JPH0746592Y2 - 産業車両の制動装置 - Google Patents

産業車両の制動装置

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JPH0746592Y2
JPH0746592Y2 JP17246587U JP17246587U JPH0746592Y2 JP H0746592 Y2 JPH0746592 Y2 JP H0746592Y2 JP 17246587 U JP17246587 U JP 17246587U JP 17246587 U JP17246587 U JP 17246587U JP H0746592 Y2 JPH0746592 Y2 JP H0746592Y2
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JP
Japan
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braking
force
link mechanism
brake pedal
actuator
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JP17246587U
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公彦 岡野
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は産業車両の制動装置に関する。
従来の技術 産業車両の中には、無人運転を可能としたものが知られ
ているが、このタイプの車両の制動装置としては、第5
図に示すように無人運転時でも確実に制動作動を行える
ように電磁ブレーキを採用している。図中1は車体本
体、2は駆動輪、3は駆動用モータ、4は減速歯車機
構、5は駆動用モータ3,減速機構4からの動力を駆動輪
2に伝達するデファレンシャルギヤ機構を示し、前述の
減速歯車機構4に電磁ブレーキ6を付設して、有人運
転,無人運転に拘わらずスイッチのオン,オフ制御によ
り電磁ブレーキ6を制御して制動,制動解除を行えるよ
うになっている。この類似構造は、例えば1981年5月東
京国際物流機械展で頒布された(株)マツダ発行のPhys
ical Distribution Managementに示されている。
考案が解決しようとする問題点 電磁ブレーキ取り付け仕様の専用の駆動ユニットが必要
となるためにコスト的に不利となってしまう。また、ス
イッチのオン,オフ制御で制動,制動解除がなされて制
動力が一定である関係上、特に有人運転時には負荷,無
負荷時での制動力調整が効かないため違和感を生じてし
まう不具合がある。そこで、本考案は汎用の産業車両と
同様に有人運転時にはオペレータの足踏み操作によって
制動力調整を行え、かつ、無人運転時にはブレーキペダ
ルをスプリング力で作動して所定の制動作動を行うこと
ができて、コスト的にも有利な産業車両の制動装置を提
供するものである。
問題点を解決するための手段 ブレーキペダルの踏力に応じて制動力を発生する制動機
構を備えた車両において、前記ブレーキペダルに、ペダ
ルアームの中間部に連係されたリンク機構と、このリン
ク機構を介して前記ブレーキペダルに制動方向の回動力
を付勢するスプリングと、前記リンク機構をこのスプリ
ングの力に抗して制動解除方向に作動させるアクチュエ
ータと、このアクチュエータによって前記リンク機構が
制動解除方向に作動したときに前記リンク機構に対する
ブレーキペダルの自由な作動を許容する拘束解除機構
と、コントローラからの指令によって前記アクチュエー
タとリンク機構との駆動伝達系を接・離する電磁クラッ
チとを具備したサーボ機構を付設してある。
作用 有人運転時には、電磁クラッチをオン作動状態のままに
しておけば、リンク機構がアクチュエータによって制動
解除方向に作動して、拘束解除機構がブレーキペダルの
自由な作動を可能にする。このため、オペレータがブレ
ーキペダルを踏込むことによりペダル踏力に応じた制動
力が得られる。無人運転時には、コントローラからの指
令によって電磁クラッチを切離することにより、スプリ
ングによってブレーキペダルを制動方向に回動し、所要
の制動力を得る。
実施例 以下、本考案の実施例を図面と共に詳述する。第1,2図
において、電磁ブレーキのないモータ駆動ユニット9に
より、デファレンシャルギヤ5を介して駆動輪2を駆動
するようにしてある点、およびブレーキペダル10の踏込
みによりマスターシリンダ12を作動し、前記駆動輪2に
付設した油圧式ドラムブレーキ13を作動する制動機構14
