JPH0624910A - 殺菌剤 - Google Patents

殺菌剤

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JPH0624910A
JPH0624910A JP5026852A JP2685293A JPH0624910A JP H0624910 A JPH0624910 A JP H0624910A JP 5026852 A JP5026852 A JP 5026852A JP 2685293 A JP2685293 A JP 2685293A JP H0624910 A JPH0624910 A JP H0624910A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 モノハロゲン化グリオキシム単独、またはこ
れにジハロゲン化グリオキシム、さらに他の工業用殺菌
成分を加えたものを有効成分として含有する殺菌剤。 【効果】 各種殺菌対象に殺菌作用を示すだけでなく、
還元性物質の存在下でも顕著な殺菌効果を示し、かつ経
済的で引火の心配がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、新規な殺菌剤に関す
る。さらに詳しくは、医療用機械、器具、各種工業用水
及び人を含む動物の皮膚等に用いる外用殺菌剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明を解決する課題】外用殺菌剤とし
て種々な化合物が知られている。しかしながら、外用殺
菌剤として使用する場合、それ自体の殺菌力が強いこと
が要求されることは当然であるが、分解性が良好で皮膚
刺激性が低いものが望まれている。この発明に関連する
化合物として、ジクロログリオキシムは代表的なグラム
陰性菌やグラム陽性菌の発育阻止効果があるが、一方そ
の同族体であるグリオキシムとジメチルグリオキシムに
は発育阻止効果がないことが報告されている〔Dirasat
13(7).185 〜188(1986)〕。
【0003】この発明の発明者は、種々検討した結果、
意外にもモノハロゲン化グリオキシムがジハロゲン化グ
リオキシムより有意に殺菌力が強いこと、ならびにモノ
ハロゲン体をジハロゲン体と組合わすと相乗効果が認め
られることを見出し、この発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして、この発明によ
れば、一般式〔I〕:
【0005】
【化2】 (式中、Xはハロゲン原子、Yは水素原子もしくは炭素
数1〜4の低級アルキル基を示す。)で表されるモノハ
ロゲン化グリオキシム誘導体を有効成分として含有する
殺菌剤が提供される。
【0006】さらにこの発明によれば、上記モノハロゲ
ン化グリオキシム誘導体にジハロゲン化グリオキシムを
加えたもの、及び上記モノハロゲン化グリオキシム誘導
体にジハロゲン化グリオキシム及び/又は他の工業用殺
菌成分(但し、以後、4,5−ジクロロ−1,2−ジチ
オール−3−オンを除く)を加えたものを有効成分とし
て含有する殺菌剤が提供される。
【0007】この発明の殺菌剤は、還元性環境、例えば
還元性物質が5mg/l(亜硫酸イオン換算)以上存在する
環境においても優れた殺菌力が発揮される。上記一般式
〔I〕において、Yで表される炭素数1〜4の低級アル
キル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチルなどが
挙げられ、Xで表されるハロゲン原子としては、塩素、
臭素、フッ素又はヨウ素原子が挙げられる。
【0008】上記一般式〔I〕で表されるモノハロゲン
化グリオキシム誘導体の具体例としては、モノクロログ
リオキシム、モノブロモグリオキシム、モノフルオログ
リオキシム、モノヨードグリオキシム、1−クロロ−2
−メチルグリオキシム、1−クロロ−2−エチルグリオ
キシム、1−クロロ−2−プロピルグリオキシム、1−
クロロ−2−ブチルグリオキシム、1−ブロモ−2−メ
チルグリオキシム、1−ブロモ−2−エチルグリオキシ
