JP3087124B2 - 火災判別方法およびこの方法を実施するための火災受信機、中継器、自火報システム - Google Patents

火災判別方法およびこの方法を実施するための火災受信機、中継器、自火報システム

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JP3087124B2 JP02238570A JP23857090A JP3087124B2 JP 3087124 B2 JP3087124 B2 JP 3087124B2 JP 02238570 A JP02238570 A JP 02238570A JP 23857090 A JP23857090 A JP 23857090A JP 3087124 B2 JP3087124 B2 JP 3087124B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、火災判別方法およびこの方法を実施するた
めの火災受信機、中継器、自火報システムに関する。
[従来の技術] 近時、高層ビルなどが多数建築されるにおよび、火災
の早期発見および迅速な非難誘導などを行えるように、
各ビルには防災設備の設置が義務づけられている。
第6図は、このような防災設備である自火報システム
の構成例を示したもので、管理センターなどに設けられ
た火災受信機100から導出された信号線1には複数の中
継器200…が接続され、各々の中継器200…から導出され
た感知器回線Sには複数の感知器(煙感知器あるいは
熱感知器など)S…が接続された構成となっている。そ
して、各感知器S…側の検知信号を中継器200でポーリ
ング方式によってサンプリングして発報の有無を判別
し、発報と判別したときには、中継器200から信号線1
を介して火災受信機100側に感知器アドレスおよび中継
器アドレスを付した発報信号を伝送して火災発生場所を
特定して警報報知を行わせるようになっている。
ところで、このような自火報システムでは、火災の発
生を速やかに報知しなければならないのは勿論のこと、
極力誤報を避けなければならず、相反する条件のために
設計が非常に困難なものとなっている。そこで、このよ
うな相反する条件をできる限り満足させるために、いず
れかの感知器の発報を判別したときには、一旦、所定の
蓄積時間だけ発報を待機させ、この待機後に再度発報を
判別したときには直ちに警報報知を行わせるような方法
が採られていた。
ところが、このような方法では、蓄積時間が固定され
ているため、例えば熱感知器の検知温度が発報レベルを
わずかに越えた場合と大幅に越えた場合とでも、所定の
蓄積時間だけ待機した後に発報する同一の動作しか行な
わせることができず、感知器の検知信号レベルを蓄積時
間に反映させたきめ細かな制御を行うことができなかっ
た。
[発明が解決しようとする課題] 上記事情に鑑みて提案される本発明は、感知器が発報
してから警報報知を行うまでの蓄積時間を、日時や感知
器の取付場所の人の在、不在などに応じて変化させるこ
とにより、誤発報を低減し感知器の取付場所の周囲状況
に即したきめ細かい火災監視を行うことのできる火災判
別方法を提供することを目的としている。
また、同時に提案される本発明は、この火災判別方法
を実施するための火災受信機、中継器、自火報システム
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために提案される本発明は、ポー
リング方式によって各々の感知器から伝送されて来る検
知信号をサンプリングする毎に予め定められた発報レベ
ルと比較し、いずれかの感知器の検知信号レベルが上記
発報レベルを越えたときには、予め定められた蓄積時間
だけ感知器の発報を無視した後に、引き続く検知時間帯
において当該感知器から伝送された検知信号レベルが上
記発報レベルを越えたときには直ちに火災発生と判別す
る火災判別方法において、上記蓄積時間を、外部制御信
号に応じた蓄積時間になるように自動的に可変設定させ
