JPH01246025A - 圧入方法および装置 - Google Patents

圧入方法および装置

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JPH01246025A
JPH01246025A JP7062088A JP7062088A JPH01246025A JP H01246025 A JPH01246025 A JP H01246025A JP 7062088 A JP7062088 A JP 7062088A JP 7062088 A JP7062088 A JP 7062088A JP H01246025 A JPH01246025 A JP H01246025A
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pressure
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浩 渡辺
Hideki Inoue
秀樹 井上
Takeo Haruyama
春山 丈夫
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TATSUMI DENKI SEISAKUSHO KK
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TATSUMI DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、コンパクトディスクプレーヤのターンテーブ
ルとモータ軸など精密部品相互のプレスによる嵌合1組
立工程において、ワークの加工条件に応じた加圧力で軸
心のずれなく圧入を行なわしめる圧入方法と圧入装置に
関する。
〈従来の技術〉 従来、例えばコンパクトディスクプレーヤのターンテー
ブルとモータ軸との嵌合は、第6図に示すような圧入装
置を用いて次のように行なわれている。即ち、プレス6
1のワークテーブル61bにワーク支持治具62を固定
し、ターンテーブル63をモータ軸64aに緩く嵌合し
たモータ64を、その軸心がプレス61の加圧ヘッド6
1aの中心軸に一致するように上記ワーク支持治具のシ
ャーシ65で支持し、加圧ヘッド61aを下降させてタ
ーンテーブル63をモータ軸64aに押し込んでしまり
ばめしている。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、上記従来の圧入装置は、加圧ヘッド61aの
下端でワークたるターンテーブル63を直接押圧する構
造であるため、加圧ヘッド61aの摺接面61bの凹凸
に起因する昇降時のガタッキにより、抑圧方向がワーク
の中心軸からずれるという欠点がある。即ち、マイクロ
メータオーダーの嵌合精度が要求されるターンテーブル
63とモータ軸64aは、第7図(b)に示すように、
圧入の際夫々の軸心が加圧ヘッド61aの中心軸Aに完
全に一致するのが望ましく、軸心のずれ角の許容範囲は
組立精度の点から0,0ビ以内であることが要求される
。ところが、実際のずれ角θは、第7図(a)に示すよ
うに、プレス61の精度の影響をまともに受けて上記ガ
タッキにより許容値の数十倍にも達し、圧入時にモータ
軸64aに曲がりや傾きが生じ、これが使用時にコンパ
クトディスクの面ブレや芯ブレを惹起して、プレーヤの
性能を著しく損なうのである。また、上記従来の圧入装
置は、圧入荷重をワークの加工条件に応じた適正範囲に
調整することができず、しかも圧入荷重を圧入と同時に
計測するものでないため、最適な嵌合を得ることが難か
しく、圧入荷重が上限値以下なら、嵌合がゆるすぎて使
用時にターンテーブル63の空転を惹起し、圧入荷重が
上限値以上なら、嵌合がきつすぎてモータ軸64aの曲
がりや傾きを生じ、使用時に上記面ブレ等を惹起すると
いう欠点がある。換言すれば、モータ64の軸径と夕・
