JP2001073729A - 4サイクル船外機 - Google Patents

4サイクル船外機

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JP2001073729A
JP2001073729A JP24680999A JP24680999A JP2001073729A JP 2001073729 A JP2001073729 A JP 2001073729A JP 24680999 A JP24680999 A JP 24680999A JP 24680999 A JP24680999 A JP 24680999A JP 2001073729 A JP2001073729 A JP 2001073729A
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outboard motor
camshaft
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造で船外機のコンパクト化を図った4
サイクル船外機を提供するにある。 【解決手段】エンジン3の内部にクランクシャフト4を
略垂直に配置し、このクランクシャフト4の回転を、エ
ンジン3の下部に配置された巻装部材57を介して動弁
用カムシャフト40に伝達する船外機1において、エン
ジン3下部の、クランクシャフト4およびカムシャフト
40の軸芯とは異なる部位にオイルポンプ64を配置
し、このオイルポンプ64または巻装部材57のテンシ
ョン調整装置60のいずれか一方を平面視で巻装部材5
7の内側に配置し、他方を平面視で巻装部材57の外側
に配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクル船外機
に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機のエンジンは、クランクシャフト
が鉛直方向を向くように縦起きに搭載されており、クラ
ンクケース、シリンダブロック、シリンダヘッド等の部
品が組み合わされて構成されている。このエンジンが4
サイクルエンジンである場合には、エンジンの下部にオ
イルパンが設置され、このオイルパン内に貯溜された潤
滑オイルをオイルポンプで吸い上げてエンジンの内部を
潤滑する潤滑装置が備えられている。
【0003】従来の、船外機の潤滑装置の一例として
は、例えば特開平8−100614号公報に示すよう
に、シリンダブロックおよびシリンダヘッドの下方にオ
イルパンを設け、また、このオイルパン内のシリンダヘ
ッド下部にオイルポンプを設け、シリンダヘッド内に軸
支されたカムシャフトでオイルポンプを駆動するものが
ある。
【0004】また、従来の船外機の、潤滑装置の他の例
としては、例えば特開平5−26175号公報に示すよ
うに、クランクシャフトがエンジンの下面より突出する
部分にオイルポンプを設置し、このオイルポンプをクラ
ンクシャフトで直接駆動するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カムシ
ャフトでオイルポンプを駆動する場合、カムシャフトは
クランクシャフトの半分の回転数で回転するため、エン
ジンに必要な油量や油圧を確保するためには大型のオイ
ルポンプが必要になる。その結果、重量やコストが上昇
すると共に、エンジンのコンパクト化を妨げる。
【0006】また、クランクシャフトでオイルポンプを
直接駆動する場合、オイルポンプが船外機を船舶に取り
付けるマウント装置に干渉しないよう、エンジン全体を
上方に移動しなければならず、船外機が大型化すると共
に、重心位置も高くなってしまう。
【0007】特に、エンジン下部にカムシャフト駆動機
構を備えた機種の場合、例えばタイミングチェーンとオ
イルポンプとの干渉も考慮しなければならず、さらなる
船外機の大型化を招く。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造で船外機のコンパクト化を図った4
サイクル船外機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る4サイクル
船外機は、上述した課題を解決するために、請求項1に
記載したように、エンジンの内部にクランクシャフトを
略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記
エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カ
ムシャフトに伝達する船外機において、上記エンジン下
部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの軸芯
とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイルポ
ンプまたは上記巻装部材のテンション調整装置のいずれ
か一方を平面視で上記巻装部材の内側に配置し、他方を
平面視で上記巻装部材の外側に配置したものである。
【0010】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記オイルポンプを、側面視
で上記巻装部材とオーバーラップする位置に配置したも
のである。
【0011】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記カムシャフトにオイル
ポンプ駆動装置を設け、このオイルポンプ駆動装置で上
記オイルポンプを駆動したものである。
【0012】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記オイルポンプ駆動
装置は上記カムシャフトに対して上記オイルポンプを増
速させて駆動するように設定したものである。
【0013】そして、上述した課題を解決するために、
請求項5に記載したように、エンジンの内部にクランク
シャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回
転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介し
て動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記
エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャ
フトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、こ
のオイルポンプを上記巻装部材で駆動したものである。
【0014】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項6に記載したように、エンジンの内部にクラ
ンクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフト
の回転を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシ
ャフトおよび二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフ
トに伝達する船外機において、上記エンジン下部にオイ
ルポンプを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシ
ャフトで駆動したものである。
【0015】また、上述した課題を解決するために、請
求項7に記載したように、上記アイドラシャフトを減速
させたものである。
【0016】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項8に記載したように、エンジンの内部にクラ
ンクシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフト
の回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を
介して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、
上記エンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカム
シャフトの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置
し、このオイルポンプおよび上記巻装部材のテンション
調整装置を平面視で上記巻装部材の外側に配置したもの
である。
【0017】そして、上述した課題を解決するために、
請求項9に記載したように、上記クランクシャフトには
ドライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトお
よび上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセッ
トした状態で配置されると共に、上記ドライブシャフト
の軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄
りに配置したものである。
【0018】そしてまた、上述した課題を解決するため
に、請求項10に記載したように、上記カムシャフト駆
動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフ
トの軸芯と同軸に設けたものである。
【0019】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項11に記載したように、エンジンの内部にクラン
クシャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの
回転を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介
して動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上
記クランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、
上記クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそ
れぞれの軸芯がオフセットした状態で配置されると共
に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフ
トの軸芯より船体の後方寄りに配置され、上記カムシャ
フト駆動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブ
シャフトの軸芯と同軸に設ける一方、上記クランクシャ
フトと同軸上にオイルポンプを配置し、このオイルポン
プを上記クランクシャフトで駆動したものである。
【0020】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項12に記載したように、上記エンジン内部
に、その両側面から平面視でシリンダの軸線にほぼ直交
して上記オイルポンプに向かって延びるオイル吸入通路
およびオイル吐出通路を形成したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0022】図1は、この発明を適用した船外機の第一
実施形態を示す左側面図である。図1に示すように、こ
の船外機1はエンジンホルダ2を備え、このエンジンホ
ルダ2の上方にエンジン3が設置される。なお、このエ
ンジン3はその内部にクランクシャフト4を略垂直に配
置したバーティカル(縦)型のエンジンである。
【0023】エンジンホルダ2の下方にはオイルパン5
が配置されると共に、例えば船外機1にはマウント装置
6を介してクランプブラケット7が取付けられ、このク
ランプブラケット7を介して船外機1が図示しない船体
のトランサムに装着される。また、この船外機1のエン
ジン3、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲は
エンジンカバー8によって覆われる。
【0024】オイルパン5の下部にはドライブシャフト
ハウジング9が設置される。エンジンホルダ2、オイル
パン5およびドライブシャフトハウジング9内にはドラ
イブシャフト10が略垂直に配置され、その上端部がク
ランクシャフト4の下端部に連結手段11を介して連結
される。ドライブシャフト10はドライブシャフトハウ
ジング9内を下方に向かって延び、ドライブシャフトハ
ウジング9の下部に設けられたギヤケース12内のベベ
ルギヤ13およびプロペラシャフト14を介して推進装
置であるプロペラ15を駆動するように構成される。
【0025】上記クランプブラケット7にはチルト軸1
6を介してスイベルブラケット17が設けられ、このス
イベルブラケット17内にパイロットシャフト18が鉛
直方向に、且つ回動自在に軸支される。そして、このパ
イロットシャフト18の上下端にステアリングブラケッ
トを兼ねたアッパーマウントブラケット19およびロア
ーマウントブラケット20がそれぞれ回動一体に設けら
れる。
【0026】エンジンホルダ2の前部には左右一対のア
ッパーマウントユニット21が設けられ、アッパーマウ
ントブラケット19に連結される。また、ドライブシャ
フトハウジング9の両側部には一対のロアーマウントユ
ニット22が設けられ、ロアーマウントブラケット20
に連結される。そして、以上によりマウント装置6を構
成し、船外機1はクランプブラケット7に対しパイロッ
トシャフト18を中心に左右に操舵可能になると共に、
チルト軸16を中心に上方に向かってチルトアップ可能
になる。
【0027】図2は船外機中央部の拡大左側面図であ
り、図3は図2の縦断面図である。図2および図3に示
すように、この船外機1に搭載されるエンジン3は、例
えばシリンダヘッド23、シリンダブロック24および
クランクケース25等を組み合わせて構成された水冷4
サイクル直列四気筒エンジンである。
【0028】エンジン3の最前部、図2および図3にお
いては最も左側(船首側)に配置されるクランクケース
25の後方(右、船尾側)にはシリンダブロック24が
配置される。また、シリンダブロック24の後方にはシ
リンダヘッド23が配置される。