ム、1−ブロモ−2−プロピルグリオキシム、1−ブロ
モ−2−ブチルグリオキシム、1−フルオロ−2−メチ
ルグリオキシム、1−フルオロ−2−エチルグリオキシ
ム、1−フルオロ−2−プロピルグリオキシム、1−フ
ルオロ−2−ブチルグリオキシム、1−ヨード−2−メ
チルグリオキシム、1−ヨード−2−エチルグリオキシ
ム、1−ヨード−2−プロピルグリオキシム又は1−ヨ
ード−2−ブチルグリオキシムが挙げられる。
【0009】これらの化合物の中で、モノクロログリオ
キシム及び1−クロロ−2−メチルグリオキシムを用い
るのが取扱い性及び経済性の点で好ましい。また、この
発明に用いられるジハロゲン化グリオキシムとしては、
ジクロログリオキシム、ジブロモグリオキシム、ジフル
オログリオキシム及びジヨードグリオキシムが挙げら
れ、特にジクロログリオキシムが好ましい。
【0010】上記一般式〔I〕で表わされるモノハロゲ
ン化グリオキシム誘導体はグリオキシム誘導体のハロゲ
ン化により簡単に合成することができる。ここで生成し
たモノハロゲン化グリオキシムをさらにハロゲン化する
ことによりジハロゲン体を製造することができる。この
発明のモノハロゲン化グリオキシム誘導体にジハロゲン
化グリオキシムを併用すると、意外にもモノハロゲン化
グリオキシム誘導体単独よりも優れた殺菌効果が発揮さ
れる。
【0011】また、モノハロゲン化グリオキシム誘導体
又は上記ジハロゲン化グリオキシムとの混合物に、他の
工業用殺菌成分を併用することにより、殺菌スペクトル
の拡大、殺菌力並びに抗菌力の相乗効果を示し、種々の
工業用殺菌対象系において非常に有用である。このよう
な他の工業用殺菌成分としては、有機窒素硫黄系殺菌
剤、有機ブロム系殺菌剤、有機窒素系化合物及び有機硫
黄系殺菌剤が挙げられる。
【0012】有機窒素硫黄系殺菌剤としては、メチレン
ビスチオシアネート、5−クロロ−2−メチル−4−イ
ソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル
−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−イソ
チアゾリン−3−オン、1,2−ベンゾイソチアゾリン
−3−オン等の3−イソチアゾロン系化合物;N−メチ
ルジチオカルバミン酸アンモニウム、N−メチルジチオ
カルバミン酸ナトリウム、ジメチルジチオカーバメート
(ナトリウム塩)、エチレンチウラムモノサルファイ
ド、エチレンビスジチオカルバミン酸二ナトリウム、エ
チレンビスジチオカルバミン酸マンガン等のジチオカー
バメート化合物;クロラミンT、N, N−ジメチル−N'
−(フルオロジクロロメチルチオ)−N'−フェニルスル
ファミド等のスルホンアミド系化合物;2−(チオシア
ノメチルチオ)ベンゾチアゾール、2−メルカプトベン
ゾチアゾールナトリウム等のチアゾール系化合物;ヘキ
サヒドロ−1,3,5−トリス(2−エチル)−s−ト
リアジン、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒ
ドロキシエチル)−s−トリアジン等のs−トリアジン
系化合物;N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタ
ルイミド、3,5−ジメチル−1,3,5−2H−テト
ラヒドロチアジアジン−2−チオン及びジチオ−2,2'
−ビス(ベンズメチルアミド)等があげられる。
【0013】有機ブロム系殺菌剤としては、2,2−ジ
ブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、2−ブロモ−
2−ブロモメチル−グルタロニトリル等の有機ブロムシ
アノ系化合物;2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,
3−ジオール、1,1−ジブロモ−1−ニトロ−2−プ
ロパノール、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタ
ノール、1,1−ジブロモ−1−ニトロ−2−アセトキ
