JPH06219157A - 自動車のバックドアの補強構造 - Google Patents
自動車のバックドアの補強構造Info
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- JPH06219157A JPH06219157A JP2843393A JP2843393A JPH06219157A JP H06219157 A JPH06219157 A JP H06219157A JP 2843393 A JP2843393 A JP 2843393A JP 2843393 A JP2843393 A JP 2843393A JP H06219157 A JPH06219157 A JP H06219157A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back door
- inner panel
- reinforcement
- outer panel
- automobile
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バックドアの側部の裾部への延長部分の剛性
を、裾部全体の剛性と共に高めうる自動車のバックドア
の補強構造を提供すること。 【構成】 バックドアガラスを装着する装着部と、イン
ナパネルおよびアウタパネルからなり、前記インナパネ
ルと前記アウタパネルとが閉断面空間を画定する、前記
装着部の両側にそれぞれ設けられる側部と、インナパネ
ルおよびアウタパネルからなり、前記インナパネルと前
記アウタパネルとが閉断面空間を画定する、前記装着部
および側部から伸びている裾部とを備える自動車のバッ
クドアの補強構造である。前記裾部におけるインナパネ
ル(22)と相まって閉断面空間を画定する、車体の横
方向へ伸びるリィインフォース(20)を備え、リィイ
ンフォース(20)は、前記各側部の前記裾部への延長
部分に進入する長さである。
を、裾部全体の剛性と共に高めうる自動車のバックドア
の補強構造を提供すること。 【構成】 バックドアガラスを装着する装着部と、イン
ナパネルおよびアウタパネルからなり、前記インナパネ
ルと前記アウタパネルとが閉断面空間を画定する、前記
装着部の両側にそれぞれ設けられる側部と、インナパネ
ルおよびアウタパネルからなり、前記インナパネルと前
記アウタパネルとが閉断面空間を画定する、前記装着部
および側部から伸びている裾部とを備える自動車のバッ
クドアの補強構造である。前記裾部におけるインナパネ
ル(22)と相まって閉断面空間を画定する、車体の横
方向へ伸びるリィインフォース(20)を備え、リィイ
ンフォース(20)は、前記各側部の前記裾部への延長
部分に進入する長さである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のバックドアの補
強構造に関する。
強構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のバックドアは、バックドアガラ
スを装着する装着部と、この装着部の両側にそれぞれ設
けられる側部と、前記装着部および側部から伸びている
裾部とを備え、側部と裾部とが、それぞれインナパネル
とアウタパネルとによって閉断面空間を画定するように
形成されるが、前記装着部と前記裾部との境界部分の剛
性は、応力集中し易い割りには低いとされる。そこで、
2つのインナパネルによって閉断面空間を画定し、この
閉断面空間を前記境界部分において車体の横方向へ伸ば
したバックドアが提案されている(実開平3-9916号公
報)。
スを装着する装着部と、この装着部の両側にそれぞれ設
けられる側部と、前記装着部および側部から伸びている
裾部とを備え、側部と裾部とが、それぞれインナパネル
とアウタパネルとによって閉断面空間を画定するように
形成されるが、前記装着部と前記裾部との境界部分の剛
性は、応力集中し易い割りには低いとされる。そこで、
2つのインナパネルによって閉断面空間を画定し、この
閉断面空間を前記境界部分において車体の横方向へ伸ば
したバックドアが提案されている(実開平3-9916号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記提案に係るバック
ドアでは、装着部と裾部との境界部分の剛性を高めうる
