JPS6374103A - 複合型磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

複合型磁気ヘッド及びその製造方法

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JPS6374103A
JPS6374103A JP22054186A JP22054186A JPS6374103A JP S6374103 A JPS6374103 A JP S6374103A JP 22054186 A JP22054186 A JP 22054186A JP 22054186 A JP22054186 A JP 22054186A JP S6374103 A JPS6374103 A JP S6374103A
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Japan
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metal
magnetic core
track width
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JP22054186A
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Satoshi Watanabe
諭史 渡辺
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、磁気記録再生装置における複合型磁気ヘッド
及びその製造方法に関する。
(情来技術とその問題点) 一般に高い保持力を有する磁気テープ(例えばメタルテ
ープ)に使用される記録再生用磁気ヘッドは、記録時に
おける磁気ギャップからの高い磁束密度と再生時におけ
る周波数特性の優れた再生出力が要求される。
この両方の特性を満足させる磁気ヘッドとして、従来、
コア材に飽和磁束密度の高い、例えばセンダスト(登録
商標)、アモルファス合金等の金属系磁性材と高周波特
性に優れた、例えば、磁性フェライト等からなる酸化物
系磁性材とを一体に接合組合せることによって得られる
複合型磁気コアを使用した各種の複合型磁気ヘッドが提
供され実用に供されている。
一方、VH8(登録商標)方式及びペターフォーマット
(登録商標)方式によるホーム用ビデオテープレコーダ
においては、記録密度を上げるために記録トラック間の
ガートバンドを省略したガードパンドレス記録方式が広
く採用されているが、これは隣接するトラックを記録・
再生する磁気ヘッドの磁気ギャップを互にθだけ傾斜さ
せ、磁気ヘッドの磁気キャップにいわゆるアジマス角を
持たせることにより実現している。
第12図はアジマス角θを有する従来の複合型磁気ヘッ
ドの磁気コア本体20の斜視図である。
第13図は第12図の磁気コア本体20のテープ摺動部
を示す拡大平面図であり、第14図は第12図の磁気コ
ア本体の製造工程の一部を説明するための平面図である
以下、第12図〜第14図を用いて説明する。
第12図において、21は一方の磁気コア半体であり、
22は他方の磁気コア半体である。
一方の磁気コア半体21は、例えばセンダストあるいは
アモルファス合金等の金属系磁性材からなり、厚ざtな
る平行面を有する金属磁気コア23と、この金1111
気コア23の両面を挾むように一体に設けた、例えば、
フェライト磁性材等の酸化物系磁性材からなる酸化物磁
気コア24との一体構造となっている。他方の磁気コア
21も同様の一体構造である。
25.26は、一方及び他方の磁気コア半体21.22
の金属磁気コア22の平行面23a。
24bに沿って設けられたトラック幅規制用溝である。
27は一方の磁気コアに設けられた巻線窓であり、トラ
ック幅規制用溝に連通している。
上記の如く構成された一方及び他方の磁気コア半体21
及び22は非磁性材からなる磁気ギャップ28を介して
突合わされたのち、これらトラック幅規制用溝25.2
6が作る半月状溝に低融点ガラス29を充填されること
により一体に接合され磁気へラドコアが構成される。
上記の如く構成された磁気へラドコア20は厚みWなる
平行基準面30.31を有すると共に、金属磁気コア2
3同志もこの基準面30.31と平行となるように接合
されており、これら金属磁気コア23の接合面によって
構成される磁気ギャップ28は金属磁気コア23の平行
面23a。
23b及び平行基準面30.31の法線32に対してア
