JPH06248924A - 船外機のブリーザ構造 - Google Patents

船外機のブリーザ構造

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JPH06248924A
JPH06248924A JP5062442A JP6244293A JPH06248924A JP H06248924 A JPH06248924 A JP H06248924A JP 5062442 A JP5062442 A JP 5062442A JP 6244293 A JP6244293 A JP 6244293A JP H06248924 A JPH06248924 A JP H06248924A
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保彦 柴田
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、クランク室及びカム室内を潤滑
したオイルをオイルパンへスムースに戻すことができる
ようにしている。 【構成】 クランクシャフト14が縦置きに配置された
エンジン11の下部にオイルパン30が設置され、クラ
ンク室18及びカム室22内を潤滑したオイルがクラン
ク室側オイル戻り通路33及びカム室側オイル戻り通路
32を経て上記オイルパンへ戻されるとともに、クラン
ク室内に流出したブローバイガスが上記オイル戻し通路
を経てオイルパンへ導入され、ブリーザ室35へ導かれ
る船外機のブリーザ構造において、オイルパン及びブリ
ーザ室間がブローバイガスを流すガス専用通路36にて
連結されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船外機のブリーザ構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、船外機のエンジンは、クランク
シャフトが縦置きに配置されたバーチカルエンジンであ
り、このエンジン下部にオイルパンが設置される。
【0003】クランク室内のクランクシャフトやシリン
ダ内のピストン等を潤滑したオイルは、クランク室及び
オイルパン間のクランク室側オイル戻り通路を経てオイ
ルパンへ戻される。また、カム室内のバルブ機構を潤滑
したオイルは、カム室及びオイルパン間のカム室側オイ
ル戻り通路を経て、オイルパン内へ戻される。
【0004】一般に、ピストン及びシリンダ間の隙間か
らクランク室内へ漏出したブローバイガスは、シリンダ
ボディ内の通路を経て直接カム室へ導かれるとともに、
オイルパン上部空間を経て間接的にカム室へ導かれる。
カム室へ導入されたブローバイガスは、このカム室に連
通して配置されたブリーザ室から大気中へ排出され、或
いはサイレンサへ送られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記間接的にカム室へ
導かれるブローバイガスは、クランク室からクランク室
側オイル戻し通路を経てオイルパンへ流れ、このオイル
パンからカム室側オイル戻し通路を経てカム室へ流れ
る。従って、カム室側オイル戻り通路を流れるブローバ
イガスは、カム室からオイルパンへ向かって流れ落ちる
オイルの向きに対向してしまう。この結果、カム室から
オイルパンへ戻るオイルの流れが阻害され、オイルがオ
イルパンへスムースに戻らない虞れがある。
【0006】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、オイルをオイルパンへスムースに戻すこ
とができる船外機のブリーザ構造を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、クランクシャフトが縦置きに配置されたエンジンの
下部にオイルパンが設置され、クランク室及びカム室内
を潤滑したオイルがオイル戻し通路を経て上記オイルパ
ンへ戻されるとともに、上記クランク室内に流出したブ
ローバイガスが上記オイル戻し通路を経て上記オイルパ
ンへ導入され、ブリーザ室へ導かれる船外機のブリーザ
構造において、上記オイルパン及びブリーザ室間が、ブ
ローバイガスを流すガス専用通路にて連結されたもので
ある。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明のブリーザ室が、エンジン上面より下方に
設置されたものである。
【0009】更に、請求項3に記載の発明は、クランク
シャフトが縦置きに配置されたエンジンの下部にオイル
パンが設置され、クランク室及びカム室内等を潤滑した
オイルがオイル戻し通路を経て上記オイルパンへ戻され
るとともに、上記クランク室内に流出したブローバイガ
スが上記オイル戻し通路を経て上記オイルパンへ導入さ
れ、ブリーザ室へ導かれる船外機のブリーザ構造におい
