JPH0625035A - イソプレン誘導体の製造方法 - Google Patents
イソプレン誘導体の製造方法Info
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- JPH0625035A JPH0625035A JP10983393A JP10983393A JPH0625035A JP H0625035 A JPH0625035 A JP H0625035A JP 10983393 A JP10983393 A JP 10983393A JP 10983393 A JP10983393 A JP 10983393A JP H0625035 A JPH0625035 A JP H0625035A
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- C07C29/172—Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds with the obtention of a fully saturated alcohol
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- C07C31/125—Monohydroxylic acyclic alcohols containing five to twenty-two carbon atoms
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- C07C41/00—Preparation of ethers; Preparation of compounds having groups, groups or groups
- C07C41/48—Preparation of compounds having groups
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- C07C45/61—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups
- C07C45/62—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by reactions not involving the formation of >C = O groups by hydrogenation of carbon-to-carbon double or triple bonds
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- C07C49/00—Ketones; Ketenes; Dimeric ketenes; Ketonic chelates
- C07C49/04—Saturated compounds containing keto groups bound to acyclic carbon atoms
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07B—GENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
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- C07B2200/07—Optical isomers
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 イソプレン誘導体の新規な製造方法を提供す
る。 【構成】 (E)−または(Z)−形で存在する一般式 【化1】 [式中、R、nおよび任意に存在している不斉中心は上
記の意味を有する]の化合物を光学的活性アトロプ異性
ジホスフィンのルテニウム錯体を用いて不斉水素化する
ことにより、一般式 【化2】
る。 【構成】 (E)−または(Z)−形で存在する一般式 【化1】 [式中、R、nおよび任意に存在している不斉中心は上
記の意味を有する]の化合物を光学的活性アトロプ異性
ジホスフィンのルテニウム錯体を用いて不斉水素化する
ことにより、一般式 【化2】
Description
【0001】本発明は、一般式
【0002】
【化7】
【0003】[式中、不斉中心はそれぞれ(R)−または
(S)−構造を有することができ、Rは式
(S)−構造を有することができ、Rは式
【0004】
【化8】
【0005】の残基を表し、R1は低級アルキルを表す
か、または2個のR1は一緒になってエチレンもしくは
プロピレンを表し、そしてnは数0、1または2を示
す]のイソプレン誘導体類の新規な製造方法に関し、該
方法は(E)−または(Z)−形で存在する一般式
か、または2個のR1は一緒になってエチレンもしくは
プロピレンを表し、そしてnは数0、1または2を示
す]のイソプレン誘導体類の新規な製造方法に関し、該
方法は(E)−または(Z)−形で存在する一般式
【0006】
【化9】
【0007】[式中、R、nおよび場合により存在して
いてもよい不斉中心は上記の意味を有する]の化合物を
光学的活性アトロプ異性ジホスフィンのルテニウム錯体
を用いて不斉水素化すること(asymmetrica
lly hydroganating)からなる。
いてもよい不斉中心は上記の意味を有する]の化合物を
光学的活性アトロプ異性ジホスフィンのルテニウム錯体
を用いて不斉水素化すること(asymmetrica
lly hydroganating)からなる。
【0008】上記の式Iの化合物類は既知であるかまた
は一部は新規な化合物類であり、そして例えば(R,R,
R)−α−トコフェロール、ビタミンK1またはフィトー
ルなどの合成において適する中間生成物類である。
は一部は新規な化合物類であり、そして例えば(R,R,
R)−α−トコフェロール、ビタミンK1またはフィトー
ルなどの合成において適する中間生成物類である。
【0009】出発物質として使用される式IIの化合物類
は大部分既知の化合物類である。新規な化合物類は既知
の化合物類の製造と同様な方法で容易に製造することが
できる。式IIの出発物質は場合により他の二重結合を指
示された位置に含有することもでき、そしてこの結合も
不斉水素化条件下で水素化される。
は大部分既知の化合物類である。新規な化合物類は既知
の化合物類の製造と同様な方法で容易に製造することが
できる。式IIの出発物質は場合により他の二重結合を指
示された位置に含有することもでき、そしてこの結合も
不斉水素化条件下で水素化される。
【0010】アトロプ異性ジホスフィンのルテニウム錯
体として、一般式:
体として、一般式:
【0011】
【化10】 [式中、ZはBF4 -、ClO4 -、B(フェニル)4 -または
PF6 -を表し、Z1はハロゲンまたは基Y−COO-また
はY−SO3 -を意味し、Yは低級アルキル、フェニル、
ハロゲン化された低級アルキルまたはハロゲン化された
フェニルを意味し、Z2はハロゲンを表し、Xはベンゼ
ン、ヘキサメチルベンゼンまたはp−シメンを表し、そ
してmは数1または2を表し、Z3はハロゲン、B
F4 -、ClO4 -またはB(フェニル)4 -を意味し、そして
Lは光学的活性アトロプ異性ジホスフィン配位子を意味
する]の化合物類が本発明の範囲内で特に考えられる。
PF6 -を表し、Z1はハロゲンまたは基Y−COO-また
はY−SO3 -を意味し、Yは低級アルキル、フェニル、
ハロゲン化された低級アルキルまたはハロゲン化された
フェニルを意味し、Z2はハロゲンを表し、Xはベンゼ
ン、ヘキサメチルベンゼンまたはp−シメンを表し、そ
してmは数1または2を表し、Z3はハロゲン、B
F4 -、ClO4 -またはB(フェニル)4 -を意味し、そして
Lは光学的活性アトロプ異性ジホスフィン配位子を意味
する]の化合物類が本発明の範囲内で特に考えられる。
【0012】光学的活性アトロプ異性ジホスフィン配位
子としては、(R)−または(S)−形の一般式
子としては、(R)−または(S)−形の一般式
【0013】
【化11】
【0014】[式中、R2およびR3はそれぞれ独立して
低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、または保
護されたヒドロキシを意味するか、あるいはR2および
R3は一緒になって−O−CH2−O−CH2−O−を意
味し、R4は低級アルキルまたは低級アルコキシを示
し、そしてpは数0、1または2を示し、そしてR5お
よびR6はそれぞれ独立してアリール、5員のヘテロ芳
香族基を意味するか、または燐原子と一緒になって式
低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、または保
