JP3288881B2 - 防犯監視システムおよび防犯監視制御方法 - Google Patents

防犯監視システムおよび防犯監視制御方法

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JP3288881B2
JP3288881B2 JP03000895A JP3000895A JP3288881B2 JP 3288881 B2 JP3288881 B2 JP 3288881B2 JP 03000895 A JP03000895 A JP 03000895A JP 3000895 A JP3000895 A JP 3000895A JP 3288881 B2 JP3288881 B2 JP 3288881B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、監視区域が複数の監視
ブロックに区分されている場合に、各監視ブロックの監
視制御を1箇所で行なう防犯監視システムおよび防犯監
視制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図19に示されているよう
な防犯監視システムが知られている。この防犯監視シス
テムは、例えば建物等が分散する学校などのように、監
視区域がいくつかのブロックに区分されている場合に、
各ブロックを1箇所で監視することを意図して構成され
ている。すなわち、図19の例では、監視区域がn個の
警備(監視)ブロックF1〜Fnに区分されている場合に、
各警備ブロックF1〜Fnを1つの中央監視部101によ
り集中監視するように構成されている。ここで、各警備
ブロックF1〜Fn内には、防犯監視を行なうためのセン
サ端末器と、表示灯を備えた点検器とがそれぞれ設置さ
れている。
【0003】図20は1つの警備ブロック,例えばF1
内に設置されているm(m≧1)個のセンサ端末器SE1
〜SEmと1つの点検器ALとを示す図である。図20
を参照すると、各センサ端末器SE1〜SEmは、オン・
オフ型センサ端末器であって、中央監視部101にそれ
ぞれ線路L1〜Lmにより接続され、あるセンサ端末器,
例えばSE1が警報発報の状態(オンの状態)となるとき
線路L1の電位を変化させてこのセンサ端末器SE1が警
報発報の状態となったことを中央監視部101に通知す
るようになっている。また、各センサ端末器SE1〜S
mは警報接点(例えば警報発報時に開となる接点)C1
mを有している。なお、各センサ端末器SE1〜SEm
の各々には、必要に応じて異なる種類の対象を検知する
センサ(例えば赤外線等により在室状態を検出するパッ
シブセンサや、窓ガラス破壊センサや、ドアの施錠状態
を検出するマグネットセンサなど)を用いることができ
る。
【0004】また、例えば警備ブロックF1内の点検器
ALは、その警備ブロックF1内に設置されているセン
サ端末器SE1〜SEmの警報接点(例えば警報発報時に
開となる接点)C1〜Cmに直列に接続されている。この
場合、各センサ端末器SE1〜SEmが警報発報をしてい
ない状態,すなわち正常状態時には、各センサ端末器S
1〜SEmの警報接点が全て閉となっているので、この
点検器ALには電源が供給され、点検器ALの表示灯が
点灯し、表示灯が点灯していることにより、この警備ブ
ロックF1が正常であることを確認できる。例えば、各
センサ端末器SE1〜SEmが上述のように警備ブロック
1の戸締り状態を検出するセンサである場合、点検器
ALの表示灯が点灯していることによって、この警備ブ
ロックF1の戸締りが全てなされていることを確認でき
る。これに対し、各センサ端末器SE1〜SEmのいずれ
かが警報発報し、各センサ端末器SE1〜SEmのいずれ
かの警報接点が開となると、この点検器ALには電源が
供給されず、点検器ALの表示灯は消灯する。これによ
り、この警備ブロックF1が異常であることを確認でき
る。例えば、この警備ブロックF1の戸締りがなされて
いないことを確認できる。
【0005】図示しないが、他の警備ブロックF2〜Fn
も、警備ブロックF1と同様の構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
防犯監視システムでは、1つの警備ブロック,例えばF
1内にm個のセンサ端末器SE1〜SEmと1個の点検器
ALを設置する場合、この警備ブロックF1に関して、
中央監視部101との間でセンサ端末器SE1〜SEm
個数mに相当するm本の配線L1〜Lmを必要としてい
た。また、点検器ALをセンサ端末器SE1〜SEmの警
報接点C1〜Cmと直列に接続していたので、この警備ブ
ロックF1内において、m個の各センサ端末器SE1〜S
mと点検器ALとの間でも相当の配線数を要してい
た。従って、全警備ブロックF1〜Fnについて中央監視
部101とセンサ端末器との間で、また、点検器とセン
サ端末器との間で相当数の配線を要し、システムにおけ
る配線数が非常に多くなるという問題があった。
【0007】また、センサ端末器の設置個数を増減する
など、センサ端末器の設置個数を変更したりする場合に
は、中央監視部101とセンサ端末器との配線を新たに
布設したり削減したりしなければならず、また、点検器
とセンサ端末器の間で煩雑な配線変更作業を行なわなけ
ればならないという問題もあった。
【0008】本発明は、監視区域が複数の監視ブロック
に区分され、各監視ブロックを1つの中央監視部により
監視するような防犯監視システムにおいて、各監視ブロ
ック内にセンサ端末器とともに点検器を設置する場合に
も、配線数を低減することができ、さらには、センサ端
末器,点検器の個数等の変更を煩雑な配線変更作業を必
要とせずに容易に行なうことの可能な防犯監視システム
および防犯監視制御方法を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、請求項1乃至請求項9記載の発明では、
各監視ブロック内に、少なくとも1つのセンサ端末器と
ともに該センサ端末器の状態を表示可能な少なくとも1
つの点検器を設置可能であって、各監視ブロックにセン
サ端末器および点検器を設置する場合、各センサ端末器
および各点検器は、中央監視部から延びる伝送線に接続
され、中央監視部からの伝送線を介してのアドレス呼出
しによって監視制御されるようになっている。これによ
り、各監視ブロック内にセンサ端末器とともに点検器を
設置する場合にも、配線数を低減することができ、さら
には、センサ端末器,点検器の個数等の変更を煩雑な配
線変更作業を必要とせずに容易に行なうことができる。
【0010】特に、請求項2,請求項3記載の発明で
は、中央監視部には、各センサ端末器が設置されている
監視ブロックと各センサ端末器との対応関係、さらに
は、各点検器が設置されている監視ブロックと各点検器
との対応関係を設定する監視ブロック設定手段が設けら
れており、中央監視部は、各センサ端末器をアドレス呼
出しして各センサ端末器の状態を監視するとき、いずれ
かのセンサ端末器が警報発報の状態になったことを検知
すると、監視ブロック設定手段により設定されたセンサ
端末器と監視ブロックとの対応関係に基づいて該警報発
報の状態になったセンサ端末器が設置されている監視ブ
ロックを割出し、また、該監視ブロック内の点検器を監
視ブロック設定手段により設定された点検器と監視ブロ
ックとの対応関係に基づいて割出して、該点検器のアド
レス呼出し時に所定の制御指令を与えて、所定の表示制
御を行なわせるようになっている。これにより、センサ
