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメ
チル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1783、1680cm-1 MS(ISP):747.4(M+H)+
【0608】
【化153】
【0609】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−
ピペリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 IR(KBr):1785、1758、1695、16
20cm-1 MS(ISP):803.5(M+H)+
【0610】
【化154】
【0611】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シク
ロプロピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメ
チル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1786、1686、1612cm-1 MS(ISN):776.4(M−H+ NH3 )-、75
9.4(M−H)-
【0612】
【化155】
【0613】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−フェ
ニル−ピペリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸 IR(KBr):1786、1686、1658cm-1 MS(ISP):797.5(M+H)+
【0614】
【化156】
【0615】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(Z)−2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1766、1707、1675、15
32cm-1 MS(ISP):769.5(M+H)+
【0616】
【化157】
【0617】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1788、1742、1686cm-1 MS(ISP):769.5(M+H)+
【0618】
【化158】
【0619】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(6
−メトキシピリジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリ
ジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸トリエチルアミン塩(1:1) IR(KBr):1782、1684、1619、15
30、1494cm-1 MS(ISP):814.4(M+H)+
【0620】
【化159】
【0621】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−ピラジン−2−イル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):1785、1694、1624、15
26cm-1 MS(ISP):785.4(M+H)+
【0622】
【化160】
【0623】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)−アゼチジン−3−イリデンメチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 IR(KBr):1784、1757、1682、15
30cm-1 MS(ISP):775.3(M+H)+
【0624】
【化161】
【0625】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(Z)−2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)−アゼチジン−3−イリデンメチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 IR(KBr):1768、1733cm-1 MS(IS):775.3(M+H)+
【0626】
【化162】
【0627】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(4
−メチル−フェニルスルホニル)−2−オキソ−ピロリ
ジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸ナトリウム塩(1:1) IR(KBr):1767、1684、1621cm-1 MS(ISP):861.6(M+Na)+
【0628】
【化163】
【0629】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−2−〔(E)−1−シア
ノメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1783、1685、1628cm-1 MS(ISP):746.5(M+H)+
【0630】
【化164】
【0631】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−
(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イ
ル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1781、1680、1626、15
31、1490cm-1 MS(ISP):825.4(M+H)+
【0632】
【化165】
【0633】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シク
ロプロピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1786、1681、1624cm-1 MS(ISP):761.5(M+H)+
【0634】
【化166】
【0635】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−(2−シ
アノエチル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナト
リウム塩(1:1) IR(KBr):2243、1766、1675、16
18cm-1 MS(ISP):760.5(M+H)+
【0636】
【化167】
【0637】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):2118、1783、1681、16
26cm-1 MS(ISP):745.5(M+H)+
【0638】
【化168】
【0639】実施例7 a)〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔〔(アセチルオキシ)イミノ〕(2−アミノ−4−
チアゾリル)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メチル
−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−アミ
ノ−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸トリフルオロ酢酸塩110mg(0.26mM)、ジメチ
ルホルムアミド4mlおよび水0.15mlを氷浴に入れて
冷却し、トリエチルアミン0.06mlをそこに加えた。
この麦わら色の溶液に、ベンゾトリアゾール−1−イル
(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
2−トリチルオキシイミノアセテート105mg(0.2
9mM)を固体のままで加えた。この溶液を氷浴温度で5
時間攪拌した。2−エチルヘキサン酸ナトリウム80mg
を酢酸エチル8mlに加えた溶液をそこに滴下した。得ら
れた沈殿物を酢酸エチル12mlと共にさらに粉砕し、ろ
過し、ジメチルホルムアミドを5%含む酢酸エチルで窒
素下に洗浄(8mlで2回)して、固体物質143mgを得
た。 IR(KBr):3400、1762、1665、16
15、1400cm-1
【0640】
【化169】
【0641】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0642】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔〔(アセチルオキシ))イミノ〕
(2−アミノ−4−チアゾリル)アセチル〕アミノ−3
−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデ
ン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モ
ノナトリウム塩 IR(KBr):3400、1762、1670、16
15、1390cm-1
【0643】
【化170】
【0644】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔〔(アセチルオキシ)イミノ〕
(2−アミノ−4−チアゾリル)アセチル〕アミノ〕−
8−オキソ−3−〔(2−オキソ−3−ピロリジニリデ
ン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム
塩 IR(KBr):3350、1762、1672、16
15、1390cm-1
【0645】
【化171】
【0646】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔〔(アセトキシ)イミノ〕(2−
アミノ−4−チアゾリル)アセチル〕アミノ〕−8−オ
キソ−3−〔(2−オキソ−1−フェニルメトキシ−3
−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸モノナトリウム塩 IR(KBr):3400、1762、1675、16
15、700cm-1
【0647】
【化172】
【0648】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔〔(アセチルオキシ)イミノ〕
(2−アミノ−4−チアゾリル)アセチル〕アミノ〕−
8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−フェニル−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸モノナトリウム塩 IR(KBr):3450、1762、1670、16
15、690cm-1
【0649】
【化173】
【0650】b)(6R,7R)−7−〔(Z)−2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−アセトキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 (E)−(6R,7R)−7−アミノ−8−オキソ−3
−〔1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:1)786
mg(2mmol)をDMF30ml中に懸濁し、1時間攪拌
し、次いで2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−
(Z)−2−アセトキシイミノ酢酸 2−ベンゾチアゾ
リルチオエステル906mg(2.4mmol)をそこに加え
た。この混合物を室温で18時間反応させ、次いで減圧
下に濃縮した。油状の残渣に酢酸エチル300mlを加
え、有機溶液を水で3回洗浄し、硫酸マグネシウム上で
乾燥した。20mlの容量に濃縮すると、固体物質が沈殿
した。これをろ別し、酢酸エチルで洗浄し、乾燥した。
それをアセトン/酢酸エチルから再沈殿して精製した。 収量(率):570mg(48%) IR(KBr):1779、1687、1533cm-1 MS(EI):589.0(M+H)+ 分析値:C21193672 計算値:C42.86、H3.25、N14.28、S
10.89% 実測値:C42.52、H3.69、N13.85、S
10.68%
【0651】
【化174】
【0652】同様にして、以下の化合物をさらに調製す
ることができた。
【0653】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−2−アセトキシイミノ
−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1777、1679cm-1 MS(ISP):547.4(M+H)+
【0654】
【化175】
【0655】c)(6R,7R)−7−〔(Z)−2−
(2−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−(2,2
−ジメチル−プロピオニルオキシイミノ−アセチルアミ
ノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロピル−2−オキソ
−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 〔6R−〔3(E),6α,7β〕〕−7−アミノ−3
−〔(1−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸モノトリフルオロアセテート200mg(0.47mm
ol)をDMF7ml中に懸濁し、1時間攪拌し、次いで2
−(2−アミノチアゾール−4−イル)−(Z)−2−
ピバロイルオキシイミノ酢酸 2−ベンゾチアゾリルチ
オエステル217mg(0.52mmol)をそこに加えた。
この混合物を室温で22時間反応させ、次いで減圧下に
濃縮した。油状の残渣に酢酸エチル100mlを加え、有
機溶液を酢酸エチルで洗浄し、乾燥した。 収量(率):165mg(60%) IR(KBr):1783、1682cm-1 MS(ISP):589.4(M+H)+
【0656】
【化176】
【0657】同様にして、以下の化合物をさらに調製す
ることができた。
【0658】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−(2,2−ジ
メチル−プロピオニルオキシイミノ−アセチルアミノ〕
−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1782、1689cm-1 MS(ISP):631.3(M+H)+
【0659】
【化177】
【0660】実施例8 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−(4−メトキシ
フェニル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリ
ウムモノ塩酸塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(トリフェニルメ
トキシイミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−(4
−メトキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジニリ
デン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
0.24g (0.3mM)と90%ギ酸とを室温で合わ
せ、2時間攪拌した。酢酸エチル8mlをそこに加え、黄
色の固体物質0.13g をろ過した。この固体物質を水
20mlおよび炭酸水素ナトリウム57mgに加え、その溶
液をセライトに通してろ過し、次いでC18シリカゲル
カラム上で精製した(水/アセトニトリル)。所望の画
分を合わせて、表題の化合物74mg(41%)を得た。 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ3.03,3.21(m,2H),3.75(s,3H),
3.86(m,4H),5.15(d,1H),5.28(q,1H),6.67(s,1H),6.96
(d,2H),7.14(s,2H),7.24(s,1H),7.70(d,2H),9.50(d,1
H),11.31(s,1H) IR(KBr):1768、1668、1620cm-1
【0661】
【化178】
【0662】実施例9 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(アミノ−チアゾ
−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチルア
ミノ〕−8−オキソ−3−〔(Z)−2−オキソ−1−
フェニル−アゼチジン−3−イリデンメチル〕−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ−ア
セチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(Z)−2−オキ
ソ−1−フェニル−アゼチジン−3−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸384mg(0.5mmol)を9
0%ギ酸4mlに入れて75分間攪拌した。この懸濁液を
減圧下に濃縮し、残渣を酢酸エチル50mlと共に粉砕し
た。固体物質をろ別し、乾燥し、90%エタノール20
mlとともに1時間攪拌した。生成物をろ過によって単離
し、n−ヘキサンで洗浄し、乾燥した。 収量(率):209mg(80%) IR(KBr):1776、1721、1676cm-1 MS(ISP):527.4(M+H)+ 分析値:C2218662 計算値:C50.18、H3.45、N15.96、S
