JP4084469B2 - 直接筒内噴射式2サイクルエンジン - Google Patents

直接筒内噴射式2サイクルエンジン Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、船外機などに搭載されている直接筒内噴射式2サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】
2サイクルエンジンでは、サイレンサー、スロットルボディおよびリードバルブなどを介して空気がクランク室内に導入され、このクランク室内の空気が気筒すなわちシリンダ内に供給されている。そして、従来の2サイクルエンジンでは、ガソリンなどの燃料および潤滑油は、混合された状態で、リードバルブの上流側において供給されている。この燃料が混合されている潤滑油は、潤滑油単独の場合よりも、粘性が低下しており、潤滑油は飛散して潤滑部分に分配され易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年、未燃焼燃料すなわち炭化水素(HC)の排出量を逓減するために、燃料を直接シリンダ内に噴射することが検討されている。そのため、潤滑油は単独で、リードバルブの上流側において供給されることになり、粘性が大きくなる。その結果、潤滑油が飛散し難くなって、潤滑部分に円滑に分配され難くなる。また、潤滑油がリードバルブを通過する際に、互いに結合して肥大化することがあり、潤滑油の飛散にバラツキが生じる。
【0004】
本発明は、以上のような課題を解決するためのもので、潤滑油が飛散し易い直接筒内噴射式2サイクルエンジンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の直接筒内噴射式2サイクルエンジン(9)は、燃料が各気筒内に直接噴射されているとともに、サイレンサー(34)、スロットルボディ(33)およびリードバルブ(40)を介して空気がクランク室(36)内に導入されている。そして、このエンジンのクランクシャフト(10)は、軸線が略上下方向に配置され、クランクシャフトの後方に、各気筒を形成するシリンダ(11)が複数配置されている。一方、クランクシャフトの前方に、リードバルブが配置されている。クランク室は、シリンダ毎に上下に仕切られて、複数のクランク小室(37)が形成されている。クランク室の前方を覆うクランクケース(21)には空気導入部(31)が形成され、この空気導入部も、シリンダ毎に上下に仕切られて、リードバルブからの空気を導く複数の空気流路(32)が形成されている。各クランク小室から対応するシリンダに空気を供給する掃気通路(38)が設けられている。この掃気通路と、他のシリンダに対応する空気導入部の空気流路とを連通させる潤滑油戻流路(64)が設けられている。空気導入部の空気流路の側壁(31a)の上部には、ポンプ(52)により潤滑油タンク(51)からの潤滑油を吐出する潤滑油吐出口(54)がリードバルブより下流側に形成され、この潤滑油吐出口の先端が空気導入部の空気流路の側壁からリードバルブの真後ろまで突出している。
【0006】
そして、潤滑油吐出口が、クランクシャフトの回転方向と略同じ方向で、かつ、リードバルブの開閉する弁の面に対して略平行であるとともに、リードバルブからの空気の流れを横切る方向に向くように構成されており、潤滑油吐出口から吐出された潤滑油は、リードバルブの開閉動作により分散される。
【0007】
また、潤滑油戻流路の出口(63)が、リードバルブの下流側の空気流路の側壁に形成されているとともに、前記潤滑油吐出口よりも上流で、かつ、上方に位置している。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明における直接筒内噴射式2サイクルエンジンの実施の一形態を図1ないし図8を用いて説明する。図1は本発明における直接筒内噴射式2サイクルエンジンを搭載している船外機の側面図である。図2は直接筒内噴射式2サイクルエンジンの平断面図である。図3は2サイクルエンジンの右側面図である。図4は2サイクルエンジンの左側面図である。図5は図2の V-V断面図である。図6は図2の VI-VI断面図である。図7は図2の VII-VII断面図である。図8は図5の要部拡大断面図である。なお、この明細書においては、クランクシャフトに対してシリンダ配置側を後側とし、また、右舷側を右側(図2においては左側)としている。
【0011】
図1において、船外機は、上側から順番にアッパーカウリング1、ロワーカウリング2、アッパーケーシング3およびロワーケーシング4からなるハウジングで覆われている。そして、船外機を小型船舶に装着するための取り付けブラケット6は、小型船舶のトランサム7などに取り付けられて固定されている。この取り付けブラケット6の後部に、ピボット軸などを介して船外機本体が回動自在に取り付けられている。