シエタン、1,1−ジブロモ−1−ニトロ−2−アセト
キシプロパン、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジア
セトキシ−プロパン、トリブロモニトロメタン、β−ブ
ロモ−β−ニトロスチレン、5−ブロモ−5−ニトロ−
1,3−ジオキサン、5−ブロモ−2−メチル−5−ニ
トロ−1,3−ジオキサン、2−(2−ブロモ−2−ニ
トロエテニル)フラン等の有機ブロモニトロ系化合物;
1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン、1,2−ビ
ス(ブロモアセトキシ)プロパン、1,4−ビス(ブロ
モアセトキシ)−2−ブテン、1,2,3−トリス(ブ
ロモアセトキシ)プロパン、メチレンビスブロモアセテ
ート、ベンジルブロモアセテート、N−ブロモアセトア
ミド、2−ブロモアセトアミド等の有機ブロモ酢酸エス
テル又はアミド類;2−ブロモ−4'−ヒドロキシアセト
フェノン、2,5−ジクロロ−4−ブロモフェノール、
2,4,6−トリブロモフェノール、α−ブロモシンナ
ムアルデヒド、ビス(トリブロモメチル)スルホン及び
2−ヒドロキシエチル−2,3−ジブロモプロピオネー
ト等があげられる。
【0014】有機窒素系殺菌剤としては、α−クロロ−
ベンズアルドキシム;N,4−ジヒドロキシ−α−オキ
ソベンゼンエタンイミドイルクロライド;ジクロロイソ
シアネート、ジクロロイソシアヌール酸ナトリウム、ト
リクロロイソシアヌール酸等の塩素化イソシアヌール酸
系化合物;塩化デカリニウム、臭化アルキルイソキノリ
ニウム、塩化ベンザルコニウム等の第4級アンモニウム
化合物;2−ベンズイミダゾリルカルバミン酸メチル、
3−ヨード−2−プロパルギルブチルカルバミン酸等の
カルバミン酸又はそのエステル;1−〔2−(2,4−
ジクロロフェニル)〕−2'−〔(2,4−ジクロロフェ
ニル)メトキシ〕エチル−3−(2−フェニルエチル)
1H−イミダゾリウムクロライド、1−〔2−(2,4
−ジクロロフェニル)−2−(2−プロペニルオキシ)
エチル〕−1H−イミダゾール等のイミダゾール系化合
物;2−(2−フリル)−3−(5−ニトロ−2−フリ
ル)−アクリル酸アミド、2−クロロアセトアミド等の
アミド系化合物;N−(2−ヒドロキシプロピル)−ア
ミノメタノール、2−(ヒドロキシメチルアミノ)エタ
ノール等のアミノアルコール系化合物;2−ピリジンチ
オールナトリウム−1−オキシド、5−クロロ−2,
4,6−トリフルオロイソフタロニトリル、5−クロロ
−2,4−ジフルオロ−6−メトキシイソフタロニトリ
ル、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリ
ル、1−ブロモ−3−クロロ−5,5−ジメチルヒダン
トイン、N−(2−メチル−1−ナフチル)マレイミド
及びポリ〔オキシエチレン(ジメチルイミノ)エチレン
(ジメチルイミノ)エチレンジクロライド〕等があげら
れる。
【0015】有機硫黄系殺菌剤としては、3,3,4,
4−テトラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジ
オキシド、ジチオ−2,2'−ビス−1−ベンズメチルア
ミド、ビス(トリクロロメチル)スルホン及び2−ヒド
ロキシプロピルメタンチオスルホネート等があげられ
る。また、その他の殺菌剤としては、3−アセトキシ−
1,1,2−トリヨード−1−プロペン、グルタルジア
ルデヒド、ジクロロフェン、過酸化水素及び無水マレイ
ン酸等があげられる。
【0016】これら公知の工業用殺菌成分のうち、相乗
効果が発揮される点で好ましい化合物としては、メチレ
ンビスチオシアネート、5−クロロ−2−メチル−4−
イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチア
ゾリン−3−オン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−
1,3−ジオール、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1
