JPH06234376A - ゴムクロ−ラの構造 - Google Patents
ゴムクロ−ラの構造Info
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- JPH06234376A JPH06234376A JP4462093A JP4462093A JPH06234376A JP H06234376 A JPH06234376 A JP H06234376A JP 4462093 A JP4462093 A JP 4462093A JP 4462093 A JP4462093 A JP 4462093A JP H06234376 A JPH06234376 A JP H06234376A
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Abstract
成するゴムラグの改良に係るものである。 【構成】 無端状ゴム弾性体1の外周面にゴムラグ2を
形成し、スプロケットとアイドラ−間に張設されて回転
するゴムクロ−ラであって、ゴムクロ−ラの長手方向に
向う前記ラグの先端部位を、ゴムラグの中心部位の背丈
より低くしたことを特徴とするゴムクロ−ラの構造であ
って、好ましくは、ゴムラグがゴムクロ−ラの長手方向
に対して横方向にのびる横ラグ21と、縦方向にのびる
縦ラグ20とよりなり、縦ラグを横ラグよりも背丈を低
くしたゴムクロ−ラである。
Description
するものであって、特に言えば、ゴムクロ−ラの外周面
に形成するゴムラグの改良に係るものである。
に代って農業機械や建設機械の走行部として広く使用さ
れている。かかるゴムクロ−ラは、全体がゴム弾性体で
形成されているため、鉄シュ−クロ−ラと比較すると舗
装路面を傷つけることがなく、オペレ−タ−に対する振
動も低減できる等大きなメリットがある。
かなり低くなってはいるが、この振動や騒音の低減につ
いては更に改良すべきであるとの要請が大きい。本発明
はこのような要請のあるゴムクロ−ラにおいて、その外
周面に形成されるゴムラグの構造を改良することによっ
て、振動や騒音を更に低減させることをその目的として
いる。
成するため、次の構成としたものである。即ち、本発明
の要旨は、無端状ゴム弾性体の外周面にゴムラグを形成
し、スプロケットとアイドラ−間に張設されて回転する
ゴムクロ−ラであって、ゴムクロ−ラの長手方向に向う
前記ラグの先端部位を、ゴムラグの中心部位の背丈より
低くしたことを特徴とするゴムクロ−ラの構造にかかる
ものである。
−ラの長手方向に対して横方向にのびる横ラグと、縦方
向にのびる縦ラグとよりなり、縦ラグを横ラグよりも背
丈を低くしたことを特徴とするゴムクロ−ラの構造であ
る。
先端部位を、ゴムラグの中心部位の背丈より低くするに
は、ゴムクロ−ラの長手方向に向う前記ラグの先端部位
を、ゴムラグの中心部位より段差を形成する方法、曲面
を形成する方法、面取りする方法とすればよい。
言えば、ゴムクロ−ラの長手方向に対してゴムラグの左
右の先端部位をゴムラグの中心部位よりも背丈を低くし
たものである。このため、例えば建設機械の走行部に供
されたゴムクロ−ラがスプロケットとアイドラ−に巻つ
いて接地する際、先ずゴムラグの縦方向の先端部位が地
面にたたきつけられ、次いでゴムラグの中心部位が地面
と接地することとなる。しかるに、従来のゴムクロ−ラ
におけるゴムラグは、その中心部位や先端部位は一律に
同一平面となっているのが通例であった。このため、ゴ
ムクロ−ラが曲率を与えられつつ接地する際には、前記
したようにゴムラグの先端部位が常に路面をたたく状態
になっている。
示す側面からの概略図である。アイドラ−20より繰り
出されるゴムクロ−ラ21は、先ずその外周面に形成さ
れたゴムラグ22が地面23に接触することとなるが、
この接地の際にはゴムラグ22の先端部220 が地面2
3をたたくこととなり、次いでゴムラグ22の全体表面
が地面23と接触することとなる。
ゴムクロ−ラ21の長手方向に向うゴムラグ22の先端
部位220 が、地面23をたたくことによる騒音が発生
することと共に、これによる振動をも引き起こすことと
なっていた。又、このゴムラグ22の先端部位220 の
疲労度はゴムラグ22の中央部位221 と比較してその
度合いは大きく、この先端部位220 の摩耗や裂断も大
きかった。
グの先端部位の背丈をゴムラグの中心部位よりもやや低
くしたものであって、ゴムクロ−ラが曲率をもって曲げ
られ、ゴムラグが接地する際にあっては、ゴムラグの先
端部位のみで地面をたたくのではなく、ゴムラグのほぼ
全頂面が同時に接地することとなるため、地面をたたく
音が低減されると共に、走行時の振動も低減されること
となったものである。
の背丈の差を設ける手段としては、両者間に段差を設け
たり、先端部位表面に曲面又は面取りを施したりするも
のである。この両者の背丈の差は最大2〜5mm程度と
すれば十分である。
1は本発明の第1実施例のゴムクロ−ラAにおける外周
面に形成されたゴムラグの平面図であり、図2は図1に
おけるA−A線での断面図である。図中、1はゴムクロ
−ラAの基体をなす無端状のゴム弾性体であり、紙面の
上下にわたって連続するものである。そして、2はゴム
弾性体1の外周面に形成されたゴムラグであって、この
ゴムラグ2はゴム弾性体1の幅方向に向って伸びるラグ
中心部位(横ラグ)21 と、ゴム弾性体1の長手方向に
向って伸びる縦ラグ20 とよりなり、全体としてキ字状
をなしている。
横ラグ21 の部位の背丈よりも低くしたものである。図
2はその一例を具体的に示すものであって、縦ラグ20
の表面は斜めに面取りがなされている。本発明はこのよ
うに縦ラグ20 の表面を面取りしたために、接地の際に
はゴムラグ2の極く一部のみが最先に接触する従来のゴ
ムクロ−ラとは異なり、接地がスム−ズとなり、この際
の地面のたたき音が低減され、又、これに伴う振動発生
