JP2605527Y2 - 作業車両の駐車ブレーキ制御装置 - Google Patents
作業車両の駐車ブレーキ制御装置Info
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- JP2605527Y2 JP2605527Y2 JP1993014615U JP1461593U JP2605527Y2 JP 2605527 Y2 JP2605527 Y2 JP 2605527Y2 JP 1993014615 U JP1993014615 U JP 1993014615U JP 1461593 U JP1461593 U JP 1461593U JP 2605527 Y2 JP2605527 Y2 JP 2605527Y2
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- Japan
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- brake
- parking brake
- hydraulic
- control device
- brake control
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は作業車両の駐車ブレー
キの制御装置に関するものである。
キの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は図7に示したように、通常時はブ
レーキ解放用油圧源により駐車ブレーキを解放するよう
になっているが、ブレーキ解放用油圧源、ブレーキ制御
弁等が故障した時は、図8に示すように故障切換弁によ
り、作業用油圧源を使用するように油圧回路を切り換
え、ブレーキを解放するように油圧回路が構成されてい
る。図中aはブレーキ解放用油圧ポンプ、bはブレーキ
制御弁、cは故障時切換弁、dは作業用油圧ポンプ、e
はブレーキ解放用油圧配管を示す。
レーキ解放用油圧源により駐車ブレーキを解放するよう
になっているが、ブレーキ解放用油圧源、ブレーキ制御
弁等が故障した時は、図8に示すように故障切換弁によ
り、作業用油圧源を使用するように油圧回路を切り換
え、ブレーキを解放するように油圧回路が構成されてい
る。図中aはブレーキ解放用油圧ポンプ、bはブレーキ
制御弁、cは故障時切換弁、dは作業用油圧ポンプ、e
はブレーキ解放用油圧配管を示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の油圧回
路の構成では、運転者の意思にかからず自動的に駐車ブ
レーキが制動されるため、走行中のエンストは非常に危
険である。一方エンジンが作動中で、ブレーキ解放用油
圧ポンプが故障した場合、駐車ブレーキは、作業用油圧
ポンプにより解放されたままとなり、制動することがで
きなくなるため、牽引作業等で緊急ブレーキとして使用
できない。
路の構成では、運転者の意思にかからず自動的に駐車ブ
レーキが制動されるため、走行中のエンストは非常に危
険である。一方エンジンが作動中で、ブレーキ解放用油
圧ポンプが故障した場合、駐車ブレーキは、作業用油圧
ポンプにより解放されたままとなり、制動することがで
きなくなるため、牽引作業等で緊急ブレーキとして使用
できない。
【0004】
【課題を解決するための手段】この考案は上記の課題に
鑑みなされたもので、通常油圧源と;圧油が供給される
とブレーキ解除となり、圧油の供給が断たれるとブレー
キ作動状態となる駐車ブレーキシリンダと;圧油を駐車
シリンダに導く位置と圧油供給を断つ位置とに切換える
第1ブレーキ制御弁とによって油圧作動の駐車ブレーキ
装置を構成し、緊急油圧源と;第1ブレーキ制御弁と同
じ機能をもつ第2ブレーキ制御弁と;通常油圧源の油圧
降下を検知して通常油圧源から緊急油圧源を切換える切
換弁とにより制御装置を構成し、上記ブレーキ装置と上
記制御装置を組合せて成るものである。
鑑みなされたもので、通常油圧源と;圧油が供給される
とブレーキ解除となり、圧油の供給が断たれるとブレー
キ作動状態となる駐車ブレーキシリンダと;圧油を駐車
シリンダに導く位置と圧油供給を断つ位置とに切換える
第1ブレーキ制御弁とによって油圧作動の駐車ブレーキ
装置を構成し、緊急油圧源と;第1ブレーキ制御弁と同
じ機能をもつ第2ブレーキ制御弁と;通常油圧源の油圧
降下を検知して通常油圧源から緊急油圧源を切換える切
換弁とにより制御装置を構成し、上記ブレーキ装置と上
記制御装置を組合せて成るものである。
【0005】
【作用】上述の構成により、通常時の駐車ブレーキ制御
ができなくなる緊急時にも、別の駐車ブレーキ回路によ
り自動的に切り換わり、駐車ブレーキの制動、解放の制
御ができるように、駐車ブレーキ制御装置に冗長性をも
たせることができる。
ができなくなる緊急時にも、別の駐車ブレーキ回路によ
り自動的に切り換わり、駐車ブレーキの制動、解放の制
御ができるように、駐車ブレーキ制御装置に冗長性をも
たせることができる。
【0006】
【実施例】以下この考案の実施例について図面により説
明する。図1はこの考案による駐車ブレーキ制御装置の
油圧回路を示し、図2は図1における通常時のブレーキ
解放の作動回路図、図3は図1における通常時の駐車ブ
レーキ制御の作動回路図を示している。すなわちブレー
キ制御弁3を作動すると、図2に示すように、ブレーキ
解放油圧ポンプ1(通常油圧源)の油圧は太く表示した
配管回路を通り、切換弁6を経由して駐車ブレーキ2の
シリンダに入り、ブレーキを解放する。ブレーキ制御弁
3が戻ると、図3において太く表示したように、駐車ブ
レーキ2のシリンダ内の油は駐車ブレーキ2のシリンダ
バネの力により、切換弁6を経由してブレーキ制御弁3
からタンクに戻される。
明する。図1はこの考案による駐車ブレーキ制御装置の
油圧回路を示し、図2は図1における通常時のブレーキ
解放の作動回路図、図3は図1における通常時の駐車ブ
レーキ制御の作動回路図を示している。すなわちブレー
キ制御弁3を作動すると、図2に示すように、ブレーキ
解放油圧ポンプ1(通常油圧源)の油圧は太く表示した
配管回路を通り、切換弁6を経由して駐車ブレーキ2の
シリンダに入り、ブレーキを解放する。ブレーキ制御弁
3が戻ると、図3において太く表示したように、駐車ブ
レーキ2のシリンダ内の油は駐車ブレーキ2のシリンダ
バネの力により、切換弁6を経由してブレーキ制御弁3
からタンクに戻される。
【0007】一方原動機がエンストした場合は、図4に
示すようにブレーキ解放油圧ポンプ1は油圧が降下し、