端末器が設置されている監視ブロックの割出し、およ
び、該監視ブロック内の点検器の割出しを容易に行なう
ことができる。
【0011】また、請求項5記載の発明では、中央監視
部には、さらに、センサ端末器が警報発報の状態となっ
たときに警備開始手段および/または警備解除手段に連
動させて該センサ端末器からの警報発報に関する処理を
行なうか、また、警備開始手段および/または警備解除
手段に連動させずに非連動で該センサ端末器からの警報
発報に関する処理を行なうかの連動/非連動の情報を各
センサ端末器ごとに各センサ端末器と対応させて設定す
る連動・非連動情報設定手段が設けられており、中央監
視部は、いずれかのセンサ端末器が警報発報の状態にな
ったことを検知すると、該センサ端末器に対応した連動
/非連動情報を連動・非連動情報設定手段により設定さ
れたセンサ端末器と連動/非連動情報との対応関係に基
づいて割出し、該センサ端末器に対し、非連動の情報が
設定されているときには、警備期間中である場合と警備
解除期間中である場合とで警報発報に対する処理を区別
することなく行なうようになっている。このように、セ
ンサ端末器ごとに連動/非連動情報を設定可能であるの
で、あるセンサ端末器が警報発報したとき、該センサ端
末器の目的,種別に応じた適切な処理を容易に行なうこ
とができる。
【0012】また、請求項7記載の発明では、中央監視
部には、各監視ブロック全ての状態を表示する表示手段
がさらに設けられているので、最終退室者あるいは警備
員は、各点検器により、個々の監視ブロックの戸締りの
点検を行なうことができるとともに、上記表示手段を見
ることで、監視ブロック全ての戸締り状態を同時に一括
して把握することができる。すなわち、各点検器の表示
を見忘れた場合でも、最終的に上記表示手段を見ること
で、戸締り点検確認を確実に行なうことができる。
【0013】また、請求項8記載の発明では、中央監視
部は、いずれか1つの監視ブロック内に設けられてお
り、この場合、該監視ブロック内における点検器機能
は、中央監視部内に設けられている。これにより、点検
器の設置個数を低減することができ、より高効率,低コ
ストのシステムを構築することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る監視制御システムの構成例を
示す図である。この監視制御システムは、図19に示し
た従来の防犯監視システムと同様、例えば建物が分散す
る学校や工場などのように、監視区域が複数の監視ブロ
ックF1〜Fnに区分されている場合に、各監視ブロック
1〜Fnを共通の伝送線Lを介して1つの中央監視部1
で監視するように構成されている。また、中央監視部1
は、例えば電話回線などの回線LNによって、外部の監
視センターMCTに接続されている。
【0015】ここで、各監視ブロックF1〜Fn内には、
少なくとも1つのセンサ端末器と、少なくとも1つの点
検器とを設置可能となっている。図2は、1つの監視ブ
ロック,例えばF1内に、m(m≧1)個のセンサ端末器
SE1〜SEmと1つの点検器ALとが設置されている場
合を示す図である。図2を参照すると、監視ブロックF
1内の各センサ端末器SE1〜SEmおよび点検器AL
は、中央監視部1から延びる共通の伝送線L(具体的に
は、図3に示すように一対の伝送線La,Lb(2線式デ
ジタル線路))の任意所望の位置に着脱自在に接続され、
中央監視部1からの伝送線Lを介してのアドレス呼出し
(アドレスポーリング)によって中央監視部1により集中
監視制御されるようになっている。他の監視ブロックF
2〜Fnに配置されているセンサ端末器,点検器について
も、監視ブロックF1と同様に、中央監視部1から延び
る共通の伝送線Lに接続され、中央監視部1からの伝送
線Lを介してのアドレス呼出しによって中央監視部1に
より集中監視制御されるようになっている。
【0016】なお、1つの監視ブロックに配置されてい
るセンサ端末器の個数mは、監視ブロック内でのセンサ
端末器の種類,用途などに応じ、各監視ブロックごとに
相違していても良い。また、点検器ALについては、各
監視ブロックF1〜Fnごとに1個ずつあるいは1個以上
設けられても良いし、あるいは、ある監視ブロックにつ
いては点検器ALを設置しないというように、各ブロッ
クF1〜Fnごとに任意所望の個数を設けることができ
る。
【0017】このように、本実施例では、監視区域が複
数の監視ブロックF1〜Fnに区分され、各監視ブロック
1〜Fnを共通の伝送線Lを介して1つの中央監視部1
で監視する場合でも、各監視ブロックF1〜Fnの各セン
サ端末器,各点検器への配線は、中央監視部1からの一
対の伝送線Lだけで済み、センサ端末器,点検器の設置
個数を変更(増減)するときにも、配線に関しては何ら変
更することなく、中央監視部1から延びる既存の伝送線
Lにセンサ端末器,点検器を取付けたり取外したりする
だけで良い。
【0018】図4,図5,図6はそれぞれ中央監視部
1,センサ端末器SE,点検器ALの構成例を示す図で
ある。図4を参照すると、中央監視部1は、システム全
体を監視制御するプロセッサ(CPU)21と、制御プロ
グラムなどが記憶されるROM22と、所定のバッフ
ァ,ワークエリアなどとして機能するRAM23と、各
監視ブロックF1〜Fnに設置されている各センサ端末
器、各点検器との伝送インタフェースとして機能する伝
送インタフェース部24と、キー,スイッチ等の各種の
操作入力機能および各種の表示機能を備えた操作部25
と、監視センターMCTとの間で情報の送受を行なう送
受信部26とを有している。
【0019】また、図5を参照すると、センサ端末器S
Eは、センサ31と、中央監視部1の伝送インタフェー
ス部24からの情報を伝送線Lを介して受信する受信部
32と、中央監視部1の伝送インタフェース部24に伝
送線Lを介して所定の情報を送信する送信部33と、セ
ンサ端末器全体を制御する制御部(例えばカスタム伝送
IC)34と、このセンサ端末器固有のアドレス(固有ア
ドレス)ADRを制御部34に設定するためのアドレス
設定部(例えばディップスイッチ)35とを有している。
【0020】このようなセンサ端末器では、制御部34
が情報収集モードと制御モードとを有し、通常、中央監
視部1から定期的に情報収集コマンドを受信すると、セ
ンサ31の状態(例えば発報か否か等)を中央監視部1に
返送するようになっている。また、中央監視部1から制
御コマンドを受信すると、同時に送られるデータによっ
てセンサ31を制御する(例えばセンサ31を作動させ
る)ようになっている。
【0021】また、図6を参照すると、点検器ALは、
表示灯51と、中央監視部1の伝送インタフェース部2
4からの情報を伝送線Lを介して受信する受信部52
と、中央監視部1の伝送インタフェース部24に伝送線
Lを介して所定の情報を送信する送信部53と、点検器
AL全体を制御する制御部(例えばカスタム伝送IC)5
4と、この点検器固有のアドレス(固有アドレス)ADR
を制御部54に設定するためのアドレス設定部(例えば
ディップスイッチ)55とを有している。
【0022】このような点検器ALでは、制御部54が
情報収集モードと制御モードとを有し、通常、中央監視
部1から定期的に情報収集コマンドを受信すると、セン
サ端末器ではない旨、例えば無信号(“0”)を中央監視
部1に返送するようになっている。また、中央監視部1
から制御コマンドを受信すると、同時に送られる表示制
御用のデータによって表示灯51の表示制御を行なうよ
うになっている。なお、制御コマンドを受信して表示灯
