JPH0747199Y2 - 加圧装置 - Google Patents

加圧装置

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JPH0747199Y2
JPH0747199Y2 JP1991026269U JP2626991U JPH0747199Y2 JP H0747199 Y2 JPH0747199 Y2 JP H0747199Y2 JP 1991026269 U JP1991026269 U JP 1991026269U JP 2626991 U JP2626991 U JP 2626991U JP H0747199 Y2 JPH0747199 Y2 JP H0747199Y2
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JP
Japan
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pressed
end surface
pressing
thrust bearing
force
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JP1991026269U
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JPH04118285U (ja
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道夫 関口
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、加圧装置に関するもの
で、被加圧部材の軸方向に正確に軸圧縮力を作用させる
ようにした加圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、加圧部材を押出すことにより
被加圧部材を加圧する加圧装置は、加圧部材の被加圧部
材への押圧方向と加圧部材の移動方向とは一致するのが
一般的である。例えばセラミックスに金属を押圧して接
合する場合、あるいはセラミックスとセラミックスを押
圧して接合する場合、被加圧部材の接触面を平坦面と
し、その平坦面の法線方向に圧縮力すなわち加圧力を作
用させる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
加圧装置によると、加圧部材の押出方向がその軸線方向
のみであるから、加圧部材の先端面と被加圧部材との接
合面が傾斜している場合あるいは被加圧部材を載せた基
台が傾いている場合などには、加圧装置によって被加圧
部材の軸方向に正確な加圧力を作用させることが困難で
あるという問題がある。
【0004】本考案は、被加圧部材の端面が傾斜した端
面であってもその被加圧部材の軸方向に精確な軸圧縮力
を作用させることが可能な加圧装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本考案による加圧装置は、駆動部材と、この駆動部材
の端部に固定される凸部材と、この凸部材が接触可能な
一方の端面を有する板部材と、この板部材の他方の端面
が接触するスラスト軸受と、このスラスト軸受が押圧す
る加圧部材とを備え、前記板部材は、前記一方の端面が
前記凸部材に摺動可能に接触し、前記他方の端面が前記
スラスト軸受に固定され、前記スラスト軸受は、前記加
圧部材の軸線に直交する方向に移動可能に前記加圧部材
に取り付けられていることを特徴とする構成を採用す
る。
【0006】
【作用】この加圧装置によると、被加圧部材の平坦面に
加圧部材の平坦な端面を当接し、駆動部材からの軸方向
加圧力を凸部材、板部材、スラスト軸受および加圧部材
を経て被加圧部材に伝達する。凸部材と板部材は点接触
するから、この板部材、スラスト軸受、被加圧部材およ
び加圧部材の軸線が傾いていたとしても、点接触部が傾
斜することにより、被加圧部材の軸線方向に垂直な平坦
面に加圧部材の平坦な端面を密着させられる。したがっ
て、駆動部材から、凸部材、板部材、スラスト軸受、加
圧部材を経て被加圧部材の軸方向に軸圧縮力を精確に伝
達できる。
【0007】しかも、被加圧部材の平坦面が駆動部材の
移動方向に対し傾斜している場合、駆動部材による加圧
時、前記加圧部材の軸線に直交する方向に板部材が移動
するため、凸部材を支点とするモーメントのバランスに
より被加圧部材の平坦面に加わる面圧は、被加圧部材の
平坦面の傾斜を解消するような面圧分布になる。したが
って、被加圧部材の一部または全部が塑性変形しやすい
材料からなれば、被加圧部材の平坦面の傾斜が修正さ
れ、駆動部材の軸力が損失を少なくして被加圧部材の高
効率な加圧力になる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。加圧装置は、図1および図2に示す構成からな
る。加圧部材1は、先端部に固定される円板2が平坦面
2aを有している。この平坦面2aは、加圧部材1の軸
線に直交する面である。加圧部材1の他端側には大径の
円板部3が形成され、その中央部に窪む凹面1aが形成
される。円板部3の付根部は円錐状の傾斜面4が形成さ
れている。
【0009】凹面1aに円盤状の保持部材14が収納さ
れ、その端面14aにスラスト軸受のボール8が当接す
る。ボール8は図2に示す案内部材9に収納されてい
る。このスラスト軸受22の中央の穴9aに円板6の凸
部7が挿入される。この凸部7がスラスト軸受22を案
内している。円板6の外周は120°間隔で圧縮コイル
スプリング12の一端12aが押圧され、他端12bは
円板部内壁3aに当接している。また案内部材9の外周
にも同様に120°間隔で圧縮コイルスプリング13の
一端13aが当接し、他端13bが円板部内壁3aに当
接している。
【0010】収納部材16は円筒状のもので、その端部
に環状の傾斜面17を有する。この傾斜面17で形成さ
れる穴を通る収納部材16の内部に加圧部材1の円板部
3が収納され、この円板部3が穴17aから外部に抜け
落ちないようになっている。傾斜面17と傾斜面4とは
同一の傾斜角度に形成され、互いに面接触可能な角度に
