JPS60167103A - 磁気ヘツドコア - Google Patents

磁気ヘツドコア

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JPS60167103A
JPS60167103A JP16385A JP16385A JPS60167103A JP S60167103 A JPS60167103 A JP S60167103A JP 16385 A JP16385 A JP 16385A JP 16385 A JP16385 A JP 16385A JP S60167103 A JPS60167103 A JP S60167103A
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JP
Japan
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magnetic
metal magnetic
magnetic thin
core
thin plate
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Application number
JP16385A
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English (en)
Inventor
Moichi Otomo
茂一 大友
Takayuki Kumasaka
登行 熊坂
Takeshi Kimura
剛 木村
Sanehiro Kudo
工藤 実弘
Hideo Fujiwara
英夫 藤原
Kazuo Shiiki
椎木 一夫
Takeo Yamashita
武夫 山下
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/187Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
    • G11B5/21Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features the pole pieces being of ferrous sheet metal or other magnetic layers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、VTR用など、高密度磁気記録に適した磁気
へラドコアに関する。
〔発明の背景〕
磁気記録技術の高度化、特に磁気記録の高密度化が近年
強く望まれている。この要望に応じるためには、磁気記
録媒体の保磁力Hcを大きくすることが有効なことはよ
く知られているが、高保磁力の媒体に記録するには、強
く、かつ分布の鋭い磁界が必要となる。しかし、従来多
用されている高透磁率フェライトは飽和磁束密度Bsが
5,500ガウス以下であるため、このフェライトを磁
気へラドコアに用いた場合には、記録磁界を十分強くす
ることができず、特に最近開発されつつある高保磁力磁
気テープを用いる場合に記録が不十分になるという問題
が生じていた。
一方、飽和磁束密度の大きい材料として金属磁性材料が
用いられているが、金属磁性材料は電気抵抗率が低く、
渦電流損失が大きいため、従来の高透磁率フェライトを
磁気ヘッドに用いた場合に比し、高周波域で実効透磁率
が低くなるという欠点がある。したがって金属磁性材料
を用いて記録再生特性の優れたヘッドを得るには、磁性
材料を薄板とし、絶縁層を介して積層したブロックを用
いるのが有効である。
最近、磁気ヘッド用金属磁性材料の開発とその薄板化技
術の開発が進み、特に超急冷(スプラットクーリング)
技術の発達によって、非晶質磁性合金の薄板化が進歩し
、10〜50.厚の高品質強磁性非晶質合金薄板が得ら
れるようになった。また。
Fe−Aa−3i系合金(センダスト)、Fe−Aa系
合金(アルパーム)及びびFe−8i系合金など、従来
圧延なででは薄板化が困難だった結晶質磁性合金につい