51を所定の状態に表示制御するとき、表示灯51のこ
の状態は、次の制御コマンドが受信されるまで保持され
る。例えば、制御コマンドとともに表示制御用のデータ
として表示灯を緑色に点灯する旨のデータが送られると
き、表示灯51は緑色に点灯し、表示灯51が緑色に点
灯した状態は次の制御コマンドが受信されるまで保持さ
れる。
【0023】センサ端末器,点検器に対する中央監視部
1からの上記のような呼出し(受信)は、中央監視部1
が、センサ端末器,点検器を、センサ端末器,点検器に
予め設定されている固有アドレスで呼出すことによって
なされる。すなわち、中央監視部1は、各センサ端末
器,点検器にそれぞれ設定されている固有アドレスAD
Rを呼出用アドレスとして例えばRAM23内に予め保
持しており、各センサ端末器,点検器の制御部34,5
4は、中央監視部1から呼出用アドレスが送られたとき
に、この呼出用アドレスと自己の固有アドレスとを照合
し、一致したときに、自分が呼出されたと判断し、中央
監視部1からのコマンドやデータを受信して上述したよ
うな処理を行なうようになっている。
【0024】また、図7は中央監視部1の操作部25の
構成例を示す図である。図7を参照すると、この操作部
25には、例えばLCDなどの表示パネル40と、中央
監視部1に警備を開始させるための警備開始手段41
と、警備を解除させるための警備解除手段42と、各セ
ンサ端末器が設置されている監視ブロック(例えば監視
ブロックの番号)と各センサ端末器(例えば各センサ端末
器の固有アドレス)との対応関係を設定入力するための
ブロック設定入力手段43とが設けられている。
【0025】ここで、ブロック設定入力手段43は、例
えばテンキー等によって実現され、ブロック設定入力手
段43から各センサ端末器(例えば各センサ端末器の固
有アドレス)について、それが設置されている監視ブロ
ック(例えば監視ブロック番号)が入力されると、センサ
端末器と監視ブロックとの対応関係は、例えばRAM2
3内の所定のテーブルTBLに例えば図8に示すように
設定されるようになっている。このような対応関係が設
定される場合、中央監視部1は、各監視ブロックの各セ
ンサ端末器,各点検器を伝送線Lを介して、アドレスポ
ーリングによって呼び出し(固有アドレスで呼び出し)、
この際、いずれかのセンサ端末器が警報発報状態となっ
たことを検知すると、警報発報状態となったセンサ端末
器が設置されている監視ブロックを図8のテーブルTB
Lから割出し、この監視ブロック内の点検器に対し、こ
の点検器のアドレスポーリング時に、所定の制御指令を
与えて、点検器の表示灯の表示状態の制御を行なわせる
ことができる。
【0026】なお、このとき、中央監視部1において、
この監視ブロック内にどの点検器が設置されているかの
情報が予め設定されている必要がある。このため、ブロ
ック設定入力手段43から、センサ端末器と監視ブロッ
クとの対応関係のみならず、各点検器についてもそれが
設置されている監視ブロック(例えば監視ブロックの番
号)と各点検器(例えば各点検器の固有アドレス)との対
応関係をも設定入力可能にし、各センサ端末器,各点検
器について入力された監視ブロックとの対応関係を、所
定のテーブルTBLに例えば図9に示すように設定する
こともできる。また、このテーブルTBLにおいて、ど
れがセンサ端末器であり、どれが点検器であるかを容易
に把握できるようにするため、さらに、例えば図10に
示すように、センサ端末器であるか点検器であるかの種
別をもテーブルTBLに設定することもできる。
【0027】図9あるいは図10に示すような対応関係
が設定されることにより、中央監視部1は、警報発報の
状態になったセンサ端末器が設置されている監視ブロッ
クを図9あるいは図10のテーブルTBLから割出した
とき、この同じテーブルTBLを用いて、該監視ブロッ
ク内に設置されている点検器(該点検器の固有アドレス)
を割出すことができる。
【0028】また、警備開始手段41,警備解除手段4
2は、例えば、警備開始キー,警備解除キーによってそ
れぞれ実現することができ、警備開始手段41によって
警備が開始される時点で、あるいは警備解除手段42に
よって警備が解除される時点で、中央監視部1は、警備
センターMCTに、警備開始のメッセージあるいは警備
解除のメッセージを送信するようになっている。
【0029】また、警備開始手段41によって警備が開
始されてから警備解除手段42によって警備が解除され
るまでの間は警備期間中となり、この警備期間中、中央
監視部1は、各監視ブロックの各センサ端末器,各点検
器を伝送線Lを介して、常時、アドレスポーリングによ
って呼び出し、各センサ端末器,各点検器の状態を監視
するようになっている。そして、この警備期間中に、い
ずれかのセンサ端末器が警報発報状態となったことを検
知すると、中央監視部1は、この警報発報を回線LNを
介して監視センターMCTに通報し、および/または、
例えば、操作部25の表示パネル40に、例えば図11
に符号ALDで示す表示パネル40の領域に、警報表示
を行なうようになっている。さらにこの場合、中央監視
部1は、前述のように、警報発報状態となったセンサ端
末器が設置されている監視ブロックを例えば図8,図9
あるいは図10のテーブルTBLから割出し、この監視
ブロックの点検器に対し(例えば図9あるいは図10の
テーブルTBLから割出したこの監視ブロック内の点検
器に対し)、この点検器のアドレスポーリング時に、所
定の制御指令を与えて、点検器の表示灯の表示状態の制
御を行なわせるようになっている。
【0030】また、操作部25の警備解除手段42によ
り警備が解除されてから警備開始手段41により警備が
開始されるまでの間は、警備解除期間中であり、この警
備解除期間中にも、中央監視部1は、同様に、各センサ
端末器,各点検器を、伝送線Lを介して、常時、アドレ
スポーリングによって呼び出し、各センサ端末器,各点
検器の状態を監視するようになっており、この警備解除
期間中においても、いずれかのセンサ端末器が警報発報
状態となったことを検知すると、中央監視部1は、前述
のように、警報発報状態となったセンサ端末器が設置さ
れている監視ブロックを例えば図8,図9あるいは図1
0のテーブルTBLから割出し、この監視ブロックの点
検器に対し(例えば図9あるいは図10のテーブルTB
Lから割出したこの監視ブロック内の点検器に対し)、
この点検器のアドレスポーリング時に、所定の制御指令
を与えて、点検器の表示灯の表示状態制御を行なわせる
ようになっている。
【0031】なお、この警備解除期間中においては、い
ずれかのセンサ端末器が警報発報状態となったことを検
知しても、中央監視部1は、一般に、この警報発報を監
視センターMCTには通報せず、また、操作部25の表
示パネル40に警報表示を行なわない。
【0032】また、本実施例において、操作部25に
は、センサ端末器が警報発報の状態となったときに警備
開始手段41および/または警備解除手段42に連動さ
せて該センサ端末器からの警報発報に関する処理を行な
うか、また、警備開始手段41および/または警備解除
手段42に連動させずに非連動で該センサ端末器からの
警報発報に関する処理を行なうかの連動/非連動の情報
を各センサ端末器ごとに各センサ端末器と対応させて設
定する連動・非連動情報設定手段44が設けられてお
り、中央監視部1は、いずれかのセンサ端末器が警報発
報の状態になったことを検知すると、該センサ端末器に
対応した連動/非連動情報を連動・非連動情報設定手段