【0029】そして、図2に示すように、シリンダヘッ
ド23、シリンダブロック24およびクランクケース2
5の下面は同一の平面上に形成され、エンジンホルダ2
の上面に載置されてエンジンホルダ2の下面から複数本
のボルト26によってシリンダヘッド23、シリンダブ
ロック24およびクランクケース25のすべてがエンジ
ンホルダ2に締結固定される。
【0030】さらに、エンジンホルダ2の下方に配置さ
れたオイルパン5の下方からは複数本のボルト27がエ
ンジンホルダ2を貫通して例えばシリンダヘッド23と
シリンダブロック24の下部に延び、エンジンホルダ2
とオイルパン5とがシリンダヘッド23とシリンダブロ
ック24の両方に共締めされ、固定される。
【0031】クランクケース25とシリンダブロック2
4との合せ面には、上述したように、クランクシャフト
4が例えば複数のメタルベアリング28を介して略垂直
に軸支される。また、シリンダブロック24内には4つ
のシリンダ29が上下方向に略水平に並んで形成され、
シリンダ29内にはピストン30がシリンダ29の軸線
31上を軸方向に摺動自在に挿入される。さらに、クラ
ンクシャフト4とピストン30とがコンロッド32によ
って連結され、ピストン30の往復ストロークがクラン
クシャフト4の回転運動に変換されるようになってい
る。
【0032】シリンダヘッド23にはシリンダ29に整
合する燃焼室33が形成され、その外方から点火プラグ
34が結合される。また、シリンダヘッド23内には燃
焼室33に繋がる吸気ポート37やシリンダブロック2
4およびエンジンホルダ2の左側面に形成された排気通
路36に繋がる排気ポート35も形成される。さらに、
シリンダヘッド23内には両ポート35,37を開閉す
る吸気バルブ39および排気バルブ38が配置され、さ
らにまた、シリンダヘッド23の後部にはこれらのバル
ブ38,39を開閉させる二本の動弁用(吸気用および
排気用)カムシャフトがクランクシャフト4と平行に配
置される。
【0033】シリンダヘッド23はシリンダヘッドカバ
ー41によって覆われる。シリンダヘッドカバー41に
は機械式の燃料ポンプ42が配置され、この燃料ポンプ
42はカムシャフト40上に設けられたカム43によっ
て駆動される。
【0034】また、図3に示すように、クランクシャフ
ト4の上端はエンジン3の上方に突出する。この突出部
44にはフライホイール45および発電用のマグネト装
置46が設けられ、これらはマグネトカバー47によっ
て覆われる。
【0035】図4は、図3に示すエンジンホルダ2近傍
の拡大縦断面図であり、図5は図4のV矢視図、すなわ
ちエンジン3の下面図である。図3〜図5に示すよう
に、クランクシャフト4およびドライブシャフト10は
それぞれの軸芯がオフセットした状態で配置される。図
5に詳細に示すように、クランクシャフト4およびドラ
イブシャフト10の軸芯は平面視で例えばシリンダ29
の軸線31上に配置され、ドライブシャフト10の軸芯
はクランクシャフト4の軸芯より後方(シリンダヘッド
23)寄りにオフセットして配置される。
【0036】クランクシャフト4の下端はエンジン3の
下方に突出し、この突出部48にはノックピン49によ
って位相合わせされたクランクギヤ50が圧入されると
共に、エンジンホルダ2の上方に突出しているドライブ
シャフト10の上端には前記連結手段11がドライブシ
ャフト10と同軸上に例えばスプライン嵌合されてお
り、この連結手段11に上記クランクギヤ50が噛合う
ドリブンギヤ51が一体に形成される。なお、この連結
手段11はその上下端がそれぞれシリンダブロック24
およびエンジンホルダ2に例えばボールベアリング52
を介して支持される。
【0037】そして、クランクシャフト4が回転する
と、その回転力はクランクギヤ50からドリブンギヤ5
1に伝達され、ドライブシャフト10を回転駆動させ
る。なお、クランクギヤ50およびドリブンギヤ51
は、詳細には図示しないが、例えば「はすば歯車」であ
り、エンジン3が正回転する時、クランクシャフト4は
上方向に、ドライブシャフト10は下方向にスラスト力
が発生するようなねじり方向を備える。また、ドリブン
ギヤ51の歯数はクランクギヤ50の歯数より多く設定
され、ドライブシャフト10はクランクシャフト4より
減速されて回転駆動される。なお、クランクギヤ50お
よびドリブンギヤ51の下側(エンジンホルダ2側)面
には両ギヤ50,51の位相合せマークM1がそれぞれ
設けられる。
【0038】エンジン3の下部とエンジンホルダ2の上
面との間の空間には、クランクシャフト4の回転をカム
シャフト40に伝達してカムシャフト40を回転駆動さ
せるカムシャフト駆動機構53が設けられる。このカム
シャフト駆動機構53は、例えばチェーン駆動方式であ
り、上記連結手段11に形成されたドリブンギヤ51の
下方に連結手段11と一体に形成されたカムシャフト4
0駆動用のタイミングスプロケット54と、エンジン3
の下面に突出している二本のカムシャフト40の下端に
ノックピン55によって位相合わせされて回転一体に設
けられた左右(吸・排気)一対のカムスプロケット56
と、これらのスプロケット54,56の周囲に巻装され
た巻装部材である一本のタイミングチェーン57とから
構成される。そして、タイミングスプロケット54の歯
数とカムスプロケット56の歯数との比率は1対2より
小さくなるように設定される。なお、クランクシャフト
4とカムシャフト40の回転数比は最終的に2対1にな
る様、各ギヤおよびスプロケットの歯数が設定される。
【0039】タイミングチェーン57は、エンジン3の
下面に設けられたチェーンガイド58およびチェーンテ
ンショナ59によってその振れと張り(テンション)が
常時適切な状態に保たれる。チェーンガイド58はタイ
ミングチェーン57の張り側(排気側)に配置され、シ
リンダヘッド23およびシリンダブロック24の下面に
跨って固定される。
【0040】また、チェーンテンショナ59はタイミン
グチェーン57の緩み側(吸気側)に配置され、その一
端がシリンダヘッド23の下面に回動自在に軸支され
る。そして、シリンダブロック24の下面、タイミング
チェーン57の外側に設けられたテンション調整装置で
あるテンショナアジャスタ60によってチェーンテンシ
ョナ59が油圧を利用してタイミングチェーン57へ押
圧されてタイミングチェーン57のテンションが調整さ
れる。なお、タイミングスプロケット54の下側(エン
ジンホルダ2側)面にはタイミングチェーン57の合せ
マークM2が設けられる。また、カムスプロケット56
の下側(エンジンホルダ2側)面にも同様にタイミング
チェーン57の合せマークM3が設けられる。
【0041】さらに、上述した実施形態においては連結
手段11にタイミングスプロケット54を、カムシャフ
ト40にカムスプロケット56をそれぞれ設け、これら
のスプロケット54,56の周囲にタイミングチェーン
57を巻装してカムシャフト駆動機構53を構成してい
るが、各スプロケット54,56の代りにプーリ(図示
せず)を、また、タイミングチェーン57の代りの巻装
部材にタイミングベルト(図示せず)を用いても良い。