を備えている点は、汎用型の産業車両と同様である。こ
こで、前記ブレーキペダル10には第2図にも示すような
サーボ機構15を付設してある。このサーボ機構15は、ブ
レーキペダル10のペダルアーム10aの中間部に連係され
たリンク機構16と、このリンク機構16を介して前記ブレ
ーキペダル10に制動方向の回動力を付勢するスプリング
17と、前記リンク機構16をスプリング17の力に抗して制
動解除方向に作動させるアクチュエータ18と、このアク
チュエータ18によって前記リンク機構16が制動解除方向
に作動したときに前記リンク機構16に対するブレーキペ
ダル10の自由な作動を許容する拘束解除加工40と、図外
のコントローラからの指令信号によって前記アクチュエ
ータ18とリンク機構16との駆動伝達系20を接・離する電
磁クラッチ19とからなっている。尚、本実施例において
は、リンク23の長孔23aとペダルアーム10aのピン24とが
拘束解除機構40を構成している。また、リンク機構16は
支軸21に回動自在に軸支されたスイングプレート22と、
このスイングプレート22の一端にピン連結され、長孔23
aを介してペダルアーム10a中間部に突設したピン24に係
合,連結されたリンク23とからなっている。スプリング
17は車体側と前記スイングプレート22の他端との間に張
設されていて、リンク機構16を介して常時ブレーキペダ
ル10に制動方向の回動力を付勢している。アクチュエー
タ18として本実施例では油圧シリンダを用いており、そ
の作動ロッド18aをアーム25を介して前記支軸21端に連
結している。そして、電磁クラッチ19を前記スイングプ
レート22と支軸21との間に配設してある。
以上の実施例構造によれば、有人運転時には、電磁クラ
ッチ19をオン作動状態にしておけば、リンク機構16がア
クチュエータ18によって制動解除方向に作動して、拘束
解除機構40(長孔23aとピン24)がブレーキペダル10の
自由な作動を可能な状態にするため、この状態において
オペレータがブレーキペダル10を踏込むと、制動機構14
にはペダル踏力に応じた制動力が得られる。この時、ブ
レーキペダル10の踏込みによっても、ペダルアーム10a
に突設したピン24がリンク23の長孔23a内を下動するだ
けで、サーボ機構15側に踏力が作用することはない。
また、無人運転時には図外のコントローラによって電磁
クラッチ19がオン・オフ制御され、それによって適宜制
動作動が行われる。つまり、電磁クラッチ19がオン状態
では制動作動が行われない状態となっているが、コント
ローラより制動指令信号が送出されて、電磁クラッチ19
がオフ作動(クラッチの切離作動)すると、スプリング
17力によりスイングプレート22が第2図時計方向に回動
してリンク23を牽引して、以て、ペダルアーム10aをス
プリング17の所定のばね力により制動方向に回動して制
動機構14を制動作動させる。前記電磁クラッチ19のオフ
作動時にはアクチュエータ18たる油圧シリンダは縮小作
動する。スプリング17,リンク機構16による制動作動の
解除は、前記コントローラより制動解除信号が送られる
ことにより、電磁クラッチ19がオン作動(クラッチの接
続作動)すると同時に、アクチュエータ18(油圧シリン
ダ)が伸張作動してスイングプレート22をスプリング17
力に抗して第2図反時計方向に回動し、リンク23の牽引
力を解除してブレーキペダル10を常態に復位させ、制動
機構14の制動力を解除する。また、この実施例において
は、駐車の際に図外のイグニッションスイッチが切られ
て主電源がオフとなると、電磁クラッチ19がオフ作動す
るようになっており、このため、主電源のオフ作動と同
時にスプリング17の力がリンク機構16を介してブレーキ
ペダル10を制動方向に作動させて制動機構14に所定の制
動力を発生させ、フェイルセーフが行われる。
第3,4図に示す実施例は、ペダルアーム10aに連結するリ
ンク23,スイングプレート22からなるリンク機構16と、
電磁クラッチ19とを、支軸21に2系統設置したものであ
る。この実施例では各スイングプレート22の他端に張設
したスプリング17,17のばね力を異ならせて、3段階に
制動力を発生させられるようになっている。即ち、各1
系統を単独に作動させる場合と、2系統を同時に作動さ
せて高い制動力を発生させられるようになっている。ス
イングプレート22は前記実施例の場合も同様であるが、
支軸21上にスペーサ26を介して各一対の軸受27により回
転自在に軸支されている。また、電磁クラッチ19はスイ
ングプレート22の一側に励磁コイル28を固設すると共
に、支軸21上にキー31並びにねじ32固定したガイド30上
