JPH09175442A - トラック等の車両におけるアオリ取付装置 - Google Patents

トラック等の車両におけるアオリ取付装置

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JPH09175442A
JPH09175442A JP7342176A JP34217695A JPH09175442A JP H09175442 A JPH09175442 A JP H09175442A JP 7342176 A JP7342176 A JP 7342176A JP 34217695 A JP34217695 A JP 34217695A JP H09175442 A JPH09175442 A JP H09175442A
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JP
Japan
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tilt
connecting member
hinge
side wall
section
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Withdrawn
Application number
JP7342176A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroki Ogasawara
裕樹 小笠原
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
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Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック等車両荷台におけるアオリの起立状
態においてヒンジ部分に間隙が形成されることなく、例
えば豪雪地域においても、雪や氷の付着によってアオリ
の開閉に支障をきたすことをなくす。またアオリの開放
状態においても、ヒンジ部分に間隙がなく、従ってヒン
ジ部分の上に土や砂等がのっても、アオリの開閉に支障
をきたすおそれをなくして、耐久性を増大する。アオリ
の回転機構を簡素化して、取付工数の削減を図り、しか
も取付精度を確実に出す。 【解決手段】 アオリ1 は、荷台側壁4 に起立・垂下自
在に取り付けられており、全体としてアオリ1 が連結部
材31を介してトラック等車両の荷台側壁4 に対して垂下
状に開いた状態で、荷台側壁4 の段部5 とアオリ1 の下
壁8 とが、連結部材31中央の連結部材本体31a を介して
略同レベルに配置され、かつ3者の間の間隙がそれぞれ
小さいものとなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラック等の車
両におけるアオリ取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トラック等の車両の荷台側壁に
は、アルミニウム中空押出形材製のアオリが、ステンレ
ス鋼製の丁番を介して180°揺動自在に取り付けられ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アオリ取付用丁番は、その取付作業に手間がかゝるだけ
でなく、不慣れな作業者では、取付精度を出すのが難し
いという問題があった。また、従来のアオリ取付用丁番
では、これの枢軸を差し込んでいる筒形連結部が荷台側
壁の外面より外方に突出しているため、例えば幅の狭い
道路を走行するさい、歩行者や自転車が、この丁番の枢
軸差込み用筒形連結部に引っ掛かるおそれがあるし、ま
た荷台側壁の外面に多数の丁番が現れて見えるため、外
観が非常に悪いという問題があった。
【0004】そこで、この発明者らは、上記の点に鑑み
鋭意研究を重ね、トラック等の車両において、上記アオ
リを荷台側壁にアルミニウム押出形材製の連結部材を介
して180°揺動自在に取り付けたアオリの取付装置を
提案した(例えば特開平5−65081号公報参照)。
【0005】この先提案のアオリ取付装置は、アオリの
下端部に設けられた横断面鉤形の第1ヒンジ構成部と、
荷台側壁に設けられた横断面鉤形の第2ヒンジ構成部
と、アオリおよび荷台側壁を連結する連結部材の上部に
設けられかつアオリ下端部の第1ヒンジ構成部に組み合
わせられた第3ヒンジ構成部と、同連結部材の下部に設
けられかつ荷台側壁上縁部の第2ヒンジ構成部に組み合
わせられた第4ヒンジ構成部とよりなるヒンジを介し
て、荷台側壁に対してアオリが略180°揺動自在に取
り付けられていた。
【0006】このような先提案のアオリ取付装置によれ
ば、従来の丁番が不要となり、アオリの取付工数を大幅
に削減することができて、取付作業に手間がかゝらず、
しかも取付精度を出すことができ、またアオリの取付部
分が荷台側壁よりも外方に突出することなく、安全性が
高いというものであった。
【0007】しかしながら、上記先提案のアオリ取付装
置では、アオリ側の横断面鉤形の第1ヒンジ構成部の先
端部と連結部材との間、および連結部材と、荷台側壁側
の横断面鉤形の第2ヒンジ構成部の先端部との間に、そ
れぞれ外方に開口した間隙が形成されており、このため
例えば上記アオリ付きトラックを、北海道、東北のよう
な豪雪地域で使用した場合、冬季においては、これらの
間隙に雪や氷が詰まって固まり、アオリの開閉に支障を
