JP3470543B2 - 船外機の組立構造 - Google Patents

船外機の組立構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンと他の構
造部材との結合関係を改善した船外機の組立構造に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】船外機の多くは、クランプブラケットを
介して船体側に連結される略水平板状のエンジンホルダ
ーの上部にエンジンが搭載されている。一般に、エンジ
ンはクランクシャフトが鉛直方向を向くように縦起きに
エンジンホルダー上に載置される。また、4サイクルエ
ンジンの場合はエンジンホルダーの下部にオイルパンが
設けられ、このオイルパン内に貯溜したオイルをオイル
ポンプでエンジンに供給してエンジン内部を潤滑するよ
うになっている。 【0003】エンジンは、クランクケース、シリンダー
ブロック、シリンダーヘッド等の部品が組み合わされて
構成されているが、従来ではクランクケースとシリンダ
ーブロックのみがエンジンホルダーに固定され、シリン
ダーヘッドはエンジンホルダーから浮いた状態になって
いた。また、エンジンとオイルパンは、それぞれ別の固
定ボルトでエンジンホルダーに締結固定されていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにエンジンのクランクケースとシリンダーブロックの
みをエンジンホルダーに固定するレイアウトでは、エン
ジンとエンジンホルダーの結合面積が小さいことから、
大型エンジン等の場合にエンジンの取付剛性が不足する
懸念がある。 【0005】しかも、シリンダーヘッドがエンジンホル
ダーから浮いているので、シリンダーヘッドに供給され
たオイルをストレートにオイルパンに戻す(落とす)こ
とができない。シリンダーヘッドのオイルをオイルパン
に戻すには、シリンダーブロックの内部に専用のオイル
戻し通路を形成し、シリンダーヘッドのオイルを一旦シ
リンダーブロックに流してからオイルパンに戻すという
構造を採らねばならず、このようなオイル戻し通路を形
成することによってシリンダーブロックの構造が複雑化
し、製造が困難になると同時に重量も増加する。 【0006】また、エンジンとオイルパンが、それぞれ
別の固定ボルトでエンジンホルダーに締結固定されてい
るため、船外機全体の組立剛性も低く、その上いたずら
に固定ボルトの本数が増えて部品点数と組立工数の増加
に繋がりやすい。 【0007】本発明に係る船外機の組立構造は、これら
の問題点を解決するために発明されたもので、その第1
の目的は、エンジンの取付剛性を向上させると同時にシ
リンダーブロックの構造を簡素化して製造を容易にする
ことにある。 【0008】また、本発明に係る船外機の組立構造の第
2の目的は、船外機全体の組立剛性を向上させるととも
に、固定ボルトの本数を減少させて部品点数と組立工数
の低減を図ることにある。 【0009】さらに、本発明に係る船外機の組立構造の
第3の目的は、船外機からエンジンを単体で降ろす際に
おけるオイルポンプの破損防止とオイルポンプの長寿命
化を図ることにある。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るため本発明に係る船外機の組立構造は、請求項1に記
載したように、船体側に連結されるエンジンホルダーの
上部にエンジンがクランクシャフトを鉛直方向に向けて
縦起きに搭載され、エンジンホルダーの下部にオイルパ
ンが固定され、エンジンはクランクケースとシリンダー
ブロックとシリンダーヘッドが前後方向に連なるように
組み立てられ、エンジンに駆動されるオイルポンプがエ
ンジンホルダーの下面側に、かつオイルパン内に位置す
るように設置された船外機の組立構造において、エンジ
ンホルダーの前後に締結片を一体に形成し、この締結片
にクランクケースとシリンダーヘッドの下面を締結し、
クランクケースとシリンダーブロックとシリンダーヘッ
ドを全てエンジンホルダーに固定ボルトで締結固定する
とともに、シリンダーブロックをエンジンホルダーに締
結固定する固定ボルトがオイルパンとエンジンホルダー
を下方から貫通してシリンダーブロックの下面に締結さ
れるようにし、この固定ボルトによってエンジンホルダ
ーとオイルパンをシリンダーブロックに共締めしたこと
を特徴とする。 【0011】 【0012】 【0013】請求項1の組立構造によれば、エンジンの
下面が全面に亘ってエンジンホルダーに接するようにな
るため、エンジンとエンジンホルダーの結合面積が広く
なり、エンジンの取付剛性が大きく向上する。しかも、
シリンダーヘッドがエンジンホルダーに接していること
から、シリンダーヘッドに供給されたオイルをシリンダ
ーブロックに通さずストレートにオイルパンに戻す構造
を採ることができ、シリンダーブロックの構造を簡素化
