JPH0723326Y2 - トラクタ用ブレーキ装置 - Google Patents
トラクタ用ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH0723326Y2 JPH0723326Y2 JP1987197323U JP19732387U JPH0723326Y2 JP H0723326 Y2 JPH0723326 Y2 JP H0723326Y2 JP 1987197323 U JP1987197323 U JP 1987197323U JP 19732387 U JP19732387 U JP 19732387U JP H0723326 Y2 JPH0723326 Y2 JP H0723326Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- air
- valve
- air tank
- trailer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、トラクタ用ブレーキ装置に関する。
一般に、車両に対するエアブレーキについては、エンジ
ンによってコンプレッサを駆動し、発生した圧縮エアを
エアタンクに蓄積し、このエア圧を制動のエネルギー源
として使用するものである。基本的には、踏力によりブ
レーキバルブを開放し、該踏力に応じたエアが信号圧と
してリレーバルブに入力され、リレーバルブを作動さ
せ、信号圧に等しい圧縮エアをエアタンクからブレーキ
チャンバに送り、カムシャフトを回転させて制動力を発
生させる。ブレーキペダルを弛めると、ブレーキチャン
バ内の圧縮エアはリレーバルブから排気され、ブレーキ
力は解除される。
ンによってコンプレッサを駆動し、発生した圧縮エアを
エアタンクに蓄積し、このエア圧を制動のエネルギー源
として使用するものである。基本的には、踏力によりブ
レーキバルブを開放し、該踏力に応じたエアが信号圧と
してリレーバルブに入力され、リレーバルブを作動さ
せ、信号圧に等しい圧縮エアをエアタンクからブレーキ
チャンバに送り、カムシャフトを回転させて制動力を発
生させる。ブレーキペダルを弛めると、ブレーキチャン
バ内の圧縮エアはリレーバルブから排気され、ブレーキ
力は解除される。
従来、トラクタにおけるエア充填に関しては、次のよう
に構成されている。ブレーキの作動輪は、トラクタの後
輪及びトレーラの車輪であり、エア圧が所定のエア圧以
下に減少した時には、スプリングブレーキバルブの作動
によって自動的に各作動輪にブレーキが作動するように
構成されている。そこで、ブレーキが作動できる所定の
エア圧以下にエアタンク内のエア圧が低下した場合に
は、スプリングブレーキバルブを押し下げてエアタンク
よりエアを充填する。エアの充填と同時にエア圧は上昇
して、ブレーキの作動輪に効いているブレーキは、自動
的に解除される。
に構成されている。ブレーキの作動輪は、トラクタの後
輪及びトレーラの車輪であり、エア圧が所定のエア圧以
下に減少した時には、スプリングブレーキバルブの作動
によって自動的に各作動輪にブレーキが作動するように
構成されている。そこで、ブレーキが作動できる所定の
エア圧以下にエアタンク内のエア圧が低下した場合に
は、スプリングブレーキバルブを押し下げてエアタンク
よりエアを充填する。エアの充填と同時にエア圧は上昇
して、ブレーキの作動輪に効いているブレーキは、自動
的に解除される。
ところで、坂路でエアの充填を行うと、上記のように自
動的にブレーキが解除されるため、車両が坂路をずり落
ちて行く危険性が発生するが、この状態を防止するた
め、通常センタブレーキ即ちハンドブレーキを作動させ
ることによって、車両を坂路に停止させていた。
動的にブレーキが解除されるため、車両が坂路をずり落
ちて行く危険性が発生するが、この状態を防止するた
め、通常センタブレーキ即ちハンドブレーキを作動させ
ることによって、車両を坂路に停止させていた。
上記のことについて、第3図(A)及び第3図(B)を
参照して概説する。
参照して概説する。
第3図(A)において、車両の走行時についてのエアの
流れについて説明すると、オン・オフ式のパーキングブ
レーキバルブ60は押し込まれて開通状態である。トレー
ラ側供給用エアタンク42のエアはパーキングブレーキバ
ルブ60を経てシンクロバルブ56にエア圧をかける(ライ
ンY)と共に、スプリングブレーキのスプリングチャン
バ40にエアを送り込み(ラインY)、従ってスプリング
ブレーキは非作動状態である。また、シンクロバルブ56
にエア圧がかかることによって、トレーラブレーキバル
ブ52は非作動状態であるからデュアルリレーバルブ35に
は信号圧は送り込まれておらず、非作動状態であるか
ら、リレーバルブ51及びエマージェンシリレーバルブ43
には信号圧は送られておらず、トラクタA及びトレーラ
Bにはブレーキは掛かっていない状態である。そして、
トレーラ側供給用エアタンク42のエアはシンクロバルブ
56及びエマージェンシラインEを通ってエマージェンシ
リレーバルブ43からトレーラエアタンク50内にエアが供
給される。(ラインP,R)。
流れについて説明すると、オン・オフ式のパーキングブ
レーキバルブ60は押し込まれて開通状態である。トレー
ラ側供給用エアタンク42のエアはパーキングブレーキバ
ルブ60を経てシンクロバルブ56にエア圧をかける(ライ
ンY)と共に、スプリングブレーキのスプリングチャン
バ40にエアを送り込み(ラインY)、従ってスプリング
ブレーキは非作動状態である。また、シンクロバルブ56
にエア圧がかかることによって、トレーラブレーキバル
