JP2812219B2 - 車両定速走行制御時の一時加速検出装置 - Google Patents

車両定速走行制御時の一時加速検出装置

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JP2812219B2
JP2812219B2 JP6264155A JP26415594A JP2812219B2 JP 2812219 B2 JP2812219 B2 JP 2812219B2 JP 6264155 A JP6264155 A JP 6264155A JP 26415594 A JP26415594 A JP 26415594A JP 2812219 B2 JP2812219 B2 JP 2812219B2
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両定速走行制御時に
ドライバーが一時的に加速した場合を検出する一時加速
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用定速走行制御装置とは、ド
ライバーがアクセルペダルを踏んで所望の車速まで加速
した後、定速走行用の車速設定スイッチを操作すると、
その時の車速が定速走行用車速として設定され、以降は
車速と設定車速(目標走行速度)との偏差を零にするよ
うに、例えばスロットル開度を調節し、一定速度で自動
的に車両を走行させるように制御する装置である。この
装置を搭載した車両は高速道路を一定速度で走行する場
合等に、常時、アクセルペダルを踏む必要がなく、非常
に便利である。
【0003】しかし、このように定速走行制御している
場合に、車両の追い抜き等のためにドライバーがアクセ
ルペダルを踏んで増速させる場合がある。この様な場合
は、定速走行制御に抗して操作がなされるため、制御自
体に影響が生じる恐れがあった。例えば、一時加速時に
は制御側では車速を目標走行速度に戻すために、制御側
の調整用出力機構を駆動力が小さくなる方向に調整して
しまう。このためドライバーがアクセルペダルを戻した
場合に、必要以上に速度が低下する、いわゆるアンダー
シュートが生じる恐れがあった。
【0004】このような現象を解決するものとして、一
時加速が終了した後に、走行抵抗とエンジンの運転状態
とから、車両の速度が少なくとも目標走行速度に戻る前
に、スロットル開度を定速走行時のスロットル開度に設
定する装置が知られている(特開平4−278836号
公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、スロットル開度とエンジン回転数とから出力トルク
を演算し、その出力トルクと車両の出力伝達機構のパラ
メータとから駆動力を演算し、更にその駆動力と車両の
加速度とから走行抵抗を推定し、その推定走行抵抗の変
化からドライバーによる一時加速かそうでないかを検出
している。このように非常に多数のデータと複雑な処理
をしているため、データの取得にスロットル開度センサ
が必須となったり、演算処理が複雑となって制御回路の
負担が大きくなったりした。
【0006】本発明は、高価なセンサを必須とせず、制
御回路にとっても負担が少ない、簡易な一時加速検出装
置を提供し、定速走行制御等に役立てようとするもので
ある。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】 請求項記載の発明は、
14に例示するごとく、車速と目標走行速度との偏差
に基づいて、車速を目標走行速度に一致させるように調
節用出力機構により駆動力調節機構を駆動してエンジン
の駆動力を調節する車両定速走行制御時の一時加速検出
装置であって、上記調節用出力機構の出力を調節し、入
力される電流の方向に応じて正逆を切り替えて回転する
モータと、上記調節用出力機構の出力が少なくとも最小
に調節された際に、それ以上の上記モータによる上記調
節用出力機構の調節を防止するために上記モータに入力
される電流をカットするカット手段と、上記駆動力調節
機構が駆動力を生じる方向に操作されているか否かを検
出する駆動力調節機構操作検出手段と、上記カット手段
により上記モータに入力される電流がカットされた状態
を検出するカット状態検出手段と、車両定速走行制御時
に、上記カット状態検出手段にてカットされていると検
出され、更に上記駆動力調節機構操作検出手段にてエン
ジンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作され
ていると検出された場合に、車両定速走行制御時に一時
加速がなされたと判定する第判定手段と、を備えたこ
とを特徴とする車両定速走行制御時の一時加速検出装置
である。
【0011】請求項記載の発明は、図15に例示する
ごとく、車速と目標走行速度との偏差に基づいて、車速
を目標走行速度に一致させるように調節用出力機構によ
り駆動力調節機構を駆動してエンジンの駆動力を調節す
る車両定速走行制御時の一時加速検出装置であって、上
記調節用出力機構の出力を調節し、入力される電流の方
向に応じて正逆を切り替えて回転するモータと、上記調
節用出力機構の出力が少なくとも最小に調節された際
に、それ以上の上記モータによる上記調節用出力機構の
調節を防止するために上記モータに入力される電流をカ
ットするカット手段と、上記カット手段により上記モー
タに入力される電流がカットされた状態を検出するカッ
ト状態検出手段と、車速が目標走行速度より所定速度以
上高いか否かを検出する増速状態検出手段と、上記駆動
力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されているか否
かを検出する駆動力調節機構操作検出手段と、車両定速
走行制御時に、上記増速状態検出手段にて車速が目標走
行速度より所定速度以上高いと検出され、上記カット状
態検出手段にてカットされていると検出され、更に上記
駆動力調節機構操作検出手段にてエンジンの駆動力調節
機構が駆動力を生じる方向に操作されていると検出され
た場合に、車両定速走行制御時に一時加速がなされたと
判定する第判定手段と、を備えたことを特徴とする車
両定速走行制御時の一時加速検出装置である。
【0012】請求項記載の発明は、上記カット手段
が、上記モータへの電流入力経路に設けられ、正転側の
電流方向を有する第1ダイオードと、上記第1ダイオー
ドに並列に設けられ、上記調節用出力機構の出力が最小
に調節された際に開離される第1リミットスイッチと、
上記モータへの電流入力経路に設けられ、逆転側の電流
方向を有する第2ダイオードと、上記第2ダイオードに
並列に設けられ、上記調節用出力機構の出力が最大に調
節された際に開離される第2リミットスイッチと、を備
えた請求項または記載の車両定速走行制御時の一時
加速検出装置である。
【0013】請求項記載の発明は、上記エンジンが内
燃機関であり、上記駆動力調節機構がスロットルバルブ
である請求項のいずれか記載の車両定速走行制御
時の一時加速検出装置である。
【0014】請求項記載の発明は、上記駆動力調節機
構操作検出手段が、スロットルバルブが全閉状態でない
場合を、エンジンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方
向に操作されているとする請求項記載の車両定速走行
制御時の一時加速検出装置である。
【0015】請求項記載の発明は、更に、スロットル
