JPH0625166B2 - キナゾリンジオンおよびピリドピリミジンジオン - Google Patents

キナゾリンジオンおよびピリドピリミジンジオン

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、アルキルまたは置換アルキルによって置換さ
れていてもよい1−フエニルキナゾリン−1H,3H−
2,4−ジオンおよび1−フエニルピリド−〔2,3d〕−ピ
リミジン−1H,3H−2,4−ジオン、これらの化合物
を活性成分として含む医薬用組成物に関するものであ
る。
米国特許3,912,736および3,984,415は式 のピリドピリミジンを述べており、この式において、A
は水素、アルキルまたはアルアルキルであり、R′がニ
トロ、ハロゲン、トリフルオロメチル、および他の置換
基であってよい。ドイツ特許公告2334266は類似
の開示をしている。類似のキナゾリン化合物は米国特許
3,794,643および4,016,166から知られる。それらの化合
物は中枢神経系の抑制、鎮痛および抗炎の活性をもつと
して開示されている。
本発明の化合物は式 のキナゾリン−1H,3H−2,4−ジオンおよびピリド
−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4−ジオン、
あるいは医薬的に許容できるそれらの酸付加塩であり、
式中、R1は水素、炭素数1〜3のアルキル、シクロペン
チルメチル、ノルボニルメチル、またはベンジルであ
り、そのベンジルのフエニルはハロゲン、によって任意
的に置換されており;Yがカルボキシ、アルコキシが1
個から6個の炭素原子をもつカルボアルコキシ、カルボ
ベンジルオキシ、カルボキサミドあるいは、アルキルが
1個から6個の炭素原子をもつN−アルキルカルボオキ
サミドであり;そして、ZがNまたはCHであって、ただ
し、ZがCHであるときにはR1がベンジルでありかつYが
1個から3個の炭素原子のアルキルまたはベンジルによ
って任意的に置換されているテトラゾールを含む。
ZがNであるときは、Yは1−フエニル基のメタまたは
パラ位において置換されてよい。ZがCHであるときに
は、Yはメタ−置換である。R1が置換ベンジルであると
きには、その置換はメタおよび/またはパラ位である。
本発明の特定的化合物は、R1がベンジルであり、ZがN
またはCHであり、Yがメチルカルボキサミドまたはカル
ボメトキシであるものである。
R1、YおよびZが上記定義のとおりである式Iの化合物
は、うつ病、乾癬のような炎症、あるいは喘息の治療に
おいて有効な量で、あるいは鎮痛的有効量と、医薬的に
許容できる担体または稀釈剤との医薬組成物とすること
ができる。
R1が上記定義のとおりであり、ただし、R1がカルボキシ
によって置換されたベンジルではなく、そしてYが上記
定義のとおりである式Iの化合物は、酸触媒の存在下に
おいて、式 をもち、式中、Xが1個から6個の炭素原子のアルコキ
シであり、Yがカルボキシ以外のYである化合物を、
式 R1N=C=O III をもち、式中、R1が上記定義のとおりであるがただし、
R1がカルボキシ置換ベンジルであるときには、そのカル
ボキシ基はあとで加水分解されてカルボキシ基を放出す
るエステル基のような保護された基である、化合物、と
反応させることによってつくってもよい。
この環化反応はジメチルホルムアミド、ジグリム、テト
ラ−ヒドロフランまたはアルコールのような有機溶剤中
で、塩化水素のような酸触媒の存在下で実施するのが便
利である。反応温度は臨界的ではなく、周辺温度または
それ以上、例えば約200℃までであってよい。しか
し、好ましくは、反応は使用溶剤の還元温度において行
なわれる。
Yがカルボキシであるカルボン酸(I)はYがカルボ−ア
ルコキシである相当化合物から、エタノール性塩基中で
のような慣用的加水分解によってつくってよい。塩基は
水酸化カリウムであってよい。
R1がカルボキシによって置換されたベンジルである化合
物(I)は、R1がカルボキシアルコキシのような保護され
が基であり、そのアルコキシが1個から6個の炭素原子
をもつ相当化合物から、上述のとおりの慣用的加水分解
によってつくられる。
Yがカルボベンジルオキシである化合物(I)はYがカル
ボアルコキシである化合物(I)とベンジルアルコールと
の、酸または塩基のような触媒の存在下におけるエステ
ル交換によってつくってよい。
YがカルボキシアミドまたはN−アルキルカルボキシア