が、側部と裾部との交差部分、すなわち側部の裾部への
延長部分の剛性は低い。そのため、バックドアを押し開
くように配置されているシリンダ装置の反力によって一
方の側部が、または使用者がバックドアの一方の側部も
しくはその延長部分のみに手をかけてバックドアを閉じ
ようとするときその側部もしくは延長部分が、他の部分
に対して変形するおそれがある。
ドアでは、装着部と裾部との境界部分の剛性を高めうる
が、側部と裾部との交差部分、すなわち側部の裾部への
延長部分の剛性は低い。そのため、バックドアを押し開
くように配置されているシリンダ装置の反力によって一
方の側部が、または使用者がバックドアの一方の側部も
しくはその延長部分のみに手をかけてバックドアを閉じ
ようとするときその側部もしくは延長部分が、他の部分
に対して変形するおそれがある。
【0004】本発明の目的は、側部の裾部への延長部分
の剛性を、裾部全体の剛性と共に高めうる自動車のバッ
クドアの補強構造を提供することにある。
の剛性を、裾部全体の剛性と共に高めうる自動車のバッ
クドアの補強構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、バックドアガ
ラスを装着する装着部と、インナパネルおよびアウタパ
ネルからなり、前記インナパネルと前記アウタパネルと
が閉断面空間を画定する、前記装着部の車体の横方向と
なる両側にそれぞれ設けられる側部と、インナパネルお
よびアウタパネルからなり、前記インナパネルと前記ア
ウタパネルとが閉断面空間を画定する、前記装着部およ
び側部から下方へ伸びている裾部とを備える自動車のバ
ックドアの補強構造であって、前記裾部における前記イ
ンナパネルまたは前記アウタパネルと相まって閉断面空
間を画定する、車体の横方向へ伸びるリィインフォース
を備え、該リィインフォースは、前記各側部の前記裾部
への延長部分に進入する長さである。
ラスを装着する装着部と、インナパネルおよびアウタパ
ネルからなり、前記インナパネルと前記アウタパネルと
が閉断面空間を画定する、前記装着部の車体の横方向と
なる両側にそれぞれ設けられる側部と、インナパネルお
よびアウタパネルからなり、前記インナパネルと前記ア
ウタパネルとが閉断面空間を画定する、前記装着部およ
び側部から下方へ伸びている裾部とを備える自動車のバ
ックドアの補強構造であって、前記裾部における前記イ
ンナパネルまたは前記アウタパネルと相まって閉断面空
間を画定する、車体の横方向へ伸びるリィインフォース
を備え、該リィインフォースは、前記各側部の前記裾部
への延長部分に進入する長さである。
【0006】
【作用および効果】バックドアの側部に働くシリンダ装
置の反力によって、または使用者が側部もしくはその延
長部分のみを持ってバックドアを閉じることによって前
記側部もしくはその延長部分に加わる荷重は、リィイン
フォースを経てバックドアの全体に伝わる。
置の反力によって、または使用者が側部もしくはその延
長部分のみを持ってバックドアを閉じることによって前
記側部もしくはその延長部分に加わる荷重は、リィイン
フォースを経てバックドアの全体に伝わる。
【0007】補強用のリィインフォースが裾部における
インナパネルまたはアウタパネルと相まって閉断面空間
を画定することと、リィインフォースが車体の横方向へ
伸び、各側部の裾部への延長部分に進入していることか
ら、側部の裾部への延長部分の剛性が高くなる。その結
果、一方の側部または側部の延長部分のみに荷重を加え
たとき、その荷重がバックドアの全体で受け止められる
ため、側部またはその延長部分が変形するのを抑えるこ
とができる。
インナパネルまたはアウタパネルと相まって閉断面空間
を画定することと、リィインフォースが車体の横方向へ
伸び、各側部の裾部への延長部分に進入していることか
ら、側部の裾部への延長部分の剛性が高くなる。その結
果、一方の側部または側部の延長部分のみに荷重を加え
たとき、その荷重がバックドアの全体で受け止められる
ため、側部またはその延長部分が変形するのを抑えるこ
とができる。
【0008】リィインフォースが車体の横方向へ各側部
の延長部分まで伸びていることと、インナパネルまたは
アウタパネルと相まって閉断面空間を画定することか
ら、バックドア全体の剛性を高めることができる。
の延長部分まで伸びていることと、インナパネルまたは
