JPH02197424A - 車両用動力取出装置 - Google Patents

車両用動力取出装置

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JPH02197424A
JPH02197424A JP1573389A JP1573389A JPH02197424A JP H02197424 A JPH02197424 A JP H02197424A JP 1573389 A JP1573389 A JP 1573389A JP 1573389 A JP1573389 A JP 1573389A JP H02197424 A JPH02197424 A JP H02197424A
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JP
Japan
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gear
driving force
power
switching
state
Prior art date
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JP1573389A
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English (en)
Inventor
Genshiro Yamada
原司郎 山田
Takamichi Hieda
稗田 孝道
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Nikken KK
Original Assignee
Nikken KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、たとえば、トラッククレーンや各種作業機等
のようにPTOが設けられている車両の動力取出装置に
関する。
[従来の技術] この種の車両用動力取出装置において、従来から一般的
に知られているものに、たとえば、駆動源からの駆動力
をトランスミッヨンにより変速して走−行用駆動輪に伝
達する駆動力伝達機構の途中箇所から駆動力を取出して
PTO軸に導くものがあり、その駆動力の取出手段とし
て、駆動力伝達機構内に設けられている回転ギヤに対し
、動力取出用ギヤを噛合状態および噛合解除状態に切換
可能に設け、その動力取出用ギヤを噛合状態に切換える
ことにより駆動力伝達機構から駆動力を取出してPTO
軸に導き、前記動作取出用ギヤを噛合解除状態に切換え
ることによりPTO軸への駆動力の取出しを解除するよ
う構成されていた。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この種従来の車両用動力取出装置においては、
駆動源からの駆動力を走行用駆動輪に伝達している状態
で前記動力取出用ギヤを噛合状態に切換えた場合には、
回転ギヤが高速回転している状態で動力取出用ギヤがそ
れに噛合せんとするため、ギヤが損傷したり駆動力伝達
機構が破損してしまったり等の重大な故障が発生する問
題があった。そこで、PTO軸に駆動力を取出す場合に
は、まず作業者がクラッチを切り、前記回転ギヤに駆動
力が伝達されていない状態にした後、前記動力取出用ギ
ヤを噛合状態に切換えるという煩雑な操作を必要とする
不都合があり、しかも、クラッチを切る作業を忘れて前
記動力取出用ギヤを噛合状態に切換えた場合には前述し
た重大な故障が発生するという欠点があった。
本発明は、かかる実情に鑑み、PTO軸への駆動力の取
出し操作を簡単にするとともに誤操作に伴う故障を防止
することのできる車両用動力取出装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る車両用動力取出装置は、 駆動源と、 走行用駆動輪と、 前記駆動源からの駆動力を前記走行用駆動輪に伝達する
ための駆動力伝達機構と、 該駆動力伝達機構により伝達される駆動力によって回転
する回転ギヤと、 動力を取出すためのPTO軸および動力取出用ギヤを有
し、前記回転ギヤに前記動力取出用ギヤが噛合すること
によって駆動力を該回転ギヤから取出して前記PTO軸
に導くための動力取出機構と、 前記動力取出用ギヤを前記回転ギヤに噛合させた動力取
出状態と前記動力取出用ギヤの前記回転ギヤへの噛合を
解除させた動力非取出状態とに切換可能な切換手段と、 前記動力取出用ギヤが噛合する前記回転ギヤよりも駆動
力伝達上手側において、駆動力の伝達を断続切換可能な
駆動力断続手段と、 その操作により、前記PTO軸に駆動力を取出す状態に
切換指令するための切換操作手段と、該切換操作手段の
切換操作に基づいて、前記駆動力断続手段を動力遮断状
態に切換制御し、その後前記切換手段を動力取出状態に
切換制御し、さらにその後前記駆動力断続手段を動力伝
達状態に切換制御するための制御手段とを含むことを特
徴とする。
[作用] 本発明によれば、切換手段の働きにより、PTO軸に動
力を取出すための動力取出用ギヤを駆動力伝達機構によ
り伝達される駆動力によって回転する回転ギヤに噛合さ
せた動力取出状態と前記動力取出用ギヤの前記回転ギヤ
への噛合を解除させた動力非取出状態とに切換可能とな
る。また、駆動力断続手段の働きにより、前記動力取出
用ギヤが噛合する前記伝達用ギヤよりも駆動力伝達上手
側において、駆動力の伝達が断続切換可能となる。
そして、PTO軸に駆動力を取出す場合には、切換操作
手段を取出状態に切換える。すると、制御手段の働きに
より、まず前記駆動力断続手段が動力遮断状態に切換え
られ、その後前記切換手段が動力取出状態に切換制御さ
れ、されにその後前記駆動力断続手段が動力伝達状態に
切換制御される。
つまり、PTO軸に駆動力を取出すための操作としては
、切換操作手段を切換操作するのみで足り、その操作に
より、動力取出用ギヤが回転ギヤに噛合される以前にお
いて自動的にその回転ギヤよりも駆動力伝達上手側で動
力の伝達が遮断され、動力取出用ギヤの回転ギヤへの噛
合時におけるギヤの破損等の故障が防止される。
[発明の実施例コ 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第1図は、本発明に係る車両の一例のトラッククレーン
を示した全体側面図である。シャシ11;は4つのタイ
ヤ2が回転自在に取付けられている。
前記シャシ1上には、駆動源の一例のエンジン10およ
びトランスミッション12が搭載されており、エンジン
10からの駆動力をトランスミッション12で変速し、
走行用駆動輪の一例のタイヤ2に駆動力を伝達して走行
できるよう構成されている。また、前記シャシ1の前方
部分にはキャビン3が設けられているとともに、そのキ
ャビン3の後方に、クレーン53が設けられており、さ
らにそのクレーン53の後方に荷台4が回動軸55を中
心として後方に揺動自在に設けられている。
前記クレーン53は、縦軸まわりで回動自在な支軸13
に対し、上下に揺動自在なブーム7が取付けられ、さら
にワイヤ27により吊りフック9が吊下げられて構成さ
れている。前記ブーム7はシリンダ8の作動により上下
方向に揺動されるよう構成されており、また、前記吊り
フック9はワイヤ27の巻取りおよび巻戻しにより上下
方向に動くよう構成されている。図中6は、前記荷台4
を回動軸55中心で揺動させるための荷台用シリンダで
ある。また、図中5は荷台4の側壁を構成している荷台
側板であり、その下辺を中心に回動自在に構成されてい
る。また、図中11は作業時における車体を安定させる
ためのスタビライザである。
第2図は、前記駆動源からの駆動力を前記走行用駆動輪
に伝達するための動力伝達機構の一部を示す一部切欠断
面図である。
エンジン10からの動力は、操縦者のクラッチペダル1
6の操作に連動して作動するクラッチ14により、ON
、OFF切換えがなされる。トランスミッション12は
、ミッションケース内に設けられた種々の伝達用ギヤで
構成されており、シフトレバ−によりギヤ18.20を
シフトさせることによりギヤ同士の噛合の切換えを行な
って変速が行なえるよう構成されている。そして、軸2
3にはギヤ15が遊嵌されており、このギヤ15が、回
転軸57に対し一体回転するよう取付けられているギヤ
30と噛合し、回転軸57の駆動力がギヤ15に伝達さ
れるよう構成されている。このギヤ30により、前記駆
動力伝達機構により伝達される駆動力によって回転する
回転ギヤが構成されている。
次に、PTO軸25に対しギヤ21が摺動のみ可能に取
付けられており、そのギヤ21をシフトさせるシフトレ
バ−26が回転軸28を中心に揺動可能に設けられてい
る。このシフトレバ−の−端には、PTOシリンダ22
のプランジャ24が連結されており、このプランジャ2
4の伸縮によって前記ギヤ21が図示左右方向にシフト
されて、前記ギヤ15への噛合状態およびギヤ15への
噛合が解除された解除状態に切換可能に構成されている
。そして、ギヤ15とギヤ21とが噛合状態となること
によりエンジン10からの駆動力がPTo軸25に伝達
され、また、ギヤ15とギヤ21との噛合が解除される
ことにより、エンジン10からの駆動力のPTO軸25
への取出しが解除される。このギヤ21により、動力伝
達機構から駆動力をPTO軸に取出すための動力取出用
ギヤが構成されている。また、前記PTO軸25とギヤ
21とにより、前記回転ギヤに前記動力取出用ギヤが噛
合することによりて駆動力を該回転ギヤから取出して前
記PTO軸に導くための動力取出機構が構成されている
。また、前記PTOシリンダ22.プランジャ24.シ
フトレバ−26により、前記動力取出用ギヤを前記回転
ギヤに噛合させた動力取出状態と前記動力取出用ギヤの
前記回転ギヤへの噛合を解除させた動力非取出状態とに
切換可能な切換手段が構成されている。さらに、前記ク
ラッチ14により、前記動力取出用ギヤが噛合する前記
回転ギヤよりも駆動力伝達上手側において、駆動力の伝
達の断続切換えが可能な駆動力断続手段が構成されてい
る。
前記クラッチペダル16には、クラッチシリンダ8−0
のプランジャ82が取付けられており、りラッチシリン
ダ80が伸張することによりクラッチ14がOFFに切
換えられるよう構成されている。なお図中84はクラッ
チ位置センサであり、クラッチ14が完全にOFF状態
に切換わったことを検出するためのものである。そして
、操縦者の手動操作可能な位置に設けられている切換操
作手段の一例の操作スイッチ88を切換操作することに
より、制御手段の一例の油圧制御装置86が作動し、前
記クラッチシリンダ80およびPTOシリンダ22に圧
油を供給してそれら両シリンダ80.22を駆動制御可
能に構成している。なお、前記クラッチシリンダ80は
単動式のシリンダである。なお、図中120は、クラッ
チ14をON側に復帰させるための引張りばねである。
前記回転軸57の駆動力は作動ギヤ等を介して後輪のタ
イヤ2に伝達される。また、前記PTO軸25の駆動力
は、ギヤポンプ等の油圧ポンプ32に伝達され、切換バ
ルブ31を介して前記ブーム用シリンダ8に圧油が供給
されるよう構成され、ブーム用シリンダ8のプランジャ
が伸縮駆動するよう構成されている。なお、図中29は
リリーフ弁であり、33は絞り弁、43は逆上弁である
この絞り弁33と逆止弁43は、前記切換バルブ31を
切換えてブーム用シリンダ8のプランジャを吸引するよ
う作動させた場合に、前記吊りフック9に加わる重量に
より前記ブーム7が急速に下方に揺動することを防止す
るためのものである。
なお、この実施例では、前記油圧モータ32により駆動
されるアクチュエータとしてブーム用シリンダを採り上
げたが、本発明はこれに限らず、前記荷台用シリンダ6
でもよく、または、スタビライザ11、支柱13、ワイ
ヤ27の巻取ウィンチ等を駆動するための油圧モータで
もよく、またPTO軸25の駆動力を前輪駆動に利用し
てもよい。
第3図は前記油圧制御装置86を示す回路図である。
油圧制御装置86には、モータMが設けられており、こ
のモータMの駆動力によって油圧ポンプ90が回転する
。この油圧ポンプの回転により、圧油がそれぞれの切換
バルブZoo、96.98に供給されるよう構成されて
いる。なお、図中92はリリーフ弁であり、前記ポンプ
90から供給された圧油の圧力が一定値以上に上昇した
場合にその圧油をタンクに戻しそれ以上の圧力の上昇を
防止するためのものである。88は操作スイッチであり
、操縦者が操作スイッチ88をON回路に入れると、ソ
レノイド100Sが励磁されて切換バルブが矢印イ方向
に切換えられ、油圧ポンプ90からの圧油がクラッチシ
リンダ80内に供給されてそのプランジャ82を伸張す
る。このプランジャ82の伸張により前述したようにク
ラッチ14(第2図参照)がOFF状態に切換えられる
そして、プランジャ82がそのストローク端まで伸張し
てクラッチ14が完全にOFF状態に切換えられれば、
クラッチ位置センサ84から検出出力が導出されてリレ
ー94に与えられる。すると、リレー94から電流がソ
レノイド96sに与えられてソレノイド96sが励磁さ
れ、切換バルブ96を矢印口方向に切換える。これによ
って、油圧ポンプ90からの圧油がPTOシリンダ22
に与えられ、そのプランジャ24が伸張されて前述した
ようにギヤ21がギヤ25に噛合する(第2図参照)。
この噛合の際に、既にクラッチ14がOFF状態に切換
えられているために、ギヤ15が遊転状態となっており
、そのギヤ15へのギヤ21の噛合がスムーズに行なわ
れる。そして、PTOシリンダ22のプランジャ24が
伸び切った状態で操縦者が操作スイッチ88を解放状態
にする。
これにより、ソレノイド100Sの励磁が解除され、切
換バルブ100が図示の状態に復帰するため、クラッチ
シリンダ80内の圧油がタンクに戻り得る状態となり、
前記引張りばね120の復元力によりクラッチペダル1
6が元の姿勢に復帰し、クラッチ14がON状態に切換
わる(第2図参照)。この状態で、エンジン10からの
駆動力がギヤ15を介してギヤ21に伝達され、PTO
軸25から動力を取出すことが可能となる。
次に、操縦者は操作スイッチ88をOFF回路に入れる
と、ソレノイド100Sが励磁されて切換バルブ100
を矢印イ方向に切換え、前述と同様にクラッチシリンダ
80のプランジャ82を伸張させてクラッチ14をOF
F状態に切換える。
そしてクラッチ14が完全にOFF状態に切換わったと
きにクラッチ位置センサ84からの検出出力がリレー9
4に与えられ、リレー94から電流がソレノイド98S
に供給される。すると、ソレノイド988が励磁されて
切換バルブ98が矢印凸方向に切換えられ、油圧ポンプ
90からの圧油がPTOシリンダ22に与えられ、その
プランジャ24が吸引される。このプランジャ24が吸
引されると、第2図に示すようにギヤ21が図示左方向
にスライドされてギヤ21とギヤ15との噛合が解除さ
れる。そして、前記プランジャ24が収縮し切った状態
で操縦者が操作スイッチ88の操作を解放する。これに
より、ソレノイド100Sの励磁が解除されて切換バル
ブ100が図示の状態に切換わり、前述と同様にクラッ
チペダル16が引張りばね120の復元力により元の姿
勢に復帰し、クラッチ14がON状態に切換えられる。
次に、本発明の他の実施例を第4図に基づいて説明する
。第4図は、駆動力伝達機構の一部を示す一部切欠断面
図である。なお、第4図において、前記第2図と同一の
参照符号が付された部品は前記第2図のものと同一の部
品を示すので、ここでは詳細な説明を省略する。
駆動源の一例でエンジン10からの駆動力が、トルクコ
ンバータ130を介して回転軸57に伝達される。そし
て、その駆動力がギヤ30を介して回転ギヤの一例のギ
ヤ15に伝達される。そしてPTO軸25には動力取出
用ギヤの一例のギヤ21が摺動のみ可能に設けられてお
り、PTOシリンダ22のプランジャ24の伸張により
、シフトレバ−26を介して前記ギヤ21がPTO軸2
軸上5上スライドし、前記ギヤ15への噛合状態と噛合
解除状態とに切換えられる。前記PTO軸25とギヤ2
1とにより、前記回転ギヤに前記動力取出用ギヤが噛合
することによって駆動力を該回転ギヤから取出して前記
PTO軸に導くための動力取出機構が構成されている。
また、PTOシリンダ22.プランジャ24ならびにシ
フトレバ−26により、前記動力取出用ギヤを前記回転
ギヤに噛合させた動力取出状態と前記動力取出用ギヤの
前記回転ギヤへの噛合を解除させた動力非取出状態とに
切換可能な切換手段が構成されている。
そして、第4図に示すものは、トルクコンバータ130
が用いられた変速機構であるため、クラッチを必要とし
ない。
前記PTOシリンダ22には、制御手段の一例の油圧制
御装置86から圧油が供給されてそのプランジャ24の
伸縮が駆動制御される。図中88は切換操作手段の一例
の操作スイッチである。さらに、油圧制御装置86から
は変速レバーシフトシリンダ132に圧油が供給される
よう構成されており、圧油の供給によりプランジャ13
4が伸長されて変速レバーシフト機構136の働きによ
す変速レバー138をDレンジの位置にシフトするよう
構成されている。この変速レバー138がDレンジにシ
フトされれば、ギヤ18がギヤ140または142に噛
合され、回転軸57のトルクが走行用駆動輪2(381
図参照)に伝達される状態となる。この状態で、サイド
ブレーキ等により前記走行用駆動輪2を回転しないよう
にロックしておれば、エンジン10は回転しているもの
の回転軸57は停止している状態となる。
前記変速レバーシフト機構136は、第5図に示すよう
な構造となっている。つまり、枢支軸2回りで揺動自在
に案内板144が設けられているとともに、その案内板
144を通常の姿勢に復帰させるための引張りばね14
6が設けられている。
そして前記案内板144には斜め方向に切込んだ切欠溝
148が形成されている。この状態で、変速レバーシフ
トシリンダ132に圧油が供給されてそのプランジャ1
38が伸張されると、案内板144が揺動して切欠溝1
48が変速レバー138に嵌合する。そしてさらにプラ
ンジャ134が伸張することにより、切欠溝148に沿
って変速レバー138が中立レンジ(N)からDレンジ
(D)側にシフトされる。次に、変速レバーシフトシリ
ンダ132がタンク側に切換接続されることにより、変
速レバーシフトシリンダ132内の圧油がタンクに戻り
得る状態となり、前記引張りばね146の復元力により
案内板144が通常の姿勢に復帰し、切欠溝148の変
速レバー138への嵌合が解除されて、変速レバー13
8が操縦者の操作によって自由にシフトできる状態とな
る。
この別実施例において、制御手段の一例の油圧制御装置
86は、前記第3図に示した油圧制御装置86と全く同
様の構成であり、第3図に示したクラッチシリンダ80
を変速レバーシフトシリンダ132に置き換えるととも
に、操作スイッチ88が、駐車ブレーキがかかっている
ときにのみソレノイド100Sに電圧を印加するもので
構成している点を除いては、第3図の制御回路をそのま
ま用いることができる。
以上のような構成において、駐車ブレーキをかけた状態
で操作スイッチ88をONに切換えれば、まず変速レバ
ーシフトシリンダ132のプランジャ134が伸張して
変速レバー138がDレンジ(D)に切換えられ、第4
図に示したギヤ15の回転を停止させる。そして、プラ
ンジャ134がそのストローク端まで伸張して変速レバ
ー138が完全にDレンジに切換わリギャ15の回転が
完全に停止した状態でセンサ84(第5図参照)からの
検出出力がリレー94(第3図参照)に導出され、第4
図に示したPTOシリンダ22のプランジャ24を伸張
させ、ギヤ15とギヤ21とを噛合させる。この状態で
操縦者が操作スイッチ88を解放すれば、切換バルブ1
00(第3図参照)が図示の状態に切換わり、変速レバ
ーシフトシリンダ132内の圧油がタンクに戻り得る状
態となり、前述したように引張りばね146の復元力に
より切欠溝148の嵌合が変速レバー138から解除さ
れ、変速レバー138が操縦者の操作によって自由にシ
フトできる状態となる。この状態で操縦者が変速レバー
13gを中立レンジ(N)にシフトさせれば、回転軸5
7(第4図参照)が自由に回転できる状態となり、エン
ジン10からの回転力がギヤ34.ギヤ15.ギヤ21
を介してPTO軸25に伝達される状態となる。次に、
操縦者が操作スイッチ88をOFF回路に切換えること
により、変速レバー138がDレンジに切換えられ、P
TOシリンダ22のプランジャ24が伸縮されてギヤ1
