JPH06204336A - 半導体基板の分割方法 - Google Patents
半導体基板の分割方法Info
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- JPH06204336A JPH06204336A JP29271393A JP29271393A JPH06204336A JP H06204336 A JPH06204336 A JP H06204336A JP 29271393 A JP29271393 A JP 29271393A JP 29271393 A JP29271393 A JP 29271393A JP H06204336 A JPH06204336 A JP H06204336A
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- semiconductor substrate
- semiconductor
- substrate
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- dividing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体基板を分割する時、分割に必要な幅を
スクライブ痕幅程度に出来るようにし、それにより分割
方向を半導体基板の結晶方位に依存せず、分割面にチッ
ピングやクラックの発生の少ない且つ分割面近傍に加工
歪の少ない半導体基板の分割方法を提供する。 【構成】 半導体素子4を、複数個形成した表面を有す
る半導体基板1において、前記半導体素子4と隣接する
半導体素子4との間の表面に対応する裏面に、連続する
ハ−フダイス溝2を、この半導体基板1の一端から他端
まで付け、前記半導体素子4と隣接する半導体素子4と
の間の表面に、連続するスクライブ痕3を、この半導体
基板1の一端から他端まで付け、この半導体基板1に垂
直な力をこのハ−フダイス溝2の全長または一部に加え
た。
スクライブ痕幅程度に出来るようにし、それにより分割
方向を半導体基板の結晶方位に依存せず、分割面にチッ
ピングやクラックの発生の少ない且つ分割面近傍に加工
歪の少ない半導体基板の分割方法を提供する。 【構成】 半導体素子4を、複数個形成した表面を有す
る半導体基板1において、前記半導体素子4と隣接する
半導体素子4との間の表面に対応する裏面に、連続する
ハ−フダイス溝2を、この半導体基板1の一端から他端
まで付け、前記半導体素子4と隣接する半導体素子4と
の間の表面に、連続するスクライブ痕3を、この半導体
基板1の一端から他端まで付け、この半導体基板1に垂
直な力をこのハ−フダイス溝2の全長または一部に加え
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体基板の分割方法
に係わり、特に複数のLED素子又は複数のフォトダイ
オ−ド素子を形成した半導体基板の分割方法に関する。
に係わり、特に複数のLED素子又は複数のフォトダイ
オ−ド素子を形成した半導体基板の分割方法に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、添付図面を参照して、従来の技術
を説明する。図2は、従来例及び本発明の一実施例の半
導体基板の分割方法を説明するための半導体基板の上面
図である。図2において、1は、半導体基板を示し、4
は、半導体基板上に形成されたLED素子又はフォトダ
イオ−ド素子を示す。5は、複数のLED素子又はフォ
トダイオ−ド素子から構成されるLED素子アレ−又は
フォトダイオ−ド素子アレ−を示す。6は、LED素子
アレ−又はフォトダイオ−ド素子アレ−を半導体基板か
ら切り離す分割線である。
を説明する。図2は、従来例及び本発明の一実施例の半
導体基板の分割方法を説明するための半導体基板の上面
図である。図2において、1は、半導体基板を示し、4
は、半導体基板上に形成されたLED素子又はフォトダ
イオ−ド素子を示す。5は、複数のLED素子又はフォ
トダイオ−ド素子から構成されるLED素子アレ−又は
フォトダイオ−ド素子アレ−を示す。6は、LED素子
アレ−又はフォトダイオ−ド素子アレ−を半導体基板か
ら切り離す分割線である。
【0003】例えば、LED装置を製造するとき、図2
に示すように、複数のLED素子4が1枚の半導体基板
1上に形成される。複数のLED素子4は、1個のLE
D素子アレ−5を形成し、複数のLED素子アレ−5
は、1枚の半導体基板1上に形成されている。LED装
置の特性に応じて、1個のLED素子アレ−5を構成す
る、複数のLED素子4の形状及び配列のピッチが決定
されている。各LED素子アレ−5は、LED素子の分
割線6によって、それぞれ半導体基板1より切り離され
て取り出される。LED素子の分割線6の幅は、半導体
基板1の分割が容易に出来る幅に決められている。
に示すように、複数のLED素子4が1枚の半導体基板
1上に形成される。複数のLED素子4は、1個のLE
D素子アレ−5を形成し、複数のLED素子アレ−5
は、1枚の半導体基板1上に形成されている。LED装
置の特性に応じて、1個のLED素子アレ−5を構成す
る、複数のLED素子4の形状及び配列のピッチが決定
されている。各LED素子アレ−5は、LED素子の分
割線6によって、それぞれ半導体基板1より切り離され
て取り出される。LED素子の分割線6の幅は、半導体
基板1の分割が容易に出来る幅に決められている。
【0004】ところで、従来、半導体基板の分割方法に
は2種類の方法が知られている。一つの方法は、フルダ
イス法である。すなわち、ダイサ−を用いて半導体基板
を所望の形状に切断分離分割する方法である。この方法
は、回転するブレ−ドによる切断であるため、ブレ−ド