して製造を容易にすることができる。 【0014】また、固定ボルトの締結力によってシリン
ダーブロックとエンジンホルダーとオイルパンが一体化
され、エンジンホルダーが端なる継手としてではなく、
船外機全体の剛性を担う主要部材として活用される。従
って、船外機全体の組立剛性を向上させることができ
る。なお、シリンダーブロックとオイルパンが同一の固
定ボルトでエンジンホルダーに固定されるので、船外機
の組立剛性を損なうことなく全体の固定ボルトの本数を
減少させて船外機の部品点数と組立工数の低減を図るこ
とができる。 【0015】 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
組立構造が適用された船外機の一例を示す左側面図であ
る。 【0017】この船外機1は、船体2のトランサム3に
クランプブラケット4を介して装着され、クランプブラ
ケット4の後部に縦向きに設けられたパイロットシャフ
ト5を軸に左右に回動自在とされている。 【0018】船外機1の最上部に搭載されているエンジ
ン6は、例えば直列4気筒の水冷式4サイクルガソリン
機関であり、そのクランクシャフト7が鉛直方向を向く
ように縦置きに搭載されている。このエンジン6は、図
2にも示すようにクランクケース9、シリンダーブロッ
ク10、シリンダーヘッド11、ヘッドカバー12等の部品が
前後方向に連なるように組み立てられている。 【0019】エンジン6の下部には略水平板状のエンジ
ンホルダー13を介してオイルパン14が固定されており、
オイルパン14の下部にドライブシャフトハウジング15が
固定され、さらにその下部にギヤハウジング16が固定さ
れている。なお、エンジン6とエンジンホルダー13とオ
イルパン14の部分は上下に分割可能なエンジンカバー18
に覆われている。このエンジンカバー18は、エンジンホ
ルダー13とオイルパン14に跨がるように固定されたロア
ーカバー18aと、その上に着脱可能に取着されるアッパ
ーカバー18bとを備えていて、エンジン6の整備作業等
はアッパーカバー18bを取り外して行う。 【0020】エンジン6のクランクシャフト7の下端に
は下方に延びるドライブシャフト19が回転一体に連結さ
れており、このドライブシャフト19はエンジンホルダー
13およびオイルパン14、ドライブシャフトハウジング15
の内部を貫通してギヤハウジング16内に達している。 【0021】一方、ギヤハウジング16内には前後に延び
るプロペラシャフト20が軸支されており、その後端にプ
ロペラ21が回転一体に設けられている。そして、ドライ
ブシャフト19とプロペラシャフト20との交点に設けられ
たベベルギヤ機構22によってドライブシャフト19の回転
がプロペラシャフト20に伝達され、プロペラ21が回転駆
動されるようになっている。 【0022】なお、エンジンホルダー13とドライブシャ
フトハウジング15の前縁には、それぞれ左右一対のマウ
ント部23,24が設けられ、この上下のマウント部23,24
が、それぞれパイロットシャフト5の上端と下端に軸支
される。従って、エンジンホルダー13とドライブシャフ
トハウジング15はマウント部23,24を介して船体2側に
連結されることになる。 【0023】エンジン6の左側面には吸気装置26が取り
付けられ、前面には始動用のスターターモーター27が設
置されている。また、クランクシャフト7の上端部はエ
ンジン6の上面よりも上方に突出しており、この部分に
フライホイール28が回転一体に設けられ、フライホイー
ル28の下部にドライブプーリー29が設けられている。 【0024】一方、シリンダーヘッド11の内部にはクラ
ンクシャフト7に平行するカムシャフト30が軸支されて
いて、その上端部がエンジン6の上面から突出し、この
突出部にドリブンプーリー31が回転一体に設けられてい
る。 【0025】クランクシャフト7のドライブプーリー29
とカムシャフト30のドリブンプーリー31との間にはタイ
ミングベルト32が巻装され、このタイミングベルト32を
介してクランクシャフト7の回転がカムシャフト30に伝
達され、シリンダーヘッド11の内部に収容された図示し
ない動弁装置が作動するように構成されている。 【0026】フライホイール28の周囲にはリングギヤ28
aが鍔状に設けられており、スターターモーター27がO
Nになると、スターターモーター27のピニオンギヤ27a
が上方に突出してリングギヤ28aに噛み合い、クランク
シャフト7が回転駆動されてエンジン6の始動がなされ
る。 【0027】なお、合成樹脂等で形成されたカバー部材
33によってスターターモーター27、フライホイール28、
ドライブプーリー29、ドリブンプーリー31、タイミング
ベルト32等の部材が上方から覆われており、上方から降
り注ぐ水滴等がカバー部材33に遮蔽されて各部の防水性
が確保されている。 【0028】エンジン6の下部にはオイルポンプ35が設
けられている。このオイルポンプ35は、エンジンホルダ