12.18% 実測値:C50.01、H3.33、N15.60、S
12.12%
【0663】
【化179】
【0664】同様にして、以下の化合物をさらに調製す
ることができた。
【0665】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(ア
ミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2−
オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3−イリデンメチ
ル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1778、1738、1676、15
28cm-1 MS(ISP):527.4(M+H)+
【0666】
【化180】
【0667】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)
−アゼチジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 IR(KBr):1754、1672、1528cm-1 MS(ISP):533.3(M+H)+
【0668】
【化181】
【0669】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(Z)−
2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)
−アゼチジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 IR(KBr):1746、1673cm-1 MS(ISP):533.3(M+H)+
【0670】
【化182】
【0671】実施例10 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メチル−2−オ
キソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ−
5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2
−エン−2−カルボン酸モノ塩酸塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔〔(アセチルオキシ)イミノ〕(2−アミノ−4−
チアゾリル)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メチル
−2−オキソ−3−ピロリジニデン)メチル〕−8−オ
キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム塩116
mg(0.21mM)を、室温で、炭酸水素ナトリウム19
mg(0.23mM)とともに2時間、メタノール/水
(1:2)15mlで処理した。反応混合物を2N のHC
lでpH2に調節し、C18シリカゲル上で精製(水/ア
セトニトリル)して、表題の化合物58.8mg(54
%)を得た。 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.85(s,3H),2.90,3.10(m,2H),
3.35(m,2H),3.88(s,2H),5.17(d,1H),5.83(q,1H),6.68
(s,1H),7.12(s,2H),7.20(s,1H),9.51(d,1H),11.32(s,1
H) IR(KBr):1770、1665cm-1
【0672】
【化183】
【0673】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0674】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(2
−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノ塩酸塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ3.08,3.22(m,2H),3.92(m,4H),
5.22(d,1H),5.87(q,1H),6.67(s,1H),7.15(s,2H),7.18
(t,1H),7.40(m,3H),7.80(m,2H),9.54(d,1H),11.34(s,1
H) IR(KBr):1768、1666、1628cm-1
【0675】
【化184】
【0676】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1
−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノ塩酸塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.95,3.14(m,2H),3.57(m,2H),
3.72(s,3H),3.86(s,2H),5.18(d,1H),5.83(q,1H),6.66
(s,1H),7.13(s,2H),7.25(s,1H),9.51(d,1H),11.32(s,1
H) IR(KBr):1770、1672cm-1
【0677】
【化185】
【0678】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1
−(1,1−ジメチルエチル)−2−オキソ−3−ピロ
リジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸モノ塩酸塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ1.36(s,9H),2.85,3.00(m,2H),
3.46(m,2H),3.87(s,2H),5.20(d,1H),5.84(q,1H),6.79
(s,1H),7.13(s,2H),7.18(s,1H),9.67(d,1H),11.95(s,1
H)
【0679】
【化186】
【0680】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1
−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−
3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チ
ア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン
−2−カルボン酸モノ塩酸塩 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ3.11(m,2H),3.68(m,2H),3.92
(s,2H),4.12(q,2H),5.28(d,1H),5.88(q,1H),6.85(s,1
H),7.34(s,1H),8.10(br.s,2H),9.80(d,1H),12.3(s,1H)
【0681】
【化187】
【0682】実施例11 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピロリジン
−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート トリフルオロ酢酸3.5mlを0℃に冷却し、(6R,7
R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾール−
4−イル)−2−トリフェニルメトキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピロリジン
−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸43
0mg(0.55mmol)を少量づつ、温度を5℃未満に維
持しながら、そこに加えた。この橙色の溶液にトリエチ
ルシラン0.2ml(1.26mmol)を滴下した。ベージ
ュ色の懸濁液が形成し、これを、20分後、0℃で、ジ
エチルエーテル20mlに注加した。この混合物を30分
間攪拌し、次いでろ過した。固体物質をジエチルエーテ
ルおよびn−ヘキサンで洗浄し、乾燥した。 収量(率):ベージュ色の粉末304mg(87%)1 H-NMR(DMSO-d6):δ[ppm]3.10(br.m,2H),3.50(t,2H),3.
90(s,2H),4.17(q,2H),5.20(d,1H),5.86(dd,1H),6.74(s,
1H),7.31(s,1H),7.80(d,1H) 分析値:トリフルオロ酢酸0.83 molを含むと計算し
て、C19173662 計算値:C38.70、H2.95、N12.93、S
9.93、F16.12% 実測値:C38.45、H2.80、N13.11、S
10.00、F16.27%
【0683】
【化188】
【0684】同様にして、以下の化合物をさらに調製す
ることができた。
【0685】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプ
ロピル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオ
ロアセテート(1:1)
【0686】
【化189】
【0687】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(5−メ
チル−イソキサゾール−3−イル)−2−オキソ−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸 MS(ISN):561.2(M+NH3 −H)- IR(KBr):3399、1780、1681、16
09、1505cm-1
【0688】
【化190】
【0689】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−1−ピリジン−2−イル−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 MS(ISP):542.3(M+H)+ IR(KBr):1778、1671、1629、15
33、1387cm-1
【0690】
【化191】
【0691】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−1−ピリジン−3−イル−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 MS(ISP):542.2(M+H)+ IR(KBr):1777、1672、1537、14
83、1389cm-1
【0692】
【化192】
【0693】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
1−〔2−オキソ−1−(2−オキソ−オキサゾリジン
−3−イル)−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸 IR(KBr):3381、1769、1630、15
30、1392cm-1 MS(ISP):550(M+H)+ 元素分析値:C2018782 Na 計算値:C43.71、H3.49、N17.84、S
11.67% 実測値:C43.26、H3.57、N17.63、S
11.47%
【0694】
【化193】
【0695】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ
−ピペリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸トリフルオロアセテート(1:2) IR(KBr):1774、1679、1635cm-1 MS(ISP):561.3(M+H)+
【0696】
【化194】
【0697】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−カルボキ
シメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオ
ロアセテート(1:0.77) IR(KBr):1776、1673、1635cm-1
【0698】
【化195】
【0699】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプ
ロピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオ
ロアセテート(1:1) IR(KBr):1780、1676、1632cm-1 MS(ISP):519.4(M+H)+
【0700】
【化196】
【0701】(6R,7R)−3−〔(E)−1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテー
ト(1:1.2) IR(KBr):1781、1671、1635cm-1 MS(ISP):505.4(M+H)+
【0702】
【化197】
【0703】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シアノメ
チル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム塩
(1:1) IR(KBr):2255、1765、1677、16
20cm-1 MS(ISP):504.5(M+H)+
【0704】
【化198】
【0705】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(4−メ
トキシ−ベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3−
イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):1782、1729、1669cm-1 MS(ISP):599.4(M+H)+
【0706】
【化199】
【0707】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(6−メ
トキシ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸トリフルオロアセテート(1:1) IR(KBr):1781、1677、1496cm-1 MS(ISP):572.3(M+H)+
【0708】
【化200】
【0709】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−1−チアゾール−2−イル−ピロリジン−
3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ジメ
チルホルムアミド(1:1) IR(KBr):1781、1670、1505、14
65、1386cm-1 MS(ISP):548.3(M+H)+
【0710】
【化201】
【0711】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(4−メ
チル−フェニルスルホニル)−2−オキソ−ピロリジン
−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸トリフルオロアセテート(1:0.2) IR(KBr):1778、1679、1629cm-1 MS(ISP):619.3(M+H)+
【0712】
【化202】
【0713】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(1,
1′−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−イル)
−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸ジメチルホルムアミ
ド(1:1)(エピマーの1:1混合物) IR(KBr):1778、1666、1531、13
87、1297cm-1 MS(ISP):583.3(M+H)+
【0714】
【化203】
【0715】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプ
ロピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデン
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:1) IR(KBr):1778、1673、1632cm-1 MS(ISP):519.3(M+H)+
【0716】
【化204】
【0717】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:0.6) IR(KBr):2120、1778、1675、16
33cm-1 MS(ISP):503.3(M+H)+
【0718】
【化205】
【0719】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−3−ピラジン−2−イル−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1781、1691、1580、15
26cm-1 MS(ISP):543.4(M+H)+
【0720】
【化206】
【0721】実施例12 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピロリジン
−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−
1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−ピロリジン
−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:0.5)1.83g を95%
エタノール18mlに攪拌しながら少量づつ加えた。1.
