JPH06195861A - データの記録及び再生方法 - Google Patents

データの記録及び再生方法

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JPH06195861A JP5231752A JP23175293A JPH06195861A JP H06195861 A JPH06195861 A JP H06195861A JP 5231752 A JP5231752 A JP 5231752A JP 23175293 A JP23175293 A JP 23175293A JP H06195861 A JPH06195861 A JP H06195861A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当該記録担体の記憶容量が従来技術より一層
有効に効率的に使い尽くされるように、圧縮されたデー
タの無損失の記録及び再生を行う方法を実現することが
本発明の目的である。 【構成】 当該データは記録前に圧縮器（Ｋ）により圧
縮される。再生前にデータは伸長器（Ｅ）により伸長さ
れて、もとのデータ信号をできるだけ損失なしで再生す
る。記録担体の（ＣＤ）の記憶容量をさらに高めるため
ＣＤの速度が圧縮度に依存して制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、記録担体上へのデータ
の記録及び記録担体からの無損失再生のための方法であ
って、記録側でデータの圧縮を可変の圧縮度で行い、再
生側で伸長を行うようにした方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】データ圧縮及びデータ伸長技術は例えば
伝送チャネルの容量又は記録担体の記憶容量を高めるた
めに情報通信技術上屡々利用される。例えば所謂ミニデ
ィスク（コンパクトディスクの発展状態である）上に圧
縮して記録される。
【０００３】データ圧縮の際、記憶されるべき又は伝送
さるべきデータは適当なアルゴリズムを用いて圧縮され
る。換言すれば、伝送チャネルの伝送容量ないし記録担
体記憶容量を高めるために、伝送さるべきないし記憶さ
れるべきデータ量は低減される。
【０００４】再生側ないし受信側にて伸長器は逆のアル
ゴリズムを用いて圧縮低減されたデータ量から元のデー
タを生成する。
【０００５】本発明の狙いとするところは伝送チャネル
の伝送容量又は記録担体の記憶容量を一層良好に活用し
得るために、データ損失を来すことなく、当該データ量
を可及的に大きな度合で低減することにある。
【０００６】データ記録の際、記録さるべきデータを、
中間メモリ中に読込むことが公知である。同様に、デー
タ再生の際データを、再生前に先ず中間メモリ中に読込
むことも公知である。中間メモリがオーバーフローする
と、データの記録の際にも再生の際にもデータ損失を来
す。そのようなデータ損失をわずかに抑えるために、デ
ータ記録に際して先ず、最重要ビットが、アルゴリズム
を用いて形成され、記憶され、その結果比較的に重要で
ないビット（これはもとのデータ信号の再生にはもはや
余り寄与しない）は最後に記憶されるか、又は中間メモ
リのオーバーフローの際は失われる。最後に述べた場合
にはデータの無損失の記録はもはや可能でない。
【０００７】同様にして、データの読出しの際は先ず、
最重要のビットが読出され、最後に読出されるのはもは
やもとのデータ信号の再生に重要な寄与をしないビット
である。ここにおいても、中間メモリのオーバーフロー
の際データ損失を来す、それというのも比較的に重要で
ないビットがオーバーフローにより失われるからであ
る。
【０００８】中間メモリのオーバーフローによるデータ
損失を回避するために、十分大きな記憶容量を有する中
間メモリが必要である。
【０００９】
【発明の目的】而して、本発明の目的ないし課題とする
ところは、当該記録担体の記憶容量が従来技術に比して
より一層有効に効率的に使い尽くされるように、圧縮さ
れたデータの無損失の記録及び再生を行う方法を提供す
ることにある。
【００１０】
【発明の構成】上記課題の解決のため本発明によれば当
該データ記録及び再生の際の記録担体の速度を当該圧縮
度に依存して制御するのである。
【００１１】次に図示の実施例を用いて本発明を説明す
る。
【００１２】
【実施例】図１に示す第１実施例を用いてデータ記録の
際の本発明の方法を説明する。
【００１３】デジタルデータ源として用いられるデータ
記録装置Ａはデジタル形式の記録さるべきデータを、所
定の時間パターンで圧縮器Ｋに供給し、該圧縮器は当該
データを所定のアルゴリズムに従って圧縮する。圧縮さ
れたデータは記録担体上に記録される。−記録担体の例
として図１中光磁気ディスクＣＤが示してあり、このＣ
ＤはモータＭにより回転される。当該データは光ビーム