に、前記励磁コイル28と対峙して可動プレート29を軸方
向に摺動自在に装着して構成してある。本実施例では双
方のスイングプレート22,22のスプリング17の繋留ピン3
3,33に跨って手動レバー34の端部を連結してあって、こ
の手動レバー34の下動操作によってもスイングプレート
22をスプリング17力に抗して制動解除方向に回動して制
動解除を行えるようになっている。この手動レバー34の
繋留ピン33との連結部は長孔34aとなっていて、油圧シ
リンダ(アクチュエータ18)によるスイングプレート22
の回動に支障を来さないようになっている。この実施例
構造によれば、車体本体1上の積載荷物の負荷に応じ
て、2系統のうちの何れか一方の電磁クラッチ19をオフ
作動して、スプリング17又は17の異なるばね力により制
動力を選択し、あるいは、両系統の電磁クラッチ19,19
を同時にオフ作動して、スプリング17,17の総合ばね力
により高い制動力を得ることができる。また、通常、有
人運転時には電磁クラッチ19をオン作動状態にして油圧
シリンダ(アクチュエータ18)によってスプリング17の
力に抗してスイングプレート22を制動解除方向に回動さ
せるのであるが、駐車時に、電磁クラッチ19をオフにし
た制動作動状態において手動レバー34を下動し、手動に
よってスイングプレート22を制動解除方向に回動させて
おけば、それ以後油圧シリンダ(アクチュエータ18)の
油圧系統の油圧を解除した状態で有人運転を行うことも
できる。こうした場合には、油圧シリンダを作動させる
べく動力の負荷を軽減することができる。なお、第4図
中35は手動レバー34の位置を検出して、図外のコントロ
ールユニットに自動,手動の切換信号を送出するリミッ
トスイッチ、36はスイングプレート22の作動チェック用
のリミットスイッチである。
考案の効果 以上のように本考案によれば、無人運転時には、コント
ローラからの指令によってサーボ機構の電磁クラッチを
適宜オフ作動することにより、リンク機構を作動するス
プリングのばね力によってブレーキペダルを制動方向に
回動して、前記スプリングのばね力に応じた制動力を得
ることができる。また、有人運転時には、電磁クラッチ
をオン作動状態のままにしておけば、リンク機構がアク
チュエータによって制動解除方向に作動して拘束解除機
構がブレーキペダルの自由な作動を可能にするため、オ
ペレータのブレーキペダルの踏力に応じて制動力を調整
することができ、したがって、オペレータに違和感を与
えることがなく、操作性を向上することができる。しか
も、従来の電磁ブレーキ仕様のものと異なり、車体本体
の駆動ユニットを専用部品化することがなく、また、サ
ーボ機構も既存のペダルタイプのブレーキシステムに付
加できるため、コスト的に有利に得ることができるとい
う実用上多大な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置を備えた産業車両の略示的平面説
明図、第2図は本考案の一実施例を示す斜視図、第3図
は本考案の異なる例の要部を示す断面図、第4図は同実
施例の全体的な略示的側面図、第5図は従来の装置を備
えた産業車両の略示的平面説明図である。 10……ブレーキペダル、10a……ペダルアーム、14……
制動機構、15……サーボ機構、16……リンク機構、17…
…スプリング、18……アクチュエータ、19……電磁クラ
ッチ、20……駆動伝達系、40……拘束解除機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキペダルの踏力に応じて制動力を発
    生する制動機構を備えた車両において、前記ブレーキペ
    ダルに、ペダルアームの中間部に連係されたリンク機構
    と、このリンク機構を介して前記ブレーキペダルに制動
    方向の回動力を付勢するスプリングと、前記リンク機構
    をこのスプリングの力に抗して制動解除方向に作動させ
    るアクチュエータと、このアクチュエータによって前記
    リンク機構が制動解除方向に作動したとき前記リンク機
    構に対するブレーキペダルの自由な作動を許容する拘束
    解除機構と、コントローラからの指令によって前記アク
    チュエータとリンク機構との駆動伝達系を接・離する電
    磁クラッチとを具備したサーボ機構を付設したことを特
    徴とする産業車両の制動装置。
JP17246587U 1987-11-11 1987-11-11 産業車両の制動装置 Expired - Lifetime JPH0746592Y2 (ja)

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