るようにしている。
このような外部制御信号としては、日付、曜日あるい
は時刻を表す日時信号や、感知器の取付場所に設けられ
た照明機器、空調機器の作動状態、入出退管理システム
などの人の在、不在に応じて出力される機器制御信号、
あるいは、他の感知器の発報信号などを用いることがで
きる。
請求項2に記載の本発明の中継器は、日付、曜日ある
いは時刻を表わす日時信号や、各感知器の取付場所に設
けられた照明機器、空調機器などの作動状態に応じて出
力される機器制御信号などの外部制御信号を受けるイン
ターフェース部と、各感知器毎に、上記外部制御信号の
入力条件と対応した蓄積時間とを記憶したメモリ部と、
上記いずれかの感知器の検知信号レベルが上記発報レベ
ルを越えたときには、上記メモリ部に記憶された上記外
部制御信号の入力に応じた蓄積時間を参照し、その蓄積
時間だけ発報を無視し、引き続く検知時間帯においてそ
の感知器の検知信号が上記発報レベルを越えたときに
は、直ちに火災発生と判別して上記受信機側に発報信号
を送出する信号処理部とを備えた構成とされている。
請求項3に記載の本発明の火災受信機は、日付、曜日
あるいは時刻を表わす日時信号や、各感知器の取付場所
に設けられた照明機器、空調機器などの作動状態に応じ
て出力される機器制御信号などの外部制御信号を受ける
インターフェース部と、各感知器毎に、上記外部制御信
号の入力条件と対応した蓄積時間とを記憶したメモリ部
と、上記いずれかの感知器の検知信号レベルが上記発報
レベルを越えたときには、上記メモリ部に記憶された上
記外部制御信号の入力に応じた蓄積時間を参照し、その
蓄積時間だけ発報を無視し、引き続く検知時間帯におい
てその感知器の検知信号が上記発報レベルを越えたとき
には、直ちに火災発生と判別して必要な警報報知を行う
信号処理部とを備えた構成とされている。
請求項4に記載の本発明の自火報システムは、請求項
2に記載の中継器と、従来の感知器および火災受信機と
を組み合わせた構成とされている。
請求項5に記載の本発明の自火報システムは、請求項
3に記載の火災受信機と、従来の感知器および必要に応
じて従来の中継器とを組み合わせた構成とされている。
[作用] 請求項1に記載の本発明方法では、ポーリング方式に
よって各々の感知器から伝送されて来る検知信号をサン
プリングする毎に、検知信号レベルを予め定められた発
報レベルと比較判別し、いずれかの感知器の検知信号レ
ベルが発報レベルを越えたときには、外部制御信号の入
力条件に対応させてメモリ部に記憶された蓄積時間の
内、インターフェース部を介して伝送された外部制御信
号に対応した蓄積時間を参照し、その蓄積時間だけ感知
器の発報を無視した後に、引き続く検知時間帯におい
て、当該感知器から伝送された検知信号レベルが上記発
報レベルを越えたときには直ちに火災発生と判別する一
方、その検知信号レベルが上記発報レベルを越えないと
きには、火災発生なしと判別する基本動作を繰り返して
行う。
請求項2に記載の本発明の中継器では、各感知器から
伝送された検知信号を信号処理部で受信して発報レベル
と比較判別し、この判別の結果、検知信号が発報レベル
を越えているときには、メモリ部に記憶された蓄積時間
の内、インターフェース部を介して伝送された外部制御
信号に対応した蓄積時間を参照し、その蓄積時間だけ当
該感知器の発報を無視した後に、引き続く検知時間帯に
おいて当該感知器の検知信号レベルが再度発報レベルを
越えたときには直ちに火災発生と判別して火災受信機側
に発報信号を送出する。
請求項3に記載の本発明の火災受信機では、各感知器
から伝送された検知信号を信号処理部で受信して発報レ
ベルと比較判別し、この判別の結果、検知信号が発報レ
ベルを越えているときには、メモリ部に記憶された蓄積
時間の内、インターフェース部を介して伝送された外部
制御信号に対応した蓄積時間を参照し、その蓄積時間だ
け当該感知器の発報を無視した後に、引き続く検知時間
帯において当該感知器の検知信号レベルが再度発報レベ