アウタパネルと相まって閉断面空間を画定することか
ら、バックドア全体の剛性を高めることができる。
【0009】
【実施例】自動車のバックドア10は、図7に示すよう
に、バックドアガラス12を装着する装着部14と、装
着部14の車体の横方向となる両側にそれぞれ設けられ
る側部16と、装着部14および側部16から下方へ伸
びる裾部18とを備える。本発明に係る補強構造は、バ
ックドア10の裾部18と、側部16の裾部18への延
長部分17とを補強するものであり、図1、図2および
図5に示すように、リィインフォース20を備える。
に、バックドアガラス12を装着する装着部14と、装
着部14の車体の横方向となる両側にそれぞれ設けられ
る側部16と、装着部14および側部16から下方へ伸
びる裾部18とを備える。本発明に係る補強構造は、バ
ックドア10の裾部18と、側部16の裾部18への延
長部分17とを補強するものであり、図1、図2および
図5に示すように、リィインフォース20を備える。
【0010】バックドア10の基本的な構造は、従来の
ものと実質的に同じであって、インナパネルとアウタパ
ネルとを重ね合せて形成された閉断面空間を有する2つ
の側部16と、これら側部16の上方の端部を連結する
部分19と、インナパネルとアウタパネルとを重ね合せ
て形成された閉断面空間を有する裾部18と、これらに
囲まれた装着部14とを備えるバックドアフレームを作
り、このバックドアフレームの装着部14にバックドア
ガラス12を装着し、支持する。
ものと実質的に同じであって、インナパネルとアウタパ
ネルとを重ね合せて形成された閉断面空間を有する2つ
の側部16と、これら側部16の上方の端部を連結する
部分19と、インナパネルとアウタパネルとを重ね合せ
て形成された閉断面空間を有する裾部18と、これらに
囲まれた装着部14とを備えるバックドアフレームを作
り、このバックドアフレームの装着部14にバックドア
ガラス12を装着し、支持する。
【0011】図5に示すインナパネル22は、バックド
アガラス用の開口26の上方および左右方の三方を囲む
リム部分27と、開口26の下方を囲むリム部分28と
からなる。一方、アッパパネル24も同様に、バックド
アガラス用の開口の三方を囲むリム部分と、開口の下方
を囲むリム部分とからなるが、図2には、開口の下方を
囲むリム部分30だけを示してある。インナパネル22
およびアウタパネル24を重ね合せてスポット溶接する
と、開口によって装着部14が、開口の三方を囲むリム
部分によって2つの側部16と連結部分19とが、さら
に開口の下方を囲むリム部分によって裾部18が形成さ
れる。
アガラス用の開口26の上方および左右方の三方を囲む
リム部分27と、開口26の下方を囲むリム部分28と
からなる。一方、アッパパネル24も同様に、バックド
アガラス用の開口の三方を囲むリム部分と、開口の下方
を囲むリム部分とからなるが、図2には、開口の下方を
囲むリム部分30だけを示してある。インナパネル22
およびアウタパネル24を重ね合せてスポット溶接する
と、開口によって装着部14が、開口の三方を囲むリム
部分によって2つの側部16と連結部分19とが、さら
に開口の下方を囲むリム部分によって裾部18が形成さ
れる。
【0012】補強用のリィインフォース20は、裾部1
8におけるインナパネル22またはアウタパネル24と
相まって閉断面空間を画定するもので、車体の横方向へ
伸び、バックドア10の各側部16の裾部18への延長
部分17に進入する長さである。リィインフォース20
は、図2に示すように、バックドアガラスの装着部14
の可及的近傍位置に配置する。
8におけるインナパネル22またはアウタパネル24と
相まって閉断面空間を画定するもので、車体の横方向へ
伸び、バックドア10の各側部16の裾部18への延長
部分17に進入する長さである。リィインフォース20
は、図2に示すように、バックドアガラスの装着部14
の可及的近傍位置に配置する。
【0013】図示の実施例では、リィインフォース20
は、アウタパネル24のリム部分30の内側面にほぼ沿
う形態の全体に湾曲した部分32と、インナパネル22
のリム部分28に向けて凸となった凹み部分33と、フ
ランジ部分34とを有し、板材によって形成されてい
る。リィインフォース20は、フランジ部分34でイン