5時間後、固体物質をろ別し、エタノールおよびn−ヘ
キサンで洗浄し、乾燥した。 収量(率):ベージュ色の結晶1.33g (83%) IR(KBr):1770(C=O) MS(ISP):547.2(M+H+ ) 分析値:C19173662 計算値:C41.76、H3.14、N15.38、S
11.73、F10.43% 実測値:C42.02、H3.09、N15.32、S
11.57、F10.42%
【0722】
【化207】
【0723】実施例13 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−
1−フェニル−ピペリジン−3−イリデンメチル〕−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸ナトリウム塩(1:1) トリエチルシラン0.1ml(0.63mmol)とトリフル
オロ酢酸1mlとの溶液に、(6R,7R)−7−
〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)
−2−トリチルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−
オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−1−フェニル−ピ
ペリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸200mg(0.25mmol)を0℃で少量づつ加え
た。この混合物を30分間攪拌し、次いでジエチルエー
テル15mlに注加した。分離した固体物質を捕集し、ジ
エチルエーテルおよびn−ヘキサンで洗浄し、乾燥し
た。これを水10ml/アセトニトリル1ml中に懸濁し、
1N の水酸化ナトリウム溶液を加えることによってpHを
6.5に調節した。アセトニトリルを減圧下に除去し、
残渣を、逆相シリカゲル(optiup )上、水を溶離剤と
して使用するクロマトグラフィーに付した。生成物を含
む画分を捕集し、凍結乾燥した。 収量(率):43mg(30%) IR(KBr):1762、1670、1630cm-1 MS(ISP):555.4(M+H)+
【0724】
【化208】
【0725】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0726】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(ア
ミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイミノ
−アセチルアミノ〕−3−〔(Z)−1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム塩
(1:1) IR(KBr):1762、1667cm-1 MS(ISN):503.2(M−Na)-
【0727】
【化209】
【0728】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(2−シ
アノエチル)−2−オキソ−ピロリジン−2−イリデン
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナト
リウム塩(1:1) IR(KBr):2246、1763、1667、16
18cm-1 MS(ISP):518.3(M−Na+2H)+
【0729】
【化210】
【0730】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−ヒドロキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−
2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジン−3−イ
リデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム
塩(1:1) IR(KBr):1763、1675、1624cm-1 MS(ISN):557.2〔(M−Na)- +NH
3
【0731】
【化211】
【0732】実施例14 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(メトキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 (2,2−ジメチル−1−
オキソプロポキシ)メチルエステル 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)−〔〔2−(メト
キシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メトキ
シ−2−オキソ−3−ピロリジニデン)メチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸モノナトリウム塩11
0mg(0.21mM)、ジメチルホルムアミド2ml、p−
ジオキサン2mlおよび炭酸水素ナトリウム6mg(71m
M)とを0℃で合わせた。これにピバロイルオキシメチ
ルヨージド107mg(439mM)を加え、反応混合物を
0℃で15時間攪拌した。酢酸エチル50mlをそこに加
え、この反応混合物を10%チオ硫酸ナトリウム水溶液
およびブラインで抽出し(それぞれ5mlで2回)、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した。乾燥剤および溶媒を除去し
たのち、残渣をシリカゲルプレート上で精製して、表題
の化合物(46%)を得た。 NMR(400MHz,CDCl3) δ1.23(s,9H),2.90(m,2H),3.63(t,2
H),3.65(s,2H),3.86(s,3H),4.08(s,3H),5.12(d,1H),5.1
4(s,2H),5.90(q,2H),6.03(q,1H),6.96(s,1H),7.14(d,1
H),7.33(s,1H)
【0733】
【化212】
【0734】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0735】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (2,2−ジ
メチル−1−オキソプロポキシ)メチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.23(s,9H),2.88(s,2H),2.96(s,3
H),3.43(t,2H),3.70(q,2H),4.07(s,3H),5.10(d,1H),5.9
3(m,3H),6.90(s,1H),7.32(s,1H)
【0736】
【化213】
【0737】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−
〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 2
−〔(2−メチルプロポキシ)カルボニル〕−2−ペン
テニルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ0.93(s,6H),1.05(t,3H),1.95(m,2
H),2.36(m,2H),2.95(s,3H),3.41(t,2H),3.63(s,2H),3.9
2(d,2H),4.06(s,3H),5.03(s,2H),5.10(d,1H),5.36(s,2
H),5.96(q,1H),6.95(s,1H),7.07(t,1H),7.25(s,1H),7.4
6(d,1H)
【0738】
【化214】
【0739】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 1−〔〔(1
−メチルエトキシ)カルボニル〕オキシ〕エチルエステ
ル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.20(d,6H),1.50(t,3H),2.50(m,2
H),2.83(s,3H),3.0(m,2H),3.83(s,3H),3.92(m,2H),4.78
(m,1H),5.20,5.85(m,2H),6.71(s,1H),6.82(m,1H),7.20
(s,3H),9.65(d,1H)
【0740】
【化215】
【0741】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 1−(アセチ
ルオキシ)エチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.52(d,3H),2.04(s,3H),2.90,3.4
2(m,4H),2.95(s,3H),3.65(m,2H),4.06(s,3H),4.10(m,1
H),5.08(d,1H),5.35(m,2H),6.03(q,1H),6.90(s,1H),7.0
0(m,1H),7.30(m,1H),7.50(m,1H)
【0742】
【化216】
【0743】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (5−メチル
−2−オキソ−1,3−ジオキソール−4−イル)メチ
ルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ2.20(s,3H),2.88(m,2H),2.98(s,3
H),3.45(m,5H),3.70(s,2H),4.06(s,3H),5.05(q,2H),5.1
0(d,1H),5.22(s,2H),6.03(q,1H),6.88(s,1H),7.33(m,1
H)
【0744】
【化217】
【0745】〔6R−〔2(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−
3−〔(2−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジニリ
デン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 2−
〔(2−メチルプロポキシ)カルボニル〕−2−ペンテ
ニルエステル IR(KBr):2960、1789、1689、69
0cm-1
【0746】
【化218】
【0747】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−
3−〔(2−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジニリ
デン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 1−
〔〔(シクロヘキシルオキシ)カルボニル〕オキシ〕エ
チルエステル IR(KBr):2950、1789、1760、16
89、692cm-1
【0748】
【化219】
【0749】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−8−オキソ−
3−〔(2−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジニリ
デン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 1−(ア
セチルオキシ)エチルエステル NMR(200MHz,CDCl3) δ1.56(d,3H),2.08(d,3H),2.95-3.1
0(m,2H),3.80(m,2H),3.90(m,2H),4.09(s,3H),5.13(m,1
H),5.253(d,2H),6.05(m,1H),6.93(d,1H),7.0-7.15(m,1
H),7.30(m,3H),7.52(s,1H),7.70(m,2H)
【0750】
【化220】
【0751】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチ
ルエステル NMR(400MHz,CDCl3) δ1.16(s,9H),3.04,3.23(m,2H),3.7
6(s,3H),3.85(m,2H),3.98(q,2H),5.26(d,1H),5.87(m,3
H),6.76(s,1H),6.97(d,2H),7.24(s,2H),7.30(s,1H),7.7
0(d,2H)
【0752】
【化221】
【0753】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(メトキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(4−メトキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸2〔(2−メチルプロポキシ)カルボニル〕−2−
ペンテニルエステル塩酸塩 NMR(400MHz,CDCl3) δ0.86(d,6H),1.02(t,3H),1.90(m,1
H),2.34(m,2H),3.00,3.18(m,2H),3.76(s,3H),3.86(s,9
H),5.00(q,2H),5.23(d,1H),5.35(q,1H),6.76(s,1H),7.0
(d,2H),7.26(s,3H),7.70(d,2H),9.66(d,1H)
【0754】
【化222】
【0755】実施例15 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸(2,2−
ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチルエステル 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸0.58mg
(0.69mM)、18−クラウン−6エーテル80mg
(0.34m)およびジメチルホルムアミド3.5mlを
氷水浴に入れて冷却し、そこに炭酸水素ナトリウム18
0mg(1.3mM)を加えて20分間攪拌した。これに、
いくらかの炭酸水素ナトリウムと5分間攪拌しておいた
ピバロイルオキシメチルヨージド0.5g (2.1mM)
を加えた。この反応混合物を1時間攪拌し、水/酢酸エ
チル(200ml/100ml)に加えた。固体物質をろ過
し、シリカゲル上で精製(ジクロロメタン/メタノール
98:2)して、表題の化合物0.39g (64%)を
得た。 IR(KBr):3435、1789、1750、16
90、698cm-1
【0756】
【化223】
【0757】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0758】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕ア
ミノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸 2−〔(2−メチルプロポキシ)カルボニル〕
−2−ペンテニルエステル IR(KBr):3441、1789、1717、16
85、701cm-1
【0759】
【化224】
【0760】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕ア
ミノ〕−8−オキソ−3−〔(2−オキソ−1−フェニ
ル−3−ピロリジニリデン)メチル〕−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 2−〔(2−メチルプロポキシ)カルボニ
ル〕−2−ペンテニルエステル IR(KBr):3430、1789、1710、16
92、700cm-1
【0761】
【化225】
【0762】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕ア
ミノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロ
リジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−
アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
ルボン酸 2−〔(2−メチルプロポキシ)カルボニ
ル〕−2−ペンテニルエステル IR(KBr):3440、1789、1717、16
85、700cm-1
【0763】
【化226】
【0764】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸1−〔〔(シクロヘキシルオキシ)カルボニル〕
オキシ〕エチルエステル IR(KBr):3440、1790、1758、17
00、700cm-1
【0765】
【化227】
【0766】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリ
ジニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メ
チルエステル IR(KBr):3435、1789、1750、16
90、698cm-1
【0767】
【化228】
【0768】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 3,3−ジメチル−2−オキソブチルエステル IR(KBr):3439、1790、1751、16
04、700cm-1
【0769】
【化229】
【0770】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
〔(トリフェニルメトキシ)イミノ〕アセチル〕アミ
ノ〕−3−〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジ
ニリデン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 1−〔〔(シクロヘキシルオキシ)カルボニル〕
オキシ〕エチルエステル
【0771】
【化230】
【0772】実施例16 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−トリチルオキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−3−〔(E)−2−オキソ−1−(2−ト
リフルオロエチル)−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (2,2
−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチルエステル (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−トリチルオキシイミノ−アセチ
ルアミノ〕−3−〔(E)−2−オキソ−1−(2−ト
リフルオロエチル)−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸1.893
g (2.4mmol)をDMF25ml中に溶解し、0〜5℃
に冷却した。1,1,3,3,−テトラメチルグアニジ
ン263mgをDMF1mlに加えたものをそこに加え、続
いて、ピバロイルオキシメチルヨージド598mg(2.