【0042】ところで、この船外機1にはエンジン3の
内部を潤滑するための潤滑装置63が備えられる。この
潤滑装置63は、オイルパン5内に貯溜された潤滑オイ
ルをオイルポンプ64で吸い上げてエンジン3に供給す
るものであり、以下のように構成される。
【0043】図6は、オイルポンプ64近傍の拡大断面
図である。また、図7はエンジン3の下面からカムシャ
フト駆動機構53等を取り外した状態のエンジン3下面
図である。さらに、図8は図3のVIII−VIII線
に沿う断面図であり、図9はエンジン3下部、エンジン
ホルダ2、オイルパン5の右側面図である。
【0044】シリンダヘッド23下面のタイミングチェ
ーン57によって囲まれた空間内にはポンプ取付フラン
ジ面65が形成され、このポンプ取付フランジ面65に
オイルポンプ64が例えば三本のボルト66で固定され
る。
【0045】オイルポンプ64は例えば一般的なトロコ
イドポンプであり、上方に向かって開口するカップ状の
ケース本体67aおよび平板状のケースキャップ67b
からなるポンプケース67と、その内部に収容されるア
ウターロータ68およびインナーロータ69と、ポンプ
駆動シャフト70とを備えて構成される。
【0046】ポンプケース67のケース本体67aとケ
ースキャップ67bはボルト66によってシリンダヘッ
ド23のポンプ取付フランジ面65に共締めされる。ポ
ンプ駆動シャフト70はポンプケース67を縦方向に貫
通し、その下端部がオイルポンプ64の下方に突出す
る。ポンプ駆動シャフト70の突出端にはポンプドリブ
ンギヤ71が設けられると共に、二本のカムシャフト4
0のうち、一方の、本実施形態においては排気用カムシ
ャフト40(Ex)の下端にはオイルポンプ駆動装置で
あるポンプドライブギヤ72が上記排気用カムスプロケ
ット56と回転一体に設けられ、このポンプドライブギ
ヤ72がポンプドリブンギヤ71に作動連結される。
【0047】そして、ポンプドライブギヤ72の歯数は
ポンプドリブンギヤ71の歯数より多く設定され、カム
シャフト40に対してポンプ駆動シャフト70を増速さ
せて駆動する。
【0048】一方、ポンプ駆動シャフト70の中間部に
インナーロータ69が回転一体に設けられる。また、ア
ウターロータ68はインナーロータ69に対して偏心し
ており、アウターロータ68の内周に形成された図示し
ない内歯車形状の内周にインナーロータ69の外周に形
成された図示しない外歯車形状が噛み合わされる。
【0049】また、ケースキャップ67bにはポンプ駆
動シャフト70を挟んで対抗する吸入穴74と吐出穴7
5が穿設されており、これらの吸入穴74と吐出穴75
に整合するようにシリンダヘッド23のポンプ取付フラ
ンジ面65に吸入ポート76と吐出ポート77が形成さ
れる。さらに、ポンプ取付フランジ面65にはオイルポ
ンプ64の位置決めのためにケースキャップ67bの雄
部67cがインロー勘合する雌部65aが形成される。
さらに、図4に示すように、ポンプ取付フランジ面65
はシリンダヘッド23とエンジンホルダ2との合せ面と
同一平面に形成されると共に、オイルポンプ64の取付
高さは側面視でタイミングチェーン57とオーバーラッ
プする位置に配置される。
【0050】シリンダヘッド23の内部には、シリンダ
ヘッド23の両側面から平面視でシリンダ29の軸線3
1にほぼ直交してポンプ取付フランジ面65の吸入ポー
ト76および吐出ポート77に向かって延びるオイル吸
入通路78およびオイル吐出通路79が穿設され、シリ
ンダヘッド23側面の開口は栓80によって塞がれる。
【0051】図8に示すように、エンジンホルダ2の下
面にはオイルストレーナ81が固定されると共に、エン
ジンホルダ2の下面にはストレーナポート82が形成さ
れ、このストレーナポート82にオイルストレーナ81
の下流端が接続される。
【0052】オイルストレーナ81は、潤滑オイルの吸
入口となるストレーナ部81aと、ストレーナ部81a
から上方に略S字形に湾曲して延びるストレーナパイプ
81bと、同じくストレーナ部81aから上方に延びる
支持脚部81cとを備えて構成される。
【0053】オイルパン5の内部スペースの大半はオイ
ル貯溜槽5aで占められており、ここに潤滑オイルが満
たされる。エンジンホルダ2の下面にオイルパン5が固
定されると、オイルストレーナ81のストレーナ部81
aがオイル貯溜槽5aの底部まで沈むように構成され
る。
【0054】そして、エンジンホルダ2内にはストレー
ナポート82からオイル吸入通路78に向かって延びる
オイル導入路83が形成され、オイル貯溜槽5a内の潤
滑オイルをオイル導入路83に導く。
【0055】一方、シリンダヘッド23下面のオイル吐
出通路79直下にはリリーフバルブ台座84が設けら
れ、このリリーフバルブ台座84にリリーフバルブ85
が略鉛直方向に下方からネジ結合される。このリリーフ
バルブ85はオイル吐出通路79内の圧力を一定に保つ
もので、リリーフバルブ85が開くことにより余剰潤滑
オイルがエンジンホルダ2内に吐出され、オイルパン5
内のオイル貯溜槽5aに回収される。また、図8に示す
ように、エンジンホルダ2内のリリーフバルブ85直下
にはリリーフバルブ85の落下を防止するリブ86が突
設される。
【0056】シリンダブロック24の下部右側面にはオ
イルフィルタ87が配置される。オイル吐出通路79内
の潤滑オイルは、シリンダブロック24内に形成された
オイル通路88を経てオイルフィルタ87に導かれ、そ
の内部で濾過された潤滑オイルはシリンダブロック24
内に形成されたメインギャラリ89に導かれる。
【0057】メインギャラリ89に導かれた潤滑オイル
の一部は分岐通路90を経てクランクシャフト4を軸支
するメタルベアリング28に導かれる。メタルベアリン
グ28に導かれた潤滑オイルはクランクシャフト4とメ
タルベアリング28との摺動部を潤滑した後、クランク
シャフト4内に形成されたオイル通路91(図4参照)
を経てコンロッド32の大端部32aに導かれ、クラン
クシャフト4とコンロッド32の大端部32aとの摺動
部を潤滑する。
【0058】さらに、コンロッド32のオイルジェット
(図示せず)からピストン30の裏面に向けて潤滑オイ
ルが吐出され、コンロッド32の小端部32bやシリン
ダ29内面の潤滑を行うと共に、ピストン30を冷却す
る。
【0059】一方、メインギャラリ89に導かれた潤滑
オイルの一部は他の分岐通路92を経てシリンダヘッド
23に導かれ、カムシャフト40の軸受部93(図4参
照)を潤滑する。この分岐通路92の途中にはベンチュ
リプラグ94が設けられ、シリンダヘッド23に導かれ
る潤滑オイルの量を調節する。また、この分岐通路92
の途中、ベンチュリプラグ94より上流側には前記テン
ショナアジャスタ60に作動油を供給するオイル通路9
5が形成される(図7参照)。
【0060】クランクケース25およびシリンダブロッ
ク24内に導かれ、各部を潤滑した潤滑オイルは、クラ
ンクケース25およびシリンダブロック24の下面に形
成された複数箇所のオイル落とし穴96からエンジンホ
ルダ2を経てオイルパン5内に自然落下し、回収され
る。これらのオイル落とし穴96は、落下する潤滑オイ
ルがタイミングチェーン57やドリブンギヤ51、クラ
