JPH06195583A - 警報システム - Google Patents

警報システム

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JPH06195583A
JPH06195583A JP4342892A JP34289292A JPH06195583A JP H06195583 A JPH06195583 A JP H06195583A JP 4342892 A JP4342892 A JP 4342892A JP 34289292 A JP34289292 A JP 34289292A JP H06195583 A JPH06195583 A JP H06195583A
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Hitoshi Fujiki
仁 藤木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】受信機のみですべての装置の監視制御を行い、
配線を簡素とし、回線の増設に容易に対応可能とする。 【構成】複数のサブ処理部2で複数の装置をまとめて管
轄する。メイン処理部1でサブ処理部2に対して監視デ
ータの受け渡し要求、あるいは各装置の制御指令を与
え、各サブ処理部2の管轄するすべての装置の監視制御
を行う。メイン処理部1からサブ処理部2に対して信号
を送信信号線を介して送信する。サブ処理部2からの返
信信号を返信信号線を介してメイン処理部1が受ける。
送受信の同期をとるためのクロック信号をクロック信号
線を介して伝送する。上記信号ラインL1 を介してメイ
ン処理部1と各サブ処理部2との間で時分割多重で信号
伝送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分散処理を行うサブ処
理部と、サブ処理部を集中監視するメイン処理部とを備
える警報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】警報システムの一種としては自動火災報
知システムがある。従来のこの種の自動火災報知システ
ムでは、感知器の火災感知状況を監視しておき、火災発
生時に地区音響を鳴動させて火災発報を行う。また、火
災を感知して警報を行う本来の自動火災報知機能の他
に、防火戸などの防排煙装置を連動動作させ、火災によ
る被害を少なくする防火機能を一体に備えるものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、監視制御を
行う装置が多くなると、1つの処理部で一括して各装置
の監視制御を行うことは難しい。また、1つの処理部だ
けであると、処理の遅れにより、火災発報の遅れなどの
甚大な問題を生じる恐れがある。そこで、例えば感知
器、地区音響、防排煙装置などを種別などに応じて集中
監視する中継器を別個に設け、この中継器を介して受信
機が火災監視及び火災発生時の対応のための指令を与え
るものがある。つまり、この種の自火報システムでは、
中継器で受信機の機能を分散処理させ、受信機の負担を
軽減し、迅速に処理を行えるようにしてある。
【0004】しかし、中継器を個別に設けると、受信機
の保守点検以外に中継器の保守点検も必要となり、また
施工も面倒であるという問題があった。そこで、従来の
中継器の機能部を受信機内部に組み込むことが考えられ
る。しかし、このようにすると、受信機内部の配線が複
雑になり、且つ回線の増設に容易に対応できないという
問題があった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、受信機のみですべての
装置の集中監視制御でき、内部配線が簡単で、回線の増
設に容易に対応できる警報システムを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、各種の異常状態を検知する複数の感知
装置、異常事態に対処する複数の異常対処装置、あるい
は異常状態の発生状況や発生箇所などを表示する複数の