ても薄板化が可能となったにうして得られた金属磁性材
料の薄板は、従来の金属磁性材料の特徴である高飽和磁
束密度、高透磁率などの特性を保持し、しかも高周波特
性もすぐれており、高周波で用いられるVTR用磁気ヘ
ッド材料として有望である。
金属磁性薄板を用いた従来の磁気へラドコアは、例えば
第1図に示すごとく、金属磁性薄板10を樹脂などで接
着積層して積層ブロック11を作製し。
これを加工して第2図に示すような積層形磁気へラドコ
ア12を作製する。しかし、この構造では金属磁性薄板
10を多数枚接着、積層するのに樹脂を用いた場合、ヘ
ッドコア作製時の機械加工に耐えられるだけの接着強度
が得難く、加工中に剥離を生じやすい。また積層用接着
剤にガラスなどを用いた場合にも、ガラスと金属磁性薄
板との接着強度が不+令で連線加工に耐え騰かった。
上記のようなヘッド作製工程における金属磁性薄板の剥
離を防ぐために、第3図に示すように非磁性体または高
透磁率フェライトからなる保護材13に金属磁性薄板1
0をはさみこみ、接着剤を用いて固着し、複合ブロック
14とする方法、または第4図に示すように保護林13
に溝を設け、この溝に金属磁性薄板10を挿入、固着し
て複合ブロック15を得る方法が提案されている(実願
昭54−153649号、特願昭55−62816号)
、これらの磁気ヘッド製造方法では、例えば、その複合
ブロックをまず2個に分割したのち、第5図(a)、(
b)に示すようにギャップ形成面16.16′ を鏡面
研摩し、巻線窓用溝17及び接合用溝18.18′ を
加工し、さらにギャップ形成面にギャップ材となる非磁
性材をスパッタリングなどにより被着して磁気ヘッドコ
ア半休ブロック19.19’ を作製する。さらに第5
図(c)に示すように、双方の金属磁性薄板が相対峙す
るように磁気へラドコア半休ブロックを接合して、接合
ブロック20とし、その後、二点鎖線部で切断して個々
の磁気へラドコアとする。こうして、金属磁性薄板の剥
離を生ずることなく、金属磁性薄板を用いた磁気ヘッド
製造が可能となった。
しかし、上記方法では磁気へラドコア半休ブロックのギ
ャップ形成面が非磁性材または高透磁率フェライトと金
属磁性薄板とで交互に構成されているため、材質の違い
による研摩速度、熱膨張率などの差により、平坦なギャ
ップ形成面を得難い。
このため、高精度ギャップ長が得られないという問題が
あった。研究の結果、鏡面研摩後のギャップ形成面16
 (16’ )では、第6図に示すように金属磁性薄板
10端面が保護材13の端面よりくぼんでおり、この段
差dは約0.1#Ilにも達することがわかった。この
ため、磁気へラドコア半休ブロックを接合したときに金
属磁性薄板同士がギャップ材を介して正確に接触せず、
高精度ギャップ長が得られないことが明らかになった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記問題を解消し、金属磁性薄板を用
い、良好な歩留で高精度ギャップ長が得られる磁気へラ
ドコアを提供することにある。
〔発明の概要〕
上記目的を達成するために、本発明においては磁気へラ
ドコア半休ブロックのギャップ形成面となるべき面で、
金属磁性薄板を保護材よりも突出させ、実質的に金属磁
性薄板のみでギャップ形成面を構成するようにした。こ
れにより、金属磁性薄板同士がギャップ材を介して正確
に接触するようになり、高精度ギャップ長が得られる。
さらに本発明によれば、磁気へラドコアの後部磁気回路
の厚さよりも、記録、再生を行なうトラック幅を狭小に
したヘッドが容易に得られる。すなわち、所望1−ラッ
ク幅に相当する枚数の金属磁性薄板のみを突出させてギ
ャップ形成面を構成させ、その他の磁気回路を構成する
磁性体はギャップ形成面よりくぼませておくことにより
、所望トラック幅を有するヘッドを容易に製造すること
ができる。
従来は、所望トラック幅を得るためにトラック幅規制の
ための溝を加工していた。これに比し、本発明磁気へラ
ドコアは一層簡便に製造できる。本発明に係る保護材に
は非磁性材または高透磁率フェライトのいずれかを用い
る。非磁性材を用いた場合は、ヘッドの磁気回路は金属