ンクギヤ50等の可動部に当たって油温が上昇しないよ
う、これらの可動部を避けた位置に適宜配置される。
【0061】また、シリンダヘッド23内に導かれ、各
部を潤滑した潤滑オイルは、シリンダヘッド23の下面
に形成された複数箇所のオイル落とし穴97からエンジ
ンホルダ2を経てオイルパン5内に自然落下し、回収さ
れる。これらのオイル落とし穴97も、落下する潤滑オ
イルがタイミングチェーン57やカムスプロケット5
6、ポンプドライブギヤ、ポンプドリブンギヤ71等の
可動部に当たって油温が上昇しないよう、これらの可動
部を避けた位置に適宜配置される。
【0062】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0063】エンジン3が始動するとクランクシャフト
4が回転し、連結手段11を介してドライブシャフト1
0が駆動される。連結手段11が回転することにより、
タイミングチェーン57を介してカムシャフト40が駆
動され、吸気バルブ39および排気バルブ38が開閉操
作されると共に、燃料ポンプ42も駆動される。
【0064】そして、カムシャフト40が回転すること
によりオイルポンプ64が駆動されてオイルパン5内の
潤滑オイルをエンジン3各部に圧送する。
【0065】エンジン3下面に設けられたタイミングス
プロケット54とカムスプロケット56との周囲に巻装
された、巻装部材であるタイミングチェーン57の、平
面視で内側にオイルポンプ64を配置し、タイミングチ
ェーン57の外側にタイミングチェーン57の張りを保
つチェーンテンショナ59作動用のテンショナアジャス
タ60を配置したことにより、構造が簡素化すると共
に、エンジン3の平面形状が小さくなり、船外機1がコ
ンパクト化する。また、上述した各部材が例えば排気通
路36と干渉することもないので、カムシャフト駆動機
構53や潤滑装置63の信頼性が向上する。
【0066】なお、オイルポンプ64およびテンショナ
アジャスタ60の配置は逆でも良く、すなわちタイミン
グチェーン57の、平面視で内側にテンショナアジャス
タ60を配置し、タイミングチェーン57の外側にオイ
ルポンプ64を配置しても同様の効果を得ることができ
る。
【0067】さらに、オイルポンプ64を側面視でタイ
ミングチェーン57とオーバーラップする位置に配置し
たことにより、レイアウトの自由度が増し、また、エン
ジン3全体の高さを低くすることができるので、船外機
1がコンパクト化する。
【0068】一方、カムシャフト40の下端にオイルポ
ンプ駆動装置であるポンプドライブギヤ72をカムスプ
ロケット56と回転一体に設け、このポンプドライブギ
ヤ72でオイルポンプ64のポンプ駆動シャフト70を
駆動するようにしたことにより、エンジン3全体を上方
に移動しなくてもよく、船外機1のコンパクト化が図れ
る。
【0069】また、ポンプドライブギヤ72の歯数をポ
ンプ駆動シャフト70に回転一体に取り付けられたポン
プドリブンギヤ71の歯数より多く設定してカムシャフ
ト40に対してポンプ駆動シャフト70を増速させて駆
動するようにしたことにより、小型のオイルポンプ64
が利用でき、エンジン3下部のレイアウトの自由度が増
し、また、船外機1のコンパクト化や重量の軽減、コス
トの低減が可能になる。
【0070】さらに、オイルポンプ64をシリンダヘッ
ド23に、テンショナアジャスタ60をシリンダブロッ
ク24にそれぞれ設けたことにより、エンジンホルダ2
に対向するエンジン3の下面には高圧のオイル通路が存
在しなくなる。その結果、エンジン3とエンジンホルダ
2との合せ面のシールが容易となって構造の簡素化を図
ることができると共に、エンジン3の信頼性が増す。
【0071】そして、シリンダヘッド23の内部に、ポ
ンプ取付フランジ面65の吸入ポート76および吐出ポ
ート77に向かって延びるオイル吸入通路78およびオ
イル吐出通路79を、シリンダヘッド23の両側面から
シリンダ29の軸線31にほぼ直交して穿設すれば、複
雑なオイル通路が不要となり、加工が容易となってコス
トを低減できると共に、レイアウトの自由度が増し、船
外機1のコンパクト化が図れる。
【0072】一方、クランクシャフト4およびドライブ
シャフト10の軸芯を例えば平面視でシリンダ29の軸
線31上に配置し、ドライブシャフト10の軸芯をクラ
ンクシャフト4の軸芯より後方(シリンダヘッド23)
寄りにオフセットして配置したことにより、エンジンホ
ルダ2およびオイルパン5の前方、クランクシャフト4
の直下にスペースが生じるので、このスペースにスイベ
ルブラケット17やマウントブラケット、パイロットシ
ャフト18等から構成されるマウント装置6を配置する
ことが可能になり、その結果船外機1全体の前後長が短
縮できて船外機1がコンパクトになる。
【0073】また、クランクシャフト4と、このクラン
クシャフト4からシリンダヘッド23寄りにオフセット
配置されたドライブシャフト10とを作動連結する連結
手段11にカムシャフト駆動用のタイミングスプロケッ
ト54をドライブシャフト10と同軸上に設けたことに
より、例えば従来用いられていたアイドラシャフトやア
イドラギヤなどの中間部材を用いることなくタイミング
スプロケット54の歯数とカムスプロケット56の歯数
との比率を1対2より小さく設定できる。その結果、カ
ムスプロケット56の小型化(小径化)が可能となっ
て、シリンダヘッド23やシリンダヘッドカバー41の
平面形状を小さくできる。
【0074】なお、上述した実施形態においては本発明
を直列四気筒エンジン3に適用した例を示したが、本発
明は気筒数には関係なく適用できる。さらに、本発明は
複数のシリンダが平面視V型に配置されたいわゆるV型
エンジンにも適用可能である。
【0075】さらにまた、上述した実施形態においては
本発明をクランクシャフト4とドライブシャフト10と
がオフセット配置された船外機1に適用した例を示した
が、本発明はクランクシャフト4とドライブシャフト1
0とが同軸上に結合された従来型の船外機にも適用でき
る。
【0076】ところで、本実施形態におけるエンジン3
に用いられるオイルポンプ64は、ギヤを介してカムシ
ャフト40の回転が伝達されることにより駆動されてい
るが、カムシャフト40を回転させるタイミングチェー
ン57でオイルポンプ64を駆動してもよい。その実施
形態を、以下、図10〜図14を用いて説明する。
【0077】図10は本発明の第二実施形態を示すカム
シャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。
図10に示すエンジン103は、クランクシャフト10
4にタイミングスプロケット154を、二本のカムシャ
フト140にそれぞれカムスプロケット156を、そし
て、オイルポンプ164にポンプドリブンギヤ171を
設け、これらのスプロケット154,156にタイミン
グチェーン157を巻装することによりクランクシャフ
ト104の回転でオイルポンプ164を駆動するように
したものである。
【0078】図11は本発明の第三実施形態を示すカム
シャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。