−エタノール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジア
セトキシ−プロパン、2,2−ジブロモ−3−ニトリロ
プロピオンアミド、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)
エタン、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)プロパン、
α−クロロベンズアルドキシム、1,4−ビス(ブロモ
アセトキシ)−2−ブテン、1,2,3−トリス(ブロ
モアセトキシ)プロパン、5−クロロ−2,4,6−ト
リフルオロイソフタロニトリル、5−クロロ−2,4−
ジフルオロ−6−メトキシイソフタロニトリル、ビス
(トリブロモメチル)スルホン、3,3,4,4−テト
ラクロロテトラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシ
ド、β‐ブロモ−β−ニトロスチレン、5−ブロモ−5
−ニトロ−1,3−ジオキサン、ビス(トリクロロメチ
ル)スルホン及び4,5−ジクロロ−2−n−オクチル
‐イソチアゾリン−3−オン等が挙げられる。上記併用
において優れた殺菌効果が得られるモノハロゲン化グリ
オキシム対ジハロゲン化グリオキシムの好ましい比率
は、重量比として1:20〜20:1であり、1:10
〜10:1とするのがより好ましく、3:1〜1:1と
するのが特に好ましい。この場合、別々に合成したモノ
ハロゲン化グリオキシムとジハロゲン化グリオキシムと
を混合してもよいし、また、合成の方法によりモノハロ
ゲン化グリオキシムとジハロゲン化グリオキシムが混合
して得られた場合には、そのまま使用してもよい。
【0017】また、上記併用において優れた殺菌効果が
得られるモノハロゲン化グリオキシム誘導体(ジハロゲ
ン化グリオキシムを含む場合はその合計量)と他の工業
用殺菌成分との好ましい比率は、重量比として1:50
〜20:1であり、1:10〜10:1とするのがより
好ましく、1:5〜5:1とするのが特に好ましい。こ
の発明の有効成分は、水性製剤の形態で製剤化して用い
るのが好ましい。しかし、これに限定されることなく、
使用対象によっては直接又は固体希釈剤(例えばカオリ
ン、クレー、ベントナイト、CMC等)で希釈された粉
剤等の形態あるいは通常の親水性又は親油性有機溶媒を
用いた液状製剤として用いてもよい。水性製剤とする場
合には、有効成分を水に溶解し、さらに必要により、界
面活性剤を添加して調製することができる。
【0018】なお、水の代わりに、親水性有機溶媒(例
えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ジ
エチレングリコールモノメチルエーテル、ポリエチレン
グリコール、プロピレンカーボネート、グルタル酸ジメ
チル等)と水の混合した水性溶媒を用いることも可能で
ある。界面活性剤としては、カチオン性、アニオン性、
ノニオン性又は両性界面活性剤が適当であり、製剤とし
ての安定性の点でノニオン性界面活性剤が好ましい。
【0019】これら製剤の配合割合は、有効成分1〜5
0重量部で、界面活性剤が0〜5重量部、残部が水又は
水性溶媒とするのが好ましい。有効成分の製剤中の配合
割合は、3〜25重量部であるのが好ましく、5〜20
重量部がより好ましい。かかる殺菌剤は、医療用機械、
器具、各種工業用製品、各種工業用水及び人を含む動物
の皮膚等の微生物による汚染または感染を防止するため
に用いられる。
【0020】特に、種々の工業用殺菌対象系例えば紙・
パルプ工業における抄紙工程水、各種工業用の冷却水や
洗浄水、河川水、各種排水、重油スラッジ、金属加工油
剤、繊維油剤、ペイント、防汚塗料、紙用塗工液、ラテ
ックス、糊剤等に添加することにより、顕著な殺菌作用
を奏し、ことに前述した抄紙工程水、紙用塗工液、糊剤
等の殺菌剤として極めて有用である。中でも、還元性の
系、例えば還元性物質が5mg/l(亜硫酸イオン換算)以
