JP3315058B2 - 車両用定速走行装置 - Google Patents

車両用定速走行装置

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JP3315058B2
JP3315058B2 JP17463797A JP17463797A JP3315058B2 JP 3315058 B2 JP3315058 B2 JP 3315058B2 JP 17463797 A JP17463797 A JP 17463797A JP 17463797 A JP17463797 A JP 17463797A JP 3315058 B2 JP3315058 B2 JP 3315058B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両を一定の走行
速度でもって運転する車両用定速走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、運転者の長距離走行の負担を軽減
するために、設定された一定の走行速度でもって車両を
走行する定速走行装置を装備したものが増加している。
この定速走行装置は、スロットル弁の開度を制御するた
めのアクチュエータと、このアクチュエータを作動制御
するためのクルーズ制御手段と、定速走行を設定するた
めのクルーズ設定手段とを備えている。クルーズ設定手
段を設定操作すると、設定時の走行速度がクルーズ制御
手段に記憶され、この設定走行速度を維持するように定
速走行が行われる。すなわち、車両の走行速度が設定走
行速度よりも遅く(または速く)なると、クルーズ制御
手段は、スロットル弁の開度が大きくなる(小さくな
る)ようにアクチュエータを作動する。
【0003】このような定速走行装置として、本出願人
は、アクチュエータが、スロットル弁を回動させるため
の駆動手段と、駆動手段からの駆動力を選択的にスロッ
トル弁に伝達するためのクラッチ手段とを備えた形態の
ものを提案した。この提案した定速走行装置において
は、駆動手段がDCモータから構成され、クラッチ手段
が電磁クラッチ手段から構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した定速走行装置
においては、車両の走行安全の面から、定速走行時の走
行速度が設定走行速度よりある程度大きくなると、クラ
ッチ手段の連結状態を解除して駆動手段によるスロット
ル弁の作動を解除するのが望ましい。そこで、クラッチ
手段を解除する解除値を設定し、車両の走行速度が設定
走行速度よりも上記解除値以上大きくなると、クラッチ
手段を解除状態に保持してアクチュエータ自己開度を全
閉にするようにしている。
【0005】しかしながら、このように構成した場合、
運転フィーリング、クラッチ手段の耐久性等を考慮する
と上記解除値を適正に設定するのが困難となる。すなわ
ち、上記解除値を比較的大きい値、たとえば10km/
h程度に設定すると、クラッチ手段が強制的に連結解除
される走行速度は設定走行速度に比して大きくなり、こ
の解除値が大きくなることは安全面を考えると好ましく
ない。一方、上記解除値を比較的小さい値、たとえば3
km/h程度に設定すると、クラッチ手段が強制的に解
除される走行速度が設定走行速度に比してそれほど大き
くならず、安全面からは好ましい反面、降坂路走行にお
いてクラッチ手段が解除されることが多くなる。クラッ
チ手段が解除されると、この解除状態から連結状態に切
換わる際に制御上の応答性の遅れが生じ、運転フィーリ
ングが悪化する。また、クラッチ手段の連結、連結解除
の回数が多くなると、耐久性の面からも好ましくない。
【0006】本発明の目的は、クラッチ手段を解除する
解除値を比較的小さく設定しても車両の走行状態に応じ
て所要のとおりに連結、連結解除することができる車両
用定速走行装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、定速走行運転
中にスロットル弁の開度を制御するためのアクチュエー
タの作動を制御するためのクルーズ制御手段を備え、前
記アクチュエータは、前記スロットル弁を回動させるた
めの駆動手段と、前記駆動手段からの駆動力を選択的に
前記スロットル弁に伝達するためのクラッチ手段とを含
み、前記クルーズ制御手段は、車両の走行速度が設定走
行速度よりも大きいときには前記スロットル弁を閉方向
に移動させる閉側作動信号を前記駆動手段に送給し、車
両の走行速度が前記設定走行速度よりも小さいときには
前記スロットル弁を開方向に移動させる開側作動信号を
前記駆動手段に送給し、かつ車両の走行速度が前記設定
走行速度よりも所定値以上大きいか否かを判断する走行
状態判断手段と、前記送給される閉側作動信号に基づ
き、前記閉側作動信号が送給されているか否かを判断す
る閉側作動信号判断手段とを備え、前記走行状態判断手
段および前記閉側作動信号判断手段の各出力に基づき、
車両の走行速度が前記設定走行速度よりも所定値以上大
きく、かつ前記駆動手段へ前記閉側作動信号が送給され
る状態が所定時間継続すると、前記クルーズ制御手段は
クラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信号に基
づいて前記クラッチ手段の連結が解除されることを特徴
とする車両用定速走行装置である。
【0008】本発明に従えば、車両が所定状態になる
と、すなわち車両の走行速度に関する条件と、クルーズ
制御手段の閉側作動信号に関する条件に基づいて、クル
ーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。すなわ
ち、車両の走行速度が設定走行速度よりも所定値以上大
きく、かつ駆動手段への閉側作動信号が送給される条件
が満足された状態が所定時間継続すると、クルーズ制御
手段はクラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信
号に基づいてクラッチ手段の連結が解除される。このよ
うに構成することによって、上記所定値を小さく設定し
てもクラッチ手段の連結、連結解除が頻繁に行われるこ
とがなくなり、安全性と耐久性を確保することができ
る。また、上述した条件が所定時間継続されたときにク
ラッチ解除信号を生成するので、外乱等によってクラッ
チ解除信号が生成されることもない。
【0009】また本発明は、前記アクチュエータに関連
して、前記アクチュエータの電気的閉位置を検出するた
めの閉位置検出手段が設けられており、車両の走行速度
が前記設定走行速度よりも前記所定値以上大きい状態
と、前記駆動手段へ前記閉側作動信号が送給される状態
と、前記全閉位置検出手段が前記電気的閉位置を検出す
る状態との3つの状態が前記所定時間継続されると、前
記クルーズ制御手段は前記クラッチ解除信号を生成する
ことを特徴とする。
【0010】本発明に従えば、アクチュエータの電気的
閉位置に関する条件をも考慮してクラッチ解除信号が生
成される。すなわち、アクチュエータが電気的閉位置で
ある条件をさらに満足する状態が所定時間継続すると、
クルーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。この
ように構成することによって、不必要なクラッチの制御
がなくなり、クラッチ手段の耐久性も向上する。