図11に示すエンジン203は、クランクシャフト20
4にクランクギヤ250を設け、このクランクシャフト
204からオフセット配置されたドライブシャフト21
0に上記クランクギヤ250と噛合うドリブンギヤ25
1が設けられる。また、ドライブシャフト210にドリ
ブンギヤ251と同軸上にタイミングスプロケット25
4を、二本のカムシャフト240にそれぞれカムスプロ
ケット256を、そして、オイルポンプ264にポンプ
ドリブンギヤ271を設け、これらのスプロケット25
4,256にタイミングチェーン257を巻装すること
によりクランクシャフト204の回転でオイルポンプ2
64を駆動するようにしたものである。
【0079】図12は本発明の第四実施形態を示すカム
シャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。
図12に示すエンジン303は、クランクシャフト30
4と二本のカムシャフト340との間にアイドラシャフ
ト398が備えられる。そして、クランクシャフト30
4にタイミングスプロケット354が、アイドラシャフ
ト398に二枚のアイドラスプロケット399a,39
9bが設けられ、一方のアイドラスプロケット399a
とタイミングスプロケット354とに第一のタイミング
チェーン357aが巻装される。また、二本のカムシャ
フト340にはそれぞれカムスプロケット356が設け
られ、他方のアイドラスプロケット399bとカムスプ
ロケット356とに第二のタイミングチェーン357b
が巻装される。そして、図13に示すように、アイドラ
シャフト398をオイルポンプ364のポンプ駆動シャ
フト370として機能させ,クランクシャフト304の
回転でオイルポンプ364を駆動するようにしたもので
ある。
【0080】図14は本発明の第五実施形態を示すカム
シャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。
図14に示すエンジン403は、クランクシャフト40
4にクランクギヤ450が設けられ、このクランクシャ
フト404からオフセット配置されたドライブシャフト
410に上記クランクギヤ450と噛合うドリブンギヤ
451が設けられる。また、ドライブシャフト410と
二本のカムシャフト440との間にはアイドラシャフト
498が備えられる。
【0081】そして、ドライブシャフト410には上記
ドリブンギヤ451と同軸上にタイミングスプロケット
454が、アイドラシャフト498には二枚のアイドラ
スプロケット499a,499bが設けられ、一方のア
イドラスプロケット499aとタイミングスプロケット
454とに第一のタイミングチェーン457aが巻装さ
れる。
【0082】さらに、二本のカムシャフト440にはそ
れぞれカムスプロケット456が設けられ、他方のアイ
ドラスプロケット499bとカムスプロケット456と
に第二のタイミングチェーン457bが巻装される。そ
して、アイドラシャフト498をオイルポンプ464の
ポンプ駆動シャフト470として機能させ、クランクシ
ャフト404の回転でオイルポンプ464を駆動するよ
うにしたものである。
【0083】図12〜図14に示すエンジン303,4
03のように、アイドラシャフト398,498に二枚
のアイドラスプロケット399,499を備えた場合、
クランクシャフト304,404の回転数を減速させる
ようにアイドラスプロケット399,499の歯数を設
定すれば、カムスプロケット356,456の径を小径
化できる。その結果、吸気バルブ38および排気バルブ
39のはさみ角(図示せず)が小さくでき、燃焼室33
(図示せず)の小型化が図れてエンジン303,403
の性能が向上する。
【0084】ところで、上述した実施形態はすべて二本
のカムシャフトを備えたエンジンを想定しているが、カ
ムシャフトは一本でもよく、その実施形態を図15にお
いて説明する。
【0085】図15は本発明の第六実施形態を示すカム
シャフトおよびオイルポンプ駆動機構の概略図である。
図15に示すエンジン503は、クランクシャフト50
4にクランクギヤ550を設け、このクランクシャフト
504からオフセット配置されたドライブシャフト51
0に上記クランクギヤ550と噛合うドリブンギヤ55
1が設けられる。また、ドライブシャフト510にドリ
ブンギヤ551と同軸上にタイミングスプロケット55
4を、一本のカムシャフト540にカムスプロケット5
56を、そして、オイルポンプ564にポンプドリブン
ギヤ571を設け、これらのスプロケット554,55
6にタイミングチェーン557を巻装することによりク
ランクシャフト504の回転でオイルポンプ564を駆
動するようにしたものである。
【0086】このような一本のカムシャフト540を備
えるエンジン503の場合、オイルポンプ564および
テンショナアジャスタ560の両方はタイミングチェー
ン557の外側に配置した方が船外機をコンパクト化で
き、レイアウト的に有効である。
【0087】一方、上述した実施形態においてはクラン
クシャフトとオイルポンプとが間接的に連結されている
が、上述した実施形態と同様のカムシャフト駆動機構を
備える場合、オイルポンプを直接クランクシャフトで駆
動することも可能であり、その実施形態を図16に示
す。
【0088】図16は本発明の第七実施形態を示すエン
ジン中央部の縦断面図である。図16に示すように、こ
のエンジン603の下部とエンジンホルダ602の上面
との間の空間には、クランクシャフト604の回転をカ
ムシャフト640に伝達してカムシャフト640を回転
駆動させるカムシャフト駆動機構653が設けられる。
また、クランクシャフト604の下端直下のエンジンホ
ルダ602内にはポンプケース667が一体に形成さ
れ、このポンプケース667内にオイルポンプ664が
内装される。そして、このオイルポンプ664のポンプ
駆動シャフト670がクランクシャフト604の下端部
に接続され、クランクシャフト604の回転でオイルポ
ンプ664を直接駆動するようにしたものである。な
お、符号610はドライブシャフトであり、符号654
はタイミングスプロケットであり。
【0089】エンジンホルダ602内にポンプケース6
67を一体に形成したことにより、部品点数の削減が可
能になる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る4サ
イクル船外機によれば、エンジンの内部にクランクシャ
フトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転
を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して
動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記エ
ンジン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフ
トの軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、この