きたすおそれがあるという問題があった。
【0008】また先提案のアオリ取付装置では、アオリ
の開放状態において、ヒンジ部分の上に土や砂等がのる
と、アオリの開閉のさいにこれらの土や砂等がヒンジ部
分に巻き込まれて、アオリの開閉に支障をきたすおそれ
があるという問題があった。
【0009】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、アオリの起立状態において、ヒンジ部分に間
隙が形成されることなく、従ってこのアオリ付きトラッ
クを豪雪地域で使用した場合にも、雪や氷の付着によっ
てアオリの開閉に支障をきたすおそれがなく、またアオ
リの開放状態において、ヒンジ部分の上に土や砂等がの
っても、アオリの開閉のさいにこれらを巻き込むことが
なく、アオリの開閉に支障をきたすおそれがなく、さら
に従来の丁番が不要で、アオリの回転機構を簡素化し
得、かつアオリの取付工数を大幅に削減することができ
て、取付作業に手間がかゝらず、しかも取付精度を確実
に出すことができるうえに、非常に安全性が高く、かつ
美観に優れている、トラック等の車両におけるアオリ取
付装置を提供しようとするにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明は、アオリの下端外側隅部に設けられか
つ外方に向かって開口した第1凹部を有する第1ヒンジ
構成部と、荷台側壁の段部およびこれより下側の荷台側
壁部の中間に設けられかつ外方に向かって開口した第2
凹部を有する第2ヒンジ構成部と、アオリおよび荷台側
壁を連結する連結部材の上部に設けられかつアオリ下端
部の第1ヒンジ構成部に組み合わせられた第3ヒンジ構
成部と、同連結部材の下部に設けられかつ荷台側壁の第
2ヒンジ構成部に組み合わせられた第4ヒンジ構成部と
よりなるヒンジを介して、荷台側壁に対してアオリが起
立・垂下自在に取り付けられているトラック等の車両で
あって、アオリの下端部の第1ヒンジ構成部が、第1凹
部の開口上縁部においてアオリの外側壁の下端寄り部分
より車両内方側にのびかつ下面に断面円弧形の案内面を
有する第1案内部と、第1凹部の開口下縁部においてア
オリ下壁の外側縁部より上方にのびる立上がり壁と、同
アオリ下壁の外側縁部より外方にのびる第1張出部とを
有しており、第1張出部の先端寄り部分の上側に上方凸
部が設けられて、上方凸部と立上がり壁との中間の第1
張出部の基部に断面凹弧状案内面が設けられ、連結部材
の第3ヒンジ構成部が、帯板状の連結部材本体の上側縁
部より上方にのびかつ外側に断面略90°の中心角を有
する円弧形の凸面部を備えた第3張出部と、第3張出部
の先端寄り部分から車両内方側に突出するように設けら
れかつ先端に中心点(A) を中心とする断面略円形の頭部
を有する第3係合部とを有していて、この第3ヒンジ構
成部の内側に、車両内方側に向かって開口しかつ開口下
側縁部よりより第3係合部に至る横断面円弧形の案内面
を有する第1張出部嵌込み用凹部が設けられ、荷台側壁
の第2ヒンジ構成部が、第2凹部の開口下縁部において
荷台側壁部の上端寄り部分より車両内方側にのびかつ上
面に断面円弧形の案内面を有する第2案内部と、第2凹
部の開口上縁部において荷台側壁の段部の外側縁より下
方にのびる垂下壁と、同段部の外側縁より外方にのびる
第2張出部とを有しており、第2張出部の先端寄り部分
の車両内方側に下方凸部が設けられて、下方凸部と垂下
壁との中間の第2張出部の基部に断面凹弧状案内面が設
けられ、連結部材の第4ヒンジ構成部が、帯板状の連結
部材本体の下側縁部より下方にのびかつ外側に断面略9
0°の中心角を有する円弧形の凸面部を備えた第4張出
部と、第4張出部の先端寄り部分から車両内方側に突出
するように設けられかつ先端に中心点(B) を中心とする
断面略円形の頭部を有する第4係合部とを有していて、
この第4ヒンジ構成部の内側に、車両内方側に向かって
開口しかつ開口上側縁部より第4係合部に至る横断面円
弧形の案内面を有する第2張出部嵌込み用凹部が設けら
れており、荷台の外側縁部に連結部材を介して起立した
状態のアオリが、連結部材の第3ヒンジ構成部の第3係
合部先端の断面略円形の頭部の中心点(A) を中心として
外側に揺動して略90°開き、さらにアオリと連結部材
が荷台側壁に対して、連結部材の第4ヒンジ構成部の第
4係合部先端の断面略円形の頭部の中心点(B) を中心と
して外側に揺動して、アオリと連結部材が一緒にさらに
荷台側壁に対して略90°開いて、全体としてアオリが
連結部材を介して荷台側壁に対して垂下状に開いた状態
で、荷台側壁の第2張出部を有する段部とアオリの第1
張出部を有する下壁とが、連結部材中央の連結部材本体
を介して略同レベルに配置されるとともに、荷台側壁の
第2張出部の先端部と連結部材本体の同側縁部同士の
間、並びにアオリ下壁の第1張出部の先端部と連結部材
本体の同側縁部同士の間の間隙が、それぞれ小さいもの
となされていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態
を、図面を参照して説明する。
【0012】この明細書において、内方とはトラック等
車両の内方側すなわち図1の右側を、外方とは同外方側
すなわち図1の左側をいうものとする。
【0013】図1と図2を参照すると、アオリ(1) がト
ラック等車両の荷台(2) の側枠部材(3) 上に起立した開
放前の状態では、アオリ(1) 下端部の第1ヒンジ構成部
(12)の第1凹部(19)内に、連結部材(31)の第3ヒンジ構