回路16を通る切換弁6のパイロット圧力がなくなり、
バネ6aの力により切換圧力が設定されている切換弁6
は、A位置からB位置に切り換わり、太く表示した配管
回路を通り、緊急時油圧源4からの油圧が制御弁5の作
動によって、駐車ブレーキ2のシリンダに送られるよう
になり、ブレーキ解放の状態を維持する。この制御弁5
を戻せば、図5に示すように駐車ブレーキ2のシリンダ
内の油はシリンダバネの力により押し出され、ブレーキ
制御状態となり、油圧は太く表示したように切換弁6を
経由して、ブレーキ制御弁5からタンクへ戻ることにな
る。
示すようにブレーキ解放油圧ポンプ1は油圧が降下し、
回路16を通る切換弁6のパイロット圧力がなくなり、
バネ6aの力により切換圧力が設定されている切換弁6
は、A位置からB位置に切り換わり、太く表示した配管
回路を通り、緊急時油圧源4からの油圧が制御弁5の作
動によって、駐車ブレーキ2のシリンダに送られるよう
になり、ブレーキ解放の状態を維持する。この制御弁5
を戻せば、図5に示すように駐車ブレーキ2のシリンダ
内の油はシリンダバネの力により押し出され、ブレーキ
制御状態となり、油圧は太く表示したように切換弁6を
経由して、ブレーキ制御弁5からタンクへ戻ることにな
る。
【0008】緊急時の油圧源としては、エマージェンシ
ステアリング(作業車両のタイヤ回転によるポンプ駆
動)、電気駆動ポンプやアキュムレータ等を使用する。
この考案の制御装置をホイールローダに適用した別の実
施例を図6に示す。
ステアリング(作業車両のタイヤ回転によるポンプ駆
動)、電気駆動ポンプやアキュムレータ等を使用する。
この考案の制御装置をホイールローダに適用した別の実
施例を図6に示す。
【0009】
【考案の効果】以上詳述したようにこの考案によれば、
通常油圧源の油圧降下を検知して、通常油圧源から緊急
油圧源に切り換えるため、車両走行中に運転者の意思に
反して駐車ブレーキが作動することがなくなり、安全が
確保されると共に、運転者により駐車ブレーキを解放、
作動制御することが可能となる。
通常油圧源の油圧降下を検知して、通常油圧源から緊急
油圧源に切り換えるため、車両走行中に運転者の意思に
反して駐車ブレーキが作動することがなくなり、安全が
確保されると共に、運転者により駐車ブレーキを解放、
作動制御することが可能となる。
【図1】この考案による駐車ブレーキ制御装置の油圧回
路を示す。
路を示す。
【図2】図1における通常時の駐車ブレーキ解放の作動
回路図を示す。
回路図を示す。
【図3】図1における通常時の駐車ブレーキ制御の作動
回路図を示す。
回路図を示す。
【図4】図1において原動機がエンストした時の駐車ブ
レーキ解放の作動回路図を示す。
レーキ解放の作動回路図を示す。
【図5】図1において原動機がエンストした時の駐車ブ
レーキ制御の作動回路図を示す。
レーキ制御の作動回路図を示す。
【図6】ホイールローダに適用した別の実施例を示す。
【図7】従来の通常時の油圧回路の例を示す。
【図8】従来の故障時の油圧回路の例を示す。
1 ブレーキ解放ポンプ(通常油圧源) 2 駐車ブレーキ 3 第1ブレーキ制御弁 4 緊急油圧源 5 第2ブレーキ制御弁 6 切換弁 6a バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/12 B60T 13/66
Claims (1)
- 【請求項1】 通常油圧源(1)と;圧油が供給されると
ブレーキ解除となり、圧油の供給が断たれるとブレーキ
作動状態となる駐車ブレーキシリンダ(2)と;圧油を駐
車シリンダ(2)に導く位置と圧油供給を断つ位置とに切
換える第1ブレーキ制御弁(3)とによって油圧作動の駐
車ブレーキ装置を構成し、該駐車ブレーキ装置と別の緊
急油圧源(4)と;第1ブレーキ制御弁(3)と同じ機能をも
つ第2ブレーキ制御弁(5)と;通常油圧源の油圧降下を
検知して通常油圧源から緊急油圧源に切換える切換弁
(6)とにより制御装置を構成し、上記ブレーキ装置と上
記制御装置を組合せて成ることを特徴とする作業車両の
駐車ブレーキ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014615U JP2605527Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 作業車両の駐車ブレーキ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993014615U JP2605527Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 作業車両の駐車ブレーキ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0667237U JPH0667237U (ja) | 1994-09-22 |
JP2605527Y2 true JP2605527Y2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=11866113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993014615U Expired - Fee Related JP2605527Y2 (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | 作業車両の駐車ブレーキ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2605527Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015030490A1 (ko) * | 2013-08-28 | 2015-03-05 | Seung Woo Han | 브레이크 장치 및 방법과 이를 이용하는 차량 |
KR101509918B1 (ko) * | 2013-09-03 | 2015-04-14 | 현대자동차주식회사 | 비상 조향 제어 장치 및 방법 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP1993014615U patent/JP2605527Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0667237U (ja) | 1994-09-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |