JP2733058B2 - 火災報知設備 - Google Patents
火災報知設備Info
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Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は火災報知設備に関し、特に、各建物の階別
もしくは棟別等の地域ごとに火災受信機あるいは複合受
信機を設置し、防災センタ及び各地域の火災受信機ある
いは複合受信機の双方で、各地域の火災受信機あるいは
複合受信機と各地域の監視並びに制御を可能とした火災
報知設備に関するものである。 [従来の技術] 火災報知設備は一般に、階別もしくは棟別等の各地域
ごとに中継器を設置し、防災センタで各中継器からの各
種情報を収集し、これら収集情報に基づいて各種異常判
断並びに制御を行うようにしている。 火災報知設備におけるこのような従来の一般的構成で
は、例えば、防災センタもしくは伝送回線に故障が生じ
ると制御機能が失われる場合があり、従って、防災セン
タでの従来の機能に加うるにさらに、必要に応じ、各地
域においても判断並びに制御を可能とすることができれ
ば好ましい。 この点に着目したものとして、例えば、特開昭62−94
99号公報には、多系統の警報システムにおいて、中央監
視装置と中継器との双方に操作部を設け、中央監視装置
及び中央監視装置と中継器との伝送状態が正常であれ
ば、中継器の操作機能を制限し、主に中央監視装置から
の操作により制御を行い、また、中央監視装置または中
央監視装置と中継器との伝送線に故障が発生した場合は
中継器の操作機能の制限を解除し、中継器からの操作機
能のすべてを可能にするようにしたものが開示されてい
る。 また、特開昭62−47797号公報には、受信した発報数
が表示可能数を超えた場合、その発報情報を記憶すると
共に過剰表示灯を点灯させて、表示している以外にも発
報があることを示すようにしたシステムにおいて、受信
機で混乱することなく発報状況を確実に把握することを
可能とすると共に、中継器側でもその対象階の発報状況
を確実に把握することができるようにした自火報システ
ムが開示されている。 [発明の概要] この発明ではこれらを一歩進めて、各地域に設置され
る、火災受信機、あるいは火災受信機並びに防排煙制御
盤から成る複合受信機と、防災センタ等に設置される監
視盤とから成ることを特徴とする火災報知設備が提供さ
れる。 [実施例] 以下、図についてこの発明の実施例について説明す
る。第1図はこの発明の一実施例による系統図を示すも
ので、図において、Z1〜Znは建物の階別の地域、10は各
階に設けられる複合受信機であり、火災受信機10aと防
排煙等の連動制御盤10bとが一体に構成されている。12
は、複合受信機10に表示される火災警戒地区と同じ内容
を表示する表示機、14、16、及び18は、監視用端末であ
るそれぞれ煙感知器、熱感知器、及び発信機、20は終端
器、l1〜lnは、火災警戒地区ごとに感知器14及び16や発
信機18が送り配線で接続される地区回線であり、このよ
うに各地域Z1〜Znは、それぞれ1または複数の火災警戒
地区に区画される。l20は、当該地域内に設けられた発
信機18が送り配線で接続される発信機回線である。22
は、被制御端末である排煙口の自動開放装置、24は、同
じく被制御端末である防火戸の自動閉鎖装置、l31〜l3n
は、被制御端末22及び24等が機器別に接続される制御線
であり、ここに被制御端末は、例えば感知器等が異常を
感知した場合に制御線l31〜l32を介して連動制御盤10b
の制御により動作される。26は非常放送装置の子機であ
るスピーカ、28は非常電話装置の子電話機、L1は全階Z1
〜Znに渡って設けられるLAN等の共用伝送路、Tは複合
受信機10や他の設備・機器(例えばオフィス・コンピュ
ータ、空調機器、空調用温度検出器や湿度検出器等。図
