JPH06255371A - ウイング車 - Google Patents

ウイング車

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JPH06255371A
JPH06255371A JP5043418A JP4341893A JPH06255371A JP H06255371 A JPH06255371 A JP H06255371A JP 5043418 A JP5043418 A JP 5043418A JP 4341893 A JP4341893 A JP 4341893A JP H06255371 A JPH06255371 A JP H06255371A
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shaped
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Tsugio Fukazawa
次男 深沢
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウイング車の箱形荷台の桁および翼状パネル
頂壁の枠部材に押出形材を用いて、翼状パネルの揺動取
付機構を簡素化する。従来の鋼製蝶番の取付けを不要と
する。翼状パネルの取付工数を削減し、架装能率をアッ
プする。製作精度を確実に出す。翼状パネルの開閉をス
ムーズに行なう。軽量化を果たす。美観を向上する。 【構成】 箱形荷台1 の桁2 の左右両側に第1ヒンジ構
成部12,12 が設けられ、左右両翼状パネル3,3 の頂壁6,
6 の桁2 側の枠部材8,8 の上縁部に第2ヒンジ構成部2
2,22 が設けられ、第1および第2ヒンジ構成部12,22
が互いに嵌め合わせられる。第2ヒンジ構成部22側の第
2係合部26先端の断面略円弧形の端面27が、第1ヒンジ
構成部12側の第1係合部16に係り合わせられ、各翼状パ
ネル3 が桁2に対して、第2係合部26先端の断面略円弧
形の端面27の中心点A を中心として揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウイング車に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ウイング車は、箱形荷台の上面中
央部の桁(センタービーム)の左右両側に、頂壁と側壁
とよりなる横面倒L形の翼状パネルが揺動自在に取り付
けられており、桁には鋼材が使用され、かつ翼状パネル
の取付けには鋼製の蝶番(ヒンジ)が用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のウイング車では、鋼製蝶番の取付け作業が非
常に面倒で、取付け工数が多く、かつ不慣れな作業者で
は、蝶番の回転芯をそろえるため、製作精度を出すのが
難しいという問題があった。しかも従来のウイング車の
桁が鋼材製であるとともに、蝶番も鋼製で、個々の重量
が重いため、ウイング車全体としての重量が増大する
し、また荷台側壁の外面に多数の蝶番が現れて見えるた
め、外観が非常に悪く、美観上好ましくないうえに、鋼
製の蝶番は長期の使用により錆が発生するという問題が
あった。
【0004】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、ウイング車の桁に押出形材を用いて、翼状パ
ネルの揺動取付機構を簡素化し、従来の鋼製蝶番の取付
けが全く不要で、翼状パネルの取付工数を大幅に削減す
ることができ、取付け作業に手間がかゝらず、架装能率
をアップすることができ、しかも製作精度を確実に出す
ことができて、翼状パネルの開閉をスムーズに行なうこ
とができ、さらに軽量化を果たし得るうえに、翼状パネ
ルの結合強度が大きく、かつ翼状パネルの取付け部分の
美観を向上し得る、ウイング車を提供しようとするにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、箱形荷台の上面中央部の桁の左右両
側に第1ヒンジ構成部がそれぞれ設けられ、横面倒L形
の翼状パネルの頂壁の桁側の枠部材の上縁部に、桁側に