て、上記ブリーザ室が上記オイルパン内の上部空間に設
置されたものである。
【0010】
【作用】請求項1〜3に記載された発明では、クランク
室18内に流出したブローバイガスは、その一部が、カ
ム室へ流入した後オイル戻し通路を経てオイルパンへ導
入され、残りがオイル戻し通路を経て直接オイルパンへ
導入される。請求項1に記載の発明では、その後、オイ
ルパン内のブローバイガスは、ガス専用通路を経てブリ
ーザ室へ導かれる。このため、ブリーザ室へ向かうブロ
ーバイガスの流れが、同一通路内で、戻りオイルの流れ
方向に対向しないので、オイルをオイルパンへスムース
に戻すことができる。
【0011】また、一般に、エンジンの上面上にはカム
ドライブベルトやフライホイールが配置されている。請
求項2に記載の発明では、ブリーザ室がエンジン上面よ
り突出して配置されていないので、フライホイールやカ
ムドライブベルトがブリーザ室に干渉することを避ける
ために、フライホイールの大きさが制限されたり、クラ
ンクシャフトを過大にオーバーハングさせる必要がな
い。
【0012】更に、請求項3に記載の発明では、ブリー
ザ室がオイルパン内の上部空間に設置されたので、ブロ
ーバイガスから分離されたオイルをオイルパンへ戻す通
路を設ける必要がない。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、この発明に係る船外機のブリーザ構造
の第1実施例が適用された船外機のエンジンを示す部分
断面図である。
【0014】船外機10のエンジン11は、エキゾース
トガイド12を介して、図示しない推進ユニット上に搭
載される。このエンジン11は、カウリング13に覆わ
れて、水等から保護される。
【0015】エンジン11のクランクシャフト14は縦
置きに配置され、ピストン15(図2)が水平方向に往
復移動可能に配設される。上記クランクシャフト14
は、シリンダボディ16及びクランクケース17に囲ま
れたクランク室18内に回転自在に収容される。また、
上記ピストン15は、シリンダボディ16のシリンダ1
6A内に収容され、コンロッド19を介してクランクシ
ャフト14に連結される。
【0016】シリンダボディ16には、シリンダヘッド
20及びヘッドカバー21が順次接合され、シリンダヘ
ッド20に図示しない燃焼室が形成される。この燃焼室
内の吸気ポート及び排気ポートを吸気バルブ及び排気バ
ルブがそれぞれ開閉する。
【0017】上記シリンダヘッド20及びヘッドカバー
21に囲まれたカム室22内には、吸気バルブ及び排気
バルブとともに、カムシャフト23及びロッカアーム2
4が配設される。カムシャフト23のカム25が、ロッ
カアーム24を介して上記吸気バルブ及び排気バルブを
駆動させる。
【0018】このカムシャフト23にはドリブンプーリ
26が固定され、またクランクシャフト14にカムドラ
イブプーリ27が固定される。これらのカムドリブンプ
ーリ26及びカムドライブーリ27間に、カムドライブ
ベルト28が巻き付けられて、カムシャフト23がクラ
ンクシャフト14により回転される。これらのカムドリ
ブンプーリ26、カムドライブプーリ27及びカムドラ
イブベルト28は、エンジン11の上面S、つまりシリ
ンダヘッド20、シリンダボディ16及びクランクケー
ス14の上面に配置される。また、上記吸気バルブ、排
気バルブ、カムシャフト23、ロッカアーム24及びカ
ム25により、バルブ機構が構成される。
【0019】このバルブ機構のカムシャフト23の下端
部にオイルポンプ29が設置される。一方、エキゾース
トガイド12に、オイルパン30が垂設される。カムシ
ャフト23の回転に基づくオイルポンプ29の駆動によ
り、オイルパン30内に貯留されたオイルが、オイルス
トレーナ31を経て、カム室22内のロッカアーム24
及びカム25間等を潤滑する。更に、上記オイルは、ク
ランク室18内のクランクシャフト14及びコンロッド
19間、並びにシリンダ16及びピストン15間等をそ
れぞれ潤滑する。
【0020】カム室22内を潤滑した後のオイルはカム
室側オイル戻り通路32を経て、矢印Aの如くオイルパ
ン30内へ戻される。また、クランク室18及びシリン
ダ16A内を潤滑したオイルは、クランク室側オイル戻
り通路33を経て、矢印Aの如くオイルパン30内へ戻
される。
【0021】さて、図2に示すピストン15及びシリン
ダ16A間からクランク室18内へ漏出したブローバイ
ガスは、その一部が、図1に示す矢印Bの如く、クラン
ク室側オイル戻り通路33を経てオイルパン30の上部
空間34内へ流入する。更に、残りのブローバイガス
は、クランク室18内からシリンダボディ16の内部通
路を経てカム室22内へ導かれ、このカム室22からカ
ム室側オイル戻り通路32を経て、図1に示す矢印Bの
如く、オイルパン30の上部空間34に流入する。