ー13の下面側に、かつオイルパン14内に設置するように
設置されており、エンジン6のカムシャフト30がオイル
ポンプ35を駆動するようになっている。 【0029】また、エンジンホルダー13の下面にはオイ
ルパン14内の底部まで延びるオイルストレーナー36が設
けられ、さらにエンジンホルダー13の内部にはオイルス
トレーナー36からオイルポンプ35を経てエンジン6に繋
がるオイル通路37が形成されている。なお、オイルパン
14内にはオイルが貯溜される。 【0030】エンジン6が作動すると、カムシャフト30
の回転と共にオイルポンプ35が駆動され、オイルパン14
内に貯溜されたオイルがオイルストレーナー36に濾過さ
れてからオイルポンプ35に吸い込まれる。そして、オイ
ルポンプ35から吐出されたオイルがオイル通路37を経て
エンジン6の内部に行き渡り、エンジン6の内部が潤滑
される。エンジン6の内部を潤滑し終わったオイルは、
エンジン6の内部を下方に流下してオイルパン14内に戻
る。 【0031】ところで、図2に示すように、この船外機
1の組立構造は、エンジン6を構成しているクランクケ
ース9とシリンダーブロック10とシリンダーヘッド11
が、全て固定ボルト41,42,43によってエンジンホルダ
ー13に締結固定されるようになっている。 【0032】このうち、シリンダーブロック10をエンジ
ンホルダー13に固定している左右合わせて8本の固定ボ
ルト42は、オイルパン14の上部にて左右に張り出すよう
に一体に形成されたアッパーフランジ45の下方から挿通
されており、エンジンホルダー13を貫通してシリンダー
ブロック10の下面に締結されている。つまり、8本の固
定ボルト42によってエンジンホルダー13とオイルパン14
がシリンダーブロック10に共締めされる形となってい
る。 【0033】また、クランクケース9をエンジンホルダ
ー13に固定している左右2本の固定ボルト41と、シリン
ダーヘッド11をエンジンホルダー13に固定している左右
2本の固定ボルト43は、それぞれエンジンホルダー13の
前後に一体に形成された締結片46,47の下方から挿通さ
れてクランクケース9とシリンダーブロック11の下面に
締結されている。 【0034】なお、オイルパン14のアッパーフランジ45
の最前部を下方から貫通する左右合わせて2本の短い固
定ボルト49と、アッパーフランジ45の後部を下方から貫
通する左右合わせて4本の短い固定ボルト50が、それぞ
れエンジンホルダー13下面の前後に締結されており、オ
イルパン14とエンジンホルダー13の結合力を高めてい
る。 【0035】一方、オイルパン14の下部にはロアーフラ
ンジ52が左右に張り出すように一体に形成されており、
このロアーフランジ52の上方から挿通される左右合わせ
て8本の固定ボルト53がドライブシャフトハウジング15
に締結される。 【0036】以上のようにして船外機1は組み立てられ
ている。この組立構造によれば、エンジン6のクランク
ケース9とシリンダーブロック10とシリンダーヘッド11
が全てエンジンホルダー13に固定ボルト41,42,43で締
結固定されるため、エンジン6の下面が全面に亘ってエ
ンジンホルダー13の上面に接し、結合面積が広くなるの
でエンジン6の取付剛性が大きく向上する。 【0037】しかも、シリンダーヘッド11がエンジンホ
ルダー13に接合されるので、シリンダーヘッド11に供給
されたオイルをシリンダーブロック10に通さずにストレ
ートにオイルパン14に戻す構造を採れる。従って、シリ
ンダーブロック10の内部に専用のオイル戻し通路を形成
する必要がなく、シリンダーブロック10の構造が簡素化
されて製造が容易になる。 【0038】さらに、固定ボルト42でエンジンホルダー
13とオイルパン14がシリンダーブロック10に共締めされ
るため、固定ボルト42の締結力によってシリンダーブロ
ック10とエンジンホルダー13とオイルパン14が一体化さ
れ、エンジンホルダー13が端なる継手としてではなく、
船外機1全体の剛性を担う主要部材として活用される。
従って、船外機1全体の組立剛性が飛躍的に向上する。 【0039】なお、エンジンホルダー13はマウント部23
とクランプブラケット4を介して船体側2に連結される
部材であり、このエンジンホルダー13にエンジン6およ
びオイルパン14以下の部分が堅固に固定されるので、操
舵時や急激なか減速時等においても船外機1の剛性が確
保される。 【0040】また、固定ボルト42によるシリンダーブロ
ック10、エンジンホルダー13、オイルパン14の共締め構
造により、船外機1の組立剛性を損なうことなく全体の
固定ボルトの本数を減少させることに成功しており、船
外機1の部品点数と組立工数の低減が達成されている。 【0041】一方、この船外機1ではオイルポンプ35が
エンジンホルダー13の下面側に、かつオイルパン14内に
位置するように設置されているため、エンジン6を単体