オイルポンプまたは上記巻装部材のテンション調整装置
のいずれか一方を平面視で上記巻装部材の内側に配置
し、他方を平面視で上記巻装部材の外側に配置したた
め、構造の簡素化および船外機のコンパクト化が可能に
なると共に、カムシャフト駆動機構や潤滑装置の信頼性
も向上する。
【0091】また、上記オイルポンプを、側面視で上記
巻装部材とオーバーラップする位置に配置したため、船
外機の上下方向がコンパクトになる。
【0092】さらに、上記カムシャフトにオイルポンプ
駆動装置を設け、このオイルポンプ駆動装置で上記オイ
ルポンプを駆動したため、エンジン全体を上方に移動し
なくてもよく、船外機の上下方向がコンパクトになる。
【0093】さらにまた、上記オイルポンプ駆動装置は
上記カムシャフトに対して上記オイルポンプを増速させ
て駆動するように設定したため、オイルポンプの小型化
が可能になると共に、エンジン下部のレイアウトの自由
度が増し、船外機のコンパクト化が可能になる。
【0094】そして、エンジンの内部にクランクシャフ
トを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、
上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁
用カムシャフトに伝達する船外機において、上記エンジ
ン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの
軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイ
ルポンプを上記巻装部材で駆動したため、部品点数や重
量の削減ができ、コストダウンを図れる。
【0095】そしてまた、エンジンの内部にクランクシ
ャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転
を、上記エンジンの下部に配置されたアイドラシャフト
および二本の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝
達する船外機において、上記エンジン下部にオイルポン
プを配置し、このオイルポンプを上記アイドラシャフト
で駆動したため、部品点数の削減が図れると共に、船外
機がコンパクト化する。
【0096】また、上記アイドラシャフトを減速させた
ため、船外機がコンパクト化すると共に、エンジンの性
能も向上する。
【0097】さらに、エンジンの内部にクランクシャフ
トを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、
上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁
用カムシャフトに伝達する船外機において、上記エンジ
ン下部の、上記クランクシャフトおよびカムシャフトの
軸芯とは異なる部位にオイルポンプを配置し、このオイ
ルポンプおよび上記巻装部材のテンション調整装置を平
面視で上記巻装部材の外側に配置したため、特にカムシ
ャフトを一本のみ備える船外機の場合、船外機のコンパ
クト化が図れる。
【0098】さらにまた、上記クランクシャフトにはド
ライブシャフトが連結され、上記クランクシャフトおよ
び上記ドライブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセット
した状態で配置されると共に、上記ドライブシャフトの
軸芯を上記クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄り
に配置したため、船外機全体の前後長が短縮できて船外
機がコンパクト化する。
【0099】そして、上記カムシャフト駆動用のスプロ
ケットまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同
軸に設けたため、構造の簡素化および部品点数の削減が
図られ、また、船外機もコンパクト化する。
【0100】そしてまた、エンジンの内部にクランクシ
ャフトを略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転
を、上記エンジンの下部に配置された巻装部材を介して
動弁用カムシャフトに伝達する船外機において、上記ク
ランクシャフトにはドライブシャフトが連結され、上記
クランクシャフトおよび上記ドライブシャフトはそれぞ
れの軸芯がオフセットした状態で配置されると共に、上
記ドライブシャフトの軸芯を上記クランクシャフトの軸
芯より船体の後方寄りに配置され、上記カムシャフト駆
動用のスプロケットまたはプーリを上記ドライブシャフ
トの軸芯と同軸に設ける一方、上記クランクシャフトと
同軸上にオイルポンプを配置し、このオイルポンプを上
記クランクシャフトで駆動したため、部品点数が削減で
きる。
【0101】さらにまた、上記エンジン内部に、その両
側面から平面視でシリンダの軸線にほぼ直交して上記オ
イルポンプに向かって延びるオイル吸入通路およびオイ
ル吐出通路を形成したため、複雑なオイル通路が不要と
なり、コストを低減できると共に、レイアウトの自由度
が増して船外機がコンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクル船外機の第一実施形態
を示す左側面図。
【図2】船外機中央部の拡大左側面図。
【図3】図2の縦断面図。
【図4】図3に示すエンジンホルダ近傍の拡大縦断面
図。
【図5】図4のV矢視図。
【図6】オイルポンプ近傍の拡大断面図。
【図7】エンジンの下面からカムシャフト駆動機構等を
取り外した状態のエンジン下面図。
【図8】図3のVIII−VIII線に沿う断面図。
【図9】エンジン下部、エンジンエンジンホルダ、オイ
ルパンの右側面図。
【図10】本発明の第二実施形態を示すカムシャフトお
よびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図11】本発明の第三実施形態を示すカムシャフトお
よびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図12】本発明の第四実施形態を示すカムシャフトお
よびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図13】図12のXII−XII線に沿う断面図。
【図14】本発明の第五実施形態を示すカムシャフトお
よびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図15】本発明の第六実施形態を示すカムシャフトお
よびオイルポンプ駆動機構の概略図。
【図16】本発明の第七実施形態を示すエンジン中央部
の縦断面図。
【符号の説明】
1 船外機 2,602 エンジンホルダ 3,103,203,303,403,503,603
エンジン 4,104,204,304,404,504,604
クランクシャフト 5 オイルパン 10,210,410,510,610 ドライブシャ
フト 40,140,240,340,440,540,64
0 カムシャフト 53,653 カムシャフト駆動機構 54,154,254,354,454,554,65