Ｌを用いてディスクＣＤ上に記録され、当該光ビームは
記録−及び再生ヘッドＡＷ、（ＣＤの場合は一般にピッ
クアップと称される）により発生される。圧縮器Ｋの制
御出力側は制御器Ｒ１の入力側に接続されており、当該
制御器はモータＭの回転数を制御する。
【００１４】ＣＤプレーヤーの場合、データは一定のト
ラック速度で記録、再生される。従って、一定線速度(C
onstant-Linear-Velocity)略称してＣＬＶ、（これは一
定角速度(Constant Angular Velocity)、略称してＣＡ
Ｌと異なる)方式と称される。上記ＣＡＬ方式の場合は
データは一定の角速度で記録され再生される。既述のよ
うに、中間メモリがオーバーフローするとデータ損失を
来すおそれがある。
【００１５】本発明によれば、記録担体の速度を、圧縮
度に依存して制御する。高い圧縮度の場合はディスクの
速度は、記録及び再生の双方の場合において低減され、
一方、低い圧縮度の場合は高められる。高い圧縮度の場
合規格速度と異なって記録担体の速度を低減するという
手段により、記録担体の記憶容量が著しく高められる。
【００１６】制御器Ｒ１はディスクＣＤの回転数を、圧
縮器Ｋのそのつどの瞬時の圧縮度に依存して制御する。
例えば、ディスクＣＤの回転数を圧縮度に逆比例して制
御すると有利である。本発明の方法ではデータ損失を回
避する上で、中間メモリは必ずしも必要でない。
【００１７】図３に示すデータの記録の場合はデータ記
録装置Ａはデジタルデータを中間メモリＺ１に供給し該
中間メモリは中間記憶後圧縮のため圧縮器Ｋにデータを
伝送する。記録−及び再生ヘッドＡＷにより発生される
光ビームＬを用いて、圧縮されたデータが、ディスクＣ
Ｄ上に記録される。圧縮器Ｋの制御出力側は制御器Ｒ１
の入力側と接続されており、上記制御器Ｒ１は第２制御
器Ｒ２及び第３制御器Ｒ３と共に、ディスクＣＤを回転
させるモータＭの回転数を制御する。
【００１８】第２制御器Ｒ２は中間メモリＺ１の制御出
力側に接続されている。第１制御器Ｒ１は第１実施例に
おけるように圧縮器Ｋの圧縮度に依存してディスクの回
転数を制御する。制御器Ｒ２を含む重畳的に作用をする
第２制御回路は中間メモリＺ１の充填状態に依存してデ
ィスクＣＤの回転数を制御する。中間メモリＺ１が完全
（フル）に又はほぼ完全に充填された場合、中間メモリ
Ｚ１のオーバーフローを回避するためディスクＣＤの回
転数は高められる。これに反して当該中間メモリＺ１が
空き状態又は著しく空き状態の場合は当該中間メモリＺ
１をデータで充填すべく当該ディスクＣＤの回転数は低
められる。
【００１９】第３の制御器Ｒ３を用いては中間メモリＺ
１におけるデータ流入量ＤＺとデータ流出量ＤＡとの差
から当該ディスクＣＤの回転数を制御するための第３の
制御量が形成される。当該差ＤＺ−ＤＡが正の場合は当
該中間メモリＺ１のオーバーフローを回避するため、当
該ディスクＣＤの回転数が高められる。一方、当該差Ｄ
Ｚ−ＤＡが負の場合は当該中間メモリＺ１を再びデータ
で充填するために当該ディスクＣＤの回転数は低減され
る。
【００２０】ところで、３つの制御器Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３
のうち唯１つ、又は２つ、又はすべて３つを当該ディス
クＣＤの回転数の回転数制御のために設けることが可能
である。従って、全部で７つの組合せが可能である。
【００２１】図４にはデータ再生の場合に対する第２実
施例が示してある。
【００２２】当該データは記録及び再生ヘッドＡＷの光
ビームＬを用いて読出され、伸長器Ｅに供給され該伸長
器は当該データを中間メモリＺ２へ導びく、上記データ
は中間メモリＺ２からデータ再生装置Ｗ例えばスピーカ
に達する。
【００２３】制御器Ｒ１（これは伸長器Ｅの制御出力側
と接続されている）は圧縮度に依存してディスクＣＤの
回転数を制御する。高い圧縮度の場合規格回転数の回転
数が低減され、これに反しわずかな圧縮度の場合は再び
規格回転数へ高められる。
【００２４】第２制御器Ｒ２は中間メモリＺ２の充填度
状態に依存してディスクＣＤの回転数を制御する。高い
充填度の場合、中間メモリＺ２のオーバーフローを阻止
するため、回転数の低減を行わせ、一方、わずかな充填
度状態の場合は中間メモリの空き状態ないし非有効作動
状態を避けるために回転数が高められる。
【００２５】第３の制御器Ｒ３はデータ流入量ＤＺとデ
ータ流出量ＤＡとの差ＤＺ−ＤＡを評価する。再生装置
Ｗへ流出するよりも中間メモリＺ２中へ流れ込むデータ
のほうが多い場合（ＤＺ−ＤＡは正となる）、回転数が
低減される（中間メモリＺ２がオーバーフローしないよ
うにするために）。これに反し、記録−及び再生ヘッド
ＡＷから中間メモリＺ２が受取るデータの量のほうが、
データ再生装置へ送出するデータの量より小さい場合は
