JP3815138B2 - 4サイクル船外機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、4サイクル船外機に関する。
【0002】
【従来の技術】
船外機のエンジンは、クランクシャフトが鉛直方向を向くように縦起きに搭載されており、クランクケース、シリンダブロック、シリンダヘッド等の部品が組み合わされて構成されている。このエンジンが4サイクルエンジンである場合には、エンジンの下部にオイルパンが設置され、このオイルパン内に貯溜された潤滑オイルをオイルポンプで吸い上げてエンジンの内部を潤滑する潤滑装置が備えられている。
【0003】
従来の、船外機の潤滑装置の一例としては、例えば特開平8−100614号公報に示すように、シリンダブロックおよびシリンダヘッドの下方にオイルパンを設け、また、このオイルパン内のシリンダヘッド下部にオイルポンプを設け、シリンダヘッド内に軸支されたカムシャフトでオイルポンプを駆動するものがある。
【0004】
また、従来の船外機の、潤滑装置の他の例としては、例えば特開平5−26175号公報に示すように、クランクシャフトがエンジンの下面より突出する部分にオイルポンプを設置し、このオイルポンプをクランクシャフトで直接駆動するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、カムシャフトでオイルポンプを駆動する場合、カムシャフトはクランクシャフトの半分の回転数で回転するため、エンジンに必要な油量や油圧を確保するためには大型のオイルポンプが必要になる。その結果、重量やコストが上昇すると共に、エンジンのコンパクト化を妨げる。
【0006】
また、クランクシャフトでオイルポンプを直接駆動する場合、オイルポンプが船外機を船舶に取り付けるマウント装置に干渉しないよう、エンジン全体を上方に移動しなければならず、船外機が大型化すると共に、重心位置も高くなってしまう。
【0007】
特に、エンジン下部にカムシャフト駆動機構を備えた機種の場合、例えばタイミングチェーンとオイルポンプとの干渉も考慮しなければならず、さらなる船外機の大型化を招く。
【0008】
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、簡単な構造で船外機のコンパクト化を図った4サイクル船外機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る4サイクル船外機は、上述した課題を解決するために、請求項1に記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプまたは上記巻装部材のテンション調整装置のいずれか一方を平面視で上記巻装部材の内側に配置し、他方を平面視で上記巻装部材の外側に配置したものである。
【0010】
また、上述した課題を解決するために、請求項2に記載したように、上記オイルポンプを、側面視で上記巻装部材とオーバーラップする位置に配置したものである。
【0011】
さらに、上述した課題を解決するために、請求項3に記載したように、上記カムシャフトにオイルポンプ駆動装置を設け、このオイルポンプ駆動装置で上記オイルポンプを駆動したものである。
【0012】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項4に記載したように、上記オイルポンプ駆動装置は上記カムシャフトに対して上記オイルポンプを増速させて駆動するように設定したものである。
【0013】
そして、上述した課題を解決するために、請求項5に記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記巻装部材で駆動したものである。
【0014】
そしてまた、上述した課題を解決するために、請求項6に記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフトで駆動したものである。
【0015】
また、上述した課題を解決するために、請求項7に記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記エンジン下部にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフトで駆動すると共に、このアイドラシャフトを減速させたものである。
【0016】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項8に記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプおよび上記巻装部材のテンション調整装置を平面視で上記巻装部材の外側に配置したものである。
【0018】
そしてまた、上述した課題を解決するために、請求項9に記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置され、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記クランクシャフトと同軸上にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記クランクシャフトで駆動したものである。
【0020】
さらにまた、上述した課題を解決するために、請求項10に記載したように、前記エンジン内部に、その両側面から平面視でシリンダの軸線にほぼ直交して上記オイルポンプに向かって延びるオイル吸入通路およびオイル吐出通路を形成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0022】