磁性薄板のみからなり、保護材は磁気ヘッドを補強する
作用をする。保護材として高透磁率フェライトを用いた
場合には、ヘッドの磁気回路は金属磁性薄板と高透磁率
フェライトからなり、トラック幅は金属磁性薄板で構成
されたヘッドとなる。保護材として非磁性材または高透
磁率フェライトのいずれを用いる場合も、金属磁性薄板
は1枚でも複数枚でもよい。また前述のように複数枚の
うちの数枚のみでギャップ形成面を構成することにより
、トラック幅を後部磁気回路より狭小にしたヘッドが得
られる。さらに複数枚の金属磁性薄板のうち、トラック
幅を構成する金属磁性薄板を残して側面の1枚または数
枚の作動ギャップ部近傍にあらかじめ切欠部を設けてお
くことにより、トラック幅を狭小にすることができる。
こうして得られたヘッドは、トラック幅が狭いため高密
度記録に適し、さらに後部磁気回路の厚さが大きいため
磁気抵抗が低く、再生出力が高いという優れた特性を示
す。本発明において、磁気へラドコア半休ブロックの一
方のみのギャップ形成面を突出させた金属磁性薄板で構
成し、他方の磁気ヘッドコア半休ブロックのギャップ形
成面は金属磁性薄板を突出させず、金属磁性薄板と保護
材の面が平坦になるようにしても、ギャップ長の精度に
対する本発明の効果は変らない。すなわち、第7図に示
すように金属磁性薄板を突出させずにギャップ形成面を
研摩した磁気へラドコア半休ブロック22と金属磁性薄
板を突出させ、金属磁性薄板のみでギャップ形成面を構
成した磁気ヘッドコア半休ブロック23にギャップ材2
1を被着し相対峙させた場合にも、ギャップ長gQは高
精度で得られる。少数枚の金属磁性薄板を保護材から突
出させた場合、特に巻線窓用溝を有する磁気へラドコア
半休ブロックのテープ摺動面近傍の突出させた金属磁性
薄板が機械的に弱く、衝撃により折れ曲がる場合がある
。これを防ぐために巻線窓用溝を有する磁気ヘッドコア
半休ブロックのギャップ形成面を平坦とし、もう一方の
磁気へラドコア半休ブロックのギャップ形成面を突出し
た金属磁性薄板のみで構成するのがよい。本発明におい
て、磁気へラドコア半休ブロックの金属磁性薄板を保護
材よりも突出させ、ギャップ形成面を構成させるには、
保護材の面から金属磁性薄板が突出するように、保護材
間に金属磁性薄板を挿入、固着し、金属磁性薄板の突出
した上端面を研摩してギャップ形成面とする方法が容易
である。
保護材の面から金属磁性薄板を突出させるのに、従来と
同様、磁気へラドコア半休ブロックのギャップ形成面を
一度平坦に研摩したのち、金属磁性薄板の部分を残して
保護材の部分に機械加工して適当な深さまで除去しても
よい。本発明において保護材を高透磁率フェライトとし
た場合、磁気ヘッドのテープ摺動面の金属磁性薄板の両
側には高透磁率フェライトの端面が作動ギャップと平行
に存在する。このようにギャップと平行な磁性体端面の
存在は、いわゆるコンタ−エフェクト発生の原因となり
低周波域のノイズの原因となることは周知である。これ
を防ぐには、ギャップ形成面と平行な保護材の面に円形
または斜めの溝を設け、実質的にギャップ形成面と平行
な面をなくすのが効果がある。本発明の金属磁性薄板に
は、強磁性非晶質合金または結晶質磁性合金が用いられ
る。
強磁性非晶質合金はFe、Go、Ni−Si、B、Cr
、Mo、P、C%Hf、Zrなどを主成分とし、例えば
Fe4Co7oCr、Si1.Bs。
Fe、Co1oSLtsBto* Fe5cotsE’
26、ないしはCo、。Zr1゜* Co@6Moxo
 Zrto (いずれも原子比)などの組成を有する。
これらは超急冷技術によって厚さlO〜50−の薄板に
製造され、適当な幅、長さに切断して用いられる。場合
によっては結晶化温度以下で適当な熱処理を行なって用
いられる。
結晶質磁性合金は、従来から圧延などで薄板化されてい
たパーマロイ、また最近高速急冷法により薄板ができる
ようになったFe−An−8L系合金(センダスト)、
Fe−An系合金(アルパーム)、ないしはFe−8L
系合金があげられる。これらの合金はAA、 Si−C