ミドであるアミド(I)は相当するカルボン酸(I)をアンモ
ニアまたはアルキルアミンとそれぞれ反応させることに
よってつくってもよく、その際、そのアルキルアミン中
のアルキルは1個から6個の炭素原子を含む。
式IIの化合物は2−クロロニコチン酸を3−アミノ安息
香酸と窒素のような不活性雰囲気中で反応させることに
よってつくられる。その反応は通常はジメチルホルムア
ミド、ジグリム、テトラヒドロフランあるいはアルコー
ルのような有機溶剤中で実施される。好ましくは、銅粉
末または臭化銅のような金属化合物、および、アルカリ
金属炭酸塩または水酸化物のような無機塩基、あるいは
トリアルキルアミンまたはピリジンのような有機塩基、
が存在する。反応温度は臨界的ではなく、周辺温度また
は150℃までの昇温であってよい。好ましくは、反応
は使用有機溶剤の還流温度において実施される。
R1が式Iに関して上記で定義したとおりである、イソシ
アネートR1N=C=Oは、ジフエニルホスホリルアザイ
ドを、R1がR1NCOに関してすぐ上において定義したとお
りである式R1COOHの化合物と、三級アミン例えばトリエ
チルアミンのような弱塩基の存在下において反応させる
ことによって形成されてもよい。
イソシアネートの形成は、上述のとおりの式Iの化合物
のその後の環化の前にイソシアネートを単離することな
く、その場で実施するのが好ましい。イソシアネートの
現場形成およびその後の環化のための溶剤はイソシアネ
ート形成および環化の両方の反応条件下において不活性
でなければならない。適当な溶剤は、約130℃から1
40℃の沸点をもつキシレンまたはクロロベンゼン、お
よび、ジメチルホルムアミドおよびジグリムのような他
の有機溶剤、のような比較的高沸点の炭化水素である。
新規化合物(I)をつくるのに適合させ得る別の一般的方
法は上述の米国特許3,984,415および英国特許1,484,293
のような従来技術において記載されている。
式Iの化合物の医薬的に許容できるカチオン塩は慣用的
方法によってつくってよい。例えば、Yがカルボキシで
ある式Iの化合物を、水酸化物の形態にある所望の医薬
的に許容できるカチオンの当量の水溶液で以て処理し、
生成溶液を好ましくは減圧下で蒸発乾涸させる。この目
的のための適当な医薬的に許容されるカチオン水酸化物
はカリウム、ナトリウムおよびリチウムの水酸化物のよ
うなアルカリ金属水酸化物、カルシウムおよびマグネシ
ウム水酸化物のようなアルカリ土類金属水酸化物を含
む。あるいはまた、塩はYがカルボキシである化合物
(I)とアンモニアまたはジエタノールアミンおよびN−
メチルグルカミンのような有機アミンとの反応によって
つくってよい。
ZがNである式Iの化合物の医薬的に許容できる酸付加
塩は慣用的方式で、遊離塩基(I)の溶液または懸濁液を
約1化学当量の医薬的に許容できる酸で以て処理するこ
とによってつくられる。塩を単離するには慣用的な濃縮
および結晶化技法を用いる。適当な酸の例は硫酸、燐
酸、塩酸、臭酸、沃化水素酸、スルフアミン酸、メタン
スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トリフルオロメタン
スルホン酸のようなスルホン酸、および関係酸である。
好ましくは、酸はメタンスルホン酸である。
本発明の化合物は単独で投与できるが、しかし、一般的
には目的とする投与経路および標準の医薬的習慣に関し
て選ばれる医薬用担体と一緒に投与される。例えば、澱
粉またはラクトースのような賦形剤を含む錠剤の形で、
あるいは単独かまたは賦形剤と一緒かのいずれかでのカ
プセルとして、あるいは味付け剤または着色剤を含むエ
リキシル剤または懸濁液の形で経口的に投与することが
できる。それらは非径口的に、例えば筋肉的、静脈的あ
るいは皮下的に注射するこができる。非経口的投与のた
めには、滅菌水溶液の形で最も良好に使用されるが、そ
れは溶液を等張的にするために他の溶質例えば十分な塩
またはブドウ糖を含むことができる。一般的には、化合
物(I)は水のような医薬的に許容できる液体の中で溶か
されるが、その液は緩衝剤、防腐剤、液を等張的にする
ための物質例えば等張性塩水、あるいは当業熟練者が既
知の他の物質、を含んでいてよい。このようにしてつく
られる再形成溶液は浸出による緩慢投与用のI.V.の溶液
のような溶液へ添加してよい。
本発明の化合物はうつ病、炎症、あるいは喘息の状態の
治療、あるいは無痛の誘導を必要とする対象者へ、経口
