JPH0826147A - トラック等の車両におけるアオリ取付装置 - Google Patents

トラック等の車両におけるアオリ取付装置

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JPH0826147A
JPH0826147A JP6160917A JP16091794A JPH0826147A JP H0826147 A JPH0826147 A JP H0826147A JP 6160917 A JP6160917 A JP 6160917A JP 16091794 A JP16091794 A JP 16091794A JP H0826147 A JPH0826147 A JP H0826147A
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Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラック等の車両におけるアオリ取付装置で
あって、荷台側壁側のアオリ取付部分に、ほとんど間隙
が形成されることなく、例えばアオリ付きトラックを豪
雪地域で使用した場合に、雪や氷の付着によってアオリ
の開閉に支障をきたすおそれをなくす。またアオリの開
放状態におけるシール性が良く、荷台側壁側のヒンジ構
成部内の凹部に、雨水や雪、氷等が入り込むことなく、
隙間内腐食の発生を未然に防止し、耐久性を増大する。 【構成】 アオリ1 は、アオリ下端部1a、荷台側壁4 お
よび連結部材31に設けられたヒンジ10を介して、荷台側
壁4 に略180°揺動自在に取り付けられている。アオ
リ下端部1aの第1ヒンジ構成部12に第1シール部材11
が、荷台側壁4 の第2ヒンジ構成部22に第2シール部材
21がそれぞれ取り付けられて、これらの先端部が連結部
材31側のヒンジ構成部32,42 の凸面部34,44 の所要箇所
に当接せしめられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、トラック等の車両に
おけるアオリ取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック等の車両の荷台側壁に
は、アルミニウム中空押出形材製のアオリが、ステンレ
ス鋼製の丁番を介して180°揺動自在に取り付けられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アオリ取付用丁番は、その取付作業に手間がかゝるだけ
でなく、不慣れな作業者では、取付精度を出すのが難し
いという問題があった。また、従来のアオリ取付用丁番
では、これの枢軸を差し込んでいる筒形連結部が荷台側
壁の外面より外方に突出しているため、例えば幅の狭い
道路を走行するさい、歩行者や自転車が、この丁番の枢
軸差込み用筒形連結部に引っ掛かるおそれがあるし、ま
た荷台側壁の外面に多数の丁番が現れて見えるため、外
観が非常に悪いという問題があった。
【0004】そこで、この発明者らは、上記の点に鑑み
鋭意研究を重ね、トラック等の車両において、上記アオ
リを荷台側壁にアルミニウム押出形材製の連結部材を介
して180°揺動自在に取り付けたアオリの取付装置を
提案した(例えば特開平5−65081号公報参照)。
【0005】この先提案のアオリ取付装置は、アオリの
下端部に設けられた横断面鉤形の第1ヒンジ構成部と、
荷台側壁に設けられた横断面鉤形の第2ヒンジ構成部
と、アオリおよび荷台側壁を連結する連結部材の上部に
設けられかつアオリ下端部の第1ヒンジ構成部に組み合
わせられた第3ヒンジ構成部と、同連結部材の下部に設
けられかつ荷台側壁上縁部の第2ヒンジ構成部に組み合
わせられた第4ヒンジ構成部とよりなるヒンジを介し
て、荷台側壁に対してアオリが略180°揺動自在に取
り付けられていた。
【0006】このような先提案のアオリ取付装置によれ
ば、従来の丁番が不要となり、アオリの取付工数を大幅
に削減することができて、取付作業に手間がかゝらず、
しかも取付精度を出すことができ、またアオリの取付部
分が荷台側壁よりも外方に突出することなく、安全性が
高いというものであった。
【0007】しかしながら、上記先提案のアオリ取付装
置では、アオリ側の横断面鉤形の第1ヒンジ構成部の先
端部と連結部材との間、および連結部材と、荷台側壁側
の横断面鉤形の第2ヒンジ構成部の先端部との間に、そ
れぞれ外方に開口した間隙が形成されており、このため
例えば上記アオリ付きトラックを、北海道、東北のよう
な豪雪地域で使用した場合、冬季においては、これらの
間隙に雪や氷が詰まって固まり、アオリの開放に支障を
きたすおそれがあり、またアオリの開放状態において、
アオリ側あるいは荷台側壁側のヒンジ構成部内の凹部
に、雨水や雪、氷等が入り込むと、隙間内腐食の発生が
生じて、耐久性が劣るという問題があった。
【0008】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、アオリ側のヒンジ構成部の先端部と連結部材
との間、および連結部材と荷台側壁側のヒンジ構成部の
先端部との間に、ほとんど間隙が形成されることなく、
従ってこのアオリ付きトラックを豪雪地域で使用した場
