JPH0624766A - 成形型の自動調心機構 - Google Patents

成形型の自動調心機構

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JPH0624766A
JPH0624766A JP19902492A JP19902492A JPH0624766A JP H0624766 A JPH0624766 A JP H0624766A JP 19902492 A JP19902492 A JP 19902492A JP 19902492 A JP19902492 A JP 19902492A JP H0624766 A JPH0624766 A JP H0624766A
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Yasuro Hayamizu
康郎 早水
Shizuo Suzuki
静夫 鈴木
Akira Murakami
明 村上
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/06Platens or press rams
    • B30B15/068Drive connections, e.g. pivotal
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/60Aligning press die axes

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動型の横ずれおよび傾きを自動的に補正す
る。 【構成】 加圧軸4の下端に自在継手からなる傾き調整
機構23によって傾動プレート22を傾動自在に配設す
る。可動型1の上面に設けた上型ベース20と傾動プレ
ート22との間にスラストベアリング30を介在させて
これら両部材をボルト31とナット32によって締結す
る。スラストベアリング30、ボルト31とボルト挿通
孔40、42との間に設けられた適宜な隙間G、球面ワ
ッシャ43、48、ばね47および円錐シート44、4
9は横ずれ調整機構を構成し、これによって上型ベース
20の横方向の移動を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスレンズのプレス
成形等に用いて好適な成形型に関し、特に可動型と固定
型の軸合わせを自動的に行い得るようにした自動調心機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラスレンズのプレス成形に際しては、
下型に加熱軟化したガラス素材を供給し、しかる後上型
を下降させて下型に押し付けることによりガラス素材を
プレス成形して所定形状のガラスレンズを製作してい
る。上型と下型の互いに対向する面にそれぞれ形成され
レンズの両主面に転写される成形面は、所定の曲率をも
った球面、非球面等の曲面に形成されており、これら両
成形面の中心軸線が横方向にずれたり傾かないように正
確に合致させてプレス成形する必要がある。このような
成形型の上型と下型の軸合わせに関する技術としては、
従来から種々提案されており、その一例として特公昭6
2−45173号公報に開示された「ガラスレンズ成形
用金型」が知られている。この成形用金型は、上型と下
型の接合面に円錐状案内面とこれに続く平坦面をそれぞ
れ形成し、これら両案内面および平坦面同士の嵌合によ
って軸合わせを行うようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の成形用金型にあっては、円錐状案内面と平坦面
によって矯正される軸ずれの範囲がきわめて狭い範囲に
限定されるという欠点があった。また、ガラスレンズを
成形するために成形装置の温度が上昇することが考えら
れる場合には、装置の精度を保つために装置全体を冷却
しなければならないが、ガラスレンズの成形には成形に
必要な雰囲気温度があり、装置全体の冷却は不可能であ
る。そのため、成形型の軸合わせに関係する部分を冷却
して温度上昇による熱膨張を防ぎ、常温での精度をその
まま熱間で保証するようにしている。また、冷却が困難
な場合には、予め使用温度を設定しておき、その温度で
成形型の軸合わせがなされているようにする方法もある
が、この方法は成形型交換後等の熱間での成形型の芯出