r、 Ti、 Mo、 Ni、 Cu、 W。
Ta、 Ge、 Hf、 Zr、 Mn、 Y、 SI
I、 Ce、 Nd。
La、Gd、Yb、Eu、Nb%V%P、B、C,Be
Ca、Au、Ag、Pt族、Sb、Teなどの元素を添
加して用いられる場合もある。本発明に用いられる高透
磁率フェライトはMn−Znフェライトの単結晶体、多
結晶体、あるいはNi−Znフェライトの多結晶体であ
る。本発明に用いられる非磁性体は種々のセラミックス
、ガラス、あるいは非磁性もしくはキュリ一温度が室温
以下のフェライトである。また本発明に用いられる接着
剤は樹脂などの有機接着剤またはガラスなどの無機接着
剤のいずれも使用可能であるが、使用する金属磁性薄板
の材質および製造工程に応じて接着剤の種類や作業温度
を選択する必要がある。
【発明の実施例〕
以下、本発明を実施例によって、さらに詳細に説明する
実施例1 第8図(a)〜(f)に実施例1を示す。保護材として
非磁性フェライトZnFe2O4を用い、第8図(a)
に示すように、この保護林13に溝24を等間隔に複数
個形成した。溝幅60.とじ、溝加工には高速ダイサを
用いた。金属磁性薄板10にはFe、C:o、。Cr、
Stl、B、の組成(原子比)を有し、飽和磁束密度7
200ガウス、4MHzでの透磁率400、厚さ28I
1mの非晶質合金を用いた。第8図(b)に示すように
、この強磁性非晶質合金の薄板にエポキシ系接着剤およ
び酸無水物系硬化剤を主成分とする有機接着剤を塗布し
、2枚を1組にして溝24に挿入し、150℃、5時間
の加熱で接着剤を固化させ、磁性薄板10を溝中に固着
し、複合ブロック25を作製した1次にギャップ形成面
26となる複合ブロック25の非晶質合金から成る金属
磁性薄板10の上端面を鏡面研摩した。この際、非磁性
フェライトからなる保護材の端面27よりも非晶質合金
薄板の上端面、すなわちギャップ形成面26が約100
庫突出するようにした0次に複合ブロックを第8図(b
)の二点鎖線部で切断し、第8図(c)に示すように、
その一方に巻線窓用溝17を外周切断機を用いて形成し
た。なお、非晶質合金薄板の上端のギャップ形成面26
の鏡面研摩を行なう工程は、複合ブロック25を切断す
る工程の後、あるいは巻線窓用溝17を形成する工程の
後としてもよい。次に磁気へラドコア半休ブロック28
(図(C))、28′(図(d))の非晶質合金薄板上
端のギャップ形成面26にスパッタリング法によりギャ
ップ材としてSun、をギャップ長の半分の厚さとなる
ように被着した。ギャップ材としてはガラス、セラミッ
クス、非磁性金属等を用いてもよく、被着法は蒸着法で
もよい。また磁気へラドコア半休ブロック28または2
8′ のいずれかのみにギャップ材を被着してもよく、
また磁気ヘッドコア半休ブロック28のテープ摺動面に
近いギャップ形成面26′のみにギャップ材を被着して
もよい。次に第8図(e)に示すように強磁性非晶質合
金からなる金属磁性薄板10同士がギャップ材を介して
相対峙するように磁気ヘッドコア半休ブロック28.2
8’ をつき合わせ、双方の保護材の面の間に生じた溝
29に第8図(f)に示すように接着剤30を充填し、
加熱硬化を行なって接合、一体化し、接合ブロック31
を作製した。ここに使用する接着剤は、既述の溝24に
金属磁性薄板IOを挿入、固着させるのに用いたものと
同様である。次に第8図(f)の二点鎖線部を切断し、
強磁性非晶質合金薄板を用いた磁気へラドコア33を作
製した。
実施例2 本実施例は、構造は実施例1と同様であるが、保護材と
して非磁性フェライトを用い、金属磁性薄板としてSL
、、、Au、、。Fe、4.、 (重量比)の組成を有
し、飽和磁束密度10,000ガウス、5MHzでの透
磁率300、厚さ28.のセンダストを用いた。センダ
スト薄板の両面にガラス膜を厚さ0.5/7111にス
パッタリングにより被着し、2枚1組にして溝24に挿
入し、加熱、固着させた。ここで用いたガラスは、軟化
温度600℃のコーニング社製# 8161ガラスであ
る。第8図(b)〜(e)に示す工程は実施例1の場合
同様であるが、第8図(f)において軟化温度377℃
