JPH0613000Y2 - 車両用パワーディバイダクラッチの断続装置 - Google Patents

車両用パワーディバイダクラッチの断続装置

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JPH0613000Y2
JPH0613000Y2 JP1987140601U JP14060187U JPH0613000Y2 JP H0613000 Y2 JPH0613000 Y2 JP H0613000Y2 JP 1987140601 U JP1987140601 U JP 1987140601U JP 14060187 U JP14060187 U JP 14060187U JP H0613000 Y2 JPH0613000 Y2 JP H0613000Y2
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JP
Japan
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clutch
power divider
traveling
vehicle
engine
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JP1987140601U
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JPS6444837U (ja
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康之 鈴木
幸作 天野
広 高橋
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UD Trucks Corp
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UD Trucks Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両用パワーディバイダクラッチの断続装置に
係り、特に消防車などに搭載されたポンプを駆動するに
好適な車両用パワーディバイダクラッチの断続装置に関
する。
〔従来の技術〕
従来の消防車においては、第4図に示すようにエンジン
Eの駆動軸を直接PTOクラッチCを介してポンプPに
連結すると共に、トルクコンバータT,トランスミッシ
ョンMを介してアクスルAに連結する構成が採用されて
いる。
即ち、エンジンEの駆動トルクを、ポンプPに伝達する
と共に、アクスルAに伝達し、ポンプPの作動によって
放水作業ができるようになっている。
放水作業は、一般にエンジン回転速度を高回転にして行
なわれるが、走行しながら放水もする、いわゆる走行放
水作業時には、エンジンを高速運転状態にしたままでブ
レーキ操作をすることがあるので、駆動系や制動系に過
大な負担がかかっていた。そこで、このような不具合を
避けるために、トランスミッションのギヤをニュートラ
ルにした状態で放水作業のみを行ない、場所を変えて消
火作業を行なう必要が生じた場合には、放水作業を一時
中断し、エンジンの回転速度をアイドル状態まで下げた
後、通常の走行を行ない、目的地に移動した後トランス
ミッションをニュートラルにして再び放水作業を行なう
ようにしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、放水作業中消防車を移動させる必要が生
じたとき、放水作業を一時中断しなければならないよう
では、火災現場の状況に応じた機敏な消火活動ができ
ず、緊急事態に十分に対処できない虞がある。
〔考案の目的〕
本考案は、前記従来の課題に鑑みて為されたものであ
り、その目的は、放水作業を続けながら車両を移動させ
ることができる車両用パワーディバイダクラッチの断続
装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
前記目的を達成するために本考案は、パワーディバイダ
クラッチをPTOクラッチと走行用クラッチで構成し、
エンジンの駆動軸をPTOクラッチを介してポンプに連
結すると共に、走行用クラッチを介してトルクコンバー
タ,トランスミッション及びアクスルに順次連結し、走
行用クラッチの断続作動を制御するアクチュエータの駆
動回路中に前記走行用クラッチの作動を制御する操作ノ
ブを挿入したことを特徴とする車両用パワーディバイダ
クラッチの断続装置とした。
〔考案の作用〕
PTOクラッチを連結状態にすると、エンジンの駆動ト
ルクがPTOクラッチを介してポンプに伝達される。操
作ノブを連結位置に操作するとアクチュエータの駆動に
よって走行用クラッチが連結駆動し、エンジンの駆動ト
ルクがトルクコンバータ,トランスミッションを介して
アクスルに伝達される。一方、操作ノブを遮断位置に操
作すると、アクチュエータの遮断駆動によって走行用ク
ラッチが断続作動し、エンジンの駆動トルクはアクスル
に伝達されなくなる。
また、操作ノブの操作によって、パワーディバイダクラ
ッチのアウタレバー,クラッチリリーズレバーを介して
車両用クラッチの接触状態を制御して車両走行に必要な
だけの動力を取り出して車速制御が行われる。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて
説明する。図において、パワーディバイダクラッチ10
はPTOクラッチ12と走行用クラッチ14で構成され
ており、エンジン16の駆動軸18がPTOクラッチ1
2を介してポンプ20に連結されていると共に、走行用
クラッチ14,トルクコンバータT,トランスミッショ
ンM及びアクスルAに順次連結されるようになってい
る。
走行用クラッチ14にはクラッチリリーズレバー22が
固定されており、またクラッチリリーズレバー22に
は、このレバー22に連動する第2図に示されるアウタ
レバー24が設けられている。即ち、アウタレバー24