【0011】また本発明は、前記スロットル弁に関連し
て、前記スロットル弁のアイドル位置を検出するための
アイドル位置検出手段が設けられており、車両の走行速
度が前記設定走行速度よりも前記所定値以上大きい状態
と、前記駆動手段へ前記閉側作動信号が送給される状態
と、前記アイドル位置検出手段が前記スロットル弁の前
記アイドル位置を検出する状態との3つの状態が前記所
定時間継続されると、前記クルーズ制御手段は前記クラ
ッチ解除信号を生成することを特徴とする。
【0012】本発明に従えば、スロットル弁のアイドル
位置に関する条件をも考慮してクラッチ解除信号が生成
される。すなわち、スロットル弁がアイドル位置である
条件をさらに満足する状態が所定時間継続すると、クル
ーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。このよう
に構成することによって、不必要なクラッチの制御がな
くなり、クラッチ手段の耐久性も向上する。
【0013】また本発明は、前記クルーズ制御手段は、
さらに、車両の走行加速度が加速状態であるか否かを判
定する加速状態判定手段を含んでおり、前記クルーズ制
御手段は、前記加速状況判定手段により判定された加速
状況をも加味して前記クラッチ解除信号を生成すること
を特徴とする。
【0014】本発明に従えば、車両の加速状況に関する
条件をも加味してクラッチ解除信号が生成される。すな
わち、加速状態判定手段による判定をも考慮してクラッ
チ解除信号が生成されるので、不必要なクラッチの制御
が一層なくなり、クラッチ手段の耐久性をさらに向上さ
せることができる。
【0015】また本発明は、定速走行運転中にスロット
ル弁の開度を制御するためのアクチュエータの作動を制
御するためのクルーズ制御手段を備え、前記アクチュエ
ータは、前記スロットル弁を回動させるための駆動手段
と、前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロット
ル弁に伝達するためのクラッチ手段とを含み、前記クル
ーズ制御手段は、車両の走行速度が設定走行速度よりも
大きいときには前記スロットル弁を閉方向に移動させる
閉側作動信号を前記駆動手段に送給し、車両の走行速度
が前記設定走行速度よりも小さいときには前記スロット
ル弁を開方向に移動させる開側作動信号を前記駆動手段
に送給し、かつ前記送給される開側作動信号に基づき前
記開側作動信号が送給されているか否かを判断する開側
作動信号判断手段を備え、前記クルーズ制御手段は、車
両が所定状態となると、クラッチ解除信号を生成し、こ
のクラッチ解除信号に基づいて前記クラッチ手段の連結
を解除させ、前記クラッチ手段が解除状態に保持されて
いる状態において前記開側作動信号判断手段の出力に基
づき前記駆動手段へ前記開側作動信号が送給されると、
クラッチ連結信号を生成し、このクラッチ連結信号に基
づいて前記クラッチ手段を連結させることを特徴とする
車両用定速走行装置である。
【0016】本発明に従えば、車両が所定状態になる
と、たとえば車両の走行速度に関する条件と、クルーズ
制御手段の閉側作動信号に関する条件に基づいて、クル
ーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。このクラ
ッチ解除信号に基づいてクラッチ手段の連結が解除され
る。このように構成することによって、クラッチ手段の
連結、連結解除が頻繁に行われることがなくなり、安全
性と耐久性を確保することができる。また、外乱等によ
ってクラッチ解除信号が生成されることがないようにす
ることができる。さらに本発明に従えば、クルーズ制御
手段が開側作動信号を送給するとクラッチ連結信号が生
成され、これによってクラッチ手段が連結状態となる。
このように構成することによって、運転フィーリングを
損なうことなくアクチュエータによる定速走行が可能と
なる。
【0017】また本発明は、定速走行運転中にスロット
ル弁の開度を制御するためのアクチュエータの作動を制
御するためのクルーズ制御手段を備え、前記アクチュエ
ータは、前記スロットル弁を回動させるための駆動手段
と、前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロット
ル弁に伝達するためのクラッチ手段とを含み、前記クル
ーズ制御手段は、車両の走行速度が設定走行速度よりも
大きいときには前記スロットル弁を閉方向に移動させる
閉側作動信号を前記駆動手段に送給し、車両の走行速度
が前記設定走行速度よりも小さいときには前記スロット
ル弁を開方向に移動させる開側作動信号を前記駆動手段
に送給し、かつ前記送給される閉側作動信号に基づき前
記閉側作動信号が送給されているか否かを判断する閉側
作動信号判断手段を備え、前記クルーズ制御手段による
減速制御中、前記閉側作動信号判断手段の出力に基づき
前記駆動手段へ前記閉側作動信号が送給される状態と、
前記アクチュエータに関連して、前記アクチュエータの
電気的閉位置を検出するための閉位置検出手段の出力に
基づき前記アクチュエータの電気的閉位置を検出する状
態との双方の状態が所定時間継続すると、前記クルーズ
制御手段はクラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解
除信号に基づいて前記クラッチ手段の連結が解除される
ことを特徴とする車両用定速走行装置である。
【0018】本発明に従えば、クルーズ制御手段による
減速制御中においては、クルーズ制御手段の閉側作動信
号に関する条件とアクチュエータの電気的閉位置に関す
る条件に基づいて、クルーズ制御手段はクラッチ解除信
号を生成する。すなわち、駆動手段への閉側作動信号が
生成される条件と、アクチュエータが電気的閉位置にあ
る条件とが満足された状態が所定時間継続すると、クル
ーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成し、このクラッ
チ解除信号に基づいてクラッチ手段の連結が解除され
る。このように構成することによって、減速制御中はク
ラッチ手段は連結解除状態に保持され、走行安全性が確
保される。また、上述した条件が所定時間継続されたと
きにクラッチ解除信号を生成するので、外乱等によって
クラッチ解除信号が生成されることもない。
【0019】また本発明は、定速走行運転中にスロット
ル弁の開度を制御するためのアクチュエータの作動を制
御するためのクルーズ制御手段を備え、前記アクチュエ
ータは、前記スロットル弁を回動させるための駆動手段
と、前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロット
ル弁に伝達するためのクラッチ手段を含み、前記クルー
ズ制御手段は、車両の走行速度が設定走行速度よりも大
きいときには前記スロットル弁を閉方向に移動させる閉
側作動信号を前記駆動手段に送給し、車両の走行速度が
前記設定走行速度よりも小さいときには前記スロットル
弁を開方向に移動させる開側作動信号を前記駆動手段に
送給し、かつ前記送給される閉側作動信号に基づき、前
記閉側作動信号が送給されているか否かを判断する閉側
作動信号判断手段を備え、前記クルーズ制御手段による
減速制御中、前記閉側作動信号判断手段の出力に基づき
前記駆動手段へ前記閉側作動信号が送給され、かつ前記
