JP3369560B2 - 燐化合物 - Google Patents

燐化合物

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 [式中、 Rは低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシまたは
保護されたヒドロキシ基を示し、R1およびR2は互いに異
なりそして低級アルキル、シクロアルキル、アリール、
5−員のヘテロ芳香族または式 の基を表す] の新規なラセミ体のおよび光学的に活性な燐化合物に関
する。
本発明は、式Iの燐化合物の製造および例えば非対称
性水素化(asymmetric hydrogenation)、プロキラル性
アリル系におけるエナンチオ選択的水素置換(enantios
elective hydrogen displacements)などの如きエナン
チオ選択的反応のためのそれらの使用にも関する。
「低級アルキル」という語は本発明では、炭素数が1
〜4の直鎖もしくは分枝鎖状のアルキル基、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチルおよびtert−ブチルを意味する。「低級アルコ
キシ」という語は、アルキル残基が上記の意味を有する
基を示す。ヒドロキシ基用の保護基としては、一般的な
エーテル−生成基、例えばベンジル、アリル、ベンジル
オキシメチル、低級アルコキシメチルまたは2−メトキ
シエトキシメチルなどが特に本発明の範囲内で考えられ
る。「シクロアルキル」という語は、3−〜7−員の
環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシルおよびシクロヘプチル、特にシク
ロペンチルおよびシクロヘキシルを意味する。「アリー
ル」という語は本発明の範囲では特にフェニル残基を意
味し、それは未置換であるだけでなくオルト−、メタ−
またはパラ−位置で多重−置換されていてもよい。この
場合に考えられる置換基は、フェニル、低級アルキルも
しくは低級アルコキシ基、好適にはメチルまたはメトキ
シ基、またはジ−低級アルキル−アミノ、好適にはジメ
チルアミノ、基、並びに弗素またはトリアルキルシリ
ル、例えばトリメチルシリルなどである。さらにこの語
はナフチルを意味することもできる。「5−員のヘテロ
芳香族」という語は、本発明の範囲内では式 の置換基を示す。
さらに、式(a)〜(d)の置換基中では、Aは酸
素、硫黄または−NR4を示す。置換基R3は水素、低級ア
ルキル、特にメチル、または低級アルコキシ、特にメト
キシ、を示し、そしてR4は低級アルキル、好適にはメチ
ルを示す。
以下で使用される「脱離基」という語では、本発明の
範囲内では例えばハロゲン、特に塩素および臭素の如き
基並びに例えばメトキシなどの如きアルコキシ基である
と理解すべきである。
式Iの燐化合物はラセミ体の形だけでなく光学的に活
性な形で存在することもできる。好適な式Iの化合物
は、Rがメトキシまたはメチルを意味するものである。
さらに、R1およびR2がフェニル、p−トリル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、2−もしくは3−フリールま
たは2−チエニルを表すものが好適である。特に好適な
式Iの化合物類は、 (RS)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン、 (R)−または(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,
P′−ジフェニル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,
2′−ジイル)ジホスフィン、 (RS)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−p−
トリル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン、 (R)−または(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,
P′−ジ−p−トリル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル
−2,2′−ジイル)ジホスフィン、 (RS)−P,P−ジフェニル−P′,P′−ジ−2−チエニ
ル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン、 (R)−または(S)−P,P−ジフェニル−P′,P′−
ジ−2−チエニル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−
2,2′−ジイル)ジホスフィン、 並びに対応する6,6−ジメトキシビフェニル類である。
本発明に従う式Iの化合物はそれ自体既知の方法で製
造することができる。それは例えば、一般式 [式中、Rは上記の意味を有する] のラセミ体のまたは光学的に活性な化合物を一般式 Y−P(R1 III [式中、R1は上記の意味を有しそしてYは脱離性基を表