バルブの全閉状態にオンとなり、全閉以外の状態でオフ
となるアイドルスイッチを備え、上記駆動力調節機構操
作検出手段が、アイドルスイッチがオフである場合を、
エンジンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作
されているとする請求項または記載の車両定速走行
制御時の一時加速検出装置である。
【0016】
【作用及び発明の効果】車両定速走行制御時に、ドライ
バーがアクセルペダル等によりエンジンの駆動力調節機
構を操作していない場合は、車両定速走行制御により、
車速を目標走行速度に一致させるようにエンジンの駆動
力が調節されているので、車速が目標走行速度より所定
速度以上高いときは当然に駆動力を低下させなくては車
速を目標走行速度に調節することはできない。即ち、車
速が目標走行速度より所定速度以上高いときは、エンジ
ンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に自動的に操
作されることはない。
【0017】しかし、ドライバーが、追い抜き等のため
に定速以上の速度になろうとして、アクセルペダル等に
よりエンジンの駆動力調節機構を駆動力が生じる方向に
操作することにより一時加速を実行した場合は、ドライ
バーの操作に応じて、車速が目標走行速度より高くな
る。
【0018】
【0019】
【0020】そして、車速と目標走行速度との偏差に基
づいて、車速を目標走行速度に一致させるように調節用
出力機構により駆動力調節機構を駆動してエンジンの駆
動力を調節する車両定速走行制御時の一時加速検出装置
にあって、上記調節用出力機構の出力を調節し、入力さ
れる電流の方向に応じて正逆を切り替えて回転するモー
タと、上記調節用出力機構の出力が少なくとも最小に調
節された際に、それ以上の上記モータによる上記調節用
出力機構の調節を防止するために上記モータに入力され
る電流をカットするカット手段とを備えている場合にお
いて、定速走行制御中に、カット手段にて上記モータに
入力される電流がカットされている状態は、そのモータ
による上記調節用出力機構の出力を小さくしていって
も、車速が目標走行速度より高い状態が継続しているこ
とにより、調節用出力機構の出力が最小になってしまっ
たことを示している。
【0021】このとき、駆動力調節機構が駆動力を生じ
る方向に操作され、かつ、上記カット手段による電流カ
ットの状態となっていれば、ドライバーが追い抜き等の
ために定速以上の速度になろうとして、アクセルペダル
等のエンジンの駆動力調節機構を駆動力が生じる方向に
操作することにより一時加速を実行した場合に該当する
ことが判明する。
【0022】したがって、請求項の第判定手段にお
いて、上記カット状態検出手段にて上記カット手段が上
記モータに入力される電流をカットしていると検出され
た条件と、上記駆動力調節機構操作検出手段にてエンジ
ンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されて
いると検出された条件とが満足されれば、車両定速走行
制御時に一時加速がなされたと判定することができる。
【0023】このように、一時加速の判定の一つに、エ
ンジンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作さ
れているか否かという判定を採用しているため、駆動力
調節機構操作検出手段は、単に操作がなされていること
を検出すればよく、スロットル開度センサのような高価
なセンサは必須でなくなる。しかも、スロットル開度値
に基づく複雑な演算もしないので、制御回路の負担も大
きくならない。また、カット手段の電流カット状態にて
調節用出力機構の出力状態を検出しているので、調節用
出力機構においてもポテンショメータ等の複雑で高価な
検出装置を設けず、簡易な構成で検出することが可能と
なる。
【0024】更に、一時加速の判定を確実にするため
に、上記増速状態検出手段をも備えた請求項の第
定手段において、上記増速状態検出手段にて車速が目標
走行速度より所定速度以上高いと検出された条件と、上
記カット状態検出手段にて上記カット手段が上記モータ
に入力される電流をカットしていると検出された条件
と、更に上記駆動力調節機構操作検出手段にてエンジン
の駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されてい
ると検出された条件との3条件が満足された場合に、車
両定速走行制御時に一時加速がなされたと判定すること
ができる。
【0025】簡易な構成で一時加速が検出できるのは、
判定手段と同じであり、更に、増速状態検出手段を
も備えたことにより、一層確実に一時加速判定ができ
る。また、上記カット手段としては、例えば、上記モー
タへの電流入力経路に設けられ、モータの正転側の電流
方向を有する第1ダイオードと、上記第1ダイオードに
並列に設けられ、上記調節用出力機構の出力が最小に調
節された際に開離される第1リミットスイッチと、上記
モータへの電流入力経路に設けられ、モータの逆転側の
電流方向を有する第2ダイオードと、上記第2ダイオー
ドに並列に設けられ、上記調節用出力機構の出力が最大
に調節された際に開離される第2リミットスイッチと、
を備えたものが採用できる。
【0026】上記カット状態検出手段としては、例え
ば、モータへの電流入力経路に設けられた電流計が採用
できる。上記各構成において、エンジンとしては例えば
内燃機関が挙げられ、この場合、上記駆動力調節機構は
例えばスロットルバルブが挙げられる。
【0027】駆動力調節機構がスロットルバルブである
場合には、スロットルバルブが全閉状態でない場合をエ
ンジンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作さ
れているとすることができる。単にスロットルバルブが
全閉か否かの検出なので、駆動力調節機構操作検出手段
は簡易な構成とすることができる。例えば、スロットル
バルブの全閉状態にオンとなり、全閉以外の状態でオフ
となるアイドルスイッチを備え、駆動力調節機構操作検
出手段が、アイドルスイッチがオフである場合を、エン
ジンの駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作され
ているとすればよく、非常に簡易な構成で一時加速検出
装置を実現できる。
【0028】
【実施例】
[実施例1]図1に一実施例の定速走行制御装置の全体
構成図を示す。本定速走行制御装置はガソリンエンジン
を備えた自動車に搭載されている。
【0029】定速走行制御を実施するクルーズECU1
には、イグニッションスイッチ3を介してバッテリ5が
接続されている。このイグニッションスイッチ3のオン
操作により、クルーズECU1に電源が供給され、マイ
クロコンピュータ8の作動が可能となる。またクルーズ
ECU1に内蔵されているアクチュエータ駆動段7に
は、メインリレー9を介して電源が供給される。このメ
インリレー9には定速走行制御用のメインスイッチ11
が接続され、このメインスイッチ11をオン操作するこ
とにより、メインリレー9がオンして、アクチュエータ
駆動段7に電源が供給されアクチュエータ駆動段7の作
動が可能となる。
【0030】マイクロコンピュータ8は、ROM、RA
M、I/O、バスライン等を備えた通常のマイクロコン
ピュータとして構成されている。このマイクロコンピュ