の往復によりクラッチリリーズレバー22を往復し、そ
れによって走行用クラッチ14が連結作動又は遮断作動
するようになっている。
アウタレバー24は倍力装置26に連結されており、倍
力装置26は油圧マスタシリンダ30の油圧信号を感知
してエアレザーバ28からエアの供給を受けアウタレバ
ー24を駆動するようになっている。油圧マスタシリン
ダ30は継手32を介してエアシリンダ34に連結され
ており、エアシリンダ34はマグネチックバルブ36,
ハンドコントロールバルブ38を介してエアリザーバ4
0に連結されている。ハンドコントロールバルブ38に
は操作ノブ42が揺動自在に固定されており、操作ノブ
42の操作に応じたハンドコントロールバルブ38の弁
作動によりエア通路が開閉するようになっている。
エアリザーバ40のエア圧は8kg/cm2であり、走行放水
時にマグネチックバルブ36を通電すると共に操作ノブ
42を開弁位置(実線の位置)に操作すると、エアシリ
ンダ34には8kg/cm2のエア圧が供給される。このエア
圧は油圧マスタシリンダ30によって油圧に変換され、
油圧信号が倍力装置26に供給される。これによりエア
リザーバ28からのエア圧(8kg/cm2)がアウタレバー
24を介してクラッチリリーズレバー22に伝達され、
走行用クラッチ14が遮断方向に作動する。
一方、操作ノブ42を閉弁位置(破線の位置)に操作す
ると、ハンドコントロールバルブ38の閉弁作動により
エア通路が遮断され、エアリザーバ40からのエア圧は
0kg/cm2となり、エアシリンダ34にはエアが供給され
なくなる。これにより油圧マスタシリンダ30から倍力
装置26への油圧信号の供給が停止され、クラッチリリ
ーズレバー22がばね44のばね力によって押し戻され
る。この結果走行用クラッチ14が連結方向に作動し、
エンジン16の駆動力がトルクコンバータT,トランス
ミッションM及びアクスルAに順次伝達される。
なお、操作ノブ42は任意の位置に操作可能であり、操
作ノブ42の位置によりエアリザーバ40からのエア圧
を8kg/cm2から0kg/cm2の間で制御できる。このため、
操作ノブ42が開弁位置に操作されると、制御されたエ
ア圧とばね44のばね力の釣り合いのとれた位置でクラ
ッチが連結され、必要量の駆動トルクをアクスルに伝達
することができる。
このように本実施例においては、パワーディバイダクラ
ッチ10をPTOクラッチ12と走行用クラッチ14で
構成したため、エンジン16が一定の高回転状態にあっ
ても、走行用クラッチ14の作動をコントロールするこ
とにより車両の発進,停止及び速度コントロールが可能
となる。さらに、操作ノブ42の操作に応じて走行用ク
ラッチ14の作動を制御することができるので、操作ノ
ブ42の操作を基に車両走行に必要なだけの動力を取り
出して車速コントロールを行なうことができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、パワーディバイダ
クラッチをPTOクラッチと走行用クラッチで構成する
と共に、操作ノブの操作によって走行用クラッチの作動
を制御するようにしたため、ポンプの駆動による放水作
業と共に車両の発進及び停止ができ、さらに操作ノブの
操作を基に速度コントロールができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2図は走行
用クラッチ駆動用のアクチュエータの構成説明図、第3
図は本考案の一実施例の車両の構成図、第4図は従来の
車両の構成図である。 10……パワーディバイダクラッチ、12……PTOク
ラッチ、14……走行用クラッチ、16……エンジン、
20……ポンプ、22……クラッチリリーズレバー、2
4……アウタレバー、26……倍力装置、42……操作
ノブ、A……アクスル、M……トランスミッション、T
……トルクコンバータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】パワーディバイダクラッチをPTOクラッ
    チと走行用クラッチで構成し、エンジンの駆動軸をPT
    Oクラッチを介してポンプに連結すると共に、走行用ク
    ラッチを介してトルクコンバータ,トランスミッション
    及びアクスルに順次連結し、走行用クラッチの断続作動
    を制御するアクチュエータの駆動回路中に前記走行用ク
    ラッチの作動を制御する操作ノブを挿入したことを特徴
    とする車両用パワーディバイダクラッチの断接装置。
JP1987140601U 1987-09-14 1987-09-14 車両用パワーディバイダクラッチの断続装置 Expired - Lifetime JPH0613000Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6444837U JPS6444837U (ja) 1989-03-17
JPH0613000Y2 true JPH0613000Y2 (ja) 1994-04-06

Family

ID=31404920

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JP1987140601U Expired - Lifetime JPH0613000Y2 (ja) 1987-09-14 1987-09-14 車両用パワーディバイダクラッチの断続装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5991445U (ja) * 1982-12-13 1984-06-21 トヨタ自動車株式会社 エンジン自動停止始動装置

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JPS6444837U (ja) 1989-03-17

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