では代表して空調機器ACを示している)が接続され、接
続機器と共用伝送路L1との間で情報信号の送受を行う、
多重化器等の伝送装置、Z0は建物の1階等に設けられる
防災センタ、30は防災監視盤、DP1は、MPU、CRTや各種
スイッチを有する、防災監視盤30内に設けられた第1の
監視盤、DP2は、同じく防災監視盤30内に設けられた第
2の監視盤、ETは非常電話装置の親機、AMPは非常放送
装置の親機、L2は各階Z1〜Znに設けられた複合受信機10
と防災センタZ0の第2の監視盤DP2とを接続する専用伝
送路(実施例はP型の配線であるが、R型であっても良
い)、L3は非常電話装置の信号線、L4は非常放送装置の
信号線、ACは、各階Z1〜Znに設けられた空調機器、l40
は空調機器ACの制御線、IFは、共用伝送路L1から伝送装
置Tにより受信された信号が、接続された受信機へのも
のか判別し、接続された受信機への信号であればその受
信機に受信信号を出力する受信判別部と、受信機から出
力される信号を伝送装置Tに出力する送信判別部とを含
む各地域Z1〜Znごとのインターフェースである。 第2図は、第1図に示された複合受信機10の詳細をブ
ロック回路で示すものであり、複合受信機10には、従来
構成と同様の火災受信機10a及び防排煙制御盤10bと、本
願により新たに設けられた接続部10cとが一体に組み込
まれている。 火災受信機部10aには、火災信号受信用の地区リレー
や火災リレー等である火災信号受信回路101と、蓄積回
路102と、蓄積解除回路103と、自動断線監視回路104
と、火災灯や地区表示灯等を有する火災地区表示回路11
1と、複合受信機内または直近に設けられたベル等の主
音響を鳴動させる主音響鳴動回路121と、主音響停止回
路122と、火災信号受信回路の動作を復旧させる復旧回
路131と、主音響停止スイッチ、火災復旧スイッチ、防
排煙ブザー停止スイッチ、蓄積解除スイッチ、蓄積試験
スイッチ、連動遮断スイッチ、及び防排煙制御用スイッ
チ等の各種スイッチや各種の試験用スイッチが設けられ
た操作部141と、該操作部141のスイッチ類の不定位を検
出するスイッチ監視回路142と、発信機灯、交流電源
灯、連動遮断灯、スイッチ注意灯、消火栓始動灯、及び
蓄積時間灯等の各表示灯が設けられた表示部143とが含
まれている。 また、防排煙制御盤10bには、連動マトリックス回路2
01と、制御回路202と、連動遮断回路211と、作動した防
排煙機器等からの作動信号や消火設備からの作動信号を
受信する作動信号受信回路221と、防排煙機器等の作動
状態を表示する作動表示部222とが含まれている。な
お、図面には表われていないが、防排煙制御盤10bに
は、操作部141及び表示部143の部分も含まれている。 接続部10cには、火災地区情報送出回路301と、断線信
号送出回路302と、作動情報送出回路303と、スイッチ不
定位信号送出回路304と、連動遮断中信号送出回路305
と、主音響停止中信号送出回路306と、復旧命令信号受
信回路311と、主音響停止命令信号受信回路312と、制御
命令信号受信回路313と、連動遮断命令受信回路314と、
電源監視回路321と、異常信号送出回路322と、保守中信
号送出回路331(保守を行うとき、操作部141内に設けら
れた保守中スイッチを操作することにより附勢される)
と、火災発生信号送出回路341(各階別地域の複合受信
機10と第2の監視盤DP2とを接続する専用伝送路L2が、
各複合受信機ごとの線を有するのではなく、単一の共通
信号線で各複合受信機からの信号を送信するようになっ
ている場合には、火災の発生時、火災発生信号に自局の
アドレスを付加して送出する)と、空調機器停止信号送
出回路342とが含まれている。 以上の構成において、地区回線l1〜lnのいずれかに接
続された火災感知器、例えばl1に接続された感知器が火
災により動作して火災信号を出力すると、火災信号受信
