JPH0628605Y2 - 欠き込み部を有するユニツトル−ム - Google Patents

欠き込み部を有するユニツトル−ム

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JPH0628605Y2
JPH0628605Y2 JP5395587U JP5395587U JPH0628605Y2 JP H0628605 Y2 JPH0628605 Y2 JP H0628605Y2 JP 5395587 U JP5395587 U JP 5395587U JP 5395587 U JP5395587 U JP 5395587U JP H0628605 Y2 JPH0628605 Y2 JP H0628605Y2
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JP
Japan
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wall
panel
ceiling
vertical wall
unit room
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Application number
JP5395587U
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JPS63162006U (ja
Inventor
久也 中垣内
Original Assignee
株式会社イナックス
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はユニットルームに関し、詳しくは天井隅部がル
ーム内方に突出しており、該突出した部分は天井パネル
と垂直な鉛直壁と、壁パネルと垂直な水平壁とを有した
欠き込み部であるユニットルームに関するものである。
[従来の技術] ユニットルームを設置する躯体の天井に梁が存在し、こ
の梁がユニットルームの天井隅部に一部かかる場合など
には、該ユニットルームの天井と壁面との交叉隅部に欠
き込み部を設けることが行なわれている。即ち、該交叉
隅部をルーム内方に突出せしめ、天井面から垂下する鉛
直壁及び壁面から水平に延出された水平壁とによって断
面L字形となる部分(欠き込み部)を形成し、該欠き込
み部の裏面側に梁が配置されるようにするのである。
第3図は従来の欠き込み部を示す縦断面図であり、天井
パネル1と壁パネル2との交叉隅部をユニットルーム3
の内方へ突出させて欠き込み部4を形成している。符号
5は該欠き込み部4を画成する梁逃げパネルであり、天
井パネル1から垂下する鉛直壁5aと、壁パネル2から
水平方向に延出する水平壁5bとを有している。この梁
逃げパネル5の裏面側に梁6が通るようにユニットルー
ム3が設置されており、この欠き込み部4によってユニ
ットルーム4が梁6から所謂逃げた構成となっている。
なお、この種の欠き込み部は、このように梁を避けるた
めのほか、ダクトや配管、配線等を避けるために設ける
場合がある。また、この欠き込み部の裏面側にスイッチ
ボックスや照明を設置する等の理由により該欠き込み部
を設ける場合もある。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の欠き込み部の設置構造においては、梁逃げパ
ネル5は、天井パネル1と同材質のパネル材をL字形に
折曲したものであって、鉛直壁5aと水平壁5bとが一
体のものである。そして、該鉛直壁5aの上端及び水平
壁5bの先端がそれぞれ天井パネル1及び壁パネル2に
ボルト7ないしはビス8によりルーム外側から取り付け
られる構造となっている。そのため、この組立作業を行
うために、梁6と梁逃げパネル5との間にかなり大きな
クリアランスW、Hが必要とされており、それだけ欠き
込み部4を大きく取らねばならず、ユニットルーム内の
有効利用空間が小さくなっていた。
[問題点を解決するための手段] 本考案の欠き込み部を有するユニットルームは、壁パネ
ルの上側に架設された天井パネルによって天井が構成さ
れており、この天井の隅部がユニットルームの室内側に
突出しており、該突出した部分は前記天井パネルと垂直
な鉛直壁と、前記壁パネルと垂直な水平壁とを有した欠
き込み部となっているユニットルームにおいて、該鉛直
壁と水平壁とは別体であり、該欠き込み部に臨む天井パ
ネル辺縁部の下面に対し、該鉛直壁の上端面が当接さ
れ、且つ、該天井パネルの上方から該天井パネルを通し
て該鉛直壁に螺じ込まれたビスによって該鉛直壁が該天
井パネルに固定されており、該水平壁の前記壁パネルに
沿う辺縁部にフランジ部が延設されており、該壁パネル
の上端に固着されたバックハンガと該壁パネルの上端面
との間に該フランジ部が挿入され、これによって該フラ
ンジ部が該壁パネルの上端に係止されており、該水平壁
の該壁パネルと反対側の辺縁部は、該ユニットルームの
室内側から前記鉛直壁の下端にビス止めされていること
を特徴とする。
[作用] かかる本考案にあっては、欠き込み部を構成する鉛直壁
を予め天井パネルにビスにて固定しておくことができ
る。従って、天井パネルの架設時に併せて鉛直壁の配置
を行なうことができる。即ち、天井パネルを架設してか
ら鉛直壁を該天井パネルに取り付けるという後取り付け
が不要である。
また、水平壁については、その壁パネル側の辺縁部を壁
パネルの上端のバックハンガと該壁パネル上端面との間
に挿入し、これと反対側の辺縁部を前記鉛直壁の下端に
ビス止めすることにより固定設置される。かかる水平壁
の固定作業はすべてルーム内部側から行なえる。
このように、本考案によれば、欠き込み部がルーム内部
側から施工できる内組み式のものとなるから、欠き込み
部と梁とのクリアランスを小さくできる。即ち、欠き込
み部を小さくすることができ、ユニットルーム内が大き