で船外機1から降ろした際にオイルポンプ35がエンジン
ホルダー13側に残るようになっている。このため、船外
機1から降ろされたエンジン6の下面にオイルポンプ35
が突出していることがなく、オイルポンプ35が作業台や
他の物体に衝突して破損するといった事態を未然に防ぐ
ことができる。しかも、エンジン6が降ろされてもオイ
ルポンプ35が外部に露出せずにオイルパン14内に保たれ
るため、オイルポンプ14の乾燥や異物の混入が防止され
てオイルポンプ35が長寿命化する。 【0042】なお、この船外機1のエンジン6は直列4
気筒の4サイクルエンジンであるが、例えばV型エンジ
ンや2サイクルエンジン等を搭載した船外機にも同様な
組立構造を採用することができる。2サイクルエンジン
の場合はオイルパンの代わりにドライブシャフトハウジ
ングをエンジンホルダーの下面に固定する。 【0043】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の組立構造は、船体側に連結されるエンジンホルダー
の上部にエンジンがクランクシャフトを鉛直方向に向け
て縦起きに搭載され、エンジンホルダーの下部にオイル
パンが固定され、エンジンはクランクケースとシリンダ
ーブロックとシリンダーヘッドが前後方向に連なるよう
に組み立てられ、エンジンに駆動されるオイルポンプが
エンジンホルダーの下面側に、かつオイルパン内に位置
するように設置された船外機の組立構造において、エン
ジンホルダーの前後に締結片を一体に形成し、この締結
片にクランクケースとシリンダーヘッドの下面を締結
し、クランクケースとシリンダーブロックとシリンダー
ヘッドを全てエンジンホルダーに固定ボルトで締結固定
するとともに、シリンダーブロックをエンジンホルダー
に締結固定する固定ボルトがオイルパンとエンジンホル
ダーを下方から貫通してシリンダーブロックの下面に締
結されるようにし、この固定ボルトによってエンジンホ
ルダーとオイルパンをシリンダーブロックに共締めした
ため、エンジンの取付剛性を向上させるとともにシリン
ダーヘッドからの戻りオイルを通す通路を省いてシリン
ダーブロックの構造を簡素化し、製造を容易にすること
ができる。 【0044】また、船外機全体の組立剛性を向上させる
と同時に、固定ボルトの本数を減少させて船外機の部品
点数と組立工数の低減を図ることができる。 【0045】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る組立構造が適用された船外機の一
例を示す左側面図。 【図2】本発明の一実施形態を示すエンジン、エンジン
ホルダー、オイルパン等の左側面図。 【符号の説明】 1 船外機 2 船体 6 エンジン 7 クランクシャフト 9 クランクケース 10 シリンダーブロック 11 シリンダーヘッド 13 エンジンホルダー 14 オイルパン 15 ドライブシャフトハウジング 35 オイルポンプ 41,42,43 固定ボルト46,47 締結片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−100667(JP,A) 特開 平6−248924(JP,A) 特開 平5−310190(JP,A) 特開 昭58−43897(JP,A) 特開 昭58−209694(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B63H 20/00 B63H 21/30 F02B 67/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 船体側に連結されるエンジンホルダーの
    上部にエンジンがクランクシャフトを鉛直方向に向けて
    縦起きに搭載され、エンジンホルダーの下部にオイルパ
    ンが固定され、エンジンはクランクケースとシリンダー
    ブロックとシリンダーヘッドが前後方向に連なるように
    組み立てられ、エンジンに駆動されるオイルポンプがエ
    ンジンホルダーの下面側に、かつオイルパン内に位置す
    るように設置された船外機の組立構造において、エンジ
    ンホルダーの前後に締結片を一体に形成し、この締結片
    にクランクケースとシリンダーヘッドの下面を締結し、
    クランクケースとシリンダーブロックとシリンダーヘッ
    ドを全てエンジンホルダーに固定ボルトで締結固定する
    とともに、シリンダーブロックをエンジンホルダーに締
    結固定する固定ボルトがオイルパンとエンジンホルダー
    を下方から貫通してシリンダーブロックの下面に締結さ
    れるようにし、この固定ボルトによってエンジンホルダ
    ーとオイルパンをシリンダーブロックに共締めしたこと
    を特徴とする船外機の組立構造。
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