突出した第2ヒンジ構成部が設けられ、桁側の第1ヒン
ジ構成部と、翼状パネル側の第2ヒンジ構成部とがそれ
ぞれ嵌め合わせられて、桁の左右両側に翼状パネルが揺
動自在に取り付けられているウイング車であって、桁一
側の第1ヒンジ構成部が、桁の上側縁部よりパネル側に
のびる第1張出部と、第1張出部の下側に設けられかつ
断面円弧形を有する案内部とによって構成され、この第
1ヒンジ構成部に、パネル側に向かって開口した開口部
を有する第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けられ、か
つ第1張出部の先端部に断面鉤形の第1係合部が設けら
れて、第1係合部の内側に断面凹弧状の案内面が設けら
れ、同側の翼状パネルの頂壁の枠部材の第2ヒンジ構成
部が、同部材の上端部より桁側にのびかつ下側面が断面
円弧形の凸面部となされた第2張出部と、第2張出部の
先端寄り部分から上方に突出しかつ上端に断面略円弧形
の端面を有する第2係合部とによって構成され、この第
2ヒンジ構成部に、上方に向かって開口した開口部を有
しかつこの開口部の上縁より第2係合部の基部に至る横
断面円弧形の案内面を有する第1係合部嵌込み用凹部が
設けられており、翼状パネルの開放前の状態において
は、翼状パネルの頂壁の枠部材の第2ヒンジ構成部が、
桁の第1ヒンジ構成部の凹部内に嵌め込まれて、第2ヒ
ンジ構成部側の第2係合部先端の断面略円弧形の端面
が、第1ヒンジ構成部側の第1係合部に係り合わせら
れ、翼状パネルの頂壁の枠部材が、桁に対してその第2
ヒンジ構成部の係合部先端の断面略円弧形の端面の中心
点(A) を中心として揺動した翼状パネルの開放後の状態
では、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第1ヒンジ構成部
の第1張出部先端の第1係合部が嵌め込まれて、第2ヒ
ンジ構成部の第2係合部と第1係合部とが相互に係り合
わせられるようになされている、ウイング車を要旨とし
ている。
【0006】
【作用】上記ウイング車によれば、箱形荷台の桁が例え
ばアルミニウム押出形材製であり、これの左右両側に翼
状パネル取付用の第1ヒンジ構成部がそれぞれ設けられ
ている。一方、各翼状パネルの頂壁の桁側の枠部材(セ
ンターレール)に、桁側に突出した第2ヒンジ構成部が
設けられている。
【0007】従って、箱形荷台の桁に左右両翼状パネル
を取り付けるには、単に桁側の第1ヒンジ構成部と、翼
状パネル側の第2ヒンジ構成部とを嵌め合わせるだけで
良いので、翼状パネルの取付け作業に手間がかゝらず、
翼状パネルの取付工数を大幅に削減することができ、架
装能率をアップすることができる。
【0008】しかも第1および第2ヒンジ構成部を互い
に嵌め合わせるだけで、両者の回転芯をそろえることが
でき、製作精度を確実に出すことができて、翼状パネル
の開閉をスムーズに行なうことができる。このように、
この発明では、ウイング車の翼状パネルの揺動取付機構
が簡素化されており、従来の鋼製蝶番の取付けが全く不
要である。
【0009】翼状パネルの開放前の状態においては、翼
状パネル頂壁の枠部材の第2ヒンジ構成部が、桁の第1
ヒンジ構成部の凹部内に嵌め込まれて、第2ヒンジ構成
部側の第2係合部先端の断面略円弧形の端面が、第1ヒ
ンジ構成部側の第1係合部に係り合わせられている。
【0010】そして、翼状パネルの頂壁の枠部材が、桁
に対してその第2ヒンジ構成部の係合部先端の断面略円
弧形の端面の中心点(A) を中心として揺動し、翼状パネ
ルの頂壁の枠部材が桁に対して略100°回転して、翼
状パネルが開かれる。この翼状パネルの開放後の状態に
おいては、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第1ヒンジ構
成部の第1張出部先端の第1係合部が嵌め込まれて、第
2ヒンジ構成部の第2係合部と第1係合部とが相互に係
り合わせられる。
【0011】このように、翼状パネルの開放前あるいは
開放後の状態においては、いずれも桁の第1ヒンジ構成
部と、翼状パネルの第2ヒンジ構成部との引っ掛かり部