厚程度の切断代が必要である。現状の薄いブレ−ド厚
は、25μmであり、このときの切断代は、約40μm
である。さらに、切断代以外に、切断面にチッピングが
発生すること、切断面から半導体基板内部に向かってク
ラックが発生すること、従って切断面近傍には加工によ
る残留歪みが発生するため、これらの及ぶ幅を考慮する
必要がある。この幅は、おおよそ10μmである。即
ち、分割に必要な幅は、最小限約60μm以上である。
このため、フルダイス法は、半導体基板上に形成される
半導体素子が、それぞれ60μm以上離れているような
半導体基板の分割に使用される。
は2種類の方法が知られている。一つの方法は、フルダ
イス法である。すなわち、ダイサ−を用いて半導体基板
を所望の形状に切断分離分割する方法である。この方法
は、回転するブレ−ドによる切断であるため、ブレ−ド
厚程度の切断代が必要である。現状の薄いブレ−ド厚
は、25μmであり、このときの切断代は、約40μm
である。さらに、切断代以外に、切断面にチッピングが
発生すること、切断面から半導体基板内部に向かってク
ラックが発生すること、従って切断面近傍には加工によ
る残留歪みが発生するため、これらの及ぶ幅を考慮する
必要がある。この幅は、おおよそ10μmである。即
ち、分割に必要な幅は、最小限約60μm以上である。
このため、フルダイス法は、半導体基板上に形成される
半導体素子が、それぞれ60μm以上離れているような
半導体基板の分割に使用される。
【0005】他の方法は、半導体基板を構成する結晶の
劈開性を利用するものであり、例えば、特開平4−16
4350号に公開されている。すなわち、分割したい位
置にある半導体基板表面の端部に、複数のスクライブ痕
を例えばポイントスクライバによって付け、このスクラ
イブ痕の裏面を例えばエッジにより突上げて、スクライ
ブ痕に端を発する劈開面に沿って、半導体基板を分割す
る方法である。この方法によれば、破断面におけるチッ
ピングやクラックの発生は少なく、破断面近傍の残留歪
みもほとんどない。
劈開性を利用するものであり、例えば、特開平4−16
4350号に公開されている。すなわち、分割したい位
置にある半導体基板表面の端部に、複数のスクライブ痕
を例えばポイントスクライバによって付け、このスクラ
イブ痕の裏面を例えばエッジにより突上げて、スクライ
ブ痕に端を発する劈開面に沿って、半導体基板を分割す
る方法である。この方法によれば、破断面におけるチッ
ピングやクラックの発生は少なく、破断面近傍の残留歪
みもほとんどない。
【0006】しかし、この方法により分割出来る位置は
劈開面に沿った位置に限定されること、及び劈開により
破断出来る長さもせいぜい10数mmであり、この方法
の適用出来る半導体基板の大きさ形状には制限がある。
同時に、劈開面に沿って分割するため、精度の良い分割
をするためには、半導体素子を形成する際のパタ−ンニ
ングの位置決めを正確に行う必要がある。
劈開面に沿った位置に限定されること、及び劈開により
破断出来る長さもせいぜい10数mmであり、この方法
の適用出来る半導体基板の大きさ形状には制限がある。
同時に、劈開面に沿って分割するため、精度の良い分割
をするためには、半導体素子を形成する際のパタ−ンニ
ングの位置決めを正確に行う必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体基板
上に形成される複数の半導体素子の特性を全て均一にす
ることは非常に困難である。種々の原因により、いくら
かの特性不良品が発生するし、特性良品の素子において
も、特性は、分布を持つ。
上に形成される複数の半導体素子の特性を全て均一にす
ることは非常に困難である。種々の原因により、いくら
かの特性不良品が発生するし、特性良品の素子において
も、特性は、分布を持つ。
【0008】このため、例えば、LED素子アレ−から
構成されるスキャナ−用ヘッドを製造する場合、所定の
ピッチを持って配置された複数のLED素子から構成さ
れるLED素子アレ−の形成されている半導体基板を一
旦個々のLED素子に分割し、特性の合わないLED素
子を取り除き、次に取り除かれたLED素子の有った場
所に、残されたLED素子と特性の揃ったLED素子を
配置し、LED素子アレ−を構成し配線組立後、スキャ
ナ−用ヘッドにする。
構成されるスキャナ−用ヘッドを製造する場合、所定の
ピッチを持って配置された複数のLED素子から構成さ
れるLED素子アレ−の形成されている半導体基板を一
旦個々のLED素子に分割し、特性の合わないLED素
子を取り除き、次に取り除かれたLED素子の有った場
所に、残されたLED素子と特性の揃ったLED素子を
配置し、LED素子アレ−を構成し配線組立後、スキャ
ナ−用ヘッドにする。
【0009】しかし、分解能の優れたヘッドを得るには
LED素子アレ−の配列ピッチを小さくする必要がある
が、上述のフルダイス法のような、従来の半導体の分割
方法では、分割に必要な幅は約60μmでありミクロン
オ−ダ−の精密な分割が不可能であるので、分解能の優
れたヘッドを得ることは出来なかった。
LED素子アレ−の配列ピッチを小さくする必要がある
が、上述のフルダイス法のような、従来の半導体の分割
方法では、分割に必要な幅は約60μmでありミクロン
オ−ダ−の精密な分割が不可能であるので、分解能の優
れたヘッドを得ることは出来なかった。
【0010】このため、通常はLEDアレ−の形成され
る半導体基板の結晶の劈開性を利用する半導体基板の分
割方法を用いる。この方法によれば、分割面にチッピン
グやクラックが発生することは少なく、又分割面近傍に
加工歪みを残す事も少ないため分割面の近傍まで特性の
優れたLED素子を形成することができる。この分割方
法では、通常スクライブ痕は、ピンポイントスクライバ