ルを越えたときには直ちに火災発生と判別して必要な警
報報知を行う。
請求項4に記載の本発明のシステムでは、各感知器回
線に接続された感知器から伝送された検知信号は中継器
に伝送され、中継器ではこの検知信号を信号処理部で受
信して発報レベルと比較判別し、この判別の結果、検知
信号レベルが発報レベルを越えているときには、メモリ
部に記憶された蓄積時間の内、インターフェース部を介
して伝送された外部制御信号に対応した蓄積時間を参照
し、その蓄積時間だけ当該感知器の発報を無視した後
に、引き続く検知時間帯において当該感知器の検知信号
レベルが再度発報レベルを越えたときには直ちに火災発
生と判別して火災受信機側に発報信号を送出し、火災受
信機側では発報信号を受けて必要な警報報知を行う。
請求項5に記載の本発明のシステムでは、各感知器回
線に接続された感知器から伝送された検知信号は直接ま
たは中継器を介して火災受信機側に伝送され、火災受信
機ではこの検知信号を信号処理部で受信して発報レベル
と比較判別し、この判別の結果、検知信号が発報レベル
を越えているときには、メモリ部に記憶された蓄積時間
の内、インターフェース部を介して伝送された外部制御
信号に対応した蓄積時間を参照し、その蓄積時間だけ当
該感知器の発報を無視した後に、引き続く検知時間帯に
おいて当該感知器の検知信号レベルが再度発報レベルを
越えたときには直ちに火災発生と判別して必要な警報報
知を行う。
[実施例] 以下に、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の火災判別方法を説明するフローチ
ャートを示したもので、ステップ1000〜1002の発報判別
動作と、ステップ1003〜1005の蓄積動作およびステップ
1006〜1011の検知動作に区分されており、図に従って動
作を説明する。
1.感知器から伝送される検知信号をサンプリングして、
検知信号レベルが発報レベルを越えるか否か判別する。
(第1図ステップ1000〜1002(発報判別動作)参照)。
2.判別の結果、検知信号レベルが発報レベルを越えない
ときには再度検知信号のサンプリングに戻るが、発報レ
ベルを越えるときには、外部制御信号の入力条件に対応
させて記憶される蓄積時間TCのうち、現在伝送されてい
る外部制御信号に応じた蓄積時間TCを読み込んで、第1
のタイマー(蓄積時間TCだけタイマー信号を出力した後
にタイムアップ)をスタートさせる。(以上、第1図ス
テップ1003〜1005(蓄積動作)参照)。
3.第1のタイマーがタイムアップすると、引き続いて第
2のタイマー(所定の検知時間TSだけタイマー信号を出
力した後にタイムアップ)をスタートさせ、上記発報の
判別された感知器から再度検知信号をサンプリングして
発報レベルとの比較判別を行う。
4.判別の結果、検知信号レベルが発報レベルを越えない
ときには、第2のタイマーがタイムアップするまで繰り
返して検知信号をサンプリングして比較判別を行い、タ
イムアップすればステップ1000に戻る。一方、第2のタ
イマーがタイムアップするまでに検知信号レベルが発報
レベルを越えたときには、直ちに火災発生と判別して発
報信号を送出するなどの必要な警報報知を行う。(以
上、第1図ステップ1006〜1011(検知動作)参照)。
次に、第1A図(a),(b)は、本発明の火災判別方
法を適用した場合の動作例を示したもので、同図(a)
は、例えば、空調機器のオン信号を外部制御信号として
受けている場合の動作、同図(b)は空調機器のオフ信
号を外部制御信号として受けている場合の動作を表して
いる。すなわち、空調機器がオンのときは、室内に人が
存在するのでコンロやストーブなどによって熱を発生す
る機会が増加するために蓄積時間TCを長く設定して誤発
報を防ぎ、また、空調機器がオフのときは、室内に人が
存在しないので熱を発生する機会が少ないために蓄積時
間TCを短く設定して火災の早期判別を可能にしている。
このように、本発明の方法によれば、感知器の発報を