図1は、この発明を適用した船外機の第一実施形態を示す左側面図である。図1に示すように、この船外機1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2の上方にエンジン3が設置される。なお、このエンジン3はその内部にクランクシャフト4を略垂直に配置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
【0023】
エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5が配置されると共に、例えば船外機1にはマウント装置6を介してクランプブラケット7が取付けられ、このクランプブラケット7を介して船外機1が図示しない船体のトランサムに装着される。また、この船外機1のエンジン3、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー8によって覆われる。
【0024】
オイルパン5の下部にはドライブシャフトハウジング9が設置される。エンジンホルダ2、オイルパン5およびドライブシャフトハウジング9内にはドライブシャフト10が略垂直に配置され、その上端部がクランクシャフト4の下端部に連結手段11を介して連結される。ドライブシャフト10はドライブシャフトハウジング9内を下方に向かって延び、ドライブシャフトハウジング9の下部に設けられたギヤケース12内のベベルギヤ13およびプロペラシャフト14を介して推進装置であるプロペラ15を駆動するように構成される。
【0025】
上記クランプブラケット7にはチルト軸16を介してスイベルブラケット17が設けられ、このスイベルブラケット17内にパイロットシャフト18が鉛直方向に、且つ回動自在に軸支される。そして、このパイロットシャフト18の上下端にステアリングブラケットを兼ねたアッパーマウントブラケット19およびロアーマウントブラケット20がそれぞれ回動一体に設けられる。
【0026】
エンジンホルダ2の前部には左右一対のアッパーマウントユニット21が設けられ、アッパーマウントブラケット19に連結される。また、ドライブシャフトハウジング9の両側部には一対のロアーマウントユニット22が設けられ、ロアーマウントブラケット20に連結される。そして、以上によりマウント装置6を構成し、船外機1はクランプブラケット7に対しパイロットシャフト18を中心に左右に操舵可能になると共に、チルト軸16を中心に上方に向かってチルトアップ可能になる。
【0027】
図2は船外機中央部の拡大左側面図であり、図3は図2の縦断面図である。図2および図3に示すように、この船外機1に搭載されるエンジン3は、例えばシリンダヘッド23、シリンダブロック24およびクランクケース25等を組み合わせて構成された水冷4サイクル直列四気筒エンジンである。
【0028】
エンジン3の最前部、図2および図3においては最も左側(船首側)に配置されるクランクケース25の後方(右、船尾側)にはシリンダブロック24が配置される。また、シリンダブロック24の後方にはシリンダヘッド23が配置される。
【0029】
そして、図2に示すように、シリンダヘッド23、シリンダブロック24およびクランクケース25の下面は同一の平面上に形成され、エンジンホルダ2の上面に載置されてエンジンホルダ2の下面から複数本のボルト26によってシリンダヘッド23、シリンダブロック24およびクランクケース25のすべてがエンジンホルダ2に締結固定される。
【0030】
さらに、エンジンホルダ2の下方に配置されたオイルパン5の下方からは複数本のボルト27がエンジンホルダ2を貫通して例えばシリンダヘッド23とシリンダブロック24の下部に延び、エンジンホルダ2とオイルパン5とがシリンダヘッド23とシリンダブロック24の両方に共締めされ、固定される。
【0031】
クランクケース25とシリンダブロック24との合せ面には、上述したように、クランクシャフト4が例えば複数のメタルベアリング28を介して略垂直に軸支される。また、シリンダブロック24内には4つのシリンダ29が上下方向に略水平に並んで形成され、シリンダ29内にはピストン30がシリンダ29の軸線31上を軸方向に摺動自在に挿入される。さらに、クランクシャフト4とピストン30とがコンロッド32によって連結され、ピストン30の往復ストロークがクランクシャフト4の回転運動に変換されるようになっている。
【0032】
シリンダヘッド23にはシリンダ29に整合する燃焼室33が形成され、その外方から点火プラグ34が結合される。また、シリンダヘッド23内には燃焼室33に繋がる吸気ポート37やシリンダブロック24およびエンジンホルダ2の左側面に形成された排気通路36に繋がる排気ポート35も形成される。さらに、シリンダヘッド23内には両ポート35,37を開閉する吸気バルブ39および排気バルブ38が配置され、さらにまた、シリンダヘッド23の後部にはこれらのバルブ38,39を開閉させる二本の動弁用(吸気用および排気用)カムシャフトがクランクシャフト4と平行に配置される。
【0033】
シリンダヘッド23はシリンダヘッドカバー41によって覆われる。シリンダヘッドカバー41には機械式の燃料ポンプ42が配置され、この燃料ポンプ42はカムシャフト40上に設けられたカム43によって駆動される。
【0034】
また、図3に示すように、クランクシャフト4の上端はエンジン3の上方に突出する。この突出部44にはフライホイール45および発電用のマグネト装置46が設けられ、これらはマグネトカバー47によって覆われる。