分(係合部分)が大きいので、翼状パネルの結合強度が
充分に大きいものである。
【0012】また、この発明によれば、従来の鋼製蝶番
を使用しないので、軽量化を果たし得るとともに、翼状
パネルの取付け部分の美観を向上し得るものである。
【0013】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0014】まず図4において、この発明によるウイン
グ車(10)は、箱形荷台(1) の上面中央部の桁(センター
ビーム)(2) の左右両側に、頂壁(6)(6)と側壁(7)(7)と
よりなる横面倒L形の一対の翼状パネル(3)(3)がそれぞ
れ揺動自在に取り付けられているが、この発明では、図
1と図2に詳しく示すように、桁(2) と、翼状パネル
(3)(3)の頂壁(6)(6)の桁(2) 側の枠部材(センターレー
ル)(8)(8)とが、いずれもアルミニウム押出形材製であ
り、かつこれらの連結部分にヒンジ構成部(12)(22)がそ
れぞれ設けられて互いに嵌め合わせられることにより、
翼状パネル(3)(3)の揺動取付機構が簡素化されたもので
ある。
【0015】なお、左右一対の翼状パネル(3)(3)は互い
に対称につくられていて、ほゞ同じ構成を有しているの
で、以下に一方の左側翼状パネル(3) についてのみ、そ
の構成を説明する。
【0016】すなわち、図1と図2において、桁(2)
は、横断面略方形のアルミニウム中空押出形材であっ
て、桁(2) の左右両側に第1ヒンジ構成部(12)(12)(一
方の図示略)がそれぞれ設けられている。なお桁(2) の
内部は、左右両補強仕切壁(9)(9)によって中央の大きい
中空部(4) と、これの左右両側でかつ第1ヒンジ構成部
(12)(12)の下側の小さい中空部(5)(5)(一方の図示略)
とに区分せられている。
【0017】各第1ヒンジ構成部(12)は、桁(2) の上側
縁部よりパネル(3) 側にのびる第1張出部(13)と、第1
張出部(13)の下側に設けられかつ断面円弧形を有する案
内部(14)とによって構成されている。
【0018】この第1ヒンジ構成部(12)に、パネル(3)
側に向かって開口した開口部(18)を有する第2ヒンジ構
成部嵌込み用凹部(19)が設けられ、かつ第1張出部(13)
の基部寄りに内方凸部(15)が設けられるとともに、第1
張出部(13)の先端部に断面鉤形の第1係合部(16)が設け
られて、第1係合部(16)の内側に断面凹弧状の案内面(1
7)が設けられている。
【0019】これに対し、各翼状パネル(3) の頂壁(6)
の桁(2) 側の枠部材(8) は、横断面略コ形のアルミニウ
ム押出形材製であって、各枠部材(8) の桁(2) 側の側壁
部(8a)上縁部に、桁(2) 側に突出した第2ヒンジ構成部
(22)が設けられている。
【0020】第2ヒンジ構成部(22)は、枠部材(8) の桁
(2) 側の側壁部(8a)上縁部より桁(2) 側にのびかつ下側
面が断面円弧形の凸面部(24)となされた第2張出部(23)
と、第2張出部(23)の先端寄り部分から上方に突出しか
つ上端に断面略円弧形の端面(27)を有する第2係合部(2
6)とによって構成されている。なお、この実施例では、
第2係合部(26)の上端部に横断面略円形の径大の頭部(2
6a) が設けられており、この頭部(26a) は、翼状パネル
(3) が揺動するさいの軸部となされるものである。
【0021】この第2ヒンジ構成部(22)には、上方に向
かって開口した開口部(28)を有しかつこの開口部(28)の
上縁より第2係合部(26)の基部に至る横断面円弧形の案
内面(29a) を有する第1係合部嵌込み用凹部(29)が設け
られるとともに、第2係合部(26)の基部より第2張出部
(23)の先端部(23a) に至る嵌合凹部(20)が設けられてい
る。
【0022】上記において、ウイング車(10)の桁(2)
に、翼状パネル(3) を取り付けるには、桁(2) 側の第1
ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に翼状パネル(3) の頂壁
(6) の枠部材(8) の第2ヒンジ構成部(22)が挿入される