回路101内の、l1が接続された地区リレー(Nリレー)
が動作し、Nリレーの動作により同じく火災信号受信回
路101内の火災リレー(Fリレー)が動作する。 Fリレーの動作により火災地区表示回路111内の火災
灯が点灯すると共に、主音響鳴動回路121が動作し、さ
らに、接続部10cにおいては、火災発生信号送出回路341
が専用伝送路L2に火災発生信号を出力すると共に、空調
機器停止信号送出回路342が制御線l40を通じてその階を
受け持つ空調機器ACに停止信号を出力する。これらは、
例えばFリレーの複数のメーク接点、またはこのメーク
接点により制御されるリレー等により行われる。 また、第1地区回線のNリレーの動作により、表示回
路111内の第1火災警戒地区を示す表示灯が点灯され
る。同時に、第1地区を示す地区情報が、防排煙制御盤
10b内の連動マトリックス回路201と、接続部10c内の火
災地区情報送出回路301に出力され、送出回路301は入力
した火災地区情報を、第1図にも示されているインター
フェースIFに出力する。これらは、例えばNリレーのメ
ーク接点、またはメーク接点により制御される回路によ
り行われる。 防排煙制御盤10bにおいて、連動マトリックス回路201
は、入力した火災地区情報から連動制御すべき被制御端
末を選択して制御信号を制御回路202に出力し、制御回
路202は、対応する制御線l31〜l3nを介して、対応する
被制御端末に制御信号を出力する。 消火設備、あるいは制御信号により動作した被制御端
末から作動信号を受信すると、作動信号受信回路221
は、作動表示部222、及び接続部10c内の作動情報送出回
路303に作動情報を出力する。 作動表示部222は、作動した消火設備や被制御端末に
対応する表示灯を点灯し、また、送出回路303は入力し
た作動情報をインターフェースIFに出力する。これらは
受信回路221に設けられた例えば作動信号受信リレー
と、そのメーク接点等により行われる。 インターフェースIFは、送出回路301から火災地区情
報が、または送出回路303から作動情報が入力される
と、それらの入力情報を伝送可能な信号、例えばコード
信号に変換し、当該複合受信機10のコードを付加して伝
送装置Tに出力する。 伝送装置Tは、インターフェースIFから入力した信号
を共用伝送路L1に送出する。 防災センタZ0のインターフェースIF0は、共用伝送路L
1に流れる信号を受信し、受信信号が複合受信機10から
出力された信号か否かを判別し、いずれかの複合受信機
10から出力された信号を受信すると、その信号を防災監
視盤30内の第1の監視盤DP1に出力する。また、第1の
監視盤DP1より出力される。各複合受信機10に対する命
令信号を共用伝送路L1に送出する。 第1の監視盤DP1は、インターフェースIF0から信号を
入力すると、その信号がいずれの受信機から出力された
ものか、また、火災地区情報か作動情報かを判別し、そ
の判別結果を図示しないCRT等の表示器に表示する。 また、複合受信機10内の火災発生信号送出回路341か
ら出力された火災発生信号は、専用伝送路L2を介して防
災監視盤30の第2の監視盤DP2により受信され、第2の
監視盤DP2では、受信した火災発生信号から火災の発生
した地域(この場合は階)を判断して表示器で表示す
る。 第2の監視盤DP2は同時に非常放送装置親機AMPに火災
発生階信号を出力する。これにより非常放送装置親機AM
Pは、その階とその直上階、または地下階に火災発生を
通報する。 以上、火災発生に関連した各回路の動作を説明した
が、複合受信機10内のその他の回路について以下に説明
する。 スイッチ監視回路142は、複合受信機10内の操作部141
のロック・タイプの各種スイッチが操作されたとき、そ
れらのいずれかが不定位位置にあるならばそれを検出
し、これによりスイッチ不定位信号送出回路304がスイ
ッチ不定位信号をインターフェースIFに出力する。 自動断線監視回路104が回線l1〜lnのいずれかの断線
