JPH0620731Y2 - 塵芥収集車の制御装置 - Google Patents

塵芥収集車の制御装置

Info

Publication number
JPH0620731Y2
JPH0620731Y2 JP2800989U JP2800989U JPH0620731Y2 JP H0620731 Y2 JPH0620731 Y2 JP H0620731Y2 JP 2800989 U JP2800989 U JP 2800989U JP 2800989 U JP2800989 U JP 2800989U JP H0620731 Y2 JPH0620731 Y2 JP H0620731Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic pump
acting cylinder
engine
accelerator pedal
accelerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2800989U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02120404U (ja
Inventor
猛 吉羽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2800989U priority Critical patent/JPH0620731Y2/ja
Publication of JPH02120404U publication Critical patent/JPH02120404U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0620731Y2 publication Critical patent/JPH0620731Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は塵芥収集車の制御装置に係わり、特に走行用エ
ンジンにより油圧ポンプを駆動して塵芥の積込用や排出
用の各アクチュエータを作動させるようにした塵芥収集
車の制御装置に関する。
〔従来の技術〕
塵芥収容箱の後部に、塵芥積込装置を内蔵したテールゲ
ートを配置してなる塵芥収集車は一般に広く知られてい
る。この種の塵芥収集車の塵芥積込装置は、通常油圧式
のアクチュエータで作動し、このアクチュエータには、
走行用エンジンの回転により駆動する油圧ポンプから圧
油が供給されるようなされている。その走行用エンジン
はアクセルペダルの踏み込みで増速されるとともに、塵
芥の積込時や排出時には、他の増速機構等を介して増速
されるようなされている。
また、走行用エンジンと油圧ポンプとは、動力取出装置
(PTO)を介して連結され、この動力取出装置がオン
(接)の状態の時に走行用エンジンの回転が圧油ポンプ
に伝達されるようなされている。この動力取出装置の機
構としては、例えば機械的レバーを操作して歯車で動力
の接断を行うようにした機構や、電磁クラッチにより動
力の接断を行うようにした機構(例えば、特開昭62−
64630号公報参照)等が一般に知られている。ここ
に、上記いずれの機構にあっても、動力取出装置をオン
にする時には、走行用クラッチを切ってチェンジギヤを
ニュートラルの状態にしておなかいと危険である。
ところで、この種の油圧ポンプは、1000〜1200
rpm程度で回転させれば十分であり、それ以上に回転
数を上げてもエネルギの損失になり、機器の摩耗を増大
させるだけである。それにも拘らず、塵芥の積込時や排
出時に、その出力を増大させようとして作業者がアクセ
ルペダルを踏み込んでエンジン、ひいては油圧ポンプの
回転を増速させてしまうことがある。
これを改善するために、従来、例えば実開昭62−15
7705号として、一定量以上にアクセルペダルを踏み
込んだ時に、これをリミットスイッチで検出し、塵芥積
込装置の動作を停止させてしまうようにしたものが提案
されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記実開昭62−157705号に記載
のものは、塵芥積込装置の動作は停止するものの、油圧
ポンプは停止しないので、負荷がかからない分だけ油圧
ポンプの回転が速くなり、破損や摩耗を誘発してしまう
ばかりでなく、動力取出装置としてレバー方式のものを
使用した場合には、レバーを自動的に操作して歯車の噛
み合いを外そうとしても、これが簡単に外れずに、オフ
(断)の状態にならないことがあるといった問題点があ
ると考えられる。
本考案は上記に鑑み、動力取出装置を介して走行用エン
ジンと油圧ポンプとを接続した時に、作業者が無理にア
クセルペダルを踏み込んでエンジン、ひいては油圧ポン
プを過回転させてしまうことを確実に防止したものを提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案にかかる塵芥収集車の
制御装置は、走行用エンジンに動力取出装置を介して油
圧ポンプを連結し、この油圧ポンプからの圧油により塵
芥積込装置の各アクチュエータが作動するようにした塵
芥収集車の制御装置において、上記油圧ポンプにより作
動し伸展してアクセルペタルの踏み込み量を所定量以下
に規制する単動シリンダを備えるとともに、この単動シ
リンダと油圧ポンプとの間に、エンジンキースイッチが
オンの状態で、かつアクセルペダルが踏み込まれていな
いか、またはニュートラルスイッチがオンの状態の時に
油圧ポンプと単動シリンダとを連通させる油圧バブルを
介装したものである。
〔作用〕 上記のように構成した本考案によれば、動力取出装置を
介してエンジンと油圧ポンプとを接続した時、この油圧
ポンプからの圧油によって単動シリンダを作動させて伸
展させ、この伸展によってアクセルペダルが所定量以上
踏み込めないようにして、エンジンひいては油圧ポンプ