合にも、雪や氷の付着によってアオリの開閉に支障をき
たすおそれが全くなく、またアオリの開放状態におい
て、アオリ側あるいは荷台側壁側のヒンジ構成部内の凹
部に、雨水や雪、氷等が入り込むことなく、隙間内腐食
の発生を未然に防止し得て、耐久性に優れており、勿
論、アオリの回転機構を簡素化し、従来の丁番が不要で
あり、その取付工数を大幅に削減することができて、ア
オリの取付作業に手間がかゝらず、しかも取付精度を確
実に出すことができ、またアオリの取付部分が荷台側壁
よりも外方に突出することなく、非常に安全性が高いう
えに、美観が優れている、トラック等の車両におけるア
オリ取付装置を提供しようとするにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、アオリの下端部に設けられた第1ヒ
ンジ構成部と、荷台側壁の段部に設けられた第2ヒンジ
構成部と、アオリおよび荷台側壁を連結する連結部材の
上部に設けられかつアオリ下端部の第1ヒンジ構成部に
組み合わせられた第3ヒンジ構成部と、同連結部材の下
部に設けられかつ荷台側壁の第2ヒンジ構成部に組み合
わせられた第4ヒンジ構成部とよりなるヒンジを介し
て、荷台側壁に対してアオリが略180°揺動自在に取
り付けられているトラック等の車両において、アオリ下
端部の第1ヒンジ構成部が、アオリ下端部の下壁におい
て断面円弧形の案内面を有する第1案内部と、アオリ下
端部の外側縁部より下方にのびる第1張出部とによって
構成されて、第1ヒンジ構成部内に、下方に向かって開
放した第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けられ、かつ
第1張出部の先端寄り部分の内側に内方凸部が設けられ
て、内方凸部の上側縁部に断面凹弧状案内面が設けら
れ、連結部材の第3ヒンジ構成部が、連結部材の上側縁
部より上方にのびかつ右側に断面略90°の角度に相当
する円弧形の凸面部を備えた第3張出部と、第3張出部
の先端寄り部分から左方突出状に設けられかつ先端に点
(A) を中心とする断面略円形の頭部を有する第3係合部
とによって構成されて、この第3ヒンジ構成部の内側
に、左方に向かって開放しかつ内面に横断面円弧形の案
内面を有する第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設け
られ、上記第1ヒンジ構成部の第1案内部の下端部に、
これを延長するようにかつ先端部が第3ヒンジ構成部の
第3張出部の凸面部に当接するようになされた第1シー
ル部材が取り付けられ、荷台側壁の第2ヒンジ構成部
が、荷台側壁の段部より上方斜め右向きにのびかつ断面
略90°の角度に相当する円弧形の第2案内部と、荷台
側壁の段部より上方にのびる第2張出部とによって構成
されて、第2ヒンジ構成部内に、上方に向かって開放し
た第4ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設けられ、かつ第2
張出部の先端寄り部分の右側に内方凸部が設けられて、
内方凸部の下側縁部に断面凹弧状案内面が設けられ、連
結部材の第4ヒンジ構成部が、連結部材の下側縁より下
方にのびかつ右側に断面略90°の角度に相当する円弧
形の凸面部を備えた第4張出部と、第4張出部の先端寄
り部分から左方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中
心とする断面略円形の頭部を有する第4係合部とによっ
て構成されて、この第4ヒンジ構成部の内側に、左方に
向かって開放しかつ内面に横断面円弧形の案内面を有す
る第2ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部が設けられ、上記
第2ヒンジ構成部の第2案内部の上端部に、これを延長
するようにかつ先端部が第4ヒンジ構成部の第4張出部
の凸面部に当接するようになされた第2シール部材が取
り付けられている、トラック等の車両におけるアオリ取
付装置を要旨としている。
【0010】
【作用】上記において、まずアオリが閉じている状態、
すなわち、トラック等車両の荷台側壁に対し連結部材を
介して組み合わせられたアオリが荷台上に起立した開放
前の状態では、連結部材の第3ヒンジ構成部が、アオリ
下端部の第1ヒンジ構成部の凹部内に収められて、第3
ヒンジ構成部側の第3係合部先端の断面略円形の頭部
が、第1ヒンジ構成部側の断面凹弧状案内面に嵌め入れ
られて内方凸部に係り合わせられている。このとき、第
1シール部材の先細の先端部は、連結部材の第3張出部
の凸面部の基部に当接せしめられている。一方、連結部
材の第4ヒンジ構成部が、荷台側壁上縁部の第2ヒンジ
構成部の凹部内に収められて、第4ヒンジ構成部側の第
4係合部先端の断面略円形の頭部が、第2ヒンジ構成部
側の断面凹弧状案内面に嵌め入れられて内方凸部に係り
合わせられている。また第2シール部材の先細の先端部
は、連結部材の第4張出部の凸面部の基部に当接せしめ
られている。
【0011】上記アオリは、起立状態より180°外側
に倒すことができるが、それはつぎの作用による。
【0012】すなわち、起立状態のアオリを外側に倒す
と、まず最初にアオリと連結部材が一緒に荷台側壁に対
して、連結部材の第4ヒンジ構成部の第4係合部先端の