−ンテーブル63の圧入孔径をいかに嵌合精度内に加工
しても、前述の欠点により製品たるコンパクトディスク
プレーヤに欠陥が発生するのである。さらに、圧入装置
の荷重検出手段に用いられるロードセルなどが、高価で
あるという欠点もある。
そこで、本発明の目的は、高い嵌合精度が要求されるワ
ークを加工条件に応じた適正加圧力範囲内で軸心のずれ
なく圧入することができる圧入方法と、この圧入方法に
プレスと共に用いられる簡素かつ安価な圧入装置を提供
することである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、本発明の圧入方法は、シリン
ダ内にピストンを移動自在に配置し、ピストンとシリン
ダ間にばね力が調整できるようにばねを縮装して、この
ばねを介してシリンダからピストンに加圧力を伝達する
圧力伝達素子を、プレスの加圧ヘッドの先端に連結し、
上記圧力伝達素子にユニバーサルジヨイントを連結して
、上記プレスのワークテーブル上に載置されたワークを
、上記ユニバーサルジヨイントと圧力伝達素子を介して
加圧ヘッドで加圧して圧入する。
また、本発明の圧入装置は、プレスの加圧ヘッドの先端
に連結され、シリンダ内にピストンを移動自在に配置し
、ピストンとシリンダ間にばね力が調整できるようにば
ねを縮装して、このばねを介してシリンダからピストン
に加圧力を伝達する圧力伝達素子と5.この圧力伝達素
子に連結されるユニバーサルジヨイントと、上記プレス
のワークテーブルにワークの中心軸と同軸をなして摺動
自在に支持され、かつ上記ユニバーサルジヨイントに連
結される圧入ヘッドを備える。
く作用〉 プレスのワークテーブル上に、ワークとして例えば圧入
孔をもつターンテーブルとモータ軸を、それらの中心軸
がユニバーサルジヨイントの中心を通って加圧ヘッドの
加圧方向と平行になるように載置する。次に、上記加圧
ヘッドを駆動して、圧力伝達素子とユニバーサルジヨイ
ントを介して」−1記ワークをワークテーブルに向けて
押圧する。
このとき、上記圧力伝達素子のばね力を、予め与えられ
る所望の下限加圧力下でピストンがシリンダに対して相
対移動し始めるように調整し、上記ピストンの突出量を
、予め与えられる所望の上限加圧下でピストンがばねに
抗してシリンダに当接するように調整すれば、ばねのシ
リンダからの離隔およびピストンのシリンダへの当接に
よってワークへの加圧力を上記下限加圧力以上かつ上限
加圧力以下に制御することができる。また、ワークには
ユニバーサルジヨイントを介して加圧力が加わるので、
加圧ヘッドの軸心とワークの軸心との間にずれ角があっ
ても、ワークには従来のように斜方向の圧入力は作用し
ない。
〈実施例〉 以下、本発明を図示の実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明の圧入方法の実施に用いる圧入装置の一
実施例を示す概略図であり、lはプレス、2はこのプレ
ス1の加圧ヘッド1aの下端に連結され、内蔵のばねを
介して加圧力を伝達する圧力伝達素子、3はこの圧力伝
達素子2の下端に連結したユニバーサルジヨイント、4
はこのユニバーザルジヨイント3に連結されるとともに
、上記プレスlのワークテーブルlb上に固定したワー
ク支持治具5に突設した支柱6の貫通穴6aに挿通され
、上記加圧ヘッド1aとユニバーサルジヨイント3の中
心MAと同軸をなして摺動自在に支持される圧入ヘッド
、7は軸7aにターンテーブル8を緩く嵌合して上記ワ
ーク支持治具5のシャーン9によって軸心が上記中心軸
Aに一致するように保持されたワークとしてのモータ、
10は上記支柱の貫通穴6aに設けられ、摺動する圧入
ヘッド4の変位量を検出する位置センサ、11はこの位
置センサ!Oおよび圧力伝達素子2の後述する下限、上
限加圧力検出手段からの検出信号に基づいて警報を発す
る警報装置である。
上記警報装置11は、圧力伝達素子2から出力されるオ