ータ8には、入力バッファ12を介して、各種センサ、
スイッチ類の信号が入力される。本実施例では、定速走
行制御用のコントロールスイッチ14、ドライバーがブ
レーキペダルを踏んだ場合にオンするストップランプス
イッチ16、スロットル開度が全閉時にオンするアイド
ルスイッチ18、自動車の速度に比例した周波数の信号
を発生する車速センサ20からの信号を入力している。
上記コントロールスイッチ14は、セットスイッチ14
a、リジュームスイッチ14b、キャンセルスイッチ1
4cを備えている。尚、セットスイッチ14a、リジュ
ームスイッチ14bおよびキャンセルスイッチ14c
は、押圧しているときのみオンとなり、押圧を解除する
と直ちにオフとなるタイプのスイッチである。
【0031】マイクロコンピュータ8は、これら各種セ
ンサ、スイッチ類の信号に基づいてROM内に格納され
ているプログラム命令を順次実行し、必要に応じて、ア
クチュエータ駆動段7に対して駆動命令を出力してい
る。アクチュエータ駆動段7は、調節用出力機構として
のアクチュエータ22を駆動するための駆動回路であ
り、マイクロコンピュータ8からの駆動命令に応じてア
クチュエータ22の内部に備えられたモータ22aとク
ラッチ22bとに、駆動命令に対応する駆動出力を実行
している。例えば、モータ22aはアクチュエータ駆動
段7の出力により正転・逆転およびその回転速度がコン
トロールされる。そのモータ22aの回転位置がアクチ
ュエータ開度に対応し、このアクチュエータ開度が調節
用出力機構の出力に該当する。
【0032】またクラッチ22bにアクチュエータ駆動
段7の出力により通電されると、モータ22aの回転が
エンジン25のスロットルバルブ26に伝達される。こ
のことによりマイクロコンピュータ8はエンジン25の
駆動力を調節することができ、その結果、車両の速度を
制御することが可能となっている。ここで、アクチュエ
ータ22についてさらに詳しく説明する。クラッチ22
bにアクチュエータ駆動段7の出力により通電された状
態では、モータ22aの回転は、クラッチ22bおよび
回転レバー等の所定の連結部材を介して、エンジン25
のスロットルバルブ26に伝達される。上記所定の連結
部材およびスロットルバルブ26は、それぞれスプリン
グにより全閉方向に常に付勢されている。モータ22a
の正転側の電流入力経路21aには、正転側の電流方向
を有する第1ダイオード23aと、この第1ダイオード
23aに並列に設けられ、アクチュエータ開度の最小開
度、すなわち全閉となった場合の上記所定の連結部材の
回動位置に連動して開離される第1リミットスイッチ2
3bとが設けられている。また、モータ22aの逆転側
の電流入力経路21bには、逆転側の電流方向を有する
第2ダイオード24aと、この第2ダイオード24aに
並列に設けられ、アクチュエータ開度の最大開度、すな
わち全開となった場合の上記所定の連結部材の回動位置
に連動して開離される第2リミットスイッチ24bとが
設けられている。アクチュエータ駆動段7により正転側
端子MOから逆転側端子MCに電流が流された場合に
は、電流入力経路21aから第1ダイオード23aまた
は第1リミットスイッチ23bを介してモータ22aに
電流が流れ、モータ22aは正転し、クラッチ22bお
よび回転レバー等の所定の連結部材に至るアクチュエー
タ開度を開方向に変化させる。この時、クラッチ22b
が接続されていれば、スロットルバルブ26を開側に回
転させる。上記所定の連結部材が全開位置に達するとそ
の連結部材により第2リミットスイッチ24bが開離さ
れる。そのため、モータ22aへの電流が遮断されてモ
ータ22aの回転が停止し、無駄な電流供給を防止す
る。逆に、アクチュエータ駆動段7により逆転側端子M
Cから正転側端子MOに電流が流された場合には、電流
入力経路21bから第2ダイオード24aまたは第2リ
ミットスイッチ24bを介してモータ22aに電流が流
れ、モー タ22aは逆転し、クラッチ22bおよび回転
レバー等の所定の連結部材に至るアクチュエータ開度を
閉方向に変化させる。この時、クラッチ22bが接続さ
れていれば、スロットルバルブ26を閉側に回転させ
る。上記所定の連結部材が全閉位置に達するとその連結
部材により第1リミットスイッチ23bが開離する。そ
のため、モータ22aへの電流が遮断されてモータ22
aの回転が停止し、無駄な電流供給を防止する。 このよ
うに、アクチュエータ開度が全開または全閉にある時
に、アクチュエータ駆動段7が電流をモータ22aに供
給しようとしても、第2リミットスイッチ24bまたは
第1リミットスイッチ23bが開離しているので電流が
流れることがなく、電流検出センサ13により電流が流
れていない状態が検出される。したがって、アクチュエ
ータ駆動段7がモータ22aの駆動制御をしている時に
電流検出センサ13の検出状態をチェックし、電流が流
れていなければ、アクチュエータ開度が全閉あるいは全
開になったことが判る。
【0033】また、周知の構成として、アクセルペダル
28もその踏み込み量がスロットル開度に連動するよう
に、アクセルペダル28とスロットルバルブ26とが連
結されている。尚、アクセルペダル28の踏み込み動作
と、クラッチ22bでスロットルバルブ26に連結した
状態のモータ22aの回転動作とは、それぞれ独立して
動作可能であるが、両者の動作の内、スロットル開度の
大きい方がスロットルバルブ26の回転に反映する。し
たがって、モータ22aがスロットルバルブ26を全閉
になるように回転していても、アクセルペダル28が踏
み込まれていれば、アクセルペダル28の踏み込み量に
対応したスロットル開度となる。逆に、アクセルペダル
28を踏み込んでいなくても、モータ22aがスロット
ルバルブ26を開ける方向に回転していれば、モータ2
2aの回転に応じたスロットル開度となる。このような
構成は良く知られているので詳細な説明は省略する。
【0034】次に上記マイクロコンピュータ8にて実行
される定速走行制御処理について、図2以降のフローチ
ャート等に基づいて説明する。図2に示した定速走行制
御処理は、イグニッションスイッチ3のオン操作により
クルーズECU1のマイクロコンピュータ8に電源が供
給されると、制御周期T(例えば48msec)毎に行
われるもので、演算された車速およびスイッチ入力等か
ら出力デューティ(%)を求め、T×デューティ/10
0の間、アクチュエータ22のモータ22aに通電する
処理である。
【0035】まず、車速センサ20の信号の周期を読み
込み、現在の車両速度(車速:Vn)を算出する(ステ
ップ1010)。次にコントロールスイッチ14、スト
ップランプスイッチ16およびアイドルスイッチ18の
各スイッチ入力のオン−オフ判定をする(ステップ10
20)。次にメインリレー9のオンを判定する(ステッ
プ1030)。これは、メインリレー9がオンしていな
い時は、アクチュエータ駆動段7への電源が供給されて
いないので、定速走行制御に移行できないようにするた
めである。メインリレー9がオンされていないときは、
デューティ演算等の処理をせずに制御周期をそのまま終
了し、次の制御周期が始まるまで待機する。
【0036】メインリレー9がオンしていれば、次に定
速走行制御中か否かを判定する(ステップ1040)。
この処理以降でコントロールスイッチ14の入力内容に
基づいて実行される制御を決定する。ステップ1040