断面略円形の頭部の中心点(B) を中心として揺動する。
こうして、アオリが連結部材と共に略90°開いた状態
では、第2シール部材の先細の先端部は、連結部材の第
4張出部の凸面部の先端部に当接せしめられている。
【0013】引き続きアオリを倒すと、連結部材は、も
はやそれ以上回動できないため、連結部材に対して今度
はアオリのみが揺動する。すなわち、略90°開いた後
のアオリが、連結部材の第3ヒンジ構成部の第3係合部
先端の断面略円形の頭部の中心点(A) を中心として揺動
する。アオリが連結部材に対してさらに略90°開いた
状態では、第1シール部材の先細の先端部は、連結部材
の第3張出部の凸面部の先端部に当接せしめられてい
る。
【0014】このように、上記アオリ取付装置によれ
ば、荷台側壁に対するアオリの開閉機構が簡素化されて
おり、アオリの略180°の開閉が可能であるととも
に、従来の丁番の取付けが全く不要である。
【0015】そして、アオリ側のヒンジ構成部の先端部
と連結部材との間、および連結部材と荷台側壁側のヒン
ジ構成部の先端部との間に、ほとんど間隙が形成される
ことなく、従ってこのアオリ付きトラックを豪雪地域で
使用した場合にも、雪や氷の付着によってアオリの開閉
に支障をきたすおそれが全くなく、またアオリの開放状
態において、アオリ側あるいは荷台側壁側のヒンジ構成
部内の凹部に、雨水や雪、氷等が入り込むことがなく、
アオリの開閉操作に支承がなく、かつ隙間内腐食の発生
を未然に防止し得て、耐久性に優れている。
【0016】また上記アオリ取付装置では、いずれも通
常アルミニウム押出形材製であるアオリおよび連結部材
を、荷台側枠部材の側壁に単に組み合わせるだけで良い
ので、トラック等の車両の製作時、アオリの取付工数を
大幅に削減することができ、しかも素人でも取付作業が
可能であり、かつ取付精度を確実に出すことができる。
【0017】また上記アオリ、荷台側壁および連結部材
は、いずれも通常アルミニウム押出形材製であり、従っ
てトラック等の車両における荷台アオリの軽量化を果た
し得るとともに、従来の丁番を使用しないため、丁番に
よる錆の発生がなく、アオリ取付部分の美観を向上し得
る。
【0018】またこのように、荷台側壁のアオリ取付部
分の外面に、従来ような多数の丁番が現れて見えないば
かりか、アオリ、連結部材および荷台側壁のヒンジ構成
部同志の間には、ほとんど間隙が形成されないため、外
観が非常にきれいであり、かつデザインの自由度が大き
く、例えばアオリ下端部、連結部材および荷台側壁に、
全体として外方にわずかに膨らんだ丸みをつけるような
デザインを採用することができて、美観が良く、意匠性
に優れている。
【0019】アオリの開放前の状態および開放後の状態
においては、第1ヒンジ構成部と第3ヒンジ構成部、あ
るいは第2ヒンジ構成部と第4ヒンジ構成部との連結部
の引っ掛かり部分(係合部分)がいずれも大きいので、
アオリの取付強度が非常に大きいものである。
【0020】そのうえ、アオリの取付部分が荷台側壁よ
りも外方に突出することなく、例えば幅の狭い道路を走
行した場合にも、歩行者や自転車がアオリの取付部分に
引っ掛かるおそれが全くなく、非常に安全性が高いもの
である。
【0021】なお、アオリは、通常アルミニウム中空押
出形材製であり、また連結部材は、アルミニウム押出形
材製であるが、これに限らず、アオリはその他の材料に
よりつくられていても良いし、連結部材もその他の金
属、あるいは硬質の合成樹脂によりつくられていても、
勿論良い。
【0022】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0023】この明細書において、左右、前後および上
下は図1を基準とし、左とは図1の左側、右とは同右側
をいゝ、また前とは同図図面紙葉の裏側、後とは同表側
をいゝ、上とは同図上側、下とは同下側をいうものとす
る。また内とはトラックの内方向を、外とは同外方向を
指すものとする。
【0024】図1において、所要数のアルミニウム中空
押出形材製パネルによって構成されるアオリ(1) が、ト
ラックの荷台(2) の側壁さらに詳しくはアルミニウム押
出形材製の側枠部材(3) の側壁(4) (以下、この明細書
において荷台側壁という)に、ヒンジ(10)を介して18
0°上下方向に揺動して開閉するようになされている。
アオリ(1) の下端部(1a)の内側縁部は、荷台側枠部材
(3) 上に支持せられている。
【0025】ここで、アオリ(1) は、2枚以上のアルミ
ニウム中空押出形材製パネルが積み重ねられ連結せられ
てなる場合と、1枚のアルミニウム中空押出形材製パネ
ルのみによって構成される場合とがある。
【0026】アオリ(1) が起立した状態を示す図1〜図
3において、ヒンジ(10)は、アオリ(1) の下端部(1a)に
設けられた第1ヒンジ構成部(12)と、荷台側壁(4) の段
部(5) に設けられた第2ヒンジ構成部(22)と、アオリ
(1) および荷台側壁(4) を連結するアルミニウム押出形
材製の連結部材(31)の上部に設けられかつアオリ下端部
(1a)の第1ヒンジ構成部(12)に組み合わせられた第3ヒ
ンジ構成部(32)と、同連結部材(31)の下部に設けられか
つ荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(22)に組み合わせら
れた第4ヒンジ構成部(42)とよりなるものである。
【0027】上記アオリ下端部(1a)の第1ヒンジ構成部
(12)は、アオリ下端部(1a)の下壁(8) 中央部において断
面90°の角度に相当する円弧形の案内面(13a) を有す
る第1案内部(13)と、アオリ下端部(1a)の外側縁部より
下方にのびる第1張出部(14)とによって構成され、第1
ヒンジ構成部(12)内に、下方に向かって開放した第3ヒ
ンジ構成部嵌込み用凹部(19)が設けられている。また第
1張出部(14)の先端寄り部分の内側に内方凸部(16)が設
けられて、内方凸部(16)の上側縁部に断面凹弧状案内面
(17)が設けられている。またこの凹弧状案内面(17)より
上側の第1ヒンジ構成部(12)部分に、第3ヒンジ構成部
(32)側の後述する嵌合凹部(38)内に嵌め入れられる嵌合
凸部(18)が設けられている。
【0028】一方、連結部材(31)は、これの幅中央部の
外面(31a) が平坦面となされており、この連結部材(31)
の第3ヒンジ構成部(32)は、連結部材(31)の上側縁部よ
り上方にのびかつ右側に断面90°の角度に相当する円
弧形の凸面部(34)を備えた第3張出部(33)と、第3張出
部(33)の先端寄り部分から左方突出状に設けられかつ先
端に点(A) を中心とする断面略円形の頭部(37)を有する
第3係合部(36)とによって構成されている。第3ヒンジ
構成部(32)の内側に、左方に向かって開放しかつ内面に
横断面円弧形の案内面(39a) を有する第1ヒンジ構成部
一部嵌込み用凹部(39)が設けられている。また第3ヒン
ジ構成部(32)の第3張出部(33)の先端部(33a) と第3係
合部(36)との間に、嵌合凹部(38)が設けられている。
【0029】そして、上記第1ヒンジ構成部(12)の第1
案内部(13)の下端部に、これを延長するようにかつ先端
部(11a) が第3ヒンジ構成部(32)の第3張出部(33)の凸
面部(34)に当接するようになされた合成ゴム製の第1シ
ール部材(11)が取り付けられている。
【0030】ここで、第1案内部(13)の下端部には下方
に開口した横断面略欠円形の内部拡大溝(15)が設けら
れ、一方、第1シール部材(11)の対応箇所に横断面略円
形の凸条(11b) が設けられて、この凸条(11b) が内部拡
大溝(15)に嵌め入れられることにより、第1案内部(13)
の下端部に第1シール部材(11)が取り付けられている。
【0031】また第1シール部材(11)の先端部(11a) は
先細となされていて、アオリ(1) の起立状態では、該先
端部(11a) は、連結部材(31)の第3張出部(33)の凸面部
(34)の基部に当接せしめられている。
【0032】そして、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部
(22)は、荷台側壁(4) の下側段部(5) から上側段部(6)
の垂直壁部(7) の上部外側に設けられかつ断面円弧形の
案内面(23a) を有する第2案内部(23)と、荷台側壁(4)
の下側段部(5) より嵌合凸部(28)を介して上方にのびる
第2張出部(24)とによって構成され、第2ヒンジ構成部
(22)内に、上方に向かって開放した第4ヒンジ構成部嵌
込み用凹部(29)が設けられている。また第2張出部(24)
の先端寄り部分の右側に内方凸部(26)が設けられて、内
方凸部(26)の下側縁部に断面凹弧状案内面(27)が設けら
れている。また、この凹弧状案内面(27)より下側の第2
ヒンジ構成部(22)部分に、第4ヒンジ構成部(42)側の後
述する嵌合凹部(48)内に嵌め入れられる嵌合凸部(28)が
設けられている。
【0033】一方、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(4
2)は、連結部材(31)の下側縁部より下方にのびかつ右側
に断面90°の角度に相当する円弧形の凸面部(44)を備
えた第4張出部(43)と、第4張出部(43)の先端寄り部分
から左方突出状に設けられかつ先端に点(B) を中心とす
る断面略円形の頭部(47)を有する第4係合部(46)とによ
って構成されている。この第4ヒンジ構成部(42)の内側
に、左方に向かって開放しかつ内面に横断面円弧形の案
内面(49a) を有する第2ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部
(49)が設けられている。また第4ヒンジ構成部(42)の第
4張出部(43)の先端部(43a) と第4係合部(46)との間に
嵌合凹部(48)が設けられている。
【0034】そして、上記第2ヒンジ構成部(22)の第2
案内部(23)の上端部に、これを延長するようにかつ先端
部(21a) が第4ヒンジ構成部(42)の第3張出部(43)の凸
面部(44)に当接するようになされた合成ゴム製の第2シ
ール部材(21)が取り付けられている。
【0035】ここで、第2案内部(23)の上端部には上方
に開口した横断面略欠円形の内部拡大溝(25)が設けら
れ、一方、第2シール部材(21)の対応箇所に横断面略円