表示装置などの監視制御を行う警報システムにおいて、
上記複数の装置をまとめて管轄する複数のサブ処理部
と、これらサブ処理部に対して監視データの受け渡し要
求、あるいは各装置の制御指令を与えて各サブ処理部が
管轄するすべての装置の監視制御を行うメイン処理部と
を受信機が備え、メイン処理部からサブ処理部に対して
信号を送信する送信信号線と、サブ処理部からの返信信
号を受ける返信信号線、及び送受信の同期をとるための
クロック信号を伝送するクロック信号線でサブ処理部と
メイン処理部とを接続し、クロック信号に同期してメイ
ン処理部と各サブ処理部との間で時分割多重で信号伝送
を行っている。
【0007】なお、回線構成などに自在に対応できる受
信機の内部構成とするために、特定の種別の装置を2つ
のサブ処理部で管轄させると共に、別の種別の装置を上
記2つのサブ処理部で管轄させ、メイン処理部で装置の
種別を特定して2つのサブ処理部を同時にアクセス可能
とし、上記サブ処理部が返信信号の前後半でメイン処理
部で特定された種別の装置に対する応答を行うようにし
てもよい。
【0008】
【作用】本発明は、上述のように複数の装置をまとめて
管轄する複数のサブ処理部と、これらサブ処理部に対し
て監視データの受け渡し要求、あるいは各装置の制御指
令を与えて各サブ処理部が管轄するすべての装置の監視
制御を行うメイン処理部とを受信機に設け、受信機のみ
ですべての装置の集中監視制御を可能とする。また、メ
イン処理部とサブ処理部との間で時分割多重で信号伝送
を行うことにより、メイン処理部とサブ処理部とを数本
の信号線で接続すると共に、バス形式で接続可能とし、
受信機内部の配線を簡素にし、また送り配線などにより
容易にサブ処理部の増設を可能とし、回線の増設に容易
に対応可能とする。
【0009】また、特定の種別の装置を2つのサブ処理
部で管轄させると共に、別の種別の装置を上記2つのサ
ブ処理部で管轄させ、メイン処理部で装置の種別を特定
して2つのサブ処理部を同時にアクセス可能とし、上記
サブ処理部が返信信号の前後半でメイン処理部で特定さ
れた種別の装置に対する応答を行うことにより、サブ処
理部で異種の種別の装置を管轄することを可能とし、回
線構成などに応じて受信機内のシステムを自在に構築す
ることを可能とする。
【0010】
【実施例】図1乃至図3に基づいて本発明の一実施例を
説明する。本実施例では警報システムの一種である自動
火災報知システム(以下、自火報システムと略称する)
に適用した場合について以下の説明を行う。本実施例の
自火報システムのシステム構成を図1に示す。本実施例
の自火報システムは、火災を感知する感知器、火災発生
時に火災信号を発報する発信機、及び火災発生時に鳴動
して火災発報を行う地区音響とからなるいわゆる自動火
災報知機能を果たす装置群イと、火災時に連動して作動
する防火戸などの防排煙装置の制御用端末群ロと、地区
音響を除くサイレンやブザーまたは非常放送設備などの
警報機器群ハと、消防署あるいは警備保障会社などの外
部機関に対して火災情報を通報する移信装置群ニなど
が、火災受信機Rに対して接続されている。
【0011】ここで、感知器及び発信機は複数感知器回
線を介して受信機Rに接続され、地区音響も複数の地区
音響回線を介し、また防排煙端末も防排煙端末回線を介
して受信機Rに接続されている。なお、感知器、発信機
及び地区音響からなる装置群イ及び防排煙端末群ロには
副受信機も含まれる。受信機Rは、感知器の火災感知状
況、発信機の火災発報状況を監視すると共に、地区音響
の鳴動を制御する複数のサブ処理部A1 〜Al と、防排
煙端末に対して制御指令を与えると共に、防排煙装置の
動作状況を監視する複数のサブ処理部B1 〜Bm と、警
報機器の動作制御を行う複数のサブ処理部C1 〜C
n と、移信装置の移信制御を行う複数のサブ処理部D1
〜Dp と、表示部3を構成する複数の表示器群の点灯制
御を行う複数のサブ処理部α1 〜αq を備える。
【0012】なお、上記サブ処理部A1 〜Al ,B1
m ,C1 〜Cn ,D1 〜Dp を一括して総称する場