によって付けられる。スクライブツ−ルに印加される荷
重は、約5gから20gの範囲である。この条件下で得
られるスクライブ痕幅は、10μm以上になる。そのた
め、半導体素子に影響を与えない箇所に、スクライブ痕
が付けられる。しかしながら、半導体基板の端部に付け
た複数のスクライブ痕を起点に劈開を起こしても、きれ
いに分割できる長さは、せいぜい10数mm程度であ
り、しかも、劈開の起こる場所のばらつきのため、分割
に必要な幅は約10μm程度であり、しかも、必ずし
も、常にきれいに劈開が起こるわけではなく、分割の歩
留まりは良くなかった。
る半導体基板の結晶の劈開性を利用する半導体基板の分
割方法を用いる。この方法によれば、分割面にチッピン
グやクラックが発生することは少なく、又分割面近傍に
加工歪みを残す事も少ないため分割面の近傍まで特性の
優れたLED素子を形成することができる。この分割方
法では、通常スクライブ痕は、ピンポイントスクライバ
によって付けられる。スクライブツ−ルに印加される荷
重は、約5gから20gの範囲である。この条件下で得
られるスクライブ痕幅は、10μm以上になる。そのた
め、半導体素子に影響を与えない箇所に、スクライブ痕
が付けられる。しかしながら、半導体基板の端部に付け
た複数のスクライブ痕を起点に劈開を起こしても、きれ
いに分割できる長さは、せいぜい10数mm程度であ
り、しかも、劈開の起こる場所のばらつきのため、分割
に必要な幅は約10μm程度であり、しかも、必ずし
も、常にきれいに劈開が起こるわけではなく、分割の歩
留まりは良くなかった。
【0011】又、LED素子を半導体基板上に形成する
とき、パタ−ンニングによってLED素子の配置を決定
するが、半導体基板結晶の劈開面に対して正確に配置し
なければならない。半導体基板の結晶方位は、ファセッ
トの結晶方位が既知であるので、これを基準に必要な方
位を選択出来る。しかし、ファセットの結晶方位は誤差
を含む。同様に、マスクアナライザによるパタ−ンニン
グも誤差を含む。以上の理由により、半導体基板の劈開
性を利用する半導体基板の分割方法において、分割に必
要な分割幅は、10μm以下にすることは出来なかっ
た。
とき、パタ−ンニングによってLED素子の配置を決定
するが、半導体基板結晶の劈開面に対して正確に配置し
なければならない。半導体基板の結晶方位は、ファセッ
トの結晶方位が既知であるので、これを基準に必要な方
位を選択出来る。しかし、ファセットの結晶方位は誤差
を含む。同様に、マスクアナライザによるパタ−ンニン
グも誤差を含む。以上の理由により、半導体基板の劈開
性を利用する半導体基板の分割方法において、分割に必
要な分割幅は、10μm以下にすることは出来なかっ
た。
【0012】そこで、本発明は、半導体基板を分割する
時、分割に必要な幅をスクライブ痕幅程度に出来るよう
にし、それにより分割方向を半導体基板の結晶方位に依
存せず、分割面にチッピングやクラックの発生の少ない
且つ分割面近傍に加工歪の少ない半導体基板の分割方法
を提供する事を目的とする。
時、分割に必要な幅をスクライブ痕幅程度に出来るよう
にし、それにより分割方向を半導体基板の結晶方位に依
存せず、分割面にチッピングやクラックの発生の少ない
且つ分割面近傍に加工歪の少ない半導体基板の分割方法
を提供する事を目的とする。
【0113】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体基板の分
割方法は、半導体素子を複数個形成した表面を有する半
導体基板において、この半導体素子とこの半導体素子に
隣接する分割されるべき半導体素子との間にあり、この
半導体基板の表面上の領域を二分する、この半導体基板
の表面に垂直な平面を、溝内に含み、この半導体基板の
所定の厚さに応じた所定の深さを持つ連続するハ−フダ
イス溝を、この半導体基板の一端より他端まで、この半
導体基板の裏面に付け、前記半導体素子とこの半導体素
子に隣接する分割されるべき半導体素子との間にあるこ
の半導体基板の表面上の領域を二分する、所定の幅を持
つ直線状の連続するスクライブ痕を、この半導体基板の
一端から他端まで、この半導体基板の表面に付け、この
半導体基板に垂直な力をこのハ−フダイス溝の全長また
は一部に加えることにより、上述の目的を達成するもの
である。
割方法は、半導体素子を複数個形成した表面を有する半
導体基板において、この半導体素子とこの半導体素子に
隣接する分割されるべき半導体素子との間にあり、この
半導体基板の表面上の領域を二分する、この半導体基板
の表面に垂直な平面を、溝内に含み、この半導体基板の
所定の厚さに応じた所定の深さを持つ連続するハ−フダ
イス溝を、この半導体基板の一端より他端まで、この半
導体基板の裏面に付け、前記半導体素子とこの半導体素
子に隣接する分割されるべき半導体素子との間にあるこ
の半導体基板の表面上の領域を二分する、所定の幅を持
つ直線状の連続するスクライブ痕を、この半導体基板の
一端から他端まで、この半導体基板の表面に付け、この
半導体基板に垂直な力をこのハ−フダイス溝の全長また
は一部に加えることにより、上述の目的を達成するもの
である。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。図1は、本発明の半導体基板の分割方法の
一実施例を説明するための半導体素子アレ−の部分拡大
斜視図である。この図1は、図2にて前述の半導体基板
1の一部分を示すものである。図1において、1は、半
導体基板を示す。2は、ハ−フダイス溝を示す。3は、
スクライブ痕を示す。4は、半導体基板上に形成された
LED素子を示す。5は、半導体基板上に形成されたL
ED素子アレ−を示す。
を説明する。図1は、本発明の半導体基板の分割方法の
一実施例を説明するための半導体素子アレ−の部分拡大