も効果的に低減されることとなったのである。
−ラBの図2と同様の部位の断面図であり、この例では
ゴムラグ2の縦ラグ20 に、ゴムクロ−ラBの長手方向
に向けて曲面R0 を形成したものである。尚、横ラグ2
1 のエッジ部も曲面R1 とするのが好ましく、勿論図2
に示すゴムクロ−ラAの場合にも採用可能であり、更に
は、ここに小さな面取り部を形成することも好ましい態
様である。
−ラCの図2と同様部位の断面図であり、縦ラグ20 は
横ラグ21 の背丈に対して段差dをもってその表面が形
成されたものである。図中、3はゴム弾性体1中に一定
間隔をもって横並べして埋設された芯金であって、4は
ゴムクロ−ラの内周面に突出した角部、5はスチ−ルコ
−ドを示す。又、6はスプロケットとの係合孔である。
−ラDの外周面の平面図、図6は図5のB−B線での断
面を含む側面図である。この例にあっては、ゴム弾性体
11は紙面の上下に無端状に連続するものであって、そ
の外周面には幅方向の左右に分断された幅方向に伸びる
横ラグ1211、1221が、スプロケット孔13の左右に
ややずらした位置に対向して形成されている。そして、
夫々の横ラグ1211、1221には、ゴムクロ−ラDの長
手方向に向って夫々逆方向に小さな突部(縦ラグ)12
10、1220が形成されて、一対のゴムラグ121 、12
2 とされている。平面形状は略L字状をなすゴムラグで
ある。
210、1220に面取りにより傾斜面としたものであり、
ゴムラグ1211、1221の背丈よりも最大3mmだけ背
丈(h)を低くした例である。尚、図中、14はゴム弾
性体1中に埋設された芯金であり、15はこの芯金14
より伸びる角部、16はこの芯金14を囲むスチ−ルコ
−ド、17は芯金14の中央部で、スプロケット(図示
せず)との係合部である。
って、接地に際してはゴムラグの極く先端の一部が接触
するのではなく、言って見れば、接地の際、面接触とな
るように工夫されたものである。従って、地面をゴムラ
グがたたくという騒音がなくなり、しかもゴムラグの歪
みも略均一化される方向となったので走行時の振動の低
減ともなったものであって、その改良効果は大きい。
ける外周面の平面図である。
の断面図である。
の図2と同様の部位の断面図である。
の図2と同様の部位の断面図である。
の外周面の平面図である。
ある。
側面からの概略図である。
のゴム弾性体 2、121 、122 ‥‥本発明のゴムクロ−ラの外周面
に形成されたゴムラグ 21 、1211、1221‥‥横ラグ 20 、1210、1220‥‥縦ラグ 3、14‥‥芯金 4、15‥‥角部 5、16‥‥スチ−ルコ−ド 6、13‥‥スプロケットとの係合孔 17‥‥スプロケットの係合部 d‥‥縦ラグに形成した段差 h‥‥縦ラグと横ラグとの背丈の差 R‥‥縦ラグに形成した曲面
Claims (5)
- 【請求項1】 無端状ゴム弾性体の外周面にゴムラグを
形成し、スプロケットとアイドラ−間に張設されて回転
するゴムクロ−ラであって、ゴムクロ−ラの長手方向に
向う前記ラグの先端部位を、ゴムラグの中心部位の背丈
より低くしたことを特徴とするゴムクロ−ラの構造。 - 【請求項2】 ゴムラグがゴムクロ−ラの長手方向に対
して横方向にのびる横ラグと、縦方向にのびる縦ラグと
よりなり、縦ラグを横ラグよりも背丈を低くしたことを
特徴とする請求項第1項記載のゴムクロ−ラの構造。 - 【請求項3】 ゴムクロ−ラの長手方向に向う前記ラグ
の先端部位を、ゴムラグの中心部位より段差を形成して
背丈を低くした請求項第1項及び第2項記載のゴムクロ
−ラの構造。 - 【請求項4】 ゴムクロ−ラの長手方向に向う前記ラグ
の先端部位を、ゴムラグの中心部位に対して曲面となし
て背丈を低くした請求項第1項及び第2項記載のゴムク
ロ−ラの構造。 - 【請求項5】 ゴムクロ−ラの長手方向に向う前記ラグ
の先端部位の表面を面を面取りし、ゴムラグの中心部位
より背丈を低くした請求項第1項及び第2項記載のゴム
クロ−ラの構造。
Priority Applications (1)
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JP04462093A JP3198190B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ゴムクロ−ラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04462093A JP3198190B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ゴムクロ−ラ |
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JP3198190B2 JP3198190B2 (ja) | 2001-08-13 |
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Family Applications (1)
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JP04462093A Expired - Lifetime JP3198190B2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | ゴムクロ−ラ |
Country Status (1)
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-
1993
- 1993-02-09 JP JP04462093A patent/JP3198190B2/ja not_active Expired - Lifetime
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