JPH0630225A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】過去の通信状態から回線状態の悪い宛先を送信
処理時に表示し、扱者に注意を促すことにより、通信異
常になることを回避す。 【構成】装置の利用者が送信処理を行なった時に通信異
常が発生すると、回線制御部４は宛先電話番号と共に通
信異常が発生したことを通信異常宛先管理部３に伝達す
る。通信異常宛先管理部３は回線制御部４から受け取っ
た宛先電話番号をメモリ部２に記憶しておき、その後送
信要求が行われる度に、入力された宛先電話番号とメモ
リに記憶した通信異常を起こした宛先電話番号群を照合
し、一致した場合には表示処理部１に対して、前回の通
信で異常が発生している旨のメッセージを表示する要求
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関
し、特に通信異常が発生した相手先を記憶するファクシ
ミリ装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来ファクシミリ装置において、通信異
常により送信が行われなかった場合は異常により送信が
行われなかった旨を記したレポート（以下不達レポート
と呼ぶ）を印字して出力することによって、ユーザに対
して注意を促している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述のファクシミリ装
置では、送信異常時には不達レポートを印字し、出力す
るが、異常が起きた時のただ一回だけであり、後続の送
信処理を行おうとしているユーザに対してはなにも知ら
せないので、後続のユーザが回線状態の悪い同じ宛先に
送信することによって、同じ送信異常が繰り返される可
能性があるという欠点がある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明のファクシミリ装
置は、通信異常により送信出来なかった相手先の不達先
電話番号を記憶する手段と、送信時に操作入力された相
手先の電話番号と記憶の前記不達先電話番号を照合し一
致した場合にはオペレーション表示パネルにメッセージ
を表示する手段とを有し、以前送信異常が起きた相手先
に再び送信を行おうとした場合に前回の送信が異常であ
ったことを前記表示パネルに表示することを特徴とす
る。

【０００５】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の一実施例のブロック図である。

【０００６】本実施例は、通信異常により送信出来なか
った不達先電話番号を記憶し、保持しておくメモリ部２
と、送信時に入力する相手先の電話番号と、メモリ部２
の不達先電話番号とを照合し、一致した場合にはオペレ
ーション表示パネルにメッセージを表示する表示処理部
１とを有することにより、以前送信異常が起きた相手先
に再び送信を行おうとした場合に、前回の送信が異常で
あったことを表示し、ユーザに知らせる。

【０００７】次に本実施例の動作について説明する。装
置の利用者が送信処理を行なった時に通信異常が発生す
ると、回線制御部４は宛先電話番号と共に通信異常が発
生したことを通信異常宛先管理部３に伝達する。通信異
常宛先管理部３は回線制御部４から受け取った宛先電話
番号をメモリ部２に記憶しておき、その後送信要求が行
われる度に、入力された宛先電話番号とメモリに記憶し
た通信異常を起こした宛先電話番号群を照合し、一致し
た場合には表示処理部１に対して、前回の通信で異常が
発生している旨のメッセージを表示する要求を行う。

【０００８】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、以前通信
異常を起こした相手先に送信を行おうとした時に送信処
理を始める前に表示により扱者に対して注意を促すの
で、通信異常になることを回避することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のブロック図である。

【符号の説明】

１ 表示処理部 ２ メモリ部 ３ 通信異常宛先管理部 ４ 回線制御部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 通信異常により送信出来なかった相手先
   の不達先電話番号を記憶する手段と、送信時に操作入力
   された相手先の電話番号と記憶の前記不達先電話番号を
   照合し一致した場合にはオペレーション表示パネルにメ
   ッセージを表示する手段とを有し、以前送信異常が起き
   た相手先に再び送信を行おうとした場合に前回の送信が
   異常であったことを前記表示パネルに表示することを特
   徴とするファクシミリ装置。