斜視図である。この図1は、図2にて前述の半導体基板
1の一部分を示すものである。図1において、1は、半
導体基板を示す。2は、ハ−フダイス溝を示す。3は、
スクライブ痕を示す。4は、半導体基板上に形成された
LED素子を示す。5は、半導体基板上に形成されたL
ED素子アレ−を示す。
【0015】<第1実施例>半導体基板1はGaAlA
s/GaAsより構成されている。この半導体基板1の
厚さは300μmである。LED素子アレ−5の間隔
は、100μmである。初めに、それぞれのLED素子
アレ−5を、前述の図2に示すLED素子アレ−の分割
線6に沿って、フルダイスによって分離した。LED素
子アレ−5内の複数のLED素子4は、12μm×12
μmの形状を持ち、ピッチ16μmで配置されている。
すなわち、LED素子4間の間隔は4μmである。パタ
−ンニングの際には、結晶面内方位には、格別の注意を
払わなかった。このLED素子4間のLED素子4を分
離している領域の中央部を、本発明による半導体基板の
分割方法により分割した。
s/GaAsより構成されている。この半導体基板1の
厚さは300μmである。LED素子アレ−5の間隔
は、100μmである。初めに、それぞれのLED素子
アレ−5を、前述の図2に示すLED素子アレ−の分割
線6に沿って、フルダイスによって分離した。LED素
子アレ−5内の複数のLED素子4は、12μm×12
μmの形状を持ち、ピッチ16μmで配置されている。
すなわち、LED素子4間の間隔は4μmである。パタ
−ンニングの際には、結晶面内方位には、格別の注意を
払わなかった。このLED素子4間のLED素子4を分
離している領域の中央部を、本発明による半導体基板の
分割方法により分割した。
【0016】まず、この半導体基板1の裏面の、LED
素子4間のLED素子4を分離している領域の中央線の
位置に、溝幅120μm溝深さ100μmの連続するハ
−フダイス溝2を、ブレ−ド厚100μmのダイサ−を
用いて付けた。さらに、半導体基板1の表面の、LED
素子4間のLED素子4を分離している領域の中央線の
位置に、ピンポイントスクライバを用いて、連続するス
クライブ痕3を付けた。スクライブ痕3幅を小さくする
ために、市販のピンポイントスクライバを改良してツ−
ル荷重を小さく出来るようにした。この小さいツ−ル荷
重条件で付けられたスクライバ痕2の幅は0.8μmで
あり、深さは0.4μmであった。
素子4間のLED素子4を分離している領域の中央線の
位置に、溝幅120μm溝深さ100μmの連続するハ
−フダイス溝2を、ブレ−ド厚100μmのダイサ−を
用いて付けた。さらに、半導体基板1の表面の、LED
素子4間のLED素子4を分離している領域の中央線の
位置に、ピンポイントスクライバを用いて、連続するス
クライブ痕3を付けた。スクライブ痕3幅を小さくする
ために、市販のピンポイントスクライバを改良してツ−
ル荷重を小さく出来るようにした。この小さいツ−ル荷
重条件で付けられたスクライバ痕2の幅は0.8μmで
あり、深さは0.4μmであった。
【0017】次に、この半導体基板1の表面を上にし
て、半導体基板1をクリ−バにセットした。クリ−バの
エッヂの面方向とスクライバ痕2の進行方向とを一致さ
せて、エッヂを突き上げた。この結果、スクライバ痕2
の位置で半導体基板1は分割された。分割面には、大き
なチッピングは無く、あるのは1μm以下のチッピング
であった。クラックはなかった。分割面近傍の加工歪み
については、LED素子4の特性を測定した結果、無い
事が分かった。分割幅は、分割して得られた2個のLE
D素子4を、16μmピッチで再配列した結果、約2μ
mと評価出来た。
て、半導体基板1をクリ−バにセットした。クリ−バの
エッヂの面方向とスクライバ痕2の進行方向とを一致さ
せて、エッヂを突き上げた。この結果、スクライバ痕2
の位置で半導体基板1は分割された。分割面には、大き
なチッピングは無く、あるのは1μm以下のチッピング
であった。クラックはなかった。分割面近傍の加工歪み
については、LED素子4の特性を測定した結果、無い
事が分かった。分割幅は、分割して得られた2個のLE
D素子4を、16μmピッチで再配列した結果、約2μ
mと評価出来た。
【0018】なお、上述の本発明の実施例1では、半導
体基板の厚さが300μmの時、ハ−フダイス溝の深さ
を100μmとした場合の結果について述べたが、半導
体基板の厚さが200μm以下の場合には、ハ−フダイ
ス溝が無くても、分割に必要な幅はスクライブ痕の幅程
度で、分割できる。
体基板の厚さが300μmの時、ハ−フダイス溝の深さ
を100μmとした場合の結果について述べたが、半導
体基板の厚さが200μm以下の場合には、ハ−フダイ
ス溝が無くても、分割に必要な幅はスクライブ痕の幅程
度で、分割できる。
【0019】<第2実施例>図1及び図2に示す半導体
基板1はGaAsP/GaAsより構成されている。こ
の半導体基板1の厚さは300μmである。LED素子
アレ−5の間隔は、8125μmである。初めに、それ
ぞれのLED素子アレ−5を、前述の図2に示すLED
素子アレ−の分割線6に沿って、フルダイスによって分
離した。LED素子アレ−5内の複数のLED素子4
は、12μm×12μmの形状を持ち、ピッチ16μm
で配置されている。すなわち、LED素子4間の間隔は
4μmである。パタ−ンニングの際には、結晶面内方位
には、格別の注意を払わなかった。このLED素子4間
のLED素子4を分離している領域の中央部を、本発明
による半導体基板の分割方法により分割した。
基板1はGaAsP/GaAsより構成されている。こ
の半導体基板1の厚さは300μmである。LED素子
アレ−5の間隔は、8125μmである。初めに、それ
ぞれのLED素子アレ−5を、前述の図2に示すLED