上存在する工業用水系や炭酸カルシウムを填料として用
いる中性抄紙系において、汎用の殺菌剤と比較して顕著
な殺菌効果が発揮され、このような系中においてその有
用性が最も高いものである。
【0021】なお、かかる工業用対象系における適切な
添加量は、対象系の異なりや微生物の発生度合等の付帯
条件によって異なるが、通常、この発明の有効成分の添
加量として0.01〜10mg/l程度が適している。また、
この発明の殺菌剤中には、この発明の効果を阻害しない
程度の量の添加剤(例えば、各種界面活性剤、水溶性ポ
リマー、消泡剤等)が含有されていてもよい。この発明
を以下の実施例により例示する。
【0022】
【実施例】
参考合成例.〔グリオキシムの合成〕 硫酸ヒドロキシルアミン32.8gを水70mlに溶解混合
下に40%グリオキザール溶液29.0gを滴下混合し
た。さらに、40%水酸化ナトリウム水溶液を添加して
中和し、30分後、析出した白色結晶を水で再結晶する
ことにより、標題の化合物10.6gを得た(m.p.178
℃)。
【0023】合成例1.〔クロログリオキシム及びジク
ロログリオキシムの合成〕 参考合成例の方法により得たグリオキシム8.8gをメタ
ノール100ml に溶解混合する。この中に塩素ガスを少量
づづ吹き込み混合した。この時、系内の温度は10〜1
2℃に保持した。反応生成物をHPLCで経時的に測定
したところ、まずクロログリオキシムが生成(反応A)
し、ついでジクロログリオキシムが生成(反応B)し
た。
【0024】
【化3】 反応をAで停止し、溶媒を除去した後に水で再結晶した
ところ、クロログリオキシムの白色結晶(m.p.156℃)
〔I〕を得た(収率36%)。また、反応をBで停止
し、溶媒を除去した後にメタノ─ルで再結晶したところ
ジクロログリオキシムの白色結晶(m.p.199℃)〔II〕を
得た(収率55%)。
【0025】製剤例1 モノクロログリオキシム 5重量部 水 95重量部 製剤例2 モノクロログリオキシム 20重量部 ジエチレングリコール 60重量部 水 20重量部 製剤例3 モノクロログリオキシム 5重量部 ジエチレングリコールモノメチルエーテル 85重量部 水 5重量部 製剤例4 モノクロログリオキシム 5重量部 ジクロログリオキシム 5重量部 ジエチレングリコール 79重量部 水 10重量部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(EO10) 1重量部 さらに製剤例を表2〜7に示す。なお、供試薬剤の略記
号を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】
【表7】
【0033】試験例1〔標準菌に対する殺菌効力評価〕 各種バクテリアの標準菌に対する殺菌効力の確認試験を
行った。試験方法は、予めブイヨン培地により前培養し
た菌液をpH7.0のリン酸緩衝液に、生菌数が106
/ml以上となるように加え、これにモノクロログリオキ
シムまたは1−クロロ−2−メチルグリオキシムを添加
し、30℃にて60分間振盪し、その後生存した菌数を
測定し、初期菌数の99.9%以上が死滅する最小濃度を
求めた。結果を表8に示す。
【0034】
【表8】
【0035】試験例2〔還元性物質存在下に於ける殺菌
効果確認試験〕 某製紙工場に発生したピンクスライムより単離した菌(F
lavobacterium sp.)を用いて、還元性物質の共存下にお
ける殺菌効力の確認試験を行った。還元性物質として亜
硫酸ナトリウムを用いた。測定方法は、予めブイヨン培
地により前培養した菌数をSO3 2- 濃度として0,1
0,50mg/lに調製したpH7.0の緩衝液に生菌数が1
6 個/ml以上となるように加え、これに薬剤を添加
し、30℃にて60分間振盪し、その後生存した菌数を
測定し、初期菌数の99.9%以上が死滅する最小濃度を
求めた。その結果を比較例と共に表9に示す。
【0036】
【表9】
【0037】試験例3〔モノクロログリオキシムとジク
ロログリオキシムの相乗効果の確認試験〕 予めブイヨン培地により前培養した菌液(Pseudomonas a
