JPH11268673A - クロ−ラの構造 - Google Patents
クロ−ラの構造Info
- Publication number
- JPH11268673A JPH11268673A JP9235698A JP9235698A JPH11268673A JP H11268673 A JPH11268673 A JP H11268673A JP 9235698 A JP9235698 A JP 9235698A JP 9235698 A JP9235698 A JP 9235698A JP H11268673 A JPH11268673 A JP H11268673A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- rubber
- crawler
- tips
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
ラの改良に関する。 【解決手段】ゴム弾性体と、このゴム弾性体中に走行方
向に直角に埋設された芯金と、外周面にゴムラグが前記
芯金と対応して形成されたクロ−ラであって、芯金の幅
端を内周側に連続的に曲げて芯金の幅端の外周面を湾曲
させたクロ−ラの構造。1‥芯金、2、3‥翼部、4‥
ゴム弾性体、5‥スチ−ルコ−ド、6、7‥翼部の先
端、8‥翼部の先端の外周面、9、10‥肉盛部、14
‥ゴムラグ、15、16‥ゴムラグの両端。
Description
供せられるクロ−ラの改良に関する。
として無端状のゴム弾性体中に一定ピッチをもって芯金
が埋設され、芯金を外囲いして周方向の引っ張り補強の
ためのスチ−ルコ−ドが埋設されたいわゆるゴムクロ−
ラと、リンクとリンクに取り付けられる鉄製履帯によっ
て構成される鉄シュ−クロ−ラが広く用いられており、
特に鉄シュ−クロ−ラにおいては鉄製履帯に替えてゴム
シュ−が装着されて道路上を走行することが行われてい
る。
−をまとめてクロ−ラと称するが、かかるクロ−ラは特
に走行路上の石等の突起物や歩道の縁石に乗り上げた際
にはクロ−ラ中に埋設された芯金の幅端とこの小石との
間にゴムがはさまれて剪断力が強く働き、これが繰り返
されるとここにゴムが芯金の幅端に沿ってクラックが入
ってしまい、耐久性が劣ることとなる。
30が小石31上に乗り上げた場合には芯金32の幅端
33がエッジとなり、ゴム34はこのエッジに向かって
クラックaが発生することになってしまう。この現象は
前記したゴムクロ−ラであってもゴムシュ−であっても
同様であり、ゴム中に埋設された芯金に対して同じよう
にクラックの発生が起こる。
部に起因して発生するクラックを防止することを目的と
したものであり、芯金の幅部に工夫をこらしたものであ
る。
決するためになされたものであって、その要旨は、ゴム
弾性体と、このゴム弾性体中に走行方向に直角に埋設さ
れた芯金と、外周面にゴムラグが前記芯金と対応して形
成されたクロ−ラであって、芯金の幅端を内周側に曲げ
て芯金の幅端の外周面を湾曲させ、芯金の先端部を覆う
ゴム隆起部を形成したことを特徴とするクロ−ラの構造
であって、好ましくは、芯金の幅端の湾曲した先端に内
周側に肉盛部を形成したものである。
の幅端を内周側に連続的に曲げ、ゴムクロ−ラの幅端近
くまで芯金を埋設したので、クロ−ラが石等の突起物や
歩道の縁石に乗り上げても芯金端部でのゴムが内周側へ
曲がるという変形が少なく、このためクロ−ラ幅端部へ
の歪集中が少なくなる。又、この芯金の外周面が湾曲し
た分だけ接地側のゴム部の厚さが厚くなるものであり、
これによっても歪が吸収できることとなったものであ
る。更に、この曲げられた芯金の先端の特に内周側を円
味をもった肉盛部とすることによって芯金端部でのゴム
の内周側への変形をより小さくでき更に効果を発揮でき
ることになる。
のゴムクロ−ラに埋設した芯金に適用できるだけでな
く、鉄シュ−単独或いは複数の鉄シュ−にまたがるゴム
シュ−の鉄シュ−との結合に供される芯金にも適用でき
ることは言うまでもない。
必ずしも一つの曲線である必要はなく、複数の曲線又は
複数の直線をもって全体として湾曲状とされていること
も含むことは言うまでもなく、外周面を湾曲させたこと
によって歪の始点がより内側となりかつこれを分散でき
ることとなったものである。
詳細に説明する。図1はゴムクロ−ラに適用した幅方向
における断面図である。図は芯金1が埋設された部位で
の断面図であり、芯金1の翼部2、3がゴム弾性体4中
に埋設され、この翼部2、3を外囲いしてスチ−ルコ−
ド5が埋設されている。
曲げられてその外周面8を湾曲させたものであり、更に
この先端5、6において内周側に肉盛部9、10が形成
されたものである。図中、符号11、12は芯金1の中
央部13をはさんで形成された角部であり、図示しない
トラックロ−ラやスプロケット、アイドラ−等の外れ防
止機能をもたらすものである。尚、芯金1の中央部13
はスプロケットとの係合部である。
14が備えられたものであり、この例では芯金1の湾曲
に対応してゴムラグの両端15、16をこれ又湾曲させ
た形状としたものである。勿論、点線で示すようにゴム
ラグの両端15、16を左右に長く張り出させることも
できることは言うまでもない。
げた際にも芯金1の先端6、7の外周面8が湾曲してい
ることから、ゴムに加わる歪が集中せずクラックの発生
が低減されることとなったものである。
−ラの内周に肉盛部9、10を形成したが、これはゴム
クロ−ラの内周面に芯金1の先端6、7が露出しないよ
うにしたものであり、これはゴムクロ−ラの長さ方向に
沿って全長にわたって形成してもよく、芯金1の先端
6、7に対応した部位のみにこれを形成してもよい。
を示す断面図である。図中、21は芯金であり、この両
翼部22、23を含めて外周側24にゴム弾性体25が