の回転数を所定量以上に増速させないようにすることが
できる。
しかも、エンジンキースイッチがオンの状態で、かつア
クセルペダルが踏み込まれていないか、またはニュート
ラルスイッチがオンの状態の時にのみ、油圧バルブを通
過させて油圧ポンプからの圧油を単動シリンダに供給す
ることにより、走行中に単動シリンダが誤って作動して
しまうことを確実に防止することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
塵芥積込装置の各アクチュエータに圧油を供給してこれ
を作動させる油圧ポンプ1は、動力取出装置2を介して
走行用エンジン3に連結され、この動力取出装置2がオ
ン(接)になった時に油圧ポンプ1が走行用エンジン3
に接続されて、このエンジン3の回転によって回転する
よう構成されている。
このエンジン3には、第5図に示すように、これを増減
速するためのアクセルレバー4が、その基部において支
点Oを中心に回転自在に支承されて配置され、このアク
セルレバー4の先端(下端)には、コントロールケーブ
ル5の一端が結合され、このケーブル5の他端はアクセ
ルペダル(図示せず)に結合されて、アクセルペダルを
踏み込むことにより、ケーブル5を介してアクセルレバ
ー4をその支点Oを中心に左右に揺動させて、エンジン
3を増減速するようなされている。
第1図及び第2図に示すように、このアクセルレバー4
の前方に位置して、ブラケット6が配置され、このブラ
ケット6に上記アクセルペダルの踏み込み量を規制する
ための単動シリンダ7が固着されている。
即ち、この単動シリンダ7が非作動の状態では、アクセ
ルレバー4の移動平面とこの単動シリンダ7のピストン
ロッド8の先端との間に間隔Wが存在して、アクセルレ
バー4がピストンロッド8に阻害されることなる通過す
ることができ、作動してピストンロッド8がストローク
Sだけ突出した時に、このポストンロッド8がアクセル
レバー4の移動平面を横切ってこの通過を阻止し、これ
によってアクセルレバー4はアイドリングの状態から間
隔Xの範囲のピストンロッド8と当接する位置の間での
み揺動でき、これによってエンジンの回転数がこれ以上
上がってしまことがないよう構成されている。
この単動シリンダ7の取付け位置は、アイドリングの状
態から間隔Xが、例えば積込の1サイクルが10秒より
早くならないような位置とする。これは、積込1サイク
ルは労働省安全指導基準で10〜13秒と定められてい
るからである。
また、上記単動シリンダ7は、両端に90度エルボ9,
9を取付けたホース10を介して油圧ポンプ1に連結さ
れ、これによって油圧ポンプ1の駆動によって作動する
ようなされているとともに、この油圧ポンプ1には、9
0°エルボ11を介して塵芥車油圧回路が接続されてい
る。
更に、この油圧ポンプ1と単動シリンダ7との間には、
第3図に示すように、通常は油圧ポンプ1と単動シリン
ダ7との油の流通を遮断し、ソレノイドコイル13aが
励磁された時に連通させる電磁バルブ13が介在されて
いる。
この電磁バルブ13のソレノイドコイル13aは、第4
図に示すように、エンジンキースイッチ14と、並列に
接続され通常はオンの状態を維持しアクセルを踏み込ん
だ時にオフの状態となるアクセルスイッチ15及びニュ
ートラルスイッチ16と、リレースイッチ17に接続さ
れ、これにより、エンジンキースイッチ14を入れてこ
れをオンの状態となし、かつアクセルを踏み込むことな
くアクセルスイッチ15をオンの状態に維持するか、ま
たはニュートラルの状態でニュートラルスイッチ16を
オンの状態をした時に、リレースイッチ17を介して電
磁バルブ13のソレノイドコイル13aを励磁するよう
構成されている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
先ず、動力取出装置2をオンとして、エンジン3の回転
によって油圧ポンプ1を回転駆動させる。この回転によ
って、塵芥車油圧回路12に圧油が供給されて各アクチ
ュエータが作動し、同時に通常のこの動力取出装置2が
オンの状態ではエンジンキースイッチ14はオンの状態
で、ニュートラスイッチ16もオンの状態であるから、
ソレノイドコイル13aが励磁されて、この圧油が単動
シリンダ7に供給され、これが作動してこのピストンロ
ッド8がストロークSだけ突出する。これよってアクセ
ルレバー4、ひいてはアクセルペダルの作動範囲が規制
される。
収集作業中及び排出作業中は、常に油圧ポンプ1が回転
しているため圧油が単動シリンダ7のベース側に流れ混
んでピストンロッド8を押し続ける。
アクセルスイッチ15は、アクセルペダルを踏み込んだ
時にオフとなり、収集作業中及び排出作業中に運転者が
アクセルペダルを踏み込むとアクセルスイッチ15がオ
フとなるが、ニュートラルスイッチ16よりリレースイ
ッチ17のリレーコイル17aへ通電されているため、
単動シリンダ7のピストンロッド8は圧油により押され
続け、これによりアクセルレバー4の揺動範囲がピスト
ンロッド8に規制されているので、アクセルペダルも所
定量以上踏み込むことができない。
通常の走行時には動力取出装置2はオフ(断)とするた
め、油圧ポンプ1の回転は停止する。
テェンジレバー(図示せず)を「ロー」に入れ、アクセ
ルペダルを踏み込むと、ニュートラルスイッチ16はオ
フとなり、アクセルスイッチ15もオフとなるので、油
圧バルブ13のソレノイドコイル13aへの通電は停止
し、これにより単動シリンダ7のピストンロッド8はば
ねの弾性力によって復帰して走行できるようになる。
この時、誤って動力取出装置2がオンとなり、油圧ポン
プ1が回転してしまってもアクセルスイッチ15及びニ
ュートラルスイッチ16がともにオフであるため、油圧
バルブ13が誤って作動してしまうことはないので、単
動シリンダ7が作動してしまうことなく安全である。
なお、上記実施例においては、アクセルレバー4の揺動