合、サブ処理部21 と呼び、サブ処理部α1 〜αq を一
括してサブ処理部21 と呼び、さらに総てのサブ処理部
1 〜Al ,B1 〜Bm ,C1〜Cn ,D1 〜Dp ,α
1 〜αq を一括して総称する場合にはサブ処理部2と呼
ぶことにする。
【0013】さらに、サブ処理部A1 〜Al の管轄部を
感知器地区部、サブ処理部B1 〜B m の管轄部を防排煙
地区部、サブ処理部C1 〜Cn の管轄部を警報地区部、
及びサブ処理部D1 〜Dp の管轄部を移信地区部と呼ぶ
ことにする。そして、この受信機Rには、各サブ処理部
2の処理動作を一括して制御するメイン処理部1と、こ
のメイン処理部1のプログラム処理用に用いられるメモ
リ(RAM,ROM)51 ,52 と、火災感知した感知
器と火災報知する地区音響との対応関係を示すデータテ
ーブルを記憶するメモリ(EEPROM)53 と、火災
感知した感知器と連動させる防排煙装置との対応関係を
示すデータデーブルを記憶するメモリ(EEPROM)
4 と、操作表示部4と、各部に電源を供給する電源部
6とを備える。
【0014】上記操作表示部4は、地区音響の停止操作
や火災感知状況の復旧操作などの各種操作を行うスイッ
チ、主音響などの音響装置、及び火災発生地区を文字な
どにより表示する液晶表示器などで構成される。電源部
6からは直流5V系電源を各部に供給してある。なお、
この電源部6からは、特に制御機能を有するサブ処理部
1 に24V系電源も供給している。
【0015】上記メイン処理部1とサブ処理部21 ,2
2 とは、3線式の信号ラインL1 で接続されている。上
記信号ラインL1 は、メイン処理部1からサブ処理部2
1 ,22 に対して送信信号を送信する送信信号線と、上
記送信信号に応じてサブ処理部21 ,22 からメイン処
理部1に返信信号を返信する返信信号線と、送信信号と
返信信号の送受信タイミングを調整するためのクロック
信号を伝送するクロック信号線とで構成されている。な
お、夫々の信号線のコモン線は電源部の直流5V系の電
源線を用いており、このコモン線は信号線の数には入れ
ていない。
【0016】なお、本実施例のメイン処理部1では、サ
ブ処理部21 ,22 との間で個別に信号の送受信を行う
ので、以下の説明では、サブ処理部21 側の系統を第1
系統と呼び、サブ処理部22 側の系統を第2系統と呼
ぶ。また、クロック信号は第1系統と第2系統とで共用
されるので、クロック用の信号線は第1系統と第2系統
との間で送り配線してある。このため、受信機R内部の
信号線は計5本となる。
【0017】ここで、各サブ処理部2は信号ラインL1
に対していわゆるバス形式で接続され、送信信号及び返
信信号は夫々対応する信号線上でシリアル伝送される。
つまりは、サブ処理部2とメイン処理部1との間では時
分割多重伝送により信号伝送が行われる。このように計
5本という少ない配線で信号伝送を行うことにより、受
信機R内部の配線を簡素にできる。また、いわゆるバス
形式で信号線を接続してあるため、送り配線などによ
り、サブ処理部2の増設を容易に行え、回線の増設など
に容易に対応させることができる。
【0018】メイン処理部1からサブ処理部2に対して
送信される送信信号は、図3(b)に示すように、スタ
ートコード(4ビット)、種別コード(4ビット)、ア
ドレスコード(5ビット)、指令コード(5ビット)、
回線指令情報(10ビット)及びチェックサムコード
(4ビット)からなる32ビットデータで構成されてい
る。
【0019】スタートコードは、送信信号の送信開始を
示すもので、”1100”に固定されている。種別コー
ドは、サブ処理部2の機能種別、つまりは感知器地区
部、防排煙地区部、警報地区部、及び移信地区部のいず
れであるかを指定するコードである。アドレスコード
は、種別コードで指定される感知器地区部、防排煙地区
部、警報地区部、及び移信地区部のいずれかにおける複
数のサブ処理部2を個別に指定するコードである。
【0020】指令コードは、指令内容を示すもので、大
別すると制御指令と監視指令との2種類の指令を示すコ
ードである。ここで、制御指令は、メイン処理部1から