スロットル弁に関連して、前記スロットル弁のアイドル
位置を検出するためのアイドル位置検出手段の出力に基
づき前記アイドル位置を検出する状態が所定時間継続す
ると、前記クルーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成
し、このクラッチ解除信号に基づいて前記クラッチ手段
の連結が解除されることを特徴とする車両用定速走行装
置である。
【0020】本発明に従えば、クルーズ制御手段による
減速制御中においては、クルーズ制御手段の閉側作動信
号に関する条件とスロットル弁のアイドル位置に関する
条件に基づいて、クルーズ制御手段はクラッチ解除信号
を生成する。すなわち、駆動手段への閉側作動信号が送
給され、かつスロットル弁がアイドル位置にある条件が
満足された状態が所定時間継続すると、クルーズ制御手
段はクラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信号
に基づいてクラッチ手段の連結が解除される。このよう
に構成することによって、減速制御中はクラッチ手段は
連結解除状態に保持され、走行安全性が確保される。ま
た、上述した条件が所定時間継続されたときにクラッチ
解除信号を生成するので、外乱等によってクラッチ解除
信号が生成されることもない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してさらに
説明する。図1は、本発明に従う車両用定速走行装置の
一実施形態を簡略的に示す図である。
【0022】図1において、図示の定速走行装置は、内
燃機関の吸気管2に配設されたスロットル弁4を回動さ
せるためのアクチュエータ6と、このアクチュエータ6
を作動制御するためのクルーズ制御手段8とを備えてい
る。図示のアクチュエータ6は駆動手段としてのDCモ
ータ10とクラッチ手段12とを有し、クラッチ手段1
2が電磁クラッチから構成されている。クラッチ手段1
2は、DCモータ10の出力側に配設され、DCモータ
10とスロットル弁4との間においてDCモータ10か
らの駆動力を後述する如く選択的にスロットル弁4に伝
達する。
【0023】DCモータ10からの回転駆動力はクラッ
チ手段12および後述するクルーズ用調整機構14を介
してスロットル弁4に伝達される。たとえば、DCモー
タ10が矢印16で示す方向(矢印16で示す方向と反
対方向)に正転(または逆転)されると、クラッチ手段
12およびクルーズ用調整機構14を介してスロットル
弁4が矢印18で示す開方向(または矢印18で示す方
向と反対方向の閉方向)に回動される。なお、DCモー
タ10に代えて、たとえばパルスモータを用いることも
できる。
【0024】クルーズ制御手段8は、たとえばクルーズ
用のマイクロプロセッサから構成することができ、設定
速度記憶手段20、解除速度記憶手段22、タイマ手段
24および時間記憶手段26を含んでいる。設定速度記
憶手段20には、定速走行時の設定走行速度が記憶され
る。解除速度記憶手段22には、クラッチ解除信号を生
成する一つの条件である、速度に関する所定値が記憶さ
れる。タイマ手段24は、後述するとおり、クラッチ解
除信号を生成する条件を全て満たしたときに計時を開始
する。また、時間記憶手段26には、タイマ手段24が
計時する所定時間、たとえば1秒が記憶される。
【0025】クルーズ制御手段8は、さらに、出力状態
判定手段28および加速状態判定手段30をも含んでい
る。出力状態判定手段28は、クルーズ制御手段8から
DCモータ10に送給される作動信号が閉側作動信号、
すなわちスロットル弁4を閉方向に移動させる作動信号
か、または開側作動信号、すなわちスロットル弁4を開
方向に移動させる作動信号かを判定し、DCモータ10
に閉側作動信号が送給されているときに出力信号を生成
する。定速走行時、クルーズ制御手段8は車両の走行速
度を設定走行速度(設定記憶手段20に記憶されている
走行速度)に維持するようにアクチュエータ6を作動制
御するので、車両の走行速度が上記設定走行速度よりも
大きいときには車両の速度を低下させるようにスロット
ル弁4は閉方向に移動され、スロットル弁4をこのよう
に閉方向に移動させるための作動信号が閉側作動信号で
ある。これに対して、車両の走行速度が上記設定走行速
度よりも小さいときには車両の速度を増大させるように
スロットル弁4は開方向に移動され、スロットル弁4を
このように開方向に移動させるための作動信号が開側作
動信号である。また、加速状態判定手段30は、車両の
走行状態が加速状態であるか、または減速状態であるか
を判定し、車両の走行状態が加速状態であるときに出力
信号を生成する。この実施形態では、クルーズ制御手段
8に関連してさらに車速センサ32が設けられている。
車速センサ32は、車両の走行速度を検出し、この検出
速度信号が車速センサ32からクルーズ制御手段8に送
給される。そして、クルーズ制御手段8は、車速センサ
32からの検出速度信号による検出速度を車両の走行速
度として用い、この検出速度を設定走行速度に維持する
ようにアクチュエータ6を制御する。また、クルーズ制
御手段8は、車速センサ32からの検出速度信号を用い
て車両の走行加速度を演算し、加速状態判定手段30
は、演算された加速度値に基づいて加速状態であるか否
かを判定する。
【0026】クルーズ制御手段8に関連して、クルーズ
設定手段34、クルーズ解除手段36、リジューム手段
38、アクセル手段40およびコースト手段42か設け
られている。この実施形態では、図2に示すとおり、車
両の運転ハンドル44に関連してコントロールレバー機
構46が設けられ、このコントロールレバー機構46が
クルーズ設定手段34、クルーズ解除手段36、リジュ
ーム手段38、アクセル手段40およびコースト手段4
2として機能する。図示のコントロールレバー機構46
は、矢印48で示す上方および矢印50で示す下方に所
定角度に渡って旋回自在な操作レバー52を有し、この
操作レバー52の先端部に押圧スイッチ54が設けら
れ、操作レバー52および押圧スイッチ54の次の通り
の操作によって、上述した機能が達成される。
【0027】たとえば、操作レバー52を矢印50で示
す下方に比較的短い時間、たとえば1秒以下の時間旋回
させると、クルーズ信号が生成され、しががってコント
ロールレバー機構46はクルーズ設定手段34として機
能する。クルーズ信号が生成されると、車速センサ32
による検出速度が設定速度記憶手段20に記憶され、車
両の走行速度を設定速度速度に維持する定速走行が開始
される。また、操作レバー52を矢印50で示す方向に
比較的長い時間、たとえば1秒を超えて旋回させると、
操作レバー52を旋回させている間コースト信号が生成
され、したがってコントロールレバー機構46はコース
ト手段42として機能する。コースト信号が生成される
と、クルーズ制御手段8は閉側作動信号を生成してDC
モータ10に送給し、かくしてスロットル弁4が閉方向
に移動して車両は減速される。
【0028】また、たとえば、操作レバー52を矢印4
8で示す上方に比較的短い時間、たとえば1秒以下の時
間旋回させると、リジューム信号が生成され、しががっ
てコントロールレバー機構46はリジューム手段38と
して機能する。リジューム信号が生成されると、定速走