44により設定されたセンサ端末器と連動・非連動情報
との対応関係に基づいて割出し、該センサ端末器に対
し、非連動の情報が設定されているときには、警備期間
中である場合と警備解除期間中である場合とで警報発報
に対する処理を区別することなく行なうようになってい
る。
【0033】より具体的には、この連度・非連動設定入
力手段44として、センサ端末器が警報発報の状態とな
ったときに、前述のように警備開始手段41,警備解除
手段42と連動させて警備期間中である場合にのみ、該
センサ端末器の警報発報を監視センターMCTに通報し
および/または例えば表示パネル40に警報表示をする
という第1種の通報情報と、警備開始手段41,警備解
除手段42と連動させずに警備期間中であるか否かを問
わずに、該センサ端末器の警報発報を監視センターMC
Tに通報しおよび/または例えば表示パネル40に警報
表示するという第2種の通報情報とを、各センサ端末器
ごとに、連動/非連動情報として設定入力するようなも
のとして構成することができる。
【0034】なお、この通報情報設定入力手段44につ
いても、ブロック設定入力手段43と同様に例えばテン
キーなどによって実現することができて、連動/非連動
情報設定入力手段44によって入力された連動/非連動
情報(第1種の通報情報,第2種の通報情報)とセンサ端
末器(センサ端末器の固有アドレス)との対応関係を、例
えば図12に示すように、センサ端末器,点検器と監視
ブロックとの対応関係とともにテーブルTBLに設定す
ることができる。
【0035】この場合、中央監視部1は、警備期間中で
ないときに、すなわち警備解除期間中に、いずれかのセ
ンサ端末器が警報発報の状態になったことを検知する
と、該センサ端末器に対応した連動/非連動情報を図1
2のテーブルTBLに基づいて割出し、該センサ端末器
に対し、第2種の通報情報が設定されている場合には、
警備期間中でないにもかかわらず(警備解除期間中であ
るにもかかわらず)、この警報発報を監視センターに通
報し、および/または、表示パネル40に、例えば図1
1の領域ALDに警報表示するようになっている。
【0036】このように、中央監視部1においては、セ
ンサ端末器,点検器とこれらが設置されている監視ブロ
ック(監視ブロックの番号)との対応関係をセンサ端末
器,点検器ごとに設定可能であり、また、センサ端末器
に対する連動/非連動情報(第1種の通報情報,第2種
の通報情報)をセンサ端末器ごとに設定可能であるが、
上記のように設定されたセンサ端末器,点検器と監視ブ
ロックとの対応関係は、例えばブロック設定入力手段4
3によってセンサ端末器,点検器ごとに随時変更可能で
あり、また、センサ端末器ごとに設定された連動/非連
動情報も、例えば連動・非連動設定入力手段44によっ
てセンサ端末器ごとに随時変更可能である。すなわち、
テーブルTBLの設定内容は任意に変更可能となってい
る。
【0037】従って、この監視制御システムにおいて、
センサ端末器,点検器の設置個数を変更(増減)したりす
るなどの場合には、中央監視部1から延びる既存の伝送
線Lにセンサ端末器,点検器を取付けたりあるいは取り
外したりすることの他に、中央監視部1において、単
に、テーブルTBLの設定内容を変更するだけで良い。
【0038】上述の構成例では、中央監視部1は、各監
視ブロックF1〜Fnの外部に設けられているが、図13
に示すように、中央監視部1を、いずれか1つの監視ブ
ロック(図13の例では監視ブロックF1)内に設けても
良い。この場合、中央監視部1が設けられた監視ブロッ
クF1の点検器については、これを中央監視部1と別途
に設置するかわりに、中央監視部1内に設けても良い。
すなわち、中央監視部1にその1つの機能として1つの
ブロックについての点検器機能をもたせることもでき
る。
【0039】また、上述の構成例において、中央監視部
1の操作部25の表示パネル40に、例えば図11に符
号BL1〜BLnで示す各領域BL1〜BLnに、各監視ブ
ロックF1〜Fnの全ての状態(各監視ブロックの点検器
の状態)を表示させることもできる。すなわち、表示パ
ネル40の各領域BL1〜BLnは、各監視ブロックF1
〜Fnに1つの点検器がそれぞれ配置されているとした
場合に、各監視ブロックF1〜Fnの点検器の表示と対応
したものとなっており、この場合、各監視ブロックF1
〜Fnについて、各監視ブロックF1〜Fnごとに配置さ
れた点検器により個々の監視ブロックF1〜Fnの状態を
知ることができるとともに、中央監視部1の表示パネル
40の領域BL1〜BLnによって監視ブロックF1〜Fn
の全ての状態を同時に一括して把握することができる。
【0040】また、上述の構成例において、中央監視部
1から点検器ALに制御コマンドとともに、表示制御用
のデータを送信して点検器ALの表示灯の表示制御を行
なうとき、中央監視部1は、警備期間中である場合と警
備解除期間中である場合とを区別せずに点検器の表示制
御を行なうことができる。例えば、ある1つの監視ブロ
ック内のセンサ端末器のいずれもが警報発報の状態では
ない場合、中央監視部1は、この監視ブロック内の点検
器に対して、表示制御用のデータとして、警備期間中で
あるか否かを問わずに同じデータ(例えば表示灯を緑色
に点灯する旨のデータ)を送信し、また、ある1つの監
視ブロック内のセンサ端末器のいずれかが警報発報の状
態となった場合、中央監視部1は、この監視ブロック内
の点検器に対して、表示制御用データとして、警備期間
中であるか否かを問わずに同じデータ(例えば表示灯を
消灯する旨のデータ)を送信することができる。このよ
うな制御がなされるとき、点検器の表示灯は、警備期間
中であるか否かを問わず、この点検器が設置されている
警備ブロック内のセンサ端末器のいずれもが警報発報の
状態となっていないときには、緑色に点灯し、いずれか
のセンサ端末器が警報発報の状態となったときには、消
灯する。
【0041】これに対し、中央監視部1は、警備期間中
である場合と警備解除期間中である場合とを区別して点
検器の表示制御を行なうこともできる。例えば、ある1
つの監視ブロック内のセンサ端末器のいずれもが警報発
報の状態ではない場合、中央監視部1は、この監視ブロ
ック内の点検器に対して、表示制御用のデータとして、
警備期間中であるか否かを問わずに同じデータ(例えば
表示灯を緑色に点灯する旨のデータ)を送信し、また、
ある1つの監視ブロック内のセンサ端末器のいずれかが
警報発報の状態となった場合、中央監視部1は、この監
視ブロック内の点検器に対して、表示制御用データとし
て、警備解除期間中であるときには例えば表示灯を消灯
する旨のデータを送信する一方、警備期間中であるとき
には例えば表示灯を赤色に点灯する旨のデータを送信す
ることができる。このような制御がなされるとき、点検
器の表示灯は、この点検器が設置されている警備ブロッ
ク内のセンサ端末器のいずれもが警報発報の状態となっ
ていないときには、警備期間中であるか否かを問わず、
緑色に点灯し、いずれかのセンサ端末器が警報発報の状
態となったときには、警備解除期間中である場合に消灯
し、警備期間中である場合に赤色に点灯することもでき
る。
【0042】あるいは、点検器を後述のように戸締り点
検を行なうための戸締り状態表示用の点検器として用い
る場合、この点検器の表示は通常、警備解除期間中にの
み用いられるので、警備期間中は、点検器の表示灯を点
灯しないように(表示しないように)制御することもでき
る。
【0043】また、上述の構成例では、点検器ALは、
表示灯の表示状態を次の制御コマンドを受信するまで保
持するとしたが、警報発報の状態を表示しているときに
は、この表示状態をオペレータが確認するまで保持する
ようにすることも可能である。これにより、例えばある
センサ端末器が警報発報の状態になった後、正常状態に
戻ったときにでも、点検部の表示灯は、警報発報の状態
に保持され続け、オペレータにこのセンサ端末器が設置
されている監視ブロックのところで異常があったことを
確実に知らせることができる。
【0044】また、上述の構成例では、各センサ端末
器,各点検器が設置されている監視ブロックと各センサ
端末器,各点検器との対応関係を設定する監視ブロック
設定手段として、ブロック設定入力手段43(例えばテ
ンキー)とRAM23内のテーブルTBLとを用い、ま
た、連動/非連動情報をセンサ端末器ごとに設定する連
動・非連動設定手段として、連動・非連動設定入力手段
44(例えばテンキー)とRAM23内のテーブルTBL
とを用いているが、監視ブロック設定手段,連動・非連
動設定手段を他の仕方で実現することも可能である。例
えば、監視ブロック設定手段と連動・非連動設定手段と
でテーブルTBLを共用せずに、これらを別々に設ける
こともできる。
【0045】また、上述の構成例において、連動・非連
動設定手段に、さらに、警備期間中,警備解除期間中を
問わずに、監視センターMCTに対して一切の通報を行
なわない旨の第3種の通報情報をセンサ端末器ごとに設
定する機能をもたせることも可能である。
【0046】また、上述の構成例において、連動・非連
動設定手段は、各センサ端末器について、連動,非連動
の情報とともに、各センサ端末器の警報発報の種類をセ
ンサごとに設定するようになっても良い。この場合に
は、あるセンサ端末器が警報発報して、これを監視セン
ターMCTに通報するとき、この警報発報の種類をも監
視センターMCTに通報することができる。また、この
警報発報の種類を、表示パネル40に、例えば図11の
符号ALKDで示す領域に表示することもできる。
【0047】また、上述の構成例では、警備開始手段4
1,警備解除手段42を、警備開始手段41と警備解除
手段42とのそれぞれ別個の2つのキーで実現するとし
たが、これのかわりに、例えば警備期間中か否かをオ
ン,オフで入力する1つの警備オン/オフスイッチによ
って警備開始手段41,警備解除手段42を実現し、警
備開始,警備解除を入力させることもできる。
【0048】次に、本発明の監視制御システムの具体例
について説明する。図14は監視制御システムが防犯監
視システムとして構築されている場合の一例を示す図で
ある。図14の防犯監視システムでは、例えば、学校が
2つの建物(校舎)からなっており、監視区域が2つの建
物に対応した2つの監視ブロックF1,F2に区分され、
各監視ブロックF1,F2を監視ブロックF1内に設置さ
れた中央監視部1によって集中監視するよう構成されて
いる。
【0049】ここで、監視ブロックF1内には、センサ
端末器として防犯センサ端末器SE1〜SE6が設置さ
れ、また、点検器AL1が設置されている。また、監視
ブロックF2内には、センサ端末器として防犯センサ端
末器SE7〜SE13が設置され、また、点検器AL2が設
置されている。
【0050】なお、各防犯センサ端末器SE1〜SE13
には、中央監視部10からアドレス呼出し(アドレスポ
ーリング)がなされるアドレス型防犯センサ端末器が用
いられる。具体的には、目的等に応じ、例えば、人の出
入りのない室内(例えば教室内や職員室内)に設置されて
いる防犯センサSE1〜SE5,SE7,SE9〜SE12
は、赤外線等により在室状態を検出するパッシブアドレ
ス型センサ端末器を用い、また、窓ガラスのところに設
置されている防犯センサSE6,SE8には窓ガラス破壊
アドレス型センサ端末器を用い、また、常時締め切りの
ドアや窓等に設置される防犯センサ端末器SE13にはマ
グネットアドレス型センサ端末器を用いることができ
る。
【0051】また、点検器AL1,AL2は、それぞれ2
つの建物について戸締りがなされているかを確認する戸
締り状態表示用の点検器として用いることができ、この
目的のために用いる場合、例えば2つの建物の廊下ある
いは出入口などにそれぞれ設置される。
【0052】また、上記のような各防犯センサ端末器S
1〜SE13および各点検器AL1,AL2は、中央監視
部1から延びる伝送線L(一対の伝送線La,Lb)に着脱
自在に取付けられ、中央監視部1から順次にアドレス呼
出しがなされるようになっている。
【0053】また、この際、中央監視部1内には、各セ
ンサ端末器SE1〜SE13,各点検器AL1,AL2とこ
れらが設置されている監視ブロック(監視ブロックの番
号)との対応関係、および各センサ端末器SE1〜SE13
ごとの連動/非連動情報(例えば、第1種の通報情報,
第2種の通報情報)が、例えば図15のようなテーブル
TBLとして設定されており、このテーブルTBLを参
照することによって、中央監視部1は、各センサ端末器
SE1〜SE13,各点検器AL1,AL2の固有アドレス
と監視ブロックF1,F2との対応関係を知り、また、各
センサ端末器SE1〜SE13ごとに連動/非連動情報を
知ることができる。
【0054】具体的に、警備解除状態に関係しないで警
報を監視センターMCTに通報する必要のあるセンサ端
末器については、前述のように、連動・非連動設定手段
44によって、第2種の通報情報が予め設定されている
のが良い。このため、図15のテーブルTBLでは、窓
ガラス破壊されたことを検知する窓ガラス破壊センサ端
末器SE6,SE8について第2種の通報情報が設定さ
れ、他のセンサ端末器については、第1種の通報情報が
設定されている。すなわち、窓ガラスが破壊されたこと
は、警備期間中,警備解除期間中を問わず、監視センタ
ーMCTに通報されるべき事態であるので、窓ガラス破
壊センサ端末器SE6,SE8については、図15のテー
ブルTBLのように、第2種の通報情報が予め設定され
るのが良い。
【0055】次に、このような防犯監視システムの処理
動作を説明する。なお、以下の例では、連動・非連動設
定手段は、連動/非連動情報として、第1種の通報情
報,第2種の通報情報のいずれかを各センサ端末器につ
いて設定しているとする。
【0056】中央監視部1は、各センサ端末器SE1
SE13、各点検器AL1,AL2を例えばSE1,SE2
SE2,SE3,SE4,SE5,SE6,AL1,SE7
SE8,SE9,SE10,SE11,SE12,SE13,AL
2,SE1,…の順番で、順次に繰り返しアドレス呼出し
する。
【0057】図16は中央監視部1がある1つのセンサ
端末器SEiをアドレス呼出しするときの処理動作を示
すフローチャートであって、いま、ある1つのセンサ端
末器SEiをアドレス呼出ししたとすると(ステップS
1)、このセンサ端末器SEiからの返送データを取り込
み(ステップS2)、この返送データが正常かあるいは異
常(警報発報の状態)かを判断する(ステップS3)。この
返送データが正常である場合には、次のセンサ端末器あ
るいは点検器の呼出しを行なう。
【0058】これに対し、ステップS3で、センサ端末
器SEiからの返送データが異常であると判断される
と、このセンサ端末器SEiが監視ブロックF1,F2
うちのいずれの監視ブロックに設置されているかを図1
5のテーブルTBLを参照して割出す(ステップS4)。
この結果、例えば監視ブロックF1に設置されていると
して割出された場合には、監視ブロックF1に異常があ
る旨のデータを例えばバッファBF1(図示しないが例え
ばRAM23内の所定の領域)に格納し、また、表示パ
ネル40の領域BL1に異常表示を行なう(ステップS
5)。また、上記センサ端末器SEiが監視ブロックF2
に設置されていると割出された場合には、監視ブロック
2に異常がある旨のデータを例えばバッファBF2(図
示しないが例えばRAM23内の所定の領域)に格納
し、また、表示パネル40の領域BL2に異常表示を行
なう(ステップS5)。なお、バッファBF1,BF2に格
納されたデータは、それぞれ、後述のように、監視ブロ
ックF1,F2に設置されている点検器AL1,AL2のア
ドレス呼出し時に、点検器AL1,AL2への表示制御用
データとしてそれぞれ用いられる。
【0059】また、ステップS3で、センサ端末器SE
iからの返送データが異常であると判断された場合、さ
らに、このセンサ端末器SEiについての連動/非連動
情報を図15のテーブルTBLを参照して割出し(ステ
ップS6)、この連動/非連動情報が第1種の通報情報
(警備期間中であるときのみ、センサ端末器SEiからの
警報発報さらにはその種類を監視センターMCTに通報
し、および/または、表示パネル40に警報表示する旨
の通報情報)であるか、あるいは、第2種の通報情報(警
備期間中であると否とを問わず、センサ端末器SEi
らの警報発報を監視センターMCTに通報し、および/
または表示パネル40に警報表示する旨の通報情報)で
あるかを判別する(ステップS7)。
【0060】このようにして、第1種の通報情報,第2
種の通報情報のいずれが設定されているかを判別し、こ
の結果、センサ端末器SEiについて第1種の通報情報
が設定されていると判別されたときには、現在、警備期
間中であるか否かを判断し(ステップS8)、警備期間中
であるときには、中央監視部1は、例えばセンサ端末器
SEiから警報発報があった旨さらには警報発報の種類
を表示パネル40に表示し(ステップS9)、また、電話
回線LNを使用して監視センターMCTに警報発報を、
さらにはその種類を通報する(ステップS10)。
【0061】また、ステップS7で、センサ端末器SE
iについて第2種の通報情報が設定されていると判別さ
れているときには、警備期間中であるか否かを問わず、
中央監視部1は、例えばセンサ端末器SEiから警報発
報があった旨さらには警報発報の種類を表示パネル40
に表示し(ステップS9)、また、電話回線LNを使用し
て監視センターMCTに警報発報を、さらにはその種類
を通報する(ステップS10)。このようにして、センサ
端末器SEiについての処理を行なった後、次のセンサ
端末器あるいは点検器の呼出しを行なう。
【0062】また、図17は中央監視部1がある1つの
点検器ALjをアドレス呼出しするときの処理動作を示
すフローチャートであって、いま、ある1つの点検器A
jをアドレス呼出ししたとすると(ステップS21)、
センサ端末器SEiのアドレス呼出しのときと同様に、
この点検器ALjからの返送データを取り込む(ステップ
S22)。但し、点検器ALjからの返送データは、一般
に無信号(“0”)であり、中央監視部1は、これを取り
込んでも、これに対する処理は行なわない。なお、返送
データが無信号(“0”)であるとき、中央監視部1は、
テーブルTBLの“種別”の欄を参照せずとも(テーブ
ルTBLに“種別”の欄が設けられていなくても)、こ
れがセンサ端末器ではなく、点検器であると識別するこ
ともできる。
【0063】次いで、中央監視部1は、この点検器AL
jが監視ブロックF1,F2のいずれかに設置されている
かを例えば図15のテーブルTBLを参照して割出す
(ステップS23)。この結果、例えば監視ブロックF1
に設置されているとして割出された場合には、バッファ
BF1に格納されているデータを読出し、このデータに
基づいて表示制御用データを生成し、あるいは、このデ
ータそのものを表示制御用データとして、表示の制御コ
マンドとともに、点検器ALjに与える(ステップS2
4)。また、上記点検器ALjが例えば監視ブロックF2
に設置されているとして割出された場合には、バッファ
BF2に格納されているデータを読出し、このデータに
基づいて表示制御用データとして、表示の制御コマンド
とともに、点検器ALjに与える(ステップS24)。こ
れにより、点検器ALjでは、表示灯の表示状態を、こ
の表示制御用データに基づき制御することができる。
【0064】特に、このような点検器AL1,AL2は、
戸締り状態表示用の点検器として用いることができる。
すなわち、戸締りの点検は、通常、警備解除の状態にし
て、すなわち、警備解除期間中に退室者あるいは警備員
によって行なわれ、この場合、退室者あるいは警備員
は、監視ブロックF1,F2ごとに設けられている点検器
AL1,AL2の表示灯の表示状態から、監視ブロックF
1,F2の戸締り状態を確認することができる。そして、
全ての監視ブロック(2つの建物)F1,F2で戸締りを確
認したとき、最終退室者あるいは警備員は、中央監視部
1の操作部25の警備開始手段41を操作して、システ
ムの状態を警備期間中にセットすることができる。
【0065】従って、この場合、点検器AL1,AL2
表示は、警備解除期間中にのみ用いられるので、警備期
間中は、点検器AL1,AL2を表示しないように(点灯
しないように)制御することができる。
【0066】また、中央監視部1の操作部25の表示パ
ネル40の領域BL1,BL2には、ステップS5で監視
ブロックF1,F2全ての状態が表示されるので、最終退
室者あるいは警備員は、各点検器AL1,AL2により、
個々の監視ブロックF1,F2の戸締りの点検を行なうこ
とができるとともに、中央監視部1の操作部25の表示
パネル40の領域BL1,BL2を見ることで、監視ブロ
ックF1,F2全ての戸締り状態を同時に一括して把握す
ることができる。すなわち、各点検器の表示を見忘れた
場合でも、最終的に中央監視部1の表示パネル40の領
域BL1,BL2を見ることで、戸締り点検確認を確実に
行なうことができる。
【0067】なお、図14の防犯監視システムでは、ブ
ロックF1に点検器AL1を設置しているが、これのかわ
りに、中央監視部1に点検器AL1と同様の点検器機能
をもたせることもできる。この場合には、監視ブロック
1に点検器AL1を設置しなくても良い。
【0068】また、図14の例では、全てのセンサ端末
器が、防犯センサ端末器となっているが、一部のセンサ
端末器に火災用センサ端末器を用いることもでき、この
場合には、中央監視部1により、防犯監視のみならず防
災監視を集中して行なうことができる。
【0069】このような防犯監視システム,あるいは防
災監視をも備えた統合監視システムなどの監視制御シス
テムにより、配線数を低減することができ、かつ、セン
サ端末器,点検器の個数等の変更を煩雑な配線変更作業
を必要とせずに容易に行なうことができて、さらには、
監視ブロック設定手段,連動・非連動設定手段などによ
り任意所望の形態のシステムとすることができることか
らシステムとしての融通性,汎用性を著しく高めること
ができる。
【0070】例えば、連動・非連動設定手段により、監
視センターMCTへの通報を、以下のように行なうこと
ができる。 マグネットセンサ,パッシブセンサ,シ
ャッタセンサ等のセンサ端末器については連動/非連動
情報として、第1種の通報情報を設定し、従って、これ
らのセンサ端末器が警報発報した場合、警備期間中であ