しは非常に困難であるという欠点があった。
【0004】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、軸合わせの調整範囲を広くすることができ、また
熱膨張による影響を抑えるための冷却が不可能な場合の
熱膨張分をも吸収することができる成形型の自動調心機
構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、その第1の発明は、可動型
と固定型とを備え、その対向する成形面にて熱可遡性物
をプレス成形する成形型において、プレス成形時の加圧
力によって前記可動型と前記固定型とが嵌合するとき、
前記可動型の中心軸線と固定型の中心軸線とを合致させ
る自動調心機構を前記可動型の背面に設けてなり、この
自動調心機構は、前記可動型を横方向に移動させ、その
横ずれを補正する横ずれ調整機構と、可動型を傾動さ
せ、その傾きを補正する傾き調整機構と、を備えている
ものである。第2の発明は、可動型と固定型とを備え、
その対向する成形面にて熱可遡性物をプレス成形する成
形型において、前記可動型は上型ベースを一体的に備
え、この上型ベースと加圧軸を自動調心機構によって連
結してなり、その自動調心機構は、前記上型ベースと加
圧軸との間に介在された傾動プレートと、前記上型ベー
スと傾動プレートとの間に介在され上型ベースの横方向
の移動を可能にするベアリング、上型ベースと傾動プレ
ートを横方向移動可能にかつ微揺動可能に貫通しこれら
両部材を連結する複数個の連結部材および上型ベースと
傾動プレートを所要圧力にて圧接するばねとを含み、前
記可動型を横方向に移動させ、その横ずれを補正する横
ずれ調整機構と、前記傾動プレートを加圧軸に傾動自在
に連結し、前記可動型の傾きを補正する傾き調整機構
と、を備えているものである。第3の発明は、可動型と
固定型とを備え、その対向する成形面にて熱可遡性物を
プレス成形する成形型において、前記可動型は上型ベー
スを一体的に備え、この上型ベースと、加圧軸に一体的
に設けられた加圧軸ベースとを自動調心機構によって連
結してなり、この自動調心機構は、前記上型ベースを加
圧軸ベースに対して傾動自在、接近離間自在かつ横方向
移動可能に連結する複数個の連結部材および加圧軸ベー
スと上型ベースとを互いに離間する方向に付勢するばね
とを含み、前記可動型を横方向に移動させ、その横ずれ
を補正する横ずれ調整機構と、前記加圧軸ベースにあら
ゆる方向に傾動自在に配設されて平坦な押圧面を有し、
この押圧面がプレス成形時に加圧軸の下降に伴い前記上
型ベースを押圧する傾動パッドを含み、前記可動型を傾
動させ、その傾きを補正する傾き調整機構と、を備えて
いるものである。
【0006】
【作用】第1の発明において、横ずれ調整機構は、可動
型を横方向に移動させ、その横ずれを補正する。傾き調
整機構は、可動型を傾動させ、その傾きを補正する。第
2の発明において、横ずれ調整機構は、ベアリングと連
結部材によって上型ベースを傾動プレートに横方向の移
動を可能に連結することで可動型の横方向の移動を可能
にし、その横ずれを補正する。傾き調整機構は、傾動プ
レートの傾動によって可動型の傾きを補正する。第3の
発明において、横ずれ調整機構は、連結部材が上型ベー
スを加圧軸ベースに対して傾動自在、接近離間自在かつ
横方向移動可能に連結することで可動型の横方向移動を
可能にし、その横ずれを補正する。傾き調整機構は、プ
レス成形時に傾動パッドが上型ベースを押圧傾動させる
ことで可動型の傾きを補正する。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明に係る成形型の自動調心機
構の第1実施例を示す断面図である。同図において、1
は上型である可動型、2は下型である固定型で、これら
によってガラスレンズの成形型3を構成している。可動
型1は加圧軸4の下端に後述する自動調心機構5を介し
て横方向に移動調整可能にかつ傾動自在に取付けられる
もので、下面中央部に所定の曲率を有する凸曲面状の成
形面6を有し、またその周囲には末広がり状に傾斜した
円錐状案内面7とこの案内面7と成形面6との間に位置
する平坦面8が形成されている。固定型2は加圧軸4と
中心軸線を一致させて装置固定部側に強固に固定されて
おり、可動型1と対向する上面中央部に所定の曲率を有