4mmol)をDMF1mlに加えたものを加え、この混合物
を2時間攪拌したのち、酢酸エチル150mlに注加し
た。この溶液を水150ml、5%チオ硫酸ナトリウム溶
液50ml、さらには15%ブライン150mlで抽出し
た。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、減圧下に2
5mlの容量まで濃縮し、n−ヘキサン250mlに注加し
た。非晶質物質をろ別し、乾燥した。この物質を、シリ
カゲル上、酢酸エチルによるクロマトグラフィーに付す
ことよって精製した。 収量(率):1.81g (84%) IR(KBr):1790、1754、1691cm-1 分析値:C44416832 計算値:C58.53、H4.58、N9.31、S
7.10% 実測値:C58.34、H4.45、N9.17、S
7.02%
【0773】
【化231】
【0774】同様にして、以下の化合物をさらに調製す
ることができた。
【0775】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−トリチルオキシイ
ミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(2−フ
ルオロエチル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチルエ
ステル IR(KBr):1789、1753、1685cm-1 分析値:C444368 FS2 計算値:C60.96、H5.00、N9.69% 実測値:C61.11、H5.11、N9.80%
【0776】
【化232】
【0777】(6R,7R)−7−〔(Z)−(2−ア
ミノ−チアゾ−ル−4−イル)−トリチルオキシイミノ
−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (2,2−ジ
メチル−1−オキソプロポキシ)メチルエステル IR(KBr):1789、1753、1684cm-1 分析値:C4444682 計算値:C62.78、H5.15、N9.76、S
7.45% 実測値:C62.56、H5.24、N9.78、S
7.51%
【0778】
【化233】
【0779】実施例17 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−メトキシ−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 (2,2−ジメチル−1−
オキソプロポキシ)メチルエステルモノ塩酸塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−
メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸(2,2−
ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチルエステル33
0mg(0.39mM)を室温で90%ギ酸4.0mlと合わ
せ、2時間攪拌した。溶媒を減圧下に除去し、残渣をジ
クロロメタン4mlに溶解し、酢酸エチルで沈殿させた。
固形物を捕集し、ジクロロメタン3ml中に取り、氷浴に
入れて冷却した。これに1.1N の塩酸を加え、30分
間攪拌し、エチルエーテル20mlの添加によって固体物
質を沈殿させた。固体物質を捕集して、表題の化合物
0.19g (86.4%)を得た。 IR(KBr):1785、1752、1680、16
30、1375cm-1
【0780】
【化234】
【0781】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0782】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−
〔(1−メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 2
−〔(2−メチルプロポキシ)カルボニル〕−2−ペン
テニルエステルモノ塩酸塩 IR(KBr):3261、1786、1717、16
83、1676cm-1
【0783】
【化235】
【0784】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1
−メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 1−
〔〔(シクロヘキシルオキシ)カルボニル〕オキシ〕エ
チルエステルモノ塩酸塩
【0785】
【化236】
【0786】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1
−メチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 3,3−
ジメチル−2−オキソブチルエステルモノ塩酸塩 NMR(200MHz,CDCl3) δ2.50(s,9H),2.81(s,3H),2.95(m,2
H),3.35(m,2H),3.90(s,2H),5.25(d,1H),5.85(m,3H),6.7
9(s,1H),7.12(s,1H),8.35(bs,2H),9.70(d,1H),12.00(b
s,1H)
【0787】
【化237】
【0788】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)
(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔(1
−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 1−
〔〔(シクロヘキシルオキシ)カルボニル〕オキシ〕エ
チルエステルモノ塩酸塩 IR(KBr):2950、1788、1758、16
80、1630cm-1
【0789】
【化238】
【0790】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−
〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニリデ
ン)メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
2−〔(2−メチルプロポキシ)カルボニル〕−2−ペ
ンテニルエステルモノ塩酸塩 IR(KBr):3400、2950、1788、17
02、1692cm-1
【0791】
【化239】
【0792】〔6R−〔2(E),3(E),6α,7
β(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−4−チアゾリ
ル)(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ〕−3−
〔(2−オキソ−1−フェニル−3−ピロリジニリデ
ン)メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 2−〔(2−
メチルプロポキシ)カルボニル〕−2−ペンテニルエス
テルモノ塩酸塩 IR(KBr):3300、3200、1785、17
12、1682、690cm-1
【0793】
【化240】
【0794】(6R,7R)−7−〔(Z)−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−ヒドロキシイミノ−ア
セチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(2−フルオロエ
チル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (2,2
−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチルエステル塩
酸塩(1:1)
【0795】
【化241】
【0796】(6R,7R)−7−〔(Z)−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−ヒドロキシイミノ−ア
セチルアミノ〕−3−〔(E)−1−シクロプロピル−
2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸 (2,2−ジメチル
−1−オキソプロポキシ)メチルエステル塩酸塩(1:
1)
【0797】
【化242】
【0798】(6R,7R)−7−〔(Z)−(2−ア
ミノ−チアゾール−4−イル)−ヒドロキシイミノ−ア
セチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(2−トリフルオ
ロエチル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメ
チル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
(2,2−ジメチル−1−オキソプロポキシ)メチルエ
ステル塩酸塩(1:1)
【0799】
【化243】
【0800】実施例18 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
シクロプロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕
メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−アミ
ノ−3−〔〔1−シクロプロピル−2−オキソ−3−ピ
ロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1
−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−
カルボン酸 モノ−トリフルオロ酢酸塩0.9g (2.