す] の化合物と反応させ、このようにして得られる一般式 [式中、RおよびR1は上記の意味を有する] の化合物をアルキルリチウムと反応させて式 [式中、RおよびR1は上記の意味を有する] の化合物を与え、これを一般式 Y−P(R2 VI [式中、R2およびYは上記の意味を有する] の化合物と反応させ、そして、Rがヒドロキシを示す式
Iの化合物を製造するために、Rが低級アルコキシを表
す式Iの対応する化合物をエーテル分解に付すことによ
り、行うことができる。
式IIの化合物と式IIIの化合物との反応はそれ自体は
既知である方法で行うことができる。反応は一般的には
不活性な非プロトン性有機溶媒、例えばベンゼン、トル
エンの如き芳香族炭化水素、例えばペンタン、ヘキサン
などの如き液体の脂肪族炭化水素、または例えばジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジエチルメトキシエ
タンなどの如きエーテル、またはこれらの溶媒のいずれ
かの混合物、の中で実施される。反応は一般的にはほぼ
室温〜−80℃の温度においても実施される。圧力は重要
な意味をもたず、そして反応は大気圧において容易に実
施することができる。
式Vの化合物を与えるための式IVの化合物とアルキル
リチウムとの反応はn−ブチルリチウムを用いて、特に
tert−ブチルリチウムを用いて、行われる。反応は上記
の溶媒中で実施することができる。温度は一般的には約
−50℃〜約−120℃、好適には約60℃〜約−80℃、であ
る。圧力はこの場合にも重要ではなく、従って反応は大
気圧において容易に実施することができる。
式Vの化合物と式VIの化合物との反応は、化合物IIと
化合物IIIとの反応と同様にして行うことができる。
Rが低級アルコキシを表す式Iの化合物のエーテル分
解はそれ自体は既知である方法で、例えば三臭化ホウ素
などを用いて、行うことができる。
出発物質として使用される式IIの化合物はそれ自体既
知の方法で、対応するジアイオド化合物を例えばn−ブ
チルリチウムまたは好適にはtert−ブチルリチウムの如
きアルキルリチウムで処理することにより、得られる。
反応条件は、式(IV)の化合物から式Vの化合物への転
化用に使用されるものと同様にして選択できる。1個だ
けのヨウ素をリチウムにより確実に置換しようとするた
めには、反応は一般的にはほぼ等モル量の反応相手を使
用して行われる。
上記のジアイオド化合物[(R,S)形だけでなく
(R)または(S)形も]並びに式IIIおよびVIの出発
物質は、既知化合物またはそれ自体は既知である方法で
容易に製造できる既知化合物の同族体である。
全ての上記の反応は一般的には例えばアルゴンまたは
窒素の如き不活性気体下で行われる。
本発明に従う式Iの燐化合物は例えばVIII族金属類、
例えばルテニウム、ロジウムおよびイリジウム、の如き
遷移金属類との錯体を形成し、それらは非対称性水素化
における触媒としておよびプロキラル性アリル系におけ
るエナンチオ選択的水素置換のために使用できる。ルテ
ニウムおよびロジウム錯体は上記の水素化用に好適であ
り、一方ロジウム錯体は異性化用に好適である。これら
の触媒、すなわちVIII族金属と式Iの燐化合物との錯体
は新規でありそして本発明の目的でもある。
上記の錯体はそれ自体既知の方法で、例えば式Iの化
合物を例えば適当な不活性有機または水性溶媒中でVIII
族金属を生成可能な化合物と反応させることにより製造
することができる。例えばロジウムを生成するために適
している化合物としては、例えば、エチレン、プロピレ
ンなど、並びにビス−オレフィン類、例えば(Z,Z)−
1,5−シクロオクタジエン、1,5−ヘキサジエン、ビシク
ロ[2.2.1]ヘプタ−2,5−ジエンまたはロジウムとの易
溶性錯体を生成する他のジエン類との有機ロジウム錯体
が挙げられる。ロジウムを生成する好適な化合物は、例
えば、ジ−μ−クロロ−ビス[η−(Z,Z)−1,5−シ
クロオクタジエン]ジロジウム(I)、ジ−μ−クロロ
−ビス[η−ノルボルナジエン]ジロジウム(I)、
ジ−μ−ペルフルオロアセタト−ビス[η−(Z,Z)
−1,5−シクロオクタジエン]ジロジウム(I)、ロジ
ウムテトラフルオロホウ酸ビス[η−(Z,Z)−1,5−
シクロオクタジエン]またはジロジウム過塩素酸ビス
[η−(Z,Z)−シクロオクタジエン]である。ジ−
μ−クロロ−ビス[η−(Z,Z)−1,5−シクロオクタ
ジエン]ジイリジウム(I)が例えばイリジウムを生成
する化合物として挙げられる。
上記のルテニウム錯体は、例えば、下記の式 Ru(Z)2L VIII [式中、Zはハロゲンまたは基A−COOを表し、Aは低
級アルキル、アリール、ハロゲン化された低級アルキル
またはハロゲン化されたアリールを表し、そしてLは式
Iのキラルジホスフィン配位子を表す] により示すことができる。
これらの錯体は原則的にはそれ自体既知の方法で製造
することができる。一般的にそして好適には、ルテニウ
ム化合物は、例えば、式 [Ru(Z12L1 m・(H2O) IX [式中、Z1はハロゲンまたは基A1−COOを表し、A1は低