量を規制することにより、間接的にアクセルペダルの踏
み込み量を規制するようにした例を示しているが、単動
シリンダを介してアクセルペダルの踏み込み量自体を直
接規制するようにすることもできる。
〔考案の効果〕
本考案は上記のような構成であるので、運転者がアクセ
ルペダルを踏み込んで、基準以上の早いサイクルで積込
作業を行おうとしても、このアクセルペダルの踏み込み
量が所定量以下に規制されているため、必要以上にエン
ジン、ひいては油圧ポンプの回転数が上がってしまうこ
とを確実に防止して、動力取出装置や油圧ポンプ等の関
連機器の損傷を防止して耐久性の向上を図ることができ
る。
しかも、比較的簡単な構成で、既存の車両にクラッチの
形式等に関係なく容易に取付けることができるばかりで
なく、油圧のため確実にアクセルペダルの踏み込み量を
規制することができる。
更に、走行中に誤って動力取出装置がオンとなっても、
単動シリンダが誤って作動してしまうことを確実に防止
して、この安全性を図ることができるといった効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す概略正面図、第
2図は第1図の側面図、第3図は油圧回路図、第4図は
電気回路図、第5図は一般的なエンジンの側面図であ
る。 1…油圧ポンプ、2…動力取出装置、3…エンジン、4
…アクセルレバー、5…コントロールケーブル、7…単
動シリンダ、8…ピストンロッド、13…電磁バルブ、
13a…ソレノイドコイル、14…エンジンキースイッ
チ、15…アクセルスイッチ、16…ニュートラルスイ
ッチ、17…リレースイッチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行用エンジンに動力取出装置を介して油
    圧ポンプを連結し、この油圧ポンプからの圧油により塵
    芥積込装置の各アクチュエータが作動するようにした塵
    芥収集車の制御装置において、上記油圧ポンプにより作
    動し伸展してアクセルペタルの踏み込み量を所定量以下
    に規制する単動シリンダを備えるとともに、この単動シ
    リンダと油圧ポンプとの間に、エンジンキースイッチが
    オンの状態で、かつアクセルペダルが踏み込まれていな
    いか、またはニュートラルスイッチがオンの状態の時に
    油圧ポンプと単動シリンダとを連通させる油圧バルブを
    介装したことを特徴とする塵芥収集車の制御装置。
JP2800989U 1989-03-10 1989-03-10 塵芥収集車の制御装置 Expired - Lifetime JPH0620731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2800989U JPH0620731Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 塵芥収集車の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2800989U JPH0620731Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 塵芥収集車の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02120404U JPH02120404U (ja) 1990-09-28
JPH0620731Y2 true JPH0620731Y2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=31251006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2800989U Expired - Lifetime JPH0620731Y2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 塵芥収集車の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0620731Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02120404U (ja) 1990-09-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0620731Y2 (ja) 塵芥収集車の制御装置
JP2748302B2 (ja) 作業車のエンジン制御装置
JPH0530975Y2 (ja)
JPH02197424A (ja) 車両用動力取出装置
JPS5814331B2 (ja) トラツククレ−ン
JP2528723Y2 (ja) 作業車におけるpto操作装置
JP2566376B2 (ja) 車両用定速走行装置
JPH0728028Y2 (ja) 塵芥収集車の積込制御装置
JPH0613000Y2 (ja) 車両用パワーディバイダクラッチの断続装置
JPS6333692Y2 (ja)
JPS5842589Y2 (ja) エンジンのアクセルリンク装置
JPS5914268Y2 (ja) 走行車両の操縦装置
JPS6024915Y2 (ja) 特殊用途車両の燃料制御機構
JPS6228512Y2 (ja)
JP3336049B2 (ja) 作業車輛のエンジン制御機構
JPH0520594Y2 (ja)
JPH0235547Y2 (ja)
JP3315058B2 (ja) 車両用定速走行装置
AU627482B2 (en) Drive assembly having dual neutrality control
JPS6119453B2 (ja)
JPH0710934Y2 (ja) 自動定速走行装置
JPH0418900Y2 (ja)
JPH0311067Y2 (ja)
JPS6119454B2 (ja)
JP2597966Y2 (ja) デセル装置