成部(32)の一部が収められるとともに、連結部材(31)の
第3ヒンジ構成部(32)側の凹部(39)内に、第1ヒンジ構
成部(12)の第1張出部(14)が収められて、第3ヒンジ構
成部(32)の第3係合部(36)と第1ヒンジ構成部(12)の第
1張出部(14)とが相互に係り合わせられ、連結部材(31)
の第3ヒンジ構成部(32)の外方への脱出が阻止されてい
る。
【0014】一方、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(2
2)の第2凹部(29)内に、連結部材(31)の第4ヒンジ構成
部(42)の一部が収められるとともに、連結部材(31)の第
4ヒンジ構成部(42)側の凹部(49)内に、第2ヒンジ構成
部(22)の第2張出部(24)が収められて、第4ヒンジ構成
部(42)の第4係合部(46)と第2ヒンジ構成部(22)の第2
張出部(24)とが相互に係り合わせられ、連結部材(31)の
第4ヒンジ構成部(42)の外方への脱出が阻止されてい
る。
【0015】このように、アオリ(1) がトラック等車両
の荷台(2) の側枠部材(3) 上に起立している状態では、
アオリ(1) の取付部分は、それらの全長にわたってヒン
ジ(10)が設けられており、かつアオリ(1) 側の第1ヒン
ジ構成部(12)の第1凹部(19)の開口上縁部と、連結部材
(31)側の第3ヒンジ構成部(32)の第3張出部(33)の先端
部(33a) との間、および荷台側壁(4) 側の第2ヒンジ構
成部(22)の第2凹部の開口上縁部と、連結部材(31)側の
第4ヒンジ構成部(42)の第4張出部(43)の先端部(43a)
との間に、ほとんど間隙が形成されることなく、従って
このアオリ(1)を備えた荷台(2) 付きトラックを豪雪地
域で使用した場合にも、雪や氷の付着によってアオリ
(1) の開閉に支障をきたすおそれがないものである。
【0016】また、同図に示すように、連結部材(31)
は、上から、第3ヒンジ構成部(32)の円弧形凸面部(34)
を備えた第3張出部(33)と、平坦な外面を有する連結部
材本体(31a) と、第4ヒンジ構成部(42)の円弧形凸面部
(44)を備えた第4張出部(43)とが順に設けられているの
で、例え連結部材(31)の外面に雪や氷が付着しても、こ
れらをきわめて簡単に払い落とすことができ、雪や氷の
付着よってもアオリ(1)の開閉には全く支障をきたすお
それがない。
【0017】上記アオリ(1) は、起立・垂下自在となさ
れている。
【0018】すなわち、荷台側壁(4) に起立している状
態のアオリ(1) を外側に倒すと、例えば第1段階とし
て、図3に示すように、アオリ(1) のみが連結部材(31)
に対して略90°開き、ついで第2段階として、図4に
示すように、アオリ(1) が連結部材(31)と一緒にさらに
荷台側壁(4) に対して略90°開く。あるいはまた図示
は省略したが、ヒンジ(10)部分の抵抗力等に起因して、
上記の場合とは逆に、例えば第1段階として、アオリ
(1) が連結部材(31)と一緒に荷台側壁(4) に対して略9
0°開き、ついで第2段階として、アオリ(1) のみが連
結部材(31)に対してさらに略90°開き、結果として、
アオリ(1) が連結部材(31)を介して荷台側壁(4) に対し
て垂下状態に略180°開かれるものである。
【0019】アオリ(1) の開放状態では、荷台側壁(4)
の第2張出部(24)を有する段部(5)とアオリ(1) の第1
張出部(14)を有する下壁(8) とが、連結部材(31)中央の
連結部材本体(31a) 部分を介して略同レベルに配置され
ており、かつ荷台側壁(4) の第2張出部(24)の先端部と
連結部材本体(31a) の同側縁部同士の間、並びにアオリ
下壁(8) の第1張出部(14)の先端部と連結部材本体(31
a) の同側縁部同士の間の間隙が、それぞれ小さいもの
となされているため、該ヒンジ(10)部分の上に土や砂等
がのっても、アオリ(1) の開閉のさいにこれらを巻き込
むことがなく、アオリ(1) の開閉に支障をきたすおそれ
がないものである。
【0020】なお、上記アオリ取付装置において、アオ
リ(1) を、連結部材(31)を介して荷台側壁(4) に取り付
けるには、例えばアオリ(1) の下端部の内側縁部を、荷
台(2) の側枠部材(3) 上に載せた状態において、アオリ
(1) 下端部の第1ヒンジ構成部(12)の第1凹部(19)内
に、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)を、また荷台
側壁(4) 側の第2ヒンジ構成部(22)の第2凹部(29)内
に、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(42)を、それぞれ
一端よりスライドさせながら同時に挿入すれば良い。勿
論、アオリ(1) に対する連結部材(31)の取付作業、およ
び荷台側壁(4) に対する連結部材(31)の取付作業は、片
方ずつ順に行なっても良い。
【0021】上記のようなアオリ(1) の取付け作業は、
アオリ(1) と荷台側壁(4) のヒンジ構成部(12)(22)に、
連結部材(31)側のヒンジ構成部(32)(42)を単に嵌め合わ
せるだけであり、かつこれらアオリ(1) と連結部材(3
1)、並びに荷台側枠部材(3) は、いずれも通常アルミニ
ウム押出形材製であるため、トラック等の車両の製作
時、アオリ(1) の取付工数を大幅に削減することがで