行解除前の設定走行速度でもって定速するためのリジュ
ーム走行が開始され、このリジューム走行によって車両
の走行速度が設定走行速度まで上昇すると、リジューム
走行から定速走行に移行する。また、操作レバー52を
矢印48で示す方向に比較的長い時間、たとえば1秒を
超えて旋回させると、操作レバー52を旋回させている
間アクセル信号が生成され、したがってコントロールレ
バー機構46はアクセル手段40として機能する。アク
セル信号が生成されると、クルーズ制御手段8は開側作
動信号を生成してDCモータ10に送給し、かくしてス
ロットル弁4が開方向に移動して車両は加速される。
【0029】さらに、押圧スイッチ54を押圧すると、
クルーズ解除信号が生成され、コントロールレバー機構
46はクルーズ解除手段36として機能する。クルーズ
解除信号が生成されると、DCモータ10およびクラッ
チ手段12が除勢されて非作動状態となり、アクチュエ
ータ6によるスロットル弁4の作動が終了する。
【0030】クルーズ制御手段8に関連して、さらに、
ブレーキスイッチ55が設けられている。ブレーキスイ
ッチ55はブレーキペダル(図示せず)に関連して設け
られ、ブレーキペダルを踏込むと閉となってブレーキ信
号を生成する。ブレーキスイッチ55からのブレーキ信
号もクルーズ制御手段8に送給され、このブレーキ信号
に基づいてクルーズ制御手段8はクルーズ解除信号を生
成し、したがってブレーキペダルを踏込んだ場合にも、
クルーズ解除手段36を操作したときと同様に、定速走
行運転が解除される。
【0031】次に、アクチュエータ6およびクルーズ用
調整機構14の構成について詳述する。DCモータ10
の出力軸56には歯車58が一体的に設けられている。
図示のクラッチ手段12は、クルーズ制御手段8からの
クラッチ連結信号に基づいて連結状態に保持される一
方、クルーズ制御手段8からのクラッチ解除信号に基づ
いて連結解除される。このクラッチ手段12は、相互に
対向して配設される一対のクラッチ板60,62から構
成され、片方のクラッチ板60に歯車64が一体的に設
けられ、この歯車64が上記出力軸56の歯車58に噛
合されている。一対のクラッチ板60,62および歯車
64を貫通してそれらの中心軸線方向に延びる回転軸6
6が設けられ、この回転軸66が他方のクラッチ板62
に固定されている。回転軸66は、歯車64および片方
のクラッチ板60に対してそれらの中心軸線方向に相対
的に移動自在自在である。片方のクラッチ板60におけ
る、クラッチ板62と対向する端面には、複数個の係合
凹部が設けられ、一方他方のクラッチ板62における、
クラッチ板60と対向する端面には、複数個の係合凸部
が設けられ、これら係合凹部と係合凸部が相互に係合離
脱自在に連結することによって、クラッチ手段12の係
合部68を構成する。クラッチ手段12は、図示してい
ないが、一対のクラッチ板60,62を相互に磁気的に
吸着するための電磁コイルと、一対のクラッチ板60,
62を相互に離隔する方向に弾性的に偏倚する偏倚ばね
を含んでいる。
【0032】また、DCモータ10およびクラッチ手段
12は、車両の電源を構成するバッテリ71に電気的に
接続され、これらバッテリ71からの電流によって作動
される。バッテリ71からの電流は、またクルーズ制御
手段8に送給される。
【0033】クラッチ手段12がこのように構成されて
いるので、クルーズ制御手段8によって電磁コイル(図
示せず)が付勢されると、電磁コイルによって発生され
る電磁力によってクラッチ板62が偏倚ばね(図示せ
ず)の作用に抗してクラッチ板60に向けて移動され、
クラッチ板60,62が相互に結合され、クラッチ手段
12が連結状態となってクラッチ板60からの回転駆動
力が係合部68を介して他方のクラッチ板62に伝達さ
れる。一方、電磁コイル(図示せず)が除勢されると、
偏倚ばね(図示せず)の作用によってクラッチ板62が
クラッチ板60から離隔する方向に移動され、これによ
って係合部68によるクラッチ板60,62の連結が解
除され(クラッチ手段12の連結が解除され)、クラッ
チ板60からの駆動力が他方のクラッチ板62に伝達さ
れることはない。
【0034】回転軸66の一端部(図1において右端
部)には、短軸70が設けられている。短軸70と車両
本体の一部との間には、コイルばね72が介在されてい
る。このコイルばね72は、回転軸66を図1において
時計方向(スロットル弁4を閉方向に回動する方向)に
弾性的に偏倚する。
【0035】本実施形態では、クラッチ手段12の他方
のクラッチ板62における、クラッチ板60に対向する
端面と反対側の端面に、作動突起74が設けられてい
る。この作動突起74は、クラッチ板62の軸線方向に
突出している。また、クラッチ板62の周囲には、所定
角度の間隔を置いて全閉位置検出手段76と全開位置検
出手段78が設けられている。全閉位置検出手段76お
よび全開位置検出手段78は、リミットスイッチから構
成されている。全閉位置検出手段76は、アクチュエー
タ6の電気的全閉位置に対応して配設されている。アク
チュエータ6の電気的全閉位置は、このアクチュエータ
6の自己開度全閉位置(自己開度全閉位置は、スロット
ル弁4の全閉位置、換言するとアイドル位置に対応して
おり、スロットル弁4がアクチュエータ6によって作動
される場合、アクチュエータ6が自己開度全閉位置まで
移動すると、スロットル弁4は全閉位置に位置付けられ
る)よりもさらに閉側に位置している。クラッチ板62
がこの電気的全閉位置まで回動されると、作動突起74
が全閉位置検出手段76を閉(オン)にし、これによっ
てアクチュエータ6がが電気的全閉位置まで回動したこ
とを検出する。全開位置検出手段78は、アクチュエー
タ6の電気的全開位置に対応して配設され、クラッチ板
62が電気的全開位置まで回動されると、作動突起74
が全開位置検出手段78を閉(オン)にし、これによっ
て全開位置検出手段78はスロットル弁4が全開位置ま
で回動したことを検出する。
【0036】スロットル弁4は、ワイヤ80を介して回
転プーリ82に連結されている。すなわち、ワイヤ80
の一端部はスロットル弁4に固定され、その他端部は回
転プーリ82に巻かれている。この回転プーリ82と車
両本体の一部との間には、回転プーリ82を図1におい
て時計方向(スロットル弁4を閉方向に回動する方向)
に弾性的に偏倚するコイルばね84が介在されている。
クルーズ用調整機構14は、回転プーリ82を回動させ
るためのケーブル86を含み、ケーブル86の一端部が
回転プーリ82に巻かれ、その他端部が回転軸66に固
定された短軸70に固定されている。また、通常走行用
調整機構88は、回転プーリ82を回転させるためのケ
ーブル90を含み、このケーブル90の一端部が回転プ
ーリ82に巻かれ、その他端部が軸94を中心に旋回自
在に装着されたアクセルペダル92に連結されている。
【0037】ケーブル86,90がこのように装着され
ているので、DCモータ10が正転(または逆転)され
ると、クラッチ手段12を介して回転軸66が矢印93
で示す方向(または矢印93で示す方向と反対方向)に
回転され、さらに短軸70およびケーブル86を介して
回転プーリ82が矢印96で示す方向(または矢印96
で示す方向と反対方向)に回転され、さらにワイヤ80
を介してスロットル弁4が矢印18で示す開方向(また