サブ処理部2に対して制御を行う指令であり、監視指令
は、メイン処理部1がサブ処理部2に対して監視情報を
要求するための指令である。なお、制御指令及び監視指
令内容としてはさらに細かい指令内容があるが、以下の
説明では本発明に関係するものだけを説明する。
【0021】例えば、感知器地区部のサブ処理部A1
l にメイン処理部1から与えられる制御指令及び監視
指令の一例を説明する。上記制御指令により、感知器地
区部を管轄するサブ処理部A1 〜Al に対して、詳しく
は後述する蓄積動作のために感知器の火災感知状態を復
旧させる制御のための指令、あるいは地区音響を鳴動さ
せるための制御のための指令が与えられる。
【0022】また、監視指令により、例えば、感知器地
区部を管轄するサブ処理部A1 〜A l に対して、感知器
の火災感知状況に関する監視情報を要求する指令、ある
いは鳴動している地区音響の監視情報を要求する指令が
与えられる。回線指令情報は、サブ処理部2が管轄する
特定回線の指定を行うもので、前後半の5ビットで夫々
異なる特定の回線を指定できる。ここで、本実施例の自
火報システムの場合には、各サブ処理部A1 〜Al 毎に
10回線を管轄し、且つ夫々の同種の回線(感知器回
線、地区音響回線という種別が同じ回線)を5回線を単
位として構成されている。例えば、サブ処理部A1 で、
5回線の感知器回線を2組管轄したり、あるいは5回線
の感知器回線と5回線の地区音響回線を管轄することに
なる。つまりは、上記回線指令情報で夫々の個別に回線
を指定する。
【0023】チェックサムコードは、4ビット×7のチ
ェックサムを行い、上記28ビットの伝送誤りを検出す
るものである。上記送信信号に応じてサブ処理部2から
メイン処理部1に返送される返信信号は、図3(c)に
示すように、後半応答コード(4ビット)、後半回線応
答情報(5ビット)、後半奇数パリティビット(1ビッ
ト)、前半応答コード(4ビット)、前半回線応答情報
(5ビット)、前半奇数パリティビット(1ビット)か
らなり、前後半10ビットずつの計20ビットで構成さ
れている。
【0024】後半応答コードは、回線指令情報の後半5
ビット(L5〜L9)に対する応答のための情報コード
である。メイン処理部1から制御指令が与えられた場合
には、この後半応答コードに送信信号における下位4ビ
ットを付す。また、監視指令の場合には、監視指令の種
別を示す情報コードを付す。後半回線応答情報は、回線
指令情報に対する情報を示すものである。制御指令に対
応する場合には、”00000”とする。また、監視指
令に対応する場合には、監視データを示す。ここで、各
サブ処理部2では、夫々5回線を単位として管轄するの
で、この単位回線における各回線の監視データを各ビッ
トデータで示すことになる。
【0025】後半奇数パリティビットは上記9ビットの
伝送誤りを検出するためのものである。なお、前半応答
コード及び前半回線応答情報は、回線指令情報の後半5
ビット(L0〜L4)に対する応答のための情報コード
である点を除き、上記後半応答コード及び後半回線応答
情報と同じに設定されて返送される。
【0026】このように前後半の10ビットで異なる種
別の5回線ずつの監視データを返送できるようにしてお
けば、例えば感知器地区部のサブ処理部A1 で、上述し
たように5回線の感知器回線と5回線の地区音響回線と
を管轄させることができる。なお、サブ処理部A1 に1
0回線の感知器回線を管轄させてもよい。この場合に
は、返信信号の前後半10ビットの夫々で、5回線ずつ
の監視データをメイン処理部1に返送できることにな
る。
【0027】上記送信信号はクロック信号の立上りで送
出され、サブ処理部2ではクロック信号の立下りで送信
信号を受信する。また、返信信号はクロック信号の立上
りで送出され、メイン処理部1ではクロック信号の立下
りで返信信号を受信する。ところで、以上の説明は感知
器地区部のサブ処理部A1 を例として説明したが、第1
系統の他の各サブ処理部21 でも同様である。
【0028】ところで、この種の自火報システムでは、