ン・オフの検出信号を検知するセンサ出力検知部11a
と、位置センサ10から出力される変位量を表わす信号
に基づいて圧入ヘヅド4のストロークエンドを検知する
圧入力高さ検知部11bと、上記両検知部11ajlb
からの検知信号のレベルを分類するレベル分類部11c
と、自動。
手動のリセット部lid、lieを有し、上記レベル分
類部11cからのレベル信号を保持するレベルホールド
部llrと、このレベルホールド部11rからモニタ表
示回路11gを介して出力される信号に基づいて、加圧
ヘッド1aによる加圧力が夫々高すぎる(Hi)、低す
ぎる(Lo)、適正(Go)であることをランプやブザ
ーで知らせ、圧入力高さを表示するモニタ表示部11h
からなる。
第2図は、上記圧力伝達素子2および警報装置11の要
部の概略を示す縦断面図である。この圧力伝達素子2は
、円筒状のシリンダ本体21の上端に、加圧ヘッド1a
への取付ねじ22aを有するカップ状のばね支持リング
22を軸方向に進退可能に螺合する一方、シリンダ本体
21の下端に蓋状の基準板23を螺着し、この基準板の
中央穴23aに絶縁スリーブ24a、つば状の絶縁ワッ
シャ24bおよび接点リング24cを一体化してなる軸
受筒24を内嵌、固定するとともに、この軸受筒24に
、下方からユニバーサルボール25を育するフランジ状
の上限ストッパ26.上限スリーブ27、上限調節ねじ
28.上記基準板23の内面に当接するカップ状のばね
支持スリーブ29を順次螺合あるいは係合してなるピス
トン30を軸方向に摺動自在に嵌合し、さらに上記ばね
支持リング22とばね支持スリーブ29の間にコイルば
ね3■を縮装して構成される。
そして、ユニバーサルジヨイントをなすユニバーサルボ
ール25および圧入ヘッド4(第1図参照)を介してワ
ーク8に当接するピストン30には、下降する加圧ヘッ
ドIa(第1図参照)からこれに固定されたばね支持リ
ング22と上記コイルばね31を介して加圧力が加わり
、この加圧力が縮装されているコイルばね31のばね力
即ち下限加圧力よりも大きくなると、コイルばね31が
矢印Xの方向に縮んで、ばね支持スリーブ29が基準板
23の内面から離れる。また、コイルばね31が矢印X
の方向にさらに縮んで加圧力が上限加圧力に達すると、
上限調節ねじ28がばね支持すング22に当接するまえ
に、上限ストッパ26が軸受筒24の接点リング24c
に当接し、加圧ヘッド1aからの加圧力はシリンダ本体
21の基準板23を経て直接上限ストッパ26に伝達さ
れる。
上記コイルばね31のばね力即ち下限加圧力は、ばね支
持リング22を軸方向に進退させて増減でき、上記上限
加圧力は、ばね支持スリーブ29に軸方向に移動不可の
上限調節ねじに対し回転可能に係合された上限スリーブ
27を回わして、上限スリーブ27を軸方向に出没させ
て増減できるようになっている。なお、上記ピストン3
0の上限調節ねじ28の先端には、ロックねじ32を螺
合し、このロックねじ32でスチールボール33を介し
て常時上限ストッパ26を押圧することによって、上限
ストッパ26を軸方向にガタッキなくロックするととも
にばね支持スリーブ29で受けた加圧力を軸方向の中心
に正確に伝達するようにしている。
一方、第2図の回路図で示される下限、上限加圧力検出
手段と警報装置11の要部は、図示のように上限ストッ
パ26のa点に(−)側を接続した電源34の(+)側
を、直列の抵抗35とLED36およびこれと並列をな
すブザー37を介してシリンダ本体21のb点に接続す
るとともに、直列の抵抗38とLED39およびこれと
並列をなすブザー40を介してシリンダ本体21から絶
縁された軸受筒24の接点リング24cの0点に接続し
て構成される。そして、加圧ヘッドlaからの加圧力が
下限加圧力未満で、シリンダ本体2Iのb点と上限スト
ッパ26のa点が、互いに当接する基準板23とばね支
持スリーブ29を介して導通していると、LED36が
点灯し、ブザー37が鳴って加圧力が過小であることを
