JPH10214390A - 防災監視制御用受信機 - Google Patents

防災監視制御用受信機

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JPH10214390A
JPH10214390A JP9018099A JP1809997A JPH10214390A JP H10214390 A JPH10214390 A JP H10214390A JP 9018099 A JP9018099 A JP 9018099A JP 1809997 A JP1809997 A JP 1809997A JP H10214390 A JPH10214390 A JP H10214390A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火災発報状態で受信制御条件を手動で設定変更
可能として受信機の誤動作を未然に防止し、感知器の感
度を手動で設定変更して迅速に火災を確定する。 【解決手段】発報受信のない状態で保守スイッチ54を
操作した時に、受信機の受信制御条件を設定変更する保
守モードを有効とする保守モード処理部64と、監視区
域に設置した感知器の火災発報を受信表示し、その後に
火災断定スイッチ52の操作入力を受けた際に、音響鳴
動、端末機器の連動制御及び外部への移報等を行う受信
制御部60とを備える。更に、モード切替部66を設
け、受信制御部60の発報受信状態で、保守スイッチ5
4の一定時間に亘る継続操作を検出した際に、保守モー
ド処理部64の保守モードに切替えて受信機の受信制御
条件の設定変更を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災、ガス漏れ等
の異常を監視し、異常検出による検出器の発報を受信し
て警報表示、音響警報、防排煙機器の連動制御、外部へ
の移報等の制御を行う防災監視制御用受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防災監制御用受信機にあ
っては、受信機から引き出された伝送路に中継器を介し
て火災感知器、ガス漏れ検知器、防犯センサ等の検出器
を接続し、受信機から中継器にアドレスを指定した呼出
コマンドを送って検出データを返送させ、火災、ガス漏
れ、防犯等の異常を監視している。
【0003】例えば火災監視を例にとると、受信機から
アドレスを指定した呼出コマンドを中継器に送り、アド
レス一致が得られた中継器から自己に接続している火災
感知器、例えば光電式アナログ煙感知器の検出信号から
AD変換して得られた検出データを返送させ、所定の閾
値を越えたときに火災発報と判断している。受信機で火
災発報が判断されると、受信機のディスプレイ上に、発
報場所を示すメッセージと共に火災発報を表示し、火災
の現場確認を促す。火災の現場確認ができたならば、火
災断定のスイッチ操作を行うことで、受信機の主音響鳴
動、地区音響の鳴動、防排煙機器の連動制御、非常放送
の起動、外部に対する移報等を行う。
【0004】また火災発報を判断した時にタイマを起動
し、現場確認に必要と思われる十分な時間を経過しても
火災確認のスイッチ操作が行われなかった場合には、タ
イマにより一定時間後に自動的に火災断定を行って、受
信機の主音響鳴動、地区音響の鳴動、防排煙機器の連動
制御、非常放送の起動、外部に対する移報出力等を行
う。
【0005】勿論、現場に出向いて非火災が確認できた
場合には、非火災の確認を示すスイッチ操作を行った後
に、受信機に設けている復旧スイッチを操作すること
で、定常監視状態に戻すことができる。更に、この種の
防災監制御用受信機にあっては、施工、保守等の際に予
め定めた受信機の受信制御条件を設定変更する保守モー
ドの処理機能が設けられている。即ち、受信機に設けて
いる保守スイッチを操作すると、保守モードに切り替わ
り、防排煙機器の連動制御、地区音響鳴動等の手動起
動、感知器の感度変更、非常放送の連動停止、防排煙機
器の連動停止、音響停止、移報停止等の予め定めた受信
機の受信制御条件を手動により設定変更できる。
【0006】この保守モードの処理機能は、施工及び保
守の際に受信機の監視制御条件を初期設定し、また必要
に応じて設定変更するための機能であり、火災発報が行
われた際には、保守スイッチを操作しても、保守モード
に切り替わらないように禁止条件がかかっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防災監視制御用受信機にあっては、火災発報
が行われた場合には、火災の現場確認を必要とするが、
現場確認に時間がかかり過ぎると、非火災であっても火
災発報が継続している限りタイマによって火災断定が自
動的に行われ、主音響鳴動、地区音響鳴動、防排煙機器
の連動制御、非常放送の起動、移報等が行われてしま
う。
【0008】これを防止するためには、現場確認が済む
まで主音響鳴動、地区音響鳴動、防排煙機器の連動制
御、非常放送の起動、移報等を停止させればよい。しか
し、主音響鳴動、地区音響の鳴動、防排煙機器の連動制
御、非常放送の起動、移報等の受信機の受信制御条件
は、火災発報のないときに保守スイッチを操作して行う
保守モードにおいてのみ可能であり、火災発報状態では
保守モードへ切り替えることはできない。このため、発
報受信があったときに受信機の受信制御条件を変更する
ことはできず、誤報による混乱を回避するため、現場確
認を待たずに非火災を確定するスイッチ操作を行わざる
を得ない。
【0009】また発報受信時にたまたま監視員が一人し
かいなかったような場合、現場確認のために受信機を離
れることができず、他の監視員が戻ってから現場確認す
るようになる。このような場合、火災発報が行われた火
災感知器の近傍に設置している他の火災感知器の感度
を、現在の感度から高感度の感度に設定変更すること
で、現場に出向かなくとも、近傍の火災感知器が発報し
たとき(2報目受信)に火災と断定できる。この場合の
感知器感度の変更も、受信機を保守モードに切り替えな
ければできないが、火災発報状態では保守モードへの切