設定されている。
【0011】収納部材16の内部にはロードセル10が
設けられている。ロードセル10の頂部に凸部としての
半球部11が固定されている。収納部材16の穴17a
と反対側は駆動軸18が固定されており、この駆動軸1
8は円筒状の案内部材20に軸受21を介して摺動自在
に収納されている。駆動源から図1で下方向に駆動軸1
8に伝達される加圧力は、ロードセル10、半球部1
1、円板6、スラスト軸受22、ボール8、保持部材1
4、加圧部材1を経て端面2aに接触する図示しない被
加圧部材に伝達される。
【0012】図1に示す状態は平坦面2aに被加圧部材
が接触していない状態を示す。図3に示すように、この
状態で平坦面2aに加圧部材が接触すると、傾斜面17
から加圧部材1の傾斜面4がリフトし、円板6の端面6
aが半球部11に当接する。すると、駆動軸18からの
軸力が加圧部材1から端面2aを通して被加圧部材に伝
達される。これにより、端面2aに接触する被加圧部材
に軸圧縮力を作用させる。
【0013】図3に示すように、基台25に載置される
加圧される被加圧部材26が傾斜角θだけ傾斜していた
ものとすると、被加圧部材26の端面26aは傾斜角θ
だけ傾いて加圧部材1の端面2aが端面26aに当接す
る。この傾斜角θは加圧部材1の凹部1aに収納される
スラスト軸受22の傾きとなり、その端面6aが半球部
11に点接触する。半球部11をもつロードセル10が
固定される駆動軸18は図3で軸方向つまり上下方向の
みに移動可能であり、案内部材20内の軸受21に摺動
可能に案内されている。すなわち、傾斜角θは、半球部
11とスラスト軸受22間の点接触部で傾斜が吸収され
る。
【0014】図3に示す状態において図示矢印方向に加
圧力が加えられると、駆動軸18からロードセル10、
半球部11、円板6を経てスラスト軸受22に外力が作
用する。このとき、半球部11が円板6の端面6aに作
用する外力に着目すると、この外力は、 円板6の板
厚方向に作用する軸圧縮力P1 と、 端面6aに作用
する剪断力P2 に分解される。
【0015】前記の円板6の板厚方向に作用する軸圧
縮力P1 は、スラスト軸受22から加圧部材1を経て被
加圧部材26の軸線方向に加わる圧縮力になる。したが
って、被加圧部材26が傾いていたとしても、加圧装置
によって駆動軸18の軸方向力を被加圧部材26に確実
に伝達することができる。前記の端面6aに作用する
剪断力P2 は、ボール8が保持部材14の端面14a上
を転がることによって円板6とスラスト軸受22とを圧
縮コイルスプリング12、13に抗して保持部材14の
端面14a上で移動する力になる。ボール8が保持部材
14の端面14a上を転がると、半球部11が支点とな
って保持部材14、加圧部材1を経て平坦面2aが被加
圧部材26の端面26aに付与する面圧分布が一様でな
く被加圧部材の端面26aの傾斜角θがゼロになるよう
なモーメントのバランスを保つ。これにより、被加圧部
材26の一部または全部が塑性変形しやすい材料からな
れば、被加圧部材26の端面26aの傾斜が修正され、
駆動部材18の軸力が損失を少なくして被加圧部材26
の圧縮軸力になる。
【0016】例えば被加圧部材であるセラミックスにア
ルミ部材を接合する場合、アルミ部材の端面に加圧部材
1の端面2aを面接触により当接させ、この端面の法線
方向に軸力を確実に伝達する。これによりセラミックス
とアルミ部材を精確な軸力伝達によって接合することが
できる。なお、前記考案においては一つの実施例につい
て説明したが、本考案の範囲はこの実施例に限定される
ものではない。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案の加圧装置に
よれば、被加圧部材が傾斜していた場合にも、この傾斜
角度に応じて被加圧部材の端面に軸圧縮力を力学的損失
を少なくして正確に伝達することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による加圧装置を示す断面図で
ある。
【図2】本考案の実施例による加圧装置の構成部品を示
す部品組立て分解図である。
【図3】本考案の実施例の作用を説明するための模式図
である。
【符号の説明】
1 加圧部材 2a 端面(平坦な端面) 6 円板(板部材) 6a 端面 11 半球部(凸部材) 18 駆動軸(駆動部材) 22 スラスト軸受 26 被加圧部材 262 端面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動部材と、 この駆動部材の端部に固定される凸部材と、 この凸部材が接触可能な一方の端面を有する板部材と、 この板部材の他方の端面が接触するスラスト軸受と、 このスラスト軸受が押圧する加圧部材とを備え、 前記板部材は、前記一方の端面が前記凸部材に摺動可能
    に接触し、前記他方の端面が前記スラスト軸受に固定さ
    れ、 前記スラスト軸受は、前記加圧部材の軸線に直交する方
    向に移動可能に前記加圧部材に取り付けられていること
    を特徴とする加圧装置。
JP1991026269U 1991-03-25 1991-03-25 加圧装置 Expired - Lifetime JPH0747199Y2 (ja)

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JPH04118285U JPH04118285U (ja) 1992-10-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101700095B1 (ko) * 2015-11-06 2017-01-26 주식회사 오성디스플레이 곡면 프레스 구조물에 펨너트를 부착하는 금형 및 이에 의해 제조된 곡면 프레스 구조물

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JP4781902B2 (ja) * 2006-05-10 2011-09-28 パナソニック株式会社 加圧接合装置
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