的または非経的のいずれかによって投与することがで
き、約0.1から30mg/kg/日、有利には0.5−20mg/
kg/日の投与水準で投与することができる。治療を受け
る対象者の重量と条件および当業熟練者既知のとおりの
特定投与経路に応じて変更は必然的におこる。
本発明の化合物の抗うつ病活性は、R.D.ポルソフトによ
りArch.Int.Pharmacodyn.227,327(1977)に記載の絶望行
動範例(behavi-oral despair paradigm)を含む標準的
薬学テストによって決定される。その手順は化合物をマ
ウス(雄CD(チャールスリバー)、体重20−25
g)へ投与し、それを次に25℃において6cmの水を含
むプレキシガラス・シリンダー(高さ25cm、直経10
cm)の中に注射1時間後に置くことから成る。マウスを
シリンダー中で6分間放置し、はじめの2分後に動きの
継続について観察する。
炎症抑制活性はJ.M.ヤングらにより、Pros-taglandins,
30,545(1985)において記載の血小板活性因子(PAF)死亡
率試験によって決定する。その手順はマウスへ経口的
に、試験化合物を0.1m1/体重10gの割で投与するこ
とから成る。マウスを次に30から40分後に加熱ラン
プ下に置き、体重10gあたり0.1m1で静脈的にPAF
注射するために尾部静脈を膨脹させる。
注射後、通常は約30分後に、まれには60分後におい
て、死がおこる。試験結果は対照標準と比較して死亡率
パーセントで表現される。
以下の実施例は本発明を解説するものである。温度はす
べて摂氏度である。
実施例1 A.メチル2−(3−カルボメトキシフエニルアミノ)
−ニコチネート コンデンサーとN2導入口を備えた500m1丸底フラスコ
へ、15.7g(0.10モル)の2−クロロニコチン酸、1
9.9g(0.145モル)の3−アミノ安息香酸、34.5g
(0.25モル)の炭酸カリウム、30mgの銅粉、および
40m1のジメチルホルムアミドを添加した。混合物を還
流へ加熱し、150mgのメタノール洗滌銅(I)臭化物を
三部に分けて10分間添加した。反応物は暗色に変り、
4.5時間還流するのにつれて部分固化した。それを次に
冷却し、1の1NHC中に取上げ、pHを3.5へ調節
し、過して銅と暗色タール状不純物を除いた。液は
pH2.5へ調節し、塩化ナトリウムで飽和し、3時間攪拌
し、沈澱を過し、微小量の水で以て洗滌し、乾燥し
た。
生成固体を500m1の乾燥メタノールの中に取上げ、塩
化水素ガスで以て飽和し、2.5日間還流下で加熱した。
反応を冷却し、前段階からのいくらかの残留塩化ナトリ
ウムを過し、蒸発させた。
残留物を過剰の重炭酸ナトリウム飽和水溶液中に取上
げ、攪拌し、水性層を生成ガム質沈澱から傾瀉した。沈
澱をメチレンクロライド中の5%酢酸エチルを使用して
シリカゲル上のクロマトグラフにかけ、放置すると結晶
化する融点105−106℃の淡黄色油が得られた。
B.1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−ベンジ
ル−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4
−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた65m1の丸底フラスコ
へ、2.22g(7.76ミリモル)のメチル2−(3−カル
ボメトキシフエニルアミノ)−ニコチネート)3m1の乾
燥キシレン、0.96m1(7.76ミリモル)のベンジルイソ
シアネート、および、3mgの樟脳スルホン酸を添加し
た。反応物を6日間還流加熱し、冷却し、蒸発させ、メ
チレンクロライド中の3%酢酸エチルを使用してシリカ
ゲル上のクロマトグラフにかけて生成物を溶離させ、こ
れをエーテルで以てすりつぶし融点157−160℃の
938mg(31.2%収率)の白色固体を得た。
実施例2 1−(3−ベンゾイルオキシルカボニルフエニル)−3
−ベンジル−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3
H−2,4−ジオン コンデンサーおよびN2取入口を備えた35m1の丸底フラ
スコへ、0.30g(0.77ミリモル)の1−(3−メトキ
シカルボニルフエニル)−3−ベンジル−ピリド−〔2,
3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4−ジオン、8m1の