替えは禁止されており、感知器感度の変更で火災か否か
をを判断することはできなかった。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、火災発報等の異常検出状態で受信機
の受信制御条件を手動で設定変更可能として受信機の誤
動作を未然に防止すると共に、異常の検出感度を手動で
設定変更して異常確定が迅速にできるようにした防災監
視制御用受信機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は次のように構成する。まず本発明は、発報受信
のない状態で保守スイッチを操作した時に、受信機の受
信制御条件を設定変更する保守モードを有効とする保守
モード処理部と、監視区域に設置した検出器の異常検出
による発報を受信して表示し、発報受信状態で検出異常
の断定入力を受けた際に、音響鳴動、端末機器の連動制
御及び外部への移報等を行う受信制御部とを備えた防災
監視制御用受信機を対象とする。
【0012】このような防災監視制御用受信機につき本
発明にあっては、受信制御部の発報受信状態で、保守ス
イッチの一定時間に亘る継続操作を検出した際に、保守
モード処理部の保守モードに切り替えて受信機の受信制
御条件の設定変更を可能とするモード切替部を設けたこ
とを特徴とする。このため火災発報等の異常検出状態に
あっても、保守スイッチを所定時間、例えば2〜3秒押
し続けると保守モードに切り替えることができ、異常断
定までに現場確認ができないような場合に、非常放送の
連動停止、防排煙機器の連動停止、音響警報の連動停
止、移報出力の連動停止を、手動操作により必要に応じ
て任意に設定することができ、非火災であった場合の混
乱を未然に防止できる。
【0013】また第1報を受信した後に、発報した火災
感知器の周辺に設置している火災感知器の感度を高める
ことで、早目に第2報目の発報受信を可能にし、火災断
定を現場に出向くことなく、迅速にできる。モード切替
部は、保守モードへの切替状態で異常断定スイッチの操
作を検出した場合、保守モードを解除して前記受信制御
部の動作に切り替え、音響警報、端末機器の連動制御及
び外部への移報を行わせる。このため発報受信で保守モ
ードに切り替えても、火災断定スイッチを操作するだけ
で保守モードによる設定を解除して直ちに受信制御部の
動作状態に戻すことができ、発報受信中の保守モードを
有効とした場合の影響を最小限に抑える。
【0014】更に、モード切替部は、保守モードへの切
替時に起動するタイマを有し、タイマにより所定時間の
経過を検出した時に保守モードを解除し、受信制御部の
動作に切り替えて音響鳴動、端末機器の連動制御及び外
部への移報を行わせる。このため火災発報で保守モード
に切り替えたまま、火災断定が行われないような不測の
事態となっても、タイマにより自動的に保守モードを解
除して受信制御部の動作に切り替わり、音響鳴動、端末
機器の連動制御及び外部への移報を確実に行わせる。
【0015】モード切替部により保守モードに切り替え
た状態で保守モード処理部は、例えば手動操作により非
常放送の連動停止、防排煙機器の連動停止、音響警報の
連動停止、移報の停止を選択的に可能とする。またモー
ド切替部により保守モードに切り替えた状態で保守モー
ド処理部は、手動設定操作により警戒区域に設置してい
る検出器の感度を設定変更する。
【0016】保守モードに切り替えるための保守スイッ
チとしては、発報受信のない状態で保守モード処理部の
保守モードに切り替える保守スイッチ(施工・保守用)
と、発報受信状態で前記保守モード処理部の保守モード
に切り替える保守スイッチ(発報時の制御用)を、異な
るスイッチとして別々に設けてもよい。受信制御部は、
火災感知器、火災発信機、ガス漏れ検知器、防犯検出
器、非常発信機、巡回キー、各種設備機器の検出器から
の検出信号を受信して対応する受信制御処理を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】 <目 次> 1.受信機の構成と機能 2.発報受信中の受信制御条件の設定変更 3.発報受信時の感度変更 4.分散システム 1.受信機の構成と機能 図1は本発明が適用される防災監視制御のための集中監
視システムのブロック図である。図1において、防災監
視制御用受信機(以下「受信機」という)10には受信
制御部として機能する受信機MPU12が設けられ、受
信機MPU12に対し端末伝送部14を介して伝送路1
6が警戒区域に引き出され、伝送路16には伝送制御機
能を備えた中継器18を介して例えば火災感知器20が
接続されている。
【0018】火災感知器20は、この実施形態にあって
は、中継器18を一体に備えている。また火災感知器2
0としては、具体的には光電式アナログ感知器、定温式
アナログ感知器、光電式分離型感知器等の煙濃度や火災
温度に対応した検出信号をアナログ的に検出するアナロ
グ火災感知器や、火災による熱、煙を検出して信号線間
を低インピーダンスに短絡して発報信号を送出する一般
のオンオフ型火災感知器を用いることができる。
【0019】更に、火災感知器以外に押しボタン操作で
火災発生を通知する火災発信機も接続される。またこの
実施形態にあっては火災感知器20を例にとっている
が、これ以外に、同様に中継器を介してガス漏れ検知
器、防犯センサ、非常押釦発信機、巡回キー、空調環境
センサ等の他の種別監視で使用する検出器を接続するこ
とができる。
【0020】受信機MPU12に対しては、また端末制
御部22を介して伝送路24が警戒区域に引き出され、
伝送路24には中継器26を介して端末器28を接続し
ている。中継器26は端末伝送部14側の中継器18と
同じものが使用される。端末機28は受信機10より制
御される機器であり、火災監視については地区音響装
置、防排煙機器が接続され、ガス漏れ監視についてはガ
ス緊急遮断弁等が接続される。
【0021】端末伝送部14に対し伝送路16を介して
接続された中継器18、また端末制御部22に対し伝送
路24を介して接続された中継器26は、伝送路16,
24ごとに例えば最大128台接続され、伝送路ごとに