0mM)に、室温で、乾燥ジメチルホルムアミド35mlを
加え、攪拌した。これに、ベンゾトリアゾール−1−イ
ル (Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−トリチルオキシイミノアセテート1.60g
(2.92mM)を加え、15時間攪拌した。この反応混
合物を酢酸エチル200mlに注加し、この混合物をブラ
インで2回(各50ml)、さらにブラインで1回(20
ml)洗浄した。この酢酸エチル溶液を無水硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、ろ過したのち、容量を30mlに減らし
た。無水エチルエーテル40mlをそこに加え、固体物質
をろ過して、表題の化合物1.10g (収率73.6
%)を得た。 分析値:C3934662 計算値:C62.72、H4.59、N11.25、S
8.59% 実測値:C62.40、H4.62、N11.32、S
8.38%
【0801】
【化244】
【0802】実施例19 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(2−フルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−アミ
ノ−3−〔〔1−(2−フルオロエチル)−2−オキソ
−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸モノ−トリフルオロ酢酸塩4.50
g (9.88mM)に、室温で、乾燥ジメチルホルムアミ
ド160mlを加え、攪拌した。これに、ベンゾトリアゾ
ール−1−イル (Z)−2−(2−アミノチアゾール
−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセテート
8.00g (14.64mM)を加え、18時間攪拌し
た。この反応混合物を酢酸エチル1,200mlに注加
し、この混合物をブラインで2回(各200ml)、ブラ
インで2回(各150ml)、さらにブラインで1回(1
00ml)洗浄した。この酢酸エチル溶液を無水硫酸ナト
リウム上で乾燥し、ろ過し、フラスコ中に固体物質が現
れるまで濃縮した。これに酢酸エチル100mlおよび無
水エチルエーテル80mlを加え、1時間冷却した。固体
物質をろ過し、窒素下で酢酸エチル/エーテル(4:
1)で洗浄した。次に、この固体物質を酢酸エチル15
0mlとともに30分間攪拌し、ろ過して、表題の化合物
6.40g (収率87.7%)を得た。 NMR(200MHz,DMSO-d6) δ2.9(m,2H),3.10(m,2H),3.58(m,
2H),3.95(s,2H),4.43(t,1H),4.70(t,1H),5.24(d,1H),6.
0(q,1H),6.61(s,1H),7.2-7.35(m,16H),9.93(d,1H),13.3
0(bd,1H)
【0803】
【化245】
【0804】実施例20 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−3
−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−アミ
ノ−3−〔(1−2,2,2−フルオロエチル)−2−
オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸モノ−トリフルオロ酢酸塩
3.4g (6.9mM)に、室温で、乾燥ジメチルホルム
アミド150mlを加え、攪拌した。これにベンゾトリア
ゾール−1−イル (Z)−2−(2−アミノチアゾー
ル−4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセテート
5.60g (10.25mM)を加え、18時間攪拌し
た。この反応混合物を酢酸エチル800mlに注加し、こ
の混合物をブラインで3回(各100ml)、さらにブラ
インで2回(80ml)洗浄した。この酢酸エチル溶液を
無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、ろ過したのち、容量を
50〜70mlに減らした。無水エチルエーテル200〜
300mlをこれに加えて、油状の沈殿物を得た。エーテ
ルをデカンテーションに付し、新鮮なエチルエーテルで
油状物を再処理した。得られた固体物質をろ過して、
4.6g の物質を得た。母液を濃縮し、エーテルで再処
理し、固形物0.77g をさらに得た。全部で5.37
g の固体物質(収率98.7%)は表題の化合物である
ことを確認した。1 H-NMR(DMSO-d6):δ[ppm]3.10(br.m,2H),3.52(t,2H),3.
93(s,2H),4.19(q,2H),5.19(d,1H),6.02(dd,1H),6.60(s,
1H),7.30(m,16H),9.95(d,1H),13.9(br.,1H)
【0805】
【化246】
【0806】実施例21 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−シクロプロピル
−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−
オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸モノ塩酸塩〔6R−
〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−〔〔(2−ア
ミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニルメトキシ)イ
ミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔(1−シクロプロピ
ル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸5.70g (7.6
3mM)を室温で90%ギ酸70mlで処理した。反応混合
物を1.5時間攪拌し、回転エバポレータに載せて揮発
性物質を水アスピレータ圧で除去した。残渣を酢酸エチ
ル60mlで処理し、ろ過し、窒素下に酢酸エチルで洗浄
した。母液を濃縮し、酢酸エチルで処理してさらに目的
物を得た。固体物質を合わせ、3.91g の物質が得ら
れた。
【0807】上記の固体物質をメチルアルコール80ml
に入れ、そこに、イソプロパノール14ml中の1N のH
Clを加え、それをろ過したのち、60mlに濃縮した。
アセトン40mlをそこに加え、この溶液を60mlに濃縮
した。この溶液にアセトン80mlを加え、続いて無水エ
チルエーテル40mlを加えた。得られた固体物質をろ過
して、2.94g の物質を得た。母液を濃縮したのち、
エチルエーテルを加えると、固体物質0.53g をさら
に得た。全部で3.47g (収率85.95%)の物質
は表題の化合物であることを確認した。 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ0.70(m,4H),2.80(m,1H),2.88,
3.05(m,2H),3.28(m,2H),3.87(s,2H),5.20(d,1H),5.84
(q,1H),6.84(s,1H),7.21(t,1H),8.80(br.s,2H),9.74(d,
1H),12.2(s,1H)
【0808】
【化247】
【0809】実施例22 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−(2−フルオロ
エチル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕メチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノ塩酸塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−
(2−フルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸6.30g (8.37mM)を室温で90%ギ酸150
mlで処理した。この反応混合物を1.5時間攪拌し、次
いで乾燥状態になるまで溶媒を除去した。酢酸エチルを
そこに加え、得られた固体物質をろ過して、4.6g の
物質を得た。この固体物質をアセトン100ml中に懸濁
し、メタノール60〜70mlをそこに加え、続いて、イ
ソプロパノール14ml中の1N のHClを加えて溶液を
得た。この溶液をろ過したのち、60mlに濃縮した。酢
酸エチル100mlを加え、沈殿物を得、これをろ過して
3.1g の物質を得た。母液を濃縮し、新鮮な酢酸エチ
ルをそこに加え、その懸濁液をろ過して、0.5g の物
質を得た。合わせて3.6g の物質(収率78.6%)
は表題の化合物であることを確認した。 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ2.95,3.13(m,2H),3.45(m,2H),
3.57,3.64(m,2H),3.91(s,2H),4.51(t,1H),4.65(t,1H),
5.10(d,1H),5.84(q,1H),6.77(s,1H),7.24(s,1H),8.10(b
r.s,2H),9.63(d,1H),11.85(s,1H)
【0810】
【化248】
【0811】実施例23 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキシイミ
ノ)アセチル〕アミノ〕−3−〔〔1−(2,2,2−
トリフルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジニリ
デン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
モノ塩酸塩 〔6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕〕−7−
〔〔(2−アミノ−4−チアゾリル)〔(トリフェニル
メトキシ)イミノ〕アセチル〕アミノ〕−3−〔1−
(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−3
−ピロリジニリデン〕メチル〕−8−オキソ−5−チア
−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−
2−カルボン酸5.36g (6.80mM)を室温で90
%ギ酸60mlで処理した。この反応混合物を1.5時間
攪拌し、回転エバポレータに載せて揮発性物質を水アス
ピレータ圧で除去した。残渣に酢酸エチル50mlおよび
無水エーテル200mlを加えた。得られた固体物質をろ
過し、アセトン50ml、メチルアルコール5mlおよび酢
酸エチル20mlの中に懸濁し、イソプロパノール10ml
中の1N のHClをそこに加えた。この溶液をろ過し、
40mlに濃縮し、無水エチルエーテル100〜150ml
を加えた。固体物質をろ過し、アセトン/エーテル
(1:2)で洗浄して、3.18g の物質を得た。母液
を濃縮し、さらに0.17g の物質を得た。合わせて
3.55g の固体物質(収率90.3%)は表題の化合
物であることを確認した。 NMR(400MHz,DMSO-d6) δ3.11(m,2H),3.68(m,2H),3.92
(s,2H),4.12(q,2H),5.28(d,1H),5.88(q,1H),6.85(s,1
H),7.34(s,1H),8.10(br.s,2H),9.80(d,1H),12.3(s,1H)
【0812】
【化249】
【0813】実施例24 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1−(4−メト
キシ−ベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
リデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 (E)−(6R,7R)−7−アミノ−3−〔1−(4
−メトキシ−ベンゾイル)−2−オキソ−ピロリジン−
3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸トリフルオロアセテート(1:0.2)540mg
(1.18mmol)をDMF10mlに溶解し、(2−アミ
ノチアゾール−4−イル) (Z)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ酢酸2−ベンゾチアゾイルチオエステル
525mg(1.3mmol)をそこに加え、この混合物を室
温で48時間攪拌した。次に、この溶液を減圧下に30
℃で濃縮し、残渣を酢酸エチルと共に粉砕した。形成し
た固体物質をろ別し、再び酢酸エチル中で1時間攪拌
し、ろ別し、乾燥した。 収量(率):薄黄色粉末509mg(65%) IR(KBr):1784、1727、1672cm-1 MS(ISP):667.4(M+H)+
【0814】
【化250】
【0815】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0816】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(Z)−2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1765、1723、1675、15
27cm-1 MS(ISP):595.3(M+H)+
【0817】
【化251】
【0818】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−フェニル−アゼチジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1781、1745、1675cm-1 MS(ISP):595.4(M+H)+
【0819】
【化252】
【0820】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−ピリジン−2−イル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):3414、1782、1689、16
25、1529、1468、1385cm-1 MS(ISP):610.4(M+H)+
【0821】
【化253】
【0822】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−ピリジン−3−イル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):3420、1767、1677、16
18、1386cm-1
【0823】
【化254】
【0824】(6R,7R)−4−〔(E)−3−〔7
−〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾ−ル−4−イ
ル)−2−シクロペンチルオキシイミノ−アセチルアミ
ノ〕−2−カルボキシ−8−オキソ−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−3−イル