【0035】
図4は、図3に示すエンジンホルダ2近傍の拡大縦断面図であり、図5は図4のV矢視図、すなわちエンジン3の下面図である。図3〜図5に示すように、クランクシャフト4およびドライブシャフト10はそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置される。図5に詳細に示すように、クランクシャフト4およびドライブシャフト10の軸芯は平面視で例えばシリンダ29の軸線31上に配置され、ドライブシャフト10の軸芯はクランクシャフト4の軸芯より後方(シリンダヘッド23)寄りにオフセットして配置される。
【0036】
クランクシャフト4の下端はエンジン3の下方に突出し、この突出部48にはノックピン49によって位相合わせされたクランクギヤ50が圧入されると共に、エンジンホルダ2の上方に突出しているドライブシャフト10の上端には前記連結手段11がドライブシャフト10と同軸上に例えばスプライン嵌合されており、この連結手段11に上記クランクギヤ50が噛合うドリブンギヤ51が一体に形成される。なお、この連結手段11はその上下端がそれぞれシリンダブロック24およびエンジンホルダ2に例えばボールベアリング52を介して支持される。
【0037】
そして、クランクシャフト4が回転すると、その回転力はクランクギヤ50からドリブンギヤ51に伝達され、ドライブシャフト10を回転駆動させる。なお、クランクギヤ50およびドリブンギヤ51は、詳細には図示しないが、例えば「はすば歯車」であり、エンジン3が正回転する時、クランクシャフト4は上方向に、ドライブシャフト10は下方向にスラスト力が発生するようなねじり方向を備える。また、ドリブンギヤ51の歯数はクランクギヤ50の歯数より多く設定され、ドライブシャフト10はクランクシャフト4より減速されて回転駆動される。なお、クランクギヤ50およびドリブンギヤ51の下側(エンジンホルダ2側)面には両ギヤ50,51の位相合せマークM1がそれぞれ設けられる。
【0038】
エンジン3の下部とエンジンホルダ2の上面との間の空間には、クランクシャフト4の回転をカムシャフト40に伝達してカムシャフト40を回転駆動させるカムシャフト駆動機構53が設けられる。このカムシャフト駆動機構53は、例えばチェーン駆動方式であり、上記連結手段11に形成されたドリブンギヤ51の下方に連結手段11と一体に形成されたカムシャフト40駆動用のタイミングスプロケット54と、エンジン3の下面に突出している二本のカムシャフト40の下端にノックピン55によって位相合わせされて回転一体に設けられた左右(吸・排気)一対のカムスプロケット56と、これらのスプロケット54,56の周囲に巻装された巻装部材である一本のタイミングチェーン57とから構成される。そして、タイミングスプロケット54の歯数とカムスプロケット56の歯数との比率は1対2より小さくなるように設定される。なお、クランクシャフト4とカムシャフト40の回転数比は最終的に2対1になる様、各ギヤおよびスプロケットの歯数が設定される。
【0039】
タイミングチェーン57は、エンジン3の下面に設けられたチェーンガイド58およびチェーンテンショナ59によってその振れと張り(テンション)が常時適切な状態に保たれる。チェーンガイド58はタイミングチェーン57の張り側(排気側)に配置され、シリンダヘッド23およびシリンダブロック24の下面に跨って固定される。
【0040】
また、チェーンテンショナ59はタイミングチェーン57の緩み側(吸気側)に配置され、その一端がシリンダヘッド23の下面に回動自在に軸支される。そして、シリンダブロック24の下面、タイミングチェーン57の外側に設けられたテンション調整装置であるテンショナアジャスタ60によってチェーンテンショナ59が油圧を利用してタイミングチェーン57へ押圧されてタイミングチェーン57のテンションが調整される。なお、タイミングスプロケット54の下側(エンジンホルダ2側)面にはタイミングチェーン57の合せマークM2が設けられる。また、カムスプロケット56の下側(エンジンホルダ2側)面にも同様にタイミングチェーン57の合せマークM3が設けられる。
【0041】
さらに、上述した実施形態においては連結手段11にタイミングスプロケット54を、カムシャフト40にカムスプロケット56をそれぞれ設け、これらのスプロケット54,56の周囲にタイミングチェーン57を巻装してカムシャフト駆動機構53を構成しているが、各スプロケット54,56の代りにプーリ(図示せず)を、また、タイミングチェーン57の代りの巻装部材にタイミングベルト(図示せず)を用いても良い。
【0042】
ところで、この船外機1にはエンジン3の内部を潤滑するための潤滑装置63が備えられる。この潤滑装置63は、オイルパン5内に貯溜された潤滑オイルをオイルポンプ64で吸い上げてエンジン3に供給するものであり、以下のように構成される。
【0043】
図6は、オイルポンプ64近傍の拡大断面図である。また、図7はエンジン3の下面からカムシャフト駆動機構53等を取り外した状態のエンジン3下面図である。さらに、図8は図3のVIII−VIII線に沿う断面図であり、図9はエンジン3下部、エンジンホルダ2、オイルパン5の右側面図である。
【0044】
シリンダヘッド23下面のタイミングチェーン57によって囲まれた空間内にはポンプ取付フランジ面65が形成され、このポンプ取付フランジ面65にオイルポンプ64が例えば三本のボルト66で固定される。
【0045】