形の凸条(21b) が設けられて、この凸条(21b) が内部拡
大溝(25)に嵌め入れられることにより、第2案内部(23)
の上端部に第2シール部材(21)が取り付けられている。
【0036】また第2シール部材(21)の先端部(21a) は
先細となされていて、アオリ(1) の起立状態では、該先
端部(21a) は、連結部材(31)の第4張出部(43)の凸面部
(44)の基部に当接せしめられている。
【0037】上記において、アオリ(1) を、連結部材(3
1)を介して荷台側壁(4) に取り付けるには、まずアオリ
(1) の下端部(1a)の第1ヒンジ構成部(12)の凹部(19)内
に、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)を、その一端
よりスライドさせながら挿入する。つぎに、荷台側壁
(4) 側の第2ヒンジ構成部(22)の凹部(29)内に、連結部
材(31)の第4ヒンジ構成部(42)を、その一端よりスライ
ドさせながら挿入すれば良い。勿論、これらの挿入作業
は、同時に行なうこともできる。
【0038】上記のようなアオリ(1) の取付け作業は、
アオリ(1) と連結部材(31)とを、荷台側壁(4) に単に嵌
め合わせるだけであり、かつこれらアオリ(1) と連結部
材(31)、並びに荷台側枠部材(3) は、いずれもアルミニ
ウム押出形材製であるため、作業が簡単であり、アオリ
(1) の取付工数を大幅に削減することができ、しかも取
付精度を確実に出すことができる。
【0039】なお、上記アオリ(1) の取付けの前に、ア
オリ(1) の第1案内部(13)の下端部に第1シール部材(1
1)を取り付けておくとともに、荷台側壁(4) の第2案内
部(23)の上端部にも第2シール部材(21)を取り付けてお
く。
【0040】また、荷台側壁(4) の前後両端部には、図
示しないストッパ取り付けられていて、これらのストッ
パにより、アオリ(1) と連結部材(31)が前後方向に抜け
出るのを防止している。
【0041】図1〜図3に示す状態は、トラックの荷台
(2) の側枠部材(3) 上にアオリ(1)が起立している状
態、すなわちアオリ(1) が外側に開く前の状態である。
【0042】このとき、アオリ下端部(1a)の第1ヒンジ
構成部(12)の凹部(19)内に、連結部材(31)の第3ヒンジ
構成部(32)が収められて、第3ヒンジ構成部(32)側の第
3係合部(36)先端の断面略円形の頭部(37)が、第1ヒン
ジ構成部(12)側の断面凹弧状案内面(17)に嵌め入れられ
て内方凸部(16)に係り合わせられるとともに、第1ヒン
ジ構成部(12)側の嵌合凸部(18)が第3ヒンジ構成部(32)
側の嵌合凹部(38)内に嵌め合わせられている。このと
き、第1シール部材(11)の先細の先端部(11a) は、連結
部材(31)の第3張出部(33)の凸面部(34)の基部に当接せ
しめられている。
【0043】一方、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(2
2)の凹部(29)内に、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(4
2)が収められて、第4ヒンジ構成部(42)側の第4係合部
(46)先端の断面略円形の頭部(47)が、第2ヒンジ構成部
(22)側の断面凹弧状案内面(27)に嵌め入れられて内方凸
部(26)に係り合わせられるとともに、第2ヒンジ構成部
(22)側の嵌合凸部(28)が第4ヒンジ構成部(42)側の嵌合
凹部(48)内に嵌め合わせられている。また第2シール部
材(21)の先細の先端部(21a) は、連結部材(31)の第4張
出部(43)の凸面部(44)の基部に当接せしめられている。
【0044】そして、上記アオリ(1) を起立状態より外
側に倒すと、まず最初にアオリ(1)は連結部材(20)と一
緒に揺動する。すなわちアオリ(1) と連結部材(31)が荷
台側壁(4) に対して、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部
(42)の第4係合部(46)先端の断面略円形の頭部(47)の中
心点(B) を中心として揺動する。
【0045】アオリ(1) が連結部材(31)と共に略90°
開いた状態では、図4に示すように、第4ヒンジ構成部
(42)の凹部(49)内に、第2ヒンジ構成部(22)の第2張出
部(24)の先端部(24a) が収められて、第4ヒンジ構成部
(42)の第4係合部(46)と第2ヒンジ構成部(22)の第2張
出部(24)の先端部(24a) とが相互に係り合わせられてい
る。またこのとき、第2シール部材(21)の先細の先端部
(21a) は、連結部材(31)の第4張出部(43)の凸面部(44)
の先端部に当接せしめられている。
【0046】引き続きアオリ(1) を倒すと、連結部材(2
1)は、もはやそれ以上回動できないため、連結部材(21)
に対して今度はアオリ(1) のみが揺動する。すなわち、
略90°開いた後のアオリ(1) が、連結部材(31)の第3
ヒンジ構成部(32)の第3係合部(36)先端の断面略円形の
頭部(37)の中心点(A) を中心として揺動する。アオリ
(1) が連結部材(31)に対してさらに略90°開いた状態
では、図5に示すように、第3ヒンジ構成部(32)の凹部
(39)内に、第1ヒンジ構成部(12)の第1張出部(14)の先
端部(14a) が収められて、第3ヒンジ構成部(32)の第3
係合部(36)と第1ヒンジ構成部(12)の第1張出部(14)の
先端部(14a) とが相互に係り合わせられるている。また
このとき、第1シール部材(11)の先細の先端部(11a)
は、連結部材(31)の第3張出部(33)の凸面部(34)の先端
部に当接せしめられている。
【0047】なお、アオリ(1) の開閉時のヒンジ(10)部
分の抵抗力等に起因して、例えば第1段階として、アオ
リ(1) のみが連結部材(31)に対して略90°開き、つい
で第2段階として、アオリ(1) が連結部材(31)と一緒に
さらに荷台側壁(4) に対して略90°開き、結果とし
て、アオリ(1) が連結部材(31)を介して荷台側壁(4) に
対して略180°開かれるようなことがあっても、何ら
差支えない。
【0048】上記によれば、荷台側壁(4) に対するアオ
リ(1) の開閉機構が簡素化されており、アオリ(1) が略
180°の開閉可能であるとともに、従来の丁番の取付
けが全く不要である。
【0049】上記によれば、荷台側壁(4) に対するアオ
リ(1) の取付部分は、それらの全長にわたってヒンジ(1
0)が設けられており、アオリ(1) 側の第1ヒンジ構成部
(12)の第1張出部(14)の先端部(14a) と連結部材(31)と
の間、および連結部材(31)と荷台側壁(4) 側の第2ヒン
ジ構成部(22)の第2張出部(24)の先端部(24a) との間
に、ほとんど間隙が形成されることなく、かつ連結部材
(31)は、これの幅中央部の外面(31a) が平坦面となされ
ており、従ってこのアオリ(1) を備えた荷台(2)付きト
ラックを豪雪地域で使用した場合にも、雪や氷の付着に
よってアオリ(1)の開閉に支障をきたすおそれが全くな
いものである。
【0050】またアオリ(1) の開放状態においては、ア
オリ(1) が連結部材(31)と共に略90°開いた後に、第
2シール部材(21)の先細の先端部(21a) が連結部材(31)
の第4張出部(43)の凸面部(44)の先端部に当接し、連結
部材(21)に対してさらにアオリ(1) のみが略90°開い
た後に、第1シール部材(11)の先細の先端部(11a) が連
結部材(31)の第3張出部(33)の凸面部(34)の先端部に当
接しているので、アオリ(1) 側の第1ヒンジ構成部(12)
内の凹部(19)あるいは荷台側壁(4) 側の第2ヒンジ構成
部(22)内の凹部(29)に、雨水や雪、氷等が入り込むこと
ようなことがなく、アオリ(1) の開閉操作に全く支承が
ないし、隙間内腐食の発生を未然に防止することができ
て、耐久性に優れている。
【0051】また上記アオリ(1) 取付装置では、アオリ
(1) 、荷台側壁(4) および連結部材(31)は、単に組み合
わせるだけで良いので、トラック等の車両の製作時、ア
オリ(1) の取付工数を大幅に削減することができ、しか
も素人でも取付作業が可能であり、かつ取付精度を確実
に出すことができる。
【0052】またこの実施例では、アオリ(1) 、荷台側
壁(4) 、連結部材(31)がいずれもアルミニウム押出形材
製であり、従ってトラックの軽量化を果たし得るととも
に、従来の丁番を使用しないため、丁番による錆の発生
がなく、アオリ(1) 取付部分の美観を向上し得る。
【0053】また、アオリ(1) の開放前の状態および開
放後の状態においては、第1ヒンジ構成部(12)と第3ヒ
ンジ構成部(32)、あるいは第2ヒンジ構成部(22)と第4
ヒンジ構成部(42)との引っ掛かり部分(係合部分)が、
いずれも大きいので、アオリ(1) の取付強度が非常に大
きいものである。
【0054】またこのように、荷台側壁(4) のアオリ
(1) 取付部分の外面に、従来ような多数の丁番が現れて
見えないばかりか、アオリ(1) 、連結部材(31)および荷
台側壁(4) のヒンジ構成部同志の間には、ほとんど間隙
が形成されないため、外観が非常にきれいであり、かつ
デザインの自由度が大きいものである。
【0055】従って、図1に示すように、アオリ(1) 下
端部、連結部材(31)および荷台側壁(4) に、全体として
外方にわずかに膨らんだ丸みをつけるようなデザインを
採用することができて、美観が良く、意匠性に優れてい
る。
【0056】そのうえ、アオリ(1) の取付部分が荷台側
壁(4) よりも外方に突出することなく、例えば幅の狭い
道路を走行した場合にも、歩行者や自転車がアオリ(1)
の取付部分に引っ掛かるおそれが全くなく、非常に安全
性が高い。
【0057】なお、上記実施例は、この発明によるアオ
リ取付装置を、トラック荷台(2) に適用した場合を示し
たが、この発明によるアオリ取付装置は、その他、各種
の分野において使用される車両全般について、同様に適
用されるものである。
【0058】
【発明の効果】この発明は、上述のように、アオリの下
端部に設けられた第1ヒンジ構成部と、荷台側壁の段部
に設けられた第2ヒンジ構成部と、アオリおよび荷台側
壁を連結する連結部材の上部に設けられかつアオリ下端
部の第1ヒンジ構成部に組み合わせられた第3ヒンジ構
成部と、同連結部材の下部に設けられかつ荷台側壁の第
2ヒンジ構成部に組み合わせられた第4ヒンジ構成部と
よりなるヒンジを介して、荷台側壁に対してアオリが略
180°揺動自在に取り付けられているトラック等の車
両において、アオリ下端部の第1ヒンジ構成部が、アオ
リ下端部の下壁において断面円弧形の案内面を有する第
1案内部と、アオリ下端部の外側縁部より下方にのびる
第1張出部とによって構成されて、第1ヒンジ構成部内
に、下方に向かって開放した第3ヒンジ構成部嵌込み用
凹部が設けられ、かつ第1張出部の先端寄り部分の内側
に内方凸部が設けられて、内方凸部の上側縁部に断面凹
弧状案内面が設けられ、連結部材の第3ヒンジ構成部
が、連結部材の上側縁部より上方にのびかつ右側に断面
略90°の角度に相当する円弧形の凸面部を備えた第3
張出部と、第3張出部の先端寄り部分から左方突出状に
設けられかつ先端に点(A) を中心とする断面略円形の頭
部を有する第3係合部とによって構成されて、この第3
ヒンジ構成部の内側に、左方に向かって開放しかつ内面
に横断面円弧形の案内面を有する第1ヒンジ構成部一部
嵌込み用凹部が設けられ、上記第1ヒンジ構成部の第1
案内部の下端部に、これを延長するようにかつ先端部が
第3ヒンジ構成部の第3張出部の凸面部に当接するよう
になされた第1シール部材が取り付けられ、荷台側壁の
第2ヒンジ構成部が、荷台側壁の段部より上方斜め右向
きにのびかつ断面略90°の角度に相当する円弧形の第
2案内部と、荷台側壁の段部より上方にのびる第2張出
部とによって構成されて、第2ヒンジ構成部内に、上方
に向かって開放した第4ヒンジ構成部嵌込み用凹部が設
けられ、かつ第2張出部の先端寄り部分の右側に内方凸
部が設けられて、内方凸部の下側縁部に断面凹弧状案内
面が設けられ、連結部材の第4ヒンジ構成部が、連結部
材の下側縁より下方にのびかつ右側に断面略90°の角
度に相当する円弧形の凸面部を備えた第4張出部と、第
4張出部の先端寄り部分から左方突出状に設けられかつ
先端に点(B) を中心とする断面略円形の頭部を有する第
4係合部とによって構成されて、この第4ヒンジ構成部
の内側に、左方に向かって開放しかつ内面に横断面円弧
形の案内面を有する第2ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部
が設けられ、上記第2ヒンジ構成部の第2案内部の上端
部に、これを延長するようにかつ先端部が第4ヒンジ構
成部の第4張出部の凸面部に当接するようになされた第
2シール部材が取り付けられているものである。
【0059】従って、この発明のアオリ取付装置によれ
ば、アオリ側のヒンジ構成部の先端部と連結部材との
間、および連結部材と荷台側壁側のヒンジ構成部の先端
部との間に、ほとんど間隙が形成されることなく、この
アオリ付きトラックを豪雪地域で使用した場合にも、雪
や氷の付着によってアオリの開閉に支障をきたすおそれ
が全くない。またアオリの開放状態において、アオリ側
あるいは荷台側壁側のヒンジ構成部内の凹部に、雨水や
雪、氷等が入り込むことなく、隙間内腐食の発生を未然
に防止し得て、耐久性に優れている。勿論、この発明の
アオリ取付装置によれば、アオリの回転機構が簡素化さ
れて、従来の丁番が不要であり、その取付工数を大幅に
削減することができて、アオリの取付作業に手間がかゝ
らず、しかも取付精度を確実に出すことができ、またア
オリの取付部分が荷台側壁よりも外方に突出することな
く、非常に安全性が高いうえに、美観が優れているとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアオリ取付装置を備えたトラックの
断面図で、アオリが起立した状態を示している。
【図2】同要部拡大断面図で、アオリが起立した状態を
示している。
【図3】同要部拡大断面図で、アオリが90°開いた状
態を示している。
【図4】同要部拡大断面図で、アオリが180°開いた
状態を示している。
【図5】トラック荷台側壁の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 アオリ 1a 下端部 4 荷台側壁 5 段部 8 下壁 10 ヒンジ 11 第1シール部材 11a 先端部 12 第1ヒンジ構成部 13 第1案内部 13a 断面円弧形の案内面 14 第1張出部 16 内方凸部 17 断面凹弧状案内面 19 第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部 21 第2シール部材 21a 先端部 22 第2ヒンジ構成部 23 円弧形の第2案内部 24 第2張出部 26 内方凸部 27 断面凹弧状案内面 29 第4ヒンジ構成部嵌込み用凹部 31 連結部材 32 第3ヒンジ構成部 33 第3張出部 34 凸面部 36 第3係合部 37 断面略円形の頭部 A 点(A) 39 第1ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部 39a 横断面円弧形の案内面 42 第4ヒンジ構成部 43 第4張出部 44 凸面部 46 第4係合部 47 断面略円形の頭部 B 点(B) 49 第2ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部 49a 横断面円弧形の案内面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アオリ(1) の下端部(1a)に設けられた第