を検出すると、表示部143で断線が表示されると共に、
送出回路302より断線信号がインターフェースIFに出力
される。 操作部141の連動遮断スイッチが操作され、連動遮断
回路211で被制御端末に対する連動遮断が行われると、
送出回路305より連動遮断信号がインターフェースIFに
出力される。 電源監視回路321が、ヒューズ断、及び電源断を検出
すると、異常信号送出回路322がインターフェースIFに
異常信号を出力する。 主音響停止中信号送出回路306は、操作部141の主音響
停止スイッチがオンされたときに主音響停止信号をイン
ターフェースIFに出力する。 保守スイッチ332は、各種試験等を行う等の保守点検
中にオンされるスイッチで、保守スイッチ332がオンさ
れると、保守中信号送出回路331より保守中信号がイン
ターフェースIFに出力される。 これら各種信号は、火災地区情報と同様、インターフ
ェースIFより当該複合受信機のアドレス・コードが付加
されて伝送装置Tに出力される。 第1の監視盤DP1では、これら各種信号をインターフ
ェースIF0を介して共用伝送路L1より受信すると、いず
れの複合受信機から送信されてきた信号かを判別し、そ
の受信内容、すなわちスイッチ不定位、回線断線、主音
響停止中、連動遮断中、保守中等をCRTあるいは表示灯
等の表示装置で表示する。 一方、第1の監視部DP1には被制御端末制御用スイッ
チ、主音響停止スイッチ、連動遮断スイッチ、復旧スイ
ッチ、及び階別(地域別)スイッチ等を有する操作部を
有している。 制御用スイッチ(例えば機器別)で制御すべき被制御
端末を選び、階別スイッチで階を指定すると、指定され
た階の受信機のアドレスと制御命令がインターフェース
IF0に出力される。 同様に主音響停止スイッチと階別スイッチが操作され
ると、インターフェースIF0に主音響停止命令がアドレ
スを付加されて出力される。 連動遮断スイッチ、復旧スイッチの場合も同様に階別
スイッチと一緒に操作すると、指定された階の複合受信
機のアドレスが各命令信号に付加されて出力される。 これらの命令信号をアドレスで指定された複合受信機
が受信回路で受信すると、制御命令の場合には制御回路
202が動作され、主音響停止命令の場合には主音響停止
回路122が、連動遮断命令の場合には連動遮断回路211
が、そして復旧命令の場合には復旧回路131がそれぞれ
動作する。 各階に設けられた非常電話子機28が取り上げられる
と、防災監視盤30の非常電話親機ETにその階及び地区が
表示されると共に通話可能となる。同時に階信号が非常
放送親機AMPに出力され、非常放送親機AMPはその階と直
上階、または地下階に火災発生を通報する。 なお、以上では、火災感知器として火災発生時に異常
信号を出力するオン・オフ式のものを用いた場合につい
て説明したが、火災感知器としては検出した煙、熱など
の火災現象の物理量に対応したアナログ量を出力するア
ナログ式火災感知器を用い、受信機側で該アナログ量か
ら火災の発生の判断を行わせるようにすることもでき
る。この場合、第2図の火災信号受信回路101には、ア
ナログ式感知器からポーリング等によって、検出した火
災現象のアナログ量に対応した信号、すなわちアナログ
量信号を収集し、収集したアナログ量信号によって火災
発生の有無を判別すると共に、発生地区を判別する火災
判別回路を設けるようにすれば良い。 [発明の効果] 以上この発明、すなわち特許請求の範囲第1項乃至第
3項に記載した1〜3番目の3つの発明では、階別等の
地域ごとで火災報知機能が完結されると共に、防災セン
タ等に設けられる監視盤によって各地域の火災発生状況
及び受信機の状態を知ることができ、確実性・安全性に
優れているという効果がある。 また、2番目と3番目の発明では、各地域の被制御端
末を、その地域の受信機からも制御できるので、確実か
つきめ細かく制御できるという効果がある。 さらに、3番目の発明では、火災の発生した地域の情
