JPH0628617A - 磁気ヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドおよびその製造方法

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JPH0628617A JP4180823A JP18082392A JPH0628617A JP H0628617 A JPH0628617 A JP H0628617A JP 4180823 A JP4180823 A JP 4180823A JP 18082392 A JP18082392 A JP 18082392A JP H0628617 A JPH0628617 A JP H0628617A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気コアの磁気抵抗をさらに小さくすること
ができる磁気ヘッドを提供すること。 【構成】 磁気コア23は軟磁性薄膜31a、絶縁性薄
膜33a、軟磁性薄膜31b、絶縁性薄膜33b、軟磁
性薄膜31c、絶縁性薄膜33c、軟磁性薄膜31dを
順に積層した構造をしている。磁気コア23の磁気ギャ
ップ部25の厚さW2は他の部分の厚さW1に比べて小
さくされている。また、軟磁性薄膜31a、31b、3
1c、31dの磁気ギャップ部25における厚さW4は
他の部分における厚さW3に比べて小さくされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気ヘッドに関するも
のであり、特に、VTR、R−DAT、デジタルVTR
等の回転磁気ヘッドおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録技術の高密度化、広帯域
化に伴って、記録媒体にはメタルテープ等の高保持力媒
体が使用されるようになった。このため、磁気ヘッドの
磁気コアの材料には、高い飽和磁束密度を持つ軟磁性合
金の薄膜が用いられ、たとえば、図12に示すような軟
磁性合金薄膜からなる磁気コア3を非磁性材5で挟み込
んだ構造の磁気ヘッド1が提案された。
【0003】磁気コアの効率を高めるために磁気コアの
磁気ギャップ部の厚さより、他の部分の厚さを大きくし
た構造の磁気ヘッドが、たとえば特開平3−26980
9号公報に開示されている。図13はこの公報に開示さ
れた磁気ヘッドの一例の斜視図である。磁気ヘッド7に
備えられる磁気コア9は軟磁性薄膜と絶縁膜とを交互に
積層した構造をしている。磁気コア9は非磁性基板13
で挟まれた構造をしている。15は低融点ガラスであ
り、11は磁気ギャップ部を示している。磁気コア9の
うちトラック幅となる磁気ギャップ部11の厚さは規格
により定められているので大きくすることはできない
が、他の部分は大きくすることができる。したがって他
の部分の厚さを大きくすることにより磁気コア9の断面
積を大きくし、磁気抵抗を小さくすることで磁気コアの
効率を向上させている。なお、図14は上記公報に開示
された磁気ヘッドの他の例の斜視図であり、磁気ヘッド
7のアジマス角θを変化させた場合である。
【0004】図15は図13に示す磁気ヘッドの磁気ギ
ャップ部の部分平面図である。磁気コア9は軟磁性薄膜
17a、絶縁性薄膜19a、軟磁性薄膜17b、絶縁性
薄膜19b、軟磁性薄膜17c、絶縁性薄膜19c、軟
磁性薄膜17dを順に積層した構造をしている。磁気コ
ア9の磁気ギャップ部11以外の他の部分にさらに軟磁
性薄膜17c、17dを積層させることにより、磁気コ
ア9の断面積を大きくしている。この構造は、軟磁性薄
膜と絶縁性薄膜とを交互に積層した後、磁気ギャップ部
11のところにある絶縁性薄膜19b、軟磁性薄膜17
c、絶縁性薄膜19c、軟磁性薄膜17dをイオンミリ
ングを用いてエッチングすることにより得られる。
【0005】磁性体である軟磁性薄膜の厚さが大きいほ
ど渦電流損失が原因で高い周波数では磁性体として動作
しにくくなる。そこで、図15に示すように軟磁性薄膜
と絶縁性薄膜とを交互に積層した構造にし、軟磁性薄膜
の厚さを小さくしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、磁気コアのう
ち磁気ギャップ部以外の他の部分の厚さを大きくするこ
とにより磁気コアの断面積を大きくし、磁気抵抗を小さ
くしていたが、図15に示すように磁気ギャップ部11
以外の部分にある軟磁性薄膜17c、17dと磁気ギャ
ップ部11を構成する軟磁性薄膜17a、17bとは絶
縁性薄膜19b、19cを介しているので、磁気コアの
断面積が大きくなっても、磁気抵抗を小さくする効果は
十分ではなかった。
【0007】この発明は係る従来の問題点を解決するた
めになされたものである。この発明の目的は磁気コアの
磁気抵抗をさらに小さくすることができる磁気ヘッドを
提供することである。
【0008】この発明の他の目的は磁気コアの磁気抵抗
をさらに小さくすることができる磁気ヘッドの製造方法
を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の局面
は、軟磁性薄膜と絶縁性薄膜とを交互に積層した磁気コ
アを備え、磁気コアの磁気ギャップ部の厚さが他の部分
の厚さに比べて薄い磁気ヘッドにおいて、軟磁性薄膜の
磁気ギャップ部における厚さが、軟磁性薄膜の他の部分
における厚さに比べて薄いことを特徴としている。
【0010】この発明の第2の局面は、軟磁性薄膜を含
む磁気コアをそれぞれ備えた第1の基板と第2の基板と
を突合わせて、両磁気コア間に磁気ギャップが形成され
るように、第1の基板と第2の基板とを固定した磁気ヘ
ッドの製造方法において、基板の表面にV字状の複数の
溝を形成する工程と、各溝の壁面で構成される頂点部分
の自己陰影効果を利用して、各溝の一方の壁面に磁気コ
アとなる軟磁性薄膜を形成する工程と、頂点部分の自己
陰影効果を利用して、異方性ドライエッチングにより軟
磁性薄膜のうち、一方の壁面の上部に形成された部分の
厚みを薄くし、磁気コアにする工程と、各溝に低融点ガ
ラスを充填する工程と、基板を溝の延びる方向と直交す
る方向に沿って切断して第1および第2の基板に分割す
る工程と、第1の基板の磁気コアと第2の基板の磁気コ
アとで磁気ギャップが形成されるように、第1の基板と
第2の基板とを突合わせた後、低融点ガラスを溶融して
第1の基板と第2の基板とを固定する工程とを備えてい
る。
【0011】
【作用】この発明の第1の局面によれば、軟磁性薄膜の
磁気ギャップ部における厚さは軟磁性薄膜の他の部分に
おける厚さに比べて小さくしている。すなわち、軟磁性
薄膜の厚さを磁気ギャップ部よりも他の部分の方を大き
くすることにより、磁気コアの断面積を大きくし、磁気
抵抗を下げている。したがって、磁気ギャップ部を構成
する軟磁性薄膜と磁気コアの断面積を大きくするための
軟磁性薄膜とが別になっている従来に比べ絶縁性薄膜が
存在しないだけ磁気抵抗を小さくすることができる。ま
た、磁気ギャップ部を構成する軟磁性薄膜の厚さをさら
に小さくできるので、渦電流損失を低下させることがで
きる。
【0012】この発明の第2の局面は、溝の壁面で構成
される頂点部分の自己陰影効果を利用して、異方性ドラ
イエッチングにより一方の壁面に形成された軟磁性薄膜
のうち、一方の壁面の上部に形成された部分の厚さを薄
くし磁気コアにしている。一方の壁面に形成された軟磁
性薄膜のうち、一方の壁面の上部に形成された部分は磁
気ギャップ部となる。したがって、軟磁性薄膜の磁気ギ
ャップ部における厚さが軟磁性薄膜の他の部分における
厚さにより小さい磁気ヘッドを製造することができる。
【0013】
【実施例】図1はこの発明の第一実施例の部分平面図で
ある。磁気コア23は、軟磁性薄膜31a、絶縁性薄膜
33a、軟磁性薄膜31b、絶縁性薄膜33b、軟磁性
薄膜31c、絶縁性薄膜33c、軟磁性薄膜31dを順
に積層した構造をしている。軟磁性薄膜の材料として
は、たとえば、FeAlSi系合金、NiFe系合金、
FeSi系合金、FeSiCo系合金、FeSiGa系
合金、CoNbZr系合金がある。絶縁性薄膜の材料と
しては、たとえば、SiO2 、Al2 3 等の非磁性酸
化物、フェライト薄膜等の軟磁性の絶縁性材料がある。
【0014】磁気コア23の磁気ギャップ部25の厚さ
W2は他の部分の厚さW1に比べて小さくされている。
すなわち、他の部分の厚さW1を磁気ギャップ部25の
厚さW2より大きくし、磁気コア23の断面積を大きく
し、磁気抵抗を下げている。
【0015】また、軟磁性薄膜31a、31b、31
c、31dの磁気ギャップ部25における厚さW4は、
軟磁性薄膜31、31b、31c、31dの他の部分に
おける厚さW3に比べて小さくされている。すなわちこ
の発明の第一実施例は、軟磁性薄膜31a、31b、3
1c、31dの磁気ギャップ部25における厚さW4よ
りも他の部分における厚さW3を大きくすることにより
磁気コア23の断面積を大きくしている。磁気ギャップ
部25にある軟磁性薄膜と他の部分における軟磁性薄膜
との間には絶縁性薄膜がないので、絶縁性薄膜がある従
来に比べ磁気抵抗をさらに小さくすることができる。な
お、この第一実施例では軟磁性薄膜31a、31b、3
1c、31dすべてについてW4をW3より小さくした
が、この発明はこれに限定されるわけではなく、これら
のうち1つまたはそれ以上であってもよい。
【0016】磁気コア23は非磁性基板27で挟まれて
いる。非磁性基板の材料としては、たとえばセラミック
ス、結晶化ガラスがある。非磁性基板27の材料は、軟
磁性薄膜の材料との熱膨脹の整合と磨耗特性とを考慮し
て選択する。なお29は低融点ガラスを示している。W
2は磁気ヘッドのトラック幅も示している。
【0017】図2はこの発明に従った磁気ヘッドの第一
実施例の斜視図である。磁気ヘッド21は磁気コア23
を非磁性基板27で挟んだ構造をしている。なお磁気ヘ
ッド21に巻かれるコイル線、ギャップスペーサは図示
を省略している。
【0018】次にこの発明に従った磁気ヘッドの第一実
施例の製造方法を説明する。図3に示すように、非磁性
基板27の表面に回転する砥石を用いて複数のV字状溝
35を形成した。39は壁面であり、37は頂点部分を
示している。ピッチ寸法Aは最終的な磁気ヘッドの厚さ
および分断する際の切りしろを考慮して決定した。な
お、側面39と非磁性基板27の初期表面の法線とのな
す角φと、ピッチ寸法Aは最終的な磁気ヘッドで必要な
磁気コアの幅やアジマスによって定まる。
【0019】図4に示すように、軟磁性薄膜形成に寄与
する粒子をB方向から入射させることにより、頂点部分
37の自己陰影効果を利用して一方の壁面39に軟磁性
薄膜を形成し、同時にC方向からイオンミリングに寄与
する粒子を入射させ頂点部分37の自己陰影効果によっ
て、軟磁性薄膜のうち一方の壁面39の上部に形成され
た部分の厚みを薄くした。なお、この工程は同時に行な
うことが好ましいが、軟磁性薄膜を形成した後でイオン
ミリングをしてもよい。軟磁性薄膜のうち、磁気ギャッ
プ部以外の他の部分の厚さは、磁気ヘッドの動作する周
波数領域を考慮して設定されるので、磁気ギャップ部を
構成する軟磁性薄膜は渦電流損失をさらに軽減すること
ができる。
【0020】次にB方向から絶縁性薄膜形成に寄与する
粒子を入射させ、頂点部分37の自己陰影効果を利用し
て一方の壁面39に形成された軟磁性薄膜上に絶縁性薄
膜を形成する。なお、一方の壁面39の上部にある絶縁
性薄膜をイオンミリングを用いて薄くしてもよい。今
後、さらに高い記録密度を得るためにより狭いトラック
幅となっていくので、有効なトラック幅を確保するため
には絶縁性薄膜が薄くなるが、絶縁性を保つ厚さでなけ
ればならない。
【0021】再び軟磁性薄膜形成工程、絶縁性薄膜形成
工程を交互に繰返すことにより図5に示すように磁気コ
ア23を形成した。なお、この実施例ではイオンミリン
グを用いて軟磁性薄膜をエッチングしているが、他の異
方性のドライエッチング、たとえば反応性イオンエッチ
ングを用いてもよい。薄膜形成方法としては、蒸着法、
イオンプレーティング法、スパッタリング法等がある
が、自己陰影効果を得るには成膜時の真空度がある程度
良く、平均自由行程がV字状溝のピッチよりも十分大き
いことが好ましい。
【0022】図6に示すように、壁面39の磁気コア2
3の表面に、保護膜となるシリコン酸化膜(図示せず)
を形成し、シリコン酸化膜の上にガラスに対する濡れ性
をよくするための金属(Cr等)(図示せず)を形成し
てから、V字状溝35内に低融点ガラス29を充填し、
さらに余分な低融点ガラス29を除去して平坦化させ
た。
【0023】図6に示す状態の斜視図が図7である。コ
アブロック47をV字状溝35が延びる方向と直交して
いる面41で切断しコアピース43にした。面41の間
隔は所定のピッチにした。図7では1つのコアブロック
47が4分割されている状態を示しているが、さらに多
数に分割してもよい。
【0024】以上のようにして得られたコアピース43
に対して、公知のVTR用フェライトヘッドの加工と同
様の工程、すなわち、コイル巻線用窓となる溝の形成、
ギャップ対向面の精密研磨、ギャップスペーサ形成を施
す。なおギャップ対向面とは45で示す面である。
【0025】図8に示すように、一方のコアピースの磁
気コア23と他方のコアピース43の磁気コア23とで
磁気ギャップ部が形成されるように、一方のコアピース
43の面45と他方のコアピース43の面45とを突合
わせた後、低融点ガラス29を溶融して一方のコアピー
ス43と他方のコアピース43とを固定し、磁気ヘッド
コアブロック49を形成した。磁気ヘッドコアブロック
49は磁気ヘッドチップが多数連結した状態であるので
次の工程で個々の磁気ヘッドチップに分断する。
【0026】すなわち、図9に示すように、磁気ヘッド
コアブロック49をハッチングで示された部分を切りし
ろとしてスライスした。V字状溝35の形状およびピッ
チAにおいて、切断面は図のように磁気コア23と平行
にならないこともある。以上のようにして得られた磁気
ヘッドチップ51について、従来の磁気ヘッドと同様
に、ベース板への接着固定、コイル巻き、テープ研磨等
の仕上げ工程を施して、磁気ヘッドを完成した。
【0027】次にこの発明に従った磁気ヘッドの第二実
施例を説明する。図10はこの発明に従った磁気ヘッド
の第二実施例の斜視図である。磁気ヘッド21のアジマ
ス角θを変化させている。なお図2中の符号が示すもの
と同一のものについては同一の符号を付してある。
【0028】図11はこの発明に従った磁気ヘッドの第
三実施例の部分平面図である。第三実施例では磁気コア
23は軟磁性薄膜31一層構造からできている。軟磁性
薄膜31の磁気ギャップ部25における厚さは軟磁性薄
膜の他の部分における厚さに比べて小さくされている。
磁気コアの磁気ギャップ部25の厚さが狭くなり、軟磁
性薄膜一層構造でも高周波数で磁性体として動作できる
場合、この第三実施例を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】この発明の第1の局面によれば、軟磁性
薄膜の磁気ギャップ部における厚さは軟磁性薄膜の他の
部分における厚さに比べて薄くされているので、磁気コ
アの断面積を大きくしつつさらに磁気抵抗を小さくする
ことができる。したがってこの発明の第1の局面によれ
ば磁気コアの効率を向上させることが可能となる。
【0030】また、磁気ギャップ部を構成する軟磁性薄
膜の厚さをさらに小さくすることができるので、渦電流
損失を低下させることができ、したがってさらに高い周
波数でも有効に軟磁性薄膜が磁性体として動作させるこ
とができる。
【0031】この発明の第2の局面は、溝の壁面で構成
される頂点部分の自己陰影効果を利用して異方性エッチ
ングにより、一方の壁面に形成された軟磁性薄膜のう
ち、一方の壁面の上部に形成された部分の厚さを薄くし
磁気コアにしている。したがってこの発明に従った磁気
ヘッドの第1及び第2の局面を製造することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の部
分平面図である。
【図2】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の斜
視図である。
【図3】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第1工程を示す部分断面図である。
【図4】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第2工程を示す部分平面図である。
【図5】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第3工程を示す部分平面図である。
【図6】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第4工程を示す部分平面図である。
【図7】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第5工程を示す斜視図である。
【図8】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第6工程を示す斜視図である。
【図9】この発明に従った磁気ヘッドの第一実施例の製
造方法の第7工程を示す部分平面図である。
【図10】この発明に従った磁気ヘッドの第二実施例の
斜視図である。
【図11】この発明に従った磁気ヘッドの第三実施例の
部分平面図である
【図12】従来の磁気ヘッドの一例の斜視図である。
【図13】特開平3−269809号公報に開示された
磁気ヘッドの一例の斜視図である。
【図14】上記公報に開示された磁気ヘッドの他の例の
斜視図である。
【図15】図14に示す磁気ヘッドの磁気ギャップ部の
部分平面図である。
【符号の説明】
23 磁気コア 25 磁気ギャップ部 31a、31b、31c、31d 軟磁性薄膜 33a、33b、33c 絶縁性薄膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軟磁性薄膜と絶縁性薄膜とを交互に積層
    した磁気コアを備え、前記磁気コアの磁気ギャップ部の
    厚さが他の部分の厚さに比べて薄い磁気ヘッドにおい
    て、 前記軟磁性薄膜の前記磁気ギャップ部における厚さが、
    前記軟磁性薄膜の前記他の部分における厚さに比べて薄
    いことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 軟磁性薄膜を含む磁気コアをそれぞれ備
    えた第1の基板と第2の基板とを突合わせて、前記両磁
    気コア間に磁気ギャップが形成されるように、前記第1
    の基板と前記第2の基板とを固定した磁気ヘッドの製造
    方法において、 基板の表面にV字状の複数の溝を形成する工程と、 前記各溝の壁面で構成される頂点部分の自己陰影効果を
    利用して、前記各溝の一方の壁面に前記磁気コアとなる
    前記軟磁性薄膜を構成する工程と、 前記頂点部分の自己陰影効果を利用して、異方性ドライ
    エッチングにより前記軟磁性薄膜のうち、前記一方の壁
    面の上部に形成された部分の厚みを薄くし、前記磁気コ
    アにする工程と、 前記各溝に低融点ガラスを充填する工程と、 前記基板を前記溝の延びる方向と直交する方向に沿って
    切断して前記第1および第2の基板に分割する工程と、 前記第1の基板の前記磁気コアと前記第2の基板の前記
    磁気コアとで前記磁気ギャップが形成されるように、前
    記第1の基板と前記第2の基板とを突合わせた後、前記
    低融点ガラスを溶融して前記第1の基板と前記第2の基
    板とを固定する工程と、を備えた磁気ヘッドの製造方
    法。
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