級アルキルまたはハロゲン化された低級アルキルを表
し、L1は中性配位子を表し、mは数1、2または3を表
し、pは数1または2を表し、そしてqは数0または1
を表す] の錯体を式Iのキラルジホスフィン配位子と反応させる
ことにより、または式 Ru(CF3COO)2L X [式中、Lは式Iのキラルジホスフィン配位子を表す] のルテニウム錯体をアニオンZ(ここでZは上記の意味
を有する)を生成する塩と反応させることにより製造さ
れる。
「中性配位子」という語は本発明の範囲内では、容易
に交換可能な配位子、例えばジオレフィン、例えばノル
ボルナジエン、(Z,Z)−1,5−シクロオクタジエンな
ど、またはニトリル、例えばアセトニトリル、ベンゾニ
トリルなどを意味する。mが数2または3を表す場合に
は、配位子は同一であってもまたは異なっていてもよ
い。
式IXのルテニウム錯体は既知の物質であるかまたは例
えばアルベルス(Albers),M.O.他、ザ・ジャーナル・
オブ・オルガノメタリック・ケミストリー(J.Organome
t.Chem.)、272、C62−C66(1984)に従う如き既知物質
の製造と同様な方法で容易に得られる既知物質の同族体
である。
式IXのルテニウム錯体と式Iのキラルジホスフィン配
位子との反応はそれ自体は既知である方法で行うことが
できる。反応は一般的には不活性有機溶媒中で行うこと
ができる。そのような溶媒の例としては、例えばテトラ
ヒドロフランまたはジオキサンの如きエーテル類、例え
ばアセトンの如きケトン類、例えばメタノール、エタノ
ールなどの如き低級アルコール類、例えば塩化メチレ
ン、クロロホルムなどの如きハロゲン化された炭化水素
類、または該溶媒の混合物が挙げられる。さらに、反応
は0℃〜約100℃の間の、好適には約15℃〜約60℃の間
の、温度において、酸素を厳密に除去しながら、行うこ
ともできる。
式Xのルテニウム錯体(式IXの錯体から得られる)と
アニオンZを含有している塩との反応は、それ自体は既
知である方法で行うことができる。「アニオンZを生成
する塩」という語は本発明の範囲内では、例えば、アン
モニウム塩、アルカリ金属塩または他の適当な金属塩を
意味している。そのような塩類の溶解度を改良するため
には、ある場合にはクラウンエーテル類などを加えるこ
ともできる。
前記の如く、VIII族金属、特にロジウムおよびルテニ
ウム、との錯体の形状の本発明に従う燐化合物は、特に
非対称性水素化用に使用することができる。特に適して
いる基質としては、これに関しては特にアリルアルコー
ル類、例えばゲラニオール、6,7−ジヒドロ−ゲラニオ
ール、6,7−ジヒドロフラネソール、6,7,10,11−テトラ
ヒドロフラネソールなど、並びに官能化されたケトン
類、例えばβ−ケトエステル類、例えばアセト酢酸メチ
ルもしくはエチルなど、または2−ピリジルケトン類、
例えば2−アセチルピリジン、2−ピリジル2,8−ビス
(トリフルオロメチル)−4−キノリルケトンなどが挙
げられる。
そのような水素化を行う際には、これらの錯体を最初
に製造しそして次に水素化しようとする物質の溶液に加
える。しかしながら、一方ではそれらをその場で例えば
水素化しようとする物質の存在下で製造することもでき
る。
非対称性水素化は、反応条件下で不活性である適当な
有機溶媒の中で実施することができる。そのような溶媒
としては、芳香族炭化水素類、例えばベンゼン、トルエ
ンなど、低級アルコール類、例えばメタノールまたはエ
タノール、水、エステル類、例えば酢酸エチル、ハロゲ
ン化された炭化水素類、例えば塩化メチレン、クロロホ
ルムなど、環式エーテル類、例えばテトラヒドロフラン
またはジオキサンなど、または該溶媒類の混合物が特に
挙げられる。
金属対配位子Lの比は一般的には、1モルの配位子当
たり約0.05〜約5モルの間のそしてそれぞれ約0.5〜約
2モルの間の、好適には約1モルの金属である。例えば
式VIIIの如き錯体中の金属対水素化しようとする物質の
比は一般的には、約0.005〜約1モル%の間、好適には
約0.002〜約0.1モル%の間である。
例えば式VIIIの如き錯体を用いる非対称性水素化は一
般的には、使用される基質によるが約0℃〜約150℃の
温度において実施される。この水素化は一般的には圧力
下で、好適には約2〜約200バール、特に約10〜約100バ
ールの圧力下でも実施される。
式Iの化合物の製造および使用と同様にして、下記の
[式中、R1およびR2は上記の意味を有する] のビナフチル型化合物を製造しそして使用することもで
きる。ビナフチル環は一般的方法で置換することができ
る。
下記の実施例は本発明を説明するものであり、そして
何ら限定しようとするものではない。これらの実施例中
では、略語は下記の意味を有する。
TLC 薄層クロマトグラフィー GC 毛管ガスクロマトグラフィー e.e. エナンチオマー過剰。水素化生成物のe.e.はGCに
よりペルメチル化されたシクロデキストリン相の上で測
定された。
RT 室温 全ての温度は摂氏゜で示されている。
実施例1 a)8.0g(0.0162モル)の(S)−ジフェニル−(2′
−アイオド−6,6′−ジメチル−ビフェニリ−2−ル)