オイルポンプ64は例えば一般的なトロコイドポンプであり、上方に向かって開口するカップ状のケース本体67aおよび平板状のケースキャップ67bからなるポンプケース67と、その内部に収容されるアウターロータ68およびインナーロータ69と、ポンプ駆動シャフト70とを備えて構成される。
【0046】
ポンプケース67のケース本体67aとケースキャップ67bはボルト66によってシリンダヘッド23のポンプ取付フランジ面65に共締めされる。ポンプ駆動シャフト70はポンプケース67を縦方向に貫通し、その下端部がオイルポンプ64の下方に突出する。ポンプ駆動シャフト70の突出端にはポンプドリブンギヤ71が設けられると共に、二本のカムシャフト40のうち、一方の、本実施形態においては排気用カムシャフト40(Ex)の下端にはオイルポンプ駆動装置であるポンプドライブギヤ72が上記排気用カムスプロケット56と回転一体に設けられ、このポンプドライブギヤ72がポンプドリブンギヤ71に作動連結される。
【0047】
そして、ポンプドライブギヤ72の歯数はポンプドリブンギヤ71の歯数より多く設定され、カムシャフト40に対してポンプ駆動シャフト70を増速させて駆動する。
【0048】
一方、ポンプ駆動シャフト70の中間部にインナーロータ69が回転一体に設けられる。また、アウターロータ68はインナーロータ69に対して偏心しており、アウターロータ68の内周に形成された図示しない内歯車形状の内周にインナーロータ69の外周に形成された図示しない外歯車形状が噛み合わされる。
【0049】
また、ケースキャップ67bにはポンプ駆動シャフト70を挟んで対抗する吸入穴74と吐出穴75が穿設されており、これらの吸入穴74と吐出穴75に整合するようにシリンダヘッド23のポンプ取付フランジ面65に吸入ポート76と吐出ポート77が形成される。さらに、ポンプ取付フランジ面65にはオイルポンプ64の位置決めのためにケースキャップ67bの雄部67cがインロー勘合する雌部65aが形成される。さらに、図4に示すように、ポンプ取付フランジ面65はシリンダヘッド23とエンジンホルダ2との合せ面と同一平面に形成されると共に、オイルポンプ64の取付高さは側面視でタイミングチェーン57とオーバーラップする位置に配置される。
【0050】
シリンダヘッド23の内部には、シリンダヘッド23の両側面から平面視でシリンダ29の軸線31にほぼ直交してポンプ取付フランジ面65の吸入ポート76および吐出ポート77に向かって延びるオイル吸入通路78およびオイル吐出通路79が穿設され、シリンダヘッド23側面の開口は栓80によって塞がれる。
【0051】
図8に示すように、エンジンホルダ2の下面にはオイルストレーナ81が固定されると共に、エンジンホルダ2の下面にはストレーナポート82が形成され、このストレーナポート82にオイルストレーナ81の下流端が接続される。
【0052】
オイルストレーナ81は、潤滑オイルの吸入口となるストレーナ部81aと、ストレーナ部81aから上方に略S字形に湾曲して延びるストレーナパイプ81bと、同じくストレーナ部81aから上方に延びる支持脚部81cとを備えて構成される。
【0053】
オイルパン5の内部スペースの大半はオイル貯溜槽5aで占められており、ここに潤滑オイルが満たされる。エンジンホルダ2の下面にオイルパン5が固定されると、オイルストレーナ81のストレーナ部81aがオイル貯溜槽5aの底部まで沈むように構成される。
【0054】
そして、エンジンホルダ2内にはストレーナポート82からオイル吸入通路78に向かって延びるオイル導入路83が形成され、オイル貯溜槽5a内の潤滑オイルをオイル導入路83に導く。
【0055】
一方、シリンダヘッド23下面のオイル吐出通路79直下にはリリーフバルブ台座84が設けられ、このリリーフバルブ台座84にリリーフバルブ85が略鉛直方向に下方からネジ結合される。このリリーフバルブ85はオイル吐出通路79内の圧力を一定に保つもので、リリーフバルブ85が開くことにより余剰潤滑オイルがエンジンホルダ2内に吐出され、オイルパン5内のオイル貯溜槽5aに回収される。また、図8に示すように、エンジンホルダ2内のリリーフバルブ85直下にはリリーフバルブ85の落下を防止するリブ86が突設される。
【0056】
シリンダブロック24の下部右側面にはオイルフィルタ87が配置される。オイル吐出通路79内の潤滑オイルは、シリンダブロック24内に形成されたオイル通路88を経てオイルフィルタ87に導かれ、その内部で濾過された潤滑オイルはシリンダブロック24内に形成されたメインギャラリ89に導かれる。
【0057】
メインギャラリ89に導かれた潤滑オイルの一部は分岐通路90を経てクランクシャフト4を軸支するメタルベアリング28に導かれる。メタルベアリング28に導かれた潤滑オイルはクランクシャフト4とメタルベアリング28との摺動部を潤滑した後、クランクシャフト4内に形成されたオイル通路91(図4参照)を経てコンロッド32の大端部32aに導かれ、クランクシャフト4とコンロッド32の大端部32aとの摺動部を潤滑する。
【0058】
さらに、コンロッド32のオイルジェット(図示せず)からピストン30の裏面に向けて潤滑オイルが吐出され、コンロッド32の小端部32bやシリンダ29内面の潤滑を行うと共に、ピストン30を冷却する。
【0059】
一方、メインギャラリ89に導かれた潤滑オイルの一部は他の分岐通路92を経てシリンダヘッド23に導かれ、カムシャフト40の軸受部93(図4参照)を潤滑する。この分岐通路92の途中にはベンチュリプラグ94が設けられ、シリンダヘッド23に導かれる潤滑オイルの量を調節する。また、この分岐通路92の途中、ベンチュリプラグ94より上流側には前記テンショナアジャスタ60に作動油を供給するオイル通路95が形成される(図7参照)。