eruginosa.) をpH7.0のリン酸緩衝液に生菌数が10
6 個/ml以上となるように加え、これにモノクロログリ
オキシム(A)とジクロログリオキシム(B)を所定の
比率で合計0.1mg/l接種した。これを30℃で60分間
振盪し、その後生存した生菌数を測定し、殺菌率と共に
表10に示す。試験前の生菌数は2.1×106 個/mlで
あった。
【0038】
【表10】
【0039】試験例4〔各種製紙工場白水に対する殺菌
効力確認試験〕 各製紙工場より採取した白水にモノクロログリオキシム
(A)単独、Aとジクロログリオキシム(B)とを1:
1で複合したもの、B単独の各薬剤を添加し、30℃で
30分振盪し、その後の生菌数を測定した。各白水の説
明を表11に、試験結果を表12に示す。
【0040】
【表11】
【0041】
【表12】
【0042】試験例5〔工業用水系スライムコントロー
ル剤としての効力確認〕 開放型循環冷却塔に発生したスライムを工業用水に分散
させ、No.2濾紙でろ過したものを供試水とした(p
H:7.2、生菌数:2.0×106 個/ml、菌種:Pseudo
monas sp.,Flavobacterium sp.,Alcaligenes sp.,Bacil
lus sp.)供試水にブイヨン培地を加えたものを予め滅菌
したL型試験管にとる。次いで、これに各薬剤を所定量
添加し、30℃で振盪培養した。24時間後、菌の増殖
に基づく濁り660nm吸光度で測定し効果の有無を判定
した。各薬剤の吸光度の増加が認められない最小添加
量、即ち最小増殖抑制濃度(MIC 24Hr)を求め
表13に示す。なお、供試薬剤名の略号(アルファベッ
ト)は表1で示した化合物名を表し、以下の試験例にお
いても同様である。
【0043】
【表13】
【0044】試験例6〔製紙工場白水に対する効力確認
試験(その1)〕 製紙工場(I)より採取した白水をNo.2濾紙でろ過し
たものを供試水とした(抄物:上質紙(酸性抄造)、p
H:4.3、SO3 2- :0mg/l、生菌数5.5×105 個/
ml、菌種:Pseudomonas sp.,Flavobacterium sp.,Alcal
igenes sp.,Bacillus sp.)。供試水に液体ブイヨン培地
を加えたものをあらかじめ滅菌したL型試験管にとる。
次いで、これに各薬剤を所定量添加し、30℃で振盪培
養した。24時間後、菌の増殖に基づく濁りを660nm
の吸光度で測定し効果の有無を判定した。各薬剤の吸光
度の増加が認められない最小添加量、即ち最小増殖抑制
濃度(MIC 24Hr)を求め、表14に示す。
【0045】
【表14】
【0046】試験例7〔製紙工場白水に対する効力確認
試験(その2)〕 製紙工場(II)〜(V)より採取した白水をNo.2濾紙
でろ過したものを供試水とした(各白水の説明を表15
に示す)。
【0047】
【表15】 供試水に液体ブイヨン培地を加えたものをあらかじめ滅
菌したL型試験管にとる。次いで、これに各薬剤を所定
量添加し、30℃で振盪培養した。24時間後、菌の増
殖に基づく濁りを660nmの吸光度で測定し効果の有無
を判定した。各薬剤の吸光度の増加が認められない最小
添加量、即ち最小増殖抑制濃度(MIC 24Hr)を
求め、表16〜19に示す。
【0048】
【表16】
【0049】
【表17】
【0050】
【表18】
【0051】
【表19】
【0052】試験例8〔製紙工場白水に対する効力確認
試験(その3)〕 供試水は、試験例7と同じものを用いた。供試水に液体
ブイヨン培地を加えたものをあらかじめ滅菌したL型試
験管にとる。次いで、これに各薬剤を所定量添加し、3
0℃で振盪培養し、1時間毎に、660nmの吸光度を測
定した。測定開始からの菌の増殖に基づく吸光度の増加
が0.1を越えるまでの時間(t)を求めた。薬剤無添加
時のtの値をto、薬剤xmg/l添加時のtの値をtxと
すると、増殖抑制時間Tは、T=tx−toで求められ
る。各薬剤のTの値を表20〜23に示す。
【0053】
【表20】
【0054】
【表21】
【0055】
【表22】