ベンジルアルコール、および10mgの樟脳スルホン酸を
添加した。反応物は48時間還流加熱し、冷却し、エー
テル/ヘキサンを用いてシリカゲル上でクロマトグラフ
にかけた。生成物画分を組合せ、エーテルで以てすりつ
ぶして融点160−162℃の白色結晶性固体32mg
(収率9.0%)が得られた。
実施例3 1−(3−カルボキシフエニル)−3−ベンジル−ピリ
ド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた35m1の丸底フラスコ
へ、100mg(0.26ミリモル)の1−(3−カルボメ
トキシフエニル)−3−ベンジル−ピリド−〔2,3d〕−
ピリミジン−1H,3H−2,4−ジオン、15mg(0.26
ミリモル)の塩化ナトリウム、9mg(0.52ミリモル)
の水、および1.5m1のジメチルスルホオキサイドを添加
した。反応物は3日間還流加熱し、冷却し、水で稀釈
し、酢酸エチル中へ抽出した。有機層を硫酸マグネシウ
ム上で乾燥し、過し、蒸発させた。生成油を溶離剤と
してメチレンクロライド/メタノールを使用するシリカ
ゲル上のクロマトグラフにかけ、生成物画分を組合せ、
蒸発させた。生成固体をペンタン/エチルエーテルです
りつぶして、融点248−250℃の灰白色固体4mgが
得られた。
実施例4 1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−ベンジル−
ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4−ジ
オン コンデンサーとN2取入口とを備えた35m1の丸底フラス
コへ、600mg(1.91ミリモル)のエチル2−(3−カ
ルボメトキシフエニルアミノ)ニコチネート(実施例1
Aと同じにただしエタノールをメタノールの代りに使っ
てつくった)、1m1の乾燥ジメチルホルムアミド、0.2
5g(1.91ミリモル)のベンジルイソシアネート、およ
び10mgの樟脳スルホン酸を添加した。反応物を24時
間還流加熱し、酢酸エチル中に取上げ、水で洗滌し、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、蒸発させて油状にした。こ
の油を溶離剤として酢酸エチル/メチレンクロライドを
使ってシリカゲル上でクロマトグラフにかけ、融点17
1−174℃の白色結晶性固体70mgが得られた。
実施例5 1−(3−カルボイソプロポキシフエニル)−3−ベン
ジル−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,
4−ジオン コンデンサーとN2取入口とを備えた35m1の丸底フラス
コへ、690mg(2.02ミリモル)のエチル2−(3−カ
ルボイソプロポキシフエニルアミノ)ニコチネート(実
施例1Aと同じに、ただしイソプロパノールをメタノー
ルの代りに使用してつくった)、1m1の乾燥ジメチルホ
ルムアミド、0.27g(2.02ミリモル)のベンジルイソ
シアネート、および10mgの樟脳スルホン酸を添加し
た。反応は24時間還流加熱し、冷却し、酢酸エチル中
にとり上げ、水洗し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、そ
して油状へ蒸発させた。この油を溶離剤として酢酸エチ
ル/メチレンクロライドを使用してシリカゲル上でクロ
マトグラフにかけ、融点205−207℃の結晶性白色
固体、79mgが得られた。
実施例6 1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−(4−フル
オロ−ベンジル)−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1
H,3H−2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた35m1の丸底フラスコ
へ、1.0g(3.496ミリモル)のメチル2−(3−カルボ
メトキシフエニルアミノ)−ニコチネート、0.54g
(3.496ミリモル)の4−フルオロフエニル酢酸、4m1
の乾燥キシレン、0.83m1(3.846ミリモル)のジフエニ
ルホスホリルアザイド、および0.54m1(3.846ミリモ
ル)のトリエチルアミンを添加した。反応は70℃へ加
熱し、その際、ガスが発生し、ガス発生が止んでしまっ
たときに5mgの樟脳スルホン酸を添加した。反応物を2.