メチレン〕−2−オキソ−ピロリジン−1−イル〕−1
−メチル−ピリジニウムヨージド IR(KBr):1775、1705、1638、15
62、1519cm-1 MS(ISP):624.4(M)+
【0825】
【化255】
【0826】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−
ピペリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 IR(KBr):1781、1660、1625cm-1 MS(ISP):627.4(M−H)-
【0827】
【化256】
【0828】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(Z)−1
−シクロプロピル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ト
リフルオロアセテート(1:031) IR(KBr):1780、1690、1676cm-1 MS(ISP):573.4(M+H)+
【0829】
【化257】
【0830】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−フェニル−ピペリジン−3
−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸トリ
フルオロアセテート(1:0.17) IR(KBr):1783、1665cm-1 MS(ISP):523.4(M+H)+
【0831】
【化258】
【0832】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−シクロプロピル−2−オキソ−ピペリジン−3−イリ
デンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ト
リフルオロアセテート(1:0.35) IR(KBr):1778、1678、1614cm-1 MS(ISP):587.4(M+H)+
【0833】
【化259】
【0834】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−〔2
−(2−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロ
ペンチルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ
−3−〔(E)−2−オキソ−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−アゼチジン−3−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1757、1675、1531cm-1 MS(ISP):601.3(M+H)+
【0835】
【化260】
【0836】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(Z)−2−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)−アゼチジン−3−イリデンメチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 IR(KBr):1765、1738、1676cm-1 MS(ISP):601.3(M+H)+
【0837】
【化261】
【0838】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−ピラジン−2−イル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):1782、1687、1625、15
26cm-1 MS(ISP):611.4(M+H)+
【0839】
【化262】
【0840】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−(4−メチル−フェニルスルホニル)−2−オキソ−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸 IR(KBr):1784、1718、1669cm-1 MS(ISP):687.5(M+H)+
【0841】
【化263】
【0842】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−シクロプロピル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリ
デンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ト
リフルオロアセテート(1:0.22) IR(KBr):1782、1677、1528cm-1 MS(ISP):573.4(M+H)+
【0843】
【化264】
【0844】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−シアノメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 IR(KBr):1781、1681、1629cm-1 MS(ISP):572.4(M+H)+
【0845】
【化265】
【0846】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−シクロプロピルメチル−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸トリフルオロアセテート(1:0.2) IR(KBr):1782、1675、1629cm-1 MS(ISP):587.4(M+H)+
【0847】
【化266】
【0848】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−プロプ−2−イニル−ピロ
リジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビ
シクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン
酸 IR(KBr):2120、1780、1679、16
29cm-1 MS(ISP):571.4(M+H)+
【0849】
【化267】
【0850】実施例25 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチルオキシイミ
ノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−〔(E)−1
−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−
ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−ア
ザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カル
ボン酸ナトリウム塩(1:1) (E)−(6R,7R)−7−アミノ−8−オキソ−3
−〔1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:1)600
mg(1.53mmol)をDMF25mlに溶解し、室温で1
時間攪拌したのち、(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−(Z)−2−シクロペンチルオキシイミノ酢酸
2−ベンゾチアゾリルチオエステル694mg(1.71
mmol)をそこに加えた。4時間後、反応混合物を10ml
に濃縮し、2N の2−エチルカプロン酸ナトリウムをア
セトンに加えて10mlに濃縮した溶液と、2N の2−エ
チルカプロン酸ナトリウムをアセトンに加えた溶液1.
5mlとをそこに加えた。この溶液をジエチルエーテル5
0mlに注加し、分離した固体物質をろ別し、乾燥した。
これを、ゲル(opti-up) 上、水/アセトニトリルの傾斜
溶離剤を使用する逆相クロマトグラフィーによって精製
した。生成物を含む画分を合わせ、凍結乾燥した。 収量(率):430mg(44%) IR(KBr):1766、1681、1529cm-1 MS(ISN):630.3〔(M+NH3 )−Na〕
-
【0851】
【化268】
【0852】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0853】〔6R−〔3(E),6α,7β
(Z)〕〕−7−〔〔(2−アミノ−チアゾリル)−
(シクロペンチルオキシイミノ)−アセチル〕アミノ〕
−3−〔(1−メトキシ−2−オキソ−3−ピロリジニ
リデン〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸モノ
ナトリウム塩
【0854】
【化269】
【0855】この化合物は、実施例1の(a)に最後か
ら二番目に記載した化合物と同一である。
【0856】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−(シクロペン
チルオキシイミノ−アセチル〕アミノ〕−3−〔(E)
−1−(5−メチル−イソキサゾール−3−イル)−2
−オキソ−3−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8
−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム塩(1:
1) IR(KBr):3427、1765、1689、16
10、1505cm-1 MS(ISN):629.5(M−Na+NH3
【0857】
【化270】
【0858】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−1−チアゾール−2−イル−ピ
ロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸 IR(KBr):3420、1767、1681、16
20、1504cm-1 MS(ISN):614.3(M−Na)- 、631.
1(M−Na+NH3-
【0859】
【化271】
【0860】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾ−ル−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−カルボキシメチル−2−オキソ−ピロリジン−3−イ
リデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシ
クロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸
ナトリウム塩(1:2) IR(KBr):1764、1665、1609cm-1 MS(ISP):591.4(M+H)+
【0861】
【化272】
【0862】(6R,7R)−3−〔(E)−1−アリ
ル−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−
7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チアゾール−4−イ
ル)−2−シクロペンチルオキシイミノ−アセチル−ア
ミノ〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナト
リウム塩(1:1) IR(KBr):1764、1673、1620cm-1 MS(ISP):573.4(M+H)+
【0863】
【化273】
【0864】(6R,7R)−3−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−(1,1−ジオキソ−テトラヒドロチオフェン−3−
イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム
塩(1:1) IR(KBr):1767、1675、1620、15
28cm-1 MS(ISN):649.4(M−Na)- 、666
(M−Na+NH3- 元素分析 計算値:C46.42、H4.34、N12.49、S
14.30% 実測値:C46.11、H5.00、N12.39、S
14.05%
【0865】
【化274】
【0866】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−2−オキソ−ピリジン−4−イル−ピロリジ
ン−3−イリデンメチル〕−5−チア−1−アザビシク
ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸ナ
トリウム塩(1:1)
【0867】
【化275】
【0868】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−1−〔2−オキソ−1−(2−オキソ−オキ
サゾリジン−3−イル)−ピロリジン−3−イリデンメ
チル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
クト−2−エン−2−カルボン酸ナトリウム塩(1:
1) IR(KBr):1769、1679、1630、15
30、1392cm-1 MS(ISP):550.3(M+H)+
【0869】
【化276】
【0870】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−(6−メトキシ−ピリジン−3−イル)−2−オキソ
−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−8−オキソ−5
−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−
エン−2−カルボン酸ナトリウム塩(1:1) IR(KBr):1767、1677、1619、14
59cm-1 MS(ISN):655.2(M+NH3 )、638.
3(M−Na)-
【0871】
【化277】
【0872】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−シクロペンチ
ルオキシイミノ−アセチルアミノ〕−3−〔(E)−1
−(2−シアノエチル)−2−オキソ−ピロリジン−3
−イリデンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザ
ビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボ
ン酸ナトリウム塩(1:1) IR(KBr):2244、1765、1672、16
21cm-1 MS(ISP):586.4(M+H)+
【0873】
【化278】
【0874】実施例26 a)(6R,7R)−7−〔(R)−2−tert−ブトキ
シカルボニルアミノ−2−フェニル−アセチルアミノ〕
−8−オキソ−3−〔(E)−2−オキソ−1−(2,
2,2−トリフルオロエチル)−ピロリジン−4−イリ
デンメチル〕−−5−チア−1−アザビシクロ〔4.