素子アレ−の分割線6に沿って、フルダイスによって分
離した。LED素子アレ−5内の複数のLED素子4
は、12μm×12μmの形状を持ち、ピッチ16μm
で配置されている。すなわち、LED素子4間の間隔は
4μmである。パタ−ンニングの際には、結晶面内方位
には、格別の注意を払わなかった。このLED素子4間
のLED素子4を分離している領域の中央部を、本発明
による半導体基板の分割方法により分割した。
【0020】図3は、本発明の半導体基板の分割方法の
第2実施例を説明するための半導体基板の部分拡大断面
図である。図3において、2aは第1ハ−フダイス溝
を、2bは第2ハ−フダイス溝を、2cは、V型ハ−フ
ダイス溝をそれぞれ示す。まず、この半導体基板1の裏
面の、LED素子4間のLED素子4を分離している領
域の中央線の位置に、溝幅60μm溝深さ100μmの
連続する第1ハ−フダイス溝2aを、ブレ−ド厚40μ
mのダイサ−を用いて付けた(図3(a))。次に、こ
の第1ハ−フダイス溝2aのほば中央の位置に、溝幅4
0μm溝深さ50μmの連続する第2ハ−フダイス溝2
bを、ブレ−ド厚25μmのダイサ−を用いて付けた
(図3(b))。
第2実施例を説明するための半導体基板の部分拡大断面
図である。図3において、2aは第1ハ−フダイス溝
を、2bは第2ハ−フダイス溝を、2cは、V型ハ−フ
ダイス溝をそれぞれ示す。まず、この半導体基板1の裏
面の、LED素子4間のLED素子4を分離している領
域の中央線の位置に、溝幅60μm溝深さ100μmの
連続する第1ハ−フダイス溝2aを、ブレ−ド厚40μ
mのダイサ−を用いて付けた(図3(a))。次に、こ
の第1ハ−フダイス溝2aのほば中央の位置に、溝幅4
0μm溝深さ50μmの連続する第2ハ−フダイス溝2
bを、ブレ−ド厚25μmのダイサ−を用いて付けた
(図3(b))。
【0021】さらに、半導体基板1の表面の、LED素
子4間のLED素子4を分離している領域の中央線の位
置に、ピンポイントスクライバを用いて、連続するスク
ライブ痕3を付けた。スクライブ痕3幅を小さくするた
めに、市販のピンポイントスクライバを改良してツ−ル
荷重を小さく出来るようにした。この小さいツ−ル荷重
条件で付けられたスクライバ痕2の幅は0.8μmであ
り、深さは0.4μmであった。
子4間のLED素子4を分離している領域の中央線の位
置に、ピンポイントスクライバを用いて、連続するスク
ライブ痕3を付けた。スクライブ痕3幅を小さくするた
めに、市販のピンポイントスクライバを改良してツ−ル
荷重を小さく出来るようにした。この小さいツ−ル荷重
条件で付けられたスクライバ痕2の幅は0.8μmであ
り、深さは0.4μmであった。
【0022】次に、この半導体基板1の表面を上にし
て、半導体基板1をクリ−バにセットした。クリ−バの
エッヂの面方向とスクライバ痕2の進行方向とを一致さ
せて、エッヂを突き上げた。この結果、スクライバ痕2
の位置で半導体基板1は分割された。分割面には、大き
なチッピングは無く、あるのは1μm以下のチッピング
であった。クラックはなかった。分割面近傍の加工歪み
については、LED素子4の特性を測定した結果、無い
事が分かった。分割幅は、分割して得られた2個のLE
D素子4を、16μmピッチで再配列した結果、約2μ
mと評価出来た。
て、半導体基板1をクリ−バにセットした。クリ−バの
エッヂの面方向とスクライバ痕2の進行方向とを一致さ
せて、エッヂを突き上げた。この結果、スクライバ痕2
の位置で半導体基板1は分割された。分割面には、大き
なチッピングは無く、あるのは1μm以下のチッピング
であった。クラックはなかった。分割面近傍の加工歪み
については、LED素子4の特性を測定した結果、無い
事が分かった。分割幅は、分割して得られた2個のLE
D素子4を、16μmピッチで再配列した結果、約2μ
mと評価出来た。
【0023】なお、上述の本発明の第2実施例では、ハ
−フダイス溝を第1ハ−フダイス溝と第2ハ−フダイス
溝の2段溝とした結果について説明したが、図3(c)
に示す先端角が60〜90°であるV型ハ−フダイス溝
を形成しても、良好な分割結果を得る事が出来る。ま
た、半導体基板の厚さが300μmの時、ハ−フダイス
溝の深さを100μmとした場合の結果について述べた
が、ハ−フダイス溝の深さは、半導体基板の厚さの30
〜55%の範囲であれば、分割の際のチッピングは無
く、あるのは1μm以下のチッピングであり、クラック
はなかった。
−フダイス溝を第1ハ−フダイス溝と第2ハ−フダイス
溝の2段溝とした結果について説明したが、図3(c)
に示す先端角が60〜90°であるV型ハ−フダイス溝
を形成しても、良好な分割結果を得る事が出来る。ま
た、半導体基板の厚さが300μmの時、ハ−フダイス
溝の深さを100μmとした場合の結果について述べた
が、ハ−フダイス溝の深さは、半導体基板の厚さの30
〜55%の範囲であれば、分割の際のチッピングは無
く、あるのは1μm以下のチッピングであり、クラック
はなかった。
【0024】<第3実施例>図1及び図2に示す半導体
基板1はGaAlAs/GaAsより構成されている。
この半導体基板1の厚さは300μmである。LED素
子アレ−5の間隔は、100μmである。初めに、それ
ぞれのLED素子アレ−5を、前述の図2に示すLED
素子アレ−の分割線6に沿って、フルダイスによって分
離した。LED素子アレ−5内の複数のLED素子4
は、12μm×12μmの形状を持ち、ピッチ16μm
で配置されている。すなわち、LED素子4間の間隔は
4μmである。パタ−ンニングの際には、結晶面内方位
には、格別の注意を払わなかった。このLED素子4間
のLED素子4を分離している領域の中央部を、本発明
による半導体基板の分割方法により分割した。
基板1はGaAlAs/GaAsより構成されている。
この半導体基板1の厚さは300μmである。LED素
子アレ−5の間隔は、100μmである。初めに、それ
ぞれのLED素子アレ−5を、前述の図2に示すLED
素子アレ−の分割線6に沿って、フルダイスによって分
離した。LED素子アレ−5内の複数のLED素子4
は、12μm×12μmの形状を持ち、ピッチ16μm
で配置されている。すなわち、LED素子4間の間隔は
4μmである。パタ−ンニングの際には、結晶面内方位
には、格別の注意を払わなかった。このLED素子4間
のLED素子4を分離している領域の中央部を、本発明
による半導体基板の分割方法により分割した。
【0025】まず、半導体基板1の表面の、LED素子
4間のLED素子4を分離している領域の中央線の位置
に、ピンポイントスクライバを用いて、連続するスクラ
イブ痕3を付けた。スクライブ痕3幅を小さくするため
に、市販のピンポイントスクライバを改良してツ−ル荷
重を小さく出来るようにした。この小さいツ−ル荷重条
件で付けられたスクライバ痕2の幅は0.8μmであ
り、深さは0.4μmであった。さらに、この半導体基
板1の裏面の、LED素子4間のLED素子4を分離し
ている領域の中央線の位置に、溝幅120μm溝深さ1
00μmの連続するハ−フダイス溝2を、ブレ−ド厚1
00μmのダイサ−を用いて付けた。
4間のLED素子4を分離している領域の中央線の位置
に、ピンポイントスクライバを用いて、連続するスクラ
イブ痕3を付けた。スクライブ痕3幅を小さくするため
に、市販のピンポイントスクライバを改良してツ−ル荷
重を小さく出来るようにした。この小さいツ−ル荷重条
件で付けられたスクライバ痕2の幅は0.8μmであ
り、深さは0.4μmであった。さらに、この半導体基
板1の裏面の、LED素子4間のLED素子4を分離し
ている領域の中央線の位置に、溝幅120μm溝深さ1
00μmの連続するハ−フダイス溝2を、ブレ−ド厚1
00μmのダイサ−を用いて付けた。
【0026】次に、この半導体基板1の表面を上にし
て、半導体基板1をクリ−バにセットした。クリ−バの
エッヂの面方向とスクライバ痕2の進行方向とを一致さ
せて、エッヂを突き上げた。この結果、スクライバ痕2
の位置で半導体基板1は分割された。分割面には、大き
なチッピングは無く、あるのは1μm以下のチッピング
であった。クラックはなかった。分割面近傍の加工歪み
については、LED素子4の特性を測定した結果、無い
事が分かった。分割幅は、分割して得られた2個のLE
D素子4を、16μmピッチで再配列した結果、約2μ
mと評価出来た。
て、半導体基板1をクリ−バにセットした。クリ−バの
エッヂの面方向とスクライバ痕2の進行方向とを一致さ
せて、エッヂを突き上げた。この結果、スクライバ痕2
の位置で半導体基板1は分割された。分割面には、大き
なチッピングは無く、あるのは1μm以下のチッピング
であった。クラックはなかった。分割面近傍の加工歪み
については、LED素子4の特性を測定した結果、無い
事が分かった。分割幅は、分割して得られた2個のLE
D素子4を、16μmピッチで再配列した結果、約2μ
mと評価出来た。
【0027】なお、上述の本発明の実施例では、半導体
基板の厚さが300μmの時、ハ−フダイス溝の深さを
100μmとした場合の結果について述べたが、半導体
基板の厚さが200μm以下の場合には、ハ−フダイス
溝が無くても、分割に必要な幅はスクライブ痕の幅程度
で、分割できる。
基板の厚さが300μmの時、ハ−フダイス溝の深さを
100μmとした場合の結果について述べたが、半導体
基板の厚さが200μm以下の場合には、ハ−フダイス
溝が無くても、分割に必要な幅はスクライブ痕の幅程度
で、分割できる。
【0028】以上、上述の本発明の各実施例では、LE
D素子アレ−内のLED素子を分割した場合の結果につ
いて述べたが、半導体基板から、各LED素子アレ−を
分離する場合のように、半導体基板全面にわたって分割
する場合にも、分割に必要な幅はスクライブ痕の幅程度
で、分割できる。そして、スクライブ痕を付けた後ハ−
フダイス溝をつけても、逆に、ハ−フダイス溝を付けた
後にスクライブ痕を付けても、同様に、分割に必要な幅
はスクライブ痕の幅程度で、分割できる。また、一般
に、基板分割は、順メサ方向と逆メサ方向では、分割の
難易度が異なる(基板材料の種類により、いずれかの方
向が困難方向になる)が、本発明の分割方法によれば、
これらの方向に関係なく、分割に必要な幅はスクライブ
痕の幅程度で、分割する事ができる。
D素子アレ−内のLED素子を分割した場合の結果につ
いて述べたが、半導体基板から、各LED素子アレ−を
分離する場合のように、半導体基板全面にわたって分割
する場合にも、分割に必要な幅はスクライブ痕の幅程度
で、分割できる。そして、スクライブ痕を付けた後ハ−
フダイス溝をつけても、逆に、ハ−フダイス溝を付けた
後にスクライブ痕を付けても、同様に、分割に必要な幅
はスクライブ痕の幅程度で、分割できる。また、一般
に、基板分割は、順メサ方向と逆メサ方向では、分割の
難易度が異なる(基板材料の種類により、いずれかの方
向が困難方向になる)が、本発明の分割方法によれば、
これらの方向に関係なく、分割に必要な幅はスクライブ
痕の幅程度で、分割する事ができる。
【0029】さらに、上述の本発明の実施例では、LE
D素子アレ−を分割して,LED素子に分離したが、こ
のときの分割幅は2μmであることを示した。従って本
発明の半導体基板の分割方法によれば、LED素子アレ
−又はフォトダイオ−ド素子アレ−に於いて、特性の不
良な素子を分離して、その部分に特性の良好な素子を再
配置することにより、高密度に配列されたしかも特性の
揃ったLED素子アレ−又はフォトダイオ−ド素子アレ
−を得る事ができる。
D素子アレ−を分割して,LED素子に分離したが、こ