5日間還流加熱し、冷却し、溶離剤としてメチレンクロ
ライド中の酢酸エチルを使ってシリカゲル上でクロマト
グラフにかけ、融点172−175℃の白色固体70mg
(収率4.9g)が得られた。
実施例7 1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−(4−クロ
ロベンジル)−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,
3H−2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた35m1の丸底フラスコ
へ、1.0g(3.496ミリモル)のメチル2−(3−カルボ
メトキシフエニルアミノ)ニコチネート、0.60g(3.4
96ミリモル)の4−フルオロフエニル酢酸、4m1の乾燥
キシレン、0.83m1(3.846ミリモル)のジフエニルホス
ホリルアザイド、および、0.54m1(3.846ミリモル)の
トリエチルアミンを添加した。反応は70℃へ加熱し、
その際、ガスが発生し、ガス発生が止んでしまったとき
に、5mgの樟脳スルホン酸を添加した。反応物は2.5日
間還流加熱し、冷却し、溶離剤としてメチレンクロライ
ド中の酢酸エチルを使ってシリカゲル上でクロマトグラ
フにかけ、32mg(収率2.2%)の融点120−130
℃の白色固体を得た。
NMR(DMSO-d6):3.87(3H,s),5.15(2H,s),
7.1-8.5(11H,m)。
実施例8 1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−(シクロペ
ンチルメチル)−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1
H,3H−2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた35m1丸底フラスコ
へ、1.0g(3.496ミリモル)のメチル2−(3−カルボ
メトキシフエニルアミノ)ニコチネート、0.44g(3.4
96ミリモル)のシクロペンチル酢酸、4m1の乾燥キシレ
ン、0.83m1(3.846ミリモル)のジフエニルホスホリル
アザイド、および、0.54m1(3.846ミリモル)のトリエ
チルアミンを添加した。反応を70℃へ加熱し、その
際、ガスが発生し、ガス発生が止んでしまったときに5
mgの樟脳スルホン酸を添加した。反応物は2.5日間還流
加熱し、冷却し、溶離剤としてメチレンクロライド中の
酢酸エチルを使ってシリカゲル上でクロマトグラフにか
け、融点149−151℃の白色固体67mg(収率5.1
%)が得られた。
実施例9 1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−(ノルボニ
ルメチル)−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3
H−2,4−ジオン 標題化合物(融点157−159℃の白色固体、281
mgを実施例8の場合と同様にして、1.0g(3.496ミリモ
ル)のメチル2−(3−カルボメトキシフエニルアミ
ノ)ニコチネート、0.51g(3.496ミリモル)のノルボ
ルニル酢酸、4m1の乾燥キシレン、0.83m1(3.846ミリ
モル)のジフエニルホスホリルアザイド、および0.54m
1(3.846ミリモル)のトリエチルアミン、からつくっ
た。
実施例10 メチル2−(4−カルボメトキシフエニルアミノ)−ニ
コチネート A.標題化合物(融点138−139℃の白色固体、4.