それぞれ固有のアドレス0〜127が指定される。受信
機MPU12は、中継器18に接続している火災感知器
20の検出データを一定の呼出周期で順次繰り返し収集
している。
【0022】即ち、端末伝送部14の制御で検出データ
返送用の応答コマンドと中継器アドレスを指定した呼出
信号を伝送路16に送出し、呼出コマンドに続く中継器
アドレスに一致する中継器18より、そのとき火災感知
器20で検出している検出データを受信機10に返送す
る。受信機MPU12は、端末伝送部14を使用して各
火災感知器20より収集した火災検出データを所定の閾
値と比較し、検出データが閾値を超えると火災発報を判
断して火災の発報表示を行う。
【0023】火災の発報表示は、火災発報が行われた中
継器の設置場所と同時に発報種別が火災であることを表
示し、更に後の説明で明らかにするタッチパネル付ディ
スプレイを使用して火災の現場確認を操作者に要求す
る。発報受信状態で現場確認により火災確定スイッチの
操作が行われると、受信機10における主音響の鳴動、
端末制御部22を介して予め定めた火災発生場所に対応
する地区に対する中継器26を指定した地区音響装置の
地区音響鳴動、防排煙機器の制御、更に外部装置に対す
る移報を行う。
【0024】受信機MPU12に対しては、各種の受信
制御のために、表示部30、操作部32、音声合成部3
4、シリアル移報部36、パラレル移報部38及び表示
盤移報部40が設けられている。表示部30としては、
この実施形態にあっては、後の説明で明らかにするよう
に、主にタッチパネル付ディスプレイを使用した操作機
能付きの表示が行われる。もちろん、各種の発報受信状
態や受信制御に対応して個別的な表示も行われる。
【0025】操作部32は、表示部30に設けているデ
ィスプレイ装置のタッチパネルを使用した操作以外に、
各種の受信制御に必要な専用の操作スイッチを用いた操
作が行われる。音声合成部34は、受信機MPU12に
よる発報受信、及び発報受信に続く火災確定後の音響警
報、連動制御、移報等に伴って、警報音や音声メッセー
ジの音声合成による出力を行う。
【0026】シリアル移報部36及びパラレル移報部3
8は、受信機MPU12で火災の断定が行われた際の外
部装置に対する移報動作を行うもので、シリアル移報部
36は移報データの送出をシリアルデータにより行って
おり、これに対しパラレル移報部38はパラレルデータ
により移報出力を行う点が相違する。表示盤移報部40
は、受信機10に対し別途設置される防災表示盤に対
し、受信機MPU12の表示部30とほぼ同様な受信制
御の表示情報を移報出力する。
【0027】図2は図1の受信機10の外観の一例であ
る。受信機10の上部には、この実施形態にあっては、
火報表示部44とガス漏れ表示部46が設けられてい
る。火報表示部44、ガス漏れ表示部46のそれぞれ
は、上下に分けて第1報表示部と第2報表示部を有す
る。続いて操作表示部42が設けられ、更にその下にス
イッチ扉48が設けられ、スイッチ扉48の中に各種の
操作スイッチを設けている。
【0028】図3は図2の操作表示部42を取り出して
いる。操作表示部42にはタッチパネル付ディスプレイ
50が設けられ、受信機10の監視制御に必要な各種の
情報が表示され、同時に表示画像にスイッチ操作部を表
示することで、タッチパネルを使用した入力操作が画面
上でできる。タッチパネル付ディスプレイ50の下側に
は火災断定スイッチ52が設けられている。火災断定ス
イッチ52は、受信機10で火災発報の受信表示が行わ
れた際の現場確認に基づく火災確定の入力操作に使用さ
れる。火災断定スイッチ52以外にも、発報受信時の警
報のため地区音響一斉鳴動スイッチ150、音響停止ス
イッチ151、地区音響停止スイッチ152、更には復
旧スイッチ153などが設けられている。
【0029】図4は、図2の受信機10のスイッチ扉4
8の内側に設けられている操作部32の一例である。こ
の操作部32の中には、受信機10の動作状態を保守モ
ードに切り替えるための保守スイッチ54が設けられて
いる。保守スイッチ54は、図1の集中監視システムの
施工時あるいは保守時に操作することで、受信機10に
設定している各種の受信制御条件を設定変更できる保守
モードを作り出すことができる。
【0030】このように保守スイッチ54は、受信機設
置時や保守時といった特別な場合に使用するものである
から、通常の監視状態で保守スイッチ54を操作してし
まうことを防止するためにスイッチカバー56を設けて
おり、図示のようにスイッチカバー56を開かないと保
守スイッチ54を操作することができないようにしてい
る。本発明にあっては、この保守スイッチ54の操作に
よって火災、ガス漏れ、非常等の異常状態の発報受信状
態で受信機10における各種の受信制御条件の手動によ
る設定変更を可能とする。
【0031】図5は、図1の受信機MPU12による本
発明の受信制御機能を実現するためのブロック図であ
る。図5において、受信機MPU12の機能はプログラ
ム制御により実現され、受信制御部60、受信制御条件
登録部62、保守モード処理部64及びモード切替部6
6を備える。受信制御部60は、受信制御条件登録部6
2に予め設定登録している情報に基づき、警戒区域に設
置した検出器の異常検出による発報を受信して表示し、
この発報受信状態で異常検出の断定入力を受けた際に、
音響警報の鳴動、端末機器の連動制御、及び外部への移
報を行う。
【0032】受信制御条件登録部62に予め登録される
内容としては、火災、ガス漏れ、防犯等の警報種別に応
じて分類されている。例えば火報を例にとると、連動機
器の制御、音響機器の鳴動、火災感知器の感度変更、受
信機動作設定、連動停止、音響停止、移報停止、時間設
定等の保守項目、火災感知器や受信機12の入出力機器
を含む試験項目、受信機に設けているタッチパネル付デ
ィスプレイ50やプリンタを対象とした表示印字項目、
更にはシミュレーション項目として設けられた火災訓練
項目等が予め登録されている。
【0033】保守モード処理部64は、施工時や保守時