護されたヒドロキシを意味するか、あるいはR2および
R3は一緒になって−O−CH2−O−CH2−O−を意
味し、R4は低級アルキルまたは低級アルコキシを示
し、そしてpは数0、1または2を示し、そしてR5お
よびR6はそれぞれ独立してアリール、5員のヘテロ芳
香族基を意味するか、または燐原子と一緒になって式
【0015】
【化12】
【0016】の基を意味する]の化合物類が本発明の範
囲内で特に考えられる。
囲内で特に考えられる。
【0017】「低級アルキル」という語は、本発明の範
囲内では、炭素数が1−4の直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチルおよびターシャリー−
ブチルを意味する。「低級アルコキシ」は、アルキル残
基が上記の意味を有する基を意味する。ヒドロキシ基の
ための保護基としては、一般的なエーテル−生成基、例
えばベンジル、アリル、ベンジルオキシメチル、低級ア
ルコキシメチル、並びに2−メトキシエトキシメチルな
どが本発明の範囲内で特に考えられる。「5員のヘテロ
芳香族基」(five‐membered heter
oaromatic group)という語は、本発明
の範囲内では、式
囲内では、炭素数が1−4の直鎖状もしくは分枝鎖状の
アルキル基、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、n−ブチル、イソブチルおよびターシャリー−
ブチルを意味する。「低級アルコキシ」は、アルキル残
基が上記の意味を有する基を意味する。ヒドロキシ基の
ための保護基としては、一般的なエーテル−生成基、例
えばベンジル、アリル、ベンジルオキシメチル、低級ア
ルコキシメチル、並びに2−メトキシエトキシメチルな
どが本発明の範囲内で特に考えられる。「5員のヘテロ
芳香族基」(five‐membered heter
oaromatic group)という語は、本発明
の範囲内では、式
【0018】
【化13】
【0019】の置換基を示す。
【0020】さらに、式(a)−(d)の置換基中で、
Aは酸素、硫黄または−NR8を意味する。置換基R7は
水素、低級アルキル、特にメチル、または低級アルコキ
シ、特にメトキシを意味し、そしてR8は低級アルキ
ル、好適にはメチル、を意味する。
Aは酸素、硫黄または−NR8を意味する。置換基R7は
水素、低級アルキル、特にメチル、または低級アルコキ
シ、特にメトキシを意味し、そしてR8は低級アルキ
ル、好適にはメチル、を意味する。
【0021】「ハロゲン」という語は、本発明の範囲内
では、弗素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
では、弗素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
【0022】「ハロゲン化されたアルキル」という語
は、本発明の範囲内では、可変数のハロゲン原子、特に
塩素または弗素を有し、それにより好適には少なくとも
1個のハロゲン原子が−COO−基に対するα−位置に
位置しているような低級アルキル基を意味する。
は、本発明の範囲内では、可変数のハロゲン原子、特に
塩素または弗素を有し、それにより好適には少なくとも
1個のハロゲン原子が−COO−基に対するα−位置に
位置しているような低級アルキル基を意味する。
【0023】好適なハロゲン化された低級アルキル基は
過弗素化されたおよび過塩素化された低級アルキル基、
例えばトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルな
ど、である。
過弗素化されたおよび過塩素化された低級アルキル基、
例えばトリフルオロメチル、ペンタフルオロエチルな
ど、である。
【0024】「アリール」という語は、本発明の範囲内
では、特に未置換であるだけではなくオルト−、メタ−
もしくはパラ−位置において置換されていてもまたは多
重−置換されていてもよいフェニル残基を意味する。置
換基としては、フェニル、低級アルキルもしくは低級ア
ルコキシ基、好適にはメチルもしくはメトキシ基、また
はジ−低級アルキルアミノ基、好適にはジメチルアミノ
基、並びに弗素、トリアルキルシリル、例えばトリメチ
ルシリルまたはスルファモイル、例えばN,N−ジメチ
ルアミノスルファモイル、などが考えられる。さらに、
この語はナフチルを意味することもできる。「ハロゲン
化されたフェニル」という語はペルフルオロフェニルま
たはペルフェニルビフェニルを意味する。
では、特に未置換であるだけではなくオルト−、メタ−
もしくはパラ−位置において置換されていてもまたは多
重−置換されていてもよいフェニル残基を意味する。置
換基としては、フェニル、低級アルキルもしくは低級ア
ルコキシ基、好適にはメチルもしくはメトキシ基、また
はジ−低級アルキルアミノ基、好適にはジメチルアミノ
基、並びに弗素、トリアルキルシリル、例えばトリメチ
ルシリルまたはスルファモイル、例えばN,N−ジメチ
ルアミノスルファモイル、などが考えられる。さらに、
この語はナフチルを意味することもできる。「ハロゲン
化されたフェニル」という語はペルフルオロフェニルま
たはペルフェニルビフェニルを意味する。
【0025】註(*)は、当該C原子が不斉C原子である
ことを意味する。
ことを意味する。
【0026】本発明に従い使用される式VIのジホスフィ
ン配位子は既知化合物類であるかまたは既知化合物類の
製造と同様な方法で容易に製造することができる既知化
合物の同族体類である。
ン配位子は既知化合物類であるかまたは既知化合物類の
製造と同様な方法で容易に製造することができる既知化
合物の同族体類である。
【0027】式IVおよびVの錯体類も既知化合物類であ
るか、または例えばヨーロッパ特許第397 042号
に従う既知化合物類の製造と同様な方法で容易に製造す
ることができる既知化合物の同族体類である。
るか、または例えばヨーロッパ特許第397 042号
に従う既知化合物類の製造と同様な方法で容易に製造す
ることができる既知化合物の同族体類である。
【0028】式IIIの化合物類も既知化合物類であるか
または例えばタカヤ(Takaya)他、ザ・ジャーナ
ル・オブ・ザ・オーガニック・ケミストリイ(J.Or
g.Chem.)、1987、52、3174−317
77に従いそれ自体は既知である方法で容易に製造する
ことができる。
または例えばタカヤ(Takaya)他、ザ・ジャーナ
ル・オブ・ザ・オーガニック・ケミストリイ(J.Or
g.Chem.)、1987、52、3174−317
77に従いそれ自体は既知である方法で容易に製造する
ことができる。
【0029】本発明に従う不斉水素化は一般的には反応
条件下で不活性である有機溶媒の中で行われる。そのよ
うな溶媒としては特に、低級アルコール類、例えばメタ
ノール、エタノールまたはトリフルオロエタノール、或
いは該アルコール類とハロゲン化された炭化水素類、例
えば塩化メチレン、クロロホルム、ヘキサフルオロベン
ゼンなどとのまたはエーテル類、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフランもしくはジオキサンなどとの混
合物が挙げられる。さらに、ケトン類、例えばアセト
ン、ジエチルケトン、メチルエチルケトンなど、エステ
ル類、例えば酢酸メチル、カルボン酸類、例えば蟻酸、
酢酸など、または水も挙げられる。
条件下で不活性である有機溶媒の中で行われる。そのよ
うな溶媒としては特に、低級アルコール類、例えばメタ
ノール、エタノールまたはトリフルオロエタノール、或
いは該アルコール類とハロゲン化された炭化水素類、例
えば塩化メチレン、クロロホルム、ヘキサフルオロベン
ゼンなどとのまたはエーテル類、例えばジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフランもしくはジオキサンなどとの混
合物が挙げられる。さらに、ケトン類、例えばアセト
ン、ジエチルケトン、メチルエチルケトンなど、エステ
ル類、例えば酢酸メチル、カルボン酸類、例えば蟻酸、
酢酸など、または水も挙げられる。
【0030】式III、IVおよびVの錯体中のルテニウム
対配位子Lの比は、1モルの配位子当たり一般的には約
0.5−約2モルの間、好適には少なくとも約1モル、
のルテニウムである。ルテニウム対水素化しようとする
物質の比は約0.01−約1モル%の間、好適には約0.
05−約0.5モル%の間、である。
対配位子Lの比は、1モルの配位子当たり一般的には約
0.5−約2モルの間、好適には少なくとも約1モル、
のルテニウムである。ルテニウム対水素化しようとする
物質の比は約0.01−約1モル%の間、好適には約0.