れば、警報発報した時点で監視センターMCTに通報
し、警備解除期間中であれば、監視センターMCTには
通報しない。また、センサ端末器が復旧しても監視セン
ターMCTにはその旨を通報しない。 火災用セン
サ,ガラス破壊センサ,設備機器の警報,停電などにつ
いては、連動/非連動情報として、第2種の通報情報を
設定し、従って、これらのセンサ端末器などが警報発報
等した場合、警備期間中,警備解除期間中を問わず、警
報発報等があった時点で、監視センターMCTに通報す
る。 また、警備開始手段41,警備解除手段42の
操作を行なったときには、警備開始,警備解除を監視セ
ンターMCTに通報する。なお、例えば警備開始手段4
1の操作時に、前記第1種の通報情報が設定されている
センサ端末器が作動(警報発報)したときには、“警備開
始”の情報ととともに、この警報発報をも併せて監視セ
ンターMCTに通報する。
【0071】中央監視部1から監視センターMCTに通
報するメッセージは、具体的には、例えば図18に示す
ようなフォーマットのものにすることができる。すなわ
ち、図18の例では、メッセージは、警備開始のコード
CD1と、警備解除のコードCD2と、警報発報のコード
CD3と、警報発報の種類のコードCD4とを有し、これ
らのコードCD1,CD2,CD3,CD4により、上記
〜に述べたような情報を監視センターMCTに通報す
ることができる。なお、これらのコードCD1,CD2
CD3,CD4は、例えばアスキーコードによって設定さ
れる。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1乃至請
求項9記載の発明によれば、監視区域が複数の監視ブロ
ックに区分され、各監視ブロックを中央監視部により監
視制御する防犯監視システムにおいて、各監視ブロック
内には少なくとも1つのセンサ端末器とともに該センサ
端末器の状態を表示可能な少なくとも1つの点検器を設
置可能であって、各監視ブロックにセンサ端末器および
点検器を設置する場合、各センサ端末器および各点検器
は、中央監視部から延びる伝送線に接続され、中央監視
部からの伝送線を介してのアドレス呼出しによって監視
制御されるようになっているので、各監視ブロック内に
センサ端末器とともに点検器を設置する場合にも、配線
数を低減することができ、さらには、センサ端末器,点
検器の個数等の変更を煩雑な配線変更作業を必要とせず
に容易に行なうことができる。
【0073】特に、請求項2,請求項3記載の発明によ
れば、中央監視部には、各センサ端末器が設置されてい
る監視ブロックと各センサ端末器との対応関係、さらに
は、各点検器が設置されている監視ブロックと各点検器
との対応関係を設定する監視ブロック設定手段が設けら
れており、中央監視部は、各センサ端末器をアドレス呼
出しして各センサ端末器の状態を監視するとき、いずれ
かのセンサ端末器が警報発報の状態になったことを検知
すると、監視ブロック設定手段により設定されたセンサ
端末器と監視ブロックとの対応関係に基づいて該警報発
報の状態になったセンサ端末器が設置されている監視ブ
ロックを割出し、また、該監視ブロック内の点検器を監
視ブロック設定手段により設定された点検器と監視ブロ
ックとの対応関係に基づいて割出して、該点検器のアド
レス呼出し時に所定の制御指令を与えて、所定の表示制
御を行なわせるようになっているので、センサ端末器が
設置されている監視ブロックの割出し、および、該監視
ブロック内の点検器の割出しを容易に行なうことができ
る。
【0074】また、請求項5記載の発明によれば、中央
監視部には、さらに、センサ端末器が警報発報の状態と
なったときに警備開始手段および/または警備解除手段
に連動させて該センサ端末器からの警報発報に関する処
理を行なうか、また、警備開始手段および/または警備
解除手段に連動させずに非連動で該センサ端末器からの
警報発報に関する処理を行なうかの連動/非連動の情報
を各センサ端末器ごとに各センサ端末器と対応させて設
定する連動・非連動情報設定手段が設けられており、中
央監視部は、いずれかのセンサ端末器が警報発報の状態
になったことを検知すると、該センサ端末器に対応した
連動/非連動情報を連動・非連動情報設定手段により設
定されたセンサ端末器と連動/非連動情報との対応関係
に基づいて割出し、該センサ端末器に対し、非連動の情
報が設定されているときには、警備期間中である場合と
警備解除期間中である場合とで警報発報に対する処理を
区別することなく行なうようになっており、センサ端末
器ごとに連動/非連動情報を設定可能であるので、ある
センサ端末器が警報発報したとき、該センサ端末器の目
的,種別に応じた適切な処理を容易に行なうことができ
る。
【0075】また、請求項7記載の発明によれば、中央
監視部には、各監視ブロック全ての状態を表示する表示
手段がさらに設けられているので、最終退室者あるいは
警備員は、各点検器により、個々の監視ブロックの戸締
りの点検を行なうことができるとともに、上記表示手段
を見ることで、監視ブロックF1,F2全ての戸締り状態
を同時に一括して把握することができる。すなわち、各
点検器の表示を見忘れた場合でも、最終的に上記表示手
段を見ることで、戸締り点検確認を確実に行なうことが
できる。
【0076】また、請求項8記載の発明によれば、中央
監視部は、いずれか1つの監視ブロック内に設けられて
おり、この場合、該監視ブロック内における点検器機能
は、中央監視部内に設けられているので、点検器の設置
個数を低減することができ、より高効率,低コストのシ
ステムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る監視制御システムの構成例を示す
図である。
【図2】図1の監視制御システムの1つの監視ブロック
を示す図である。
【図3】伝送線の具体例を示す図である。
【図4】中央監視部の構成例を示す図である。
【図5】センサ端末器の構成例を示す図である。
【図6】点検器の構成例を示す図である。
【図7】中央監視部の操作部の構成例を示す図である。
【図8】センサ端末器と監視ブロックとの対応関係が設
定されたテーブルの構成例を示す図である。
【図9】センサ端末器,点検器と監視ブロックとの対応
関係が設定されたテーブルの構成例を示す図である。
【図10】センサ端末器,点検器と監視ブロックとの対
応関係が設定されたテーブルの構成例を示す図である。
【図11】中央監視部の操作部の表示パネルの一例を示
す図である。
【図12】連動/非連動情報が設定されたテーブルの構
成例を示す図である。
【図13】図1の監視制御システムの変形例を示す図で
ある。
【図14】監視制御システムが防犯監視システムとして
構築されている場合の一例を示す図である。
【図15】センサ端末器,点検器と監視ブロックとの対
応関係および連動/非連動情報が設定されたテーブルの
構成例を示す図である。
【図16】中央監視部がセンサ端末器をアドレス呼出し
するときの処理動作例を示すフローチャートである。
【図17】中央監視部が点検器をアドレス呼出しすると
きの処理動作例を示すフローチャートである。
【図18】監視センターへの通報のメッセージのフォー
マットの一例を示す図である。
【図19】従来の防犯監視システムの構成例を示す図で
ある。
【図20】図19の防犯監視システムの1つの監視ブロ
ックを示す図である。
【符号の説明】