ブ52は非作動状態であるからデュアルリレーバルブ35に
は信号圧は送り込まれておらず、非作動状態であるか
ら、リレーバルブ51及びエマージェンシリレーバルブ43
には信号圧は送られておらず、トラクタA及びトレーラ
Bにはブレーキは掛かっていない状態である。そして、
トレーラ側供給用エアタンク42のエアはシンクロバルブ
56及びエマージェンシラインEを通ってエマージェンシ
リレーバルブ43からトレーラエアタンク50内にエアが供
給される。(ラインP,R)。
また、第3図(B)において、車両の停止時についての
エアの流れについて説明すると、オン・オフ式のパーキ
ングブレーキバルブ60は引き上げられて作動状態であ
る。そこで、スプリングブレーキのスプリングチャンバ
40のエアは、パーキングブレーキバルブ60から排気され
(ラインM)、トラクタAのスプリングブレーキがかか
った状態になる。更に、シンクロバルブ56のパーキング
ブレーキ側は排気されている(ラインM)ので、トレー
ラ側供給用エアタンク42のエアはエマージェンシライン
Eを通ってトレーラエアタンク50へは流入することがで
きない。しかるに、エマージェンシラインEはシンクロ
バルブ56より排気される状態になっている(ライン
R)。このような状態であるから、トレーラエアタンク
50にエアを充填するためには、エマージェンシラインE
にエアを流すために、パーキングブレーキバルブ60を解
除状態にしなければならないという不都合な状態とな
る。なお、第3図(A)及び及び第3図(B)における
部品に付した符号は、後述の第1図における部品に付し
た符号と同一部品に対しては同一の符号を付している。
エアの流れについて説明すると、オン・オフ式のパーキ
ングブレーキバルブ60は引き上げられて作動状態であ
る。そこで、スプリングブレーキのスプリングチャンバ
40のエアは、パーキングブレーキバルブ60から排気され
(ラインM)、トラクタAのスプリングブレーキがかか
った状態になる。更に、シンクロバルブ56のパーキング
ブレーキ側は排気されている(ラインM)ので、トレー
ラ側供給用エアタンク42のエアはエマージェンシライン
Eを通ってトレーラエアタンク50へは流入することがで
きない。しかるに、エマージェンシラインEはシンクロ
バルブ56より排気される状態になっている(ライン
R)。このような状態であるから、トレーラエアタンク
50にエアを充填するためには、エマージェンシラインE
にエアを流すために、パーキングブレーキバルブ60を解
除状態にしなければならないという不都合な状態とな
る。なお、第3図(A)及び及び第3図(B)における
部品に付した符号は、後述の第1図における部品に付し
た符号と同一部品に対しては同一の符号を付している。
ところで、ある種のトラクタでは、センタブレーキ即ち
ハンドブレーキを廃止し、パーキングブレーキバルブを
使用しているものがある。
ハンドブレーキを廃止し、パーキングブレーキバルブを
使用しているものがある。
しかしながら、このような構成のトラクタ用ブレーキ装
置は、停車時には上記パーキングブレーキバルブを排気
側に作動して上記スプリングブレーキのスプリングチャ
ンバ内のエアをパーキングブレーキバルブを介して排出
することによりスプリングブレーキを作動せしめてパー
キングブレーキとしているが、トラクタに配設されたエ
アタンクからトレーラエアタンクにエアを充填するため
に上記パーキングブレーキバルブを開放側に作動する
と、上記スプリングブレーキのスプリングチャンバにも
エアが供給されて、パーキングブレーキが効いた状態を
解除されてしまう。
置は、停車時には上記パーキングブレーキバルブを排気
側に作動して上記スプリングブレーキのスプリングチャ
ンバ内のエアをパーキングブレーキバルブを介して排出
することによりスプリングブレーキを作動せしめてパー
キングブレーキとしているが、トラクタに配設されたエ
アタンクからトレーラエアタンクにエアを充填するため
に上記パーキングブレーキバルブを開放側に作動する
と、上記スプリングブレーキのスプリングチャンバにも
エアが供給されて、パーキングブレーキが効いた状態を
解除されてしまう。
従って、坂路で停車中にトレーラエアタンクにエアの充
填を行うと、センタブレーキ即ちハンドブレーキを備え
ておらず、他に車両を坂路に停車させておく手段がな
く、上記のように自動的にブレーキが解除されるため、
車両が坂路をずり落ちて行く危険性が発生するという問
題点がある。
填を行うと、センタブレーキ即ちハンドブレーキを備え
ておらず、他に車両を坂路に停車させておく手段がな
く、上記のように自動的にブレーキが解除されるため、
車両が坂路をずり落ちて行く危険性が発生するという問
題点がある。
この考案の目的は、上記のような問題点を解消すること
であり、トラックのサービスブレーキラインがパーキン
グブレーキラインとは独立していることに着眼し、トラ
クタ用パーキングブレーキバルブを作動状態にしてトレ
ーラエアタンクにエアを充填すると共に、その時にトラ
クタ側のサービスブレーキを効かせてトレーラエアタン
クへのエアの充填を安全に行うことができるトラクタ用
ブレーキ装置を提供することである。
であり、トラックのサービスブレーキラインがパーキン
グブレーキラインとは独立していることに着眼し、トラ
クタ用パーキングブレーキバルブを作動状態にしてトレ
ーラエアタンクにエアを充填すると共に、その時にトラ
クタ側のサービスブレーキを効かせてトレーラエアタン
クへのエアの充填を安全に行うことができるトラクタ用
ブレーキ装置を提供することである。
この考案は、上記の目的を達成するために、次のように
構成されている。即ち、この考案は、トラクタに配設さ