などの火災発報、ガス漏れ発報、非常発報等の異常発報
の受信が行われていない状態で、操作部32に設けてい
る保守スイッチ54をオン操作することで、受信制御条
件登録部62の登録内容を設定変更可能な保守モードの
動作状態を作り出す。これに加え本発明にあっては、受
信制御部60で火災発報、ガス漏れ発報、更には防犯発
報等の異常発報の状態での保守スイッチ54の操作に対
し、保守モード処理部64を受信制御条件登録部62の
内容を設定変更可能な保守モードとするモード切替部6
6を設けている。
【0034】この発報受信中における保守モードへの切
替えをモード切替部66により行うため、受信制御部6
0に第1タイマ65が設けられ、操作部32に設けてい
る保守スイッチ54の発報受信状態での設定時間T1例
えばT1=2〜3秒に亘る継続的なオン操作を判断でき
るようにしている。即ち、受信制御部60の発報受信状
態で保守スイッチ54のオン操作が行われると、第1タ
イマ65が起動し、タイマ設定時間T=2〜3秒経過し
た時点で継続的に保守スイッチ54がオン状態を継続し
ていれば、モード切替部66によって保守モード処理部
64を保守モードの動作状態とし、受信制御条件登録部
62の登録内容の設定変更を発報受信中であっても可能
とする。
【0035】モード切替部66により発報受信中に保守
モードに切り替えられた保守モード処理部64は、受信
制御部60で操作部32の火災断定スイッチ52の操作
入力を認識すると、保守モードを解除して受信制御部6
0の動作状態に戻す。この発報受信中の保守モードの解
除は、火災断定スイッチ52のオン操作以外に、受信制
御部60で第1報に続いて同じ警戒区画から第2報を受
信した場合にも火災断定と判断して、自動的に保守モー
ドを解除して受信制御部60の制御に復帰させる。
【0036】更に受信制御部60による火災断定の他の
方法としては、第1報目の発報受信で図示しないタイマ
を起動し、このタイマには例えば火災の現場確認に必要
と思われる時間、例えば5〜10分程度の時間が予めセ
ットされており、この設定時間内に火災確定の入力操作
がなければ自動的に火災断定として音響警報、連動制
御、移報等の受信制御に移行する。
【0037】一方、保守モード処理部64には、発報受
信中に切り替えた保守モードを自動的に復旧させるため
の第2タイマ75が設けられている。第2タイマ75
は、設定時間T2例えばT2=30〜180秒程度の時
間を設定する。第2タイマ75は、保守スイッチ54の
操作に基づいてモード切替部66が保守モード処理部6
4を保守モードの動作状態に切り替えたときに起動し、
設定時間T2の間に火災断定スイッチ52の操作や第2
報目の受信による火災確定が行われなければ、設定時間
T2に達したときに保守モードを自動的に解除して受信
制御部60による受信制御に戻す。
【0038】このため、保守スイッチ54の操作で保守
モードに切り替えたまま受信機10をやむを得ず離れて
しまうような場合についても、特別な保守モードの解除
操作を必要とすることなく、設定時間T2を経過すると
受信制御部60による通常の発報受信状態での受信制御
に戻り、保守モードに切り替えたまま受信制御部60の
機能が損われてしまうことを確実に回避できる。
【0039】図6は図5の受信機MPU12による本発
明のフローチャートであり、警報種別として火災を例に
とっている。まずステップS1で、受信制御部60は火
災発報の有無を監視している。火災発報があるとステッ
プS2に進み、火災発報の対応処理を行う。具体的に
は、受信した異常の種別が火災であることを表示し、ま
た第1報目の発報受信部に火災発生場所として例えば棟
番号、階番号、地区番号を表示する。
【0040】続いてステップS3で保守スイッチ54の
オン操作をチェックし、もし保守スイッチ54のオン操
作があれば、ステップS4で第1タイマ65を起動し、
保守スイッチ54のオン状態を監視する。ステップS4
で保守スイッチ54のオン状態が設定時間T1例えばT
1=2〜3秒程度継続すると、ステップS5に進み、モ
ード切替部66により保守モード処理部64を動作状態
とする保守モードを設定し、ステップS5のシステム保
守モード処理を可能とする。
【0041】このシステム保守モード処理50を可能と
する保守モード切替状態にあっては、ステップS6で火
災断定スイッチ52のオン操作をチェックしており、火
災断定スイッチ52がオン操作されると、ステップS7
でシステム保守モードを解除し、再びステップS2に戻
って火災発報の対応処理を行う。図7は図5の受信機M
PU12における受信制御処理の他の実施形態のフロー
チャートであり、発報受信で保守モードに切り替えた状
態で図5の保守モード処理部64の第2タイマ75を起
動して、設定時間T2の経過で自動的に保守モードを解
除するようにしたことを特徴とする。
【0042】即ち、ステップS1〜S5の火災発報から
保守スイッチ54の設定時間T1に亘るオン操作による
保守モードへの切替えによるシステム保守モード処理の
可能状態の生成は図6のフローチャートと同じである
が、システム保守モードに切り替えた際に第2タイマ7
5を起動して、ステップS6で設定時間T2の経過をチ
ェックしている。
【0043】第2タイマ75による保守モード設定時間
中にあっては、ステップS7で火災断定スイッチ52の
オン操作をチェックしており、もし火災断定スイッチの
オン操作があればステップS8に進んでシステム保守モ
ードを解除して、再びステップS2の火災発報の対応処
理に戻る。一方、設定時間T2の間に火災断定スイッチ
52のオン操作が行われなければ、設定時間T2の経過
でステップS8に進んで強制的にシステム保守モードを
解除して、ステップS2の火災発報の対応処理に戻すよ
うにしている。 2.発報受信中の受信制御条件の設定変更 次に、図5の受信機MPU12の発報受信中に保守モー
ドスイッチ54を継続操作して切り替えた保守モードに
おける受信制御条件の設定変更の具体例を説明する。ま
ず火災、ガス漏れなどの異常発報のない通常の監視状態
にあっては、受信機10のタッチパネル付ディスプレイ
には図8のような定常監視画面G110が表示されてい