ジマス角θと等しい傾斜角を有している。
また、金属磁性コア23同志の接合によって構成される
磁気コアのトラック幅1は金属磁気コアの厚みとおなし
となるように構成されている。
上述の磁気へラドコア構造を有する従来の磁気ヘッドに
は次のような問題点があった。
第14図において、磁気ギャップ28は金属磁気コア2
3の平行面23a、23bに対してアジマス角θと等し
い傾斜角を有する如く構成されるため、製造工程におい
ては、例えば磁気コア半体21を複数個構成するために
金属磁気コア23と酸化物磁性体板33とを交互に積層
した積層半体7Oツク34の平行基準面34a 、34
bの垂線35に対して、金属磁気コア23は傾斜角θを
有する如く積層されてる。
従って、図示しないダイシングマシン等を用いて、積層
半体ブロック34の平行基準面34b上にトラック幅規
制用溝25を金属磁気コア23の平行面23a 、23
bが露出する如く形成するには、積層半体ブロック34
をθだけ傾け、図示しないダイシングマシンのブレード
と金属磁気コア23の平行面23a 、23bとが平行
となるようにダイシングマシンを取付ける必要があり、
このため特殊な治具等を必要とした。
また、積層半体ブロック34の基準面34t)は図示し
ないブレードの垂直面に対してθだけ傾いているため、
ダイシングマシンにより複数のトラック幅規制溝25を
連続形成するに際して、例えばダイシングマシンにセッ
トされたワークの送りをブレードに対して垂直方向にか
けるとブレードの刃先と積層半体ブロック34の基準面
34bの間隔はその都度変化するため、トラック幅規制
用溝25の仕込み深さdを常に一定とするには切込深さ
方向への送り量の補正を行なう必要があり、作業の能率
が上がらないばかりか精度良く溝入れ加工が出来ないと
いう問題があった。
そのため、例えば金属磁気コア23の一部を削込んだり
、あるいは酸化物磁性板の一部を金属磁気コア23上に
切り残してしまう結果、他方の積層半体ブロック36を
突合せ、トラック幅tを構成するに際して正しいトラッ
ク幅tが得られない等不都合が生じた。
また、たまたま、正しいトラック幅tが構成出来たとし
ても、トラック幅tの一部に飽和磁束密度の低い酸化物
磁性体が残ったりすると、この部分は磁気飽和を起しや
すく、磁気テープに良好な信号の記録を行なうことが出
来ない等の問題点がありた。
また、第12図に示す磁気へラドコア20においては金
属磁気コア23のコア全体に占める割合が比較的多いた
め、再生に際しては磁気ギャップ28近傍から流れ込む
図示−ない磁気テープからの信号磁束は金属磁気コア2
3からなる磁路を多く通ることになり酸化物磁気コア2
4が高周波特性の向上に寄与する割合が少ないという問
題点があった。
更に、トラック幅規制用溝にはガラス等の低融点非磁性
体が充填されているが、低融点非磁性材はもろく、テー
プ摺動によってカケ、段差が生じる恐れがあった。又耐
湿性及び耐摩耗性も悪く、テープ摺動によって偏摩耗を
生じ易い等の欠点があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、金属系磁性材からなる複数の薄膜を酸化物系非磁性
材からなるIlmを介して積層することにより互に平行
な2面を有する第1の磁性コアを形成し、この第1の磁
気コアを前記2面において酸化物系磁性材からなる第2
の磁気コアで挟持する如く接合した一対の磁気コア半体
の突合せ面を非磁性材からなるギャップ材を介して第1
の磁気コア間でテープ摺動面上に磁気ギャップを形成す
ると共にこのテープ摺動面に対して垂直な2平面を形成
する磁気コア本体からなり、前記第1の磁気コアの2面
は、少なくともテープ摺動面において、前記垂直な2平
面に対してアジマス角と略等しい傾斜角を有すると共に
、前記磁気ギャップは前記第1の磁気コアの2平面に対
して略90゜の角度を有し、かつ、少なくともこれら一
対の磁気コア半体の一方は前記突合せ面内に巻線用の開
孔を有し、前記磁気ギャップ近傍の第2の磁気コアに前
記開孔に連通ずるトラック幅規制用溝を形成し、このト
ラック幅規制用溝に高融点を有する非磁性材を溶融によ
り充填し、かつ、前記第1の磁気コアを熱処理して成る
複合型磁気ヘッドとその製造方法を提供するものである
(実施例) 第1図(a ’)本発明になる複合型磁気ヘッドの磁気
コア本体40のテープ摺動面を示す平面図であり、同I
K(b)は第1図(a )の側面図である。
第2図は第1図の要部拡大図である。
以下第1図及び第2図を用いて説明する。
同図において41.42は対向する突合せ面41a及び
42aを有する一対の磁気コア半体であり、突合せ面4
18.428に非磁性材からなるギャップ材を介して突
合わされ、テープ摺動面43上に磁気ギャップ44を有
する磁気コア本体40を構成するものである。
これらの一方及び他方の磁気コア半体41及び42は、
例えば、センダスト(登録商標)あるいはアモルファス
合金等の金属系磁性材からなる複数(7)illl14
5及び46eSi 02 、AI、203等の酸化物系
非磁性材の薄膜47.48等を介して一体に積層するこ
とにより得た厚さTを有し互に平行なる両面49a 、
49b及び50a 、50bを有する金属磁気コア49
及び50をそれぞれの両面49a 、49b及び50a
 、50bから挟持するように一体に接合した、例えば
、Mn Znフェライト等の酸化物系磁性材からなる酸
化物磁気コア51.52及び53.54とからなる。5
5゜56及び57.58はトラック幅規制用溝で、テー
プ摺動面43近傍の酸化物磁気コア51.52及び53
.54と金属磁気コア49及び50の一部を挾る用に形
成されている。
59.60は巻線用ガイド溝であり、一方及び他方の磁
気コア半体41及び42の側1!41b及び42bに設
けられている。61は一方の磁気コア半体41の突合せ
面内41aに設けられたトラック幅規制用溝55.56
に連通する巻線窓である。
62.63は接合溝であり、一方及び他方の磁気コア半
体41及び42の突合せ面41a及び42aの後部に形
成されてる。64は作業温度が約750℃程度の高融点
を有するガラス等からなる非磁性材であり、トラック幅
規制用溝55と57及び56と58とが作る半月状溝の
中に溶融により充填されたものである。また、この非磁
性材64の溶融時に、金属磁気コア49.50は熱処理
を施される構成となっている。
65は磁気コア半体41.42を接合するための中融点
を有するガラスであり、巻線溝61の一部と接合溝62
.63の中に溶融により充填され両磁気コア半体41.
42を一体に接合している。
磁気コア本体40は厚さWなる平行面66゜67を有し
、テープ摺動面43の一部を形成する金属磁気コア49
.50は磁気コア本体40の平行面66.67に対して
傾斜角θを有している。
また、金属磁気コア49.50間で形成されている磁気
ギャップ44は、金属磁気コア49.50の平行面49
a 、49b 、50a 、50bに対して略垂直とな
るように構成されているため、磁気ヘッド本体40の平
行面66.67の法線68に対してθなるアジマス角を
有するように構成されると共にトラック幅tは金属磁気
コア49.50の厚さTよりやや狭くなるように構成さ
れている(Tit )。
上述の磁気コア本体40においては、金属磁気コア49
及び50が飽和磁束密度の高い金属系磁性材からなる複
数の薄膜45及び46を5in2゜A、!20s等カラ
なる絶縁性+7)ill145及ヒ48を介して一体に
積層することにより得られているため、高域(5MH2
以上)周波数においても、その透磁率は積層を行なわな
い金属コアに比較すると約倍以上もの透磁率が得られ、
また、金屑磁気コア49.50は磁気コア本体40の平
行面66.67に対してθだけ傾いているため第1図(
a )より明らかな如く、金属磁気コア49゜50の全
長1は磁気コア本体50の全長しに比較して短く構成さ
れるため、金属コア49.50のコア全体に占める割合
が比較的少なく酸化物コアの磁路に対する寄与が大きい
ことと相まって、再生に際して高周波特性の優れた磁気
ヘッドを可能とすると共に、記録に際しては金属磁気コ
ア49゜50による渦電流損失の少ない効率のよい記録
が期待出来るものである。゛ また、トラック幅規制用溝55.56.57゜58には
高融点の非磁性材64が溶融により充填されているため
高硬度を有し、しかも耐摩耗性及び耐湿性に富むため、
テープ摺動によるカケの発生や偏摩耗の少ない磁気ヘッ
ドが得られる。
次に、本発明になる磁気コア本体40の製造工程を説明
する。第3図〜14図は第1図及び第2図に示す磁気コ
ア本体40の製造方法の一実施例を説明するための主要
工程の概略説明図である。
以下各図を用いて説明する。
第1の工程は以下に示す通りであり、第3図(a )と
その要部拡大図(b)で示すように、矩形形状を有し、
Mn Znフェライト等の酸化物系磁性材からなる第1
の磁性板70の両面70a及び70bを鏡面に研磨加工
したのち、一方の面70a上にセンダストからなる3〜
5μm程度の金属磁性膜71をスパッタリング等の薄膜
形成手段によって形成したのち、SiO2またはA、!
203等の酸化物系非磁性材からなる約0.1μ−の絶
縁膜72を介して同様の金属磁性膜71を順次積層する
ことにより、厚さTを有する金属1層板73を形成する
。この時、絶縁膜72と金属磁性膜72との積層順序を
入れかえても勿論よい。その後、金属積層板73の表面
と第1の磁性板70の他方の面70bに高融点を有する
ガラス等の1μm程度の厚さを有する接合膜74を前記
と同様の手段によって形成することにより、第2の磁性
板75を得る。この接合膜74の熱膨張係数は前記第1
の磁性板70の熱膨張係数(124xio−y〜136
x10−’)とほぼ等しく、かつ耐摩耗性に富むものを
選択しである。
第2の工程は以下に示す通りであり、第4図に示すよう
に、第1の工程で得られた第2の磁性板75を順次積層
し、作業温度(約750℃)にまで加熱することにより
積層ブロック76を得る。
第3の工程は以下に示す通りであり、第5図に示す様に
、積層ブロック76を金属積層板73と直交するように
切断線77に沿って順次切断し第1のコアブロック半体
78を得る。
第4の工程は以下に示す通りであり、第6図(a)に示
す如く、第1のコアブロック半体78の突合せ面79上
に露出している金属積層板73の両側面近傍にトラック
幅規制用溝80を形成することにより第2のコアブロッ
ク半体82を得る。
第6図(b)はトラック幅規制用溝80の拡大立面図で
あり、同図に示す様に、トラック幅規制用溝80は金属
積層板73の平行面73a、73bに対して平行に形成
するものであるが、第1のコアブロック半体78の突合
せ面79と基準面81とは平行で、しかも、金属積層板
73の平行面73a 、73bはこれらの面79.81
と直交しているため、特殊な治具を必要とすることなく
、例えば、ダイシングマシンの溝入れブレードに対して
これら面79.81が直交するように第1のコアブロッ
ク半体78をダイシングマシンに取付けることが可能と
なる。
このとき、上記の溝入れ加工によって金属積層板73は
一部切削されるためトラックIltは金属積層板73の
厚さTより小さくなるように構成される。
第5の工程は以下に示す通りであり、第7図の平面図に
示す様に、トラック幅規制用溝80に粉末状あるいは、
小片状にした作業温度約750’C程度の高融点を有す
る非磁性材83を充填したのち、上記作業温度まで加熱
し、非磁性材83をトラック幅規制用溝80に溶融充填
することにより第3のコアブロック半体84を得る。こ
の時、金属積層板73と第1の磁性板70との間に介在
する図示しない接合1I74等が軟化して積層状態がず
れないように第2のコアブロック半体82を積層方向(
矢印AA’ )に加圧すると共にスペーサSPを介して
第1の磁性板70の両端面を矢印方向BB’に加圧する
が、その際、トラック幅規制用溝80の形成時に金am
層板73の一部が切削されたことにより生じた加工歪を
金属積層板73から除去するために熱処理も併せて行う
熱処理の最適温度は使用する金属積層板73を構成する
金属磁性膜71の種類により異なるが、通常は700℃
前後と非磁性材83の作業温度<750”C)よりやや
低くなっており、一度作業温度まで加熱したのち、必要
熱処理温度まで下げることにより非磁性材83の溶融充
填と金属積層板73の熱処理を同時に行えるという利点
がある。
また、その逆の場合でも、必要熱処理温度で熱処理を行
ったのち、温度を下げることにより溶融充填を行うこと
も可能である。
第6の工程は以下に示す通りであり、第8図(a )の
側面図に示す様に、第5の工程で得られた第3のコアブ
ロック半体84の突合せ面79に巻線溝85と接合用溝
86を形成し、更に基準面81に巻線ガイド溝87を形
成したのち、突合せ面79を鏡面に研磨して第4のコア
ブロック半体88を得る。
同様に、第8図(b)の側面図に示す様に、第5の工程
で得られた第3のコアブロック半体84の突合せ面79
に接合溝86を形成し、更に、基準面81に巻線ガイド
溝87を形成したのち、突合せ面79を鏡面に研磨して
第5のコアブロック半体89を得る。
次に、第9図(a )の側面図に示す様に、第4のコア
ブロック半体88の突合せ面79に設けられた巻線溝8
5の前方部に所望の磁気ギャップ長の約1/2の厚さを
有する、例えば5iC)z等からなる高融点を有する非
磁性11190と後方部にガラス等の低融点を有する非
磁性膜91を薄膜形成手段により形成し第6のコアブロ
ック半体92を得る。また、第9図(b )の側面図に
示す様に、第5のコアブロック半体89の突合せ面79
上にも、第6のコアブロック半体92と対応するように
、例えば、S+02等からなる同様の非磁性膜90と低
融点を有する非磁性W!A91を形成することにより第
7のコアブロック半体93を得る。
第7の工程は以下に示す通りであり、第10図に示す様
に、前記第6及び第7コアブロツク半体92.93を突
合せて加圧し、前記低融点からなる非磁性ll191と
同様の作業温度(約450℃)を有する、例えば、棒状
の非磁性材94を巻線溝85と接合溝86の中に入れ、
作業温度に加熱することによりコアブロック95を得る
第8の工程は以下に示す通りであり、第11図に示すよ
うに、コアブロック95の磁気ギャップ形成面96が破
線で示す切断面97に対して所定のアジマス角を有する
ように、金属積層板73に対してθなる傾斜角をつけて
切断することにより先端研磨前の磁気コア本体98を得
ることが出来る。
これらの磁気コア本体98に所定の先端研磨を施すこと
により第1図及び第2図に示す磁気コア本体40を得る (発明の効果) (1)上述した本発明になる磁気コア本体においては、
金属磁気コアが飽和磁束密度の高い金属系磁性材からな
る複数の薄膜をSi 02 、 A、!20:1等の絶
縁性の薄膜を介して一体に積層することにより得られて
いるため、高域(5MHz以上)周波数においてもその
透磁率は積層を行なわない金属コアに比較すると約倍以
上も高い透磁率が得られると共に金属磁気コアの全長1
は磁気コア本体の全長に比較して短く構成されているた
め、再生に際しては高周波特性の優れた出力が得られる
と共に記録に際しては金属磁気コアによる渦電流損失が
少なくなり、効率の良い記録が期待出来る。
また、トラック幅規制用溝の中には高融点の非磁性材が
溶融により充填されているため、耐摩耗性及び耐湿性に
富み、テープ摺動によるカケや偏摩耗の発生の少ない信
頼性の高い磁気ヘッドを可能とするものである。
■また、本発明になる磁気コア本体の製造方法によれば
、コアブロック半体の基準面と金a磁性薄膜からなる金
属積層板とは垂直となっているため、トラック幅規制用
溝を金属積層板に対して平行に形成するに際して、容易
に加工が可能となり、しかも、金属積層板の厚さTはト
ラック幅tより厚く設け、トラック幅規制用溝を形成す
る際に切り込んでトラック幅tとするため酸化物磁性材
の一部が残ることはなく精度の高いトラック幅を加工す
ることが出来る。
また、金属積層板は金属磁性膜を積層することにより、
構成されているため、この溝加工等によってもカケ等が
生じることはなく、しかもこの溝加工によって生じた金
属磁性膜の加工歪を熱処理によって除去するので、磁気
特性の劣化を回復し、良好な記録・再生特性を有する複
合型磁気ヘッドが得られるという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明になる複合型磁気ヘッドの磁気コ
ア本体のテープ摺動面を示す平面図、同図(b)は第1
図(a )の側面図、第2図は第1図の要部拡大図、第
3図〜第11図は第1図及び第2図に示した磁気コア本
体4oの製造方法の一実施例を示す磁気コア本体の製造
方法の一実施例を説明するための主要工程の概略説明図
、第12図はアジマス角θを有する従来の複合型磁気ヘ
ッドの磁気コア本体の斜視図、第13図は第12図に示
す磁気コア本体のテープ摺動部を示す拡大平面図、第1
4図は第12図に示す磁気コア本体の製造工程の一部を
説明するための平面図である。 40.90・・・磁気コア本体、41.42・・・磁気
コア半体、41a 、42a 、79・・・突合せ面、
43・・・テープ摺動面、44・・・磁気ギャップ、4
5゜46・・・金屑系磁性材からなる薄膜、47.48
・・・酸化物系非磁性材からなる@膜、49.50・・
・金属磁気コア、51.52,53.54・・・酸化物
磁気コア、55.56.57,58.80・・・トラッ
ク幅規制用溝、59.60・・・巻線用ガイド溝、61
・・・巻線窓、62.63・・・接合溝、64.83・
・・非磁性材、65・・・中融点を有するガラス、66
゜67・・・平行面、68・・・法線、70.75・・