【0012】
アッパーカウリング1およびロワーカウリング2からなるカウリング1,2の内部には、直接筒内噴射式V型6気筒の2サイクルエンジン9が配置されている。このエンジン9のクランクシャフト10の回転は、ドライブシャフト、傘歯車やプロペラシャフトなどを介して、ロワーケーシング4の後端部に回転自在に設けられているプロペラ12に伝達されている。
【0013】
エンジン9のクランクシャフト10はその軸が略垂直に設けられており、クランクシャフト10の後方には、左右一対のシリンダ11が左右方向にV字状になるように振り分けて配置されている。この左右一対のシリンダ11が上下方向に3段設けられて、シリンダ11は計6気筒配置されている。また、クランクシャフト10には、6個のピストン13が各々コンロッド14を介して連結されており、このピストン13が各シリンダ11の内部に摺動可能に配置されている。また、エンジン9のケース17は、前述の6個のシリンダ11を形成するシリンダブロック20と、シリンダブロック20のクランクシャフト10側を覆うクランクケース21と、シリンダブロック20の燃焼室11a側を覆って閉塞する左右一対のシリンダヘッド22とからなっている。
【0014】
このシリンダヘッド22には、ソレノイド開閉式のインジェクタ23および点火プラグ24が設けられている。そして、燃料ポンプが、燃料タンクからガソリンなどの燃料を吸引して加圧し、燃料レール25などを介してインジェクタ23に供給している。また、各シリンダ11には、3個の掃気口26および1個の排気口27が設けられ、ピストン13が下死点位置(すなわちクランクシャフト10に近い側の死点)から上死点位置に移動した際には、掃気口26、次いで排気口27の順番で閉じるように構成されている。逆に、ピストン13が上死点位置から下死点位置に移動した際には、排気口27、次いで掃気口26の順番で開く。
【0015】
クランクケース21の前部には、空気導入部31が前方に膨出して形成され、この空気導入部31の前側に、スロットルボディ33が接続され、さらにスロットルボディ33の前側にサイレンサー34が接続されている。
【0016】
シリンダブロック20とクランクケース21とで覆われているクランク室36は、上下に気筒数の個数すなわち6個に仕切られて、6個のクランク小室37が形成されている。同様に、空気導入部31も上下に気筒数の個数に仕切られて、6個の空気流路32が形成され、この空気流路32は、同じ気筒に対応するクランク小室37とは互いに連通し、他の気筒に対応するクランク小室37とは遮断されている。そして、空気流路32には、各々逆流防止用のリードバルブ40が設けられている。また、各クランク小室37は、対応するシリンダ11の掃気口26に、掃気通路38により連通している。そして、左側のシリンダ11の各排気口27は左集合排気通路41に合流し、一方、右側のシリンダ11の各排気口27は右集合排気通路42に合流している。シリンダ11内の燃焼ガスは、排気口27から、左集合排気通路41および右集合排気通路42を通って、マフラーなどを介してプロペラ12のボス等から船外機外に排出されている。
【0017】
また、潤滑油タンク51には、メカポンプなどのポンプ52が接続されており、ポンプ52には、気筒の個数である6個の出口が形成されている。一方、空気導入部31の左側壁31aには、各空気流路32毎に、上部に吐出パイプ54が外側から内側に約10mm突出して設けられ、吐出パイプ54の先端はリードバルブ40の真後ろまで延びている。また、吐出パイプ54の外側の端部は、ポンプ52の出口に供給用ホース56で接続されている。そして、ポンプ52が稼働すると、潤滑油タンク51の潤滑油は、供給用ホース56を介して、吐出パイプ54から空気流路32内に噴射されている。
【0018】
さらに、各シリンダ11の下側の掃気通路38には、潤滑油戻流路の入口であるドレン流入口61が形成されている。一方、潤滑油戻流路の出口である6個のドレン戻り口63は、上側から奇数番目の空気流路32においては、空気導入部31の右側壁31bの上部に形成され、また、上側から偶数番目の空気流路32においては、空気導入部31の左側壁31aの上部に形成されている。なお、図5および図8において、空気導入部31の各空気流路32の左側壁31aに、ドレン戻り口63が分かり易いように図示されているが、実際は、上側から奇数番目の空気流路32におけるドレン戻り口63は、空気導入部31の右側壁31bに形成されており、左側壁31aには存在しない。そして、各ドレン戻り口63は、他のシリンダ11に対応するドレン流入口61に、図示しない逆流防止弁を介して潤滑油戻流路としての戻り用ホース64で接続されている。
【0019】