2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 N−tert−ブトキシカルボニル−D−α−フェニルグリ
シン1.88g (7.47mmol)をジオキサン20mlに
加えたものを10〜15℃に冷却し、トリエチルアミン
1.2ml(8.3mmol)およびエチルクロロホルメート
0.79ml(8.3mmol)で処理した。5分後、得られ
た溶液を、(E)−(6R,7R)−7−アミノ−8−
オキソ−3−〔1−(2,2,2−トリフルオロエチ
ル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート
(1:1)2.35g (6mmol)を水12mlとジオキサ
ン3mlとの混合物に溶解し、トリエチルアミンの添加に
よってpH7に調節した溶液に加えた。室温で30分置い
たのち、この橙色の溶液を酢酸エチル100mlおよび水
50mlに注加し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、30ml
に濃縮した。n−ヘキサン200mlをそこに加え、固体
物質を分離させ、それをろ別し、n−ヘキサンで洗浄
し、乾燥した。この固体物質をジエチルエーテル35ml
に入れて30分間攪拌し、再びろ過し、洗浄した。 収量(率):ベージュ色の粉末2.8g (77%) IR(KBr):1784、1694、1495cm-1 MS(ISP):611.2(M+H)+
【0875】
【化279】
【0876】b)(6R,7R)−7−〔(R)−2−
アミノ−2−フェニル−アセチルアミノ〕−8−オキソ
−3−〔(E)−5−オキソ−1−(2,2,2−トリ
フルオロエチル)−ピロリジン−4−イリデンメチル〕
−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−
2−エン−2−カルボン酸トリフルオロアセテート (6R,7R)−7−〔(R)−2−tert−ブトキシカ
ルボニルアミノ−2−フェニル−アセチルアミノ〕−8
−オキソ−3−〔(E)−5−オキソ−1−(2,2,
2−トリフルオロエチル)−ピロリジン−4−イリデン
メチル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕
オクト−2−エン−2−カルボン酸1.0g (1.64
mmol)をトリフルオロ酢酸5mlに溶解し、0〜5℃で3
0分間攪拌した。次に、この溶液をジエチルエーテル1
00mlに注加し、分離した物質をろ別した。次に、この
物質を酢酸エチル25mlに入れて2時間攪拌し、分離し
た結晶をろ別し、乾燥した。 収量(率):無色の粉末750mg(73%) IR(KBr):1779、1690、1521cm-1 MS(ISN):509.3(M−H)-
【0877】
【化280】
【0878】実施例27 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(5−アミノ−
1,2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−メトキ
シイミノ−アセチルアミノ〕−8−オキソ−3−
〔(E)−5−オキソ−1−(2,2,2−トリフルオ
ロエチル)−ピロリジン−4−イリデンメチル〕−5−
チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エ
ン−2−カルボン酸ナトリウム塩(1:1) (E)−(6R,7R)−7−アミノ−8−オキソ−3
−〔1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:1)383
mg(1mmol)をDMF15ml中に懸濁し、1時間攪拌
し、次いで2−(5−アミノ−1,2,4−チアジアゾ
ール−3−イル)−(Z)−2−メトキシイミノ酢酸−
2−ベンゾチアゾリルチオエステル386mg(1.1mm
ol)をそこに加えた。この混合物を室温で20時間反応
させ、2N の2−エチルカプロン酸ナトリウム1ml(2
mmol)をアセトンに加えた溶液をそこに滴下した。次
に、この混合物をジエチルエーテル100mgに注加し、
固体物質をろ別し、エーテルで洗浄し、乾燥した。これ
を、ゲル(opti-up) 上、水を溶離剤として使用する逆相
クロマトグラフィーによって精製した。生成物を含む画
分を合わせ、凍結乾燥した。 収量(率):380mg(65%) IR(KBr):1766、1678、1523cm-1 MS(ISN):560.2(M−Na)-
【0879】
【化281】
【0880】実施例28 (6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2−アミノ−チ
アゾール−4−イル)−2−(1−カルバモイル−1−
メチル−エトキシイミノ〕アセチルアミノ〕−8−オキ
ソ−3−〔(E)−2−オキソ−1−(2,2,2−ト
リフルオロエチル)−ピロリジン−3−イリデンメチ
ル〕−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
ト−2−エン−2−カルボン酸 (E)−(6R,7R)−7−アミノ−8−オキソ−3
−〔1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−2−オ
キソ−ピロリジン−3−イリデンメチル〕−5−チア−
1−アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2
−カルボン酸トリフルオロアセテート(1:1)600
mg(1.53mmol)をDMF25ml中に懸濁し、室温で
1時間攪拌した。次に、2−(2−アミノチアゾール−
4−イル)−(Z)−2−(1−カルバモイル−1−メ
チル−エトキシイミノ)酢酸 2−ベンゾチアゾリルチ
オエステル774mg(1.84mmol)をそこに加え、こ
の混合物を室温で4.5時間攪拌した。溶媒を蒸発さ
せ、油状物を酢酸エチル100mlと共に粉砕した。形成
した固体物質をろ別し、アセトン/酢酸エチルから再結
晶した。 収量(率):ベージュ色粉末610mg(63%) IR(KBr):1781、1679、1531cm-1 分析値:C23243772 計算値:C43.74、H3.83、N15.52、S
10.15% 実測値:C43.83、H3.81、N15.35、S
10.20%
【0881】
【化282】
【0882】先の実施例に記載した手順にしたがって、
以下の化合物をさらに調製することができた。
【0883】(6R,7R)−7−〔(Z)−2−(2
−アミノ−チアゾール−4−イル)−2−(1−カルバ
モイル−1−メチル−エトキシイミノ)アセチルアミ
ノ〕−3−〔(E)−1−(5−メチル−イソキサゾー
ル−3−イル)−2−オキソ−ピロリジン−3−イリデ
ンメチル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸 MS(ISP):631.3(M+H+ ) IR(KBr):3431、1768、1679、16
10、1505cm-1
【0884】
【化283】
【0885】実施例29 上記の実施例14、15、16および17に記載した手
順にしたがって、以下の各式で示されるエステルをさら
に調製することができた。なお、式中、R3 は水素、メ
チル、低級アルキルまたはカルボキシメチルであり、R
p は容易に加水分解しうるエステル残基である。
【0886】
【化284】
【0887】
【化285】
【0888】
【化286】
【0889】次に、本発明によって得られるセファロス
ポリン誘導体を含む薬剤を例示した。
【0890】例A 筋肉内投与のための乾燥アンプル剤の製造 凍結乾燥した活性成分1g を通常の方法で調製し、アン
プル剤に充填した。この滅菌水アンプル剤は、プロピレ
ングリコールを10%含むものであった。投与する前
に、凍結乾燥成分を2%塩酸リドカイン水溶液2.5ml
で処理した。
【0891】活性成分としては、上記の実施例にしたが
って調製した目的生成物のいずれかを使用することがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チュン−チェン・ウェイ アメリカ合衆国、ニュージャージー 07927、シーダー・ノウルス、マラパーデ ィス・ロード 244

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 〔式中、R1 は、カルボン酸から誘導されるアシル基で
    あり;R2 は、水素、ヒドロキシ、低級アルキル−Q
    m ,シクロアルキル、低級アルコキシ、低級アルケニ
    ル、シクロアルケニル、低級アルキニル、アラルキル−
    m 、アリール−Qm、アリールオキシ、アラルコキシ
    又は複素環(これらの、低級アルキル、シクロアルキ
    ル、低級アルコキシ、低級アルケニル、シクロアルケニ
    ル、低級アルキニル、アラルキル、アリール、アリール
    オキシ、アラルコキシ及び複素環は、非置換であるか、
    又はカルボキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、−CON
    45 、−N(R5 )COOR9、R5 CO−、R5
    OCO−又はR5 COO−(ここで、R4 は、水素、低
    級アルキル又はシクロアルキルであり;R5 は、水素又
    は低級アルキル;R9 は、低級アルキル、低級アルケニ
    ル又はカルボン酸保護基である)より選ばれる基の少な
    くとも一つで置換されている)であり;Qは、−CO−
    又は−SO2 −であり;mは、0又は1であり;nは、
    0、1又は2である〕で示されるセファロスポリン誘導
    体、その容易に加水分解しうるエステル及び該化合物の
    薬学的に許容しうる塩、並びに式(I)の化合物、それ
    らのエステル及び塩の水和物。
  2. 【請求項2】 3位の置換基がE−型である化合物、す
    なわち式(Ia): 【化2】 〔式中、R1 及びnは、請求項1と同義であり、R2
    は、低級アルキル−Q、アラルキル−Q及びアリール−
    Q(ここで、Qは、−CO−又は−SO2 −である)以
    外の基である〕で示される化合物、その容易に加水分解
    しうるエステル、該化合物の薬学的に許容しうる塩、並
    びに式(Ia)の化合物、それらのエステル及び塩の水
    和物である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 3位の置換基がZ−型である化合物、す
    なわち式(Ib): 【化3】 (式中、R1 、R2 及びnは、請求項1と同義である)
    で示される化合物、その容易に加水分解しうるエステル
    及び該化合物の薬学的に許容される塩、並びに式(I
    b)の化合物、それらのエステル及び塩の水和物である
    請求項1記載の化合物。
  4. 【請求項4】 式(II): 【化4】 〔式中、Zは、−C(X)=CRab [IIA]、−C
    H(X)NH2 [IIB]又は−C(X)=NOR3 [II
    C]であり、Ra は、水素、低級アルキル又はCH2
    24 (ここで、低級アルキルは、非置換であるか、
    又はカルボキシ、アミノ、ニトロ、シアノ、低級アルキ
    ル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、−CON
    45 、−N(R5 )COOR9 、R5 CO−、R5
    OCO−又はR5 COO−から選ばれる基の少なくとも
    一つで置換されている)であり;Rb は、水素又は低級
    アルキルであり;Xは、アリール、シクロヘキシル、
    1,4−シクロヘキサジエニル又は複素環(これらの、
    アリール、シクロヘキシル、1,4−シクロヘキサジエ
    ニル及び複素環は、非置換であるか、又はカルボキシ、
    アミノ、ニトロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ヒドロキシ、ハロゲン、−CONR45 、−N
    (R5 )COOR9 、R5 CO−、R5 OCO−若しく
    はR5 COO−から選ばれる基の少なくとも一つで置換
    されている)であり;R3 は、水素、低級アルキル、ア
    ラルキル、シクロアルキル、R5 CO−又は−C(R7
    8 )CO29'(ここで、R7 及びR8 は、それぞれ
    独立して、水素若しくは低級アルキルであるか、又はR
    7 とR8 は、一緒になって、シクロアルキル基を形成
    し、R9'は、水素又はR9 である)であり;そして、R
    2 、R4、R5 、R9 及びnは、請求項1又は2と同義