05−約0.5モル%の間、である。
【0031】式III、IVおよびVの錯体を用いる不斉水
素化は一般的には約0℃−約100℃の温度において実
施される。この水素化は一般的には圧力下で、好適には
約5−約200バールの、特に約30−約100バール
の、圧力下で、実施される。式VIの光学的活性アトロプ
異性配位子の使用と同様にして、下記の一般式
素化は一般的には約0℃−約100℃の温度において実
施される。この水素化は一般的には圧力下で、好適には
約5−約200バールの、特に約30−約100バール
の、圧力下で、実施される。式VIの光学的活性アトロプ
異性配位子の使用と同様にして、下記の一般式
【0032】
【化14】
【0033】[式中、R5およびR6は上記の意味を有す
る]のビナフチル型の光学的活性化合物類を使用するこ
ともできる。
る]のビナフチル型の光学的活性化合物類を使用するこ
ともできる。
【0034】ビナフチル環は一般的方法で置換されてい
てもよい。
てもよい。
【0035】下記の実施例は本発明を説明するためのも
のであり、限定しようとするものではない。これらの実
施例において、選択されている略語は下記の意味を有す
る: GC=毛管ガスクロマトグラフィー e.e.=エナンチオマー過剰 TLC=薄層クロマトグラフィー RT=室温 OAc=アセチル TFA=トリフルオロアセチル THF=テトラヒドロフラン 全ての温度は摂氏°で示されている。
のであり、限定しようとするものではない。これらの実
施例において、選択されている略語は下記の意味を有す
る: GC=毛管ガスクロマトグラフィー e.e.=エナンチオマー過剰 TLC=薄層クロマトグラフィー RT=室温 OAc=アセチル TFA=トリフルオロアセチル THF=テトラヒドロフラン 全ての温度は摂氏°で示されている。
【0036】2−フリール−BIPHEMP=(6,6
−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2
−フリールホスフィン) 2−フリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2−
フリールホスフィン) MeOBIPHEP=(6,6′−ジメトキシビフェニ
ル−2,2′−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン) 3,5−TMS−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス{ビス−
[3,5−ジ(トリメチルシリル)フェニル]ホスフィ
ン} (3,4,5−MeO)−MeOBIPHEP=(6,
6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス
[ビス−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィ
ン] p−DMAS−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス{ビス−[p−
(N,N−ジメチルアミノ−スルファモイル)フェニル]
ホスフィン} 2−チエニル2BIPHEMP=P,P−ジフェニル−
P′,P′−ジ−2−チエニ ル−(6,6′−ジメチル
ビフェニル−2,2′−ジイル)ホスフィン BIPHEP−DIPHOL=5,5′−(6,6′−ジ
メチルビフェニル−2,2′−ジイル)−ジ−5H−ベ
ンゾ[b]ホスフィンドール HO/IpropO−BIPHEP=(6−イソプロポ
キシ−6′−ヒドロキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ジフェニルホスフィン) IpropO−BIPHEP=(6,6′−ジイソプロ
ポキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジフェニ
ルホスフィン) p−ビフェニル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−4
−ビフェニリルホスフィン) BnO−BIPHEP=(6,6′−ジベンジルオキシ
ビフェニル−2,2′−ジイ ル)ビス(ジフェニルホス
フィン) p−DMAPh−MeOBIPHEP=(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス{ビス−
[p−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル]ホスフィ
ン} p−アニシル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ジ−(p−メ
トキシフェニル)ホスフィン] 2−チエニル−BIPHEMP=(6,6′−ジメチル
ビフェニル−2,2′−ジイ ル)ビス(ジ−2−チエニ
ルホスフィン) 2−チエニル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2−チ
エニルホスフィン) TriMeO−BIPHEP=(4,4′,5,5′,6,
6′−ヘキサメトキシビフェ ニル−2,2′−ジイル)
ビス(ジフェニルホスフィン) BIPHOMP=(5,7−ジヒドロ−ジベンズ[c,
e]オキセピン−1,11−ジイル)ビス(ジフェニル
ホスフィン) p−トリル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメト
キシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ジ−p−ト
リルホスフィン] 3−フリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−3−
フリールホスフィン) ベンゾフリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ジ−
(2−ベンゾ[b]フラニル)ホスフィン] Meフリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ビス(5
−メチルフラニ−2−ル)ホスフィン]
−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2
−フリールホスフィン) 2−フリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2−
フリールホスフィン) MeOBIPHEP=(6,6′−ジメトキシビフェニ
ル−2,2′−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン) 3,5−TMS−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス{ビス−
[3,5−ジ(トリメチルシリル)フェニル]ホスフィ
ン} (3,4,5−MeO)−MeOBIPHEP=(6,
6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス
[ビス−(3,4,5−トリメトキシフェニル)ホスフィ
ン] p−DMAS−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス{ビス−[p−
(N,N−ジメチルアミノ−スルファモイル)フェニル]
ホスフィン} 2−チエニル2BIPHEMP=P,P−ジフェニル−
P′,P′−ジ−2−チエニ ル−(6,6′−ジメチル
ビフェニル−2,2′−ジイル)ホスフィン BIPHEP−DIPHOL=5,5′−(6,6′−ジ
メチルビフェニル−2,2′−ジイル)−ジ−5H−ベ
ンゾ[b]ホスフィンドール HO/IpropO−BIPHEP=(6−イソプロポ
キシ−6′−ヒドロキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ジフェニルホスフィン) IpropO−BIPHEP=(6,6′−ジイソプロ
ポキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジフェニ
ルホスフィン) p−ビフェニル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−4
−ビフェニリルホスフィン) BnO−BIPHEP=(6,6′−ジベンジルオキシ
ビフェニル−2,2′−ジイ ル)ビス(ジフェニルホス
フィン) p−DMAPh−MeOBIPHEP=(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス{ビス−
[p−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル]ホスフィ
ン} p−アニシル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ジ−(p−メ
トキシフェニル)ホスフィン] 2−チエニル−BIPHEMP=(6,6′−ジメチル
ビフェニル−2,2′−ジイ ル)ビス(ジ−2−チエニ
ルホスフィン) 2−チエニル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2−チ
エニルホスフィン) TriMeO−BIPHEP=(4,4′,5,5′,6,
6′−ヘキサメトキシビフェ ニル−2,2′−ジイル)
ビス(ジフェニルホスフィン) BIPHOMP=(5,7−ジヒドロ−ジベンズ[c,
e]オキセピン−1,11−ジイル)ビス(ジフェニル
ホスフィン) p−トリル−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメト
キシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ジ−p−ト
リルホスフィン] 3−フリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−3−
フリールホスフィン) ベンゾフリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジ
メトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ジ−
(2−ベンゾ[b]フラニル)ホスフィン] Meフリール−MeOBIPHEP=(6,6′−ジメ
トキシビフェニル−2,2′−ジイル)ビス[ビス(5
−メチルフラニ−2−ル)ホスフィン]
【0037】
【実施例】実施例1 a) グローブボックス中で8.33mg(0.0255
ミリモル)のB.ハイセル(Heisel)他、テトラ
ヘドロン(Tetrahedron):アシンメトリー
(Asymmetry)、2、51(1991)に従い
製造されたジ(η2−シクロオクタ−1,5−ジエン)ル
テニウム(II)および13.8mg(0.0255ミリモ
ル)の(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′
−ジイル)ビス(ジ−2−フリールホスフィン)を1m
lの塩化メチレンおよび1mlのメタノール中に溶解さ
せ、そして橙色溶液を室温で18時間撹拌した。0.5
mlのメタノール中の8.9mg(0.051ミリモル)
の50%水性HBF4の添加後に、黄色触媒溶液を5分
間撹拌した。
ミリモル)のB.ハイセル(Heisel)他、テトラ
ヘドロン(Tetrahedron):アシンメトリー
(Asymmetry)、2、51(1991)に従い
製造されたジ(η2−シクロオクタ−1,5−ジエン)ル
テニウム(II)および13.8mg(0.0255ミリモ
ル)の(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′
−ジイル)ビス(ジ−2−フリールホスフィン)を1m
lの塩化メチレンおよび1mlのメタノール中に溶解さ
せ、そして橙色溶液を室温で18時間撹拌した。0.5
mlのメタノール中の8.9mg(0.051ミリモル)
の50%水性HBF4の添加後に、黄色触媒溶液を5分
間撹拌した。
【0038】b) グローブボックス(<1ppmの酸
素)中で30mlオートクレーブのガラス容器に1.0
0g(5.09ミリモル)の(Z)−6,10−ジメチルウ
ンデセノ−2−ン、8mlのメタノールおよびa)に従
い製造された触媒溶液を充填した。水素化を25°およ
び60バールの水素において18時間行った。水素化溶
液を回転蒸発器上で20°/20ミリバールにおいて蒸
発させ、残渣をエーテル中に溶解させ、そして触媒を分
離するために溶液をシリカゲルのパッドを通して濾過し
た。溶離液を上記の如くして蒸発させた。残渣(0.9
6gの黄色油)は毛管GCによると8.6%の遊離体、
72.9%の(R)−6,10−ジメチルウンデカノ−2−
ンおよび13.6%の対応するジメチルアセタールから
なっていた。生成物のe.e.は91.4%であった。e.
e.測定はA.ニエルジンゲル(Knierzinge
r)他(ヘルベチカ・シミカ・アクタ(Helv.Ch
im.Acta)、1990、73、1087)により
記されている方法に従い行われた。
素)中で30mlオートクレーブのガラス容器に1.0
0g(5.09ミリモル)の(Z)−6,10−ジメチルウ
ンデセノ−2−ン、8mlのメタノールおよびa)に従
い製造された触媒溶液を充填した。水素化を25°およ
び60バールの水素において18時間行った。水素化溶
液を回転蒸発器上で20°/20ミリバールにおいて蒸
発させ、残渣をエーテル中に溶解させ、そして触媒を分
離するために溶液をシリカゲルのパッドを通して濾過し
た。溶離液を上記の如くして蒸発させた。残渣(0.9
6gの黄色油)は毛管GCによると8.6%の遊離体、
72.9%の(R)−6,10−ジメチルウンデカノ−2−
ンおよび13.6%の対応するジメチルアセタールから
なっていた。生成物のe.e.は91.4%であった。e.
e.測定はA.ニエルジンゲル(Knierzinge
r)他(ヘルベチカ・シミカ・アクタ(Helv.Ch
im.Acta)、1990、73、1087)により
記されている方法に従い行われた。
【0039】実施例2 a) グローブボックス(<1ppmの酸素)中で6.