き、しかも取付精度を確実に出すことができる。
【0022】なお、アオリ(1) は、通常アルミニウム中
空押出形材製であり、また連結部材(31)は、アルミニウ
ム押出形材製であるが、これに限らず、アオリ(1) はそ
の他の材料によりつくられていても良いし、連結部材(3
1)もその他の金属、あるいは硬質の合成樹脂によりつく
られていても、勿論良い。
【0023】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0024】図1と図2において、所要数のアルミニウ
ム中空押出形材製パネルによって構成されるアオリ(1)
が、トラックの荷台(2) の側壁さらに詳しくはアルミニ
ウム押出形材製の側枠部材(3) の側壁(4) (以下、この
明細書において荷台側壁という)に、ヒンジ(10)を介し
て起立・垂下自在に、すなわち略180°上下方向に揺
動して開閉するように取り付けられている。
【0025】ここで、アオリ(1) は、2枚以上のアルミ
ニウム中空押出形材製パネルが積み重ねられ連結せられ
てなる場合と、1枚のアルミニウム中空押出形材製パネ
ルのみによって構成される場合とがある。
【0026】アオリ(1) が起立した状態では、図1と図
2に示すように、アオリ(1) の下端部の内側縁部は、荷
台側枠部材(3) 上に支持せられている。
【0027】ここで、ヒンジ(10)は、アオリ(1) の下端
外側隅部に設けられかつ外方に向かって開口した第1凹
部(19)を有する第1ヒンジ構成部(12)と、荷台側壁(4)
の段部(5) およびこれより下側の荷台側壁部(4a)の中間
に設けられかつ外方に向かって開口した第2凹部(29)を
有する第2ヒンジ構成部(22)と、アオリ(1) および荷台
側壁(4) を連結するアルミニウム押出形材製の連結部材
(31)の上部に設けられかつアオリ(1) 下端部の第1ヒン
ジ構成部(12)に組み合わせられた第3ヒンジ構成部(32)
と、同連結部材(31)の下部に設けられかつ荷台側壁(4)
の第2ヒンジ構成部(22)に組み合わせられた第4ヒンジ
構成部(42)とよりなるものである。
【0028】上記アオリ(1) の下端外側隅部に設けられ
た第1ヒンジ構成部(12)は、第1凹部(19)の開口上縁部
においてアオリ外側壁(1a)の下端寄り部分より車両内方
側にのびかつ下面に断面円弧形の案内面(13a) を有する
第1案内部(13)と、第1凹部(19)の開口下縁部において
アオリ下壁(8) の外側縁部より上方にのびる立上がり壁
(9) と、同アオリ下壁(8) の外側縁部より外方にのびる
第1張出部(14)とを有しており、第1張出部(14)の先端
寄り部分の上側に上方凸部(16)が設けられて、上方凸部
(16)と立上がり壁(9) との中間の第1張出部(14)の基部
に断面凹弧状案内面(17)が設けられている。またこの凹
弧状案内面(17)より上側の立上がり壁(9) の上端部分
に、第3ヒンジ構成部(32)側の後述する嵌合凹部(35)内
に嵌め入れられる嵌合凸部(15)が設けられている。
【0029】一方、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(3
2)は、連結部材本体(31a) の上側縁部より上方にのびか
つ外側に断面略90°の中心角を有する円弧形の凸面部
(34)を備えた第3張出部(33)と、第3張出部(33)の先端
寄り部分から車両内方側に突出するように設けられかつ
先端に中心点(A) を中心とする断面略円形の頭部(37)を
備えた第3係合部(36)とを有していて、この第3ヒンジ
構成部(32)の内側に、車両内方側に向かって開口しかつ
開口下側縁部より第3係合部(36)に至る横断面円弧形の
案内面(39a) を有する第1張出部嵌込み用凹部(39)が設
けられている。また第3ヒンジ構成部(32)の第3張出部
(33)の先端部(33a) と第3係合部(36)との間に、嵌合凹
部(35)が設けられている。
【0030】そして、荷台側壁(4) の段部(5) およびこ
れより下側の荷台側壁部(4a)の中間に設けられた第2ヒ
ンジ構成部(22)は、第2凹部(29)の開口下縁部において
荷台側壁部(4a)の上端寄り部分より車両内方側にのびか
つ上面に断面円弧形の案内面(23a) を有する第2案内部
(23)と、第2凹部(29)の開口上縁部において段部(5)の
外側縁より下方にのびる垂下壁(6) と、同段部(5) の外
側縁より外方にのびる第2張出部(24)とを有しており、
第2張出部(24)の先端寄り部分の車両内方側に下方凸部
(26)が設けられて、下方凸部(26)と垂下壁(6) との中間
の第2張出部(24)の基部に断面凹弧状案内面(27)が設け
られている。
【0031】また、この凹弧状案内面(27)より下側の垂
下壁(6) の下端部分に、第4ヒンジ構成部(42)側の後述
する嵌合凹部(45)内に嵌め入れられる嵌合凸部(25)が設
けられている。
【0032】一方、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(4
2)は、帯板状の連結部材本体(31a)の下側縁部より下方
にのびかつ外側に断面略90°の中心角を有する円弧形
の凸面部(44)を備えた第4張出部(43)と、第4張出部(4
3)の先端寄り部分から車両内方側に突出するように設け
られかつ先端に中心点(B) を中心とする断面略円形の頭
部(47)を有する第4係合部(46)とを有していて、この第