ように、翼状パネル(3) をスライドさせながら、両ヒン
ジ構成部(12)(22)を嵌め合わせれば良い。
【0023】上記のような翼状パネル(3) の取付けは、
両ヒンジ構成部(12)(22)を単に嵌め合わせるだけで良
く、かつこれらのヒンジ構成部(12)(22)は、いずれもア
ルミニウム押出形材製であるため、素人でも作業可能で
あり、翼状パネル(3) の取付工数を大幅に削減すること
ができ、翼状パネル(3) の取付け作業に手間がかゝら
ず、しかも製作精度を確実に出すことができる。
【0024】図1と図2に示す状態は、ウイング車(10)
の桁(2) に対し組み合わせられた翼状パネル(3) が閉じ
ている状態、すなわち翼状パネル(3) が回転する前の状
態である。このとき翼状パネル(3) の頂壁(6) の枠部材
(8) の第2ヒンジ構成部(22)が、桁(2) の第1ヒンジ構
成部(12)の凹部(19)内に嵌め込まれて、第2ヒンジ構成
部(22)側の第2係合部(26)先端の断面略円弧形の端面(2
7)が、第1ヒンジ構成部(12)側の第1係合部(16)に係り
合わせられるとともに、第2ヒンジ構成部(22)側の嵌合
凹部(20)内に第1ヒンジ構成部(12)側の内方凸部(15)が
嵌め合わせられている。なお、この場合、第1ヒンジ構
成部(12)と第2ヒンジ構成部(22)との引掛かり部分(係
合部分)が大きいので、桁(2) に対する翼状パネル(3)
の結合強度が非常に大きいものである。
【0025】つぎに、翼状パネル(3) を桁(2) に対して
揺動させると、翼状パネル(3) の頂壁(6) の枠部材(8)
は、桁(2) に対してその第2ヒンジ構成部(22)の係合部
(26)先端の断面略円弧形の端面(27)の中心点(A) を中心
として揺動し、このとき、第2ヒンジ構成部(22)の第2
張出部(23)の断面円弧形の凸面部(24)が、桁(2) 側の第
1ヒンジ構成部(12)の断面円弧形の案内部(14)に沿って
案内されるとともに、桁(2) 側の第1張出部(13)先端部
の断面鉤形の第1係合部(16)が、第2ヒンジ構成部(22)
の第2張出部(23)の凹部(29)の横断面円弧形の案内面(2
9a) に沿って案内され、翼状パネル(3) の開閉がスムー
ズである。
【0026】そして、翼状パネル(3) が桁(2) に対して
略100°回転した後の翼状パネル(3) の開放状態で
は、図3に示すように、第2ヒンジ構成部(22)の凹部(2
9)内に、第1ヒンジ構成部(12)の第1張出部(13)先端の
第1係合部(16)が嵌め込まれて、第2ヒンジ構成部(22)
の第2係合部(26)と第1係合部(16)とが互いにしっかり
と係り合わせられるとともに、第2ヒンジ構成部(22)の
第2張出部(23)の先端部(23a) が、第1ヒンジ構成部(1
2)の凹部(19)内の開口部(18)の側壁に係り合うため、桁
(2) に対する翼状パネル(3) の結合強度が、やはり大き
いものである。
【0027】なお第1ヒンジ構成部(12)(12)および第2
ヒンジ構成部(22)(22)は、桁(2) と翼状パネル(3) の頂
壁(6) の枠部材(8) とに全長にわたって設けられるのが
好ましいが、短いものを所定間隔おきに数個設ける場合
もあり、この点は限定されない。
【0028】また、第1ヒンジ構成部(12)(12)を有する
桁(2) および翼状パネル(3) の頂壁(6) の第2ヒンジ構
成部(22)を有する枠部材(8) は、通常アルミニウム押出
型材製であるが、これに限らず、その他の金属、あるい
は硬質の合成樹脂などによりつくられていても良い。
【0029】
【発明の効果】この発明は、上述のように、箱形荷台の
上面中央部の桁の左右両側に第1ヒンジ構成部がそれぞ
れ設けられ、横面倒L形の翼状パネルの頂壁の桁側の枠
部材の上縁部に、桁側に突出した第2ヒンジ構成部が設
けられ、桁側の第1ヒンジ構成部と、翼状パネル側の第
2ヒンジ構成部とがそれぞれ嵌め合わせられて、桁の左
右両側に翼状パネルが揺動自在に取り付けられているウ
イング車であって、桁一側の第1ヒンジ構成部が、桁の
上側縁部よりパネル側にのびる第1張出部と、第1張出