のコーニング社製# 8463ガラスを充填して磁気ヘ
ッドコア半休ブロックの接合、一体化を行なった。この
ように金属磁性薄板10を保護材に固着する際に用いる
ガラスは、磁気ヘッドコア半休ブロックを接合一体化す
るのに用いるガラスよりも軟化温度が高いことが望まし
い。そうでないと、後工程の熱処理で溝内の金属磁性薄
板が移動し、ギャップ長精度を悪くする場合があるから
である。なお、金属磁性薄板として非晶質合金を用い、
接着剤としてガラスを用いる場合には、非晶質合金の結
晶化温度よりも低い軟化点を有するガラスを用いる必要
がある。
Fe、co、。Cr25i1.B、(原子比)の組成を
有する非晶質合金は結晶化温度480℃なので、300
〜460℃の軟化点を有するPbOを主成分としたガラ
スを用いる。また金属磁性薄板を保護材中に固着する工
程にガラスを接着剤として用い、磁気へラドコア半休ブ
ロックの接合に有機接着剤を用いることももちろん可能
である。
実施例3 本実施例では、第8図(a)に示す保護材13に5M)
Izの透磁率が約600の高透磁率Mn−Znフェライ
トの多結晶体を用いた。こうして、第8図(f)の磁気
へラドコア33のように、トラック幅が金属磁性薄板で
構成され、作動ギャップ及び後部ギャップ近傍以外の金
属磁性薄板の両側が高透磁率フェライトからなる磁気ヘ
ッドが簡便な工程により得られた。この磁気ヘッドは、
作動ギャップ及び後部ギャップ近傍以外の部分の磁気回
路の厚さが厚いので、磁気抵抗が低く、シたがって再生
感度のすぐれた磁気ヘッドである。
実施例4 本実施例では、第9図(a)に示すように6枚の金属磁
性薄板■0を1組にして非磁性保護林13の溝中に固着
して複合ブロック34を得た。6枚の金属磁性薄板のう
ち、中央の2枚を突出させてギャップ形成面26を構成
するようにした。この複合ブロックから、実施例1など
と同様な工程により第9図(b)に示した接合ブロック
35を得た。さらに第9図(b)の二点鎖線部を切断し
て磁気へラドコア36を得た。こうして作動ギャップ及
び後部ギャップ近傍以外の部分の磁気回路の厚さがトラ
ック幅より大きく、したがって磁気抵抗が低く再生感度
の優れた磁気ヘッドが簡便な工程により得られた。
実施例5 本実施例では、第1O図<8)に示すように6枚の金属
磁性薄板10を1組とし、このうち両側面の2枚ずつの
金属磁性薄板の作動ギャップ近傍となるべき部分に切欠
部37をあらかじめ設け、その後これらの金属磁性薄板
を積層し、非磁性保護林13に設けた溝中に、非磁性保
護材の端面27より突出させて固着することにより複合
ブロック38を得た。
次にギャップ形成面26を鏡面研摩し、第10図(a)
の二点鎖線部を切断し、第10図(b)に示すような磁
気へラドコア半休ブロック39.39′ を得た。
次に巻線窓用溝17を加工し、その後実施例1の場合と
同様な工程により、第10図(C)に示す接合ブロック
40とし、さらに二点鎖線部を切断して磁気へラドコア
41を得た。こうして作動ギャップ近傍以外の部分の磁
気回路の厚さがトラック幅より大きく、したがって磁気
抵抗が低く再生感度の優れた磁気ヘッドが簡便な工程に
より得られた。
実施例6 本実施例では、第8図(d)に示したような金属磁性薄
板上端が保護材の面から突出した磁気へラドコア半休ブ
ロックと、第5図(、)に示したように金属磁性薄板と
保護材とが共にギャップ形成面を構成する磁気ヘッドコ
ア半休ブロックとを組合わせて第11図に示す接合ブロ
ック42を得、さらに図中の二点鎖線部で切断して磁気
へラドコア43を得た。
実施例7 本実施例では、第5図(a)、(b)に示したような金
属磁性薄板と保護材とが共にギャップ形成面を構成する
磁気へラドコア半休ブロックを作成した後に、第8図(
c)、(d)に示したように。
はぼ金属磁性薄板端面のみがギャップ形成面を構成する
ように保護材を深さ約100p研削してくぼませ、その
後は既述各実施例同様にして第8図(f)に示したよう
な磁気へラドコア33を得た。
実施例8 本実施例では、第8図(、)に示した保護材の各溝に金