判別しても直ちに警報報知を行わずに、一旦、周囲状況
に応じた蓄積時間TCだけ待機し、引き続く検知時間帯TS
において発報を判別したときには直ちに警報報知を行わ
せるようにしているので、蓄積時間が固定されている場
合に比べて、誤発報が低減でき、周囲状況に即した早期
火災判別を行うことができる。
また、外部制御信号として日時信号を入力すれば、例
えば、月曜日から金曜日では午前9時から午後9時まで
は蓄積時間を長く設定する一方、午後9時以降翌朝9時
までは蓄積時間を短く設定し、土曜日および日曜日は終
日蓄積時間を短く設定するようなことも可能である。
尚、上記説明では、外部制御信号として感知器の取付
場所に設けられた空調機器の機器制御信号を入力する場
合を例にあげて説明したが、このような信号に限らず、
例えば、外部制御信号として他の感知器の発報信号を加
えることによって、いずれかの感知器が発報したときに
は、連動して所定範囲の感知器の蓄積時間を自動的に短
くするようなこともでき、更に、各感知器の発報状況に
応じて、予報、火災報および他の防排煙機器を連動させ
る連動報などに応じた蓄積時間を設定して、一層きめ細
かな火災監視を行うことも可能である。
第2図は、請求項2に記載した本発明の中継器1の構
成例をブロック図をもって示したもので、図において、
11は外部制御信号を受けるためのインターフェース部、
12は日時を計時する計時手段、13はシステムメモリ13a
とテンポラリメモリ13bとを有したメモリ部、14は外部
制御信号の条件と対応した蓄積時間とを手動入力するた
めのデータ入力部、15はデータ入力モードと監視モード
との切り換えを行うモード切換スイッチ15aを有したモ
ード切換手段、16…は各感知器回線S毎に設けられ、
各感知器(不図示)との間で多重信号によってデータの
送受信を行う多重伝送制御部、18は中継器固有の中継器
アドレスを設定するアドレス設定部であり、これら各部
の信号処理部10で集中して行うようにされている。尚、
17は多重伝送制御部16…と信号処理部10との間に設けら
れてデータの送受を行うための切換接続回路、19は信号
線1を介して信号処理部10と火災受信機(不図示)との
間で多重信号によってデータの送受信を行う多重伝送部
である。
計時手段12は、日付、曜日、時刻などをカウントする
カレンダークロックで構成されている。
データ入力部14はデータ入力キー(不図示)を有して
おり、例えば、機器制御信号として空調機器がオンのと
きには蓄積時間30秒、空調機器がオフのときには蓄積時
間10秒のように、外部制御信号として入力される機器制
御信号や日時信号の条件と蓄積時間TCとを各感知器毎に
入力するようになっている。
モード切換手段15は、モード切換スイッチ15aを操作
して、データ入力モードと火災監視モードとを切換設定
するようになっている。
信号処理部10は、データ入力モード時には、データ入
力部で入力された外部制御信号の条件と対応した蓄積時
間とを順次システムメモリ13aに記憶させる一方、火災
監視モード時には、多重伝送制御部16を介して伝送され
た感知器の検知信号を受けて発報レベルと比較判別し、
検知信号レベルが発報レベルを越えたときには、システ
ムメモリ13aに記憶された外部制御信号の入力に応じた
蓄積時間だけ発報を無視した後に、引き続く検知時間帯
においてその感知器の検知信号が発報レベルを越えたと
きには、直ちに火災発生と判別して発報信号を送出する
動作を行う。
また、多重伝送制御部16は、感知器回線信号処理部16
a、伝送メモリ16bおよび感知器回線多重伝送部16cを有
した構成となっている。
次に、このような構成の中継器1の動作を説明する。
1.信号処理部10から切換接続回路17を介して多重伝送制
御部16の感知器回線信号処理部16aに順次監視開始信号
を送出する。
2.感知器回線信号処理部16aでは、監視開始信号を受け
て感知器回線多重伝送部16cを介して感知器回線S側
にポーリング方式によって監視信号を多重信号によって