部の下側に設けられかつ断面円弧形を有する案内部とに
よって構成され、この第1ヒンジ構成部に、パネル側に
向かって開口した開口部を有する第2ヒンジ構成部嵌込
み用凹部が設けられ、かつ第1張出部の先端部に断面鉤
形の第1係合部が設けられて、第1係合部の内側に断面
凹弧状の案内面が設けられ、同側の翼状パネルの頂壁の
枠部材の第2ヒンジ構成部が、同部材の上端部より桁側
にのびかつ下側面が断面円弧形の凸面部となされた第2
張出部と、第2張出部の先端寄り部分から上方に突出し
かつ上端に断面略円弧形の端面を有する第2係合部とに
よって構成され、この第2ヒンジ構成部に、上方に向か
って開口した開口部を有しかつこの開口部の上縁より第
2係合部の基部に至る横断面円弧形の案内面を有する第
1係合部嵌込み用凹部が設けられ、翼状パネルの開放前
の状態においては、翼状パネルの頂壁の枠部材の第2ヒ
ンジ構成部が、桁の第1ヒンジ構成部の凹部内に嵌め込
まれて、第2ヒンジ構成部側の第2係合部先端の断面略
円弧形の端面が、第1ヒンジ構成部側の第1係合部に係
り合わせられ、翼状パネルの頂壁の枠部材が、桁に対し
てその第2ヒンジ構成部の係合部先端の断面略円弧形の
端面の中心点(A) を中心として揺動した翼状パネルの開
放後の状態では、第2ヒンジ構成部の凹部内に、第1ヒ
ンジ構成部の第1張出部先端の第1係合部が嵌め込まれ
て、第2ヒンジ構成部の第2係合部と第1係合部とが相
互に係り合わせられるようになされているもので、この
発明によれば、ウイング車の桁に左右両翼状パネルを取
り付けるには、単に桁側の第1ヒンジ構成部と、翼状パ
ネル側の第2ヒンジ構成部とを嵌め合わせるだけで良い
ので、翼状パネルの取付け作業に手間がかゝらず、翼状
パネルの取付工数を大幅に削減することができ、架装能
率をアップすることができる。
【0030】しかも第1および第2ヒンジ構成部を互い
に嵌め合わせるだけで、両者の回転芯をそろえることが
でき、素人でも取付作業が可能であり、かつ製作精度を
確実に出すことができて、翼状パネルの開閉をスムーズ
に行なうことができる。
【0031】このように、この発明によれば、ウイング
車の翼状パネルの揺動取付機構が簡素化されており、従
来の鋼製蝶番の取付けが全く不要である。
【0032】また、桁側の第1ヒンジ構成部と翼状パネ
ル側の第2ヒンジ構成部とは、通常アルミニウム押出型
材製であり、従ってヒンジの軽量化を果たし得るととも
に、ウイング車の翼状パネル取付部分には、従来ような
多数の鋼製蝶番が現れて見えないため、外観が非常にき
れいであり、美観を向上し得る。
【0033】さらに、翼状パネルの開放前あるいは開放
後の状態においては、いずれも桁側の第1ヒンジ構成部
に対して、翼状パネル側の第2ヒンジ構成部の引っ掛か
り部分(係合部分)が大きく、従って結合強度が非常に
大きいものであるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウイング車の翼状パネル取付部分を示す拡大垂
直断面図で、翼状パネルが閉じた状態を示しており、こ
れは図4のIーI線に沿うものである。
【図2】同要部拡大垂直断面図である。
【図3】ウイング車の翼状パネルの取付部分を示す拡大
垂直断面図で、翼状パネルが開いた状態を示している。
【図4】ウイング車の概略斜視図である。
【符号の説明】
A 中心点 1 箱形荷台 2 桁 3 横面倒L形翼状パネル 6 頂壁 8 枠部材 10 ウイング車 12 第1ヒンジ構成部 13 第1張出部 14 断面円弧形を有する案内部 16 断面鉤形の第1係合部 17 断面凹弧状の案内面 18 開口部 19 第2ヒンジ構成部嵌込み用凹部 22 第2ヒンジ構成部 23 第2張出部 23a 先端部 24 断面円弧形の凸面部 26 第2係合部 27 断面略円弧形の端面 28 開口部 29 第1係合部嵌込み用凹部 29a 横断面円弧形の案内面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形荷台(1) の上面中央部の桁(2) の左
    右両側に第1ヒンジ構成部(12)(12)がそれぞれ設けら
    れ、横面倒L形の翼状パネル(3)(3)の頂壁(6)(6)の桁