くなる。
[実施例] 以下、図面に示す実施例を参照しながら、本考案につい
てさらに詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係るユニットルームの構成を
示す要部断面図、第2図は同内観図である。
本実施例では、鉛直壁5aと水平壁5bとは別体のもの
とされ、鉛直壁5aは予め天井パネル1にビス10によ
って取り付けられており、水平壁5bが着脱自在とされ
ている。
水平壁5bの先端辺側には壁パネル2の上端面に回り込
むことが可能なようにフランジ部5fが設けられてお
り、このフランジ部5fが壁パネル2の上端に固設され
ているバックハンガ11に係合され、該先端の保持がな
される。また、この水平壁5bの基端辺側は、ビス12
により鉛直壁5aの下端に固着される。従って、このビ
ス12を取り外すことにより、水平壁5bは取り外しで
きる。このように、鉛直壁5aは予め天井パネル1に固
着されており、水平壁5bはユニットルーム3のルーム
内側から着脱できる構造であるから、梁逃げパネル5と
梁6とのクリアランスW、Hを共に小さくでき、欠き込
み部4の大きさを小さくすることが可能となる。これに
より、ユニットルーム内が大きくなると共に、ルーム内
の人が欠き込み部4から受ける圧迫感が極めて小さなも
のとなるという効果が奏される。
なお、本実施例において、梁逃げパネル5はその鉛直壁
5aの模様及び色彩がそれぞれ壁パネル2の模様及び色
彩と一致し、垂直壁5bの模様及び色彩がそれぞれ天井
パネル1の模様及び色彩と一致している。
そのため、第2図に示す如く、壁パネル2の表面は鉛直
壁5aの表面に連続的につながる如く視覚され、かつ水
平壁5bは別個の極小の天井として視覚されるようにな
り、欠き込み部4が全体として極めて小さくまとまった
印象が看者に惹起される。そして、このため欠き込み部
4がルーム内の人に与える圧迫感が一段と小さなものと
なり、該ルーム内の居留時における快適さが極めて高い
ものとなるのである。なお、本実施例では、壁パネル2
と鉛直壁5aはタイル張りとされており、天井パネル1
と水平壁5とは例えば塩ビ鋼板等の表面構成とされてい
るが、その他の表面構成としても良いことは明らかであ
る。
上記実施例は梁逃げのための欠き込み部を示している
が、本考案はダクトや配管、配線を行うためのスペース
を設けたり、照明設置用スペース、スイッチボックス等
の設置用スペースを形成する構造としても採用できる。
[効果] 以上の通り、本考案のユニットルームによれば、鉛直壁
を予め天井パネルに取り付けておいて天井パネルと共に
設置施工することができる。また、水平壁は、室内側か
ら設置施工できる。従って、この欠き込み部を内組みに
て施工でき、施工が極めて容易となる。そして、欠き込
み部と梁等とのクリアランスも小さくでき、ユニットル
ーム内の空間が広くとれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るユニットルームを示す要
部断面図、第2図は同内観図、第3図は従来例を示す断
面図、第4図は同内観図である。 1……天井パネル、2……壁パネル、 3……ユニットルーム、4……欠き込み部、 5……梁逃げパネル、5a……鉛直壁、 5b……水平壁、5f……フランジ部、 6……梁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁パネルの上側に架設された天井パネルに
    よって天井が構成されており、 この天井の隅部がユニットルームの室内側に突出してお
    り、該突出した部分は前記天井パネルと垂直な鉛直壁
    と、前記壁パネルと垂直な水平壁とを有した欠き込み部
    となっているユニットルームにおいて、 該鉛直壁と水平壁とは別体であり、 該欠き込み部に臨む天井パネル辺縁部の下面に対し、該
    鉛直壁の上端面が当接され、且つ、該天井パネルの上方
    から該天井パネルを通して該鉛直壁に螺じ込まれたビス
    によって該鉛直壁が該天井パネルに固定されており、 該水平壁の前記壁パネルに沿う辺縁部にフランジ部が延
    設されており、 該壁パネルの上端に固着されたバックハンガと該壁パネ
    ルの上端面との間に該フランジ部が挿入され、これによ
    って該フランジ部が該壁パネルの上端に係止されてお
    り、 該水平壁の該壁パネルと反対側の辺縁部は、該ユニット
    ルームの室内側から前記鉛直壁の下端にビス止めされて
    いることを特徴とする欠き込み部を有するユニットルー
    ム。
JP5395587U 1987-04-09 1987-04-09 欠き込み部を有するユニツトル−ム Expired - Lifetime JPH0628605Y2 (ja)

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JPS63162006U JPS63162006U (ja) 1988-10-24
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JP5395587U Expired - Lifetime JPH0628605Y2 (ja) 1987-04-09 1987-04-09 欠き込み部を有するユニツトル−ム

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JPH0620809Y2 (ja) * 1988-09-02 1994-06-01 東陶機器株式会社 切欠壁パネル

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JPS63162006U (ja) 1988-10-24

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