加硫接着されており、両翼22、23が二つの直線2
6、27にて内周側に曲げられ、全体として芯金21の
外周面24に湾曲部を構成するものである。図中、28
は図示しない鉄シュ−との装着に使用されるボルト挿入
孔であり、ゴムラグ29及び芯金21を貫通するもので
ある。
側に向けて芯金21の湾曲部24に対向して切り上げた
形状とされたものであり、ゴム歪が芯金21の一個所に
集中することがなくなりクラックの発生を低減したもの
である。尚、このゴムラグ29も前記したゴムラグ14
と同様にその両端部を点線で示すごとく張り出させるこ
とができることは当然である。
−ラであって、クロ−ラ幅端部に大きな歪が加わった場
合でも芯金に対して一個所にその歪が集中することがな
く、この結果クロ−ラの寿命が著しく高められたもので
ある。
断面図である。
す一部断面図である。
合の状態図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴム弾性体と、このゴム弾性体中に走行
方向に直角に埋設された芯金と、外周面にゴムラグが前
記芯金と対応して形成されたクロ−ラであって、芯金の
幅端を内周側に連続的に曲げて芯金の幅端の外周面を湾
曲させたことを特徴とするクロ−ラの構造。 - 【請求項2】 芯金の先端部を覆うゴム隆起部を形成し
た請求項第1項記載のクロ−ラの構造。 - 【請求項3】 芯金の幅端の湾曲した先端の内周側に肉
盛部を形成した請求項第1項記載のクロ−ラの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9235698A JPH11268673A (ja) | 1998-03-22 | 1998-03-22 | クロ−ラの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9235698A JPH11268673A (ja) | 1998-03-22 | 1998-03-22 | クロ−ラの構造 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008031167A Division JP2008120388A (ja) | 2008-02-12 | 2008-02-12 | クローラの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11268673A true JPH11268673A (ja) | 1999-10-05 |
Family
ID=14052131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9235698A Pending JPH11268673A (ja) | 1998-03-22 | 1998-03-22 | クロ−ラの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11268673A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001322578A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Bridgestone Corp | ゴムクローラ |
US7293844B2 (en) | 2002-05-22 | 2007-11-13 | Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha | Rubber crawler track |
JP2008149770A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性履帯用芯金および弾性履帯 |
JP2010120550A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性クローラ |
-
1998
- 1998-03-22 JP JP9235698A patent/JPH11268673A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001322578A (ja) * | 2000-05-17 | 2001-11-20 | Bridgestone Corp | ゴムクローラ |
JP4481434B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2010-06-16 | 株式会社ブリヂストン | ゴムクローラ |
US7293844B2 (en) | 2002-05-22 | 2007-11-13 | Fukuyama Gomu Kogyo Kabushiki Gaisha | Rubber crawler track |
JP2008149770A (ja) * | 2006-12-14 | 2008-07-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性履帯用芯金および弾性履帯 |
JP2010120550A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | 弾性クローラ |
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Legal Events
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070814 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20071015 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071211 |