する凹曲面状の成形面9を有し、またその周囲には円錐
状案内面10と平坦面11が前記可動型1の円錐状案内
面7と平坦面8に対応して形成されている。ガラスレン
ズの成形に際しては、予め固定型2の成形面9上に加熱
軟化したガラス素材を設置しておき、しかる後加圧軸4
を下降させて可動型1を固定型2に押し付け、両型1、
2の成形面6、9を被成形ガラスに転写することでガラ
スレンズをプレス成形する。この時、自動調心機構5は
可動型1の水平方向のずれ、すなわち横ずれと垂直方向
の傾きを補正し、円錐状案内面7と平坦面8を固定型2
の円錐状案内面10と平坦面11に嵌合密接すること
で、可動型1と固定型2の中心軸線を合致させる。次
に、自動調心機構5の構成等をさらに詳しく説明する。
なお、図1(図2〜図4も同様)において、固定型2は
上部のみ図示され、下部が省略されている。
【0008】前記自動調心機構5は、可動型1の背面、
すなわち上面にプレート21を介して一体的に取付けら
れた上型ベース20と加圧軸4との間に介在された傾動
プレート22と、この傾動プレート22を加圧軸4に傾
動自在に連結し可動型1の傾きを調整する傾き調整機構
23と、上型ベース20と傾動プレート22とを連結し
可動型1の横ずれを調整する横ずれ調整機構24とを備
えている。
【0009】前記傾き調整機構23は、加圧軸4の下面
中央に凹設された球面着座部27と、傾動プレート22
の上面中央に突設された円柱状突起28の上端に一体に
設けられ前記球面着座部27に抜けを防止されて摺動自
在に嵌合された球体部29とからなる自在継手で構成さ
れている。
【0010】前記横ずれ調整機構24は、上型ベース2
0と傾動プレート22との間に介在されたスラストベア
リング30、上型ベース20を傾動プレート22に対し
て横方向に移動可能に連結する連結部材としての複数個
(例えば4個)のボルト31およびダブルナット32等
で構成されている。上型ベース20と傾動プレート22
の接合面中央には空間33が形成されており、この空間
33内に前記スラストベアリング30と、ゴム等の弾性
材料からなる筒状体34が嵌装されている。スラストベ
アリング30は上型ベース20、傾動プレート22間の
摩擦を小さくし、上型ベース20の横方向移動を容易に
する。筒状体34は、スラストベアリング30の中心を
貫通して配設されており、上型ベース20が横方向に移
動した際、スラストベアリング30の鋼球36が上下の
レース37a、37b間から脱落するのを防止すると共
に、弾性変形することで上型ベース20の横移動を可能
にする。
【0011】この場合、筒状体34は必ずしも必要では
なく、図2に第2実施例として示すように上型ベース2
0と傾動プレート22の接合面中央にレース37a、3
7bが嵌合する環状溝38a、38bをそれぞれ設け、
環状溝38a、38bの内側における両部材20、22
の間隔Dを鋼球36の外径より小さく設定して鋼球36
のレース37a、37b間からの脱落を防止するように
してもよい。
【0012】前記上型ベース20と傾動プレート22と
を連結する連結部材としてのボルト31は、これら両部
材20、22の前記空間33より外側に位置するよう外
周寄りに周方向に等間隔をおいて形成されたボルト挿通
孔40、42に下から球面ワッシャ43および円錐シー
ト44を介してそれぞれ遊嵌状態で貫通され、傾動プレ
ート22の上方に突出する突出端部に前記ナット32
が、ワッシャ46、ばね47、球面ワッシャ48および
円錐シート49を介してそれぞれ螺合されている。前記
ボルト挿通孔40、42はボルト31の外径より十分大
きく形成されることにより、ボルト31の周囲に適宜な
隙間(例:1〜2mm程度)Gを形成しており、この隙
間Gと前記球面ワッシャ43、48および円錐シート4
4、49とで上型ベース20の横方向の位置ずれを可能
にしている。ばね47は、ワッシャ46を介してナット
32を上方に押圧付勢すると同時に、球面ワッシャ48
および円錐シート49を介して傾動プレート22を下方
に押圧付勢することにより、上型ベース20と傾動プレ
ート22を比較的小さな押圧力にて互いに圧接してい
る。この押圧力は、ナット32の締付け具合によって簡
単に可変設定することが可能である。
【0013】このような自動調心機構5において、プレ
ス成形時に加圧軸4を下降させると、可動型1は加圧軸
4と共に下方の固定型2に向かって下降し、上記したよ