1mg(0.0188ミリモル)のジ(η2−アセタト)
−η4−シクロオクタ−1,5−ジエン)ルテニウム(II)
および10.2mg(0.0188ミリモル)の(R)−
(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ビス(ジ−2−フリールホスフィン)を1mlの塩化メ
チレンおよび1mlのメタノール中に溶解させ、そして
橙色溶液を室温で18時間撹拌した。0.5mlのメタ
ノール中の6.6mg(0.0375ミリモル)の50%
水性HBF4の添加後に、黄色触媒溶液を5分間撹拌し
た。
1mg(0.0188ミリモル)のジ(η2−アセタト)
−η4−シクロオクタ−1,5−ジエン)ルテニウム(II)
および10.2mg(0.0188ミリモル)の(R)−
(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ビス(ジ−2−フリールホスフィン)を1mlの塩化メ
チレンおよび1mlのメタノール中に溶解させ、そして
橙色溶液を室温で18時間撹拌した。0.5mlのメタ
ノール中の6.6mg(0.0375ミリモル)の50%
水性HBF4の添加後に、黄色触媒溶液を5分間撹拌し
た。
【0040】b) グローブボックス中で30mlオー
トクレーブのガラス容器に1.00g(3.75ミリモ
ル)の(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデ
セ−5−ノ−2−ン(95.8%、e.e.)、8mlの
メタノールおよびa)に従い製造された触媒溶液を充填
した。水素化を25°および60バールの水素において
24時間行った。水素化溶液を回転蒸発器上で20°/
20ミリバールにおいて蒸発させ、残渣(0.99gの
黄色油)を40gのシリカゲル上でn−ヘキサン−エー
テル5:1でクロマトグラフィーにかけて873mgの
無色油を溶離し、それは毛管GCによると0.6%の遊
離体および99.2%の6,10,14−トリメチルペン
タデカノ−2−ンからなっていた。A.ニエルジンゲル
(Knierzinger)他(ヘルベチカ・シミカ・
アクタ(Helv.Chim.Acta)、1990、
73、1087)により4種の可能な異性体類の測定に
関して記されている方法に従うと、(R,R)−6,1
0,14−トリメチルペンタデカノ−2−ンの含有量は
93.9%であった。(非対称性中心C−6に関して9
1.2%のe.e.に相当していた。)実施例3 20.4mg(0.0255ミリモル)のRu(OAc)
2[(S)−MeOBIPHEP](B.ハイセル(Hei
sel)他、テトラヘドロン(Tetrahedro
n):アシンメトリー(Asymmetry)、2、5
1(1991)に従い製造された)および8.94mg
(0.0509ミリモル)の50%水性HBF4の4ml
のメタノール中溶液を1時間撹拌した。1.01g(5.
09ミリモル)のラセミ体(E)−6,10−ジメチルウ
ンデセ−5−ノ−2−ールおよびさらに5mlのメタノ
ールの添加後に、水素化を25°および35バールにお
いて18時間行った。水素化溶液を回転蒸発器上で20
°/20ミリバールにおいて蒸発させ、残渣(0.95
gの黄色油)をエーテル中に溶解させ、そして溶液をシ
リカゲルのパッドを通して濾過した。溶離液を上記の如
くして蒸発させた。残渣(670mgの黄色油)は毛管
GCによると16.8%の遊離体および83.2%の6,
10−ジメチルウンデカノ−2−ールからなっていた。
トクレーブのガラス容器に1.00g(3.75ミリモ
ル)の(R,Z)−6,10,14−トリメチルペンタデ
セ−5−ノ−2−ン(95.8%、e.e.)、8mlの
メタノールおよびa)に従い製造された触媒溶液を充填
した。水素化を25°および60バールの水素において
24時間行った。水素化溶液を回転蒸発器上で20°/
20ミリバールにおいて蒸発させ、残渣(0.99gの
黄色油)を40gのシリカゲル上でn−ヘキサン−エー
テル5:1でクロマトグラフィーにかけて873mgの
無色油を溶離し、それは毛管GCによると0.6%の遊
離体および99.2%の6,10,14−トリメチルペン
タデカノ−2−ンからなっていた。A.ニエルジンゲル
(Knierzinger)他(ヘルベチカ・シミカ・
アクタ(Helv.Chim.Acta)、1990、
73、1087)により4種の可能な異性体類の測定に
関して記されている方法に従うと、(R,R)−6,1
0,14−トリメチルペンタデカノ−2−ンの含有量は
93.9%であった。(非対称性中心C−6に関して9
1.2%のe.e.に相当していた。)実施例3 20.4mg(0.0255ミリモル)のRu(OAc)
2[(S)−MeOBIPHEP](B.ハイセル(Hei
sel)他、テトラヘドロン(Tetrahedro
n):アシンメトリー(Asymmetry)、2、5
1(1991)に従い製造された)および8.94mg
(0.0509ミリモル)の50%水性HBF4の4ml
のメタノール中溶液を1時間撹拌した。1.01g(5.
09ミリモル)のラセミ体(E)−6,10−ジメチルウ
ンデセ−5−ノ−2−ールおよびさらに5mlのメタノ
ールの添加後に、水素化を25°および35バールにお
いて18時間行った。水素化溶液を回転蒸発器上で20
°/20ミリバールにおいて蒸発させ、残渣(0.95
gの黄色油)をエーテル中に溶解させ、そして溶液をシ
リカゲルのパッドを通して濾過した。溶離液を上記の如
くして蒸発させた。残渣(670mgの黄色油)は毛管
GCによると16.8%の遊離体および83.2%の6,
10−ジメチルウンデカノ−2−ールからなっていた。
【0041】e.e.測定のために、200mgのアルコ
ールを0.3gのクロロクロム酸ピリジニウムを用いて
塩化メチレン中で25°において2時間にわたり酸化し
た。褐色の反応溶液から、シリカゲルを通しての濾過後
に、0.19gの無色油が得られ、それはGCによると
75.9%の(R)−6,10−ジメチルウンデカノ−2−
ール(74.1%e.e.)を含有していた。
ールを0.3gのクロロクロム酸ピリジニウムを用いて
塩化メチレン中で25°において2時間にわたり酸化し
た。褐色の反応溶液から、シリカゲルを通しての濾過後
に、0.19gの無色油が得られ、それはGCによると
75.9%の(R)−6,10−ジメチルウンデカノ−2−
ール(74.1%e.e.)を含有していた。
【0042】実施例4 20.4mg(0.0255ミリモル)のRu(OAc)
2[(S)−MeOBIPHEP]および5.33mg(0.
028ミリモル)のHBF4−ジエチルエーテル錯体
(アルドリッヒ)の4mlのメタノール中溶液を1時間
撹拌した。1.23g(5.09ミリモル)の(E)−6,
10−ジメチル−2,2−ジメトキシ−ウンデセンおよ
びさらに5mlのメタノールの添加後に、水素化を25
°および35バールにおいて18時間行った。水素化溶
液を回転蒸発器上で20°/20ミリバールにおいて蒸
発させ、残渣(0.98gの黄色油)をエーテル中に溶
解させ、そして溶液をシリカゲルのパッドを通して濾過
した。溶離液を上記の如くして蒸発させた。残渣(79
0mgの黄色油)は毛管GCによると51%の遊離体お
よび37%の(R)−6,10−ジメチル−2,2−ジメト
キシウンデカン(70.4%e.e.)からなっていた。
e.e.値は実施例1中の対応するケトンに関して記され
ている方法で得られた。
2[(S)−MeOBIPHEP]および5.33mg(0.