    (2) 側の枠部材(8)(8)の上縁部に、桁(2) 側に突出した
    第2ヒンジ構成部(22)(22)が設けられ、桁(2) 側の第1
    ヒンジ構成部(12)(12)と、翼状パネル(3)(3)側の第2ヒ
    ンジ構成部(22)(22)とがそれぞれ嵌め合わせられて、桁
    (2) の左右両側に翼状パネル(3)(3)が揺動自在に取り付
    けられているウイング車(10)であって、桁(2) 一側の第
    1ヒンジ構成部(12)が、桁(2) の上側縁部よりパネル
    (3) 側にのびる第1張出部(13)と、第1張出部(13)の下
    側に設けられかつ断面円弧形を有する案内部(14)とによ
    って構成され、この第1ヒンジ構成部(12)に、パネル
    (3) 側に向かって開口した開口部(18)を有する第2ヒン
    ジ構成部嵌込み用凹部(19)が設けられ、かつ第1張出部
    (13)の先端部に断面鉤形の第1係合部(16)が設けられ
    て、第1係合部(16)の内側に断面凹弧状の案内面(17)が
    設けられ、同側の翼状パネル(3) の頂壁(6) の枠部材
    (8) の第2ヒンジ構成部(22)が、同部材(8) の上端部よ
    り桁(2) 側にのびかつ下側面が断面円弧形の凸面部(24)
    となされた第2張出部(23)と、第2張出部(23)の先端寄
    り部分から上方に突出しかつ上端に断面略円弧形の端面
    (27)を有する第2係合部(26)とによって構成され、この
    第2ヒンジ構成部(22)に、上方に向かって開口した開口
    部(28)を有しかつこの開口部(28)の上縁より第2係合部
    (26)の基部に至る横断面円弧形の案内面(29a) を有する
    第1係合部嵌込み用凹部(29)が設けられており、翼状パ
    ネル(3) の開放前の状態においては、翼状パネル(3) の
    頂壁(6) の枠部材(8) の第2ヒンジ構成部(22)が、桁
    (2) の第1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内に嵌め込まれ
    て、第2ヒンジ構成部(22)側の第2係合部(26)先端の断
    面略円弧形の端面(27)が、第1ヒンジ構成部(12)側の第
    1係合部(16)に係り合わせられ、翼状パネル(3) の頂壁
    (6) の枠部材(8)が、桁(2) に対してその第2ヒンジ構
    成部(22)の係合部(26)先端の断面略円弧形の端面(27)の
    中心点(A) を中心として揺動した翼状パネル(3) の開放
    後の状態では、第2ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に、
    第1ヒンジ構成部(12)の第1張出部(13)先端の第1係合
    部(16)が嵌め込まれて、第2ヒンジ構成部(22)の第2係
    合部(26)と第1係合部(16)とが相互に係り合わせられる
    ようになされている、ウイング車。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6439640B1 (en) * 2001-02-12 2002-08-27 Donald G. Wheatley Pivoting rail having tonneau cover system
KR100801750B1 (ko) * 2007-07-26 2008-02-21 동양중공업 주식회사 윙 바디의 윙 개폐 구조
KR100865360B1 (ko) * 2008-05-02 2008-10-24 형제산업(주) 윙 바디의 윙 결합 구조
US11235650B2 (en) * 2020-03-23 2022-02-01 Ningbo Kuatu Electronic Tech. Co. Ltd. Steady bed cover of pickup truck

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