【0060】
クランクケース25およびシリンダブロック24内に導かれ、各部を潤滑した潤滑オイルは、クランクケース25およびシリンダブロック24の下面に形成された複数箇所のオイル落とし穴96からエンジンホルダ2を経てオイルパン5内に自然落下し、回収される。これらのオイル落とし穴96は、落下する潤滑オイルがタイミングチェーン57やドリブンギヤ51、クランクギヤ50等の可動部に当たって油温が上昇しないよう、これらの可動部を避けた位置に適宜配置される。
【0061】
また、シリンダヘッド23内に導かれ、各部を潤滑した潤滑オイルは、シリンダヘッド23の下面に形成された複数箇所のオイル落とし穴97からエンジンホルダ2を経てオイルパン5内に自然落下し、回収される。これらのオイル落とし穴97も、落下する潤滑オイルがタイミングチェーン57やカムスプロケット56、ポンプドライブギヤ、ポンプドリブンギヤ71等の可動部に当たって油温が上昇しないよう、これらの可動部を避けた位置に適宜配置される。
【0062】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0063】
エンジン3が始動するとクランクシャフト4が回転し、連結手段11を介してドライブシャフト10が駆動される。連結手段11が回転することにより、タイミングチェーン57を介してカムシャフト40が駆動され、吸気バルブ39および排気バルブ38が開閉操作されると共に、燃料ポンプ42も駆動される。
【0064】
そして、カムシャフト40が回転することによりオイルポンプ64が駆動されてオイルパン5内の潤滑オイルをエンジン3各部に圧送する。
【0065】
エンジン3下面に設けられたタイミングスプロケット54とカムスプロケット56との周囲に巻装された、巻装部材であるタイミングチェーン57の、平面視で内側にオイルポンプ64を配置し、タイミングチェーン57の外側にタイミングチェーン57の張りを保つチェーンテンショナ59作動用のテンショナアジャスタ60を配置したことにより、構造が簡素化すると共に、エンジン3の平面形状が小さくなり、船外機1がコンパクト化する。また、上述した各部材が例えば排気通路36と干渉することもないので、カムシャフト駆動機構53や潤滑装置63の信頼性が向上する。
【0066】
なお、オイルポンプ64およびテンショナアジャスタ60の配置は逆でも良く、すなわちタイミングチェーン57の、平面視で内側にテンショナアジャスタ60を配置し、タイミングチェーン57の外側にオイルポンプ64を配置しても同様の効果を得ることができる。
【0067】
さらに、オイルポンプ64を側面視でタイミングチェーン57とオーバーラップする位置に配置したことにより、レイアウトの自由度が増し、また、エンジン3全体の高さを低くすることができるので、船外機1がコンパクト化する。
【0068】
一方、カムシャフト40の下端にオイルポンプ駆動装置であるポンプドライブギヤ72をカムスプロケット56と回転一体に設け、このポンプドライブギヤ72でオイルポンプ64のポンプ駆動シャフト70を駆動するようにしたことにより、エンジン3全体を上方に移動しなくてもよく、船外機1のコンパクト化が図れる。
【0069】
また、ポンプドライブギヤ72の歯数をポンプ駆動シャフト70に回転一体に取り付けられたポンプドリブンギヤ71の歯数より多く設定してカムシャフト40に対してポンプ駆動シャフト70を増速させて駆動するようにしたことにより、小型のオイルポンプ64が利用でき、エンジン3下部のレイアウトの自由度が増し、また、船外機1のコンパクト化や重量の軽減、コストの低減が可能になる。
【0070】
さらに、オイルポンプ64をシリンダヘッド23に、テンショナアジャスタ60をシリンダブロック24にそれぞれ設けたことにより、エンジンホルダ2に対向するエンジン3の下面には高圧のオイル通路が存在しなくなる。その結果、エンジン3とエンジンホルダ2との合せ面のシールが容易となって構造の簡素化を図ることができると共に、エンジン3の信頼性が増す。
【0071】
そして、シリンダヘッド23の内部に、ポンプ取付フランジ面65の吸入ポート76および吐出ポート77に向かって延びるオイル吸入通路78およびオイル吐出通路79を、シリンダヘッド23の両側面からシリンダ29の軸線31にほぼ直交して穿設すれば、複雑なオイル通路が不要となり、加工が容易となってコストを低減できると共に、レイアウトの自由度が増し、船外機1のコンパクト化が図れる。
【0072】
一方、クランクシャフト4およびドライブシャフト10の軸芯を例えば平面視でシリンダ29の軸線31上に配置し、ドライブシャフト10の軸芯をクランクシャフト4の軸芯より後方(シリンダヘッド23)寄りにオフセットして配置したことにより、エンジンホルダ2およびオイルパン5の前方、クランクシャフト4の直下にスペースが生じるので、このスペースにスイベルブラケット17やマウントブラケット、パイロットシャフト18等から構成されるマウント装置6を配置することが可能になり、その結果船外機1全体の前後長が短縮できて船外機1がコンパクトになる。
【0073】