報と地区の情報とを伝送情報量に応じた異なる伝送路で
伝送するので、フェイルセイフに優れた効果がある。 また、上記各発明にいて、火災受信機(又は複合受信
機)に対して、保守点検の際に操作される保守中スイッ
チや、火災警戒地区の情報、回線の断線情報、主音響装
置の停止中情報、操作部のスイッチの不定位情報、保守
点検中情報、電源監視回路の監視情報等の各種の状態情
報を出力する状態監視手段等を有する接続部を設けてい
るので、監視盤では、接続部から出力される各種状態情
報により、火災地区情報以外に、各地域に設けられた火
災受信機の各部の状態を知ることができ、また、監視盤
の制御によらず、各地域の火災受信機側のみで、各種の
試験を行うことができると共に、火災受信機側の保守中
スイッチを操作することにより、火災受信機から監視盤
に対し、保守点検中であることを通知できるという効果
がある。
もしくは棟別等の地域ごとに火災受信機あるいは複合受
信機を設置し、防災センタ及び各地域の火災受信機ある
いは複合受信機の双方で、各地域の火災受信機あるいは
複合受信機と各地域の監視並びに制御を可能とした火災
報知設備に関するものである。 [従来の技術] 火災報知設備は一般に、階別もしくは棟別等の各地域
ごとに中継器を設置し、防災センタで各中継器からの各
種情報を収集し、これら収集情報に基づいて各種異常判
断並びに制御を行うようにしている。 火災報知設備におけるこのような従来の一般的構成で
は、例えば、防災センタもしくは伝送回線に故障が生じ
ると制御機能が失われる場合があり、従って、防災セン
タでの従来の機能に加うるにさらに、必要に応じ、各地
域においても判断並びに制御を可能とすることができれ
ば好ましい。 この点に着目したものとして、例えば、特開昭62−94
99号公報には、多系統の警報システムにおいて、中央監
視装置と中継器との双方に操作部を設け、中央監視装置
及び中央監視装置と中継器との伝送状態が正常であれ
ば、中継器の操作機能を制限し、主に中央監視装置から
の操作により制御を行い、また、中央監視装置または中
央監視装置と中継器との伝送線に故障が発生した場合は
中継器の操作機能の制限を解除し、中継器からの操作機
能のすべてを可能にするようにしたものが開示されてい
る。 また、特開昭62−47797号公報には、受信した発報数
が表示可能数を超えた場合、その発報情報を記憶すると
共に過剰表示灯を点灯させて、表示している以外にも発
報があることを示すようにしたシステムにおいて、受信
機で混乱することなく発報状況を確実に把握することを
可能とすると共に、中継器側でもその対象階の発報状況
を確実に把握することができるようにした自火報システ
ムが開示されている。 [発明の概要] この発明ではこれらを一歩進めて、各地域に設置され
る、火災受信機、あるいは火災受信機並びに防排煙制御
盤から成る複合受信機と、防災センタ等に設置される監
視盤とから成ることを特徴とする火災報知設備が提供さ
れる。 [実施例] 以下、図についてこの発明の実施例について説明す
る。第1図はこの発明の一実施例による系統図を示すも
ので、図において、Z1〜Znは建物の階別の地域、10は各
階に設けられる複合受信機であり、火災受信機10aと防
排煙等の連動制御盤10bとが一体に構成されている。12
は、複合受信機10に表示される火災警戒地区と同じ内容
を表示する表示機、14、16、及び18は、監視用端末であ
るそれぞれ煙感知器、熱感知器、及び発信機、20は終端
器、l1〜lnは、火災警戒地区ごとに感知器14及び16や発
信機18が送り配線で接続される地区回線であり、このよ
うに各地域Z1〜Znは、それぞれ1または複数の火災警戒
地区に区画される。l20は、当該地域内に設けられた発
信機18が送り配線で接続される発信機回線である。22
は、被制御端末である排煙口の自動開放装置、24は、同
じく被制御端末である防火戸の自動閉鎖装置、l31〜l3n