この様に構成されているエンジン9が稼働すると、サイレンサー34からカウリング1,2内の空気が吸い込まれ、スロットルボディ33で空気の流量が調整された後に、リードバルブ40を通って、空気導入部31の空気流路32に流入する。この空気流路32において、吐出パイプ54およびドレン戻り口63から潤滑油が吐出され、空気の流れに乗ってクランク室36のクランク小室37に流入している。そして、クランク室36内すなわちクランク小室37内の空気は、掃気通路38を通って、シリンダ11の燃焼室11aに流入している。この燃焼室11aには、インジェクタ23から適宜燃料が吐出され、点火プラグ24により点火されて燃焼している。この燃焼ガスすなわち排気ガスは、左集合排気通路41および右集合排気通路42を通って、前述のように、船外機の外に排気されている。
【0020】
図2に図示するように、クランクシャフト10は平面図示で時計方向に回転しており、クランク室36内の空気は、このクランクシャフト10の回転により、クランクシャフト10の回転と同じ方向すなわち時計方向に回転している。そして、吐出パイプ54は開口が、クランクシャフト10の回転と同じ方向に向いており、この吐出パイプ54から、潤滑油がクランクシャフト10の回転方向と略同じ方向すなわち下流側に向かって噴射されている。したがって、潤滑油は空気の流れに乗って遠くまで飛散することができる。この飛散した潤滑油は、コンロッド14の連結部分である小端ベアリング14aや大端ベアリング14b、また、シリンダ11におけるピストン13の摺動面などの潤滑対象部品を潤滑することができるとともに、ピストン13の裏面(すなわち、クランクシャフト10側の面)などを冷却することができる。
【0021】
また、吐出パイプ54の先端は、リードバルブ40に近接しているとともに、リードバルブ40の真後ろに位置しており、吐出パイプ54から吐出された潤滑油は、パタパタと作動するリードバルブ40の開閉動作により分散されている。
【0022】
また、各気筒の下側の掃気通路38には、潤滑油などが溜まることがある。この掃気通路38には、ドレン流入口61が設けられており、このドレン流入口61は戻り用ホース64を介して他の気筒のドレン戻り口63に接続されている。したがって、ドレン流入口61の気圧が、他の気筒の空気流路32の気圧よりも高くなった際に、ドレン流入口61付近に溜まった潤滑油は、戻り用ホース64を通って、他の気筒のドレン戻り口63に流入している。この様にして、潤滑油がシリンダ11の燃焼室11aに流入して燃焼することを減少させている。その結果、潤滑油を無駄に消費することが減少し、効率よく利用することができる。なお、ドレン戻り口63からドレン流入口61に逆流することは、図示しない逆流防止弁で阻止されている。
【0023】
前述のように、実施の形態においては、潤滑油吐出口である吐出パイプ54は、クランクシャフト10の回転方向と略同じ方向に向いている左側壁31aに形成されているので、吐出パイプ54から噴射された潤滑油は、クランクシャフト10の回転に伴う空気流に乗って、円滑に飛散することができる。ところで、吐出パイプ54をクランクシャフト10の回転方向と対向している右側壁31bに形成すると、吐出パイプ54から噴射された潤滑油は、クランクシャフト10の回転に伴う空気流に妨げられて、遠くまで飛散することが困難となる。
【0024】
以上、本発明の実施の形態を詳述したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例を下記に例示する。
(1)実施の形態においては、エンジン9はV型6気筒であるが、その気筒数や形式などは適宜変更可能である。
【0025】
(2)部材の左右の配置関係は、反転させることも可能である。
(3)潤滑油の吐出は、霧状や直線状の噴射また滴下など適宜選択可能である。また、潤滑油を間欠的または、連続的に吐出することができる。
【0026】
(4)実施の形態においては、空気導入部31はクランクケース21と一体に鋳造されているが、空気導入部31をクランクケース21とは別体に成形し、その後で溶接やボルト締めなどで一体に構成することも可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、燃料が各気筒内に直接噴射されているので、未燃焼燃料すなわち炭化水素(HC)の排出量を極力減少させることができる。そして、潤滑油吐出口は、クランクケースの空気導入部の側壁に形成されているとともに、リードバルブより下流側に位置している。したがって、潤滑油吐出口から吐出された潤滑油は、リードバルブを通過することがなく、リードバルブによる肥大化を防止することができる。その結果、潤滑油は偏在しないで広く飛散し、隅々まで供給されることができる。しかも、潤滑油がサイレンサー側に逆流することは、リードバルブで阻止されており、カウリング内に放出されることを防止することができる。したがって、比較的少ない潤滑油で、効率よくエンジンを潤滑することができる。