のときの分割幅は2μmであることを示した。従って本
発明の半導体基板の分割方法によれば、LED素子アレ
−又はフォトダイオ−ド素子アレ−に於いて、特性の不
良な素子を分離して、その部分に特性の良好な素子を再
配置することにより、高密度に配列されたしかも特性の
揃ったLED素子アレ−又はフォトダイオ−ド素子アレ
−を得る事ができる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体基
板の分割方法は、半導体素子を複数個形成した表面を有
する半導体基板において、この半導体素子とこの半導体
素子に隣接する分割されるべき半導体素子との間にあ
り、この半導体基板の表面上の領域を二分する、この半
導体基板の表面に垂直な平面を、溝内に含み、この半導
体基板の所定の厚さに応じた所定の深さを持つ連続する
ハ−フダイス溝を、この半導体基板の一端より他端ま
で、この半導体基板の裏面に付け、前記半導体素子とこ
の半導体素子に隣接する分割されるべき半導体素子との
間にあるこの半導体基板の表面上の領域を二分する、所
定の幅を持つ直線状の連続するスクライブ痕を、この半
導体基板の一端から他端まで、この半導体基板の表面に
付け、この半導体基板に垂直な力をこのハ−フダイス溝
の全長または一部に加えることにより、前記半導体基板
を分割する時、分割に必要な幅をスクライブ痕幅程度に
出来、それにより分割方向を前記半導体基板の結晶方位
に依存せず、分割面にチッピングやヘアクラックの発生
の少ない且つ分割面近傍に加工歪の少ない半導体基板の
分割方法を提供する事が出来る。
板の分割方法は、半導体素子を複数個形成した表面を有
する半導体基板において、この半導体素子とこの半導体
素子に隣接する分割されるべき半導体素子との間にあ
り、この半導体基板の表面上の領域を二分する、この半
導体基板の表面に垂直な平面を、溝内に含み、この半導
体基板の所定の厚さに応じた所定の深さを持つ連続する
ハ−フダイス溝を、この半導体基板の一端より他端ま
で、この半導体基板の裏面に付け、前記半導体素子とこ
の半導体素子に隣接する分割されるべき半導体素子との
間にあるこの半導体基板の表面上の領域を二分する、所
定の幅を持つ直線状の連続するスクライブ痕を、この半
導体基板の一端から他端まで、この半導体基板の表面に
付け、この半導体基板に垂直な力をこのハ−フダイス溝
の全長または一部に加えることにより、前記半導体基板
を分割する時、分割に必要な幅をスクライブ痕幅程度に
出来、それにより分割方向を前記半導体基板の結晶方位
に依存せず、分割面にチッピングやヘアクラックの発生
の少ない且つ分割面近傍に加工歪の少ない半導体基板の
分割方法を提供する事が出来る。
【図1】本発明の半導体基板の分割方法の一実施例を説
明するための半導体素子アレ−の部分拡大斜視図であ
る。
明するための半導体素子アレ−の部分拡大斜視図であ
る。
【図2】本発明の半導体基板の分割方法の一実施例を説
明するための半導体基板の上面図である。
明するための半導体基板の上面図である。
【図3】本発明の半導体基板の分割方法の第2実施例を
説明するための半導体基板の部分拡大断面図である。
説明するための半導体基板の部分拡大断面図である。
1 半導体基板 2 ハ−フダイス溝 2a 第1ハ−フダイス溝 2b 第2ハ−フダイス溝 2c V型ハ−フダイス溝 3 スクライブ痕 4 LED素子 5 LED素子アレ− 6 LED素子アレ−の分割線
Claims (2)
- 【請求項1】半導体素子を複数個形成した表面を有する
半導体基板において、この半導体素子とこの半導体素子
に隣接する分割されるべき半導体素子との間にあり、こ
の半導体基板の表面上の領域を二分する、この半導体基
板の表面に垂直な平面を、溝内に含み、この半導体基板
の所定の厚さに応じた所定の深さを持つ連続するハ−フ
ダイス溝を、この半導体基板の一端より他端まで、この
半導体基板の裏面に付け、前記半導体素子とこの半導体
素子に隣接する分割されるべき半導体素子との間にある
この半導体基板の表面上の領域を二分する、所定の幅を
持つ直線状の連続するスクライブ痕を、この半導体基板
の一端から他端まで、この半導体基板の表面に付け、こ
の半導体基板に垂直な力をこのハ−フダイス溝の全長ま
たは一部に加えることを特徴とする半導体基板の分割方
法。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体基板の分割方法によ
り、半導体基板上に形成された複数の半導体素子から構
成された半導体素子アレ−を個々の半導体素子に分離し
た後、この個々の半導体素子を前記半導体素子アレ−と
同じピッチに再配列することにより新たな半導体素子ア
レ−を得る事を特徴とする半導体素子アレ−の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29271393A JPH06204336A (ja) | 1992-10-28 | 1993-10-28 | 半導体基板の分割方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31275892 | 1992-10-28 | ||
JP4-312758 | 1992-10-28 | ||
JP29271393A JPH06204336A (ja) | 1992-10-28 | 1993-10-28 | 半導体基板の分割方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06204336A true JPH06204336A (ja) | 1994-07-22 |
Family
ID=26559104