順次送出し、感知器(不図示)側から返信されてくる検
知信号を伝送メモリ16bに順次記憶し、記憶した検知信
号を切換接続回路17を介して信号処理部10側に順次伝送
する。
3.信号処理部10では、伝送された検知信号を一旦テンポ
ラリメモリ13bに記憶した後、これらの検知信号をシス
テムメモリ13aに格納された発報レベルと比較判別す
る。
4.この判別の結果、いずれかの感知器の検知信号が発報
レベルを越えたときには、信号処理部10では、システム
メモリ13aに外部制御信号の条件に対応させて記憶され
ている蓄積時間TCの内、インターフェース(以下、I/F
部と記載)11を通じて伝送されている外部制御信号(日
時信号あるいは機器制御信号)に対応した蓄積時間TCを
選択的に読み出して、この蓄積時間TCだけ感知器の検知
信号を無視する。
5.この後、信号処理部10では、上記多重伝送制御部16を
通じて上記感知器から再度検知信号をサンプリングして
発報レベルとの比較判別を行い、この検知信号レベルが
発報レベルを越えたときには火災発生と判別して、直ち
に、アドレス設定部18で設定された中継器アドレスを付
した発報信号を多重伝送部19を通じ信号線1を介して火
災受信機(不図示)側に送出する。
第3図は、請求項3に記載した本発明の火災受信機2
の構成例をブロック図をもって示したもので、上記中継
器1の構成において、アドレス設定部18と多重伝送部19
とを除き、代わって、警報報知手段21を設けた構成とさ
れており、同一部分には同一の符号を付して説明を省略
する。尚、信号処理部20は、火災受信機固有の信号処理
を行う必要があるために異なった符号を付している。
このような構成の火災受信機2では、感知器(不図
示)側から感知器回線Sを介して直接または中継器を
通じて伝送されてくる検知信号を多重伝送制御部16で受
信し、信号処理部20で蓄積時間TCを持たせた発報判別を
行うまでの動作は、上述した中継器1の場合と同一であ
るが、信号処理部20で発報を判別したときには警報報知
手段21に発報信号を伝送して必要な警報報知が行われる
ようになっている。
尚、上述した中継器1および火災受信機2では、デー
タ入力モード時に外部制御信号の入力条件と対応した蓄
積時間とをデータ入力部14によって手動入力してシステ
ムメモリに記憶させる構成としているので、ユーザー側
で外部制御信号の入力条件や対応した蓄積時間を自由に
変更設定することが可能であるが、このような構成に限
らず、例えば、システムメモリに予めこれらのデータを
書き込んだROMなどを使用する構成とすることも可能で
あり、このようにすれば、データ入力部14およびモード
切換手段15を省略した簡略化された構成とすることが可
能である。
第4図は、上述した中継器1を組み込んで構成した自
火報システム(請求項4に対応)の構成例を示したもの
で、同一部分には同一の符号を付している。このような
構成のシステムでは、感知器回線Sに接続された各感
知器Sの検知信号が中継器1に伝送されて、上述したよ
うに日時信号や外部制御信号に応じた蓄積時間を持たせ
て発報の有無が判別され、発報が判別されたときには信
号線1を介して火災受信機100側に発報信号が伝送され
る。そして、火災受信機100では、多重伝送部102を介し
て信号処理部101で発報信号を受信し、メモリ手段103に
記憶されたプログラムに従って必要な警報処理を行うと
ともに、警報報知手段104に信号を伝送して警報報知を
行う。
尚、第4図に示したシステムでは、外部制御信号をイ
ンターフェース部11を介して取り込む構成としている
が、このような構成に限らず、例えば、外部制御信号を
一旦受信機側で取り込み、多重信号によって中継器側に
伝送するような構成とすることも可能であり、また、受
信機側に設けた計時手段から出力される日時信号を多重
信号によって中継器側に伝送して時刻や日に応じて集中
的に蓄積時間を切換設定することも可能である。
第5図は、上述した火災受信機2を組み込んで構成し
た自火報システム(請求項5に対応)の構成例を示した