知らせ、加圧力が上限加圧力を超えて、接点リング24
cの0点と上限ストッパ26のa点が当接して導通する
と、LED39が点灯し、ブザー40が鳴って加圧力が
過大であることを知らせる。即ち、上記LED36およ
びLED39は、第1図のモニタ表示部11hのLoク
ランプよびHiクランプ夫々相当する。
第3図は、上記圧力伝達素子2の下端に連結されるユニ
バーサルジヨイントの縦断面図である。
このユニバーサルジヨイント3は、圧力伝達素子2の下
端の上限ストッパ26の中央に回転自在に装着されたユ
ニバーサルボール25と、圧入ヘッド4の上端中央に設
けたT字状の突起41に係合する切欠き42aを有し、
コ字状断面を有して上限ストツパ26の下面にねじ43
,43で固定される連結金具42からなる。そして、圧
力伝達素子2と圧入ヘッド4は、互いに中心軸が一直線
Aをなすように配置され、加圧ヘッド(第1図中1a参
照)上昇時は、第3図(a)に示すように連結金具42
を介して圧入ヘッド4を引き上げる一方、加圧ヘッド下
降時は、第3図(b)に示すようにユニバーサルボール
25を介して圧入ヘッド4を突起41を介して軸心のず
れなく垂直に押し下げるようにしている。
上記構成の圧入装置の動作を、本発明の圧入方法の一実
施例を含めて第1図を参照しつつ次に述べる。
プレスlの加圧ヘッドlaの下端に順次連結された圧力
伝達素子2.ユニバーサルジヨイント3゜圧入ヘッド4
は、ワークテーブル1b上に固定したワーク支持治具5
の支柱6によって軸心を鉛直線Aに揃えて昇降自在に支
持されている。また、圧力伝達素子2のコイルばね3I
のばね力は、ばね支持リング22(第2図参照)を軸方
向に進退させることにより、シリンダ本体21とピスト
ン30の間に働らく例えば8kgの下限加圧力下でコイ
ルばね31が矢印X方向に縮んでばね支持スリーブ29
が基準板23から離れるように調整される一方、上限ス
リーブ27の突出量Sは、上限スリーブ27を回わすこ
とにより、シリンダ本体21をピストン30の間に働く
例えば15kgの上限加圧力下でコイルばね31が最も
縮んで上限ストッパ26が軸受筒24の接点リング24
cに当接するように調整されている。
いま、プレス1に固定したワーク支持治具5上に、モー
タ7のモータ軸7aにターンテーブル8の圧入孔を緩く
嵌合させたワークを、それらの中6軸が上記鉛直線Aに
一致するように載置し、シャーシ9によって保持、固定
する。次に、プレス1を駆動して加圧ヘッドIaを下降
させ、圧力伝達素子2.ユニバーサルジヨイント3.圧
入ヘッド4を介して上記ワークをワークテーブルIbに
向けて押圧する。
このとき、加圧ヘッド1aの加圧力が8に9(下限加圧
力)未満なら、第2図に示すように、シリンダ本体21
のb点と上限ストッパ26のa点が、互いに当接する基
準板23とばね支持スリーブ29を介して導通し、LE
DS6が点灯し、ブザー37が鳴るので、このような状
態でワーク8,7aが圧入された場合は、圧入力が過小
であり、ワークの嵌合が甘く使用時にターンテーブル8
の空転等を惹起すると判断できる。また、加圧ヘッドl
aの加圧カカ月5kg(上限加圧力)を超えるなら、軸
受筒24の接点リング24cのC点と上限ストッパ26
のa点が当接して導通し、LED39が点灯し、ブザー
40が鳴るので、このような状態でワーク8,7aが圧
入された場合は、圧入力が過大であり、ワークの嵌合が
きつく、モータ軸7aの曲がり等で使用時にディスクの
面ブレ等を惹起すると判断できる。なお、上記下限、上
限加圧力が自由に調整できることは勿論である。また、
加圧ヘッド1aからの加圧力は、圧力伝達素子2内のロ
ックねじ32.スチールボール33を介してガタッキな
く正確に上限ストッパ26の軸方向の中心に伝達され、
さらにユニバーサルボール25を介して正確に圧入ヘッ
ド4の軸方向の中心に伝達されろ。即ち、従来は第4図
(a)に示すように、圧入ヘッド4とワーク8,7aの