ホスフィンを100mlの無水トルエン、200mlのエーテルお
よび0.5mlのトリエチルアミンの混合物の中に−65゜に
冷却されているAr気体下で溶解させ、12mlのターシャリ
ー−ブチルリチウム溶液(ペンタン中1.6M、0.019モ
ル)を加え、そして反応混合物を−60゜において1時間
撹拌した。次に、5.0g(0.021モル)のジシクロヘキシ
ルクロロホスフィンを一部分ずつ加え、少量のトルエン
ですすぎ、そして灰−ベージュ色懸濁液を室温において
一夜撹拌した。処理するために、混合物を50mlの水およ
び50mlの3N NaOHで処理し、1/4時間撹拌し、300mlのト
ルエンで抽出し、有機相を200mlの水で1回洗浄し、乾
燥し(Na2SO4)、濾過し、そして蒸発させた。酢酸エチ
ルからの粗製生成物の再結晶化後に、6.2g(68%)の
(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチル−ビフェニリ−2,2′−ジイル)
ジホスフィンが白色結晶状で得られた。融点:185.4゜
(キラセルOD相上でのHPLC分析に従う99.8%e.e.;GC含
有量:99.2%)、 ▲[α]20 D▼+52.3(c=1;CHCl3)。
同様な方法で、 (R)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチル−ビフェニリ−2,2′−ジイル)
ジホスフィンが得られた。融点:186−186.9゜(99.3%
e.e.;GC含有量:99.3%)、 ▲[α]20 D▼−52.8(c=1;CHCl3)。
b)出発物質として使用された(R)−および(S)−
ジフェニル−(2′−アイオド−6,6′−ジメチル−ビ
フェニリ−2−ル)ホスフィンは下記の如くして製造さ
れた。
32mlのターシャリー−ブチルリチウム溶液(ペンタン
中1.6M、0.051モル)を、−76゜に冷却されている20.0g
(0.046モル)の(R)−2,2′−ジアイオド−6,6′−
ジメチルビフェニル(T.フレド(Frejd)およびT.リン
グステッド(Klingstedt)、ジ・ジャーナル・オブ・ザ
・ケミカル・ソサイエテイ・ケミカル・コミュニケーシ
ョン(J.Chem.Soc.Chem.Commun.)、(1983)1021)の4
30mlの無水トルエンおよび90mlのエーテル中溶液にAr気
体下で加え、そして混合物を−75゜において加え、そし
て混合物を−75゜において3/4時間撹拌した。20.1g(0.
092モル)のクロロジフェニルホスフィンの100mlの無水
トルエン中溶液を次に滴下漏斗から1/4時間以内に滴々
添加し、混合物を−70゜において1時間撹拌し、そして
冷却浴を除去した後に室温において一夜撹拌した。
処理するために、反応混合物である灰−ベージュ色懸
濁液を150mlの水で処理し、80mlの3N NaOHでアルカリ性
とし、そして300mlのトルエンで抽出した。有機相を各
回とも200mlの水で2回洗浄して中性とし、乾燥し(Na2
SO4)、そして蒸発させ、そして生じた残渣(32.5g、黄
色油)を450gのシリカゲル上でクロマトグラフィーにか
けた。三主要留分中で、4.5リットルのヘキサンを用い
て3.2gの未変化の出発物質が、15リットルのヘキサン−
トルエン(95:5)混合物を用いて13.1g(71.3%混合物
のエナンチオマー−純粋性モノアイオダイドが白色結晶
状で、そして2リットルのトルエンを用いて1.5gの白色
結晶状の(R)−ジフェニル−(2′−アイオド−6,
6′−ジメチル−ビフェニリ−2−ル)ホスフィンが溶
離された。融点167.5−168.4゜; ▲[α]20 D▼−44.8(c=1;CHCl3)。
同様な方法で、 (S)−ジフェニル−(2′−アイオド−6,6′−ジメ
チル−ビフェニリ−2−ル)ホスフィンが製造された。
融点167.5−168.7゜; ▲[α]20 D▼+43.5(c=1;CHCl3)。
実施例2 下記の化合物類が実施例1と同様な方法で製造され
た: (R)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−p−
トリル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン。融点167゜;(98.6%e.e.;GC:98
%); ▲[α]20 D▼−71.2(c=1;CHCl3)。
(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−p−
トリル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン。融点166.1゜;(97%e.e.;GC:98
%); ▲[α]20 D▼+69.4(c=1;CHCl3)。
(R)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−2−
チエニル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジ
イル)ジホスフィン。融点151−151.3゜;(99.2%e.
e.;GC:99.5%); ▲[α]20 D▼+71.9(c=1;CHCl3)。
(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−2−
チエニル−(6,6′−ジメチル−ビフェニル−2,2′−ジ
イル)ジホスフィン。融点149−150゜;(99.9%e.e.;G
C:99.7%); ▲[α]20 D▼−70.2(c=1;CHCl3)。
出発物質として使用された下記の化合物類は実施例2
b)と同様な方法で製造された: (R)−ジ−p−トリル−(2′−アイオド−6,6′−
ジメチルビフェニリ−2−ル)ホスフィンが溶離され
た。融点135−136゜; ▲[α]20 D▼−55.1(c=1.0;CHCl3)。
(S)−ジ−p−トリル−(2′−アイオド−6,6′−
ジメチルビフェニリ−2−ル)ホスフィンが溶離され
た。融点136.4゜; ▲[α]20 D▼+55.7(c=1.0;CHCl3)。
(R)−ジシクロヘキシル−(2′−アイオド−6,6′
−ジメチルビフェニリ−2−ル)ホスフィンが溶離され
た。融点137−139゜; ▲[α]20 D▼−8.6(c=1;CHCl3)。
(S)−ジシクロヘキシル−(2′−アイオド−6,6′
−ジメチルビフェニリ−2−ル)ホスフィンが溶離され
た。融点137−139゜; ▲[α]20 D▼+8.7(c=1;CHCl3)。
下記の化合物類をそれぞれ実施例1および2と同様な
方法で製造することができた: (S)−5−(2′−アイオド−6,6′−ジメチルビフ
ェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ[b]−ホスフィンドー
ル。融点173−174゜; ▲[α]20 D▼+107.7(c=1;CHCl3)。
(R)−5−(2′−アイオド−6,6′−ジメチルビフ
ェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ[b]−ホスフィンドー
ル。融点172−174゜; ▲[α]20 D▼−106.8(c=1;CHCl3)。
(S)−P,P−ジシクロペンチル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。融点129−130゜; ▲[α]20 D▼+40.4(c=5;CHCl3)。
(R)−P,P−ジシクロペンチル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。融点129−130゜; ▲[α]20 D▼−39.5(c=0.6;CHCl3)。
(R)−5−(6,6′−ジメチル−2′−ジシクロヘキ
シルホスフィノビフェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ
[b]−ホスフィンドール。融点164−165゜; ▲[α]20 D▼−144.6(c=0.7;CHCl3)。
(S)−5−(6,6′−ジメチル−2′−ジシクロヘキ
シルホスフィノビフェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ
[b]−ホスフィンドール。融点163−164゜; ▲[α]20 D▼+144(c=0.7;CHCl3)。
(S)−P,P−ジエチル−P′,P′−ジフェニル−(6,
6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィ
ン。融点108゜; ▲[α]20 D▼+25.0(c=1;CHCl3)。
(R)−P,P−ジエチル−P′,P′−ジフェニル−(6,
6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィ
ン。融点108゜; ▲[α]20 D▼−24.8(c=1;CHCl3)。
(S)−P,P−ジ−2−フリール−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。融点125゜; ▲[α]20 D▼+66.7(c=1;CHCl3)。
(R)−P,P−ジ−2−フリール−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。融点122.5−123.3゜; ▲[α]20 D▼−66.3(c=1;CHCl3)。
(R)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシ−ビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン。
(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシ−ビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン。
(S)−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニル−
(6,6′−ジメトキシ−ビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。
(R)−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニル−
(6,6′−ジメトキシ−ビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。
(S)−5−(2′−アイオド−6,6′−ジメトキシビ
フェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ[b]−ホスフィンド
ール。
(R)−5−(2′−アイオド−6,6′−ジメトキシビ
フェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ[b]−ホスフィンド
ール。
(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。
(R)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン。
(R)−5−(6,6′−ジメトキシ−2′−ジシクロヘ
キシルホスフィノビフェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ
[b]−ホスフィンドール。
(S)−5−(6,6′−ジメトキシ−2′−ジシクロヘ
キシルホスフィノビフェニリ−2−ル)−5H−ベンゾ
[b]ホスフィンドール。
(S)−P,P−ジエチル−P′,P′−ジフェニル−(6,
6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフ
ィン。
(R)−P,P−ジエチル−P′,P′−ジフェニル−(6,
6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフ
ィン。
(S)−P,P−ジ−2−フリール−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン。
(R)−P,P−ジ−2−フリール−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン。
(R)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−p−
トリル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン。
(S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジ−p−
トリル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイ
ル)ジホスフィン。
(R)−P,P−ジフェニル−P′,P′−ジ−2−チエニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン。
(S)−P,P−ジフェニル−P′,P′−ジ−2−チエニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン。
実施例4 a)10.2g(0.019モル)の(R)−ジフェニル−(2′
−アイオド−6,6′−ジメトキシビフェニリ−2−ル)
ホスフィンを150mlの無水トルエンおよび50mlのエーテ
ルの混合物の中にアルゴン気体下で溶解させ、溶液を−
70℃に冷却し、次に15mlのブチルリチウム溶液(ヘキサ
ン中1.6M;0.023モル)で処理し、そして反応混合物を−
69゜において45分間撹拌した。次に、50mlのトルエン中
に溶解されている10.0g(0.043モル)のジシクロヘキシ
ルクロロホスフィンを−65゜において15分以内に滴々添
加し、そして灰−ベージュ色懸濁液を−65゜において1
時間そして室温において一夜撹拌した。処理するため
に、混合物を85mlの水および15mlの3N NaOHで処理し、1
5分間撹拌し、300mlのトルエンで抽出し、有機相を150m
lの水で2回洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濾過し、そし
て蒸発させた。400gのシリカゲル(ヘキサン/トルエン
1:1)上でのクロマトグラフィー濾過および酢酸エチル
からの粗製生成物の再結晶化後に、4.7gの(R)−P,P
−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′
−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィ
ン[(R)−Cy2MeOBIPHEP]が白色結晶状で得られた。
融点239.3゜; ▲[α]20 D▼+10.3(c=1;CHCl3)。
同様な方法で、 (S)−P,P−ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン [(S)−Cy2MeOBIPHEP]が製造された。
b)出発物質として使用された(R)−および(S)−
ジフェニル−(2′−アイオド−6,6′−ジメトキシビ
フェニリ−2−ル)ホスフィン類は下記の如くして製造
された。
18mlのターシャリー−ブチルリチウム溶液(ペンタン
中15%溶液:0.028モル)をアルゴン気体下で−76゜に冷
却されている200mlの無水トルエンおよび50mlのエーテ
ルの中に溶解されている13.7g(0.029モル)の(S)−
2,2′−ジアイオド−6,6′−ジメトキシ−1,1′−ビフ
ェニルの溶液に加え、そして混合物を−70゜において1
時間撹拌した。次に、13g(0.062モル)のクロロジフェ
ニルホスフィンの50mlの無水トルエン中溶液を滴下漏斗
から15分以内に滴々添加し、混合物を−70゜において1
時間撹拌し、そして冷却浴を除去した後に室温において
一夜撹拌した。処理するために、反応混合物を70mlの水
で処理し、30mlの3N NaOHでアルカリ性とし、そして500
mlの酢酸エチルで抽出した。有機相を150mlの水で洗浄
して中性とし、乾燥し(Na2SO4)、蒸発させ、そして得
られた残渣を300gのシリカゲル上でクロマトグラフィー
にかけた。二主要留分中で、2.1リットルのヘキサン/
トルエン(6:4)混合物を用いて4.0gの未変化出発物質
がそして3.5リットルのヘキサン/トルエン(1:1)混合
物を用いて9.9gのエナンチオマー−純粋なモノアイオダ
イドが白色結晶状で溶離され、それは次の段階で直接使
用された。さらに120mgの結晶性の(S)−MeOBIPHEPを
極性留分類から単離することができた。分析のために、
モノアイオダイドの試料を酢酸エチル/メタノールから
再結晶化させた: (S)−ジフェニル−(2′−アイオド−6,6′−ジメ
トキシビフェニリ−2−ル)ホスフィン。融点125.7
゜; ▲[α]20 D▼−9.0(c=0.7;CHCl3)。
同様な方法で、 (R)−ジフェニル−(2′−アイオド−6,6′−ジメ
トキシビフェニリ−2−ル)ホスフィン、 (R,S)−ジフェニル−(2′−アイオド−6,6′−ジメ
トキシビフェニリ−2−ル)ホスフィン、融点194.0−1
94.4゜、 が製造された。
c)b)で出発物質として使用された(R)−および
(S)−2,2′−ジアイオド−6,6′−ジメトキシ−1,
1′−ビフェニルは下記の如くして製造された。
12.15g(0.05モル)の(S)−2,2′−ジアミノ−6,
6′−ジメトキシ−1,1′−ビフェニルを288mlの水およ
び100水の濃硫酸の混合物の中に約30−40゜において溶
解させ、そして溶液を冷却浴中で2゜に冷却した。この
混合物に2゜において30分間以内に9.6g(0.140モル)
の亜硝酸ナトリウムの25mlの水中溶液を加え、そして添
加の完了後に、混合物を4゜において30分間撹拌した。
次に、混合物を150mlのトルエンで処理し、42g(0.253
モル)のヨウ化カリウムおよび16.8g(0.1モル)のヨウ
素の75mlの水中溶液を5分間以内に滴下漏斗から滴々添
加し、そして混合物を室温において3時間撹拌した。処
理するために、反応混合物を300mlの酢酸エチルおよび2
00mlのトルエンで抽出し、有機相を各回とも200mlの10
%チオ硫酸ナトリウム水溶液で2回そして各回とも150m
lの水で2回洗浄し、一緒にし、乾燥し(Na2SO4)、蒸
発させ、そして生じた粗製生成物を150gのシリカゲル上
でクロマトグラフィーにかけた。生成物を10リットルの
ヘキサン/ジクロロメタン(4:1−1:1)混合物を用いて
溶離し、そしてヘキサンから1回再結晶化させて14.2g
の白色の結晶性のエナンチオマー−純粋な(S)−2,
2′−ジアイオド−6,6′−ジメトキシ−1,1′−ビフェ
ニルを与えた。融点163.5゜; ▲[α]20 D▼=55.1゜(c=1;CHCl3)。
同様な方法で、 (R)−2,2′−ジアイオド−6,6′−ジメトキシ−1,
1′−ビフェニルが製造された。融点152゜; ▲[α]20 D▼=54.4゜(c=1;CHCl3)。
d)c)で出発物質として使用された(R)−および
(S)−2,2′−ジアミノ−6,6′−ジメトキシ−1,1′
−ビフェニル類は下記の如くして製造された。
80g(0.33モル)の(ラセミ)−2,2′−ジアミノ−6,
6′−ジメトキシ−1,1′−ビフェニルを600mlの酢酸エ
チル中に溶解させ、そして150gの(SS)−ジ(フェニル
アミノカルボニルオキシ)−琥珀酸[(SS)−DIPACOS
A]を400mlの酢酸エチルおよび50mlのメタノール中に溶
解させ、そして2種の溶液を60゜において一緒にしそし
て結晶化のために室温で一夜放置した。溶液の濾過、洗
浄(150mlの酢酸エチル)および白色結晶の乾燥(14mmH
g、室温、30分間)後に、173.9gの(S)−2,2′−ジア
ミノ−6,6′−ジメトキシ−1,1′−ビフェニル−(SS)
−DIPACOSA(1:2)−会合物が得られた。[(S)/
(R)含有量:99%/1%。
エナンチオマー分離を改良するために、結晶(173.9
g)を300mlの酢酸エチル中に懸濁させ、60゜において15
分間撹拌し、懸濁液を室温において一夜放置し、吸引濾
過し、残渣を酢酸エチル(100ml)で洗浄し、乾燥し(1
4mmHg/室温)、そしてこの方法で154gの(1:2)−会合
物[(S)/(R)含有量:99%/0.3%]が得られた。
溶解剤を分離するために、この物質(154g)を2リット
ルの酢酸エチル中に溶解させ、700mlの水をこれに加
え、そして水相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液を用いて
撹拌しながらpH8に調節した。有機相を分離し、それを
洗浄し(200mlの水)、乾燥し(Na2SO4)、そして蒸発
させた後に、30.9gの(S)−2,2′−ジアミノ−6,6′
−ジメトキシ−1,1′−ビフェニルが得られた。
[(S)/(R)含有量:99.8%/0.2%。
▲[α]20 D▼=−32.0゜(c=1;CHCl3)。
同様な方法で、ジアミンと(RR)−DIPACOSAから出発
して、油状の(R)−2,2′−ジアミノ−6,6′−ジメト
キシ−1,1′−ビフェニルが得られ、それはジエチルエ
ーテルから再結晶化することができた。[(S)/
(R)−含有量0%/100%]。融点86.9゜。
▲[α]20 D▼=+32.8゜(c=1;CHCl3)。
以上と同様な方法で下記のジホスフィン類も製造され
た: (S)−P,P−ジシクロペンチル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン; [(S)−Cyp2MeOBIPHEP];融点210.9゜。
▲[α]20 D▼=−15.7゜(c=0.4;CHCl3)。
(R)−P,P−ジシクロペンチル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン; [(R)−Cyp2MeOBIPHEP]。
(S)−P,P−ジイソプロピル−P′,P′−ジフェニル
−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン; [(S)−Ipr2MeOBIPHEP];融点147.9゜。
▲[α]20 D▼=−29゜(c=0.5;CHCl3)。
(R)−P,P−ジイソプロピル−P′,P′−ジフェニル
−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジ
ホスフィン; [(R)−Ipr2MeOBIPHEP]。
(S)−P,P−ジエチル−P′,P′−ジフェニル−(6,
6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフ
ィン; ▲[α]20 D▼=−40゜(c=1;CHCl3)。
(R)−P,P−ジエチル−P′,P′−ジフェニル−(6,
6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフ
ィン。
(S)−P,P−ジ−α−フリール−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン;融点213.9゜。
▲[α]20 D▼=−28.4゜(c=0.5;CHCl3)。
(R)−P,P−ジ−α−フリール−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン。
(S)−P,P−ジ−α−チエニル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン;融点223.1゜。
▲[α]20 D▼=−102゜(c=0.5;CHCl3)。
(R)−P,P−ジ−α−チエニル−P′,P′−ジフェニ
ル−(6,6′−ジメトキシビフェニル−2,2′−ジイル)
ジホスフィン。
実施例5 a)グローブボックス(O2含有量<1ppm)中の50mlガラ