8g)を実施例1Aの場合と同様にして、7.85g(0.05
モル)の2−クロロ−ニコチン酸、9.95g(0.0725モ
ル)の4−アミノ安息香酸、17.25g(0.125モル)の
炭酸カリウム、30mgの銅粉、および30m1のジメチル
ホルムアミドからつくった。
1−(4−カルボメトキシフエニル−3−ベンジルピリ
ド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4−ジオン B.標題化合物(582mgの白色固定、融点179−8
11℃)を実施例1.Bと同様にして2.22g(7.76ミリモ
ル)のメチル2−(4−カルボメトキシフエニルアミ
ノ)−ニコチネート、3m1の乾燥キシレン、0.96m1
(7.76ミリモル)のベンジルイソシアネート、および3
mgの樟脳スルホン酸からつくった。
実施例11 1−(3−カルボキシアミドフエニル)−3−ベンジル
−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H−2,4−
ジオン N2取入口とゴム栓を備えた25m1丸底へ150mg(0.40
2ミリモル)の1−(3−カルボキシフエニル)−3−
ベンジル−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3H
−2,4−ジオン、1.4m1のメチレンクロライド、0.4m1の
ジメチルホルムアミド、および、41mg(0.402ミリモ
ル)のN−メチルモルホリンを添加した。反応物を−5
℃へ冷却し、55mg(0.402ミリモル)のイソブチルク
ロロホーメイトを添加し、反応を5分間攪拌した。アン
モニアガスを次に反応物中に気泡で3分間通し、反応物
を室温へ加温させ、2時間攪拌した。反応物を次に水酸
化ナトリウムの2N水溶液の添加によって急冷し、酢酸
エチル中へ抽出した。酢酸エチル層を2N水酸化ナトリ
ウム水溶液と水で以て洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、蒸発させた。残留物をエーテルで以てすりつぶし
て、融点245−246℃の白色固体105mg(収率7
0%)が得られた。
実施例12 1−(3−N−メチルカルボキシアミドフエニル)−3
−ベンジル−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジン−1H,3
H−2,4−ジオン B.N2取入口とゴム栓を備えた25m1丸底フラスコへ、
150mg(0.402ミリモル)の1−(3−カルボキシフ
エニル)−3−ベンジル−ピリド−〔2,3d〕−ピリミジ
ン−1H,3H−2,4−ジオン、3.0mlのメチレンクロラ
イド、0.7m1のジメチルホルムアミド、および41mg
(0.402ミリモル)のN−メチルモルホリンを添加し
た。反応を−10℃へ冷却し、55mg(0.402ミリモ
ル)のイソブチルクロロホーメイトを添加し、反応物を
5分間攪拌した。N−メチルアミンガスを次に反応物中
に気泡として2分間通過させ、反応物を室温へ加温さ
せ、2時間攪拌した。反応物を次に2Nの水酸化ナトリ
ウム水溶液の添加によって急冷し、酢酸エチル中へ抽出
した。その酢酸エチル層を2Nの水酸化ナトリウム水溶
液と水で以て洗滌し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、蒸
発させた。残留物をエーテルで以てすりつぶして100
mg(収率64.5%)の融点252−253℃の白色固体
を得た。
実施例13 A.メチル2−(3−カルボメトキシフエニルアミノ)
−ベンゾエート コンデンサーとN2取入口を備えた500m1丸底フラスコ
へ、15.7g(0.10モル)の2−クロロ安息香酸、23.3
g(0.17モル)の3−アミノ安息香酸、23.5g(0.17
モル)の炭酸カリウム、50mgの銅粉末、および40m1
のジメチルホルムアミドを添加した。混合物を還流加熱
し、3個の部分のメタノール洗滌臭化銅(I)を添加し
た。反応物は3.5時間還流させ、冷却し、1NのHCの
中へ注入した。混合物を10秒間攪拌し、過した固形
を水、メタノール、およびエーテルで洗滌し、乾燥し
て、融点277−279℃の灰色固体19g(73.9
%)を得た。この酸を250m1のメタノール中に取上
げ、その溶液をHCで以て飽和し、40時間還流させ、
冷却し、蒸発させた。残留物を溶離剤としてメチレンク
ロライドを使用してシリカゲル上のクロマトグラフにか
け、17.46g(全体として61.3%)の黄色油を得た。N
MR(d,CDC):3.97(s,3H),6.7-8.0(m,8H)。I
R(cm-1,KBr):1730(C=O) B.1−(3−カルボメトキシフエニル)−3−ベンジ
ルキナゾリン−1H,3H−2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた250m1丸底フラスコ
へ、17.46g(61.26ミリモル)のメチル2−(3−カ
ルボメトキシフエニルアミノ)−ベンゾエート、2.57m
1(61.26モル)のベンジルイソシアネート、5mgの樟脳
スルホン酸、および40mlのキシレン、を添加した。反
応物は3日間還流させ、冷却し、蒸発させた。残留物を
酢酸エチル/イソプロピルエーテルから2回に分けて結
晶化させて、融点150−151.5℃の固体8.80g(3
7.2%)を得た。
実施例14 1−(3−カルボキシフエニル)−3−ベンジルキナゾ
リン−1H,3H−2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた500m1丸底フラスコ
へ、3.86g(10ミリモル)の1−(3−カルボメト
キシフエニル)−3−ベンジルキナゾリン−1H,3H
−2,4−ジオン、24.1g(180ミリモル)の沃化リチ
ウム、および250m1のジメチルホルムアミドを添加し
た。反応は36時間還流させ、冷却し、1NのHCへ添
加した。混合物を20分間攪拌し、過し、固体を水洗
し、乾燥して、融点206−262℃の3.55g(95.4
%)を得た。
実施例15 1−(3−N−メチルカルボキシアミドフェニル)−3
−ベンジルキナゾリン−1H,3H−2,4−ジオン 栓とN取入口を備えた100m1丸底フラスコへ、0.5
0g(1.34ミリモル)の1−(3−カルボキシフェニル
9−3−ベンジルキナゾリン−1H,3H−2,4−ジオ
ン、0.15m1(1.34ミリモル)のN−メトルモルホリ
ン、10m1のメチレンクロライド、および1.5m1のジメ
チルホルムアミドを添加した。溶液を−10℃へ冷却
し、0.17m1(1.34ミリモル)のイゾブチルクロロホー
メートを添加した。反応物を−10度において10分間
攪拌し、次いでメチルアミンガスを溶液中に10分間気
泡で通過させた。反応物を室温へ加温させ、3日間攪拌
した。それをメチレンクロライド中に取上げ、1NのHC
と塩水で以て洗滌し、蒸発させた。残留物をメチレン
クロライド/酢酸エチルを溶離剤として使ってシリカゲ
ル上でクロマトグラフにかけ、イソプロピルエーテルで
すりつぶした後に、白色結晶性固体0.45g(87.2%)
が得られた。融点250−251℃。
実施例16 A.3−(1−メチルテトラゾール−3−イル)アニリ
ン コンデンサーとN2取入口を備えた125m1丸底フラスコ
へ、1.48g(10ミリモル)の3−ニトロベンゾニト
リル、0.053g(1ミリモル)の塩化アンモニウム、
0.715g(11ミリモル)のナトリウムアザイド、お
よび、20m1のジメチルホルムアミドを添加した。反応
物を100℃へ3時間加熱し、冷却し、蒸発させた。残
留物を水の中にとり上げ、0℃へ冷却し、6NのHCで
以てpH2へ調節した。沈澱を過し、黄色固体:融点9
0−93℃、1.5g(78.5%)、へ乾燥した。
このテトラゾールを次のとおりメチル化された:コンデ
ンサーとN2取入口を備えた125m1丸底フラスコへ、1.
4g(73.2ミリモル)の3−(テトラゾール−3−イ
ル)−ニトロベンゼン、 0.776g(73.2ミリモル)の炭酸カリウム、0.455m
1(73.2ミリモル)の沃化メチル、および30m1のアセ
トンを添加した。反応は18時間還流させ、冷却し、そ
して蒸発させた。残留物を水(pH2へ調節)とメチレン
クロライドの間に分配させ、層を分離し、水性層をメチ
レンクロライドで以て抽出した。組合せた有機層を硫酸
ナトリウム上で乾燥し、蒸発させた。残留物を溶離剤と
して塩化メチレンクロライドを使ってシリカゲル上でク
ロマトグラフにかけ、融点99−101℃の黄色固体0.
85g(56.6%)が得られた。
ニトロ基を次のとおり還元した:250m1のパル(Parr)
瓶へ、800mg(3.9ミリモル)の3−(1−メチルテ
トラゾール−3−イル)−ニトロベンゼン、200mgの
酸化パラジウム、および75m1のエタノールを添加し
た。反応物を45psiの水素で以て1時間加圧し、次い
で触媒を過によって除き、溶剤を蒸発させて、融点9
3−95℃の白色固体635mg(93.0%)が得られ
た。
B.メチル2−(3−(1−メチルテトラゾール−3−
イル)フエニルアミノ)ベンゾエート コンデンサーとN2取入口を備えた125m1の丸底フラス
コへ、2.5g(14.27ミリモル)の3−(メチルテトラゾ
ール−3−イル)アニリン、2.23g(14.27ミリモル)
の2−クロロ安息香酸、4.9g(35.6ミリモル)の炭酸
カリウム、20mgの銅粉末、および20m1のジメチルホ
ルムアミドを添加した。反応物を還流加熱し、100mg
のメタノール洗滌臭化銅(I)を四部に分けて20分にわ
たって添加した。反応物を16時間還流させ、冷却し、
200m1の氷/水の中へ注入した。混合物を過し、メ
チレンクロライドで以て洗滌した。この第二の有機抽出
物を蒸発させて融点197−199℃の固体800mg
(19.0%)が得られた。
固体を、コンデンサーとN2取入口を備えた125m1の丸
底フラスコ中の50m1のメタノールの中で溶かし、溶液
をHCガスで以て飽和し、2日間還流させた。反応物を
蒸発させ、溶離剤として酢酸エチルを使ってシリカゲル
上でクロマトグラフにかけ、融点106−108℃の黄
色固体500mg(59.7%)が得られた。
C.1−(3−(1−メチルテトラジール−3−イル)
フエニル)−3−ベンジル−キナゾリン−1H,3H−
2,4−ジオン コンデンサーとN2取入口を備えた10m1の丸底フラスコ
へ、500mg(1.61ミリモル)のメチル2−(3−(1
−メチルテトラゾール−3−イル)−フエニルアミノ)
ベンゾエート、0.199ml(1.61ミリモル)のベンゾイル
イソ−シアネート、5mgの樟脳スルホン酸、および2m1
のキシレンを添加した。反応物を3日間還流させ、冷却
し、蒸発させた。残留物を溶離剤としてメチレンクロラ
イド/酢酸エチルを使ってシリカゲル上でクロマトグラ
フにかけ、融点234−236℃の白色固体175mg
(26.5%)が 実施例17 1−(3−カルボメトシキフエニル)−3−エチル−キ
ナゾリン−1H,3H−2,4−ジオン 冷却器および窒素ガス入り口を備えた25m1丸底フラス
コに3.0g(10.5ミリモル)の2−(3−カルボメトキ
シフェニルアミノ)−安息香酸メチル、0.83m1(10.5ミ
リモル)のイソシアン酸エチル、1mgのカンファースル
ホン酸および3m1キシレンを加えた。この溶液を6日間
還流して、冷却し、蒸発させた。残渣を酢酸エチルに取
り、酢酸エチルのほとんどが入れ替わってしまうまで沸
騰しているイソプロピルエーテルを加え、この溶液を0
℃に冷却することによって生成物を結晶化した。この結
晶性固体は融点135−136℃で収量0.76g(22
%)であった。
NMR(δ,DMSO−d):1.20(t,3
H),3.8(s,3H),4.00(q,2H),
6.41(d,1H),7.1−8.0(m,7H).
IR(cm.-1,KBr):1722,1663(C=
O).MS(%):324(87,親),325(2
7),296(29),222(38),221(10
0),194(63),166(48),165(3
0),139(20),111(67),83(4
5),70(22),59(25).元素分析値:C18H
16N2O4として計算値:C66.66,H4.97,N
8.64.実測値:C66.62,H4.87,N8.
45.
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/505 ACD 9360−4C ADA 9360−4C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 の化合物、またはその医薬として許容できる酸付加塩。
    (式中、 R1は水素、炭素数1〜3のアルキル、シクロペンチルメ
    チル、ノルボルニルメチル、またはベンジルであり、そ
    のベンジルのフエニルがハロゲンによって任意的に置換
    されており; Yはカルボキシ、アルコキシが1個から6個の炭素原子
    をもつカルボアルコキシ、カルボベンジルオキシ、カル
    ボキサミド、あるいはアルキルが1個から6個の炭素原
    子をもつN−アルキルカルボキサミドであり; ZはNまたはCHであり、ただし、ZがCHであるとき
    にはR1がベンジルであり、ZがCHであるときにはYは
    また炭素数1〜3のアルキルあるいはベンジルによって
    任意的に置換されたテトラゾールであってもよい。)
  2. 【請求項2】R1がベンジルであり、ZがNまたはCHで
    あり、YがN−メチルカルボキサミドである特許請求の
    範囲第1項に記載の化合物。
  3. 【請求項3】R1がベンジルであり、ZがNまたはCHで
    あり、Yがカルボメトキシである特許請求の範囲第1項
    に記載の化合物。
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