4ヒンジ構成部(42)の内側に、車両内方側に向かって開
口しかつ開口上側縁部より第4係合部(46)に至る横断面
円弧形の案内面(49a) を有する第2張出部嵌込み用凹部
(49)が設けられている。また第4ヒンジ構成部(42)の第
4張出部(43)の先端部(43a) と第4係合部(46)との間に
嵌合凹部(45)が設けられている。
【0033】上記において、アオリ(1) を、連結部材(3
1)を介して荷台側壁(4) に取り付けるには、例えばアオ
リ(1) の下端部の内側縁部を、荷台(2) の側枠部材(3)
上に載せた状態において、アオリ(1) 下端部の第1ヒン
ジ構成部(12)の第1凹部(19)内に、連結部材(31)の第3
ヒンジ構成部(32)を、また荷台側壁(4) 側の第2ヒンジ
構成部(22)の第2凹部(29)内に、連結部材(31)の第4ヒ
ンジ構成部(42)を、それぞれ一端よりスライドさせなが
ら同時に挿入すれば良い。勿論、連結部材(31)に対する
これらの挿入作業は、片方ずつ順に行なうこともでき
る。
【0034】上記のようなアオリ(1) の取付け作業は、
アオリ(1) と荷台側壁(4) のヒンジ構成部(12)(22)に、
連結部材(31)側のヒンジ構成部(32)(42)を単に嵌め合わ
せるだけであり、かつこれらアオリ(1) と連結部材(3
1)、並びに荷台側枠部材(3) は、いずれもアルミニウム
押出形材製であるため、作業が簡単であり、アオリ(1)
の取付工数を大幅に削減することができる。
【0035】なお、トラックの前後両側において荷台側
壁(4) の前後両端部には、図示しないストッパが取り付
けられていて、これらのストッパにより、アオリ(1) と
連結部材(31)がトラックの前後方向に抜け出るのを防止
している。
【0036】図1と図2に示す状態は、トラックの荷台
(2) の側枠部材(3) 上にアオリ(1)が起立している状
態、すなわちアオリ(1) が外側に開く前の状態である。
【0037】そして、アオリ(1) 下端部の第1ヒンジ構
成部(12)の第1凹部(19)内に、連結部材(31)の第3ヒン
ジ構成部(32)の一部、すなわち第3ヒンジ構成部(32)側
の第3張出部(33)の先端部(33a) と第3係合部(36)とが
収められ、かつ第3係合部(36)先端の断面略円形の頭部
(37)が、第1ヒンジ構成部(12)側の断面凹弧状案内面(1
7)に嵌め入れられて上方凸部(16)に係り合わせられてい
る。これと共に、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)
側の凹部(39)内に、第1ヒンジ構成部(12)の第1張出部
(14)が収められて、第3ヒンジ構成部(32)の第3係合部
(36)と第1ヒンジ構成部(12)の第1張出部(14)とが相互
に係り合わせられ、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(3
2)の外方への脱出が阻止されている。
【0038】一方、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(2
2)の第2凹部(29)内に、連結部材(31)の第4ヒンジ構成
部(42)の一部、すなわち第4ヒンジ構成部(42)側の第4
張出部(43)の先端部(43a) と第4係合部(46)とが収めら
れ、かつ第4係合部(46)先端の断面略円形の頭部(47)
が、第2ヒンジ構成部(22)側の断面凹弧状案内面(27)に
嵌め入れられて下方凸部(26)に係り合わせられている。
これと共に、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(42)側の
凹部(49)内に、第2ヒンジ構成部(22)の第2張出部(24)
が収められて、第4ヒンジ構成部(42)の第4係合部(46)
と第2ヒンジ構成部(22)の第2張出部(24)とが相互に係
り合わせられ、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(42)の
外方への脱出が阻止されている。
【0039】このように、アオリ(1) がトラック荷台
(2) の側枠部材(3) 上に起立している状態では、アオリ
(1) の取付部分は、それらの全長にわたってヒンジ(10)
が設けられており、かつアオリ(1) 側の第1ヒンジ構成
部(12)の第1凹部(19)の開口上縁部と、連結部材(31)側
の第3ヒンジ構成部(32)の第3張出部(33)の先端部(33
a) との間、および荷台側壁(4) 側の第2ヒンジ構成部
(22)の第2凹部の開口上縁部と、連結部材(31)側の第4
ヒンジ構成部(42)の第4張出部(43)の先端部(43a)との
間に、ほとんど間隙が形成されることなく、従ってこの
アオリ(1) を備えた荷台(2) 付きトラックを豪雪地域で
使用した場合にも、雪や氷の付着によってアオリ(1) の
開閉に支障をきたすおそれがないものである。
【0040】つぎに、起立状態のアオリ(1) を外側に倒
すと、例えば第1段階として、図3に示すように、アオ
リ(1) のみが連結部材(31)に対して略90°開き、つい
で第2段階として、図4に示すように、アオリ(1) が連
結部材(31)と一緒にさらに荷台側壁(4) に対して略90
°開き、結果として、アオリ(1) が連結部材(31)を介し
て荷台側壁(4) に対して垂下状態に略180°開かれ
る。
【0041】ここで、図3に示す第1段階では、アオリ