本来の自動火災報知機能だけを有するものであるために
防排煙地区部を必要としないものや、防排煙地区部と感
知器回線地区部との両方を備えるが、両地区部の回線数
が同じでないものがある。例えば、(a)防排煙地区部
が15回線で感知器地区部が15回線の場合、(b)感
知器地区部が30回線の場合、(c)防排煙地区部が2
5回線で感知器地区部が15回線の場合、(d)防排煙
地区部が20回線で感知器地区部が30回線の場合など
が考えられる。但し、いずれの場合も5回線を単位とし
て構成してある。
【0029】この場合に対応させる場合、防排煙地区部
の5回線、感知器地区部の5回線を夫々管轄する第1の
サブ処理部2a、防排煙地区部の10回線のみを管轄す
る第2のサブ処理部2b,感知器地区部の10回線のみ
を管轄する第3のサブ処理部2cを設けることにより、
(a)の場合には、第1のサブ処理部2aを3個使用、
(b)の場合には第3のサブ処理部2cを3個使用、
(c)の場合には第1のサブ処理部2aを3個と第2の
サブ処理部2bを1個使用、(d)の場合には第2のサ
ブ処理部2bを2個とサブ処理部2cを3個使用するこ
とで、対応できる。なお、第1のサブ処理部2aは、種
別コードが感知器地区部と防排煙地区部のいずれの場合
にも応答可能としてある。
【0030】例えば、(a)の場合には、3個のうちの
2個の第1のサブ処理部2aのアドレスコードを同じに
しておけば、感知器地区部を示す種別コードを指定し、
上記アドレスコードを設定した送信信号に対して、2個
のサブ処理部2aが返信信号の前後半に応答して監視デ
ータを返送することができる。また、防排煙地区部を示
す種別コードを指定し、上記アドレスコードを設定した
送信信号に対して、2個のサブ処理部2aが返信信号の
前後半に応答して監視データを返送することができる。
このようにすれば、3個のサブ処理部2aが個別に監視
データを返送する場合に比べて、信号処理時間を短縮で
きる。
【0031】また、サブ処理部2b及びサブ処理部2c
では、夫々感知器地区部あるいは防排煙地区部を示す種
別コードを指定し、上記アドレスコードを設定した送信
信号に対して、返信信号の前後半に応答して10回線の
監視データを返送することができる。このようにすれ
ば、回線構成あるいは回線数に応じて合理的な組み合わ
せを選ぶことが可能となる。
【0032】この種の時分割多重伝送により信号伝送を
行う場合には、メイン処理部1とサブ処理部2との間で
はポーリングにより信号伝送を行う。なお、本実施例の
自火報システムの場合には、第1及び第2系統で個別に
ポーリングが行われる。第1系統のポーリングの種別と
しては、登録ポーリング、イニシャルポーリング、定常
ポーリング、緊急ポーリングがある。
【0033】登録ポーリングは、電源投入時及びメイン
処理部1のリセット時に接続されているサブ処理部2を
登録するためのものである。登録ポーリングでは、メイ
ン処理部1からサブ処理部21 に対して、指令コードで
監視指令に特に設定された登録ポーリング指令を与える
ことにより行う。この登録ポーリング指令を受けたサブ
処理部2では、応答コードで登録応答するこの登録ポー
リングは、感知器地区部、防排煙地区部、警報地区部、
移信地区部の順番で、すべての地区部に対して行う。そ
の他のポーリングは登録ポーリングの結果に基づいて行
われる。
【0034】なお、登録ポーリング指令に対して応答が
ない場合には、さらに2回の登録ポーリング指令を与え
(初回の登録ポーリングを含めると計3回与え)、登録
ポーリング応答コードを正常に返したサブ処理部2を接
続してあると見なして登録する。この登録ポーリングに
より応答したサブ処理部21 はメモリ(RAM)52
登録される。このようにすれば、PROMなどのより取
替による登録変更を行うことなく、自動的にサブ処理部
1 の登録,抹消を行うことができる。
【0035】イニシャルポーリングは、メイン処理部1
がサブ処理部2からイニシャル時に必要な情報を得るた
めの監視指令コードを送る。例えば、感知器地区部のサ
ブ処理部A1 〜Al に対して、蓄積,非蓄積の設定状態