スフラスコの中で10.2mg(0.025ミリモル)のテトラフ
ルオロホウ酸ビス−(1,5−シクロオクタジエン)ロジ
ウム(I)、141mg(0.025ミリモル)の(R)−P,P−
ジシクロヘキシル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−
ジメチルビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン
(実施例1に従い製造された)および8.1mg(0.025ミリ
モル)の臭化テトラブチルアンモニウムを20mlのトルエ
ン中に溶解させた。懸濁液を次に60分間にわたり撹拌す
ると、それにより橙色の透明溶液が生成した。
b)グローブボックス(O2含有量<1ppm)中で500mlの
オートクレーブに14.8g(40ミリモル)の2−ピリジル
2,8−ビス(トリフルオロメチル)−4−キノリルケト
ン、上記で製造された触媒溶液および134ミリモルのト
ルエンを充填した。水素化を60゜において60バールH2
一定圧力において強く撹拌しながら行った。19時間の水
素化時間後に、転化度は100゜(TLC)であった。水素化
溶液を回転蒸発器上で45゜/20ミリバールにおいて蒸発
させた。生成物の結晶化後に、残渣(13.8g)を21mlの
熱いトルエンの中に溶解させ、ゆっくりと室温に冷却
し、そして16時間撹拌した。黄色結晶を濾別し、冷たい
トルエンで洗浄し、そして18時間にわたり50゜/20ミリ
バールにおいて乾燥した。12.7g(92%)の(R)−α
−(2−ピリジル)−2,8−ビス(トリフルオロメチ
ル)−4−キノリンメタノールが得られた。融点130−1
31゜;91.8%e.e.。
▲[α]20 D▼=+17.1゜(c=1;MeOH)。
エタノール/水からの2回の再結晶化で純粋な(R)
エナンチオマーが生成した[(S)異性体はGC中で検出
できなかった]; ▲[α]20 D▼=+18.7゜(c=1;MeOH)。
融点:136.5−137.7゜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 [式中、Rは低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキ
    シ、またはベンジル、アリル、ベンジルオキシメチル、
    低級アルコキシメチルおよび2−メトキシエトキシメチ
    ルより選ばれるエーテル形成性基で保護されたヒドロキ
    シ基を示し、R1およびR2は互いに異なりそして低級アル
    キル、シクロアルキル、アリールまたは5−員のヘテロ
    芳香族を表すか、あるいは2つのR1または2つのR2はそ
    れらが結合している燐原子と一緒になって式 の基を形成する] のラセミ体のおよび光学的に活性な燐化合物。
  2. 【請求項2】Rがメトキシまたはメチルを意味し、そし
    てR1およびR2がフェニル、p−トリル、シクロペンチ
    ル、シクロヘキシル、2−もしくは3−フリールまたは
    2−チエニルを表す請求の範囲第1項に記載の式Iのラ
    セミ体のおよび光学的に活性な燐化合物。
  3. 【請求項3】(R)−または(S)−P,P−ジシクロヘ
    キシル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−ジメチルビ
    フェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  4. 【請求項4】(R)−または(S)−P,P−ジシクロヘ
    キシル−P′,P′−ジ−p−トリル−(6,6′−ジメチ
    ルビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  5. 【請求項5】(R)−または(S)−P,P−ジフェニル
    −P′,P′−ジ−2−チエニル−(6,6′−ジメチルビ
    フェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  6. 【請求項6】(R)−または(S)−P,P−ジシクロヘ
    キシル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−ジメトキシ
    ビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  7. 【請求項7】(R)−または(S)−P,P−ジシクロペ
    ンチル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−ジメトキシ
    ビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  8. 【請求項8】(R)−または(S)−P,P−ジイソプロ
    ピル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−ジメトキシビ
    フェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  9. 【請求項9】(R)−または(S)−P,P−ジ−α−フ
    リール−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−ジメトキシ
    ビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
  10. 【請求項10】(R)−または(S)−P,P−ジ−α−
    チエニル−P′,P′−ジフェニル−(6,6′−ジメトキ
    シビフェニル−2,2′−ジイル)ジホスフィン。
JP51282893A 1992-01-31 1993-01-22 燐化合物 Expired - Lifetime JP3369560B2 (ja)

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CH29092 1992-01-31
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CH13293 1993-01-18
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