(1) は、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)の第3係
合部(36)先端の断面略円形の頭部(37)の中心点(A) を中
心として外側に揺動する。
【0042】そして、アオリ(1) が連結部材(31)に対し
て略90°開いた状態では、同図に示すように、水平状
態のアオリ(1) の第1ヒンジ構成部(12)の第1凹部(19)
内に、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)の全体が収
められ、第3ヒンジ構成部(32)側の第3係合部(36)先端
の断面略円形の頭部(37)は、第1ヒンジ構成部(12)側の
断面凹弧状案内面(17)に嵌め入れられたまゝで、該第3
係合部(36)とアオリ下壁(8) の立上がり壁(9) とが相互
に係り合わせられているとともに、第1ヒンジ構成部(1
2)側の嵌合凸部(15)が第3ヒンジ構成部(32)側の嵌合凹
部(35)内に嵌め合わせられ、さらに第1ヒンジ構成部(1
2)の第1案内部(13)内の案内面(13a) に沿って、連結部
材(31)側の第3ヒンジ構成部(32)の第3張出部(33)が嵌
め合わせられて、アオリ外側壁(1a)の先端すなわち第1
凹部(19)開口縁の部分が、連結部材本体(31a) の第3ヒ
ンジ構成部(32)寄りの外面に当接せしめられている。
【0043】つぎに、図4に示す第2段階では、アオリ
(1) と連結部材(31)とが荷台側壁(4) に対して、連結部
材(31)の第4ヒンジ構成部(42)の第4係合部(46)先端の
断面略円形の頭部(47)の中心点(B) を中心として一緒に
さらに略90°外側に揺動する。
【0044】そして、アオリ(1) が連結部材(31)を介し
て荷台側壁(4) に対して垂下状に開いた状態では、同図
に示すように、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(22)の
第2凹部(29)内に、連結部材(31)の第4ヒンジ構成部(4
2)の全体が収められて、第4ヒンジ構成部(42)側の第4
係合部(46)先端の断面略円形の頭部(47)は、第2ヒンジ
構成部(22)側の断面凹弧状案内面(27)に嵌め入れられた
まゝで、該第4係合部(46)と段部(5) 下側の垂下壁(6)
とが相互に係り合わせられているとともに、第2ヒンジ
構成部(22)側の嵌合凸部(25)が第4ヒンジ構成部(42)側
の嵌合凹部(45)内に嵌め合わせられて、荷台側壁(4) の
上端すなわちの第2ヒンジ構成部(22)の第2凹部(29)開
口縁の部分が、連結部材本体(31a) の第4ヒンジ構成部
(42)寄りの外面に当接せしめられている。
【0045】そして、このアオリ(1) の開放状態では、
荷台側壁(4) の第2張出部(24)を有する段部(5) とアオ
リ(1) の第1張出部(14)を有する下壁(8) とが、連結部
材(31)中央の連結部材本体(31a) 部分を介して略同レベ
ルに配置されており、かつ荷台側壁(4) の第2張出部(2
4)の先端部と連結部材本体(31a) の同側縁部同士の間、
並びにアオリ下壁(8) の第1張出部(14)の先端部と連結
部材本体(31a) の同側縁部同士の間の間隙が、それぞれ
小さいものとなされているため、該ヒンジ(10)部分の上
に土や砂等がのっても、アオリ(1) の開閉のさいにこれ
らを巻き込むことがなく、アオリ(1) の開閉に支障をき
たすおそれがないものである。
【0046】なお、起立状態のアオリ(1) を外側に倒し
たさい、ヒンジ(10)部分の抵抗力等に起因して、上記の
場合とは逆に、例えば第1段階として、アオリ(1) が連
結部材(31)と一緒に荷台側壁(4) に対して略90°開
き、ついで第2段階として、アオリ(1) のみが連結部材
(31)に対してさらに略90°開き、結果として、アオリ
(1) が連結部材(31)を介して荷台側壁(4) に対して垂下
状態に略180°開かれるようなことがあっても、何ら
差支えない。
【0047】上記によれば、荷台側壁(4) に対するアオ
リ(1) の開閉機構が簡素化されており、アオリ(1) が起
立・垂下自在に開閉可能であるとともに、従来の丁番の
取付けが全く不要である。
【0048】そして、アオリ(1) と連結部材(31)、並び
に荷台側枠部材(3) は、いずれもアルミニウム押出形材
製であるため、トラックの製作時、アオリ(1) の取付工
数を大幅に削減することができ、しかも取付精度を確実
に出すことができる。
【0049】またこの実施例では、アオリ(1) 、荷台側
壁(4) 、連結部材(31)がいずれもアルミニウム押出形材
製であり、従ってトラックの軽量化を果たし得るととも
に、荷台側壁(4) のアオリ(1) 取付部分の外面に、従来
ような多数の丁番が現れて見えず、またアオリ(1) 、連
結部材(31)および荷台側壁(4) のヒンジ構成部同士の間
には、ほとんど間隙が形成されないため、外観が非常に
きれいであり、さらに従来の丁番を使用しないため、丁
番による錆の発生がなく、アオリ(1) 取付部分の美観を
向上し得、意匠性に優れている。
【0050】また、アオリ(1) の取付部分が荷台側壁
(4) よりも外方に突出することがないので、例えば幅の
狭い道路を走行した場合にも、歩行者や自転車がアオリ
(1) の取付部分に引っ掛かるおそれがなく、非常に安全
性が高い。
【0051】なお、上記実施例は、この発明によるアオ
リ取付装置を、トラック荷台(2) に適用した場合を示し
