JPH0720738Y2 - 作業用走行車における作動部の作動制御装置 - Google Patents

作業用走行車における作動部の作動制御装置

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JPH0720738Y2
JPH0720738Y2 JP1989064358U JP6435889U JPH0720738Y2 JP H0720738 Y2 JPH0720738 Y2 JP H0720738Y2 JP 1989064358 U JP1989064358 U JP 1989064358U JP 6435889 U JP6435889 U JP 6435889U JP H0720738 Y2 JPH0720738 Y2 JP H0720738Y2
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JP
Japan
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pedal
return
clutch
actuation
pedal body
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JP1989064358U
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JPH033024U (ja
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浩美 相沢
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トラクタ、コンバイン等の作業用走行車にお
いてブレーキ、クラツチ等の作動部を作動制御する作動
制御装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 今日、この種作業用走行車においては、作業の安全性を
確保する一手段として作業者を走行機体から切り離す遠
隔操作が提唱されており、そして、走行機体を遠隔操作
可能とするには、走行機体のクラツチ、ブレーキ等の各
作動部に、送信機からの操作信号に基づいて各作動部を
作動せしめるための作動制御機構をそれぞれ設ける必要
がある。しかるに従来では、作動制御機構が大型のもの
であつたため取付スペースの確保が容易でなく、またこ
れが例えばクラツチ用作動制御機構である場合には、ト
ランスミツシヨンの改造等も行う必要があり、何れにし
ても部品の追加程度の簡略な取付作業では作動制御機構
を構成することができないのが実情であつた。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる作業用走行車における作動部の作動制御
装置を提供することを目的として創案されたものであつ
て、足踏み操作されるペダル体に、該ペダル体を常時非
足踏み操作側に向けて付勢する復帰弾機を設けて成る作
業用走行車において、前記ペダル体に、作動流体の供給
に基づいた伸長作動力でペダル体を復帰弾機に抗して足
踏み操作側に揺動せしめるが、供給された作動流体の戻
り許容状態では復帰弾機のペダル付勢力を受けて縮小状
態に復帰する単動式シリンダを対設したことを特徴とす
るものである。
そして本考案は、この構成によつて、大掛かりなトラン
スミツシヨンの改造等を行うことなく、極めて簡単な部
品の取付け程度の作業で作業部の作動制御機構を構成す
ることができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はトラクタの走行機体であつて、該走行
機体1は、駆動輪(実施例では前輪2および後輪3)
が、トランスミツシヨン4を介して伝動されるエンジン
動力により駆動することによつて走行し、また操舵輪
(前輪2)がステアリングホイール5の操作により操舵
作動することによつて走行方向を変えるが、これらの構
成は何れも従来通りである。
6は運転席7の足もと左側に設けられる足踏み式のクラ
ツチペダルであつて、該クラツチペダル6は、基端部に
一体的に設けられるボス部6aが機体側に回動自在に軸支
される支軸8に枢支されることで上下揺動自在となつて
いる。上記ボス部6aには作動アーム6bが一体的に突設さ
れ、そして作動アーム6bが連結ロツド9を介してトラン
スミツシヨン4側のクラツチレバー10に連結されること
によりクラツチペダル6によるクラツチ断続操作が可能
となつているが、これらの構成も従来通りである。
11は単動式油圧シリンダであつて、該油圧シリンダ11
は、ブラケツト12を介して機体側に取付けられるもので
あるが、このものは前記クラツチペダル6に左右方向を
向いて一体的に溶着される接当ピン13を下方に向けて押
圧することで作業者の足踏み操作に代りクラツチペダル
6を下方に揺動せしめることができるようになつてい
る。即ち、油圧シリンダ11は、運転席床板14の下方スペ
ースにおいて、クラツチペダル6に対して左右方向に偏
倚した位置に、ピストンロツド11a先端が接当ピン13に
対向するよう下方を向けて配設されている。そして、油
圧シリンダ11は、第7図に示す電磁切換弁15の切換え作
動により伸長作動して上記の如くクラツチペダル6を揺
動せしめてクラツチを断作動するが、電磁切換弁15が排
油側に切換つた場合には、前記ブラケツト12とクラツチ
ペダル6との間に介在する復帰弾機16の付勢力を受けて
縮小し、これに伴いクラツチペダル6も非操作位置に復
帰するようになつている。
一方、17、18は運転席7の足もと右側に並設される足踏
み式の左右ブレーキペダルであつて、このうち右ブレー
キペダル17は、基端のボス部17aがクラツチペダル6と