028ミリモル)のHBF4−ジエチルエーテル錯体
(アルドリッヒ)の4mlのメタノール中溶液を1時間
撹拌した。1.23g(5.09ミリモル)の(E)−6,
10−ジメチル−2,2−ジメトキシ−ウンデセンおよ
びさらに5mlのメタノールの添加後に、水素化を25
°および35バールにおいて18時間行った。水素化溶
液を回転蒸発器上で20°/20ミリバールにおいて蒸
発させ、残渣(0.98gの黄色油)をエーテル中に溶
解させ、そして溶液をシリカゲルのパッドを通して濾過
した。溶離液を上記の如くして蒸発させた。残渣(79
0mgの黄色油)は毛管GCによると51%の遊離体お
よび37%の(R)−6,10−ジメチル−2,2−ジメト
キシウンデカン(70.4%e.e.)からなっていた。
e.e.値は実施例1中の対応するケトンに関して記され
ている方法で得られた。
【0043】実施例5−21 実施例1と同様な方法で別の水素化を行い、そして結果
は表1にまとめられている。
は表1にまとめられている。
【0044】
【表1】
【0045】実施例22−30 実施例1と同様な方法で別の水素化を行い、そして結果
は表2にまとめられている。
は表2にまとめられている。
【0046】
【表2】 表2 Ru(Z1)2[(R)-2-フリールMeOBIPHEP]または{Ru[(R)-2-フ リールMeOBIPHEP]}(Z)2 a)の存在下での(E)-または(Z)-6, 10-ジメチルウンデセ-5-ノ-2-ンの非対称性水素化 実施 遊離 Z 溶媒(ml) 圧力 温度 時間 転化 選択 e.e. 構造 例 体 ハ゛ール ℃ 時間 率%b)率%b) %b) 22 E BF4 MeOH(9),CH2Cl2(1) 35 25 18 64 99 90.0 S 23 E BF4 MeOH(9),CH2Cl2(1) 60 25 18 84 99 91.5 S 24 Z BF4 MeOH(9),CH2Cl2(1) 60 25 18 90 97 91.4 R 25 E BF4 MeOH(9),CH2Cl2(1) 60 80 6 100 86 84.4 S 26 Z BF4 MeOH(9),CH2Cl2(1) 60 80 6 100 89 89.2 R 27 Z BF4 MeOH(0.5),Et2O(9.5) 60 80 6 100 95 89.8 R 28 Z BF4 MeOH(0.5),Et2O(9.5) 60 100 6 95 92 83.0 R 29 Z BF4 MeOH(9),CH2Cl2(1) 60 0 142 48 93 93.4 R 30 Z Z1 MeOH(9),CH2Cl2(1) 60 25 18 35 78 80.1 R TFAc} a)10mlの溶媒中の1gの遊離体、S/C200 b)表1を参照のこと c)Ru(TFA)2[(R)−2−フリールMeOBIPH
EP]は実施例1と同様な方法で[Ru(TFA)2COD]
2[B.ハイゼル他、テトラヘドロン:アシンメトリー、
2、51(1991)]および(R)−2−フリールMe
OBiPHEPから製造された。
EP]は実施例1と同様な方法で[Ru(TFA)2COD]
2[B.ハイゼル他、テトラヘドロン:アシンメトリー、
2、51(1991)]および(R)−2−フリールMe
OBiPHEPから製造された。
【0047】実施例31−49 実施例1と同様な方法で別の水素化を行い、そして結果
は表3にまとめられている。
は表3にまとめられている。
【0048】
【表3】 表3 [RuL]2+(Z)2を触媒として用いる(E)-または(Z)-6, 10-ジメチルウンデセ-5-ノ-2-ンの非対称性水素化 実施 遊離 偏光配位子 転化率 選択率 e.e. 構造 例 体 %a) %a) %a) 31 Z (S)-(3,5-TMS)-MeOBIPHEP 100 16b 87.6 S 32 Z (S)-(3,4,5-MeO)-MeOBIPHEP 100 71b) 75.4 S 33 E (R)-p-DMAS-MeOBIPHEP 18 75b) 84.2 S 34 E (R)-(2-チエニル)2BIPHEMP 76 85 70.0 S 35 E (R)-BIPHEMP-DIPHOL 54 89 83.1 S 36 E (R)-HO/IpropO-BIPHEP 100 88 76.7 S 37 E (R)-IpropO-BIPHEP 100 89 73.6 S 38 E (R)-p-BnO-BIPHEP 89 95 78.4 S 39 E (R)-p-ビフェニル-MeOBIPHEP 66 92 76.2 S 40 E (S)-p-DMAPh-MeOBIPHEP 100 86 70.6 R 41 E (R)-アニシル-MeOBIPHEP 100 73 74.6 S 42 Z (S)-2-チエニル-BIPHEP 99 42b) 80.0 S 43 Z (S)-2-チエニル-BIPHEMP 98 43b 73.6 S 44 E (S)-トリMeO-BIPHEP 100 91 78.7 R 45 E (S)-BIPHOMP 98 92 81.2 R 46 E (S)-p-トリル-MeOBIPHEP 100 90 72.1 R 47 E (S)-3-フリール-MeOBIPHEP 95 92 74.8 R 48 E (R)-ベンゾフリール-MeOBIPHEP 45 98 93.3 S 49 Z (R)-Meフリール-MeOBIPHEP 97 95 92.0 R a)表1を参照のこと b)対応するアルコールへの過剰水素化のために比較的
低い選択率実施例50 実施例1および2に従い使用された(R)−(6,6′−
ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2
−フリールホスフィン)は下記の如くして製造された。
低い選択率実施例50 実施例1および2に従い使用された(R)−(6,6′−
ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ジ−2
−フリールホスフィン)は下記の如くして製造された。
【0049】a) 0.30g(0.442ミリモル)の
(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスフィン酸ジフェニルエステル)の10m
lのテトラヒドロフラン中溶液を室温において15分以
内に10mlのテトラヒドロフラン中の1.5mlの2
−アイオドフラン(67%純度)および0.30g(1
2.3ミリモル)のマグネシウム片から製造されたグリ
ニヤール溶液に滴々添加した。添加の完了後に、混合物
を40°に1時間加熱した。処理のために、混合物を5
0mlの飽和NH4Cl溶液および50mlの酢酸エチ
ルで処理し、相を分離し、そして有機相を飽和NaCl
溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過し、そして
濃縮した。残渣を最少量のCH2Cl2中に溶解させ、そ
して溶液を50gのシリカゲルのカラムに適用した。酢
酸エチルそして次にテトラヒドロフランを用いる溶離で
0.20gの固体が生成し、それを10mlのターシャ
リー−ブチルメチルエーテルから再結晶化させた。0.
16gの(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,
2′−ジイル)ビス(ジ−2−フリールホスフィンオ
(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスフィン酸ジフェニルエステル)の10m
lのテトラヒドロフラン中溶液を室温において15分以
内に10mlのテトラヒドロフラン中の1.5mlの2
−アイオドフラン(67%純度)および0.30g(1
2.3ミリモル)のマグネシウム片から製造されたグリ
ニヤール溶液に滴々添加した。添加の完了後に、混合物
を40°に1時間加熱した。処理のために、混合物を5
0mlの飽和NH4Cl溶液および50mlの酢酸エチ
ルで処理し、相を分離し、そして有機相を飽和NaCl
溶液で洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過し、そして
濃縮した。残渣を最少量のCH2Cl2中に溶解させ、そ
して溶液を50gのシリカゲルのカラムに適用した。酢
酸エチルそして次にテトラヒドロフランを用いる溶離で
0.20gの固体が生成し、それを10mlのターシャ
リー−ブチルメチルエーテルから再結晶化させた。0.