を読み込むために行う。この場合にアクセスする順番
は、感知器地区部、防排煙地区部、警報地区部、移信地
区部の順番で、且つアドレスの小さいものから順番に行
う。なお、言うまでもないが、この場合には登録された
地区部に対してのみアクセスする。ここで、サブ処理部
2では、イニシャルポーリングまでに必要なデータを読
み込んでおく。例えば、サブ処理部A1 〜Al では蓄
積,非蓄積を設定するディップスイッチの設定状態を読
み込んでおく。
【0036】そして、イニシャルポーリングの後、割込
みポーリングにより一斉コマンドを与える。この一斉コ
マンドは、すべてのサブ処理部21 に対して制御指令を
与えるもので、これにより受信機Rを初期状態に設定す
る。以上の処理後は通常処理を行うための定常ポーリン
グに移る。定常ポーリングでは、各サブ処理部21 を順
次サイクリックにアクセスして、そのサクセス時点にお
けるサブ処理部21 の監視データを得るために行う。
【0037】このように定常ポーリングを行うことによ
り、例えばメイン処理部1の得たデータとサブ処理部2
1 のデータとがノイズなどの何らかの原因で万が一異な
る場合でも、数秒でデータを一致させることができる。
このため、システムの信頼性が向上する。上記割込みポ
ーリングでは、上述した一斉コマンドの他に、特定のサ
ブ処理部21 に対して制御指令を与える個別コマンド、
ある特定のサブ処理部21 に対して制御指令を与え、且
つ応答を得る特殊コマンドなどがある。
【0038】ところで、本実施例の自火報システムの場
合には、感知器地区部のサブ処理部A1 〜Al とメイン
処理部1との間には、火災代表信号線と蓄積信号線とか
らなる特種信号ラインL2 を設けてある。感知器地区部
のサブ処理部A1 〜Al では、夫々の管轄する回線のい
ずかで火災信号が発生したとき、火災代表信号線を通じ
てメイン処理部1に対して火災発生であることを知らせ
る。そして、火災発報回線を管轄するサブ処理部A1
l では、その火災発報回線が蓄積と非蓄積のいずれの
設定にあるかを蓄積信号線を介してメイン処理部1に知
らせる。ここで、蓄積と非蓄積の設定はサブ処理部A1
〜Al に設けられたディップスイッチで設定するように
してある。 いま、非蓄積に設定された回線で、火災が
発生発報された場合には、メイン処理部1では緊急ポー
リングを行う。この緊急ポーリングは、その他の地区部
を定常ポーリングでアクセスしているときにも、その定
常ポーリングを中断して、感知器地区部のサブ処理部A
1 〜Al をポーリングするものである。このようにすれ
ば、緊急を要する情報を速やかにメイン処理部1で取り
込むことができる。この緊急ポーリングにより火災発報
回線が特定されると、それに応じた火災に対応する処
理、例えば地区音響や防排煙装置の駆動制御を行う処理
に移行する。
【0039】蓄積に設定された回線で、火災が発報され
た場合には、メイン処理部1では蓄積動作に移る。つま
り、キャンセル期間には、サブ処理部21 に対してその
発報感知器を復旧させる制御を行う。この復旧制御はキ
ャンセル期間には繰り返し行われる。そして、検知期間
において、上記サブ処理部21 から火災である監視デー
タが返信された場合に、上述の場合と同様に緊急ポーリ
ングで火災発報回線を特定し、以後は火災に対応する処
理に移行する。
【0040】以上は、第1系統におけるポーリングの説
明であったが、第2の系統においては、イニシャルポー
リング、定常ポーリング、割込みポーリングが行われ
る。ここで、第2系統では、サブ処理部22 は固定的な
ものであるので、登録ポーリングを行う必要はない。ま
た、割込みポーリングとしては、上述した一斉コマン
ド、個別コマンドを行える。そして、この第2系統のポ
ーリングの特徴としては、クロック基準コマンドがあ
る。
【0041】このクロック基準コマンドは、すべてのサ
ブ処理部22 に対して表示部における点滅の同期をとる
ためのコマンドである。なお、このようなコマンドがあ
るのは、表示部の各表示素子が非同期で点滅すると、表
示を見にくくなるためである。ところで、以上の説明は