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29271393A Pending JPH06204336A (ja) | 1992-10-28 | 1993-10-28 | 半導体基板の分割方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06204336A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001319899A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体ウエーハの分割方法 |
JP2001319897A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体ウエーハの分割方法 |
WO2005011005A1 (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-03 | Hamamatsu Photonics K.K. | 裏面入射型光検出素子及びその製造方法 |
JP2008028144A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | 窒化ガリウム系半導体発光素子の製造方法 |
JP2009177160A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-08-06 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | 半導体装置及び半導体装置の作製方法 |
JP2010239005A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kinki Univ | 裏面照射型撮像素子の製造方法、その製造方法により製造された裏面照射型撮像素子及びそれを備えた撮像装置 |
WO2024009591A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | ローム株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP29271393A patent/JPH06204336A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4590064B2 (ja) * | 2000-05-11 | 2010-12-01 | 株式会社ディスコ | 半導体ウエーハの分割方法 |
JP2001319897A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体ウエーハの分割方法 |
JP2001319899A (ja) * | 2000-05-11 | 2001-11-16 | Disco Abrasive Syst Ltd | 半導体ウエーハの分割方法 |
WO2005011005A1 (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-03 | Hamamatsu Photonics K.K. | 裏面入射型光検出素子及びその製造方法 |
JP2005051080A (ja) * | 2003-07-29 | 2005-02-24 | Hamamatsu Photonics Kk | 裏面入射型光検出素子及びその製造方法 |
US7560790B2 (en) | 2003-07-29 | 2009-07-14 | Hamamatsu Photonics K.K. | Backside-illuminated photodetector |
EP2141749A1 (en) * | 2003-07-29 | 2010-01-06 | Hamamatsu Photonics K.K. | Back-illuminated photodetector and method for manufacturing the same |
JP4499386B2 (ja) * | 2003-07-29 | 2010-07-07 | 浜松ホトニクス株式会社 | 裏面入射型光検出素子の製造方法 |
US7964898B2 (en) | 2003-07-29 | 2011-06-21 | Hamamatsu Photonics K.K. | Back illuminated photodetector |
JP2008028144A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | 窒化ガリウム系半導体発光素子の製造方法 |
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US8999818B2 (en) | 2007-12-28 | 2015-04-07 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Semiconductor device and method of manufacturing semiconductor device |
JP2010239005A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kinki Univ | 裏面照射型撮像素子の製造方法、その製造方法により製造された裏面照射型撮像素子及びそれを備えた撮像装置 |
WO2024009591A1 (ja) * | 2022-07-07 | 2024-01-11 | ローム株式会社 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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