は、被制御端末22及び24等が機器別に接続される制御線
であり、ここに被制御端末は、例えば感知器等が異常を
感知した場合に制御線l31〜l32を介して連動制御盤10b
の制御により動作される。26は非常放送装置の子機であ
るスピーカ、28は非常電話装置の子電話機、L1は全階Z1
〜Znに渡って設けられるLAN等の共用伝送路、Tは複合
受信機10や他の設備・機器(例えばオフィス・コンピュ
ータ、空調機器、空調用温度検出器や湿度検出器等。図
では代表して空調機器ACを示している)が接続され、接
続機器と共用伝送路L1との間で情報信号の送受を行う、
多重化器等の伝送装置、Z0は建物の1階等に設けられる
防災センタ、30は防災監視盤、DP1は、MPU、CRTや各種
スイッチを有する、防災監視盤30内に設けられた第1の
監視盤、DP2は、同じく防災監視盤30内に設けられた第
2の監視盤、ETは非常電話装置の親機、AMPは非常放送
装置の親機、L2は各階Z1〜Znに設けられた複合受信機10
と防災センタZ0の第2の監視盤DP2とを接続する専用伝
送路(実施例はP型の配線であるが、R型であっても良
い)、L3は非常電話装置の信号線、L4は非常放送装置の
信号線、ACは、各階Z1〜Znに設けられた空調機器、l40
は空調機器ACの制御線、IFは、共用伝送路L1から伝送装
置Tにより受信された信号が、接続された受信機へのも
のか判別し、接続された受信機への信号であればその受
信機に受信信号を出力する受信判別部と、受信機から出
力される信号を伝送装置Tに出力する送信判別部とを含
む各地域Z1〜Znごとのインターフェースである。 第2図は、第1図に示された複合受信機10の詳細をブ
ロック回路で示すものであり、複合受信機10には、従来
構成と同様の火災受信機10a及び防排煙制御盤10bと、本
願により新たに設けられた接続部10cとが一体に組み込
まれている。 火災受信機部10aには、火災信号受信用の地区リレー
や火災リレー等である火災信号受信回路101と、蓄積回
路102と、蓄積解除回路103と、自動断線監視回路104
と、火災灯や地区表示灯等を有する火災地区表示回路11
1と、複合受信機内または直近に設けられたベル等の主
音響を鳴動させる主音響鳴動回路121と、主音響停止回
路122と、火災信号受信回路の動作を復旧させる復旧回
路131と、主音響停止スイッチ、火災復旧スイッチ、防
排煙ブザー停止スイッチ、蓄積解除スイッチ、蓄積試験
スイッチ、連動遮断スイッチ、及び防排煙制御用スイッ
チ等の各種スイッチや各種の試験用スイッチが設けられ
た操作部141と、該操作部141のスイッチ類の不定位を検
出するスイッチ監視回路142と、発信機灯、交流電源
灯、連動遮断灯、スイッチ注意灯、消火栓始動灯、及び
蓄積時間灯等の各表示灯が設けられた表示部143とが含
まれている。 また、防排煙制御盤10bには、連動マトリックス回路2
01と、制御回路202と、連動遮断回路211と、作動した防
排煙機器等からの作動信号や消火設備からの作動信号を
受信する作動信号受信回路221と、防排煙機器等の作動
状態を表示する作動表示部222とが含まれている。な
お、図面には表われていないが、防排煙制御盤10bに
は、操作部141及び表示部143の部分も含まれている。 接続部10cには、火災地区情報送出回路301と、断線信
号送出回路302と、作動情報送出回路303と、スイッチ不
定位信号送出回路304と、連動遮断中信号送出回路305
と、主音響停止中信号送出回路306と、復旧命令信号受
信回路311と、主音響停止命令信号受信回路312と、制御
命令信号受信回路313と、連動遮断命令受信回路314と、
電源監視回路321と、異常信号送出回路322と、保守中信
号送出回路331(保守を行うとき、操作部141内に設けら
れた保守中スイッチを操作することにより附勢される)
と、火災発生信号送出回路341(各階別地域の複合受信