ナパネル22のリム部分28とアウタパネル24のリム
部分30とにスポット溶接され、凹み部分33でインナ
パネル22のリム部分28にスポット溶接され、湾曲し
た部分32でアウタパネル24のリム部分30にマスチ
ックシーラ36によって固着されている。その結果、イ
ンナパネル22とアウタパネル24とによって画定され
る空間が3つの小さな空間A、B、Cに仕切られてい
る。
は、アウタパネル24のリム部分30の内側面にほぼ沿
う形態の全体に湾曲した部分32と、インナパネル22
のリム部分28に向けて凸となった凹み部分33と、フ
ランジ部分34とを有し、板材によって形成されてい
る。リィインフォース20は、フランジ部分34でイン
ナパネル22のリム部分28とアウタパネル24のリム
部分30とにスポット溶接され、凹み部分33でインナ
パネル22のリム部分28にスポット溶接され、湾曲し
た部分32でアウタパネル24のリム部分30にマスチ
ックシーラ36によって固着されている。その結果、イ
ンナパネル22とアウタパネル24とによって画定され
る空間が3つの小さな空間A、B、Cに仕切られてい
る。
【0014】バックドアの側部16に対応するインナパ
ネル22のリム部分27と、側部16の裾部18への延
長部分17に対応するインナパネル22のリム部分28
とは、図1および図5に示すように、下方へ向けて凸と
なった凹みとして形成されている。一方、前記延長部分
に進入するリィインフォース20の端部は、図1、図3
および図4に示す実施例では、湾曲した部分32を延長
した部分40と、この部分40から下方へ向けて凸とな
るように凹まされた部分41とを有し、凹凸形状となっ
ている。この凹凸形状により、リィインフォース20と
インナパネル22との結合部分の剛性を高めることがで
きる。リィインフォース20は、凹み部分33の底42
とインナパネル22のリム部分28とをスポット溶接
し、さらに、部分40、41の端に設けたフランジ43
とリム部分28の壁44とをスポット溶接し、リム部分
28に固着されている。
ネル22のリム部分27と、側部16の裾部18への延
長部分17に対応するインナパネル22のリム部分28
とは、図1および図5に示すように、下方へ向けて凸と
なった凹みとして形成されている。一方、前記延長部分
に進入するリィインフォース20の端部は、図1、図3
および図4に示す実施例では、湾曲した部分32を延長
した部分40と、この部分40から下方へ向けて凸とな
るように凹まされた部分41とを有し、凹凸形状となっ
ている。この凹凸形状により、リィインフォース20と
インナパネル22との結合部分の剛性を高めることがで
きる。リィインフォース20は、凹み部分33の底42
とインナパネル22のリム部分28とをスポット溶接
し、さらに、部分40、41の端に設けたフランジ43
とリム部分28の壁44とをスポット溶接し、リム部分
28に固着されている。
【0015】図示の実施例では、リム部分28の凹み形
状に適合する形状の第2のリィインフォース50をリィ
インフォース20の端部とインナパネル22のリム部分
28との間に配置し、それぞれとスポット溶接してあ
る。このように、第2のリィインフォース50をリィイ
ンフォース20とインナパネル22との間に介在するこ
とにより、両者の結合部分の剛性を一層高めることがで
きる。第2のリィインフォース50を介在する場合、リ
ィインフォース20の端部を凹凸形状にすれば、その凹
凸形状と第2のリィインフォース50とによって結合部
分の剛性を最も大きくすることができるが、リィインフ
ォース20の端部を凹凸形状にすることは必ずしも必要
ない。第2のリィインフォース50は、図1に示すよう
に、リィインフォース20の端部を越える長さであれば
よい。
状に適合する形状の第2のリィインフォース50をリィ
インフォース20の端部とインナパネル22のリム部分
28との間に配置し、それぞれとスポット溶接してあ
る。このように、第2のリィインフォース50をリィイ
ンフォース20とインナパネル22との間に介在するこ
とにより、両者の結合部分の剛性を一層高めることがで
きる。第2のリィインフォース50を介在する場合、リ
ィインフォース20の端部を凹凸形状にすれば、その凹
凸形状と第2のリィインフォース50とによって結合部
分の剛性を最も大きくすることができるが、リィインフ
ォース20の端部を凹凸形状にすることは必ずしも必要