る。
【0044】この定常監視画面G110では、保守スイ
ッチ54をオン操作することで保守モードに切り替える
ことができる。また定常監視画面G110の右側には、
最上部の時刻表示68に続いて複数の操作スイッチが設
けられており、このうち「試験・保守」と表示されたタ
ッチパネル上の保守スイッチ54´を押すことによって
も、受信機10を保守モードに切り替えて受信制御条件
の設定変更を行うことができる。
【0045】図9は受信機10の火災発報の受信状態の
説明図である。火災発報を受信した場合には、右側上部
に取り出して示すように、受信機10の火災表示部44
に設けている火災発報表示灯70を点灯し、同時に第1
報表示部72に第1報受信表示を行うと同時に、発報地
区を示す「棟番号、階番号、地区番号」を表示する。ま
た火災発報を行った検出器の種別を示す種別発報表示部
76において、この場合には火災発信機の押しボタン操
作による火災発報を例にとっていることから、発信機シ
ンボルを表示する。これに対し、もし火災感知器からの
検出信号による発報受信であれば、火災のシンボルマー
クや炎のマークが表示されることになる。
【0046】更にタッチパネル付ディスプレイ50に
は、発報番号「01」、警報種別マークに続いて、発報
地区を示す「事務棟23F 社員ラウンジ」が表示され
る。同時に、現場確認を促すためのメッセージが表示さ
れ、続いて火災確認スイッチ77と非火災確認スイッチ
78が設けられる。したがって現場確認で火災であった
場合には、火災発報受信画面G120の火災確認スイッ
チ77を押すことによっても、図3に示した火災断定ス
イッチ52と同じ火災断定入力を行うことができる。
【0047】また非火災であった場合には、非火災確認
スイッチ78を押せばよい。非火災確認スイッチ78を
操作した場合には、受信機10の第1報目の発報受信状
態はリセットされ、新たな発報受信に備えるようにな
る。また発報受信中に音響警報、連動制御、更には移報
などが既に行われてしまっていた場合には、図3の操作
表示部32に設けている復旧スイッチ153を押すこと
でシステムをリセットして定常監視状態に戻すことがで
きる。
【0048】図10は、発報受信中の火災断定スイッチ
52の継続オン操作により、図5のモード切替部66が
保守モード処理部64を保守モードに切り替えたときの
試験・保守画面G200である。試験・保守画面G20
0には、制御・鳴動スイッチ80、火災訓練スイッチ8
1、感度変更スイッチ82、保守スイッチ83、試験ス
イッチ84、表示・印字スイッチ85及び防犯スイッチ
86が設けられる。このうち発報受信の際に受信制御条
件の設定変更に使用する主なスイッチは、感度変更スイ
ッチ82、保守スイッチ83、表示・印字スイッチ85
の3つとなる。それ以外のスイッチは主に設置時や保守
時に使用される。
【0049】図11は図10の試験保守画面G200に
おいて順次呼び出して操作することのできる画面の階層
構造である。このうち発報受信中における保守モードの
切替えで使用する画面内容の階層構造については実線で
示し、使用しない画面については破線で示している。 3.発報受信時の感度変更 発報受信で図10の試験保守画面G200に切り替えた
状態で、例えば火災感知器の感度を変更したい場合には
感度変更スイッチ82を操作すれば良く、これによって
図12の感度変更画面G500に切り替わる。感度変更
画面G500には感度設定切替設定スイッチ87、感度
レベル設定スイッチ88及びスケジュール設定スイッチ
89が設けられている。
【0050】また感度変更画面G500にあっては、部
外者による感度変更を禁止するため暗証番号スイッチ9
0が設けられており、暗証番号が分かっている管理者し
か感度変更を行うことができない。また試験・保守スイ
ッチ91を押すことで図10の試験・保守画面G200
に戻ることができる。図12の感度変更画面G500に
おいて、感度切替設定スイッチ87を操作すると、図1
3の感度切替画面G510に切り替わる。感度切替画面
G510には、一括切替スイッチ92とブロック切替ス
イッチ93が設けられている。一括切替スイッチ92を
操作すると、図14の一括切替画面G511に切り替わ
る。一括切替画面G511には通常感度スイッチ94と
特殊感度スイッチ95が設けられる。通常感度スイッチ
94を操作すると、予め決められている通常の感度への
一括切替えが行われる。特殊感度スイッチ95を操作す
ると、通常感度以外の特殊感度への一括切替えが行われ
る。
【0051】図13の感度切替画面G510においてブ
ロック切替スイッチ93を操作すると、図15のブロッ
ク切替画面G512に切り替わる。ブロック切替画面G
512には、警戒区域を例えばブロック0〜19の20
ブロックに分けて感度設定を可能としている。また「ブ
ロック0」〜「ブロック19」の数字は白文字と赤文字
で表示され、白文字は通常感度、赤文字は特殊感度に設
定されている。
【0052】このブロック切替えは、ブロックスイッチ
群96の中の変更したいブロックスイッチを操作した
後、設定スイッチ97を操作すると、現在設定されてい
る感度から他の感度に切り替えられる。例えば白文字の
ブロック表示で通常感度にあった場合には、設定スイッ
チ96の操作で赤文字の特殊感度に切り替わる。逆に赤
文字の特殊感度であれば白文字の通常感度に切り替わ
る。
【0053】次に図12の感度変更画面G500におい
て感度レベル設定スイッチ88を操作すると、図16の
感度レベル変更画面G520に切り替わる。感度レベル
変更画面G520には、一括設定スイッチ98と個別設
定スイッチ99が設けられている。一括設定スイッチ9
8を操作すると、図17の感度レベル設定画面G521
に切り替わる。
【0054】感度レベル設定画面G521には、通常感
度と特殊感度に分けて煙注意表示、煙火災、熱注意表
示、熱火災の4つの感度選択スイッチが設けられてい
る。また右側には5つの数値入力窓134a〜134e
が設けられ、キースイッチ136でいずれかの数値入力
窓を選択して、図示しないテンキーにより感度を示す数
値を入力できる。