の判定で制御中でない場合には次にセット・リジューム
処理(ステップ2000)を実行する。この処理は、定
速走行制御のセットを判定する処理である。セットと
は、定速走行制御していない状態で、セットスイッチ1
4aを押すことにより、その時の車速Vnを取り込ま
せ、その車速Vnを目標走行速度Vtおよび記憶車速V
mに設定させて定速走行制御を行わせることである。リ
ジュームについては後述する。
【0037】セット・リジューム処理(ステップ200
0)の詳細を図3に示す。まずイグニッションスイッチ
3のオン後、今までにアイドルスイッチ18がオフとな
ったことがあるか否かが判定される(ステップ200
5)。これは、定速走行制御が行われる状態に到達する
までに当然にアイドルスイッチ18はオフとなったこと
があるはずである。これが否定判定されればアイドルス
イッチ18の故障の可能性が大きいので、セットをさせ
ずに処理を終了させる。ステップ2005にて肯定判定
されれば、セットスイッチ14aのオンが判定され(ス
テップ2010)、セットスイッチ14aがオンされて
いれば、直前のステップ1010で演算されている車速
Vnを目標走行速度Vtおよび記憶車速Vmに設定し、
クラッチ22bをオンしてモータ22aの回転がスロッ
トルバルブ26に連動するようにし、更にセットフラグ
FSETをオンする(ステップ2020)。そして更に
セット時の車速落ち込み防止のためのふかし制御の初期
化処理(ステップ2030)を行っている。
【0038】セット時の車速落ち込みとは、通常セット
直後にはアクチュエータ22のモータ22aは全閉位置
にあり、この位置から定速走行が可能なスロットル開度
まで回転するのに遅れが生じ、車速が一時的に落ち込む
ことをいう。これを防止するため、セット直後に、一時
的にアクチュエータ22のモータ22aを開側に駆動し
ている。この駆動する量を算出するのがセット時ふかし
初期化処理(ステップ2030)である。
【0039】図5にセット時ふかし初期化処理(ステッ
プ2030)の詳細フローチャートを示す。まずモータ
22aを開側に駆動する量PULL(定速走行制御処理
中で繰り返される回数に該当する)は、次の式1で示さ
れるように、記憶車速Vmの関数として求められる量f
(Vm)と、所定値IDLの和として算出される(ステ
ップ2040)。
【0040】
【数1】
【0041】尚、所定値IDLはアクチュエータ22の
リンク系、スロットルリンク系などの遊び量に該当す
る。次に後述する量PULLINTをゼロクリアし(ス
テップ2050)、更に後述するフラグFPIDLをオ
フして(ステップ2060)、セット時ふかし初期化処
理(ステップ2030)を終了する。次に、ふかし制御
中であることを意味するフラグFPULLをオンする
(ステップ2070)。したがって、次のふかし制御中
の判定、即ちフラグFPULLのオン判定(ステップ1
050)では、肯定判定されて、ふかし制御(ステップ
3000)が実行される。
【0042】ふかし制御の詳細を図6に示す。まず後述
するオーバライドふかしフラグFORPのオン判定がな
される(ステップ3005)。オンでなければステップ
3010に移る。ステップ2000の処理で最初にセッ
トしたときにアイドルスイッチ18がオンしているとい
うことは、現在のアクチュエータ22のモータ22aの
開度が、まだ遊びの位置にあり、スロットルバルブ26
としては全閉位置にあることを意味する。したがって、
ステップ3010ではアイドルスイッチ18のオン判定
をして、オンであればふかし制御中にアイドルスイッチ
18のオンを検知したことを示すフラグFPIDLをオ
ンし(ステップ3020)、次にアクチュエータ22が
開側に高速に駆動するよう固定デューティ(高速駆動と
して、例えばデューティ95%)を出力デューティとし
ている(ステップ3030)。このとき、出力した固定
デューティの回数をカウンタPULLINTでカウント
している(ステップ3040)。したがってデューティ
出力処理(ステップ1060)では、例えばデューティ
95%で高速にモータ22aが開側へ回転し、遊び分の
回転を迅速に解消させる。
【0043】次の制御周期で、再度、ステップ1010
から処理が開始すると、ステップ1020,1030を
経た後、定速走行制御中となっているのでステップ10
40では肯定判定されて、キャンセルスイッチ14cの
オン判定(ステップ1080)とストップランプスイッ
チ16のオン判定(ステップ1090)とがなされる
が、共にスイッチオフであるので否定判定されて、アク
セル・コースト・オーバライド処理(ステップ400
0)に移る。
【0044】アクセル・コースト・オーバライド処理
(ステップ4000)の詳細を図4に示す。まずセット
スイッチ14aのオン判定(ステップ4010)が行わ
れ、このときオンであっても次にセットフラグFSET
のオン判定(ステップ4020)が行われるが、既にセ
ット・リジューム処理のステップ2020にてセットフ
ラグFSETはオンとされているので、肯定判定されて
ステップ4000から抜けてステップ1050の判定が
なされる。いまだフラグFPULLはオンであるので、
再度ステップ3000の処理が実行される。また、ステ
ップ4010でセットスイッチ14aが押圧されていな
い場合は、否定判定されて、次にステップ4030で後
述するリジューム制御中か否かが判定され、ステップ4
070でリジュームスイッチ14bのオン判定がなさ
れ、ステップ4080にてフラグFACC,FCOAが
判定されるが、いずれも否定判定され、更にフラグFS
ETはオフされ(ステップ4090)、オーバライド処
理ルーチン(ステップ4200)の処理がなされる。図
9に示すオーバライド処理ルーチン(ステップ420
0)では、ステップ4201で否定判定、またはステッ
プ4203で肯定判定され、その後、ステップ4207
にて否定判定されることにより、ステップ4000の処
理を終えて、ステップ1050の判定に移る。尚、オー
バライド処理ルーチン(ステップ4200)の詳細につ
いては後述する。
【0045】ステップ1050では、いまだフラグFP
ULLはオンであるので、再度ステップ3000の処理
が実行される。ふかし制御(ステップ3000)では、
前述したごとくフラグFORPがオフで、かつアイドル
スイッチ18がオンである限り(ステップ3005,3
010)、遊びを解消して実質的な開度を早期に実現す
るため、高速に開方向へスロットルバルブ26を回転さ
せるデューティ設定処理(ステップ3030)が行わ
れ、この処理の繰り返し回数がカウンタPULLINT
にカウントされる(ステップ3040)。
【0046】その後、アイドルスイッチ18がオフする
と、ステップ3010から次にFPIDLのオン判定
(ステップ3050)に移行する。前回までの制御周期
にてステップ3020でフラグFPIDLはオンしてい
るので、次に今までの固定デューティ出力回数を表すカ
ウンタPULLINTの値を、スロットルバルブ26の
遊びを表す変数(アイドル遊び量)IDLに入力する
(ステップ3060)。そして、次の式2に示すよう
に、記憶車速Vmとアイドル遊び量IDLとに基づい
て、ふかし用の開側駆動量PULLを再度計算する(ス
テップ3070)。
【0047】
【数2】
【0048】次に、フラグFPIDLをオフし(ステッ
プ3080)、カウンタPULLINTのカウントアッ
プがなされ(ステップ3090)、開側デューティが9