5に対するギヤ21の噛合が解除され、操作スイッチ8
8を解放することにより変速レバー138が操縦者の操
作によって自由にシフトできる状態となる。このように
、ギヤ21をギヤ15に噛合させる以前において、ギヤ
15の回転を自動的に停止させてギヤ15に動力が伝達
されない状態にしているため、そのギヤ15にギヤ21
を噛合させたとしてもギヤの歯が折損する等の故障が生
ずることがない。なお、本発明にいう動力とは、単位時
間あたりの仕事量のことである。
本実施例では切換手段としてPTOシリンダ22を用い
たが、それに換えてモータ等の駆動力を利用してギヤ2
1をシフトさせるものであってもよい。さらに、本実施
例では制御手段として油圧制御装置86を示したが、油
圧に換えて空気圧により各種シリンダを駆動制御するも
のであってもよい。その場合には、モータMと油圧ポン
プ90との代わりにニアコンプレッサを用いる必要があ
るが、車両に設けられているエアブレーキ用の既存のニ
アコンプレッサを動力源に利用してもよい。
[発明の効果] 前記構成を有する本発明は、PTO軸に駆動力を取出す
ための操作としては、切換操作手段を切換操作するのみ
で足り、操作を簡単にすることができ、しかも、動力取
出用ギヤが回転ギヤに噛合される以前において自動的に
その回転ギヤよりも・駆動力伝達上手側で動力の伝達が
遮断されるため、動力取出用ギヤの回転ギヤへの噛合時
におけるギヤの破損等の故障が防止され、誤操作に伴う
故障を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る車両用動力取出装置が用いられ
たドッククレーンを示す全体側面図である。 第2図は、駆動力伝達機構を示す一部切欠断面図である
。 第3図は、制御手段の一例の油圧制御装置を示す油圧回
路図である。 第4図は、他の実施例を示し、駆動力伝達機構を示す一
部切欠断面図である。 第5図は、第4図に示した変速レバーシフト機構の構造
を説明するための斜視図である。 図中、10は駆動源の一例のエンジン、2は走行用駆動
輪の一例のタイヤ、12はトランスミッシヨン、25は
PTO軸、15は回転ギヤの一例のギヤ、21は動力取
出用ギヤの一例のギヤ、22はPTOシリンダ、14は
駆動力断続手段の一例のクラッチ、86は制御手段の一
例の油圧制御装置、88は切換操作手段の一例の操作ス
イッチ、94はリレーである。 13図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 駆動源と、 走行用駆動輪と、 前記駆動源からの駆動力を前記走行用駆動輪に伝達する
    ための駆動力伝達機構と、 該駆動力伝達機構により伝達される駆動力によって回転
    する回転ギヤと、 動力を取出すためのPTO軸および動力取出用ギヤを有
    し、前記回転ギヤに前記動力取出用ギヤが噛合すること
    によって駆動力を該回転ギヤから取出して前記PTO軸
    に導くための動力取出機構と、 前記動力取出用ギヤを前記回転ギヤに噛合させた動力取
    出状態と前記動力取出用ギヤの前記回転ギヤへの噛合を
    解除させた動力非取出状態とに切換可能な切換手段と、 前記動力取出用ギヤが噛合する前記回転ギヤよりも駆動
    力伝達上手側において、駆動力の伝達を断続切換可能な
    駆動力断続手段と、 その操作により、前記PTO軸に駆動力を取出す状態に
    切換指令するための切換操作手段と、該切換操作手段の
    切換操作に基づいて、前記駆動力断続手段を動力遮断状
    態に切換制御し、その後前記切換手段を動力取出状態に
    切換制御し、さらにその後前記駆動力断続手段を動力伝
    達状態に切換制御するための制御手段とを含む、車両用
    動力取出装置。
JP1573389A 1989-01-24 1989-01-24 車両用動力取出装置 Pending JPH02197424A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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