【0056】
【表23】
【0057】試験例9〔各種製紙工場白水に対する殺菌
効力確認試験〕 製紙工場VIより採取した白水に各薬剤を2mg/lを添加
し、30℃で30分間振盪後生菌数を測定した(抄物:
中質紙、pH:7.3、SO3 2- :15mg/l、生菌数1.0
×107 個/ml、菌種:Pseudomonas sp.,Flavobacteri
um sp.,Alcaligenes sp.,Bacillus sp.)。結果を表24
に示す。
【0058】
【表24】
【0059】試験例10〔製紙工場白水に対する抗菌効
力確認試験〕 製紙工場VIIより採取した白水をNo.2濾紙で濾過したも
のを供試水とした(抄物:板紙、pH:6.0、S
3 2- :20mg/l、生菌数:1.1×108 個/ml、菌
種:Pseudomonas sp., Flavobacterium sp., Alcaligen
es sp., Bacillus sp.)。供試水に液体ブイヨン培地を
加えたものをあらかじめ滅菌したL型試験管にとる。次
いで、これに各薬剤を1.5mg/l添加し、30℃で振とう
培養し、1時間毎に、660nmの吸光度で測定した。測
定開始からの菌の増殖に基づく吸光度の増加が0.1を
超えるまでの時間(t)を求めた。薬剤無添加時のtの
値をto、薬剤Xmg/l添加時のtの値をtxとすると、
増殖抑制時間Tは、T=tx−toで求められる。各薬
剤のTの値を表25に示す。
【0060】
【表25】
【0061】試験例11〔製紙工場白水に対する抗菌効
力確認試験〕 製紙工場VIIIより採取した白水をNo.2濾紙で濾過した
ものを供試水とした(抄物:新聞、pH5.4、SO3
2-:10mg/l、生菌数:1.1×106個/ml、菌種:P
seudomonas sp., Flavobacterium sp., Alcaligenes s
p., Becillus sp.)。供試水に液体ブイヨン培地を加え
たものをあらかじめ滅菌したL型試験管にとる。次い
で、これに各薬剤を所定量添加し、30℃で振盪培養し
た。24時間後、菌の増殖に基づく濁りを660nmの吸
光度で測定し効果の有無を判定した。各薬剤の吸光度の
増加が認められない最小添加量、即ち最小増殖抑制濃度
(MIC 24Hr)を求め、表26に示す。
【0062】
【表26】
【0063】試験例12〔製紙工場白水に対する効力確
認試験(その4)〕 供試水は、試験例10と同じものを用いた。供試水に液
体ブイヨン培地を加えたものをあらかじめ滅菌したL型
試験管にとる。次いで、これに各薬剤を1.5mg/l添加
し、30℃で振盪培養し、1時間毎に、660nmの吸光
度を測定した。測定開始からの菌の増殖に基づく吸光度
の増加が0.1を越えるまでの時間(t)を求めた。薬
剤無添加時のtの値をto、薬剤xmg/l添加時のtの値
をtxとすると、増殖抑制時間Tは、T=tx−toで
求められる。各薬剤のTの値を表27に示す。
【0064】
【表27】
【0065】
【発明の効果】この発明の殺菌剤は、生分解性が良好で
あり、各種殺菌対象において、効率のよい殺菌処理を行
うことができる。ことに還元性の系、例えば還元性物質
が5mg/l(亜硫酸イオン換算)以上存在する工業用水系
や炭酸カルシウムを填料として用いる中性抄紙系におい
て、汎用の殺菌剤と比較して顕著な殺菌効果が発揮され
る。また、この発明の殺菌用製剤は、上記効果に加え
て、製剤中に多量の水を含有することができるため、安
全であり、経済的でしかも、製品の引火性の心配もな
く、その取扱いが良好であるという効果を生ずる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式〔I〕: 【化1】 (式中、Xはハロゲン原子、Yは水素原子もしくは炭素
    数1〜4の低級アルキル基を示す。)で表されるモノハ
    ロゲン化グリオキシム誘導体を有効成分として含有する
    殺菌剤。
  2. 【請求項2】 ジハロゲン化グリオキシムを有効成分と
    して更に含有する請求項1記載の殺菌剤。
  3. 【請求項3】 上記一般式〔I〕で表されるモノハロゲ