5%に設定され(ステップ3100)、PULLINT
≧PULLが判定される(ステップ3110)。最初は
PULLはPULLINTよりも、f(Vm)−1だけ
大きいので(f(Vm)>1として)、ステップ311
0では否定判定され、次のステップ1060の処理で、
スロットルバルブ26はデューティ95%で高速に開側
へ制御される。したがって、PULLINT<PULL
である限り(正確にはPULLINT=PULLま
で)、スロットルバルブ26は高速に開側へ回転され、
スロットル開度が急速に開いて行くことになる。即ち、
迅速にエンジン出力を、ステップ2020にて設定され
た記憶車速Vmを実現するために上昇させ、記憶車速V
mを達成するスロットル開度をアクチュエータ22が実
現するまでの期間における車速の落込みを極力抑えてい
る。
【0049】PULLINTのカウントアップ(ステッ
プ3090)により、PULLINT≧PULLとなれ
ば、ステップ3110にて肯定判定されて、フラグFP
ULLとフラグFORPがオフされる(ステップ312
0)。このことにより、次の制御周期でステップ105
0では否定判定されて、デューティ演算処理(ステップ
5000)がなされる。
【0050】デューティ演算処理(ステップ5000)
の詳細を図7に示す。まず、進角車速であるスキップ車
速(Vsk)を、現在の車速Vnとスキップ時間Tsk
に車速微分値(実際にはVnと4制御周期前の車速Vn
-4の差を4制御周期時間で割って求める)に基づき、次
の式3のように求める(ステップ5010)。
【0051】
【数3】
【0052】即ち、Vskは、Tsk後の車速を予測し
た値である。次に、ステップ5040の処理に移り、図
12に示すマップGに従って、目標走行速度Vtからス
キップ車速Vskを減算した偏差(Vt−Vsk:km
/h)から、モータ22aを駆動するためのデューティ
DUTYが算出される。このデューティDUTYが高い
ほどモータ22aの回転速度は高速となり、スロットル
バルブ26は高速に回転される。これを数式で表すと、
次の式4のごとくである。
【0053】
【数4】
【0054】尚、スロットル開側は横軸の上部に、スロ
ットル閉側は横軸の下部に記載されている。その最高値
は例えば共にデューティ95%と設定されている。また
不感帯が偏差1未満から−1を越える領域までの間に設
けられている。この不感帯はモータ22aへの出力をデ
ューティDUTY0%とすることにより、スロットル開
度を変更しない状態である。これは、アクチュエータ2
2のモータ22aへの駆動出力が煩雑になるのを防ぐた
めである。
【0055】上述のようにマップGが設定されているこ
とにより、Vt−Vsk≧1では、偏差が大きくなるほ
ど95%を上限として開側への出力デューティが増加す
る。即ち、偏差が大きいほど、スロットル開度が速く大
きくされる。またVt−Vsk≦−1では、偏差が小さ
くなるほど95%を上限として閉側への出力デューティ
が増加する。即ち、偏差が小さいほど、スロットル開度
が速く小さくされる。
【0056】以後、条件が変更されない限り、ステップ
1010,1020,1030,1040,1080,
1090,4010,4030,4070,4080,
4090,4201(または4201,4203),4
207,1050,5010,5040,1060の処
理が各制御周期毎に繰り返し実行され、車速Vnが目標
走行速度Vtとなるようにフィードバック制御され、定
速走行制御が実現される。
【0057】この状態でドライバーが他車を追い抜こう
として一時加速する場合、車速を上げるため定速走行状
態では足を離していたアクセルペダル28を大きく踏み
込むことになる。したがって、スロットルバルブ26が
今までよりももっと開側に回転される。このことによ
り、エンジン25の駆動力が上昇し車速が次第に上がっ
て行く。マイクロコンピュータ8での定速走行制御で
は、ステップ5040で用いる偏差(Vt−Vsk)が
大きくマイナスとなる。追い抜き等であれば例えば−5
km/h以下の値となる。したがって図12のマップで
は閉側のデューティが求められ、ステップ1060のデ
ューティ出力でモータ22aはスロットルバルブ26を
閉側に回転させようとする。
【0058】しかしドライバーがアクセルペダル28を
踏み込んているので、実際にはスロットルバルブ26は
閉じることはない。このためモータ22aのみが全閉の
位置まで回転してしまう、すなわちアクチュエータ開度
は全閉となるが、アイドルスイッチ18はオフのままで
ある。
【0059】この状態で、図9に詳細を示すオーバライ
ド処理ルーチン(ステップ4200)に入った場合を中
心として以下説明する。尚、オーバライドとは、上述し
たごとく、定速走行制御中に追い抜き等を行うためにド
ライバーがアクセルペダル28を踏み込むことにより一
時加速することである。オーバライド処理ルーチン(ス
テップ4200)では、この一時加速を検出すること
と、一時加速から車速が定速走行制御に戻る際に生じる
アンダーシュートの抑制処理を実行している。
【0060】まずモータ閉側オープン検知がなされる
(ステップ4201)。モータ閉側オープン検知とは、
モータ22aが閉側に回転することにより、アクチュエ
ータ開度が全閉となり、上述した機構により第1リミッ
トスイッチ23bが開離して、通電経路がオープン状態
となることである。
【0061】
【0062】更にアイドルスイッチ18のオン判定がな
される(ステップ4203)。上述の状況では、ステッ
プ4201で肯定判定され、ステップ4203で否定判
定される。即ち、定速走行制御時に、車速が目標走行速
度より所定速度以上高いと検出され、更にエンジン25
のスロットルバルブ26が駆動力を生じる方向に操作さ
れていると検出され、一時加速がなされたと判断されて
オーバライド検知フラグFORDがオンされる(ステッ
プ4205)。
【0063】次に、オーバライド検知フラグFORDの
オン判定がなされ(ステップ4207)、肯定判定され
るので次に一時加速から車速が復帰したか否かが判定さ
れる(ステップ4209)。例えばVsk≦Vmが判定
される。ドライバーが追い抜きを完了するまでは、車速
は復帰しないのでステップ4207で肯定判定されて
も、ステップ4209では否定判定される。ドライバー
が追い抜きを完了し、一時加速を終えるためにアクセル
ペダル28を戻した場合に、減速し、その後スキップ車
速Vskが記憶車速Vm以下となる(Vsk≦Vm)の
でステップ4209では車速復帰と判定される。尚、ス
キップ車速Vskでなく現車速Vnが記憶車速Vm(ま
たはVm+所定速度α)以下となれば車速復帰と判定し
てもよい。
【0064】ステップ4209で車速復帰と判定される
と、オーバライドふかし初期化がなされる(ステップ4
220)。これは、一時加速から車速が復帰するまでの
期間に前述したごとくステップ5000のデューティ演
算では車速Vnを目標走行速度Vtに一致させるため閉
側のデューティを算出し続けるので、アクチュエータ2
2のモータ22aがアクチュエータ開度全閉の位置まで
回転してしまっている可能性が高い。このような状態で
車速が復帰して直ちにステップ5000のフィードバッ
ク制御(PD制御)に入ると、モータ22aが、アクチ
ュエータ開度全閉の位置から、目標走行速度Vtを達成
するのに適切な開度に到達するのに時間を要し、その間
にスロットル開度が不足し車速のアンダーシュートを生