また、クランクシャフト4と、このクランクシャフト4からシリンダヘッド23寄りにオフセット配置されたドライブシャフト10とを作動連結する連結手段11にカムシャフト駆動用のタイミングスプロケット54をドライブシャフト10と同軸上に設けたことにより、例えば従来用いられていたアイドラシャフトやアイドラギヤなどの中間部材を用いることなくタイミングスプロケット54の歯数とカムスプロケット56の歯数との比率を1対2より小さく設定できる。その結果、カムスプロケット56の小型化(小径化)が可能となって、シリンダヘッド23やシリンダヘッドカバー41の平面形状を小さくできる。
【0074】
なお、上述した実施形態においては本発明を直列四気筒エンジン3に適用した例を示したが、本発明は気筒数には関係なく適用できる。さらに、本発明は複数のシリンダが平面視V型に配置されたいわゆるV型エンジンにも適用可能である。
【0076】
ところで、本実施形態におけるエンジン3に用いられるオイルポンプ64は、ギヤを介してカムシャフト40の回転が伝達されることにより駆動されているが、カムシャフト40を回転させるタイミングチェーン57でオイルポンプ64を駆動してもよい。その実施形態を、以下、図10〜図14を用いて説明する。
【0077】
図10は本発明の第二実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。図10に示すエンジン103は、クランクシャフト104にタイミングスプロケット154を、二本のカムシャフト140にそれぞれカムスプロケット156を、そして、オイルポンプ164にポンプドリブンギヤ171を設け、これらのスプロケット154,156にタイミングチェーン157を巻装することによりクランクシャフト104の回転でオイルポンプ164を駆動するようにしたものである。
【0078】
図11は本発明の第三実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。図11に示すエンジン203は、クランクシャフト204にクランクギヤ250を設け、このクランクシャフト204からオフセット配置されたドライブシャフト210に上記クランクギヤ250と噛合うドリブンギヤ251が設けられる。また、ドライブシャフト210にドリブンギヤ251と同軸上にタイミングスプロケット254を、二本のカムシャフト240にそれぞれカムスプロケット256を、そして、オイルポンプ264にポンプドリブンギヤ271を設け、これらのスプロケット254,256にタイミングチェーン257を巻装することによりクランクシャフト204の回転でオイルポンプ264を駆動するようにしたものである。
【0079】
図12は本発明の第四実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。図12に示すエンジン303は、クランクシャフト304と二本のカムシャフト340との間にアイドラシャフト398が備えられる。そして、クランクシャフト304にタイミングスプロケット354が、アイドラシャフト398に二枚のアイドラスプロケット399a,399bが設けられ、一方のアイドラスプロケット399aとタイミングスプロケット354とに第一のタイミングチェーン357aが巻装される。また、二本のカムシャフト340にはそれぞれカムスプロケット356が設けられ、他方のアイドラスプロケット399bとカムスプロケット356とに第二のタイミングチェーン357bが巻装される。そして、図13に示すように、アイドラシャフト398をオイルポンプ364のポンプ駆動シャフト370として機能させ,クランクシャフト304の回転でオイルポンプ364を駆動するようにしたものである。
【0080】
図14は本発明の第五実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。図14に示すエンジン403は、クランクシャフト404にクランクギヤ450が設けられ、このクランクシャフト404からオフセット配置されたドライブシャフト410に上記クランクギヤ450と噛合うドリブンギヤ451が設けられる。また、ドライブシャフト410と二本のカムシャフト440との間にはアイドラシャフト498が備えられる。
【0081】
そして、ドライブシャフト410には上記ドリブンギヤ451と同軸上にタイミングスプロケット454が、アイドラシャフト498には二枚のアイドラスプロケット499a,499bが設けられ、一方のアイドラスプロケット499aとタイミングスプロケット454とに第一のタイミングチェーン457aが巻装される。
【0082】
さらに、二本のカムシャフト440にはそれぞれカムスプロケット456が設けられ、他方のアイドラスプロケット499bとカムスプロケット456とに第二のタイミングチェーン457bが巻装される。そして、アイドラシャフト498をオイルポンプ464のポンプ駆動シャフト470として機能させ、クランクシャフト404の回転でオイルポンプ464を駆動するようにしたものである。
【0083】
図12〜図14に示すエンジン303,403のように、アイドラシャフト398,498に二枚のアイドラスプロケット399,499を備えた場合、クランクシャフト304,404の回転数を減速させるようにアイドラスプロケット399,499の歯数を設定すれば、カムスプロケット356,456の径を小径化できる。その結果、吸気バルブ38および排気バルブ39のはさみ角(図示せず)が小さくでき、燃焼室33(図示せず)の小型化が図れてエンジン303,403の性能が向上する。
【0084】
ところで、上述した実施形態はすべて二本のカムシャフトを備えたエンジンを想定しているが、カムシャフトは一本でもよく、その実施形態を図15において説明する。
【0085】