れたエアタンクと、該エアタンクに接続された少なくと
も1個のスプリングブレーキを含むブレーキチャンバ
と、前記トラクタに連結されるトレーラに配設され且つ
前記エアタンクからエアが充填されるトレーラエアタン
クと、前記エアタンクと前記スプリングブレーキのスプ
リングチャンバとを接続するエアラインに配設されたパ
ーキングブレーキバルブとを具備し、前記エアタンクか
ら前記パーキングブレーキバルブを介して前記トレーラ
エアタンクにエアを充填するように構成したトラクタ用
ブレーキ装置において、前記エアタンクと前記スプリン
グブレーキを含む前記ブレーキチャンバの少なくとも1
個の前記ブレーキチャンバとを接続するサービスブレー
キライン中にマグネチックバルブ及びダブルチェックバ
ルブを組み込み、手動スイッチのオンによって前記マグ
ネチックバルブに信号を送り、サービスブレーキを作動
可能に構成したことを特徴とするトラクタ用ブレーキ装
置に関する。
構成されている。即ち、この考案は、トラクタに配設さ
れたエアタンクと、該エアタンクに接続された少なくと
も1個のスプリングブレーキを含むブレーキチャンバ
と、前記トラクタに連結されるトレーラに配設され且つ
前記エアタンクからエアが充填されるトレーラエアタン
クと、前記エアタンクと前記スプリングブレーキのスプ
リングチャンバとを接続するエアラインに配設されたパ
ーキングブレーキバルブとを具備し、前記エアタンクか
ら前記パーキングブレーキバルブを介して前記トレーラ
エアタンクにエアを充填するように構成したトラクタ用
ブレーキ装置において、前記エアタンクと前記スプリン
グブレーキを含む前記ブレーキチャンバの少なくとも1
個の前記ブレーキチャンバとを接続するサービスブレー
キライン中にマグネチックバルブ及びダブルチェックバ
ルブを組み込み、手動スイッチのオンによって前記マグ
ネチックバルブに信号を送り、サービスブレーキを作動
可能に構成したことを特徴とするトラクタ用ブレーキ装
置に関する。
また、このトラクタ用ブレーキ装置において、前記サー
ビスブレーキラインは、前記エアタンクと前記スプリン
グブレーキの前記ブレーキチャンバとを接続するエアラ
インである。
ビスブレーキラインは、前記エアタンクと前記スプリン
グブレーキの前記ブレーキチャンバとを接続するエアラ
インである。
この考案によるトラクタ用ブレーキ装置は、上記のよう
に構成されており、次のように作用する。即ち、このト
ラクタ用ブレーキ装置は、手動スイッチのオンによって
マグネチックバルブに信号を送り、該マグネチックバル
ブを開放する。マグネチックバルブが開放すると、トラ
クタに配設されたエアタンク内のエアがマグネチックバ
ルブ及びダブルチェックバルブを介してサービスブレー
キラインに供給され、サービスブレーキが作動する。こ
のようにして、車両にブレーキのかかった安全な状態
で、トラクタに配設されたエアタンクからパーキングブ
レーキバルブを介してトレーラエアタンクにエアを充填
することができる。
に構成されており、次のように作用する。即ち、このト
ラクタ用ブレーキ装置は、手動スイッチのオンによって
マグネチックバルブに信号を送り、該マグネチックバル
ブを開放する。マグネチックバルブが開放すると、トラ
クタに配設されたエアタンク内のエアがマグネチックバ
ルブ及びダブルチェックバルブを介してサービスブレー
キラインに供給され、サービスブレーキが作動する。こ
のようにして、車両にブレーキのかかった安全な状態
で、トラクタに配設されたエアタンクからパーキングブ
レーキバルブを介してトレーラエアタンクにエアを充填
することができる。
以下、図面を参照して、この考案によるトラクタ用ブレ
ーキ装置の一実施例を説明する。第1図はこの考案によ
るトラクタ用ブレーキ装置におけるエアライン等の配管
を示す回路図である。
ーキ装置の一実施例を説明する。第1図はこの考案によ
るトラクタ用ブレーキ装置におけるエアライン等の配管
を示す回路図である。
第1図を参照して、この考案によるトラクタ用ブレーキ
装置について説明する。該トラクタ用ブレーキ装置のエ
アブレーキ回路は、トラクタAにトレーラBを連結し、
ジャンパホース44によってトレーラブレーキラインにお
けるエマージェンシラインEとサービスラインSとを接
続したものである。エアブレーキ回路は、エンジンによ
ってコンプレッサ34を駆動し、発生した圧縮エアをメイ
ンエアタンク32、サブエアタンク33及びトレーラ側供給
用エアタンク42に蓄え、このエア圧をブレーキ力に使用
するものである。
装置について説明する。該トラクタ用ブレーキ装置のエ
アブレーキ回路は、トラクタAにトレーラBを連結し、
ジャンパホース44によってトレーラブレーキラインにお
けるエマージェンシラインEとサービスラインSとを接
続したものである。エアブレーキ回路は、エンジンによ
ってコンプレッサ34を駆動し、発生した圧縮エアをメイ
ンエアタンク32、サブエアタンク33及びトレーラ側供給
用エアタンク42に蓄え、このエア圧をブレーキ力に使用
するものである。
ブレーキバルブ31のプライマリー側は、サブエアタンク
33からのエア圧を受けてリレーバルブ51に信号圧を送る
と共に、デュアルリレーバルブ35を通じてトレーラのサ
ービスラインSに信号を送る。ブレーキバルブ31のセコ
ンダリー側は、サブエアタンク33からのエア圧を受けて
ダブルチェックバルブ38からクイックリリースバルブ36
を経てフロントチャンバ39にエア圧を供給すると共に、
デュアルリレーバルブ35に信号圧を送る。
33からのエア圧を受けてリレーバルブ51に信号圧を送る
と共に、デュアルリレーバルブ35を通じてトレーラのサ
ービスラインSに信号を送る。ブレーキバルブ31のセコ
ンダリー側は、サブエアタンク33からのエア圧を受けて
ダブルチェックバルブ38からクイックリリースバルブ36
を経てフロントチャンバ39にエア圧を供給すると共に、
デュアルリレーバルブ35に信号圧を送る。
トレーラBのエマージェンシラインEは、チェックバル
ブ49を備えたトレーラ側供給用エアタンク42からコック
48、シンクロバルブ56及びジャンパホース44を通じてエ
マージェンシリレーバルブ43に通じ、更に、トレーラエ
アタンク50とトレーラブレーキチャンバ45に通じてい
る。シンクロバルブ56は、パーキングブレーキバルブ30
からの信号圧がかかることによってトレーラ側供給用エ
アタンク42がコック48を通じてエマージェンシラインE
に通じるように構成されている。また、パーキングブレ
ーキバルブ30が作動すると、信号圧は排気されてシンク
ロバルブ56は閉鎖すると同時に、エマージェンシライン
Eのエアはシンクロバルブ56から排気され、トレーラブ
レーキが作動する。
ブ49を備えたトレーラ側供給用エアタンク42からコック
48、シンクロバルブ56及びジャンパホース44を通じてエ
マージェンシリレーバルブ43に通じ、更に、トレーラエ
アタンク50とトレーラブレーキチャンバ45に通じてい
る。シンクロバルブ56は、パーキングブレーキバルブ30
からの信号圧がかかることによってトレーラ側供給用エ
アタンク42がコック48を通じてエマージェンシラインE
に通じるように構成されている。また、パーキングブレ
ーキバルブ30が作動すると、信号圧は排気されてシンク
ロバルブ56は閉鎖すると同時に、エマージェンシライン
Eのエアはシンクロバルブ56から排気され、トレーラブ
レーキが作動する。
この考案によるトラクタ用ブレーキ装置は、上記のエア
ラインにおいて、トレーラエアタンク50のエア圧が低下
した時に、トレーラエアタンク50にエアを充填する場合
に安全装置として次の回路が組み込まれていることであ
る。
ラインにおいて、トレーラエアタンク50のエア圧が低下
した時に、トレーラエアタンク50にエアを充填する場合
に安全装置として次の回路が組み込まれていることであ
る。
トラクタAのリヤ系のサービスブレーキライン即ちブレ
ーキバルブ31とリレーバルブ51間のエアラインに、ダブ
ルチェックバルブ53、オン・オフ式の手動スイッチであ
る安全スイッチ55及びマグネチックバルブ54を組み込ん
だことである。マグネチックバルブ54は、キャブ内に設
けられた安全スイッチ55のオン・オフによって開閉す
る。トレーラエアタンク50にエアを充填する場合には、
安全スイッチ55をオンにして、マグネチックバルブ54を
開放する。
ーキバルブ31とリレーバルブ51間のエアラインに、ダブ
ルチェックバルブ53、オン・オフ式の手動スイッチであ
る安全スイッチ55及びマグネチックバルブ54を組み込ん
だことである。マグネチックバルブ54は、キャブ内に設
けられた安全スイッチ55のオン・オフによって開閉す
る。トレーラエアタンク50にエアを充填する場合には、
安全スイッチ55をオンにして、マグネチックバルブ54を
開放する。
サブエアタンク33のエアは、マグネチックバルブ54の開
放によってサブエアタンク33からマグネチックバルブ54
及びダブルチェックバルブ53を通り、リレーバルブ51に
信号圧を送る。リレーバルブ51は信号圧を受けてトラク
タAのリヤ系のサービスブレーキを作動する。なお、こ
こではサービスブレーキラインはリヤ系エアラインであ
るが、サービスブレーキラインはフロント系エアライン
であっても良いことは勿論である。図中、46は、クラッ
チ、47はエアクラッチを示し、実線はエアライン、点線
はオイルライン、一点鎖線はグリースラインを示す。
放によってサブエアタンク33からマグネチックバルブ54
及びダブルチェックバルブ53を通り、リレーバルブ51に
信号圧を送る。リレーバルブ51は信号圧を受けてトラク
タAのリヤ系のサービスブレーキを作動する。なお、こ
こではサービスブレーキラインはリヤ系エアラインであ
るが、サービスブレーキラインはフロント系エアライン
であっても良いことは勿論である。図中、46は、クラッ
チ、47はエアクラッチを示し、実線はエアライン、点線
はオイルライン、一点鎖線はグリースラインを示す。
次に、この考案によるトラクタ用ブレーキ装置の回路の
作動を、第1図(A)、第1図(B)、第1図(C)及
び第1図(D)を参照して概説する。
作動を、第1図(A)、第1図(B)、第1図(C)及
び第1図(D)を参照して概説する。
まず、第1図(A)を参照して、サービスブレーキの作
動時のエアの流れについて説明する。踏力によってブレ
ーキバルブ31を踏み込む。サブエアタンク33のエアはブ
レーキバルブ31のプライマリー側及びセコンダリー側に
送られる。(ラインJ)。次いで、ブレーキバルブ31の
セコンダリー側は、クイックリリースバルブ36を通じて
フロントブレーキチャンバ39に送り込まれる(ラインC
及びラインD)と共に、デュアルリレーバルブ35に信号
圧を送る(ラインD)。また、ブレーキバルブ31のプラ
イマリー側は、ダブルチェックバルブ53を通じてリレー
バルブ51に信号圧を送る(ラインF)と共に、デュアル
リレーバルブ35及びサービスラインSを経てエマージェ
ンシリレーバルブ43に信号圧を送る(ラインF及びライ
ンG)。リレーバルブ51は、信号圧を受けてサブエアタ
ンク33からトラクタAのリヤのスプリングブレーキにお
けるブレーキチャンバ41にエアを送り込むように導通す
る(ラインI)。エマージェンシリレーバルブ43は、サ
ービスラインSを通じて信号圧を受けてトレーラエアタ
ンク50からトレーラブレーキチャンバ45にエアが送り込
むように導通する(ラインH)。このように、トラクタ
Aのブレーキチャンバ41及びトレーラBのブレーキチャ
ンバ45にエアが送り込まれて、サービスブレーキが作動
状態になる。
動時のエアの流れについて説明する。踏力によってブレ
ーキバルブ31を踏み込む。サブエアタンク33のエアはブ
レーキバルブ31のプライマリー側及びセコンダリー側に
送られる。(ラインJ)。次いで、ブレーキバルブ31の
セコンダリー側は、クイックリリースバルブ36を通じて
フロントブレーキチャンバ39に送り込まれる(ラインC
及びラインD)と共に、デュアルリレーバルブ35に信号
圧を送る(ラインD)。また、ブレーキバルブ31のプラ
イマリー側は、ダブルチェックバルブ53を通じてリレー
バルブ51に信号圧を送る(ラインF)と共に、デュアル
リレーバルブ35及びサービスラインSを経てエマージェ
ンシリレーバルブ43に信号圧を送る(ラインF及びライ
ンG)。リレーバルブ51は、信号圧を受けてサブエアタ
ンク33からトラクタAのリヤのスプリングブレーキにお
けるブレーキチャンバ41にエアを送り込むように導通す
る(ラインI)。エマージェンシリレーバルブ43は、サ
ービスラインSを通じて信号圧を受けてトレーラエアタ
ンク50からトレーラブレーキチャンバ45にエアが送り込
むように導通する(ラインH)。このように、トラクタ
Aのブレーキチャンバ41及びトレーラBのブレーキチャ
ンバ45にエアが送り込まれて、サービスブレーキが作動
状態になる。
次に、第1図(B)を参照して、トレーラブレーキの作
動時のエアの流れについて説明する。トレーラブレーキ
を作動させるため、トレーラブレーキレバー52を切り換
える。トレーラエアタンク42のエア圧はダブルチェック
バルブ38を経てデュアルリレーバルブ35に信号圧を送
る。(ラインK)。デュアルリレーバルブ35は該信号圧
を受けてトレーラ側供給用エアタンク42からコック48、
デュアルリレーバルブ35及びサービスラインSを通じて
エマージェンシリレーバルブ43に信号圧を送る。(ライ
ンL)。エマージェンシリレーバルブ43は信号圧を受け
てトレーラエアタンク50からトレーラブレーキチャンバ
45にエアを送り込む(ラインH)。これによってトレー
ラBにトレーラブレーキが作動した状態になる。
動時のエアの流れについて説明する。トレーラブレーキ
を作動させるため、トレーラブレーキレバー52を切り換
える。トレーラエアタンク42のエア圧はダブルチェック
バルブ38を経てデュアルリレーバルブ35に信号圧を送
る。(ラインK)。デュアルリレーバルブ35は該信号圧
を受けてトレーラ側供給用エアタンク42からコック48、
デュアルリレーバルブ35及びサービスラインSを通じて
エマージェンシリレーバルブ43に信号圧を送る。(ライ
ンL)。エマージェンシリレーバルブ43は信号圧を受け
てトレーラエアタンク50からトレーラブレーキチャンバ
45にエアを送り込む(ラインH)。これによってトレー
ラBにトレーラブレーキが作動した状態になる。
また、第1図(C)を参照して、パーキングブレーキの
作動時のエアの流れについて説明する。車両にパーキン
グブレーキを作動させるため、パーキングブレーキバル
ブ30をオン状態にする。パーキングブレーキバルブ30を
作動することによって、トレーラ側供給用エアタンク42
のエア圧をトレーラブレーキラインに送り、トラクタス
プリングブレーキラインのエアを排気する。詳しくは、
トラクタのスプリングブレーキにおけるスプリングチャ
ンバ40内に充填されているエアを、スプリングチャンバ
40からパーキングブレーキバルブ30を通じて排気すると
共に、シンクロバルブ56のパーキングブレーキバルブ30
側を排気する(ラインM)。トラクタAのスプリングブ
レーキにおけるスプリングチャンバ40内からエアが排気
されることによってトラクタAのスプリングブレーキが
作動する。また、トレーラ側供給用エアタンク42からト
レーラブレーキバルブ52を通りダブルチェックバルブ38
を通じてデュアルリレーバルブ35に信号圧を送る(ライ
ンN)。デュアルリレーバルブ35は、信号圧を受けてト
レーラ側供給用エアタンク42からコック48及びデュアル
リレーバルブ35を通じてサービスラインSを通ってエマ
ージェンシリレーバルブ43に信号圧を送るようになる
(ラインP)。エマージェンシリレーバルブ43は、信号
圧を受けてトレーラエアタンク50からトレーラブレーキ
チャンバ45にエアを送り込む(ラインH)。このような
作動によって、トラクタAのスプリングブレーキが作動
し且つトレーラBのエアブレーキが作動してパーキング
ブレーキが作動することになる。
作動時のエアの流れについて説明する。車両にパーキン
グブレーキを作動させるため、パーキングブレーキバル
ブ30をオン状態にする。パーキングブレーキバルブ30を
作動することによって、トレーラ側供給用エアタンク42
のエア圧をトレーラブレーキラインに送り、トラクタス
プリングブレーキラインのエアを排気する。詳しくは、
トラクタのスプリングブレーキにおけるスプリングチャ
ンバ40内に充填されているエアを、スプリングチャンバ
40からパーキングブレーキバルブ30を通じて排気すると
共に、シンクロバルブ56のパーキングブレーキバルブ30
側を排気する(ラインM)。トラクタAのスプリングブ
レーキにおけるスプリングチャンバ40内からエアが排気
されることによってトラクタAのスプリングブレーキが
作動する。また、トレーラ側供給用エアタンク42からト
レーラブレーキバルブ52を通りダブルチェックバルブ38
を通じてデュアルリレーバルブ35に信号圧を送る(ライ
ンN)。デュアルリレーバルブ35は、信号圧を受けてト
レーラ側供給用エアタンク42からコック48及びデュアル
リレーバルブ35を通じてサービスラインSを通ってエマ
ージェンシリレーバルブ43に信号圧を送るようになる
(ラインP)。エマージェンシリレーバルブ43は、信号
圧を受けてトレーラエアタンク50からトレーラブレーキ
チャンバ45にエアを送り込む(ラインH)。このような
作動によって、トラクタAのスプリングブレーキが作動
し且つトレーラBのエアブレーキが作動してパーキング
ブレーキが作動することになる。
最後に、第1図(D)を参照して、パーキングブレーキ
がオンした状態にして、トレーラエアタンク50にエアを
充填する場合のエアの流れについて説明する。
がオンした状態にして、トレーラエアタンク50にエアを
充填する場合のエアの流れについて説明する。
まず、トレーラエアタンク50にエアを充填するため、安
全スイッチ55をオンにすると共に、パーキングブレーキ
バルブ30を押し込んで開放し、導通状態にする。安全ス
イッチ55をオンにすることによって、マグネチックバル
ブ54が開放し、サブエアタンク33からのエアをマグネチ
ックバルブ54及びダブルチェックバルブ53を通じて、リ
レーバルブ51に信号圧を送り込む(ラインT)。リレー
バルブ51が信号圧を受けると、サブエアタンク33のエア
をリレーバルブ51を通じてトラクタAのスプリングブレ
ーキにおけるブレーキチャンバ41に送り込み(ラインT
及びラインV)、サービスブレーキをかけた状態にな
る。
全スイッチ55をオンにすると共に、パーキングブレーキ
バルブ30を押し込んで開放し、導通状態にする。安全ス
イッチ55をオンにすることによって、マグネチックバル
ブ54が開放し、サブエアタンク33からのエアをマグネチ
ックバルブ54及びダブルチェックバルブ53を通じて、リ
レーバルブ51に信号圧を送り込む(ラインT)。リレー
バルブ51が信号圧を受けると、サブエアタンク33のエア
をリレーバルブ51を通じてトラクタAのスプリングブレ
ーキにおけるブレーキチャンバ41に送り込み(ラインT
及びラインV)、サービスブレーキをかけた状態にな
る。
この状態にした後に、トレーラ側供給用エアタンク42内
のエア圧を上昇させ、トレーラ側供給用エアタンク42か
ら盛んにエアを送り出すため、エンジンによってコンプ
レッサ34を作動してメインエアタンク32にエアを送り込
む(ラインW)。メインエアタンク32のエアはサブエア
タンク33は勿論のことトレーラ側供給用エアタンク42に
送り込まれてトレーラ側供給用エアタンク42内のエア圧
を上昇させると共にトレーラエアタンク50に送り込まれ
るようになる。また、パーキングブレーキバルブ30をオ
フ状態にすることによって、パーキングブレーキバルブ
30は開放して導通状態になる。それによって、トレーラ
側供給用エアタンク42のエアは、該トレーラ側供給用エ
アタンク42からパーキングブレーキバルブ30を通ってシ
ンクロバルブ56に作用すると共にトラクタAのスプリン
グブレーキ40にエアを送り込む(ラインY)。
のエア圧を上昇させ、トレーラ側供給用エアタンク42か
ら盛んにエアを送り出すため、エンジンによってコンプ
レッサ34を作動してメインエアタンク32にエアを送り込
む(ラインW)。メインエアタンク32のエアはサブエア
タンク33は勿論のことトレーラ側供給用エアタンク42に
送り込まれてトレーラ側供給用エアタンク42内のエア圧
を上昇させると共にトレーラエアタンク50に送り込まれ
るようになる。また、パーキングブレーキバルブ30をオ
フ状態にすることによって、パーキングブレーキバルブ
30は開放して導通状態になる。それによって、トレーラ
側供給用エアタンク42のエアは、該トレーラ側供給用エ
アタンク42からパーキングブレーキバルブ30を通ってシ
ンクロバルブ56に作用すると共にトラクタAのスプリン
グブレーキ40にエアを送り込む(ラインY)。
シンクロバルブ56にラインYからエア圧が作用すること
によって、シンクロバルブ56はラインPとラインRとを
導通状態にする。コック48はエア充填のため開放してい
るので、ラインPとラインRとの導通状態によって、ト
レーラ側供給用エアタンク42のエアは、該トレーラ側供
給用エアタンク42からコック48を通ってシンクロバルブ
56に送り込まれる(ラインP)。
によって、シンクロバルブ56はラインPとラインRとを
導通状態にする。コック48はエア充填のため開放してい
るので、ラインPとラインRとの導通状態によって、ト
レーラ側供給用エアタンク42のエアは、該トレーラ側供
給用エアタンク42からコック48を通ってシンクロバルブ
56に送り込まれる(ラインP)。
次いで、トレーラ側供給用エアタンク42のエアは、シン
クロバルブ56からジャンパホース44及びエマージェンシ
ラインEを通りエマージェンシリレーバルブ43を通過し
てトレーラエアタンク50に送り込まれる(ラインR)。
従って、コンプレッサ34からエアタンク32に送り込まれ
たエアは、トレーラ側供給用エアタンク42に送り込ま
れ、次いでトレーラ側供給用エアタンク42からトレーラ
エアタンク50に充填されることになる(ラインR)。
クロバルブ56からジャンパホース44及びエマージェンシ
ラインEを通りエマージェンシリレーバルブ43を通過し
てトレーラエアタンク50に送り込まれる(ラインR)。
従って、コンプレッサ34からエアタンク32に送り込まれ
たエアは、トレーラ側供給用エアタンク42に送り込ま
れ、次いでトレーラ側供給用エアタンク42からトレーラ
エアタンク50に充填されることになる(ラインR)。
このようにトレーラエアタンク50へのエア充填の状態の
場合にも、トラクタAのサービスブレーキが作動してい
るので、車両がたとえ坂路で停止していたとしても、す
べり落ちるような現象は全く発生しなく、安全上極めて
好ましい。
場合にも、トラクタAのサービスブレーキが作動してい
るので、車両がたとえ坂路で停止していたとしても、す
べり落ちるような現象は全く発生しなく、安全上極めて
好ましい。
この場合におけるブレーキ力の特性を、第2図に示す。
第2図において、横軸を時間Tとし、縦軸をブレーキ力
Fとする。もしエアタンクのエア圧が0kg/cm2の場合に
は、マグネチックバルブ54がオンであっても、ブレーキ
力は発生しないが、エア充填時のブレーキ力について
は、図示のように、トレーラエアタンク50にエアを充填
する開始時TOには、トレーラBのエアブレーキであるサ
ービスブレーキ力FBは小さいが、エアの充填に従って徐
々に上昇する。この時、トラクタAのスプリングブレー
キ力は常に一定であるが、スプリングブレーキのスプリ
ングチャンバ40にエア圧がかかるに従ってパーキングブ
レーキ力FAは低下する。
第2図において、横軸を時間Tとし、縦軸をブレーキ力
Fとする。もしエアタンクのエア圧が0kg/cm2の場合に
は、マグネチックバルブ54がオンであっても、ブレーキ
力は発生しないが、エア充填時のブレーキ力について
は、図示のように、トレーラエアタンク50にエアを充填
する開始時TOには、トレーラBのエアブレーキであるサ
ービスブレーキ力FBは小さいが、エアの充填に従って徐
々に上昇する。この時、トラクタAのスプリングブレー
キ力は常に一定であるが、スプリングブレーキのスプリ
ングチャンバ40にエア圧がかかるに従ってパーキングブ
レーキ力FAは低下する。
しかしながら、パーキングブレーキ力Fは、パーキング
ブレーキ力FAとサービスブレーキ力FBとの和であるか
ら、エア充填時であっても常に所定以上のパーキングブ
レーキ力Fを維持することができ、安全上、問題は生じ
ない。
ブレーキ力FAとサービスブレーキ力FBとの和であるか
ら、エア充填時であっても常に所定以上のパーキングブ
レーキ力Fを維持することができ、安全上、問題は生じ
ない。
従って、このトラクタ用ブレーキ装置のシステムは、エ
ア圧が満たん状態の通常状態であるならば、パーキング
ブレーキとしても使用できるが、エアタンクのエア圧失
陥時には、パーキングブレーキ力が零になるので、パー
キングブレーキとして使用できなく、エアタンクへのエ
ア充填時の補助装置として使用できるものである。
ア圧が満たん状態の通常状態であるならば、パーキング
ブレーキとしても使用できるが、エアタンクのエア圧失
陥時には、パーキングブレーキ力が零になるので、パー
キングブレーキとして使用できなく、エアタンクへのエ
ア充填時の補助装置として使用できるものである。
この考案によるトラクタ用ブレーキ装置は、以上のよう
に構成されており、次のような効果を有する。即ち、こ
の考案によるトラクタ用ブレーキ装置は、トラクタに配
設されたエアタンクとスプリングブレーキを含むブレー
キチャンバの少なくとも1個のブレーキチャンバとを接
続するサービスブレーキライン中にマグネチックバルブ
及びダブルチェックバルブを組み込み、手動スイッチの
オンによって前記マグネチックバルブに信号を送り、サ
ービスブレーキを作動可能に構成したので、トレーラエ
アタンクにエアを充填するのに先立って手動スイッチを
オンすることにより、前記マグネチックバルブが作動し
てトラクタのサービスブレーキがかかり、車両に対して
ブレーキのかかった安全な状態に維持することができ、
トレーラエアタンク内のエア圧が低下したとしても、車
両を確実に停車させた安全な状態でトラクタに配設され
たエアタンクからパーキングブレーキバルブを介してト
レーラエアタンクにエアを充填することができる。
に構成されており、次のような効果を有する。即ち、こ
の考案によるトラクタ用ブレーキ装置は、トラクタに配
設されたエアタンクとスプリングブレーキを含むブレー
キチャンバの少なくとも1個のブレーキチャンバとを接
続するサービスブレーキライン中にマグネチックバルブ
及びダブルチェックバルブを組み込み、手動スイッチの
オンによって前記マグネチックバルブに信号を送り、サ
ービスブレーキを作動可能に構成したので、トレーラエ
アタンクにエアを充填するのに先立って手動スイッチを
オンすることにより、前記マグネチックバルブが作動し
てトラクタのサービスブレーキがかかり、車両に対して
ブレーキのかかった安全な状態に維持することができ、
トレーラエアタンク内のエア圧が低下したとしても、車
両を確実に停車させた安全な状態でトラクタに配設され
たエアタンクからパーキングブレーキバルブを介してト
レーラエアタンクにエアを充填することができる。
第1図はこの考案によるトラクタ用ブレーキ装置の一実
施例を示す回路図、第1図(A)、第1図(B)、第1
図(C)及び第1図(D)は第1図のトラクタ用ブレー
キ装置の作動を説明するための第1図と同一の回路図、
第2図は第1図のトラクタ用ブレーキ装置におけるエア
充填中のトラクタのブレーキ力を示す特性図、第3図
(A)は従来のトラクタ用パーキングブレーキ装置の車
両の走行時の回路図、並びに第3図(B)は第3図
(A)のトラクタ用パーキングブレーキ装置の車両のパ
ーキングブレーキ作動時の回路図である。 30……パーキングブレーキバルブ、31……ブレーキバル
ブ、32,33,42……エアタンク、34……コンプレッサ、35
……デュアルリレーバルブ、38,53……ダブルチェック