は矢印18で示す方向と反対方向である閉方向)に回動
される。また、アクセルペダル92を踏込んで矢印98
で示す方向(またはアクセルペダル92を離して矢印9
8で示す方向と反対方向)に旋回させると、ケーブル9
0を介して回転プーリ82が上述と同様に矢印96で示
す方向(または矢印96で示す方向と反対方向)に回動
され、したがってワイヤ80を介してスロットル弁4が
開方向(または閉方向)に回動される。なお、クラッチ
手段12への電流供給が停止して連結解除状態にあると
きには、コイルばね72および偏倚ばね84の作用によ
って回転プーリ82が矢印96で示す方向と反対方向に
回動され、したがってスロットル弁4は閉方向に回動さ
れる。
【0038】次に、図3を参照して、アクチュエータ6
における自己開度全閉位置、電気的全閉位置および機械
的全閉位置について説明する。この実施形態では、クル
ーズ制御手段8による制御中においては、クルーズ制御
手段8は、DCモータ10の回動量、具体的にはクラッ
チ手段12のクラッチ板62の回動量に基づいてスロッ
トル弁4の開度を推定する。そして、作動突起74が図
3に74Aで示す位置に位置するようにクラッチ板62
が回動すると、クルーズ制御手段8が、DCモータ10
の回動量に基づいてスロットル弁4が全閉位置(換言す
るとアイドル位置)にあると判定する。この位置4A
は、スロットル弁4の演算上での全閉位置であって図2
に二点鎖線4Aで示す角度位置であり、通常、スロット
ル弁4の現実の全閉位置に対応している。このスロット
ル弁4の位置4Aに対応するアクチュエータ6の位置が
自己開度全閉位置である。
【0039】また、電気的全閉位置は、スロットル弁4
の演算上の位置であって、図2において二点鎖線4Bで
示す角度位置であって、上記全閉位置4Aよりも閉方向
側に位置する位置である。この位置4Bは、スロットル
弁4が全閉位置にあることを全閉位置検出手段76によ
って検出する位置であり、この位置4Bにおいては、ス
ロットル弁4は全閉位置に保持されている(なお、この
位置4Bは、演算上での位置であるので、スロットル弁
4が位置4Bまで実際に回動することはない)。作動突
起74が図3に74Bで示す位置に位置するようにクラ
ッチ板62が回動すると、作動突起74が全閉位置検出
手段76を閉にし、全閉位置検出手段76は全閉信号を
生成する。作動突起74の位置74Bに対応する位置が
アクチュエータ6の電気的全閉位置である。全閉位置検
出手段76からの全閉信号はクルーズ制御手段8に送給
され、この全閉信号が生成されているか否かが、後述す
るクラッチ解除信号を生成する条件の一つとなってい
る。
【0040】後述する如くしてクラッチ手段12の連結
が解除されると、慣性力などによってクラッチ板62は
さらに閉方向に幾分回動し、作動突起74が図3に74
Cで示す位置に位置するまで回動される。作動突起74
のこの位置74Cに対応する位置がアクチュエータ6の
機械的全閉位置であり、上記電気的全閉位置よりもさら
に閉側に移動した位置となる。図3に二点鎖線4Cで示
す位置も演算上の位置であり、この位置にてクラッチ板
62の回動が停止される。この位置4Cにおいてもスロ
ットル弁4は全閉位置に保持されている(なお、この位
置4Cも演算上での位置であるので、スロットル弁4が
位置4Cまで実際に回動することはない)。
【0041】なお、作動突起74が図3に54Dで示す
位置に位置するようにクラッチ板62が回動されると、
スロットル弁4の演算上の全開位置4Dとなる。この全
開位置4Dにおいては、回転軸66の短軸70が全開位
置検出手段78を閉にし、全開位置検出手段78によっ
て生成された全開信号がクルーズ制御手段8に送給され
る。
【0042】次に、図1とともに、図4に示すフローチ
ャートに従って、定速走行時におけるクラッチ手段12
の連結、連結解除制御について説明する。
【0043】クルーズ制御手段8による定速走行中は、
クラッチ手段12が作動されて連結状態の保持され、D
Cモータ10からの回転駆動力がクラッチ手段12およ
びクルーズ用調整機構14を介してスロットル弁4に伝
達され、アクチュエータ6によってスロットル弁4が開
閉制御される(ステップS1)。
【0044】このような定速走行状態においてクラッチ
手段12の連結状態を強制的に解除するか否かは、ま
ず、ステップS1からステップS2に進んで、車両の走
行状態が減速制御中であるか否かが判断される。すなわ
ち、コースト手段42からコースト信号が生成され、こ
のコースト信号による減速制御中であるの場合には、ス
テップS2からステップS3に進んで、減速制御におけ
るクラッチ解除ルーチンが遂行される。一方、減速制御
中でない場合には、ステップS2からステップS4に進
んで、通常の定速走行制御におけるクラッチ解除ルーチ
ンが遂行される。
【0045】通常の定速走行制御におけるクラッチ解除
ルーチンは、この実施形態において次のとおり遂行され
る。まず、ステップS4において、クラッチ手段12を
解除するための第1番目の条件、すなわち車両の走行速
度が定速走行時の設定走行速度よりも所定値(たとえば
3km/h)(解除速度記憶手段22に記憶されてい
る)以上大きいか否かが判断され、この条件を満足しな
いない場合にはステップS1に戻る。一方、この条件を
満足する場合には、車両の走行速度が設定走行速度より
も異常に上昇するおそれがあり、それ故に、ステップS
5に進み、クラッチ手段12を解除するための第2番目
の条件を満たすか否かが判断される。
【0046】ステップS5においては、クルーズ制御手
段8から閉側作動信号がアクチュエータ6に送給されて
いるか否かが判断される。出力状態判定手段28はDC
モータ10に送給される作動信号が閉側作動信号か否か
を判定し、この出力状態判定手段28の出力信号に基づ
いて判断される。閉側作動信号が送給されている場合に
は、容易に理解される如く、スロットル弁4が閉方向に
移動され、したがって車両は減速される。それ故に、走
行速度がさらに上昇するおそれは少なく、したがって第
2番目の条件を満たすことなくステップS1に戻る。こ
れに対して、閉側作動信号が出力されていない場合に
は、車両の走行速度がさらに上昇するおそれがあり、そ
れ故に、第2番目の条件を満たし、ステップS6に進ん
で、クラッチ手段12を解除するための第3番目の条件
を満たすか否かが判断される。
【0047】ステップS6においては、全閉位置検出手
段76がアクチュエータ6の電気的全閉位置を検出して
いるか否かが判断される。アクチュエータ6が電気的全
閉位置にない場合には、DCモータ10を閉方向側に作
動させて車両の走行速度を減少させることができ、した
がって第3番目の条件を満たすことなくステップS1に
戻る。一方、全閉位置検出手段76がアクチュエータ6
の電気的閉位置を検出している場合には、スロットル弁
4が全閉位置(アイドル位置)に位置にあるにもかかわ
らず車両の走行速度が設定走行速度よりも大きく、した
がって走行速度がさらに上昇するおそれがあり、それ故
に、第3番目の条件を満たし、ステップS7に進んで、
クラッチ手段12を解除するための第4番目の条件を満
たすか否かが判断される。
【0048】ステップS7においては、車両の走行状態
が加速状態であるか否かが判断される。クルーズ制御手
段8は、車速センサ32からの検出速度信号に基づいて
加速度値を演算し、加速度状態判定手段30は、演算さ
れた加速度値に基づいて加速状態であるか否かを判断す
る。車両の走行状態が減速状態である、換言すると加速
度値が負の値である場合には、車両の走行速度は減少す
る方向にあり、したがって第4番目の条件を満たすとこ
なくステップS1に戻る。一方、車両の走行状態が加速
状態にある、詳細には加速度値が零(ゼロ)または正の
値である場合には、車両の走行速度は維持または増大す
る方向にあり、それ故に、第4番目の条件を満たし、ス
テップS8に進む。
【0049】第1〜第4番目の条件を全て満たしてステ
ップS8に進むと、タイマ手段24の計時が行われ、続
くステップS9においてタイマ手段24が所定時間(時
間設定手段26に記憶されている)計時したか否かが判
断される。タイマ手段24が所定時間を計時するまで
は、ステップS9からステップS10に進み、タイマ手
段24の計時が継続され、その後ステップS1に戻る。
一方、タイマ手段24が上記所定時間を計時すると、ス
テップS11に進み、タイマ手段24がリセットされ
る。タイマ手段24が所定時間計時する、換言すると第
1〜第4番目の条件を全て満たす状態が所定時間継続す
ると、クルーズ制御手段8はクラッチ解除信号を生成
し、このクラッチ解除信号がクラッチ手段12に送給さ
れ、クラッチ解除信号に基づいてクラッチ手段12が除
勢されて連結解除状態となる。したがって、DCモータ
10からの回転力がスロットル弁4に伝達されることは
なく、クルーズ制御手段8による定速走行が終了し、走
行速度が異常に上昇することが確実に防止される。この
ように、第1〜第4番目の条件の全てを満たしたときに
クラッチ解除信号が生成されるようにしたので、走行速
度に関する所定値を小さく設定したとしてもクラッチ手
段12が頻繁に連結、連結解除されることがなく、走行
の安全性およびクラッチ手段12の耐久性の双方を満足
させることができる。また、所定時間を設定することに
よって、外乱等によってクラッチ解除信号が不要に生成
されることが回避される。
【0050】なお、タイマ手段24が所定時間を計時し
ているときに第1〜第4番目の条件を一つでも満たさな
くなると、図4から理解されるとおり、ステップS14
にてタイマ手段24がリセットされた後ステップS1に
戻る。なお、ステップS4、S5、S6またはS7から
ステップS1に戻る際にもステップS14を経てステッ
プS1に戻る故に、ステップS14にてタイマ手段24
がリセットされる。
【0051】クラッチ手段12の連結が解除されると、
ステップS13にてクルーズ制御手段8が開側作動信号
をアクチュエータ6に送給するか否かが判断される。す
なわち、クルーズ制御手段8が閉側作動信号をアクチュ
エータ6に送給している間はステップS12に戻ってク
ラッチ手段12の解除状態が維持される。そして、この
ような状態において車両の走行速度を上昇させるため
に、クルーズ制御手段8が開側作動信号をアクチュエー
タ6に送すると、ステップS14を経てステップS1に
戻り、この開側作動信号に基づいてクルーズ制御手段8
はクラッチ解除信号に代えてクラッチ連結信号を生成
し、クラッチ連結信号に基づいてクラッチ手段12は付
勢されて連結状態となる。このように、開側作動信号に
基づいてクラッチ手段12を連結するようにしたので、
簡単な制御でもってクラッチ手段12を連結状態に保持
することができ、またこの連結時に運転フィーリングを
損なうこともない。なお、このようにステップS1に戻
ると、上述したステップが繰返し遂行される。
【0052】また、減速制御におけるクラッチ解除ルー
チンは、この実施形態において次のとおり遂行される。
まず、ステップS3において、クルーズ制御手段8から
閉側作動信号がアクチュエータ6に送給されているか否
かが判断される。閉側作動信号が生成されていない場合
には、ステップS1に戻る。一方、閉側作動信号が送給
されている場合には、減速制御中における第1番目の条
件を満たし、ステップS15に進む。なお、閉側作動信
号がアクチュエータ6に送給されると、スロットル弁4
は閉方向に移動され、車両は減速される。
【0053】ステップS15においては、全閉位置検出
手段76がアクチュエータ6の電気的全閉位置を検出し
ているか否かが判断される。アクチュエータ6が電気的
全閉位置にな場合には、DCモータ10を閉方向側に作
動させて車両の走行速度を減少させることができ、した
がって減速制御中の第2番目の条件を満たすことなくス
テップS1に戻る。一方、全閉位置検出手段76がアク
チュエータ6の電気的閉位置を検出している場合には、
スロットル弁4が全閉位置(アイドル位置)に位置にあ
り、したがってDCモータ10からの駆動力によってス
ロットル弁4を作動制御する必要はなく、それ故に、上
記第2番目の条件をも満たし、ステップS15からステ
ップS8に進み、ステップS8以降の上述したステップ
S8〜S14が遂行される。
【0054】かくのとおりであるので、減速制御中は上
述した2つの条件によってクラッチ手段12を連結解除
するので、減速時はクラッチ手段12は連結解除状態に
保持され、車両の走行安全性が確保される。
【0055】以上、本発明に従う車両用定速走行装置の
実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態
に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱するこ
となく種々の変形、修正が可能である。
【0056】たとえば、図示の実施形態では、アクチュ
エータ6の電気的全閉位置を検出するための全閉位置検
出76を設け、クラッチ解除信号を生成するための一つ
の条件として全閉位置検出手段76が電気的全閉位置を
検出するか否かを用いているが、これに代えて、スロッ
トル弁4のアイドル位置を検出するためのアイドル位置
検出手段を設け、クラッチ解除信号を生成するための一
つの条件としてアイドル位置検出手段がスロットル弁の
アイドル位置を検出するか否かを用いることもできる。
この場合には、アイドル位置検出手段がアイドル位置を
検出することが、全閉位置検出手段が電気的全閉位置を
検出することに相当する。
【0057】また、図示の実施形態では、通常の定速走
行時におけるクラッチ解除信号の生成条件として第1〜
第4番目の全ての条件を判定しているが、第1および第
2番目の条件、または第1〜第3番目の条件を判定する
ようにしてもよく、また第1〜第4番目の条件を適切に
組合わせて判定するようにしてもよい。なお、組合わせ
る条件が多くなるほど不要なクラッチの制御がなくな
り、クラッチ手段12の耐久性が一層向上される。
【0058】さらに、図示の実施形態では、減速制御に
おけるクラッチ解除ルーチンと通常の定速走行制御にお
けるクラッチ解除ルーチンとの双方を適用しているが、
これら双方を適用しなければならないことはなく、減速
制御におけるクラッチ解除ルーチンと通常の定速走行制
御におけるクラッチ解除ルーチンとを別個単独に適用す
ることもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1の車両用定速走行装置
によれば、車両の走行速度に関する条件と、クルーズ制
御手段の閉側作動信号に関する条件に基づいて、クルー
ズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。すなわち、
車両の走行速度が設定走行速度よりも所定値以上大き
く、かつ駆動手段への閉側作動信号が送給される条件が
満足された状態が所定時間継続すると、クルーズ制御手
段はクラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信号
に基づいてクラッチ手段の連結が解除される。このよう
に構成することによって、上記所定値を小さく設定して
もクラッチ手段の連結、連結解除が頻繁に行われること
がなくなり、安全性と耐久性を確保することができる。
また、上述した条件が所定時間継続されたときにクラッ
チ解除信号を生成するので、外乱等によってクラッチ解
除信号が生成されることもない。
【0060】また本発明の請求項2の車両用定速走行装
置によれば、アクチュエータの電気的閉位置に関する条
件をも考慮してクラッチ解除信号が生成される。すなわ
ち、アクチュエータが電気的閉位置である条件をさらに
満足する状態が所定時間継続すると、クルーズ制御手段
はクラッチ解除信号を生成する。このように構成するこ
とによって、不必要なクラッチの制御がなくなり、クラ
ッチ手段の耐久性も向上する。
【0061】また本発明の請求項3の車両用定速走行装
置によれば、スロットル弁のアイドル位置に関する条件
をも考慮してクラッチ解除信号が生成される。すなわ
ち、スロットル弁がアイドル位置である条件をさらに満
足する状態が所定時間継続すると、クルーズ制御手段は
クラッチ解除信号を生成する。このように構成すること
によって、不必要なクラッチの制御がなくなり、クラッ
チ手段の耐久性も向上する。
【0062】また本発明の請求項4の車両用定速走行装
置によれば、車両の加速状況に関する条件をも加味して
クラッチ解除信号が生成される。すなわち、加速状態判
定手段による判定をも考慮してクラッチ解除信号が生成
されるので、不必要なクラッチの制御が一層なくなり、
クラッチ手段の耐久性をさらに向上させることができ
る。
【0063】本発明の請求項5の車両用定速走行装置に
よれば、車両が所定状態になると、たとえば車両の走行
速度に関する条件と、クルーズ制御手段の閉側作動信号
に関する条件に基づいて、クルーズ制御手段はクラッチ
解除信号を生成する。このクラッチ解除信号に基づいて
クラッチ手段の連結が解除される。このように構成する
ことによって、クラッチ手段の連結、連結解除が頻繁に
行われることがなくなり、安全性と耐久性を確保するこ
とができる。また、外乱等によってクラッチ解除信号が
生成されることがないようにすることができる。また本
発明の請求項5の車両用定速走行装置によれば、クルー
ズ制御手段が開側作動信号を送給するとクラッチ連結信
号が生成され、これによってクラッチ手段が連結状態と
なる。このように構成することによって、運転フィーリ
ングを損なうことなくアクチュエータによる定速走行が
可能となる。
【0064】また本発明の請求項6の車両用定速走行装
置によれば、クルーズ制御手段による減速制御中におい
ては、クルーズ制御手段の閉側作動信号に関する条件と
アクチュエータの電気的閉位置に関する条件に基づい
て、クルーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。
すなわち、駆動手段への閉側作動信号が送給される条件
と、アクチュエータが電気的閉位置にある条件とが満足
された状態が所定時間継続すると、クルーズ制御手段は
クラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信号に基
づいてクラッチ手段の連結が解除される。このように構
成することによって、減速制御中はクラッチ手段は連結
解除状態に保持され、走行安全性が確保される。また、
上述した条件が所定時間継続されたときにクラッチ解除
信号を生成するので、外乱等によってクラッチ解除信号
が生成されることもない。
【0065】また本発明の請求項7の車両用定速走行装
置によれば、クルーズ制御手段による減速制御中におい
ては、クルーズ制御手段の閉側作動信号に関する条件と
スロットル弁のアイドル位置に関する条件に基づいて、
クルーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成する。すな
わち、駆動手段への閉側作動信号が送給され、かつスロ
ットル弁がアイドル位置にある条件が満足された状態が
所定時間継続すると、クルーズ制御手段はクラッチ解除
信号を生成し、このクラッチ解除信号に基づいてクラッ
チ手段の連結が解除される。このように構成することに
よって、減速制御中はクラッチ手段は連結解除状態に保
持され、走行安全性が確保される。また、上述した条件
が所定時間継続されたときにクラッチ解除信号を生成す
るので、外乱等によってクラッチ解除信号が生成される
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う車両用定速走行装置の一実施形態
を簡略的に示す図である。
【図2】図1の定速走行装置におけるコントロールレバ
ー機構を示す簡略図である。
【図3】図1の定速走行装置におけるアクチュエータの
自己開度を説明するための図である。
【図4】図1の定速走行装置におけるクラッチ手段の解
除制御を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
4 スロットル弁 6 アクチュエータ 8 クルーズ制御手段 10 DCモータ 12 クラッチ手段 20 設定速度記憶手段 22 解除速度記憶手段 28 出力状態判定手段 30 加速状態判定手段 34 クルーズ設定手段 36 クルーズ解除手段 38 リジューム手段 46 コントロールレバー機構 76 全閉位置検出手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F02D 41/14 320 F02D 41/14 320D (56)参考文献 特開 平1−229728(JP,A) 特開 平3−10941(JP,A) 特開 昭64−47629(JP,A) 特開 昭61−196829(JP,A) 特開 平4−269335(JP,A) 実開 平2−22639(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10 F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 41/40 F02D 43/00 - 45/00 B60K 31/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定速走行運転中にスロットル弁の開度を
    制御するためのアクチュエータの作動を制御するための
    クルーズ制御手段を備え、 前記アクチュエータは、 前記スロットル弁を回動させるための駆動手段と、 前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロットル弁
    に伝達するためのクラッチ手段とを含み、 前記クルーズ制御手段は、 車両の走行速度が設定走行速度よりも大きいときには前
    記スロットル弁を閉方向に移動させる閉側作動信号を前
    記駆動手段に送給し、車両の走行速度が前記設定走行速
    度よりも小さいときには前記スロットル弁を開方向に移
    動させる開側作動信号を前記駆動手段に送給し、かつ車
    両の走行速度が前記設定走行速度よりも所定値以上大き
    いか否かを判断する走行状態判断手段と、 前記送給される閉側作動信号に基づき、前記閉側作動信
    号が送給されているか否かを判断する閉側作動信号判断
    手段とを備え、 前記走行状態判断手段および前記閉側作動信号判断手段
    の各出力に基づき、車両の走行速度が前記設定走行速度
    よりも所定値以上大きく、かつ前記駆動手段へ前記閉側
    作動信号が送給される状態が所定時間継続すると、前記
    クルーズ制御手段はクラッチ解除信号を生成し、このク
    ラッチ解除信号に基づいて前記クラッチ手段の連結が解
    除されることを特徴とする車両用定速走行装置。
  2. 【請求項2】 前記アクチュエータに関連して、前記ア
    クチュエータの電気的閉位置を検出するための閉位置検
    出手段が設けられており、車両の走行速度が前記設定走
    行速度よりも前記所定値以上大きい状態と、前記駆動手
    段へ前記閉側作動信号が送給される状態と、前記全閉位
    置検出手段が前記電気的閉位置を検出する状態との3つ
    の状態が前記所定時間継続されると、前記クルーズ制御
    手段は前記クラッチ解除信号を生成することを特徴とす
    る請求項1記載の車両用定速走行装置。
  3. 【請求項3】 前記スロットル弁に関連して、前記スロ
    ットル弁のアイドル位置を検出するためのアイドル位置
    検出手段が設けられており、車両の走行速度が前記設定
    走行速度よりも前記所定値以上大きい状態と、前記駆動
    手段へ前記閉側作動信号が送給される状態と、前記アイ
    ドル位置検出手段が前記スロットル弁の前記アイドル位
    置を検出する状態との3つの状態が前記所定時間継続さ
    れると、前記クルーズ制御手段は前記クラッチ解除信号
    を生成することを特徴とする請求項1記載の車両用定速
    走行装置。
  4. 【請求項4】 前記クルーズ制御手段は、さらに、車両
    の走行加速度が加速状態であるか否かを判定する加速状
    態判定手段を含んでおり、前記クルーズ制御手段は、前
    記加速状況判定手段により判定された加速状況をも加味
    して前記クラッチ解除信号を生成することを特徴とする
    請求項2または3記載の車両用定速走行装置。
  5. 【請求項5】 定速走行運転中にスロットル弁の開度を
    制御するためのアクチュエータの作動を制御するための
    クルーズ制御手段を備え、 前記アクチュエータは、 前記スロットル弁を回動させるための駆動手段と、 前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロットル弁
    に伝達するためのクラッチ手段とを含み、 前記クルーズ制御手段は、 車両の走行速度が設定走行速度よりも大きいときには前
    記スロットル弁を閉方向に移動させる閉側作動信号を前
    記駆動手段に送給し、車両の走行速度が前記設定走行速
    度よりも小さいときには前記スロットル弁を開方向に移
    動させる開側作動信号を前記駆動手段に送給し、かつ前
    記送給される開側作動信号に基づき前記開側作動信号が
    送給されているか否かを判断する開側作動信号判断手段
    を備え、 前記クルーズ制御手段は、車両が所定状態となると、ク
    ラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信号に基づ
    いて前記クラッチ手段の連結を解除させ、 前記クラッチ手段が解除状態に保持されている状態にお
    いて前記開側作動信号判断手段の出力に基づき前記駆動
    手段へ前記開側作動信号が送給されると、クラッチ連結
    信号を生成し、このクラッチ連結信号に基づいて前記ク
    ラッチ手段を連結させることを特徴とする車両用定速走
    行装置。
  6. 【請求項6】 定速走行運転中にスロットル弁の開度を
    制御するためのアクチュエータの作動を制御するための
    クルーズ制御手段を備え、 前記アクチュエータは、 前記スロットル弁を回動させるための駆動手段と、 前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロットル弁
    に伝達するためのクラッチ手段とを含み、 前記クルーズ制御手段は、 車両の走行速度が設定走行速度よりも大きいときには前
    記スロットル弁を閉方向に移動させる閉側作動信号を前
    記駆動手段に送給し、車両の走行速度が前記設定走行速
    度よりも小さいときには前記スロットル弁を開方向に移
    動させる開側作動信号を前記駆動手段に送給し、かつ前
    記送給される閉側作動信号に基づき前記閉側作動信号が
    送給されているか否かを判断する閉側作動信号判断手段
    を備え、 前記クルーズ制御手段による減速制御中、前記閉側作動
    信号判断手段の出力に基づき前記駆動手段へ前記閉側作
    動信号が送給される状態と、前記アクチュエータに関連
    して、前記アクチュエータの電気的閉位置を検出するた
    めの閉位置検出手段の出力に基づき前記アクチュエータ
    の電気的閉位置を検出する状態との双方の状態が所定時
    間継続すると、前記クルーズ制御手段はクラッチ解除信
    号を生成し、このクラッチ解除信号に基づいて前記クラ
    ッチ手段の連結が解除されることを特徴とする車両用定
    速走行装置。
  7. 【請求項7】 定速走行運転中にスロットル弁の開度を
    制御するためのアクチュエータの作動を制御するための
    クルーズ制御手段を備え、 前記アクチュエータは、 前記スロットル弁を回動させるための駆動手段と、 前記駆動手段からの駆動力を選択的に前記スロットル弁
    に伝達するためのクラッチ手段を含み、 前記クルーズ制御手段は、 車両の走行速度が設定走行速度よりも大きいときには前
    記スロットル弁を閉方向に移動させる閉側作動信号を前
    記駆動手段に送給し、車両の走行速度が前記設定走行速
    度よりも小さいときには前記スロットル弁を開方向に移
    動させる開側作動信号を前記駆動手段に送給し、かつ前
    記送給される閉側作動信号に基づき、前記閉側作動信号
    が送給されているか否かを判断する閉側作動信号判断手
    段を備え、 前記クルーズ制御手段による減速制御中、前記閉側作動
    信号判断手段の出力に基づき前記駆動手段へ前記閉側作
    動信号が送給され、かつ前記スロットル弁に関連して、
    前記スロットル弁のアイドル位置を検出するためのアイ
    ドル位置検出手段の出力に基づき前記アイドル位置を検
    出する状態が所定時間継続すると、前記クルーズ制御手
    段はクラッチ解除信号を生成し、このクラッチ解除信号
    に基づいて前記クラッチ手段の連結が解除されることを
    特徴とする車両用定速走行装置。
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