16gの(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,
2′−ジイル)ビス(ジ−2−フリールホスフィンオ
【0050】b) コンデンサー、温度計、滴下漏斗お
よび機械的スタラーが備えられている0.5リットル4
首スルホン化フラスコにアルゴン下で2.90g(5.0
ミリモル)の(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−
2,2′−ジイル)ビス(ジ−2−フリールホスフィン
オキシド)、10ml(41.9ml)のジブチルアミ
ン、60mlのキシレン異性体混合物および4.0ml
(5.37g、39.6ミリモル)のトリクロロシランを
充填した。乳白色の混合物を還流下で4時間にわたり沸
騰させると、それによりほとんど透明な溶液が生じた。
冷却後に、内部温度が70°を越えないような方法で良
く撹拌しながら100mlの脱酸素化された30%水酸
化ナトリウム溶液を滴々添加し、そして混合物を70°
においてさらに1時間撹拌した。H2OおよびCH2Cl
2の添加後に、相を分離しそして有機相を2×50ml
の30%水酸化ナトリウム溶液、H2O、飽和NH4Cl
溶液および飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で
乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。得られた白色粉末
(4.40g)をCH2Cl2中に溶解させ、溶液をエタ
ノールで処理し、そしてCH2Cl2を回転蒸発器上で蒸
発させた。分離した固体を濾別し、エタノールおよびペ
ンタンで洗浄し、そして高真空(〜10Pa)中で1時
間にわたり100°で乾燥した。2.50gの(R)−
(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビ
ス(ジ−2−フリールホスフィン)が黄色結晶状で得ら
れた。
よび機械的スタラーが備えられている0.5リットル4
首スルホン化フラスコにアルゴン下で2.90g(5.0
ミリモル)の(R)−(6,6′−ジメチルビフェニル−
2,2′−ジイル)ビス(ジ−2−フリールホスフィン
オキシド)、10ml(41.9ml)のジブチルアミ
ン、60mlのキシレン異性体混合物および4.0ml
(5.37g、39.6ミリモル)のトリクロロシランを
充填した。乳白色の混合物を還流下で4時間にわたり沸
騰させると、それによりほとんど透明な溶液が生じた。
冷却後に、内部温度が70°を越えないような方法で良
く撹拌しながら100mlの脱酸素化された30%水酸
化ナトリウム溶液を滴々添加し、そして混合物を70°
においてさらに1時間撹拌した。H2OおよびCH2Cl
2の添加後に、相を分離しそして有機相を2×50ml
の30%水酸化ナトリウム溶液、H2O、飽和NH4Cl
溶液および飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で
乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。得られた白色粉末
(4.40g)をCH2Cl2中に溶解させ、溶液をエタ
ノールで処理し、そしてCH2Cl2を回転蒸発器上で蒸
発させた。分離した固体を濾別し、エタノールおよびペ
ンタンで洗浄し、そして高真空(〜10Pa)中で1時
間にわたり100°で乾燥した。2.50gの(R)−
(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビ
ス(ジ−2−フリールホスフィン)が黄色結晶状で得ら
れた。
【0051】
【0052】 出発物質として使用された(R)−(6,6′−ジメチル
ビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスフィン酸ジ
フェニルエステル)およびそれぞれに対応する(S)化合
物は下記の如くして製造された。
ビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスフィン酸ジ
フェニルエステル)およびそれぞれに対応する(S)化合
物は下記の如くして製造された。
【0053】a) 76.5g(0.122モル)の(2
−アイオド−3−メトキシフェニル)ホスホン酸ジフェ
ニルエステル(75%純度)および25.0g(0.39
3モル)の活性化された銅粉末をアルゴン下でコンデン
サー、温度計、スタラーおよび不活性気体処理用の頭部
部品が備えられている1リットル4首スルホン化フラス
コ中に入れ、そして200mlのN,N−ジメチルホル
ムアミドを流入させた。濃褐色懸濁液を140°(油浴
温度)に1時間加熱すると、その時間後にTLC分析に
よると完全転化が起こっていた。冷却された反応混合物
を塩化メチレンと共に丸底フラスコ中に移し、そして回
転蒸発器上で70°で蒸発乾固した。残渣を200ml
の塩化メチレンで処理し、混合物を良く撹拌し、濾過
し、そしてフィルター残渣を100mlの塩化メチレン
で洗浄した。濾液を100mlの飽和NH4Cl溶液で
3回洗浄し、最初の洗浄操作で生じた少量の固体を濾別
し、次にMgSO4上で乾燥し、濾過しそして濃縮し
た。高真空(〜10Pa)中での80°における2時間
にわたる乾燥後に、59.6gの粗製(RS)−(6,6′
−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホス
ホン酸ジフェニルエステル)が得られた。
−アイオド−3−メトキシフェニル)ホスホン酸ジフェ
ニルエステル(75%純度)および25.0g(0.39
3モル)の活性化された銅粉末をアルゴン下でコンデン
サー、温度計、スタラーおよび不活性気体処理用の頭部
部品が備えられている1リットル4首スルホン化フラス
コ中に入れ、そして200mlのN,N−ジメチルホル
ムアミドを流入させた。濃褐色懸濁液を140°(油浴
温度)に1時間加熱すると、その時間後にTLC分析に
よると完全転化が起こっていた。冷却された反応混合物
を塩化メチレンと共に丸底フラスコ中に移し、そして回
転蒸発器上で70°で蒸発乾固した。残渣を200ml
の塩化メチレンで処理し、混合物を良く撹拌し、濾過
し、そしてフィルター残渣を100mlの塩化メチレン
で洗浄した。濾液を100mlの飽和NH4Cl溶液で
3回洗浄し、最初の洗浄操作で生じた少量の固体を濾別
し、次にMgSO4上で乾燥し、濾過しそして濃縮し
た。高真空(〜10Pa)中での80°における2時間
にわたる乾燥後に、59.6gの粗製(RS)−(6,6′
−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホス
ホン酸ジフェニルエステル)が得られた。
【0054】ba) 59.6gのa)に従い得られた
粗製ジフェニルエステルの50mlのジクロロメタン中
溶液を1リットル4首フラスコ中に入れ、そして35.
8g(0.10モル)の(o)−O,O′−ジベンゾイル−
L−酒石酸の100mlの酢酸エチル中溶液で処理し
た。次に溶液を回転蒸発器上で600ミリバールにおい
て蒸発させると、それによりCH2Cl2を蒸留除去しそ
して白色固体が分離した。これを吸引濾別し、20ml
の酢酸エチルおよび20mlのヘキサンで3回洗浄し、
そして高真空(〜10Pa)中で乾燥した。21.8g
の(R)−ジフェニ
粗製ジフェニルエステルの50mlのジクロロメタン中
溶液を1リットル4首フラスコ中に入れ、そして35.
8g(0.10モル)の(o)−O,O′−ジベンゾイル−
L−酒石酸の100mlの酢酸エチル中溶液で処理し
た。次に溶液を回転蒸発器上で600ミリバールにおい
て蒸発させると、それによりCH2Cl2を蒸留除去しそ
して白色固体が分離した。これを吸引濾別し、20ml
の酢酸エチルおよび20mlのヘキサンで3回洗浄し、
そして高真空(〜10Pa)中で乾燥した。21.8g
の(R)−ジフェニ
【0055】母液および洗浄溶液を他のエナンチオマー
の製造用に別に置いた。
の製造用に別に置いた。
【0056】bb) 磁気スタラー付きのエルレンマイ
ヤー中でba)に従い得られた物質を100mlのジク
ロロメタン、50mlの飽和NaHCO3溶液および5
0mlの脱塩水と共に全ての固体が溶液中を通過するま
で(30分間)撹拌した。相を分離し、そして有機相を
100mlの半−飽和NaHCO3溶液、50mlの脱
塩水および50mlの飽和NaCl溶液で2回洗浄し、
MgSO4上で乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。油
状残渣を20mlのターシャリー−ブチルメチルエーテ
ルで処理すると、それにより結晶化が起きた。蒸発およ
び高真空(〜10Pa)中での60°における1時間の
乾燥後に、13.8gの(R)−(6,6′−ジメトキシビ
フェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフェ
ニルエス
ヤー中でba)に従い得られた物質を100mlのジク
ロロメタン、50mlの飽和NaHCO3溶液および5
0mlの脱塩水と共に全ての固体が溶液中を通過するま
で(30分間)撹拌した。相を分離し、そして有機相を
100mlの半−飽和NaHCO3溶液、50mlの脱
塩水および50mlの飽和NaCl溶液で2回洗浄し、