4 タイミングスプロケット(カムシャフト駆動用のス
プロケット) 56,156,256,356,456,556 カム
スプロケット 57,157,257,357,457,557 タイ
ミングチェーン(巻装部材) 59 チェーンテンショナ 60,560 テンショナアジャスタ(テンション調整
装置) 64,164,264,364,464,564,66
4 オイルポンプ 71,171,271,571 ポンプドリブンギヤ 72 ポンプドライブギヤ(オイルポンプ駆動装置) 78 オイル吸入通路 79 オイル吐出通路 398,498 アイドラシャフト
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02F 1/24 B63H 21/26 K Fターム(参考) 3G013 AA03 AA06 AA07 AB01 BA02 BA03 BB04 BB07 BB09 BB19 BC01 BC02 BC03 BC04 BC20 BD09 BD11 BD41 CA05 3G016 AA02 AA08 AA12 AA19 BA23 BA24 BA50 CA13 CA29 CA36 CA43 CA47 CA59 GA01 3G024 AA08 BA29 CA01 DA03 DA10 DA18 DA23 EA11 FA00 FA07 FA08 FA13 FA14 GA35

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの内部にクランクシャフトを略
    垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エ
    ンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カム
    シャフトに伝達する船外機において、上記エンジン3下
    部の、上記クランクシャフト4およびカムシャフト40
    の軸芯とは異なる部位にオイルポンプ64を配置し、こ
    のオイルポンプ64または上記巻装部材57のテンショ
    ン調整装置60のいずれか一方を平面視で上記巻装部材
    57の内側に配置し、他方を平面視で上記巻装部材57
    の外側に配置したことを特徴とする4サイクル船外機。
  2. 【請求項2】 上記オイルポンプ64を、側面視で上記
    巻装部材57とオーバーラップする位置に配置した請求
    項1記載の4サイクル船外機。
  3. 【請求項3】 上記カムシャフト40にオイルポンプ駆
    動装置72を設け、このオイルポンプ駆動装置72で上
    記オイルポンプ64を駆動した請求項1または2記載の
    4サイクル船外機。
  4. 【請求項4】 上記オイルポンプ駆動装置72は上記カ
    ムシャフト40に対して上記オイルポンプ64を増速さ
    せて駆動するように設定した請求項3記載の4サイクル
    船外機。
  5. 【請求項5】 エンジンの内部にクランクシャフトを略
    垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エ
    ンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カム
    シャフトに伝達する船外機において、上記エンジン10
    3下部の、上記クランクシャフト104およびカムシャ
    フト140の軸芯とは異なる部位にオイルポンプ164
    を配置し、このオイルポンプ164を上記巻装部材15
    7で駆動したことを特徴とする4サイクル船外機。
  6. 【請求項6】 エンジンの内部にクランクシャフトを略
    垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エ
    ンジンの下部に配置されたアイドラシャフトおよび二本
    の巻装部材を介して動弁用カムシャフトに伝達する船外
    機において、上記エンジン303下部にオイルポンプ3
    64を配置し、このオイルポンプ364を上記アイドラ
    シャフト398で駆動したことを特徴とする4サイクル
    船外機。
  7. 【請求項7】 上記アイドラシャフト398を減速させ
    た請求項6記載の4サイクル船外機。
  8. 【請求項8】 エンジンの内部にクランクシャフトを略
    垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記エ
    ンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カム
    シャフトに伝達する船外機において、上記エンジン50
    3下部の、上記クランクシャフト504およびカムシャ
    フト540の軸芯とは異なる部位にオイルポンプ564
    を配置し、このオイルポンプ564および上記巻装部材
    557のテンション調整装置560を平面視で上記巻装
    部材557の外側に配置したことを特徴とする4サイク
    ル船外機。
  9. 【請求項9】 上記クランクシャフトにはドライブシャ
    フトが連結され、上記クランクシャフトおよび上記ドラ
    イブシャフトはそれぞれの軸芯がオフセットした状態で
    配置されると共に、上記ドライブシャフトの軸芯を上記
    クランクシャフトの軸芯より船体の後方寄りに配置した
    請求項1〜8のいずれかに記載の4サイクル船外機。
  10. 【請求項10】 上記カムシャフト駆動用のスプロケッ
    トまたはプーリを上記ドライブシャフトの軸芯と同軸に
    設けた請求項9記載の4サイクル船外機。
  11. 【請求項11】 エンジンの内部にクランクシャフトを
    略垂直に配置し、このクランクシャフトの回転を、上記
    エンジンの下部に配置された巻装部材を介して動弁用カ
    ムシャフトに伝達する船外機において、上記クランクシ
    ャフト604にはドライブシャフト610が連結され、
    上記クランクシャフト604および上記ドライブシャフ
    ト610はそれぞれの軸芯がオフセットした状態で配置
    されると共に、上記ドライブシャフト610の軸芯を上
    記クランクシャフト604の軸芯より船体の後方寄りに
    配置され、上記カムシャフト640駆動用のスプロケッ
    ト654またはプーリを上記ドライブシャフト610の
    軸芯と同軸に設ける一方、上記クランクシャフト604
    と同軸上にオイルポンプ664を配置し、このオイルポ
    ンプ664を上記クランクシャフト604で駆動したこ
    とを特徴とする4サイクル船外機。
  12. 【請求項12】 上記エンジン内部に、その両側面から
    平面視でシリンダの軸線にほぼ直交して上記オイルポン
    プに向かって延びるオイル吸入通路78およびオイル吐
    出通路79を形成した請求項1〜11のいずれかに記載
    の4サイクル船外機。
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