1 中央監視部 21 プロセッサ 22 ROM 23 RAM 24 伝送インタフェース部 25 操作部 26 送受信部 31 センサ 32 受信部 33 送信部 34 制御部 35 アドレス設定部 40 表示パネル 41 警備開始手段 42 警備解除手段 43 ブロック設定入力手段 44 連動・非連動設定手段 51 表示灯 52 受信部 53 送信部 54 制御部 55 アドレス設定部 MCT 警備センター L 伝送線 LN 回線 F1〜Fn 監視ブロック SE1〜SEm センサ端末器 AL 点検器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−276398(JP,A) 特開 平4−222100(JP,A) 特開 平5−120587(JP,A) 特開 昭53−76799(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08B 29/04

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視区域が複数の監視ブロックに区分さ
    れ、各監視ブロックを中央監視部により監視制御する
    犯監視システムにおいて、各監視ブロック内には少なく
    とも1つのセンサ端末器とともに該センサ端末器の状態
    を表示可能な少なくとも1つの点検器を設置可能であっ
    て、各監視ブロックにセンサ端末器および点検器を設置
    する場合、各センサ端末器および各点検器は、前記中央
    監視部から延びる伝送線に接続され、前記中央監視部か
    らの前記伝送線を介してのアドレス呼出しによって監視
    制御されるようになっていることを特徴とする防犯監視
    システム
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防犯監視システムにおい
    て、前記中央監視部には、各センサ端末器が設置されて
    いる監視ブロックと各センサ端末器との対応関係を設定
    する監視ブロック設定手段が設けられており、前記中央
    監視部は、前記各センサ端末器をアドレス呼出しして各
    センサ端末器の状態を監視するとき、いずれかのセンサ
    端末器が警報発報の状態になったことを検知すると、前
    記監視ブロック設定手段により設定されたセンサ端末器
    と監視ブロックとの対応関係に基づいて該警報発報の状
    態になったセンサ端末器が設置されている監視ブロック
    を割出し、割出した監視ブロック内の点検器に対し、該
    点検器のアドレス呼出し時に所定の制御指令を与えて、
    所定の表示制御を行なわせるようになっていることを特
    徴とする防犯監視システム
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防犯監視システムにおい
    て、前記監視ブロック設定手段は、さらに、各点検器が
    設置されている監視ブロックと各点検器との対応関係を
    も設定可能となっており、前記中央監視部は、前記警報
    発報の状態になったセンサ端末器が設置されている監視
    ブロックを前記監視ブロック設定手段により設定された
    センサ端末器と監視ブロックとの対応関係に基づいて割
    出したとき、該監視ブロック内の点検器を前記監視ブロ
    ック設定手段により設定された点検器と監視ブロックと
    の対応関係に基づいて割出して、該点検器のアドレス呼
    出し時に所定の制御指令を与えて、所定の表示制御を行
    なわせるようになっていることを特徴とする防犯監視シ
    ステム
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2または請求項3記載
    防犯監視システムにおいて、前記中央監視部は、警備
    を開始させる警備開始手段および警備を解除する警備解
    除手段をさらに有しており、前記警備開始手段によって
    警備が開始され前記警備解除手段によって警備が解除さ
    れるまでの警備期間中において、いずれかのセンサ端末
    器が警報発報の状態になったことを検知すると、該警報
    発報を監視センターに通報するようになっていることを
    特徴とする防犯監視システム
  5. 【請求項5】 請求項4記載の防犯監視システムにおい
    て、前記中央監視部には、さらに、センサ端末器が警報
    発報の状態となったときに前記警備開始手段および/ま
    たは警備解除手段に連動させて該センサ端末器からの警
    報発報に関する処理を行なうか、また、前記警備開始手
    段および/または警備解除手段に連動させずに非連動で
    該センサ端末器からの警報発報に関する処理を行なうか
    の連動/非連動の情報を各センサ端末器ごとに各センサ
    端末器と対応させて設定する連動・非連動情報設定手段
    が設けられており、前記中央監視部は、いずれかのセン
    サ端末器が警報発報の状態になったことを検知すると、
    該センサ端末器に対応した連動/非連動情報を前記連動
    ・非連動情報設定手段により設定されたセンサ端末器と
    連動/非連動情報との対応関係に基づいて割出し、該セ
    ンサ端末器に対し、非連動の情報が設定されているとき
    には、警備期間中である場合と警備解除期間中である場
    合とで警報発報に対する処理を区別することなく行なう
    ようになっていることを特徴とする防犯監視システム
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項3記載の防犯監視
    システムにおいて、前記中央監視部は、いずれかのセン
    サ端末器が警報発報の状態になったときに、警備期間中
    であるときと警備期間中でないときとで、該センサ端末
    器が設置されている監視ブロック内の点検器に対する表
    示制御を異にすることを特徴とする防犯監視システム
  7. 【請求項7】 請求項1記載の防犯監視システムにおい
    て、前記中央監視部には、各監視ブロック全ての状態を
    表示する表示手段がさらに設けられていることを特徴と
    する防犯監視システム
  8. 【請求項8】 請求項1記載の防犯監視システムにおい
    て、前記中央監視部は、いずれか1つの監視ブロック内
    に設けられており、この場合、該監視ブロック内におけ
    る点検器機能は、中央監視部内に設けられていることを
    特徴とする防犯監視システム
  9. 【請求項9】 監視区域が複数の監視ブロックに区分さ
    れ、各監視ブロックを中央監視部により監視制御する
    犯監視制御方法において、各監視ブロック内には少なく
    とも1つのセンサ端末器とともに少なくとも1つの点検
    器が設置されており、各監視ブロックに設置されている
    各センサ端末器および各点検器は、前記中央監視部から
    のアドレス呼出しによって順次に監視制御され、前記中
    央監視部は、前記各センサ端末器をアドレス呼出しして
    各センサ端末器の状態を監視するとき、いずれかのセン
    サ端末器が警報発報の状態になったことを検知すると、
    該警報発報の状態になったセンサ端末器が設置されてい
    る監視ブロック内の点検器に対し、該点検器のアドレス
    呼出し時に所定の制御指令を与えて、所定の表示制御を
    行なわせることを特徴とする防犯監視制御方法
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