【0055】そして数値入力窓134a〜134eの中
のいずれか1つをキースイッチ136で選択した状態で
設定スイッチ137を操作すると、現在選択している例
えば数値スイッチ130aの値を変更することができ
る。この感度レベル設定画面G521を使用して設定で
きる感度の内容は、感度設定説明スイッチ138を操作
して図18の感度設定説明画面G522を呼び出すこと
で確認できる。
【0056】なお図12の感度変更画面G500におけ
るスケジュール設定スイッチ89は、時間的なスケジュ
ールに従った感度切替えであり、発報受信の際の感度変
更で使用することは基本的にない。 4.発報受信時の保守画面による設定変更 発報受信中に図10の試験保守画面G200に切り替え
た状態で保守スイッチ83を操作すると、図19の保守
画面G600に切り替わる。保守画面G600において
発報受信中に感度変更や連動停止等のために使用するス
イッチは、受信機動作設定スイッチ140、連動停止ス
イッチ141、音響停止スイッチ142、移報停止スイ
ッチ143及び時間設定スイッチ144である。
【0057】まず受信機動作設定スイッチ140を操作
すると、図20の受信機動作設定画面G610に切り替
わる。この受信機動作設定画面G610の中には非常放
送停止スイッチ144が設けられている。したがって、
非火災状態での火災断定で非常放送が出されてしまうこ
とを防ぎたい場合には、非常放送連動停止スイッチ14
4を操作すれば良い。
【0058】図19の保守画面G600において連動停
止スイッチ141を操作すると、警報種別ごとに連動停
止を行う図21の連動停止(種別)画面G620に切り
替わる。図21の連動停止(種別)画面G620には、
シャッター連動停止スイッチ145、たれ壁連動停止ス
イッチ146、ダンパー連動停止スイッチ147、排煙
口連動停止スイッチ148及び防火戸連動停止スイッチ
149が設けられており、必要とする連動停止スイッチ
を操作して設定スイッチ150を操作することで連動停
止ができる。
【0059】ここで、連動停止を行うと各スイッチの項
目は赤文字表示となり、赤文字表示となった連動停止項
目については、ここで連動停止を行うと各スイッチの項
目は赤文字表示となり、赤文字表示となった連動停止項
目を一括して連動解除したい場合は、連動停止解除スイ
ッチ151を操作して一括解除する。また個別に解除し
たい場合は、解除したいスイッチ項目(赤文字表示とな
っている)を操作することで、スイッチを赤文字表示の
ままで下に押し下げられた状態にしてスイッチ150を
操作すれば、各スイッチが白文字表示で定位置に戻り、
連動解除状態となる。
【0060】また連動停止(種別)画面G620の右下
側には、連動停止「棟別」スイッチ152が設けられ、
これを操作すると、図22の連動停止(棟別)画面G6
21に切り替わる。連動停止(棟別)画面G621に
は、連動停止の単位となる「1棟」「2棟」の棟別連動
停止スイッチ153,154が設けられており、いずれ
か1つを操作して設定スイッチ155を操作すると、棟
別単位に図21の各機器に対する連動停止ができる。ま
たこの棟別の連動停止についても、連動停止が行われる
とスイッチの表示文字は赤文字となり、また、この棟別
の連動停止についても、連動停止が行われるスイッチの
項目は赤文字表示となる。ここ連動停止項目を一括して
連動解除したい場合は、連動停止解除スイッチ156を
操作すると、一括解除する。
【0061】また個別に解除したい場合は、解除したい
スイッチ項目(赤文字表示となっている)を操作するこ
とで、スイッチを赤文字表示のままで下に押し下げられ
た状態にしてスイッチ155を操作すれば、各スイッチ
が白文字表示で定位置に戻り、連動解除状態となる。ま
た図21の連動停止(種別)画面G620に戻すための
連動停止(種別)スイッチ157も設けられている。
【0062】再び図19の保守画面G600を参照する
に、音響停止スイッチ142を操作すると、図23の音
響停止画面G630に切り替わる。この音響停止画面G
630には火災主音響停止スイッチ158、ガス漏れ主
音響停止スイッチ159、注意表示主音響停止スイッチ
160、障害音響停止スイッチ161、付属音響停止ス
イッチ162及び表示盤音響停止スイッチ163が設け
られている。このため、6種類の主音響停止スイッチ1
58〜163のうちの1または複数を操作して設定スイ
ッチ164を操作すると音響停止ができる。
【0063】図19の保守画面G600において、また
移報停止スイッチ143を操作すると、図24の移報停
止画面G640に切り替わる。移報停止画面G640に
はシリアル1移報停止スイッチ165、シリアル2移報
停止スイッチ166、シリアル3移報停止スイッチ16
7、コード移報停止スイッチ(パラレル移報停止スイッ
チ)168及び表示盤移報停止スイッチ169が設けら
れており、1または複数の移報停止スイッチを選択操作
して設定スイッチ170を押すことで、対応する移報を
禁止することができる。
【0064】また図19の保守画面G600において、
時間設定スイッチ144を操作すると、図25の時間設
定画面G650に切り替わる。この時間設定画面G65
0のうち、蓄積遅延時間設定スイッチ158を使用しし
て火災感知器の蓄積時間及びガス監視の遅延時間の確認
と変更を行うことができる。また部外者による時間の設
定変更を禁止するため、暗証番号スイッチ159を設け
ている。
【0065】図25の時間設定画面G650の蓄積遅延
時間設定スイッチ158を操作すると、図26の蓄積遅
延時間設定画面G652に切り替わる。蓄積遅延時間設
定画面G652には、煙アナログ感知器、熱アナログ感
知器、一般感知器の各々について、蓄積時間を選択する
ための数値スイッチ160a〜160d,161a,1
61b,162a,162bが設けられている。
【0066】またガス漏れ検出器と監視用の検出器につ
いて、数値スイッチ163a,163b、164a,1
64bが設けられている。これらの数値スイッチには予
め固定的に蓄積時間(秒)及び遅延時間(秒)の数値が
設定されており、いずれか1つを選択することで蓄積時