じてしまう。このため車速復帰時にオーバライドふかし
初期化がなされる(ステップ4220)。
【0065】オーバライドふかし初期化(ステップ42
20)の詳細を図10に示す。まず、ステップ2040
等に示されている、アクチュエータ22のリンク系、ス
ロットルリンク系などの遊び量に該当する所定値IDL
をモータ22aを開側に駆動する量PULLに設定する
(ステップ4221)。更にカウンタPULLINTを
ゼロクリアし(ステップ4223)、ふかし制御中にア
イドルスイッチ18のオンを検知したことを示すフラグ
FPIDLをオフし(ステップ4225)、ふかし制御
中であることを意味するフラグFPULLをオンし(ス
テップ4227)、オーバライド検知フラグFORDを
オフし、オーバライドふかしフラグFORPをオンする
(ステップ4229)。
【0066】この状態でステップ4000を抜け、ステ
ップ1050では、ステップ4227でフラグFPUL
Lがオンされているので、肯定判定されて、次にふかし
制御(ステップ3000)が開始される。ふかし制御
(ステップ3000)では、ステップ4229にてオー
バライドふかしフラグFORPがオンとなっているの
で、ステップ3005では肯定判定され、次にカウンタ
PULLINTのカウントアップがなされ(ステップ3
090)、開側デューティが95%に設定され(ステッ
プ3100)、PULLINT≧PULLが判定される
(ステップ3110)。最初はPULLINT=1であ
るので(IDL>1として)、ステップ3110では否
定判定され、次のステップ1060の処理で、スロット
ルバルブ26はデューティ95%で高速に開側へ制御さ
れる。したがって、PULLINT<PULLである限
り(正確にはPULLINT=PULLまで)、スロッ
トルバルブ26は高速に開側へ回転され、スロットル開
度が急速に開いて行くことになる。即ち、スロットルバ
ルブ26の遊び分(IDL)の回転を迅速に完了させ、
早期に駆動力が調整できる状態にもって行くことによ
り、車速復帰後に一時的に生じる車速のアンダーシュー
トを極力抑えている。
【0067】PULLINTのカウントアップ(ステッ
プ3090)により、PULLINT≧PULLとなれ
ば、ステップ3110にて肯定判定されて、フラグFP
ULLとフラグFORPとがオフされる(ステップ31
20)。このことにより、次の制御周期で、ステップ1
050では否定判定されて、デューティ演算処理(ステ
ップ5000)に戻る。
【0068】このように本実施例では、定速走行制御中
に、ドライバーによる一時加速がなされると、これをス
テップ4201,4203に示す簡易な手法で検出し、
以後の定速走行制御に活かしている。本実施例では一時
加速が検出されると、その復帰時に車速のアンダーシュ
ートを極力抑えて、ドライバーに不快感を与えない制御
をしている。
【0069】次にキャンセルについて説明する。キャン
セルとは、定速走行制御中にコントロールスイッチ14
のキャンセルスイッチ14cが押されたとき(ステップ
1080)、あるいはブレーキの踏み込みによりストッ
プランプスイッチ16がオンされたとき(ステップ10
90)に、定速走行制御を中止する処理(ステップ60
00)である。
【0070】キャンセルの詳細を図8に示す。まずクラ
ッチ22bをオフし(ステップ6010)、目標走行速
度Vtをゼロクリアし(ステップ6020)、モータ2
2aに閉側に連続通電し(ステップ6030)しアクチ
ュエータ22自身の開度を全閉まで戻す。このとき記憶
車速Vmはゼロクリアせずそのまま保持する。
【0071】次にリジュームについて説明する。リジュ
ームとは、定速走行制御中でない状態で、記憶車速Vm
が記憶されているときに、リジュームスイッチ14bが
押された場合、車速を現在の車速から記憶車速Vmまで
復帰させるものである。まずステップ1040で制御中
でないと判定され、次いでステップ2000の処理に入
り、ステップ2005の肯定判定の後、ステップ201
0でセットスイッチ14aがオフであれば、リジューム
スイッチ14bがオンか否かが判定される(ステップ2
080)。リジュームスイッチ14bがオンであり、更
に記憶車速Vmがゼロでなければ、即ち記憶車速Vmの
設定がなされていれば(ステップ2090)、現車速V
nを目標走行速度Vtに設定し、クラッチ22bをオン
し、リジューム制御中を示すフラグFRESをオンする
(ステップ2100)。そしてステップ1050,50
00,1060の処理がなされる。
【0072】次の制御周期では、ステップ1040では
肯定判定されて、ステップ1080,1090を経て、
ステップ4000に入り、そのステップ4010では否
定判定されて、リジューム制御中か否かが判定される
(ステップ4030)。即ちフラグFRESのオン判定
がなされる。ステップ4030では肯定判定されて、目
標走行速度Vtが一定車速Dだけ増加される(ステップ
4040)。そしてその目標走行速度Vtが記憶車速V
mより大きいか否かが判定される(ステップ405
0)。Vt≦Vmであれば、次にステップ1050,5
000,1060の処理がなされる。したがって、Vt
≦Vmである内は、目標走行速度Vtを少しずつ上昇さ
せながら、ステップ1050,5000,1060の処
理を実施して、車速Vnを上昇させる。そして、ステッ
プ4040での目標走行速度Vtの上昇の結果、Vt>
Vmとなれば、目標走行速度Vtに記憶車速Vmが設定
されフラグFRESがオフされる(ステップ406
0)。
【0073】次の制御周期では、ステップ4030で否
定判定され、既にリジュームスイッチ14bは放されて
いるので、次のステップ4070のリジュームスイッチ
14bのオン判定で否定判定され、ステップ4080の
フラグFACCまたはフラグFCOAのいずれかのオン
判定も否定判定され、フラグFSETをオフし(ステッ
プ4090)、次いでステップ4200では特に何も処
理せず、次にステップ1050,5000,1060を
実行し、定速走行制御となる。
【0074】次に、アクセルについて説明する。アクセ
ルとは定速走行制御中にリジュームスイッチ14bが押
されたとき、増速制御をし、その後、リジュームスイッ
チ14bが放された時の車速Vnを目標走行速度Vtと
して定速走行制御に移行するものである。まず、ステッ
プ1040の判定で定速走行制御中と判定され、ステッ
プ1080,1090を経てステップ4000に入り、
ステップ4010からステップ4030に移行し、その
ステップ4030の判定でリジューム制御中でない(F
RES=オフ)と判定されたとき、リジュームスイッチ
14bが押されてオンしていれば、ステップ4070の
リジュームスイッチ14bのオン判定は肯定判定され
る。このことにより、目標走行速度Vtを一定車速Dだ
け増加させ、アクセル制御中を示すフラグFACCをオ
ンする(ステップ4100)。この後のステップ500
0,1060ではD分増加した目標走行速度Vtを用い
て、モータ22aの駆動デューティを算出し、車速Vn
を増加した目標走行速度Vtと一致するように制御す
る。このことにより、増速制御が達成される。リジュー
ムスイッチ14bが押され続けている限り、法定速度等
の所定速度を上限として目標走行速度Vtは上昇し、車
速Vnは増速されてゆく。
【0075】アクセル制御を終了するときは、リジュー
ムスイッチ14bを放せば、ステップ4070にて否定