属磁性薄板を6枚ずつ積層して挿入、固着し、そののち
保護材と金属磁性薄板が共にギャップ形成面を構成する
ように研摩した。次に、第10図(b)に示したように
金属磁性薄板のみを残してギャップ形成面の保護材に溝
を設け、さらに6枚の金属磁性薄板の中央の2枚を残し
て両側面の2枚ずつの金属磁性薄板の作動ギャップ近傍
に切欠部を設け、その後は既述各実施例同様にして第1
O図(Q)に示した磁気へラドコア41を得た。
実施例9 本実施例では、第12図(a)に示すように保護材とし
て高透磁率フェライトを用い、ギャップ形成面と平行な
保護材の端面27に曲率半径1100I1、深さ30p
mの溝44を全面に設け、そののち実施例1同様にして
第12図(b)に示した接合ブロック45を得、図中の
二点鎖線部を切断して磁気へラドコア46を得た。保護
材表面に溝44を設けることにより、磁気へラドコア4
6のテープ摺動面47において。
金属磁性薄板IOの両側の高透磁率フェライトの端面4
9は実質的に作動ギャップ48と平行でなくなるため、
コンタ−エフェクトの少ない高性能磁気へなお、本発明
において複数枚の金属磁性薄板のうちの1枚または1枚
以上の金属磁性薄板がトラック幅詮構成する第9図(b
)の磁気ヘッドコア36または第10図(c)の磁気へ
ラドコア41のテープ摺動面において、トラック幅を構
成する金属磁性薄板以外の金属磁性薄板の端面が作動ギ
ャップと平行にならないように、あらかじめ任意の形状
に加工しておくこともコンタ−エフェクト低減に効果が
ある。
既述の諸実施例では、保護材に金属磁性薄板を固着し複
合ブロックを得る際、第8図(a)に示したように保護
材に溝を設けて、その中に薄板を固着していたが、第1
3図に示すように保護材積層板50と金属磁性薄板の組
を交互に積層して保護材底板51で補強した複合ブロッ
ク52を作り、これを磁気ヘッドの製造に用いてもよい
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、高保磁力の記録媒
体に高密度に記録でき、また再生感度良気へラドコアが
得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の金属磁性薄板を用いた磁気へラドコア作
製に用いる積層ブロックを示す図、第2図は同積層ブロ
ックから作った従来の金属磁性薄板を用いた磁気ヘッド
コアを示す図、第3.4図は金属磁性薄板を保護材の間
に固着した複合ブロックを示す図、第5図(a)、(b
)、(c)は第4図に示した複合ブロックから従来の磁
気へラドコアを作製する工程の説明用図、第6図は第5
図に示したようにして作製した従来の磁気ヘッドコアの
ギャップ形成面で金属磁性薄板と保護材の間に生じた段
差を示す図、第7図はギャップをはさむ一方の金属−性
薄板のみを突出させた本発明実施例6などのギャップ近
傍図、第8図(a)〜(f)は本発明実施例1の工程説
明図、第9図(a)。 (b)は実施例4の説明図、第10図(a)〜(c)は
実施例5の説明図、第11図は実施例6の説明図、第1
2図(a)、(b)は実施例9の説明図、第13図は本
発明に係わる複合ブロックの他の製法例を示す図である
。 10・・・金属磁性薄板(ハツチングにて表示)13・
・・保護林 17・・・巻線窓用溝25・・・実施例1
の複合ブロック 26.26′・・・実施例1の突出した金属磁性薄板よ
りなるギャップ形成面 27・・・くぼんだ保護材の端面 28.28′・・・実施例1の半休ブロック29・・・
実施例1でくぼんだ保護材面の間に生じた溝30・・・
接着剤 31・・・実施例1の接合ブロック 33・・・実施例1の磁気へラドコア 34・・・実施例4の複合ブロック 35・・・実施例4の接合ブロック 36・・・実施例4の磁気へラドコア 37・・・実施例5の金属磁性薄板切欠部38・・・実
施例5の複合ブロック 39.39′・・・実施例5の半休ブロック40・・・
実施例5の接合ブロック 41・・・実施例5の磁気へラドコア 42・・・実施例6の接合ブロック 43・・・実施例6の磁気へラドコア 44・・・実施例9の保護材の面に設けた溝45・・・