間あるいは遅延時間を設定変更することができる。 5.発報受信中の検出器の感度の確認 図10の発報受信中に保守モードに切り替えて図10の
試験保守画面G200の表示状態で、火災感知器の設定
感度の状態を確認したい場合には、表示・印字スイッチ
85を操作すれば良い。表示印字スイッチ85を操作す
ると、図27の表示印字画面G800に切り替わる。そ
こで表示印字画面G800の感度表示スイッチ165を
操作すると、図28の感度表示画面G860に切り替わ
る。
【0067】感度表示画面G860には、系統選択スイ
ッチ166と任意番号選択スイッチ167が設けられて
いる。系統選択スイッチ166を操作すると、図29の
系統別感度一覧画面G861に切り替わる。この系統別
感度一覧画面は、中継盤番号、系統番号、該当戸数に基
づき、回線番号、種別、注意表示、火災感度が感知器ご
とに表示される。系統番号は右側の下向きの三角マーク
を持つキースイッチで選択的に切り替えられる。
【0068】この系統別感度一覧画面G861は、図3
1の分散システムに使用した場合を表示しているが、図
1の集中監視システムの場合は、系統別感度一覧画面G
861中の「中継盤」というモジュール及び枠が無くな
るだけで分散システムと同様に使用できる。図28の感
度表示画面G860において、任意番号選択スイッチ1
67を操作すると、図30の個別感度表示画面G862
に切り替わる。この個別感度表示画面G862にあって
は、回線番号により個別に火災感知器を指定して、受信
機側で設定している注意表示のための閾値と火災判断の
ための閾値の煙濃度「%/m」を表示している。尚、図
10〜図30のタッチパネル付ディスプレイ50を使用
した発報受信中に保守モードに切り替えたときの各種の
受信制御条件の設定変更は1つの例であり、これ以外に
も必要に応じて適宜の受信制御条件の設定変更ができる
ようにしても良い。当然に、実施例のタッチパネル付デ
ィスプレイの画面上のスイッチを使用した設定変更に限
定されず、専用の操作スイッチやキースイッチ等を用い
た設定変更としても良いことはもちろんである。 4.分散システム 図31は本発明の防災監視用受信機が適用される分散シ
ステムのブロック図である。分散システムにあっては、
受信機100に対し幹線伝送路102を介して複数の中
継盤104を接続している。中継盤104は例えば棟ご
とに設置されており、これら棟ごとに設けた中継盤10
4を受信機100で一括して集中監視している。
【0069】図32は図31の分散システムの受信機1
00及び中継盤104の詳細である。受信機100は受
信機MPU106を有し、受信機MPU106に対し幹
線伝送部108、表示部110、操作部112、音声合
成部114、シリアル移報部116、パラレル移報部1
18及び表示盤移報部120を設けている。受信機10
0の幹線伝送部108からは幹線伝送路102が引き出
され、中継盤104を接続している。
【0070】中継盤104は中継盤MPU122を有
し、幹線伝送部124を介し受信機100からの幹線伝
送路102を接続している。中継盤MPU122に対し
ては更に、端末伝送路126、端末制御部128、表示
部130、操作部132、音声合成部134、シリアル
移報部136、パラレル移報部138及び表示盤移報部
140が設けられている。中継盤104の端末伝送部1
26からは伝送路16が引き出され、中継器18を介し
て例えば火災感知器20を接続している。また端末制御
部128からは伝送路24が引き出され、中継器26を
介して制御負荷となる端末器28を接続している。
【0071】このような分散システムについて、図1の
集中監視システムで使用している受信機10における図
2の火災表示部44、ガス漏れ表示部46、操作表示部
42、更にスイッチ扉48の内側に設けた図4の操作部
32が、図31,図32における受信機100として設
けられている。中継盤104の中継盤MPU122の機
能は、図5の受信機MPU12におけるモード切替部6
6、第1タイマ65及び第2タイマ75を除いた受信制
御機能を持つ。また受信機100にあっては、図5の端
末伝送部14及び端末制御部22が幹線伝送部108に
置き換わり、受信機MPU106は基本的に図5の受信
機MPU12の受信制御部60、受信制御条件登録部6
2、保守モード処理部64、モード切替部66、第1タ
イマ65及び第2タイマ75を備えている。但し、図5
の受信制御部60における火災、ガス漏れ、非常等の受
信発報の判断については、各中継盤104側に機能が移
されている。
【0072】このため図31,図32の分散システムに
ついても、受信機100で火災、ガス漏れ、非常等の発
報受信が行われたときに保守スイッチ54を設定時間T
1以上押し続けることで、発報受信中であっても保守モ
ードに切り替えて、各中継盤104に対し設定している
音響鳴動、連動制御、移報、検出器の感度設定等の受信
制御条件を操作者が必要に応じて手動で設定変更するこ
とができる。
【0073】尚、上記の実施形態は、伝送路に中継器を
介して各種の検出器や端末制御機器を接続して集中的に
監視制御を行う比較的大規模なシステムを例にとるもの
であったが、本発明は大規模なシステムに限定されず、
受信機において発報受信のない状態で感知器及び制御機
器の受信制御条件を設定し、この受信制御条件の設定変
更を検出器の発報受信状態で禁止しているシステムであ
れば、任意のシステムで使用している受信機につき、そ
のまま適用することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、火災、ガス漏れ等の発報受信状態にあっても、保守
スイッチを所定時間継続して押し続けることで受信機の
受信制御条件、具体的には検出器の感度、異常放送、防
排煙、音響警報、移報等を手動操作により必要に応じて
任意に停止することができ、これによって非火災であっ
た場合の発報受信に続く音響警報、連動動作、移報等を
確実に防止して不要な混乱を未然に防止できる。
【0075】また第1報を受信した後に保守モードに切
替え、発報した火災感知器の周辺に設置している他の火