うに円錐状案内面7が固定型2の円錐状案内面10に当
接嵌合する。この時、図3(a)に示すように可動型1
の中心軸線50が固定型2の中心軸線51とずれている
と、円錐状案内面7、10によって可動型1には固定型
2の中心軸線51に合致する方向に作用する力が働く。
また、図3(b)に示すように可動型1の中心軸線50
が固定型2の中心軸線51に対して傾斜していると、傾
き側とは反対方向の回転モーメントMが働く。中心軸線
50の横ずれに関しては横ずれ調整機構24の働きによ
り上型ベース20が傾動プレート22に対して平行移動
することで修正される。この時、ボルト31は若干傾く
が、この傾きは、前記隙間Gの存在と、球面ワッシャ4
3、48と円錐シート44、49との摺動によって吸収
するため、上型ベース20の無理のない平行移動を可能
にしている。一方、中心軸線50の傾きに関しては、傾
き調整機構23の働きにより上型ベース20が傾動プレ
ート22と一体的に加圧軸4に対して傾動することで修
正される。したがって、可動型1は固定型2に対して横
ずれしていたり傾斜していた場合でも無理な力を受けず
に調心され、図3(c)に示すように中心軸線50が中
心軸線51と合致した状態で固定型2に押し付けられ
る。
【0014】図4は本発明の第3実施例を示す断面図で
ある。この実施例は可動型1の上面に直接取り付けた上
型ベース60と、加圧軸4の下面に一体的に取り付けた
加圧軸ベース61を横ずれ調整機構62によって互いに
連結し、加圧軸ベース61の下面中央に傾き調整機構6
3を設けたものである。
【0015】前記横ずれ調整機構62は、上型ベース6
0の外周寄りに植設された複数個、例えば4個のボルト
31を備え、このボルト31の上部は加圧軸ベース61
に設けられたボルト挿通孔64に遊嵌状態で挿通され、
頭部31aが加圧軸ベース61の上方に突出している。
また、ボルト挿通孔64の上側開口部には上方に向かっ
て広がるテーパ孔65が形成されており、これに対応し
てボルト頭部31aの下面にテーパ部66が設けられて
いる。そして、ボルト31の中央には圧縮コイルばね6
7が弾装されており、これによって上型ベース60と加
圧軸ベース61を互いに離間する方向に付勢している。
このため、ボルト頭部31aのテーパ部66とテーパ孔
65は通常中心線を一致させて嵌合している。
【0016】前記傾き調整機構63は、球面着座部69
を有して加圧軸ベース61の下面中央に設けられたパッ
ド保持部材70と、下面に平坦な押圧面71を有する球
状体からなり、前記球面着座部69に抜けを防止しされ
て摺動自在に嵌合された傾動パッド72とで構成され、
通常は傾動パッド72が上型ベース60から離間してい
る。
【0017】このような構成において、加圧軸4に加圧
力が付加されると、可動型1は加圧軸4と一体に固定型
2に向かって移動し、上記実施例と同様、円錐状案内面
7が固定型2の円錐状案内面10に当接嵌合する。この
当接後も加圧軸4は圧縮コイルばね67を圧縮しながら
さらに所定量下降して、傾動パッド72の押圧面71を
上型ベース60の上面に押し付け、この位置で停止す
る。この停止状態において、ボルト頭部31aのテーパ
部66はテーパ孔65から抜け出して加圧軸ベース61
の上方に位置し、上型ベース60の加圧軸ベース61に
対する横方向の移動の規制を解除する。したがって、上
型ベース60はボルト31とボルト挿通孔64との間の
クリアランス分だけ横方向に移動可能な状態となり、こ
れによって可動型1の中心軸線の横ずれを修正し、固定
型2の中心軸線と合致させることができる。この時、傾
動パッド72は押圧面71にて上型ベース60を押圧し
ているが、上型ベース60の横移動に伴い傾動すること
で、可動型1の軸合わせを保証する。一方、可動型1の
中心軸線が固定型2の中心軸線に対して傾斜している場
合は、傾動パッド72で上型ベース60を押圧すると、
上型ベース60が傾き方向とは反対側に回動することで
傾きを修正することができる。この時、傾動パッド72
も傾動し、またボルト31がボルト挿通孔64との間の
クリアランスにより傾くことで、可動型1の傾動を可能
にする。
【0018】なお、上記実施例はいずれもガラスレンズ
の成形型として説明したが、本発明はこれに特定される
ものではなく、プラスチックレンズの成形型としても使
用することができるものである。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る成形型の
自動調心機構によれば、可動型の横ずれ調整機構と傾き
調整機構を備えているので、可動型の固定型に対する中
心軸線の横ずれおよび傾きを自動的にかつ無理なく調整
することができ、両型の中心軸線をスムーズにかつ確実
に合致させることができる。また調整範囲が大きくとれ
るので、熱膨張による影響を抑えるための冷却が不可能
な場合の熱膨張分をも吸収することができるなど、その
効果は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る成形型の自動調心機構の第1実施
例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】(a)、(b)、(c)は可動型の横ずれと傾
き修正を説明するための図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可動型 2 固定型 3 成形型 4 加圧軸 5 自動調心機構 6 成形面 7 円錐状案内面 8 平坦面 9 成形面 10 円錐状案内面 11 平坦面 20 上型ベース 22 傾動プレート 23 傾き調整機構 24 横ずれ調整機構 30 スラストベアリング 31 ボルト 60 上型ベース 61 加圧軸ベース 62 横ずれ調整機構 63 傾き調整機構 71 押圧面 72 傾動パッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動型と固定型とを備え、その対向する
    成形面にて熱可遡性物をプレス成形する成形型におい
    て、 プレス成形時の加圧力によって前記可動型と前記固定型
    とが嵌合するとき、前記可動型の中心軸線と固定型の中
    心軸線とを合致させる自動調心機構を前記可動型の背面
    に設けてなり、 この自動調心機構は、前記可動型を横方向に移動させ、
    その横ずれを補正する横ずれ調整機構と、可動型を傾動
    させ、その傾きを補正する傾き調整機構と、を備えてい
    ることを特徴とする成形型の自動調心機構。
  2. 【請求項2】 可動型と固定型とを備え、その対向する
    成形面にて熱可遡性物をプレス成形する成形型におい
    て、 前記可動型は上型ベースを一体的に備え、この上型ベー
    スと加圧軸を自動調心機構によって連結してなり、 この自動調心機構は、前記上型ベースと加圧軸との間に
    介在された傾動プレートと、 前記上型ベースと傾動プレートとの間に介在され上型ベ
    ースの横方向の移動を可能にするベアリング、上型ベー
    スと傾動プレートを横方向移動可能にかつ微揺動可能に
    貫通しこれら両部材を連結する複数個の連結部材および
    上型ベースと傾動プレートを所要圧力にて圧接するばね
    とを含み、前記可動型を横方向に移動させ、その横ずれ
    を補正する横ずれ調整機構と、 前記傾動プレートを加圧軸に傾動自在に連結し、前記可
    動型の傾きを補正する傾き調整機構と、を備えているこ
    とを特徴とする成形型の自動調心機構。
  3. 【請求項3】 可動型と固定型とを備え、その対向する
    成形面にて熱可遡性物をプレス成形する成形型におい
    て、 前記可動型は上型ベースを一体的に備え、この上型ベー
    スと、加圧軸に一体的に設けられた加圧軸ベースとを自
    動調心機構によって連結してなり、 この自動調心機構は、前記上型ベースを加圧軸ベースに
    対して傾動自在、接近離間自在かつ横方向移動可能に連
    結する複数個の連結部材および加圧軸ベースと上型ベー
    スとを互いに離間する方向に付勢するばねとを含み、前
    記可動型を横方向に移動させ、その横ずれを補正する横
    ずれ調整機構と、 前記加圧軸ベースにあらゆる方向に傾動自在に配設され
    て平坦な押圧面を有し、この押圧面がプレス成形時に加
    圧軸の下降に伴い前記上型ベースを押圧する傾動パッド
    を含み、前記可動型を傾動させ、その傾きを補正する傾
    き調整機構と、を備えていることを特徴とする成形型の
    自動調心機構。
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