もので、同一部分には同一の符号を付している。このシ
ステムでは、感知器回線Sに接続された各感知器の検
知信号が直接火災受信機2側に伝送される場合と、各感
知器回線Sに接続された感知器の検知信号が一旦中継
器200で中継され、中継器アドレスの付された多重信号
として火災受信機2側に伝送される場合があるが、いず
れの場合も受信機2側に伝送された検知信号は上述した
方法によって日時信号や外部制御信号に応じた蓄積時間
を持たせて発報の有無の判別が行われ、発報が判別され
ると警報報知手段21で警報報知が行われるとともに必要
な警報処理が行われるようになっている。
[発明の効果] 以上の説明から理解されるように、請求項1に記載し
た火災判別方法によれば、日付、曜日あるいは時刻に応
じた蓄積時間を持たせたり、感知器の取付場所に設けら
れた空調設備などの作動状態に応じて動的に蓄積時間を
変化させることができるので、誤発報を低減し、感知器
の設置された周囲環境に即したきめ細かな火災監視を行
うことが可能となる。
請求項2に記載した本発明によれば、請求項1に記載
した火災判別方法を実施する信頼性を向上させた中継器
を提供できる。
請求項3に記載した本発明によれば、請求項1に記載
した火災判別方法を実施する信頼性を向上させた火災受
信機を提供できる。
請求項4に記載した本発明によれば、請求項2に記載
した中継器を組み込むことによって信頼性を向上させた
自火報システムを提供できる。
請求項5に記載した本発明によれば、請求項3に記載
した火災受信機を組み込むことによって信頼性を向上さ
せた自火報システムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1に記載の本発明方法を説明するフロー
チャート、第1A図(a),(b)はその動作説明図、第
2図は請求項2に記載の中継器のブロック構成例図、第
3図は請求項3に記載の火災受信機のブロック構成例
図、第4図は請求項4に記載の自火報システムの構成例
図、第5図は請求項5に記載の自火報システムの構成例
図、第6図は従来の自火報システムの構成例図である。 [符号の説明] 1……中継器 10,20……信号処理部 11……インターフェース部 13……メモリ部 2……火災受信機 S……感知器回線 S……感知器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポーリング方式によって各々の感知器から
    伝送されて来る検知信号をサンプリングする毎に予め定
    められた発報レベルと比較し、いずれかの感知器の検知
    信号レベルが上記発報レベルを越えたときには、予め定
    められた蓄積時間だけ感知器の発報を無視した後に、引
    き続く検知時間帯において当該感知器から伝送された検
    知信号レベルが上記発報レベルを越えたときには直ちに
    火災発生と判別する火災判別方法において、 上記蓄積時間を、日付、曜日あるいは時刻を表わす日時
    信号や、各々の感知器の取付場所に設けられた照明機
    器、空調機器などの作動状態に応じて出力される機器制
    御信号などの外部制御信号に応じた蓄積時間になるよう
    に自動的に可変設定させるようにしたことを特徴とする
    火災判別方法。
  2. 【請求項2】各感知器回線に接続された複数の感知器か
    らポーリング方式によって多重伝送される検知信号を受
    けて予め定められた発報レベルと比較し、発報を判別し
    たときには火災受信機側に発報信号を伝送して警報報知
    を行わせるようにした中継器において、 日付、曜日あるいは時刻を表わす日時信号や、各感知器
    の取付場所に設けられた照明機器、空調機器などの作動
    状態に応じて出力される機器制御信号などの外部制御信
    号を受けるインターフェース部と、 各感知器毎に、上記外部制御信号の入力条件と対応した
    蓄積時間とを記憶したメモリ部と、 上記いずれかの感知器の検知信号レベルが上記発報レベ