ない。第2のリィインフォース50は、図1に示すよう
に、リィインフォース20の端部を越える長さであれば
よい。
【0016】自動車のバックドアでは、図7に示すよう
に、その裾部18の中央にキー差し込み用の穴52を設
けてあり、この穴52に差し込んだキーによって解除可
能なロック装置(図示せず)が設けられる。自動車が特
に粗悪路を走行するとき、サスペンションから加わる上
下方向の力によって車体が上方へ押し上げられ、また下
方へ引き下げられるが、バックドア10は慣性の影響で
その場所に残ろうとするため、車体の動きがロック装置
に上下方向の力として現れ、この力がバックドア10に
加わる。その結果、バックドア10の特にインナパネル
22のリム部分28が振動し、異音やこもり音の原因と
なることがある。本発明によれば、リィインフォース2
0を配置することによってバックドアの剛性を高める結
果、前記異音やこもり音に対処できるが、図6に示す構
造を採用することにより、その対策が一層完全となる。
に、その裾部18の中央にキー差し込み用の穴52を設
けてあり、この穴52に差し込んだキーによって解除可
能なロック装置(図示せず)が設けられる。自動車が特
に粗悪路を走行するとき、サスペンションから加わる上
下方向の力によって車体が上方へ押し上げられ、また下
方へ引き下げられるが、バックドア10は慣性の影響で
その場所に残ろうとするため、車体の動きがロック装置
に上下方向の力として現れ、この力がバックドア10に
加わる。その結果、バックドア10の特にインナパネル
22のリム部分28が振動し、異音やこもり音の原因と
なることがある。本発明によれば、リィインフォース2
0を配置することによってバックドアの剛性を高める結
果、前記異音やこもり音に対処できるが、図6に示す構
造を採用することにより、その対策が一層完全となる。
【0017】図6のインナパネル62では、上方に向け
て凸となった、車体の前後方向へ伸びるビード部63を
ロック装置をはさんで位置するように2条設けており、
ロック装置のロックストライカを取り付けるブラケット
64が2条のビード部63の間に溶接される。ビード部
63は、リィインフォース20の近傍まで伸びることが
好ましく、これによって図2の範囲Dに渡るインナパネ
ルの部分の剛性を高めることができる。
て凸となった、車体の前後方向へ伸びるビード部63を
ロック装置をはさんで位置するように2条設けており、
ロック装置のロックストライカを取り付けるブラケット
64が2条のビード部63の間に溶接される。ビード部
63は、リィインフォース20の近傍まで伸びることが
好ましく、これによって図2の範囲Dに渡るインナパネ
ルの部分の剛性を高めることができる。
【0018】図5に示すように、インナパネル22のリ
ム部分27は下方に向けて凸の凹み形状であるため、上
端に設けた貫通穴66に下側から通したワイヤハーネス
68(図4)を凹みに沿って下端に導くことができる。
この場合、図4に示すように、リィインフォース20の
端部に底42から立ち上がる壁45を設けておくことに
より、貫通穴66から順次送り込まれるワイヤハーネス
68の先端にあるソケット70のストッパとして機能さ
せることができる。したがって、ソケット70が突き当
たる壁45の部分の近傍となるインナパネル22および
リィインフォース50に穴を開けておけば、ソケット7
0をこの穴から簡単に取り出すことができる。すなわ
ち、リィインフォース20の端部を図4に示す構造にす
れば、その構造自体によって剛性を高めることができ、
さらに、ワイヤハーネスの配線作業が容易になる。
ム部分27は下方に向けて凸の凹み形状であるため、上
端に設けた貫通穴66に下側から通したワイヤハーネス
68(図4)を凹みに沿って下端に導くことができる。
この場合、図4に示すように、リィインフォース20の
端部に底42から立ち上がる壁45を設けておくことに
より、貫通穴66から順次送り込まれるワイヤハーネス
68の先端にあるソケット70のストッパとして機能さ
せることができる。したがって、ソケット70が突き当
たる壁45の部分の近傍となるインナパネル22および
リィインフォース50に穴を開けておけば、ソケット7
0をこの穴から簡単に取り出すことができる。すなわ
ち、リィインフォース20の端部を図4に示す構造にす
れば、その構造自体によって剛性を高めることができ、