・磁性板、71・・・金属磁性膜、72・・・絶縁膜、
73・・・金属積層板、 74・・・接合膜、76・・
・積層ブロック、78.82.84,88.89.92
.93・・・コアプロツク半体、81・・・基準面、8
5・・・巻線溝、86・・・接合溝、87・・・巻線ガ
イド溝、90.91・・・非磁性膜、 94・・・非磁
性材、95・・・コアブロック。 第1図 (a)              (b)第3図 匹 第4図 第5図 第10図 第11図 第13図 第14図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属系磁性材からなる複数の薄膜を酸化物系非磁
    性材からなる薄膜を介して積層することにより互に平行
    な2面を有する第1の磁性コアを形成し、この第1の磁
    気コアを前記2面において酸化物系磁性材からなる第2
    の磁気コアで挟持する如く接合した一対の磁気コア半体
    の突合せ面を非磁性材からなるギャップ材を介して対合
    せ、第1の磁気コア間でテープ摺動面上に磁気ギャップ
    を形成すると共にこのテープ摺動面に対して垂直な2平
    面を形成する磁気コア本体からなり、前記第1の磁気コ
    アの2面は、少なくともテープ摺動面において、前記垂
    直な2平面に対してアジマス角と略等しい傾斜角を有す
    ると共に、前記磁気ギャップは前記第1の磁気コアの2
    平面に対して略90°の角度を有し、かつ、少なくとも
    これら一対の磁気コア半体の一方は前記突合せ面内に巻
    線用の開孔を有し、前記磁気ギャップ近傍の第2の磁気
    コアに前記開孔に連通するトラック幅規制用溝を形成し
    、このトラック幅規制用溝に高融点を有する非磁性材を
    溶融により充填し、かつ、前記第1の磁気コアを熱処理
    して成る複合型磁気ヘッド。
  2. (2)酸化物系磁性材からなる第1の磁性板に、金属系
    磁性材からなる金属磁性膜を酸化物系非磁性材からなる
    絶縁膜を介して順次積層したのち、非磁性材からなる接
    合膜を形成することにより第2の磁性板を得る第1の工
    程と、この第2の磁性板を順次積層して積層ブロックを
    得る第2の工程と、この積層ブロックを、金属積層板と
    直交するように切断して第1のコアブロック半体を得る
    第3の工程と、この第1のコアブロック半体の金属積層
    板近傍にトラック幅規制用溝を形成して第2のコアブロ
    ック半体を得る第4の工程と、このトラック幅規制用溝
    に高融点からなる非磁性材を溶融により充填すると共に
    、前記金属積層板を熱処理して第3のコアブロック半体
    を得る第5の工程と、この第3のコアブロックに、前記
    トラック幅規制用溝に連通した巻線用溝と接合溝とを形
    成して第4のコアブロック半体を得る第6の工程と、こ
    の第4のコアブロック半体と、これに対応する第5のコ
    アブロック半体を非磁性膜を介して突合せ前記巻線溝と
    接合溝に中融点を有する非磁性材を配して熱間加圧によ
    り接合してコアブロックを形成する第7の工程と、この
    コアブロックを切断して所定のアジマス角を有する磁気
    コア本体を得る第8の工程とからなることを特徴とする
    複合型磁気ヘッドの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5519556A (en) * 1992-12-14 1996-05-21 Sony Corporation Magnetic head having separate fusion glass and laminating glass with a track adjustment groove in a magnetic core block
US5691866A (en) * 1992-07-08 1997-11-25 Sharp Kabushiki Kaisha Magnetic head and method of manufacturing the same

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