軸心をいかに鉛直線A上に保持しても、加圧ヘッド61
aの加圧方向が傾いていたため力点Pが中心軸からeだ
け偏心し、これによって圧入ヘッド4の作動がこじれた
ものになり、摺接面の摩擦抵抗の増大によって加圧力の
適正な管理、制御が不可能であったが、本実施例では第
4図(b)に示すように、上限ストッパ26下端のユニ
バーサルボール25により、加圧力が常に鉛直線A上を
真直にワーク8.7aまで伝達され、斜方向の圧入力は
全く生じないのである。
従って、前述の圧力伝達素子2による下限、上限加圧力
の管理、制御も正確に行なうことができる。
上記実施例では、昇降に伴うガタッキを有し機械精度の
良くないプレスlの加圧ヘッドlaから機構的に分離さ
れ、支柱6によって鉛直に保持される圧入ヘッド4を介
してワーク8,7aを圧入するようにしているので、圧
入ヘッド4の作動が円滑になり、圧力伝達素子2による
下限、上限加圧力の管理、制御も正確に行え、圧入不良
を皆無にできるという利点がある。また、圧力伝達素子
2のばね支持リング22を軸方向に進退させてコイルば
ね31のばね力を増減させて下限加圧力を調整できるよ
うにし、シリンダ本体21の基準板23とピストン30
のばね支持スリーブ29との接点で下限加圧力検出手段
を構成する一方、上限スリーブ27を回わして上限スリ
ーブ27を軸方向に出没させて上限加圧力を調整できる
ようにし、シリンダ本体21の軸受筒2°4の接点リン
グ24cとピストン30の上限ストッパ26との接点で
上限加圧力検出手段を構成しているので、圧入力を任意
に設定した下限、上限り肝圧力の範囲に管理でき、圧入
力の過小、過大を警報手段によって圧入作業中に直ちに
知ることができ、圧入不良の流出を皆無にできるという
利点がある。また、本実施例の圧力伝達素子2は、従来
のロードセル等に比べて、圧入荷重を圧入と同時に知る
ことができ、しかも構造が簡素で製造コストがt/i 
o以下であるという利点がある。
第5図は本発明の圧入方法の他の実施例を示す斜視図で
ある。この圧入方法に用いる圧入装置は、第1図で述べ
た圧入装置の圧入ヘッド4の代りに直接ワークであるガ
イドビン45を用いた点を除いて第1図のものと同じ構
造であり、同一部材には同一番号を付して、説明を省略
する。この実施例は、精密金型の金型プレート46の四
隅の圧入穴46aに上記ガイドビン45を圧入するもの
であり、ガイドビン45は、ユニバーサルジヨイント3
.圧力伝達素子2を介してプレスの加圧ヘッド1aに同
軸をなして連結されるとともに、プレスのワークテーブ
ルIbに固定したワーク支持冶具5に突設した支柱6と
この支柱6にボルト47゜47で固定される押え板48
とに挟持されて、■溝りa内に鉛直方向に摺動自在に支
持される。また、金型プレート46は、ワーク支持治具
5上に圧入穴46aの中心をガイドビン45の直下に位
置させて固定される。従って、ユニバーサルジヨイント
3は、ガイドピン45の中心を鉛直方向に圧入穴46a
に向けて押圧するから、圧力伝達素子2等の動作や正大
過程も前述の実施例と何んら異ならず前述と同様の作用
、効果を奏する。
なお、第1図の実施例では軸側7aをワーク支持治具5
に支持したが、軸に多数個の軸受を嵌合する場合には、
圧入孔側である軸受をワーク支持治具5に支持し、軸側
を圧入ヘッド4で押圧するようにもできる。また、本発
明の圧入方法および装置が、コンパクトディスクプレー
ヤのターンテーブルとモータ軸の圧入に限らず精密部品
相互の圧入、嵌合に広く適用できることはいうまでもな
い。
〈発明の効果〉 以上の説明で明らかなように、本発明の圧入装置は、シ
リンダ内にピストンを移動自在に配置し、ピストンとシ
リンダ間にばね力が調整できるようにばねを縮装して、
このばねを介してシリンダからピストンに加圧力を伝達
する圧力伝達素子を、上記シリンダを介してプレスの加
圧ヘッドの先端に連結し、上記ピストンにユニバーサル