たが、この発明によるアオリ取付装置は、その他、各種
の分野において使用される車両全般について、同様に適
用されるものである。
【0052】
【発明の効果】この発明によるトラック等車両のアオリ
取付装置は、上述のように、アオリがトラック等車両の
荷台の側枠部材上に起立した開放前の状態では、アオリ
下端部の第1ヒンジ構成部の第1凹部内に、連結部材の
第3ヒンジ構成部の一部が収められるとともに、連結部
材の第3ヒンジ構成部側の凹部内に、第1ヒンジ構成部
の第1張出部が収められて、第3ヒンジ構成部の第3係
合部と第1ヒンジ構成部の第1張出部とが相互に係り合
わせられ、連結部材の第3ヒンジ構成部の外方への脱出
が阻止され、一方、荷台側壁の第2ヒンジ構成部の第2
凹部内に、連結部材の第4ヒンジ構成部の一部が収めら
れるとともに、連結部材の第4ヒンジ構成部側の凹部内
に、第2ヒンジ構成部の第2張出部が収められて、第4
ヒンジ構成部の第4係合部と第2ヒンジ構成部の第2張
出部とが相互に係り合わせられ、連結部材の第4ヒンジ
構成部の外方への脱出が阻止されている。
【0053】このように、アオリがトラック等車両の荷
台の側枠部材上に起立している状態では、アオリの取付
部分は、それらの全長にわたってヒンジが設けられてお
り、かつヒンジ部分に間隙が形成されることなく、従っ
てこのアオリ付きトラックを豪雪地域で使用した場合に
も、雪や氷の付着によってアオリの開閉に支障をきたす
おそれがないものである。
【0054】また、トラック等車両の荷台の外側縁部に
連結部材を介して起立した状態のアオリが、連結部材の
第3ヒンジ構成部の第3係合部先端の断面略円形の頭部
の中心点(A) を中心として外側に揺動して略90°開
き、さらにアオリと連結部材が荷台側壁に対して、連結
部材の第4ヒンジ構成部の第4係合部先端の断面略円形
の頭部の中心点(B) を中心として外側に揺動して、アオ
リと連結部材が一緒にさらに荷台側壁に対して略90°
開いて、全体としてアオリが連結部材を介して荷台側壁
に対して垂下状に開いた状態で、荷台側壁の第2張出部
を有する段部とアオリの第1張出部を有する下壁とが、
連結部材中央の連結部材本体を介して略同レベルに配置
されるとともに、荷台側壁の第2張出部の先端部と連結
部材本体の同側縁部同士の間、並びにアオリ下壁の第1
張出部の先端部と連結部材本体の同側縁部同士の間の間
隙が、それぞれ小さいものとなされている。
【0055】従って、この発明によれば、アオリの開放
状態において、ヒンジ部分の上に土や砂等がのっても、
アオリの開閉のさいにこれらを巻き込むことがなく、ア
オリの開閉に支障をきたすおそれがない。
【0056】なお、この発明において、アオリを、連結
部材を介して荷台側壁に取り付けるには、例えばアオリ
の下端部の内側縁部を、荷台の側枠部材上に載せた状態
において、アオリ下端部の第1ヒンジ構成部の第1凹部
内に、連結部材の第3ヒンジ構成部を、また荷台側壁側
の第2ヒンジ構成部の第2凹部内に、連結部材の第4ヒ
ンジ構成部を、それぞれ一端よりスライドさせながら同
時に挿入すれば良い。
【0057】そして、このようなアオリの取付け作業
は、アオリと荷台側壁のヒンジ構成部に、連結部材側の
ヒンジ構成部を単に嵌め合わせるだけであり、かつこれ
らアオリと連結部材、並びに荷台側枠部材は、いずれも
アルミニウム押出形材製であるため、作業が簡単であ
り、アオリの取付工数を大幅に削減することができる。
またアオリの取付けに従来の丁番が不要であるため、ア
オリの回転機構を簡素化し得るとともに、取付作業に手
間がかゝらず、しかも取付精度を確実に出すことができ
る。
【0058】さらに、アオリ取付けのヒンジ部分が荷台
側壁よりも外方に突出しないので、非常に安全性が高
く、かつ美観が優れているという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアオリ取付装置を備えたトラック荷
台の要部断面図で、アオリが起立した状態を示してい
る。
【図2】同要部拡大断面図で、アオリが起立した状態を
示している。
【図3】同要部断面図で、アオリが90°外側に開いた
状態を示している。
【図4】同要部断面図で、アオリが連結部材と共に外側
に開いて垂下状となされた状態を示している。
【符号の説明】
A 中心点 B 中心点 1 アオリ 1a アオリ外側壁 2 トラック荷台 3 側枠部材 4 荷台側壁 5 段部 8 アオリ下壁 9 立上がり壁 10 ヒンジ 12 第1ヒンジ構成部 13 第1案内部 13a 断面円弧形の案内面 14 第1張出部 16 上方凸部 17 断面凹弧状案内面 19 第1凹部 22 第2ヒンジ構成部 23 の第2案内部 23a 断面円弧形の案内面 24 第2張出部 26 下方凸部 27 断面凹弧状案内面 29 第2凹部 31 連結部材 31a 連結部材本体 32 第3ヒンジ構成部 33 第3張出部 34 凸面部 36 第3係合部 37 断面略円形の頭部 39 第1張出部嵌込み用凹部 39a 横断面円弧形の案内面 42 第4ヒンジ構成部 43 第4張出部 44 凸面部 46 第4係合部 47 断面略円形の頭部 49 第2張出部嵌込み用凹部 49a 横断面円弧形の案内面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空押出形材製のアオリ(1) の下端外側
    隅部に設けられかつ外方に向かって開口した第1凹部(1
    9)を有する第1ヒンジ構成部(12)と、荷台側壁(4) の段