【0028】
また、潤滑油吐出口が、クランクシャフトの回転方向と略同じ方向に向いているので、潤滑油吐出口から吐出された潤滑油は、クランクシャフトの回転に伴う空気流に乗って、飛散することができる。したがって、潤滑油をより遠くまで飛散させることができ、より広範囲にわたって潤滑することができる。
【0029】
さらに、潤滑油を吐出する潤滑油吐出口が、空気流路の上部に設けられているので、潤滑油は自重により、空気流路の上部から下方に向かって降下している。したがって、空気流路の上下の広い範囲にわたって潤滑油が存在し、空気流路の空気流の略全体にわたって潤滑油を混合させることができる。その結果、潤滑油が偏在することを極力防止することができる。
【0030】
そして、潤滑油吐出口が、空気導入部の空気流路の側壁からリードバルブの真後ろまで突出しているので、潤滑油吐出口から吐出された潤滑油は、リードバルブの開閉動作により、分散される。したがって、より均一に潤滑油を飛散させることができる。
【0031】
また、掃気通路と、他のシリンダに対応する空気導入部の空気流路とを、連通させる潤滑油戻流路が設けられ、この潤滑油戻流路の出口が、空気流路の側壁に形成されているとともに、リードバルブの下流側に位置しており、潤滑油戻流路の入口(すなわち掃気通路側の端部開口)の気圧が、潤滑油戻流路の出口よりも高くなった際に、空気が、潤滑油戻流路の入口から出口に向かって流れる。したがって、この空気の流れに乗って、掃気通路に滞留している潤滑油が、潤滑油戻流路を通って、他のシリンダに対応する空気導入部の空気流路に流入することができる。その結果、潤滑油がシリンダの燃焼室に流入燃焼することが減少し、潤滑油が無駄に消費されることを極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明における直接筒内噴射式2サイクルエンジンを搭載している船外機の側面図である。
【図2】 図2は直接筒内噴射式2サイクルエンジンの平断面図である。
【図3】 図3は2サイクルエンジンの右側面図である。
【図4】 図4は2サイクルエンジンの左側面図である。
【図5】 図5は図2の V-V断面図である。
【図6】 図6は図2の VI-VI断面図である。
【図7】 図7は図2の VII-VII断面図である。
【図8】 図8は図5の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
9 エンジン
10 クランクシャフト
11 シリンダ
21 クランクケース
31 空気導入部
31a,31b 空気導入部の側壁
32 空気導入部の空気流路
33 スロットルボディ
34 サイレンサー
36 クランク室
37 クランク小室
38 掃気通路
40 リードバルブ
54 吐出パイプ(潤滑油吐出口)
63 ドレン戻り口(潤滑油戻流路の出口)
64 戻り用ホース(潤滑油戻流路)

Claims (1)

  1. 燃料が各気筒内に直接噴射されているとともに、サイレンサー、スロットルボディおよびリードバルブを介して空気がクランク室内に導入されている直接筒内噴射式2サイクルエンジンにおいて、
    クランクシャフトは、軸線が略上下方向に配置され、
    このクランクシャフトの後方に、各気筒を形成するシリンダが複数配置され、
    一方、前記クランクシャフトの前方に、リードバルブが配置され、
    前記クランク室は、シリンダ毎に上下に仕切られて、複数のクランク小室が形成され、
    前記クランク室の前方を覆うクランクケースには、空気導入部が形成され、
    この空気導入部も、シリンダ毎に上下に仕切られて、リードバルブからの空気を導く複数の空気流路が形成されており、
    前記各クランク小室から対応するシリンダに空気を供給する掃気通路が設けられ、
    この掃気通路と、他のシリンダに対応する空気導入部の空気流路とを連通させる潤滑油戻流路が設けられ
    前記空気導入部の空気流路の側壁の上部には、ポンプにより潤滑油タンクからの潤滑油を吐出する潤滑油吐出口がリードバルブより下流側に形成され、この潤滑油吐出口の先端が空気導入部の空気流路の側壁からリードバルブの真後ろまで突出し、
    この潤滑油吐出口が、クランクシャフトの回転方向と略同じ方向で、かつ、リードバルブの開閉する弁の面に対して略平行であるとともに、リードバルブからの空気の流れを横切る方向に向くように構成されており、潤滑油吐出口から吐出された潤滑油は、リードバルブの開閉動作により分散され
    前記潤滑油戻流路の出口が、リードバルブの下流側の空気流路の側壁に形成されているとともに、前記潤滑油吐出口よりも上流で、かつ、上方に位置していることを特徴とする直接筒内噴射式2サイクルエンジン。
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