MgSO4上で乾燥し、濾過し、そして蒸発させた。油
状残渣を20mlのターシャリー−ブチルメチルエーテ
ルで処理すると、それにより結晶化が起きた。蒸発およ
び高真空(〜10Pa)中での60°における1時間の
乾燥後に、13.8gの(R)−(6,6′−ジメトキシビ
フェニル−2,2′−ジイル)ビス(ホスホン酸ジフェ
ニルエス
【0057】ca) 1リットル丸底フラスコ中でb
a)からの母液および洗浄溶液を蒸発させた。残渣を1
00mlのジクロロメタン中に加え、そして溶液を50
mlの飽和NaHCO3溶液および50mlの脱塩水と
共に撹拌した。相を分離し、そして有機相を100ml
の半−飽和NaHCO3溶液、50mlの脱塩水および
50mlの飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で
乾燥し、濾過し、そして濃縮した。得られた褐色の油を
50mlのジクロロメタン中に加え、そして溶液を1
8.0g(0.050モル)の(+)−O,O′−ジベンゾ
イル−D−酒石酸の100mlの酢酸エチル中溶液で処
理した。溶液を次に回転蒸発器上で600ミリバールに
おいて濃縮すると、それによりCH2Cl2が蒸留されそ
して白色固体が分離した。これを吸引濾別し、20ml
のヘキサンで3回洗浄し、そして高真空(〜10Pa)
中で乾燥した。22gの(S)−ジフェニルエステル/
(+)−D
a)からの母液および洗浄溶液を蒸発させた。残渣を1
00mlのジクロロメタン中に加え、そして溶液を50
mlの飽和NaHCO3溶液および50mlの脱塩水と
共に撹拌した。相を分離し、そして有機相を100ml
の半−飽和NaHCO3溶液、50mlの脱塩水および
50mlの飽和NaCl溶液で洗浄し、MgSO4上で
乾燥し、濾過し、そして濃縮した。得られた褐色の油を
50mlのジクロロメタン中に加え、そして溶液を1
8.0g(0.050モル)の(+)−O,O′−ジベンゾ
イル−D−酒石酸の100mlの酢酸エチル中溶液で処
理した。溶液を次に回転蒸発器上で600ミリバールに
おいて濃縮すると、それによりCH2Cl2が蒸留されそ
して白色固体が分離した。これを吸引濾別し、20ml
のヘキサンで3回洗浄し、そして高真空(〜10Pa)
中で乾燥した。22gの(S)−ジフェニルエステル/
(+)−D
【0058】cb) ca)で得られた物質はbb)中
に記されている如くして製造された。13.9gの(S)
−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)が白色結晶
状で得られた。融点124−1
に記されている如くして製造された。13.9gの(S)
−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ビス(ホスホン酸ジフェニルエステル)が白色結晶
状で得られた。融点124−1
【0059】 d) 出発物質として使用された(2−アイオド−3−
メトキシフェニル)ホスフィン酸ジフェニルエステルは
下記の如くして製造された。
メトキシフェニル)ホスフィン酸ジフェニルエステルは
下記の如くして製造された。
【0060】daa) 13.0g(0.535モル)の
マグネシウム片の50mlの乾燥テトラヒドロフラン中
懸濁液をアルゴン下でスタラー、コンデンサー、温度計
および不活性気体処理用の頭部部品が備えられている
0.5リットル4首フラスコ中に入れた。そこに93.5
g(0.50モル)の3−ブロモアニソールの200m
lの乾燥テトラヒドロフラン中溶液を90分間にわたり
反応温度が35°を越えないような方法で滴々添加し
た。添加後に、グリニヤール試薬の沈澱を防止するため
に混合物をさらに150mlの乾燥テトラヒドロフラン
で希釈した。
マグネシウム片の50mlの乾燥テトラヒドロフラン中
懸濁液をアルゴン下でスタラー、コンデンサー、温度計
および不活性気体処理用の頭部部品が備えられている
0.5リットル4首フラスコ中に入れた。そこに93.5
g(0.50モル)の3−ブロモアニソールの200m
lの乾燥テトラヒドロフラン中溶液を90分間にわたり
反応温度が35°を越えないような方法で滴々添加し
た。添加後に、グリニヤール試薬の沈澱を防止するため
に混合物をさらに150mlの乾燥テトラヒドロフラン
で希釈した。
【0061】dab) 359.8g(0.967モル)
のクロロ燐酸ジフェニルおよび200mlの乾燥テトラ
ヒドロフランをスタラー、温度計、不活性気体処理用の
頭部部品およびCO2/アセトン冷却浴が備えられてい
る1.5リットル4首フラスコ中に入れ、そして溶液を
−78°に冷却した。それに2時間以内にbaa)に従
い製造されたグリニヤール試薬の溶液を反応温度が−7
0°を越えないような方法で滴々添加した。添加の完了
後に、混合物を撹拌しながら室温に一夜暖めた。10リ
ットルの撹拌されている容器中で、少量の微細白色沈澱
を含有している反応混合物を2リットルの氷水、2リッ
トルの飽和NaHCO3溶液および1リットルのジエチ
ルエーテルの混合物中に注いだ。10分間にわたり激し
く内部混合した後に、水相を分離しそして有機相を1リ
ットルの飽和NaHCO3溶液、200mlの25%ア
ンモニア、100mlの25%アンモニアで連続して洗
浄し、そして500mlの飽和NaCl溶液で3回洗浄
した。MgSO4上で乾燥した後に、溶液を蒸発させ、
残渣を1リットルのジエチルエーテル中に加え、そして
溶液を0°で一夜放置した。それにより分離した白色固
体(12g)を濾過により除去し、そして廃棄した。濾
液を蒸発させ、高真空(〜10Pa)中で乾燥し、得ら
れた残渣(163gの黄色油)を300mlのヘキサン
/トルエン1:1中に加え、そして溶液を500gのシ
リカゲル上で濾過した。最初に3リットルのヘキサンお
よび8リットルのヘキサン/酢酸エチル9:1でそして
その後2リットルのヘキサン/酢酸エチル4:1および
2リットルのヘキサン/酢酸エチル7:3で溶離するこ
とにより、高真空(〜10Pa)中での40°における
1時間にわたる乾燥後に、118gの(3−メトキシフ
ェニル)ホスホン酸ジフェニルエステルが薄黄色の油状
で得られた。
のクロロ燐酸ジフェニルおよび200mlの乾燥テトラ
ヒドロフランをスタラー、温度計、不活性気体処理用の
頭部部品およびCO2/アセトン冷却浴が備えられてい
る1.5リットル4首フラスコ中に入れ、そして溶液を
−78°に冷却した。それに2時間以内にbaa)に従
い製造されたグリニヤール試薬の溶液を反応温度が−7
0°を越えないような方法で滴々添加した。添加の完了
後に、混合物を撹拌しながら室温に一夜暖めた。10リ
ットルの撹拌されている容器中で、少量の微細白色沈澱
を含有している反応混合物を2リットルの氷水、2リッ
トルの飽和NaHCO3溶液および1リットルのジエチ
ルエーテルの混合物中に注いだ。10分間にわたり激し
く内部混合した後に、水相を分離しそして有機相を1リ
ットルの飽和NaHCO3溶液、200mlの25%ア
ンモニア、100mlの25%アンモニアで連続して洗
浄し、そして500mlの飽和NaCl溶液で3回洗浄
した。MgSO4上で乾燥した後に、溶液を蒸発させ、
残渣を1リットルのジエチルエーテル中に加え、そして
溶液を0°で一夜放置した。それにより分離した白色固
体(12g)を濾過により除去し、そして廃棄した。濾
液を蒸発させ、高真空(〜10Pa)中で乾燥し、得ら
れた残渣(163gの黄色油)を300mlのヘキサン
/トルエン1:1中に加え、そして溶液を500gのシ
リカゲル上で濾過した。最初に3リットルのヘキサンお
よび8リットルのヘキサン/酢酸エチル9:1でそして
その後2リットルのヘキサン/酢酸エチル4:1および
2リットルのヘキサン/酢酸エチル7:3で溶離するこ
とにより、高真空(〜10Pa)中での40°における
1時間にわたる乾燥後に、118gの(3−メトキシフ
ェニル)ホスホン酸ジフェニルエステルが薄黄色の油状
で得られた。
【0062】db) 300mlの乾燥テトラヒドロフ
ランをスタラー、温度計、不活性気体処理用の頭部部
品、圧力均衡付き滴下漏斗およびCO2/アセトン冷却
浴が備えられている1.5リットルの4首フラスコ中に
入れた。それに70ml(0.412モル)の2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンを注射器により加え、そし
て溶液を−78°に冷却した。210ml(0.336
モル)のヘキサン中1.6Nブチルリチウム溶液を滴下
漏斗中に鋼カニューラを介して充填した。ブチルリチウ
ム溶液を反応容器中に約10分以内に滴下すると、それ
により温度が約−50°に上昇し、そして白色沈澱が生
成した。CO2/アセトン冷却浴を氷/エタノール浴と
交換し、そして反応混合物を約−15°において30分
間撹拌し、次に再び−78°に冷却した。
ランをスタラー、温度計、不活性気体処理用の頭部部
品、圧力均衡付き滴下漏斗およびCO2/アセトン冷却
浴が備えられている1.5リットルの4首フラスコ中に
入れた。それに70ml(0.412モル)の2,2,6,
6−テトラメチルピペリジンを注射器により加え、そし
て溶液を−78°に冷却した。210ml(0.336
モル)のヘキサン中1.6Nブチルリチウム溶液を滴下
漏斗中に鋼カニューラを介して充填した。ブチルリチウ
ム溶液を反応容器中に約10分以内に滴下すると、それ