    である〕で示される化合物、その容易に加水分解しうる
    エステル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに
    式(II)の化合物、それらのエステル及び塩の水和物で
    ある請求項1ないし3の何れか1項記載の化合物。
  5. 【請求項5】 式(IIA): 【化5】 (式中、Ra 、Rb 、R2 、X、m及びnは、請求項4
    と同義である)で示される化合物、その容易に加水分解
    しうるエステル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、
    並びに式(IIA)の化合物、それらのエステル及び塩の
    水和物である請求項4記載の化合物。
  6. 【請求項6】 式(IIB): 【化6】 (式中、X、R2 、m及びnは、請求項4と同義であ
    る)で示される化合物、その容易に加水分解しうるエス
    テル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに式
    (IIB)の化合物、それらのエステル及び塩の水和物で
    ある請求項4記載の化合物。
  7. 【請求項7】 式(IIC): 【化7】 (式中、X、R2 、R3 、m及びnは、請求項4と同義
    である)で示される化合物、その容易に加水分解しうる
    エステル及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに
    式(IIC)の化合物、それらのエステル及び塩の水和物
    である請求項4記載の化合物。
  8. 【請求項8】 R3 が、水素である請求項7記載の化合
    物。
  9. 【請求項9】 Xが、窒素、酸素及び硫黄から選ばれる
    ヘテロ原子の少なくとも一つを含む複素環(この複素環
    は、非置換であるか、又はカルボキシ、アミノ、ニト
    ロ、シアノ、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキ
    シ及びハロゲンから選ばれる基の少なくとも一つで置換
    されている)である請求項7又は8記載の化合物。
  10. 【請求項10】 複素環が、アミノで置換されている請
    求項9記載の化合物。
  11. 【請求項11】 式(III ): 【化8】 (式中、R2 、R3 及びnは、請求項4と同義である)
    で示される化合物、その容易に加水分解しうるエステル
    及び該化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに式(III)
    の化合物、それらのエステル及び塩の水和物である請求
    項10記載の化合物。
  12. 【請求項12】 nが、1である請求項11記載の化合
    物。
  13. 【請求項13】 R3 が、水素、低級アルキル、シクロ
    アルキル又はC(R78 )CO29'である請求項1
    1記載の化合物。
  14. 【請求項14】 R3 が、水素である請求項13記載の
    化合物。
  15. 【請求項15】 R2 が、水素、シクロアルキル、非置
    換若しくはハロゲン置換低級アルキル、低級アルコキ
    シ、又は非置換若しくは低級アルコキシ若しくはハロゲ
    ンの少なくとも一つで置換されたフェニルである、請求
    項11ないし14の何れか1項記載の化合物。
  16. 【請求項16】 R2 が、フェニル、4−メトキシフェ
    ニル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロ
    エチル、シクロプロピル、3−ピリジニル、アリル、シ
    アノメチル、シクロプロピルメチル、2−プロピニル及
    び2−ピラジニルの何れかである、請求項11ないし1
    4の何れか1項記載の化合物。
  17. 【請求項17】 3位の置換基がE−型である、請求項
    4ないし15の何れか1項記載の化合物。
  18. 【請求項18】 式: 【化9】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1−シクロプ
    ロピル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕
    −8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
    0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及びこの化合物
    の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物それぞれの
    水和物である請求項16又は17記載の化合物。
  19. 【請求項19】 式: 【化10】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1−(2−フ
    ルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデン〕
    メチル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
    〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及び
    この化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物
    それぞれの水和物である請求項16又は17記載の化合
    物。
  20. 【請求項20】 式: 【化11】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1−(2,
    2,2−トリフルオロエチル)−2−オキソ−3−ピロ
    リジニリデン〕メチル}−8−オキソ−5−チア−1−
    アザビシクロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カ
    ルボン酸及びこの化合物の薬学的に許容しうる塩、並び
    に前記化合物それぞれの水和物である請求項16又は1
    7記載の化合物。
  21. 【請求項21】 式: 【化12】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔2−オキソ−
    1−フェニル−3−ピロリジニリデン〕メチル}−8−
    オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オ
    クト−2−エン−2−カルボン酸及びこの化合物の薬学
    的に許容しうる塩、並びに前記化合物それぞれの水和物
    である請求項16又は17記載の化合物。
  22. 【請求項22】 式: 【化13】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−{〔1−(4−メ
    トキシフェニル)−2−オキソ−3−ピロリジニリデ
    ン〕メチル}−8−オキソ−5−チア−1−アザビシク
    ロ〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及
    びこの化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合
    物それぞれの水和物である請求項16又は17記載の化
    合物。
  23. 【請求項23】 式: 【化14】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ−3−
    {〔2−オキソ−1−(3−ピリジニル)−3−ピロリ
    ジニリデン〕メチル}−5−チア−1−アザビシクロ
    〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及び
    この化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物
    それぞれの水和物である請求項16又は17記載の化合
    物。
  24. 【請求項24】 式: 【化15】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −3−〔(1−アリル−2−オキソ−3−ピロリジニリ
    デン)メチル〕−7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリ
    ル)(ヒドロキシイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オ
    キソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.0〕オク
    ト−2−エン−2−カルボン酸及びこの化合物の薬学的
    に許容しうる塩、並びに前記化合物それぞれの水和物で
    ある請求項16又は17記載の化合物。
  25. 【請求項25】 式: 【化16】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1−シアノメ
    チル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メチル〕−
    8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ〔4.2.
    0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及びこの化合物
    の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物それぞれの
    水和物である請求項16又は17記載の化合物。
  26. 【請求項26】 式: 【化17】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−3−〔(1−シクロプ
    ロピルメチル−2−オキソ−3−ピロリジニリデン)メ
    チル〕−8−オキソ−5−チア−1−アザビシクロ
    〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及び
    この化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物
    それぞれの水和物である請求項16又は17記載の化合
    物。
  27. 【請求項27】 式: 【化18】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ−3−
    {〔2−オキソ−1−(2−プロピニル)−3−ピロリ
    ジニリデン〕メチル}−5−チア−1−アザビシクロ
    〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及び
    この化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物
    それぞれの水和物である請求項16又は17記載の化合
    物。
  28. 【請求項28】 式: 【化19】 で示される{6R−〔3(E),6α,7β(Z)〕}
    −7−{〔(2−アミノ−4−チアゾリル)(ヒドロキ
    シイミノ)アセチル〕アミノ}−8−オキソ−3−
    {〔2−オキソ−1−(2−ピラジニル)−3−ピロリ
    ジニリデン〕メチル}−5−チア−1−アザビシクロ
    〔4.2.0〕オクト−2−エン−2−カルボン酸及び
    この化合物の薬学的に許容しうる塩、並びに前記化合物
    それぞれの水和物である請求項16又は17記載の化合
    物。
  29. 【請求項29】 nが、0である請求項1記載の化合
    物。
  30. 【請求項30】 R2 が、低級アルキル−Q、アラルキ
    ル−Q又はアリ−ル−Q(ここで、Qは−CO−又は−
    SO2 −である)である請求項1記載の化合物。
  31. 【請求項31】 R2 が、2−プロピニル、シアノメチ
    ル、シアノエチル又はシクロプロピルメチルである請求
    項1記載の化合物。
  32. 【請求項32】 R2 が、6−メトキシピリジン−3−
    イル、5−メチルイソキサゾール−3−イル、2−オキ
    ソオキサゾリジン−3−イル又は1,1−ジオキソテト
    ラヒドロチエン−3−イルである請求項1記載の化合
    物。
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