さらに、ワイヤハーネスの配線作業が容易になる。
【0019】なお、図2に示した実施例では、リィイン
フォース20は3つの小さな空間をインナパネル22と
アウタパネル24とによって画定される空間内に仕切る
形状であるが、これは複数の空間となるように仕切る形
状であればよい。たとえば、図2に示したリィインフォ
ース20を凹み33の底43の部分で切断し、底43よ
り前方の部分をリィインフォースとして使用することに
より、Aと(B+C)との2つの空間を仕切ることがで
きる。この場合、リィインフォースを天地を逆にして配
置し、インナパネル22とアウタパネル24とに固着す
れば、空間Aに実質的に相当する空間は、リィインフォ
ースとアウタパネル24とによって画定される。
フォース20は3つの小さな空間をインナパネル22と
アウタパネル24とによって画定される空間内に仕切る
形状であるが、これは複数の空間となるように仕切る形
状であればよい。たとえば、図2に示したリィインフォ
ース20を凹み33の底43の部分で切断し、底43よ
り前方の部分をリィインフォースとして使用することに
より、Aと(B+C)との2つの空間を仕切ることがで
きる。この場合、リィインフォースを天地を逆にして配
置し、インナパネル22とアウタパネル24とに固着す
れば、空間Aに実質的に相当する空間は、リィインフォ
ースとアウタパネル24とによって画定される。
【図1】本発明に係る自動車のバックドアの補強構造に
使用するリィインフォースの端部とインナパネルとを示
す斜視図である。
使用するリィインフォースの端部とインナパネルとを示
す斜視図である。
【図2】自動車のバックドアの図7の2−2線に沿って
切断した拡大断面図である。
切断した拡大断面図である。
【図3】図1の3−3線に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図4】図1の4−4線に沿って切断した断面図であ
る。
る。
【図5】リィインフォースとインナパネルとの一部を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
【図6】ロック装置の近傍に設けることが好ましいイン
ナパネルの部分を示す斜視図である。
ナパネルの部分を示す斜視図である。
【図7】バックドアを備える自動車を背後から見た斜視
図で一部を示す。
図で一部を示す。
10 バックドア 12 バックドアガラス 14 装着部 16 側部 18 裾部 20 リィインフォース 22 インナパネル 27、28 リム部分 32 湾曲部分 33 凹み部分 A、B、C 閉断面空間
Claims (1)
- 【請求項1】 バックドアガラスを装着する装着部と、 インナパネルおよびアウタパネルからなり、前記インナ
パネルと前記アウタパネルとが閉断面空間を画定する、
前記装着部の車体の横方向となる両側にそれぞれ設けら
れる側部と、 インナパネルおよびアウタパネルからなり、前記インナ
パネルと前記アウタパネルとが閉断面空間を画定する、
前記装着部および側部から下方へ伸びている裾部とを備
える自動車のバックドアの補強構造であって、 前記裾部における前記インナパネルまたは前記アウタパ
ネルと相まって閉断面空間を画定する、車体の横方向へ
伸びるリィインフォースを備え、該リィインフォース
は、前記各側部の前記裾部への延長部分に進入する長さ
である、自動車のバックドアの補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02843393A JP3223627B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 自動車のバックドアの補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02843393A JP3223627B2 (ja) | 1993-01-26 | 1993-01-26 | 自動車のバックドアの補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06219157A true JPH06219157A (ja) | 1994-08-09 |
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