同様に支軸8に上下揺動自在に枢支されると共に、上記
ボス部17aに突設の作動アーム17bが連結ロツド19を介し
てトランスミツシヨン4側のブレーキレバー20に連結さ
れることにより右ブレーキを制動作動可能であるが、左
ブレーキペダル18は、基端のボス部18aが支軸8と一体
回動自在に連結され、支軸8の左側端部に一体的に突設
される作動アーム8aが連結ロツド21を介してトランスミ
ツシヨン4側のブレーキレバー22に連結されることによ
り左ブレーキを制動作動操作することができるようにな
つている。
さらに、23、24は前記のものと同様の単動式油圧シリン
ダであるが、これら油圧シリンダ23、24は、それぞれ前
記左右ブレーキペダル17、18に一体的に溶着される接当
ピン25、26を下方に向けて押圧するべく、左右ブレーキ
ペダル17、18に対して左右方向に偏倚した位置に、ピス
トンロツド23a、24a先端が接当ピン25、26に対向するよ
う下方を向けて配設されている。そして、油圧シリンダ
23、24は、それぞれ電磁切換弁27、28の切換え作動によ
り伸長作動して左右ブレーキペダル17、18を揺動せしめ
て左右ブレーキを制動作動するが、電磁切換弁27、28が
排油側に切換つた場合には、ブラケツト29、30とブレー
キペダル17、18との間に介在する復帰弾機31、32の付勢
力を受けて縮小し、これに伴いブレーキペダル17、18も
非操作位置に復帰するようになつている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、油圧シ
リンダ11は、手動操作時ではクラツチペダル6に干渉す
ることなく、クラツチペダル6の足踏み操作によるクラ
ツチ作動を許容する。一方、遠隔操作時には、電磁切換
弁15の作動に基づく伸長作動によりクラツチペダル6を
下方に揺動せしめてクラツチを断作動し、また、クラツ
チ操作が終了すると、復帰弾機16の付勢力により縮小し
て非作動状態に復帰することになる。
この様に、本考案にあつては、走行機体1を遠隔操作も
しくは自動走行せしめるべくクラツチ等の作動部を手動
操作に代つて作動制御する作動制御機構が設けられるも
のであるが、該作動制御機構は、伸長作動によりクラツ
チペダル6を操作側に揺動せしめる一方、復帰弾機16の
付勢力によつて縮小する単動式油圧シリンダ11によつて
構成されている。従つて、作動制御機構をコンパクトに
構成できて、取付けスペースの確保が容易となる許り
か、トランスミツシヨンの改造等を行うことなく、部品
の追加程度の簡略な取付作業で作動制御機構を構成で
き、この結果、極めて安価な作動制御機構を提供できる
ことになる。
しかも、油圧シリンダ11は、運転席床板14下方のデツド
スペースに配設されるので、殊更取付けスペースを確保
する必要がなく、このため既存トラクタのリモコン化を
大いに簡略化することができる。
また、油圧シリンダ11は手動操作時においてクラツチペ
ダル6に干渉しないので、油圧シリンダ11を取付けたま
ま手動操作と遠隔操作に併用できて極めて都合がよい。
尚、本考案は、前記実施例に限定されないものであるこ
とは勿論であつて、、例えば単動式シリンダとしては、
油圧によるものでなく、空気圧で作動する空気圧シリン
ダ等を用いてもよいものである。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、走行機体を遠隔操作もしくは自動走行せしめる
べくクラツチ等の作動部を手動操作に代つて作動制御す
る作動制御機構が設けられるものであるが、該作動制御
機構は、伸長作動によりペダル体を操作側に揺動せしめ
る一方、復帰弾機の付勢力によつて縮小状態に復帰する
単動式シリンダによつて構成されている。従つて、作動
制御機構をコンパクトに構成できて、取付けスペースの
確保が容易となる許りか、トランスミツシヨンの改造等
を行うことなく、部品の追加程度の簡略な取付作業で作
動制御機構を構成でき、この結果、極めて安価な作動制
御機構を提供できることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る作業用走行車における作動部の作
動制御装置の一実施例を示したものであつて、第1図は
トラクタの側面図、第2図は同上要部平面図、第3図は
クラツチ操作機構の要部を示す平面図、第4図は同上側
面図、第5図はブレーキ操作機構の要部を示す平面図、
第6図は同上側面図、第7図は遠隔操作用油圧機構の回
路図である。 図中、1は走行機体、6はクラツチペダル、11は油圧シ
リンダ、16は復帰弾機である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】足踏み操作されるペダル体に、該ペダル体
    を常時非足踏み操作側に向けて付勢する復帰弾機を設け
    て成る作業用走行車において、前記ペダル体に、作動流
    体の供給に基づいた伸長作動力でペダル体を復帰弾機に
    抗して足踏み操作側に揺動せしめるが、供給された作動
    流体の戻り許容状態では復帰弾機のペダル付勢力を受け
    て縮小状態に復帰する単動式シリンダを対設したことを
    特徴とする作業用走行車における作動部の作動制御装
    置。
JP1989064358U 1989-06-01 1989-06-01 作業用走行車における作動部の作動制御装置 Expired - Lifetime JPH0720738Y2 (ja)

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JPH033024U JPH033024U (ja) 1991-01-14
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