バルブ、39……フロントチャンバ、40……トラクタのス
プリングチャンバ、41……ブレーキチャンバ、43……エ
マージェンシリレーバルブ、45……トレーラのブレーキ
チャンバ、48……コック、50……トレーラエアタンク、
51……リレーバルブ、54……マグネチックバルブ、55…
…安全スイッチ(手動スイッチ)、56……シンクロバル
ブ、A……トラクタ、B……トレーラ、E……エマージ
ェンシライン、S……サービスライン。
施例を示す回路図、第1図(A)、第1図(B)、第1
図(C)及び第1図(D)は第1図のトラクタ用ブレー
キ装置の作動を説明するための第1図と同一の回路図、
第2図は第1図のトラクタ用ブレーキ装置におけるエア
充填中のトラクタのブレーキ力を示す特性図、第3図
(A)は従来のトラクタ用パーキングブレーキ装置の車
両の走行時の回路図、並びに第3図(B)は第3図
(A)のトラクタ用パーキングブレーキ装置の車両のパ
ーキングブレーキ作動時の回路図である。 30……パーキングブレーキバルブ、31……ブレーキバル
ブ、32,33,42……エアタンク、34……コンプレッサ、35
……デュアルリレーバルブ、38,53……ダブルチェック
バルブ、39……フロントチャンバ、40……トラクタのス
プリングチャンバ、41……ブレーキチャンバ、43……エ
マージェンシリレーバルブ、45……トレーラのブレーキ
チャンバ、48……コック、50……トレーラエアタンク、
51……リレーバルブ、54……マグネチックバルブ、55…
…安全スイッチ(手動スイッチ)、56……シンクロバル
ブ、A……トラクタ、B……トレーラ、E……エマージ
ェンシライン、S……サービスライン。
Claims (2)
- 【請求項1】トラクタに配設されたエアタンクと、該エ
アタンクに接続された少なくとも1個のスプリングブレ
ーキを含むブレーキチャンバと、前記トラクタに連結さ
れるトレーラに配設され且つ前記エアタンクからエアが
充填されるトレーラエアタンクと、前記エアタンクと前
記スプリングブレーキのスプリングチャンバとを接続す
るエアラインに配設されたパーキングブレーキバルブと
を具備し、前記エアタンクから前記パーキングブレーキ
バルブを介して前記トレーラエアタンクにエアを充填す
るように構成したトラクタ用ブレーキ装置において、前
記エアタンクと前記スプリングブレーキを含む前記ブレ
ーキチャンバの少なくとも1個の前記ブレーキチャンバ
とを接続するサービスブレーキライン中にマグネチック
バルブ及びダブルチェックバルブを組み込み、手動スイ
ッチのオンによって前記マグネチックバルブに信号を送
り、サービスブレーキを作動可能に構成したことを特徴
とするトラクタ用ブレーキ装置。 - 【請求項2】前記サービスブレーキラインは、前記エア
タンクと前記スプリングブレーキの前記ブレーキチャン
バとを接続するエアラインであることを特徴とする実用
新案登録請求の範囲第1項に記載のトラクタ用ブレーキ
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987197323U JPH0723326Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | トラクタ用ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987197323U JPH0723326Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | トラクタ用ブレーキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01102064U JPH01102064U (ja) | 1989-07-10 |
JPH0723326Y2 true JPH0723326Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31487882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987197323U Expired - Lifetime JPH0723326Y2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | トラクタ用ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723326Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5983158U (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-05 | 日産ディーゼル工業株式会社 | 自動車の常用ブレ−キ装置 |
JPS5983160U (ja) * | 1982-11-29 | 1984-06-05 | 日野自動車株式会社 | セミトラクタ−のブレ−キシステム |
JPS6211697A (ja) * | 1985-07-10 | 1987-01-20 | 赤羽 武平 | 画板 |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP1987197323U patent/JPH0723326Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01102064U (ja) | 1989-07-10 |
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