    1ヒンジ構成部(12)と、荷台側壁(4) の段部(5) に設け
    られた第2ヒンジ構成部(22)と、アオリ(1)および荷台
    側壁(4) を連結する連結部材(31)の上部に設けられかつ
    アオリ下端部(1a)の第1ヒンジ構成部(12)に組み合わせ
    られた第3ヒンジ構成部(32)と、同連結部材(31)の下部
    に設けられかつ荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(22)に
    組み合わせられた第4ヒンジ構成部(42)とよりなるヒン
    ジ(10)を介して、荷台側壁(4)に対してアオリ(1) が略
    180°揺動自在に取り付けられているトラック等の車
    両において、アオリ下端部(1a)の第1ヒンジ構成部(12)
    が、アオリ下端部(1a)の下壁(8) において断面円弧形の
    案内面(13a) を有する第1案内部(13)と、アオリ下端部
    (1a)の外側縁部より下方にのびる第1張出部(14)とによ
    って構成されて、第1ヒンジ構成部(12)内に、下方に向
    かって開放した第3ヒンジ構成部嵌込み用凹部(19)が設
    けられ、かつ第1張出部(14)の先端寄り部分の内側に内
    方凸部(16)が設けられて、内方凸部(16)の上側縁部に断
    面凹弧状案内面(17)が設けられ、連結部材(31)の第3ヒ
    ンジ構成部(32)が、連結部材(31)の上側縁部より上方に
    のびかつ右側に断面略90°の角度に相当する円弧形の
    凸面部(34)を備えた第3張出部(33)と、第3張出部(33)
    の先端寄り部分から左方突出状に設けられかつ先端に点
    (A) を中心とする断面略円形の頭部(37)を有する第3係
    合部(36)とによって構成されて、この第3ヒンジ構成部
    (32)の内側に、左方に向かって開放しかつ内面に横断面
    円弧形の案内面(39a) を有する第1ヒンジ構成部一部嵌
    込み用凹部(39)が設けられ、上記第1ヒンジ構成部(12)
    の第1案内部(13)の下端部に、これを延長するようにか
    つ先端部(11a) が第3ヒンジ構成部(32)の第3張出部(3
    3)の凸面部(34)に当接するようになされた第1シール部
    材(11)が取り付けられ、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成
    部(22)が、荷台側壁(4) の段部(5) より上方斜め右向き
    にのびかつ断面略90°の角度に相当する円弧形の第2
    案内部(23)と、荷台側壁(4) の段部(5) より上方にのび
    る第2張出部(24)とによって構成されて、第2ヒンジ構
    成部(22)内に、上方に向かって開放した第4ヒンジ構成
    部嵌込み用凹部(29)が設けられ、かつ第2張出部(24)の
    先端寄り部分の右側に内方凸部(26)が設けられて、内方
    凸部(26)の下側縁部に断面凹弧状案内面(27)が設けら
    れ、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(42)が、連結部材
    (31)の下側縁より下方にのびかつ右側に断面略90°の
    角度に相当する円弧形の凸面部(44)を備えた第4張出部
    (43)と、第4張出部(43)の先端寄り部分から左方突出状
    に設けられかつ先端に点(B) を中心とする断面略円形の
    頭部(47)を有する第4係合部(46)とによって構成され
    て、この第4ヒンジ構成部(42)の内側に、左方に向かっ
    て開放しかつ内面に横断面円弧形の案内面(49a) を有す
    る第2ヒンジ構成部一部嵌込み用凹部(49)が設けられ、
    上記第2ヒンジ構成部(22)の第2案内部(23)の上端部
    に、これを延長するようにかつ先端部(21a) が第4ヒン
    ジ構成部(42)の第4張出部(43)の凸面部(44)に当接する
    ようになされた第2シール部材(21)が取り付けられてい
    る、トラック等の車両におけるアオリ取付装置。
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RU193642U1 (ru) * 2017-07-19 2019-11-07 Инмет Шталь Гмбх Унд Ко. Кг Элемент бортовой стенки
RU193637U1 (ru) * 2017-07-19 2019-11-07 Инмет Шталь Гмбх Унд Ко. Кг Автомобиль промышленного назначения, имеющий элемент бортовой стенки

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