判定され、ステップ4080ではフラグFACCオンで
あるので肯定判定されて、現車速Vnを記憶車速Vmお
よび目標走行速度Vtに設定し、更にフラグFACC,
FCOAをオフする(ステップ4110)。こうして、
定速走行制御に移行する。
【0076】次に、コーストについて説明する。コース
トとは、定速走行制御中にセットスイッチ14aが押さ
れたとき、減速制御をし、その後、セットスイッチ14
aが放されたときの車速Vnを目標走行速度Vtとして
定速走行制御に移行するものである。まず、ステップ1
040の判定で定速走行制御中と判定され、ステップ1
080,1090を経てステップ4000に入り、ステ
ップ4010の判定でセットスイッチ14aがオンして
いると判定される。既にステップ4090にてフラグF
SETがオフされているので、ステップ4020では否
定判定され、モータ22aを閉側に駆動する固定デュー
ティ出力(例えば30%)を実施し、コースト制御中を
示すFCOAをオンする(ステップ4120)。そして
ステップ1060のデューティ出力の後、次の制御周期
に移る。尚、ステップ4020でフラグFSETのオン
判定をするのは、セット操作中のセットスイッチ14a
のオンと、コーストするためのセットスイッチ14aの
オンとを区別するためである。
【0077】コースト制御を終了するときは、セットス
イッチ14aを放すのでステップ4010からステップ
4030,4070を経てステップ4080に至り、こ
こでフラグFCOAがオンであるので、次にステップ4
110にて現車速Vnを記憶車速Vmおよび目標走行速
度Vtに設定し、更にフラグFACC,FCOAをオフ
する(ステップ4110)。こうして、定速走行制御に
移行する。
【0078】上述のようにして定速走行制御が実施され
る。特に一時加速直後にふかし制御により、車速のアン
ダーシュートを抑制しているので、滑らかに定速走行制
御に移りドライバーに不快感を与えることがない。ま
た、定速走行制御中に、ドライバーによる一時加速がな
されると、これを簡易な手法で検出し、以後の定速走行
制御に活かしている。したがって、装置を複雑化させな
くても一時加速が検出できコスト的に有利である。また
処理プログラムも複雑にならないので、処理も迅速なも
のとなり、より好適な制御が可能となる。また、本実施
例の車両定速走行制御装置は、車速と目標走行速度との
偏差に基づいて、車速を目標走行速度に一致させるよう
にアクチュエータ22(調節用出力機構)によりスロッ
トルバルブ26(駆動力調節機構)を駆動してエンジン
25の駆動力を調節している。モータ22aは、入力さ
れる電流の方向に応じて正逆を切り替えて回転すること
により、アクチュエータ22の出力、すなわちアクチュ
エータ開度を調節する。また、カット手段としての、第
1ダイオード23a、第1リミットスイッチ23b、第
2ダイオード24a、および第2リミットスイッチ24
bは、アクチュエータ22のアクチュエータ開度が全閉
(最小)あるいは全開(最大)に調節された際に、それ
以上のモータ22aによるアクチュエータ22の調節を
防止するためにモータ22aに入力される電流をカット
する。 このような構成において、定速走行制御中に、第
1リミットスイッチ23bにてモータ22aに入力され
る電流がカットされている状態は、そのモータ22aに
よるアクチュエータ22のアクチュエータ開度を小さく
していっても、車速Vnが目標走行速度Vtより高い状
態が継続していることにより、アクチュエータ22のア
クチュエータ開度が全閉になってしまった状況を示して
いる。 この状況のとき、スロットルバルブ26がエンジ
ン25の駆動力を生じる方向に操作されているとする
と、この状態というのは、ドライバーが追い抜き等のた
めに定速以上の速度になろうとして、アクセルペダル2
8をエンジン25の駆動力が生じる方向に操作すること
により一時加速を実行した場合に該当することが判明す
る。 したがって、図9のステップ4201,4203の
判定において、モータ22 aが閉側に回転して第1リミ
ットスイッチ23bをオフしてモータ22aに入力され
る電流がカットされたことが電流検出センサ13にて検
出された条件と、アイドルスイッチ18のオフにてスロ
ットルバルブ26がエンジン25の駆動力を生じる方向
に操作されていると検出された条件とが満足されれば、
車両定速走行制御時に一時加速がなされたと判定して、
ステップ4205を実行して、以後、一時加速に対して
適切に対応することができる。 このようにカット手段と
しての、第1ダイオード23a、第1リミットスイッチ
23b、第2ダイオード24a、および第2リミットス
イッチ24bの電流カット状態を電流検出センサ13に
て検出して、アクチュエータ22のアクチュエータ開度
の全閉状態を検出しているので、上述した基本的な効果
に加えて、アクチュエータ22のアクチュエータ開度の
状態検出においてもポテンショメータ等の複雑で高価な
検出装置を設けず、簡易な構成で検出することが可能と
なる。
【0079】上記実施例において、第1ダイオード23
a、第1リミットスイッチ23b、第2ダイオード24
a、および第2リミットスイッチ24bがカット手段に
該当し、電流検出センサ13がカット状態検出手段に該
当し、ステップ4201がカット状態検出手段としての
処理に該当し、ステップ4205が第1判定手段として
の処理に該当する。上記実施例において、図6のふかし
制御(ステップ3000)のフローチャートのAまたは
Bの位置に、図11に示すふかし中断処理を挿入しても
よい。この処理は、ふかし制御にて何等かの原因で必要
以上に車速が上昇した場合に、ドライバーに不安感を与
えないために設けられるものである。即ち、スキップ車
速Vskが記憶車速Vm以上か否かを判定し(ステップ
7010)、Vsk≦Vmであればこのままふかし制御
(ステップ3000)を抜ける。もしVsk>Vmとな
れば、ふかし制御中であることを意味するフラグFPU
LLとフラグFORPとをオフし(ステップ702
0)、次の制御周期でステップ1050で否定判定され
て、通常のデューティ演算制御(ステップ5000)と
なる。尚、ステップ7010の判定は、車速Vn>記憶
車速Vmを判定しても良く、Vn≧Vm+定数aを判定
しても良く、Vsk≧Vm+aを判定しても良く、同様
な効果が得られる。
【0080】また、上記実施例では偏差として、Vt−
Vsk、即ち目標走行速度VtからTsk時間後に到達
するであろう車速を減算した値を用いていたが、Vt−
Vnでもよいし、Vt−Vnに対して更に定数を加減し
て偏差として用いてもよい。
【0081】
【0082】
【0083】
【0084】
【0085】
【0086】
【0087】
【0088】
【0089】
【0090】
【0091】
【0092】[その他]尚、図 9に示したオーバライド処理ルーチンにおいて
は、ステップ4201でのモータ閉側オープン検知の判
断処理の前に、車速による条件判断の処理を加えてもよ
い。このオーバライド処理ルーチンを図15に示す。
【0093】すなわち、現車速Vnが記憶車速Vm(目
標走行速度Vtでもよい)より所定速度(ここでは5k
m/h)以上となっている条件と、第1リミットスイッ
チ23bをオフとしてモータ22aに入力される電流が
カットされたことが電流検出センサ13にて検出された
条件と、アイドルスイッチ18のオフにてスロットルバ
ルブ26がエンジン25の駆動力を生じる方向に操作さ