    ン化グリオキシム誘導体とジハロゲン化グリオキシムの
    配合割合(重量比として)が、1:20〜20:1であ
    る請求項2記載の殺菌剤。
  4. 【請求項4】 他の工業用殺菌成分(但し、以後、4,
    5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オンを除
    く。)を有効成分として更に含有する請求項1〜3のい
    ずれか一つに記載の殺菌剤。
  5. 【請求項5】 他の工業用殺菌成分が、メチレンビスチ
    オシアネート、5−クロロ−2−メチル−4−イソチア
    ゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−
    3−オン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−
    ジオール、2,2−ジブロモ−2−ニトロ−1−エタノ
    ール、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−ジアセトキシ
    −プロパン、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオ
    ンアミド、1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン、
    1,2−ビス(ブロモアセトキシ)プロパン、α−クロ
    ロベンズアルドキシム、1,4−ビス(ブロモアセトキ
    シ)−2−ブテン、1,2,3−トリス(ブロモアセト
    キシ)プロパン、5−クロロ−2,4,6−トリフルオ
    ロイソフタロニトリル、5−クロロ−2,4−ジフルオ
    ロ−6−メトキシイソフタロニトリル、ビス(トリブロ
    モメチル)スルホン、3,3,4,4−テトラクロロテ
    トラヒドロチオフェン−1,1−ジオキシド、β‐ブロ
    モ−β−ニトロスチレン、5−ブロモ−5−ニトロ−
    1,3−ジオキサン、ビス(トリクロロメチル)スルホ
    ン又は4,5−ジクロロ−2−n−オクチル‐イソチア
    ゾリン−3−オンである請求項4記載の殺菌剤。
  6. 【請求項6】 上記一般式〔I〕で表わされるモノハロ
    ゲン化グリオキシム誘導体(ジハロゲン化グリオキシム
    を含む場合はその合計量)と他の工業用殺菌成分との配
    合割合(重量比として)が1:50〜20:1である請
    求項4記載の殺菌剤。
  7. 【請求項7】 有効成分1〜50重量部、水又は水性溶
    媒99〜50重量部、界面活性剤0〜5重量部からなる
    請求項1〜6のいずれか1つに記載の殺菌剤。
  8. 【請求項8】 殺菌対象系が亜硫酸イオンとして5mg/l
    以上の還元性物質が存在する工業用水系である請求項1
    〜7のいずれか1つに記載の殺菌剤。
  9. 【請求項9】 殺菌対象系が炭酸カルシウムを填料とし
    て用いる紙・パルプ工場の中性抄紙系である請求項1〜
    8のいずれか1つに記載の殺菌剤。
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JP2005035900A (ja) * 2003-07-16 2005-02-10 Hakuto Co Ltd エマルション型殺微生物剤組成物
JP2006089397A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Permachem Asia Ltd 工業用抗菌組成物
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JP2014517273A (ja) * 2011-05-02 2014-07-17 ラペンナー ジョゼ カルロス 生物学的試料の固定および保存のための固定液

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