図15は本発明の第六実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。図15に示すエンジン503は、クランクシャフト504にクランクギヤ550を設け、このクランクシャフト504からオフセット配置されたドライブシャフト510に上記クランクギヤ550と噛合うドリブンギヤ551が設けられる。また、ドライブシャフト510にドリブンギヤ551と同軸上にタイミングスプロケット554を、一本のカムシャフト540にカムスプロケット556を、そして、オイルポンプ564にポンプドリブンギヤ571を設け、これらのスプロケット554,556にタイミングチェーン557を巻装することによりクランクシャフト504の回転でオイルポンプ564を駆動するようにしたものである。
【0086】
このような一本のカムシャフト540を備えるエンジン503の場合、オイルポンプ564およびテンショナアジャスタ560の両方はタイミングチェーン557の外側に配置した方が船外機をコンパクト化でき、レイアウト的に有効である。
【0087】
一方、上述した実施形態においてはクランクシャフトとオイルポンプとが間接的に連結されているが、上述した実施形態と同様のカムシャフト駆動機構を備える場合、オイルポンプを直接クランクシャフトで駆動することも可能であり、その実施形態を図16に示す。
【0088】
図16は本発明の第七実施形態を示すエンジン中央部の縦断面図である。図16に示すように、このエンジン603の下部とエンジンホルダ602の上面との間の空間には、クランクシャフト604の回転をカムシャフト640に伝達してカムシャフト640を回転駆動させるカムシャフト駆動機構653が設けられる。また、クランクシャフト604の下端直下のエンジンホルダ602内にはポンプケース667が一体に形成され、このポンプケース667内にオイルポンプ664が内装される。そして、このオイルポンプ664のポンプ駆動シャフト670がクランクシャフト604の下端部に接続され、クランクシャフト604の回転でオイルポンプ664を直接駆動するようにしたものである。なお、符号610はドライブシャフトであり、符号654はタイミングスプロケットであり。
【0089】
エンジンホルダ602内にポンプケース667を一体に形成したことにより、部品点数の削減が可能になる。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る4サイクル船外機によれば、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプまたは上記巻装部材のテンション調整装置のいずれか一方を平面視で上記巻装部材の内側に配置し、他方を平面視で上記巻装部材の外側に配置したため、船外機全体の前後長が短縮できるとともに、部品点数の削減が図られ、構造の簡素化および船外機のコンパクト化が可能になると共に、カムシャフト駆動機構や潤滑装置の信頼性も向上する。
【0091】
また、上記オイルポンプを、側面視で上記巻装部材とオーバーラップする位置に配置したため、船外機の上下方向がコンパクトになる。
【0092】
さらに、上記カムシャフトにオイルポンプ駆動装置を設け、このオイルポンプ駆動装置で上記オイルポンプを駆動したため、エンジン全体を上方に移動しなくてもよく、船外機の上下方向がコンパクトになる。
【0093】
さらにまた、上記オイルポンプ駆動装置は上記カムシャフトに対して上記オイルポンプを増速させて駆動するように設定したため、オイルポンプの小型化が可能になると共に、エンジン下部のレイアウトの自由度が増し、船外機のコンパクト化が可能になる。
【0094】
そして、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記巻装部材で駆動したため、部品点数や重量の削減ができ、コストダウンを図れる。
【0095】
そしてまた、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフトで駆動したため、部品点数の削減が図れると共に、船外機がコンパクト化する。
【0096】
また、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記エンジン下部にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフトで駆動すると共に、このアイドラシャフトを減速させたため、船外機がコンパクト化すると共に、エンジンの性能も向上する。
【0097】
さらに、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプおよび上記巻装部材のテンション調整装置を平面視で上記巻装部材の外側に配置したため、特にカムシャフトを一本のみ備える船外機の場合、船外機のコンパクト化が図れる。
【0099】
そして、エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置され、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記クランクシャフトと同軸上にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記クランクシャフトで駆動したため、部品点数が削減できる。
【0101】
さらにまた、上記エンジン内部に、その両側面から平面視でシリンダの軸線にほぼ直交して上記オイルポンプに向かって延びるオイル吸入通路およびオイル吐出通路を形成したため、複雑なオイル通路が不要となり、コストを低減できると共に、レイアウトの自由度が増して船外機がコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクル船外機の第一実施形態を示す左側面図。