災感知器の感度を高めることで、早期に第2報目の発報
受信を可能とし、現場に出向くことなく火災断定を迅速
にでき、結果として火災の早期発見が実現できる。更に
発報受信中に保守モードに切り替えても、火災断定スイ
ッチ等の検出異常の断定入力を行うと、保守モードが解
除されて通常の受信制御に直ちに復帰でき、発報受信中
に保守モードへの切替えを可能としても、火災確定によ
る警報鳴動、連動制御、移報などの受信制御機能を損う
ことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される集中監視制御システムのブ
ロック図
【図2】図1の防災監視制御用受信機の外観の説明図
【図3】図2の操作表示部を取り出して詳細を示した説
明図
【図4】図2の操作部を取り出して詳細を示した説明図
【図5】図1の防災監視制御用受信機における本発明に
よる制御機能のブロック図
【図6】本発明の第1実施形態による受信制御のフロー
チャート
【図7】本発明の第2実施形態による受信制御のフロー
チャート
【図8】定常監視画面の説明図
【図9】火災発報受信時の動作説明図
【図10】試験・保守画面の説明図
【図11】試験・保守画面における階層構造の説明図
【図12】感度変更画面の説明図
【図13】感度切替画面の説明図
【図14】一括切替画面の説明図
【図15】ブロック切替画面の説明図
【図16】感度レベル変更画面の説明図
【図17】感度レベル設定画面の説明図
【図18】感度設定説明画面の説明図
【図19】保守画面の説明図
【図20】受信機動作設定画面の説明図
【図21】種別による連動停止画面の説明図
【図22】棟別による連動停止画面の説明図
【図23】音響停止画面の説明図
【図24】移報停止画面の説明図
【図25】時間設定画面の説明図
【図26】蓄積・遅延時間設定画面の説明図
【図27】表示・印字画面の説明図
【図28】感度表示画面の説明図
【図29】系統別感度一覧画面の説明図
【図30】個別感度表示画面の説明図
【図31】本発明が適用される分散処理システムのブロ
ック図
【図32】図30の受信機及び中継盤のブロック図
【符号の説明】
10,100:受信機 12,106:受信機MPU 14:端末伝送部 16,24:伝送路 18,26:中継器 20:火災感知器 22:端末制御部 28:端末器 30:表示部 32:操作部 36:シリアル移報部 38:パラレル移報部 40:表示盤移報部 50:タッチパネル付ディスプレイ 52:火災断定スイッチ 54:保守スイッチ 60:受信制御部 62:受信条件登録部 64:保守モード処理部 65:第1タイマ 66:モード切替部 102:幹線伝送路 104:中継盤 108,124:幹線伝送路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発報受信のない状態で保守スイッチを操作
    した時に、受信機の受信制御条件を設定変更する保守モ
    ードを有効とする保守モード処理部と、 監視区域に設置した検出器の異常検出による発報を受信
    して表示し、該発報受信状態で前記検出異常の断定入力
    を受けた際に、音響鳴動、端末機器の連動制御及び外部
    への移報を行う受信制御部と、を備えた防災監視制御用
    受信機に於いて、 前記受信制御部の発報受信状態で、前記保守スイッチの
    一定時間に亘る継続操作を検出した際に、前記保守モー
    ド処理部の保守モードに切り替えて前記受信機の受信制
    御条件の設定変更を可能とするモード切替部を設けたこ
    とを特徴とする防災監視制御用受信機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の防災監視制御用受信機に於
    いて、前記モード切替部は、前記保守モードへの切替状
    態で異常断定スイッチの操作を検出した場合、前記保守
    モードを解除して前記受信制御部の動作に切り替え、音
    響警報、端末機器の連動制御及び外部への移報を行わせ
    ることを特徴とする防災監視制御用受信機。
  3. 【請求項3】請求項2記載の防災監視制御用受信機に於
    いて、前記モード切替部は、前記保守モードへの切替時
    に起動するタイマを有し、該タイマにより所定時間の経
    過を検出した時に前記保守モードを解除し、前記受信制
    御部の動作に切り替えて音響鳴動、端末機器の連動制御
    及び外部への移報を行わせることを特徴とする防災監視
    制御用受信機。
  4. 【請求項4】請求項1記載の防災監視制御用受信機に於
    いて、前記モード切替部により保守モードに切り替えた
    状態で前記保守モード処理部は、手動操作により非常放
    送の連動停止、防排煙機器の連動停止、音響警報の連動
    停止、移報の停止を選択的に可能とすることを特徴とす
    る防災監視制御用受信機。
  5. 【請求項5】請求項1記載の防災監視制御用受信機に於
    いて、前記モード切替部により保守モードに切替えた状
    態で前記保守モード処理部は、手動設定操作により警戒
    区域に設置している検出器の感度の設定変更を可能とす
    ること特徴とする防災監視制御用受信機。
  6. 【請求項6】請求項1記載の防災監視制御用受信機に於
    いて、発報受信のない状態で前記保守モード処理部の保
    守モードに切り替える保守スイッチと、発報受信状態で
    前記保守モード処理部の保守モードに切り替える保守ス
    イッチを、異なるスイッチとして別々に設けたことを特
    徴とする防災監視制御用受信機。
  7. 【請求項7】請求項1記載の防災監視制御用受信機に於
    いて、前記受信制御部は、火災感知器、火災発信機、ガ
    ス漏れ検知器、防犯検出器、非常発信機、巡回キー、各
    種設備機器の検出器からの検出信号を受信して対応する
    受信制御を行うことを特徴とする防災監視制御用受信
    機。
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