実施例9の接合ブロック 46・・・実施例9の磁気へラドコア 47・・・実施例9のテープ摺動面 48・・・実施例9の作動ギャップ 49・・・実施例9の金属磁性薄板両側の高透磁率フェ
ライトの端面 50・・・保護材積層板 51・・・保護材底抜 代理人弁理士 中 村 純之助 1’5図I G ヅ・8 図 第11図 才13図 第1頁の続き 0発 明 者 工 藤 実 弘 国分寺市東恋ケ窪−ゴ
央研究所内 [相]発 明 者 藤 原 英 夫 国分寺市東恋ケ窪
−ゴ央研究所内 [相]発 明 者 椎 木 −夫 国分寺市東恋ケ窪−
ゴ央研究所内 [相]発 明 者 山 下 武 夫 国分寺市東恋ケ窪
−ゴ央研究所内 ゛目28幡地 株式会社日立製作所中 °目28幡地 株式会社日立製作所中 °目28幡地 株式会社日立製作所中 °目28幡地 株式会社日立製作所中

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、金属磁性薄板を非磁性体もしくは高透磁率フェライ
    トからなる保護材に挿入、固着した磁気へラドコアの複
    合ブロックを切断して一対の半休ブロックとし、この対
    をなす半休ブロックをギャップ材を介して半休ブロック
    のギャップ形成面の金属磁性薄板端部が相対峙するよう
    に接合一体化して接合ブロックとし、これを切断して製
    作した磁気へラドコアにおいて、一対の磁気ヘッドコア
    半休ブロックの少なくとも一方のギャップ形成面となる
    べき面で、金属磁性薄板を保護材よりも突出させ実質的
    に金属磁性薄板のみでギャップ形成面を構成するように
    したことを特徴とする磁気へラドコア。 2、一対の磁気へラドコア半休ブロックの一方のみが金
    属磁性薄板が保護材よりも突出している特許請求の範囲
    第1項記載の磁気へラドコア。 3、金属磁性薄板の組が複数枚からなり、このうち中央
    の1枚以上を他の金属磁性薄板および保護材よりも突出
    させ、この突出した金属磁性薄板のみでギャップ形成面
    を構成する特許請求の範囲第1項記載の磁気ヘッドコア
    。 4、金属磁性薄板の組が複数枚からなり、このうちトラ
    ック幅を構成するものを残して側面の1枚以上のギャッ
    プ部近傍に、切欠部を設けた特許請求の範囲第1項記載
    の磁気へラドコア。 5、磁気へラドコア半休ブロックのギャップ形成面を金
    属磁性薄板および保護材がほぼ同一平面となるように研
    摩したのち、保護材の面が金属磁性薄板の面よりくぼむ
    ようにさらに加工した特許請求の範囲第1項記載の磁気
    へラドコア。 6、高透磁率フェライトを保護材とし、この保護材のギ
    ャップ形成面と平行な面に任意形状の溝を設けて、ギャ
    ップ形成面と平行な面をなくした特許請求の範囲第1項
    記載の磁気へラドコア。 7、金属磁性薄板として結晶質磁性合金板を用いた特許
    請求の範囲第1項記載の磁気へラドコア。 8、金属磁性薄板として強磁性非晶質合金板を用いた特
    許請求の範囲第1項記載の磁気へラドコア。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61187109A (ja) * 1985-02-15 1986-08-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘツド
JPS62139109A (ja) * 1985-12-11 1987-06-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気ヘツド及びその製造方法
US4915067A (en) * 1988-01-14 1990-04-10 Nissan Motor Co., Ltd. Valve operating system of internal combustion engine

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