【図2】船外機中央部の拡大左側面図。
【図3】図2の縦断面図。
【図4】図3に示すエンジンホルダ近傍の拡大縦断面図。
【図5】図4のV矢視図。
【図6】オイルポンプ近傍の拡大断面図。
【図7】エンジンの下面からカムシャフト駆動機構等を取り外した状態のエンジン下面図。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】エンジン下部、エンジンエンジンホルダ、オイルパンの右側面図。
【図10】本発明の第二実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図11】本発明の第三実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図12】本発明の第四実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図13】図12のXII−XII線に沿う断面図。
【図14】本発明の第五実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図15】本発明の第六実施形態を示すカムシャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図16】本発明の第七実施形態を示すエンジン中央部の縦断面図。
【符号の説明】
1 船外機
2,602 エンジンホルダ
3,103,203,303,403,503,603 エンジン
4,104,204,304,404,504,604 クランクシャフト
5 オイルパン
10,210,410,510,610 ドライブシャフト
40,140,240,340,440,540,640 カムシャフト
53,653 カムシャフト駆動機構
54,154,254,354,454,554,654 タイミングスプロケット(カムシャフト駆動用のスプロケット)
56,156,256,356,456,556 カムスプロケット
57,157,257,357,457,557 タイミングチェーン(巻装部材)
59 チェーンテンショナ
60,560 テンショナアジャスタ(テンション調整装置)
64,164,264,364,464,564,664 オイルポンプ
71,171,271,571 ポンプドリブンギヤ
72 ポンプドライブギヤ(オイルポンプ駆動装置)
78 オイル吸入通路
79 オイル吐出通路
398,498 アイドラシャフト

Claims (10)

  1. エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプまたは上記巻装部材のテンション調整装置のいずれか一方を平面視で上記巻装部材の内側に配置し、他方を平面視で上記巻装部材の外側に配置したことを特徴とする4サイクル船外機。
  2. 上記オイルポンプを、側面視で上記巻装部材とオーバーラップする位置に配置した請求項1記載の4サイクル船外機。
  3. 上記カムシャフトにオイルポンプ駆動装置を設け、このオイルポンプ駆動装置で上記オイルポンプを駆動した請求項1または2記載の4サイクル船外機。
  4. 上記オイルポンプ駆動装置は上記カムシャフトに対して上記オイルポンプを増速させて駆動するように設定した請求項3記載の4サイクル船外機。
  5. エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記巻装部材で駆動したことを特徴とする4サイクル船外機。
  6. エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフトで駆動したことを特徴とする4サイクル船外機。
  7. エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記エンジン下部にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフトで駆動すると共に、このアイドラシャフトを減速させたことを特徴とする4サイクル船外機。
  8. エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置し、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポンプおよび上記巻装部材のテンション調整装置を平面視で上記巻装部材の外側に配置したことを特徴とする4サイクル船外機。
  9. エンジンの内部にクランクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置され、上記カムシャフト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記クランクシャフトと同軸上にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上記クランクシャフトで駆動したことを特徴とする4サイクル船外機。
  10. 前記エンジン内部に、その両側面から平面視でシリンダの軸線にほぼ直交して上記オイルポンプに向かって延びるオイル吸入通路およびオイル吐出通路を形成した請求項1〜9のいずれかに記載の4サイクル船外機。
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