自火報システムを例として説明したが、防災システムの
防災受信機、防犯システムの防犯受信機などのその他の
警報システムの受信機に適用できることは言うまでもな
い。
【0042】
【発明の効果】本発明は上述のように、複数の装置をま
とめて管轄する複数のサブ処理部と、これらサブ処理部
に対して監視データの受け渡し要求、あるいは各装置の
制御指令を与えて各サブ処理部が管轄するすべての装置
の監視制御を行うメイン処理部とを受信機に設けること
により、受信機ですべての装置の集中監視制御できる。
また、メイン処理部とサブ処理部との間で時分割多重で
信号伝送を行うことにより、メイン処理部とサブ処理部
とを信号線を本数を少なくして、受信機内部の配線を簡
素にする。また、時分割多重伝送を行うことないより、
信号線の配線をバス形式とすることができ、送り配線な
どにより容易にサブ処理部の増設を行え、回線の増設に
容易に対応できる。
【0043】また、特定の種別の装置を2つのサブ処理
部で管轄させると共に、別の種別の装置を上記2つのサ
ブ処理部で管轄させ、メイン処理部で装置の種別を特定
して2つのサブ処理部を同時にアクセス可能とし、上記
サブ処理部が返信信号の前後半でメイン処理部で特定さ
れた種別の装置に対する応答を行うことにより、サブ処
理部で異種の種別の装置を管轄することができ、回線構
成などに応じて受信機内のシステムを自在に構築するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のシステム構成図である。
【図2】信号伝送方式の説明図である。
【図3】同上の信号のフォーマットの説明図である。
【符号の説明】
R 受信機 1 メイン処理部 2 サブ処理部 L1 信号ライン L2 特種信号ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の異常状態を検知する複数の感知装
    置、異常事態に対処する複数の異常対処装置、あるいは
    異常状態の発生状況や発生箇所などを表示する複数の表
    示装置などの監視制御を行う警報システムにおいて、上
    記複数の装置をまとめて管轄する複数のサブ処理部と、
    これらサブ処理部に対して監視データの受け渡し要求、
    あるいは各装置の制御指令を与えて各サブ処理部が管轄
    するすべての装置の監視制御を行うメイン処理部とを受
    信機が備え、メイン処理部からサブ処理部に対して信号
    を送信する送信信号線と、サブ処理部からの返信信号を
    受ける返信信号線、及び送受信の同期をとるためのクロ
    ック信号を伝送するクロック信号線でサブ処理部とメイ
    ン処理部とを接続し、クロック信号に同期してメイン処
    理部と各サブ処理部との間で時分割多重で信号伝送を行
    って成ることを特徴とする警報システム。
  2. 【請求項2】 特定の種別の装置を2つのサブ処理部で
    管轄させると共に、別の種別の装置を上記2つのサブ処
    理部で管轄させ、メイン処理部で装置の種別を特定して
    2つのサブ処理部を同時にアクセス可能とし、上記サブ
    処理部が返信信号の前後半でメイン処理部で特定された
    種別の装置に対する応答を行って成ることを特徴とする
    請求項1記載の警報システム。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02132600A (ja) * 1988-11-14 1990-05-22 Nittan Co Ltd 防災監視制御システム
JPH02162860A (ja) * 1988-12-15 1990-06-22 Fuji Electric Co Ltd 主局対複数従局間の交信方法
JPH0381862A (ja) * 1989-08-24 1991-04-08 Fuji Heavy Ind Ltd 車載ネットワークの通信装置及びその通信方法

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