【0022】ところで、オイルパン30の上部空間34
とブリーザ室35とは、ガス専用通路36により連結さ
れている。ブリーザ室35は、図1に示すように、エン
ジン11の上面Sの下方で、船外機10の前方側に配置
される。更に、このブリーザ室35は、図2に示すよう
にサイレンサ37近傍に設置され、このサイレンサ37
に連通管38を介して接続される。サイレンサ37は、
キャブレタ39とともにエンジン11の吸気系を構成
し、キャブレタ39へ空気を供給する。このキャブレタ
39が混合気を生成して、エンジン11の前記吸気ポー
トへ導く。
【0023】上記ガス専用通路36は、図1から図3に
示すように、シリンダボディ16及びクランクケース1
7に通路として形成された内部配管である。また、この
ガス専用通路36は、エキゾーストガイド12に穿設さ
れたオイル分離通路40に連通される。
【0024】上述のように、オイルパン30の上部空間
34に導かれたブローバイガスは、図1の矢印Cに示す
ように、オイル分離通路40を通る間にガス中のオイル
が分離されて、この分離オイルがオイルパン30内へ流
下し、ほぼガスのみが、図1の矢印Dに示すように、ガ
ス専用通路36を経てブリーザ室35に導入される。ブ
リーザ室35に導かれたブローバイガスは、更にオイル
が分離された後、連通管38を経てサイレンサ37へ環
流され、再び燃焼室へ送られる。
【0025】上記実施例によれば、クランク室18内に
流出したブローバイガスは、オイル戻し通路33及びオ
イル戻し通路32を経てオイルパン30の上部空間34
内へ導入され、その後、ガス専用通路36を経てブリー
ザ室35へ導かれる。このため、ブリーザ室35へ向か
うブローバイガスの流れCが、同一通路内で、カム室側
オイル戻し通路32及びクランク室側オイル戻し通路3
3内を流れる戻りオイルの流れ方向Aに対向しないの
で、オイルをオイルパン30へスムースに戻すことがで
きる。
【0026】また、エンジン11の上面Sには、カムド
リブンプーリ26、カムドライブプーリ27及びカムド
ライブベルト28、並びにクランクシャフト14に固定
されたフライホイール41が配置されている。この実施
例では、ブリーザ室35は、エンジン11の上面S下方
に配置されたので、エンジン11の上面Sから突出され
ていない。このため、フライホイール41やカムドライ
ブベルト28がブリーザ室35に干渉することを避ける
ために、フライホイール41の大きさが制限されたり、
クランクシャフト14を過大にオーバーハングさせる必
要がない。
【0027】更に、ガス専用通路36がシリンダボディ
16及びクランクケース17の内部配管として構成され
ている。ゴムホース等の外部配管とすると、例えばゴム
の劣化を考慮して定期点検を頻繁にする必要がある。し
かし、内部配管とすればメンテナンスが不要であり、信
頼性も向上させることができる。
【0028】また、ガス専用通路36の入口側に、エキ
ゾーストガイド12に形成されたオイル分離通路40が
連通して設けられたので、このオイル分離通路40によ
りブローバイガス中のオイルを分離できる。
【0029】また、ブリーザ室35がサイレンサ37の
近傍に配置されたので、これらのブリーザ室35とサイ
レンサ37とを連通する連通管38を簡素化できる。
【0030】図4はこの発明に係る船外のブリーザ構造
の第2実施例が適用された船外機のエンジンを示す部分
断面図である。この第2実施例において、前記第1実施
例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説明を
省略する。
【0031】この第2実施例では、ブリーザ室50が、
エンジン11の上面Sより下方で、船外機10の後方に
設けられる。このブリーザ室50は、ヘッドカバー21
に一体に形成され、連通孔51を介してカム室22に連
通される。ガス専用通路52は、上記ブリーザ室50と
オイルパン30の上部空間34とを連通し、図4から図
7に示すように、シリンダボディ16及びシリンダヘッ
ド20に通路として形成された内部配管である。
【0032】この実施例では、前記第1実施例の効果に
加え、オイルパン30が連通孔51を介してカム室22
に連通されたので、ブリーザ室50にて分離されたオイ
ルを連通孔51を経てカム室22内へ送り、オイルパン
30内へ戻すことができる。
【0033】図8は、この発明に係る船外機のブリーザ
構造の第3実施例が適用された船外機のエンジンを示す
部分断面図である。この第3実施例において、前記第1
実施例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
【0034】この実施例では、ブリーザ室60がオイル
パン30の内部空間34内に設置される。更に、このブ
リーザ室60は、船外機10の後方側で、カム室側オイ