ジヨイントを連結してなり、本発明の圧入方法は、上記
圧入装置を用いて上記プレスのワークテーブル上に載置
されたワークを、上記ユニバーサルジヨイントと圧力伝
達素子を介して加圧ヘッドで加圧して圧入するので、上
記ばね力を所望の下限加圧力下でピストンがシリンダに
対して相対移動し始めるように調整し、上記ピストンの
突出量を所望の上限加圧力下でピストンがばねに抗して
シリンダに当接するように調整すれば、ばねのシリンダ
がらの離隔およびピストンのシリンダへの当接によって
ワークへの加圧力を上記下限加圧力以上かつ上限加圧力
以下に適切に管理、制御することができ、また、上記ユ
ニバーサルジヨイントによりワークに常時垂直方向に真
直ぐに圧入力を加えることができて、簡素な構造の安価
な装置でもって適正な範囲の加圧力で垂直度を保持した
圧入が実現でき、精密部品の信頼性と圧入作業の能率を
著しく向上させることかできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧入方法の実施に用いる圧入装置の一
実施例を示す概略図、第2図は第1図の圧力伝達素子の
縦断面図、第3図は第1図のユニバーサルジヨイントの
詳細縦断面図、第4図は上記実施例および従来例による
圧入状態を示す図、第5図は本発明の他の実施例を示す
斜視図、第6図は従来の圧入装置を示す側面図、第7図
は上記従来例による圧入状態を示す図である。 1・・・プレス、Ia・・・加圧ヘッド、■b・・・ワ
ークテーブル、2・・・圧力伝達素子、3・・・ユニバ
ーサルジヨイント、4・・・圧入ヘッド、5・・・ワー
ク支持治具、6・・・支柱、7・・・モータ、7a・・
・モータ軸、訃・・ターンテーブル、10・・・位置セ
ンサー、11・・・警報装置、2I・・・シリンダ本体
、30・・・ピストン、3!・・・コイルばね。 特 許 出 願 人  株式会社辰美電機製作所ほか1
名 代 理 人 弁理士  青白 葆 ほか1名第5図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリンダ内にピストンを移動自在に配置し、ピス
    トンとシリンダ間にばね力が調整できるようにばねを縮
    装して、このばねを介してシリンダからピストンに加圧
    力を伝達する圧力伝達素子を、プレスの加圧ヘッドの先
    端に連結し、上記圧力伝達素子にユニバーサルジョイン
    トを連結して、上記プレスのワークテーブル上に載置さ
    れたワークを、上記ユニバーサルジョイントと圧力伝達
    索子を介して加圧ヘッドで加圧して圧入する圧入方法。
  2. (2)プレスの加圧ヘッドの先端に連結され、シリンダ
    内にピストンを移動自在に配置し、ピストンとシリンダ
    間にばね力が調整できるようにばねを縮装して、このば
    ねを介してシリンダからピストンに加圧力を伝達する圧
    力伝達素子と、この圧力伝達素子に連結されるユニバー
    サルジョイントと、上記プレスのワークテーブルにワー
    クの中心軸と同軸をなして摺動自在に支持され、かつ上
    記ユニバーサルジョイントに連結される圧入ヘッドを備
    えた圧入装置。
  3. (3)上記特許請求の範囲第2項に記載の圧入装置にお
    いて、上記圧力伝達素子は、ピストンがばねに抗してシ
    リンダに対して相対移動し始める時点を検出する下限加
    圧力検出手段と、ピストンがばねに抗してシリンダに当
    接する時点を検出する上限加圧力検出手段を備えるとと
    もに、これらの両検出手段からの検出信号に基づいて警
    報を発する警報手段を備えた圧入装置。
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Cited By (3)

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