れていると検出された条件とが満足されることにより、
車両定速走行制御時に一時加速がなされたと判定して、
ステップ4205を実行するものである。
【0094】このように構成することにより、より確実
にドライバーによる一時加速されている状態の判定が可
能となる。他の効果については上記実施例と同じであ
る。この構成において、ステップ4205が第判定手
段としての処理に該当する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例としての定速走行制御装置の全体構成
図である。
【図2】 上記定速走行制御装置で実施される定速走行
制御処理のフローチャートである。
【図3】 セット・リジューム処理のフローチャートで
ある。
【図4】 アクセル・コースト・オーバライド処理のフ
ローチャートである。
【図5】 セット時ふかし初期化処理のフローチャート
である。
【図6】 ふかし制御のフローチャートである。
【図7】 デューティ演算処理のフローチャートであ
る。
【図8】 キャンセル処理のフローチャートである。
【図9】 オーバライド処理のフローチャートである。
【図10】 オーバライドふかし初期化処理のフローチ
ャートである。
【図11】 ふかし中断処理のフローチャートである。
【図12】 偏差からデューティを算出するためのマッ
プである。
【図13】 オーバライド処理の別態様を示すフローチ
ャートである。
【図14】 本発明の構成を説明するための例示図であ
る。
【図15】 本発明の構成を説明するための例示図であ
る。
【符号の説明】
1…クルーズECU 3…イグニッションスイッチ 5…バッテリ 7…アクチュエータ駆動段 8…マイクロコンピュータ 13…電流検出センサ 14…コントロールスイッチ 14a…セットスイッ
チ 14b…リジュームスイッチ 14c…キャンセルス
イッチ 16…ストップランプスイッチ 18…アイドルスイッ
チ 20…車速センサ 21a,21b…電流入力経
路 22…アクチュエータ 22a…モータ 22b…
クラッチ 23a…第1ダイオード 23b…第1リミットスイッ
チ 24a…第2ダイオード 24b…第2リミットスイッ
チ 25…エンジン 26…スロットルバルブ 28…
アクセルペダル MC…逆転側端子 MO…正転側端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60K 31/00 F02D 11/10 F02D 29/02 301 F02D 41/14 320

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車速と目標走行速度との偏差に基づいて、
    車速を目標走行速度に一致させるように調節用出力機構
    により駆動力調節機構を駆動してエンジンの駆動力を調
    節する車両定速走行制御時の一時加速検出装置であっ
    て、 上記調節用出力機構の出力を調節し、入力される電流の
    方向に応じて正逆を切り替えて回転するモータと、 上記調節用出力機構の出力が少なくとも最小に調節され
    た際に、それ以上の上記モータによる上記調節用出力機
    構の調節を防止するために上記モータに入力される電流
    をカットするカット手段と、 上記駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されて
    いるか否かを検出する駆動力調節機構操作検出手段と、 上記カット手段により上記モータに入力される電流がカ
    ットされた状態を検出するカット状態検出手段と、 車両定速走行制御時に、上記カット状態検出手段にてカ
    ットされていると検出され、更に上記駆動力調節機構操
    作検出手段にてエンジンの駆動力調節機構が駆動力を生
    じる方向に操作されていると検出された場合に、車両定
    速走行制御時に一時加速がなされたと判定する第判定
    手段と、 を備えたことを特徴とする車両定速走行制御時の一時加
    速検出装置。
  2. 【請求項2】車速と目標走行速度との偏差に基づいて、
    車速を目標走行速度に一致させるように調節用出力機構
    により駆動力調節機構を駆動してエンジンの駆動力を調
    節する車両定速走行制御時の一時加速検出装置であっ
    て、 上記調節用出力機構の出力を調節し、入力される電流の
    方向に応じて正逆を切り替えて回転するモータと、 上記調節用出力機構の出力が少なくとも最小に調節され
    た際に、それ以上の上記モータによる上記調節用出力機
    構の調節を防止するために上記モータに入力される電流
    をカットするカット手段と、 上記カット手段により上記モータに入力される電流がカ
    ットされた状態を検出するカット状態検出手段と、 車速が目標走行速度より所定速度以上高いか否かを検出
    する増速状態検出手段と、 上記駆動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されて
    いるか否かを検出する駆動力調節機構操作検出手段と、 車両定速走行制御時に、上記増速状態検出手段にて車速
    が目標走行速度より所定速度以上高いと検出され、上記
    カット状態検出手段にてカットされていると検出され、
    更に上記駆動力調節機構操作検出手段にてエンジンの駆
    動力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されていると
    検出された場合に、車両定速走行制御時に一時加速がな
    されたと判定する第判定手段と、 を備えたことを特徴とする車両定速走行制御時の一時加
    速検出装置。
  3. 【請求項3】上記カット手段が、 上記モータへの電流入力経路に設けられ、正転側の電流
    方向を有する第1ダイオードと、 上記第1ダイオードに並列に設けられ、上記調節用出力
    機構の出力が最小に調節された際に開離される第1リミ
    ットスイッチと、 上記モータへの電流入力経路に設けられ、逆転側の電流
    方向を有する第2ダイオードと、 上記第2ダイオードに並列に設けられ、上記調節用出力
    機構の出力が最大に調節された際に開離される第2リミ
    ットスイッチと、 を備えた請求項または記載の車両定速走行制御時の
    一時加速検出装置。
  4. 【請求項4】上記エンジンが内燃機関であり、上記駆動
    力調節機構がスロットルバルブである請求項のい
    ずれか記載の車両定速走行制御時の一時加速検出装置。
  5. 【請求項5】上記駆動力調節機構操作検出手段が、スロ
    ットルバルブが全閉状態でない場合を、エンジンの駆動
    力調節機構が駆動力を生じる方向に操作されているとす
    る請求項記載の車両定速走行制御時の一時加速検出装
    置。
  6. 【請求項6】更に、スロットルバルブの全閉状態にオン
    となり、全閉以外の状態でオフとなるアイドルスイッチ
    を備え、 上記駆動力調節機構操作検出手段が、アイドルスイッチ
    がオフである場合を、エンジンの駆動力調節機構が駆動
    力を生じる方向に操作されているとする請求項または
    記載の車両定速走行制御時の一時加速検出装置。
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