    ルを越えたときには、上記メモリ部に記憶された上記外
    部制御信号の入力に応じた蓄積時間を参照し、その蓄積
    時間だけ発報を無視し、引き続く検知時間帯においてそ
    の感知器の検知信号が上記発報レベルを越えたときに
    は、直ちに火災発生と判別して上記受信機側に発報信号
    を送出する信号処理部とを備えたことを特徴とする中継
    器。
  3. 【請求項3】各感知器回線に接続された複数の感知器か
    らポーリング方式によって多重伝送される検知信号を直
    接または中継器を介して間接に受けて予め定められた発
    報レベルと比較し、発報を判別したときには警報報知を
    行うようにした火災受信機において、 日付、曜日あるいは時刻を表わす日時信号や、各感知器
    の取付場所に設けられた照明機器、空調機器などの作動
    状態に応じて出力される機器制御信号などの外部制御信
    号を受けるインターフェース部と、 各感知器毎に、上記外部制御信号の入力条件と対応した
    蓄積時間とを記憶したメモリ部と、 上記いずれかの感知器の検知信号レベルが上記発報レベ
    ルを越えたときには、上記メモリ部に記憶された上記外
    部制御信号の入力に応じた蓄積時間を参照し、その蓄積
    時間だけ発報を無視し、引き続く検知時間帯においてそ
    の感知器の検知信号が上記発報レベルを越えたときに
    は、直ちに火災発生と判別して必要な警報報知を行う信
    号処理部とを備えたことを特徴とする火災受信機。
  4. 【請求項4】感知器回線に接続された各感知器の検知信
    号を中継器で受けて予め定められた発報レベルと比較
    し、発報が判別されたときには火災受信機側に発報信号
    を送出して警報報知を行わせるようにした自火報システ
    ムにおいて、 上記中継器が、 日付、曜日あるいは時刻を表わす日時信号や、各感知器
    の取付場所に設けられた照明機器、空調機器などの作動
    状態に応じて出力される機器制御信号などの外部制御信
    号を受けるインターフェース部と、 各感知器毎に、上記外部制御信号の入力条件と対応した
    蓄積時間とを記憶したメモリ部と、 上記いずれかの感知器の検知信号レベルが上記発報レベ
    ルを越えたときには、上記メモリ部に記憶された上記外
    部制御信号の入力に応じた蓄積時間を参照し、その蓄積
    時間だけ発報を無視し、引き続く検知時間帯においてそ
    の感知器の検知信号が上記発報レベルを越えたときに
    は、直ちに火災発生と判別して上記受信機側に発報信号
    を送出する信号処理部とを備えたことを特徴とする自火
    報システム。
  5. 【請求項5】感知器回線に接続された各感知器の検知信
    号を直接または中継器を介して火災受信機側で受けて予
    め定められた発報レベルと比較し、発報が判別されたと
    きには警報報知を行わせるようにした自火報システムに
    おいて、 上記火災受信機が、 日付、曜日あるいは時刻を表わす日時信号や、各感知器
    の取付場所に設けられた照明機器、空調機器などの作動
    状態に応じて出力される機器制御信号などの外部制御信
    号を受けるインターフェース部と、 各感知器毎に、上記外部制御信号の入力条件と対応した
    蓄積時間とを記憶したメモリ部と、 上記いずれかの感知器の検知信号レベルが上記発報レベ
    ルを越えたときには、上記メモリ部に記憶された上記外
    部制御信号の入力に応じた蓄積時間を参照し、その蓄積
    時間だけ発報を無視し、引き続く検知時間帯においてそ
    の感知器の検知信号が上記発報レベルを越えたときに
    は、直ちに火災発生と判別して必要な警報報知を行う信
    号処理部とを備えたことを特徴とする自火報システム。
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