ル戻り通路32及びクランク室側オイル戻り通路33の
流出口から離れた位置に配設される。ブリーザ通路60
は、ブリーザチューブ61により、サイレンサ37に接
続される。尚、図8及び図9中の符号62はエキゾース
トパイプである。
【0035】この実施例では、カム室側オイル戻り通路
32及びクランク室側オイル戻り通路33からオイルパ
ン34内へ向かって流れる戻りオイルが、ブリーザ室6
0へ向かうブローバイガスの流れEに対向しないので、
オイルの戻りをスムースにすることができる。更に、ブ
リーザ室60がエンジン11の上面Sに設置されていな
いので、このブリーザ室60がエンジン11の上面Sに
配置されたカムドライブベルト28やフライホイール4
1に影響を与えることがなく、またクランクシャフト1
4のオーバーハング量を過大にすることもない。
【0036】更に、この実施例では、ブリーザ室60が
オイルパン30の上部空間34内に配置されたので、ブ
リーザ室60にて分離されたブローバイガス中のオイル
をオイルパン30へ戻す通路を設ける必要がない。
【0037】また、ブリーザ室60がオイルパン30の
上部空間34内において船外機10の後方側に設置され
たので、船外機10のチルトアップ時にオイルパン30
内のオイルがブリーザ室60内へ侵入することがない。
【0038】また、ブリーザ室60がオイルパン30の
上部空間34内において、カム室側オイル戻り通路32
及びクランク室側オイル戻り通路33の流出口から離れ
た位置に設置されたので、これらのオイル戻り通路32
及び33から流出したオイルや、流出時の飛散オイルが
ブリーザ室60内へ侵入せず、ブリーザ室60からのオ
イルの吹き抜けを防止できる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る船外機の
ブリーザ構造によれば、クランク室及びカム室内を潤滑
したオイルをオイルパンへスムースに戻すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る船外機のブリーザ構造の第1実
施例が適用された船外機のエンジンを示す部分断面図。
【図2】図1のII-II 線に沿う断面図。
【図3】図1のIII-III 線に沿う断面図。
【図4】この発明の第2実施例が適用された船外機のエ
ンジンを示す部分断面図。
【図5】図4のV-V 線に沿う断面図。
【図6】図4のVI-VI 線に沿う断面図。
【図7】図4のVII-VII 線に沿う断面図。
【図8】この発明の第3実施例が適用された船外機のエ
ンジンを示す部分断面図。
【図9】図8のIX-IX 線に沿う断面図。
【符号の説明】
10 船外機 11 エンジン 14 クランクシャフト 16 シリンダボディ 17 クランクケース 18 クランク室 20 シリンダヘッド 22 カム室 29 オイルポンプ 30 オイルパン 32 カム室側オイル戻り通路 33 クランク室側オイル戻り通路 34 オイルパンの上部空間 35、50、60 ブリーザ室 36、52 ガス専用通路 A 戻りオイルの流れ B、C、D ブローバイガスの流れ S エンジンの上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中井 弘 静岡県浜松市新橋町1400番地 三信工業株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトが縦置きに配置された
    エンジンの下部にオイルパンが設置され、クランク室及
    びカム室内等を潤滑したオイルがオイル戻し通路を経て
    上記オイルパンへ戻されるとともに、上記クランク室内
    に流出したブローバイガスが上記オイル戻し通路を経て
    上記オイルパンへ導入され、ブリーザ室へ導かれる船外
    機のブリーザ構造において、上記オイルパン及びブリー
    ザ室間が、ブローバイガスを流すガス専用通路にて連結
    されたことを特徴とする船外機のブリーザ構造。
  2. 【請求項2】 上記ブリーザ室がエンジン上面より下方
    に設置された請求項1に記載の船外機のブリーザ構造。
  3. 【請求項3】 クランクシャフトが縦置きに配置された
    エンジンの下部にオイルパンが設置され、クランク室及
    びカム室内等を潤滑したオイルがオイル戻し通路を経て
    上記オイルパンへ戻されるとともに、上記クランク室内
    に流出したブローバイガスが上記オイル戻し通路を経て
    上記オイルパンへ導入され、ブリーザ室へ導かれる船外
    機のブリーザ構造において、上記ブリーザ室が上記オイ
    ルパン内の上部空間に設置されたことを特徴とする船外
    機のブリーザ構造。
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