制御器Ｒ３は中間メモリＺ２を再びデータで充填するた
めに回転数を高める。データ再生の場合においても、た
んに１つ、２つ又は３つ全部の制御器を使用することが
可能である。いずれの組合せも可能である。
【００２６】本発明はディスク状の記録担体に限られる
ものではない。ＣＤプレーヤ、光磁気記録及び再生装置
（これらは記憶媒体としてディスクを用いる）のほか
に、テープ装置も本発明のために用いられる得る。シリ
ンダも記録担体として適する。
【００２７】データの種類は任意である。例えばＣＤプ
レーヤにおけるオーディオデータ、ビデオディスクプレ
ーヤのオーディオデータ及びビデオデータ又は電子的デ
ータ処理装置におけるデータであり得る。決定的である
のは運動する記録担体、例えば回転ディスク、又は線速
度で動くテープ上に記憶される、ないし記憶されている
データが圧縮されねばならないということである。
【００２８】
【発明の効果】本発明によれば、当該記録担体の記憶容
量が従来技術におけるように有効に効率的に使い尽くさ
れるように、圧縮されたデータの無損失の記録及び再生
を行う方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ディスク状記録担体へのデータの記録の場合の
本発明の第１実施例を示す概念図である。
【図２】ディスク状記録担体からのデータの再生の際の
第１実施例の概念図である。
【図３】板状記録担体へのデータのデータの記録の場合
の第２実施例の概念図である。
【図４】ディスク状記録担体からのデータの再生の際の
第２実施例の概念図である。
【符号の説明】
Ａ データ記録装置、 Ｋ 圧縮器、 ＣＤ 磁気ディ
スク、 ＡＷ 記録及び再生ヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインハルト ゲーリンガー ドイツ連邦共和国 ブルームベルク レン ゲシュトラーセ 40 (72)発明者 ハンス−ローベルト キューン ドイツ連邦共和国 ザンクト ゲオルゲン ハイドンヴェーク ９

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 記録担体（ＣＤ）上へのデータの記録及
    び記録担体（ＣＤ）からの無損失再生のための方法であ
    って、記録側でデータの圧縮を可変の圧縮度で行い、再
    生側で伸長を行うようにした方法において、当該データ
    記録及び再生の際の記録担体の速度を当該圧縮度に依存
    して、制御することを特徴とするデータの記録及び再生
    方法。
  2. 【請求項２】 高いデータ圧縮度の場合の当該記録担体
    （ＣＤ）の速度を低い圧縮度の場合におけるより小さく
    選定するようにした請求項１記載の方法。
  3. 【請求項３】 当該の記録さるべきデータを当該記録前
    に第１中間メモリ（Ｚ１）中に記憶し、当該記録担体
    (ＣＤ)より読出されたデータを当該再生前に第２中間メ
    モリ(Ｚ２)中に記憶するようにした請求項１又は２記載
    の方法。
  4. 【請求項４】 当該記録担体の速度を当該両中間メモリ
    （Ｚ１，Ｚ２）の充填状態に依存して、制御するように
    した請求項３記載の方法。
  5. 【請求項５】 当該データ記録の際は記録担体（ＣＤ）
    の速度を、上記第１の中間メモリ（Ｚ１）の高い充填状
    態の場合は高め、一方、低い充填度状態の場合は低め、
    さらに、当該データ再生の際は上記第２中間メモリ（Ｚ
    ２）の高い充填度状態の場合は記録担体（ＣＤ）の速度
    を低め、一方、低い充填度状態の場合は高めるようにし
    た請求項４記載の方法。
  6. 【請求項６】 記録担体（ＣＤ）の速度をデータ流入量
    （ＤＺ）とデータ流出量（ＤＡ）との差（ＤＺ−ＤＡ）
    に依存し制御するようにした請求項３，４又は５記載の
    方法。
  7. 【請求項７】 データ記録に際して、上記の第１の中間
    メモリ（Ｚ１）におけるデータ流入量（ＤＺ）がデータ
    流出量（ＤＡ）より大である場合は当該記録担体（Ｃ
    Ｄ）の速度を高め、一方、上記第１中間メモリ（Ｚ１）
    において当該データ流入量（ＤＺ）が当該データ流出量
    （ＤＡ）より小である場合は当該記録担体（ＣＤ）の速
    度を低減し、さらに、データ再生の際は第２中間メモリ
    （Ｚ２）にて当該データ流入量（ＤＺ）が当該データ流
    出量（ＤＡ）より大である場合当該記録担体の速度を高
    め、一方上記第２中間メモリ（Ｚ２）のデータ流入量
    （ＤＺ）が当該データ流出量（ＤＡ）より小である場合
    は当該回転数を低めるようにした請求項３，４，５又は
    ６記載の方法。
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