により温度が約−50°に上昇し、そして白色沈澱が生
成した。CO2/アセトン冷却浴を氷/エタノール浴と
交換し、そして反応混合物を約−15°において30分
間撹拌し、次に再び−78°に冷却した。
【0063】250mlの乾燥テトラヒドロフランおよ
び95.2g(0.280モル)の(3−メトキシフェニ
ル)ホスホン酸ジフェニルエステル(dabからの物
質)をアルゴン下で別の1リットル丸底フラスコ中に入
れ、そして溶液を−78°に冷却した。この溶液を次に
鋼カニューラを介して約10分間以内に上記の反応混合
物中に流入させると、それにより温度は約−78°に上
昇し、そして透明なカラメル色の溶液が生成した。これ
を−78°においてさらに30分間撹拌した。
び95.2g(0.280モル)の(3−メトキシフェニ
ル)ホスホン酸ジフェニルエステル(dabからの物
質)をアルゴン下で別の1リットル丸底フラスコ中に入
れ、そして溶液を−78°に冷却した。この溶液を次に
鋼カニューラを介して約10分間以内に上記の反応混合
物中に流入させると、それにより温度は約−78°に上
昇し、そして透明なカラメル色の溶液が生成した。これ
を−78°においてさらに30分間撹拌した。
【0064】71.06g(0.280モル)のヨウ素の
150mlの乾燥テトラヒドロフラン中溶液をアルゴン
下で別の250mlのシュレンク管中で製造し、そして
溶液を鋼カニューラを介して反応装置の滴下漏斗中に移
した。反応混合物を次に15分以内にヨウ素溶液の急速
な滴々添加により滴定すると、それにより反応温度が約
−65°に上昇した。約170mlのヨウ素溶液のうち
の約145mlの滴々添加後に、反応混合物の赤色着色
が残っている時に、添加を中断しそして混合物を0°に
自然に暖めた。次に、反応混合物を150mlの100
gのチオ硫酸ナトリウム五水塩の200mlの脱塩水中
溶液で処理し、激しく撹拌し、そして次に100mlの
飽和NaHCO3溶液で処理した。生成した沈澱を除去
するために二相系を濾過し、そして相を分離した。水相
を250mlの酢酸エチルで1回再抽出し、そして一緒
にした有機相を250mlの飽和NaCl溶液で洗浄
し、MgSO4上で乾燥し、そして蒸発させた。残渣を
再び500mlの酢酸エチル中に加え、溶液を250m
lの脱塩水および250mlの飽和NaCl溶液で3回
洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過し、そして濃縮し
た。残渣(118gの黄色油)を170mlのトルエン
中に加え、そして溶液を115mlのヘキサンで処理す
ると、それにより白色沈澱が分離した。これを濾過によ
り除去し、そして濾液を450gのシリカゲルのカラム
に適用した。副生物を最初に2リットルのヘキサン/酢
酸エチル9:1および3リットルのヘキサン/酢酸エチ
ル8:2を用いて溶離した。次に、最終生成物を含有し
ている留分を2リットルのヘキサン/酢酸エチル7:3
を用いて溶離した。蒸発および高真空(〜10Pa)中
での60°における1時間にわたる乾燥後に、76.5
gの橙色の油が得られた。
150mlの乾燥テトラヒドロフラン中溶液をアルゴン
下で別の250mlのシュレンク管中で製造し、そして
溶液を鋼カニューラを介して反応装置の滴下漏斗中に移
した。反応混合物を次に15分以内にヨウ素溶液の急速
な滴々添加により滴定すると、それにより反応温度が約
−65°に上昇した。約170mlのヨウ素溶液のうち
の約145mlの滴々添加後に、反応混合物の赤色着色
が残っている時に、添加を中断しそして混合物を0°に
自然に暖めた。次に、反応混合物を150mlの100
gのチオ硫酸ナトリウム五水塩の200mlの脱塩水中
溶液で処理し、激しく撹拌し、そして次に100mlの
飽和NaHCO3溶液で処理した。生成した沈澱を除去
するために二相系を濾過し、そして相を分離した。水相
を250mlの酢酸エチルで1回再抽出し、そして一緒
にした有機相を250mlの飽和NaCl溶液で洗浄
し、MgSO4上で乾燥し、そして蒸発させた。残渣を
再び500mlの酢酸エチル中に加え、溶液を250m
lの脱塩水および250mlの飽和NaCl溶液で3回
洗浄し、MgSO4上で乾燥し、濾過し、そして濃縮し
た。残渣(118gの黄色油)を170mlのトルエン
中に加え、そして溶液を115mlのヘキサンで処理す
ると、それにより白色沈澱が分離した。これを濾過によ
り除去し、そして濾液を450gのシリカゲルのカラム
に適用した。副生物を最初に2リットルのヘキサン/酢
酸エチル9:1および3リットルのヘキサン/酢酸エチ
ル8:2を用いて溶離した。次に、最終生成物を含有し
ている留分を2リットルのヘキサン/酢酸エチル7:3
を用いて溶離した。蒸発および高真空(〜10Pa)中
での60°における1時間にわたる乾燥後に、76.5
gの橙色の油が得られた。
【0065】1H−NMR分析によると、これは75モ
ル%の(2−アイオド−3−メトキシフェニル)ホスホ
ン酸ジフェニルエステルを含んでいた。
ル%の(2−アイオド−3−メトキシフェニル)ホスホ
ン酸ジフェニルエステルを含んでいた。
【0066】前記と同様な方法で他の配位子を製造する
ことができた。
ことができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 43/303 8619−4H C07F 9/50 7537−4H // C07B 53/00 B 7419−4H 61/00 300
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、 不斉中心はそれぞれ(R)−または(S)−立体配置を有す
ることができ、 Rは式 【化2】 の残基を表し、 R1は低級アルキルを表すか、または2個のR1は一緒に
なってエチレンもしくはプロピレンを表し、そしてnは
数0、1または2を示す]のイソプレン誘導体類を製造
する方法において、(E)−または(Z)−形で存在する一
般式 【化3】 [式中、 R、nおよび場合により存在していてもよい不斉中心は
上記の意味を有する]の化合物を光学的活性アトロプ異
性ジホスフィンのルテニウム錯体を用いて不斉水素化す
ることからなる方法。 - 【請求項2】 アトロプ異性ジホスフィンのルテニウム
錯体が一般式: 【化4】 [式中、 ZはBF4 -、ClO4 -、B(フェニル)4 -またはPF6 -を
表し、 Z1はハロゲンまたは基Y−COO-またはY−SO3 -を
意味し、 Yは低級アルキル、フェニル、ハロゲン化された低級ア
ルキルまたはハロゲン化されたフェニルを意味し、 Z2はハロゲンを表し、 Xはベンゼン、ヘキサメチルベンゼンまたはp−シメン
を表し、そしてmは数1または2を表し、 Z3はハロゲン、BF4 -、ClO4 -またはB(フェニル)4
-を意味し、そしてLは光学的活性アトロプ異性ジホス
フィン配位子を意味する]の化合物である請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 アトロプ異性ジホスフィン配位子が(R)
−または(S)−形で存在する一般式 【化5】 [式中、 R2およびR3はそれぞれ独立して低級アルキル、低級ア
ルコキシ、ヒドロキシ、または保護されたヒドロキシを
意味するか、あるいはR2およびR3は一緒になって−O
−CH2−O−CH2−O−を意味し、 R4は低級アルキルまたは低級アルコキシを示し、そし
てpは数0、1または2を示し、そしてR5およびR6は
それぞれ独立してアリール、5員のヘテロ芳香族基を意
味するか、あるいは燐原子と一緒になって式 【化6】 の基を意味する]の化合物である請求項1または2に記
載の方法。 - 【請求項4】 一般式IIIの化合物をルテニウム錯体と
して使用する請求項2または3に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH01270/92-0 | 1992-04-16 | ||
CH127092 | 1992-04-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625035A true JPH0625035A (ja) | 1994-02-01 |
JP3310381B2 JP3310381B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=4206480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10983393A Expired - Fee Related JP3310381B2 (ja) | 1992-04-16 | 1993-04-14 | イソプレン誘導体の製造方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5600015A (ja) |
EP (1) | EP0565975B1 (ja) |
JP (1) | JP3310381B2 (ja) |
AT (1) | ATE142191T1 (ja) |
DE (1) | DE59303616D1 (ja) |
DK (1) | DK0565975T3 (ja) |
ES (1) | ES2091509T3 (ja) |
Cited By (4)
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