    部(5) およびこれより下側の荷台側壁部(4a)の中間に設
    けられかつ外方に向かって開口した第2凹部(29)を有す
    る第2ヒンジ構成部(22)と、アオリ(1) および荷台側壁
    (4) を連結する連結部材(31)の上部に設けられかつアオ
    リ(1)下端部の第1ヒンジ構成部(12)に組み合わせられ
    た第3ヒンジ構成部(32)と、同連結部材(31)の下部に設
    けられかつ荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(22)に組み
    合わせられた第4ヒンジ構成部(42)とよりなるヒンジ(1
    0)を介して、荷台側壁(4) に対してアオリ(1) が起立・
    垂下自在に取り付けられているトラック等の車両であっ
    て、アオリ(1) の下端部の第1ヒンジ構成部(12)が、第
    1凹部(19)の開口上縁部においてアオリ外側壁(1a)の下
    端寄り部分より車両内方側にのびかつ下面に断面円弧形
    の案内面(13a) を有する第1案内部(13)と、第1凹部(1
    9)の開口下縁部においてアオリ下壁(8) の外側縁部より
    上方にのびる立上がり壁(9) と、同アオリ下壁(8) の外
    側縁部より外方にのびる第1張出部(14)とを有してお
    り、第1張出部(14)の先端寄り部分の上側に上方凸部(1
    6)が設けられて、上方凸部(16)と立上がり壁(9) との中
    間の第1張出部(14)の基部に断面凹弧状案内面(17)が設
    けられ、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)が、帯板
    状の連結部材本体(31a)の上側縁部より上方にのびかつ
    外側に断面略90°の中心角を有する円弧形の凸面部(3
    4)を備えた第3張出部(33)と、第3張出部(33)の先端寄
    り部分から車両内方側に突出するように設けられかつ先
    端に中心点(A) を中心とする断面略円形の頭部(37)を備
    えた第3係合部(36)とを有していて、この第3ヒンジ構
    成部(32)の内側に、車両内方側に向かって開口しかつ開
    口下側縁部より第3係合部(36)に至る横断面円弧形の案
    内面(39a) を有する第1張出部嵌込み用凹部(39)が設け
    られ、荷台側壁(4) の第2ヒンジ構成部(22)が、第2凹
    部(29)の開口下縁部において荷台側壁部(4a)の上端寄り
    部分より車両内方側にのびかつ上面に断面円弧形の案内
    面(23a) を有する第2案内部(23)と、第2凹部(29)の開
    口上縁部において段部(5) の外側縁より下方にのびる垂
    下壁(6) と、同段部(5) の外側縁より外方にのびる第2
    張出部(24)とを有しており、第2張出部(24)の先端寄り
    部分の車両内方側に下方凸部(26)が設けられて、下方凸
    部(26)と垂下壁(6) との中間の第2張出部(24)の基部に
    断面凹弧状案内面(27)が設けられ、連結部材(31)の第4
    ヒンジ構成部(42)が、帯板状の連結部材本体(31a) の下
    側縁部より下方にのびかつ外側に断面略90°の中心角
    を有する円弧形の凸面部(44)を備えた第4張出部(43)
    と、第4張出部(43)の先端寄り部分から車両内方側に突
    出するように設けられかつ先端に中心点(B) を中心とす
    る断面略円形の頭部(47)を有する第4係合部(46)とを有
    していて、この第4ヒンジ構成部(42)の内側に、車両内
    方側に向かって開口しかつ開口上側縁部より第4係合部
    (46)に至る横断面円弧形の案内面(49a) を有する第2張
    出部嵌込み用凹部(49)が設けられており、荷台(2) の外
    側縁部に連結部材(31)を介して起立した状態のアオリ
    (1) が、連結部材(31)の第3ヒンジ構成部(32)の第3係
    合部(36)先端の断面略円形の頭部(37)の中心点(A) を中
    心として外側に揺動して略90°開き、さらにアオリ
    (1) と連結部材(31)が荷台側壁(4) に対して、連結部材
    (31)の第4ヒンジ構成部(42)の第4係合部(46)先端の断
    面略円形の頭部(47)の中心点(B) を中心として外側に揺
    動して、アオリ(1) と連結部材(31)が一緒にさらに荷台
    側壁(4) に対して略90°開いて、全体としてアオリ
    (1) が連結部材(31)を介して荷台側壁(4) に対して垂下
    状に開いた状態で、荷台側壁(4) の第2張出部(24)を有
    する段部(5) とアオリ(1) の第1張出部(14)を有する下
    壁(8) とが、連結部材(31)中央の連結部材本体(31a) を
    介して略同レベルに配置されるとともに、荷台側壁(4)
    の第2張出部(24)の先端部と連結部材本体(31a) の同側
    縁部同士の間、並びにアオリ下壁(8) の第1張出部(14)
    の先端部と連結部材本体(31a) の同側縁部同士の間の間
    隙が、それぞれ小さいものとなされている、トラック等
    の車両におけるアオリ取付装置。
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