機10と第2の監視盤DP2とを接続する専用伝送路L2が、
各複合受信機ごとの線を有するのではなく、単一の共通
信号線で各複合受信機からの信号を送信するようになっ
ている場合には、火災の発生時、火災発生信号に自局の
アドレスを付加して送出する)と、空調機器停止信号送
出回路342とが含まれている。 以上の構成において、地区回線l1〜lnのいずれかに接
続された火災感知器、例えばl1に接続された感知器が火
災により動作して火災信号を出力すると、火災信号受信
回路101内の、l1が接続された地区リレー(Nリレー)
が動作し、Nリレーの動作により同じく火災信号受信回
路101内の火災リレー(Fリレー)が動作する。 Fリレーの動作により火災地区表示回路111内の火災
灯が点灯すると共に、主音響鳴動回路121が動作し、さ
らに、接続部10cにおいては、火災発生信号送出回路341
が専用伝送路L2に火災発生信号を出力すると共に、空調
機器停止信号送出回路342が制御線l40を通じてその階を
受け持つ空調機器ACに停止信号を出力する。これらは、
例えばFリレーの複数のメーク接点、またはこのメーク
接点により制御されるリレー等により行われる。 また、第1地区回線のNリレーの動作により、表示回
路111内の第1火災警戒地区を示す表示灯が点灯され
る。同時に、第1地区を示す地区情報が、防排煙制御盤
10b内の連動マトリックス回路201と、接続部10c内の火
災地区情報送出回路301に出力され、送出回路301は入力
した火災地区情報を、第1図にも示されているインター
フェースIFに出力する。これらは、例えばNリレーのメ
ーク接点、またはメーク接点により制御される回路によ
り行われる。 防排煙制御盤10bにおいて、連動マトリックス回路201
は、入力した火災地区情報から連動制御すべき被制御端
末を選択して制御信号を制御回路202に出力し、制御回
路202は、対応する制御線l31〜l3nを介して、対応する
被制御端末に制御信号を出力する。 消火設備、あるいは制御信号により動作した被制御端
末から作動信号を受信すると、作動信号受信回路221
は、作動表示部222、及び接続部10c内の作動情報送出回
路303に作動情報を出力する。 作動表示部222は、作動した消火設備や被制御端末に
対応する表示灯を点灯し、また、送出回路303は入力し
た作動情報をインターフェースIFに出力する。これらは
受信回路221に設けられた例えば作動信号受信リレー
と、そのメーク接点等により行われる。 インターフェースIFは、送出回路301から火災地区情
報が、または送出回路303から作動情報が入力される
と、それらの入力情報を伝送可能な信号、例えばコード
信号に変換し、当該複合受信機10のコードを付加して伝
送装置Tに出力する。 伝送装置Tは、インターフェースIFから入力した信号
を共用伝送路L1に送出する。 防災センタZ0のインターフェースIF0は、共用伝送路L
1に流れる信号を受信し、受信信号が複合受信機10から
出力された信号か否かを判別し、いずれかの複合受信機
10から出力された信号を受信すると、その信号を防災監
視盤30内の第1の監視盤DP1に出力する。また、第1の
監視盤DP1より出力される。各複合受信機10に対する命
令信号を共用伝送路L1に送出する。 第1の監視盤DP1は、インターフェースIF0から信号を
入力すると、その信号がいずれの受信機から出力された
ものか、また、火災地区情報か作動情報かを判別し、そ
の判別結果を図示しないCRT等の表示器に表示する。 また、複合受信機10内の火災発生信号送出回路341か
ら出力された火災発生信号は、専用伝送路L2を介して防
災監視盤30の第2の監視盤DP2により受信され、第2の
監視盤DP2では、受信した火災発生信号から火災の発生
した地域(この場合は階)を判断して表示器で表示す
る。 第2の監視盤DP2は同時に非常放送装置親機AMPに火災
発生階信号を出力する。これにより非常放送装置親機AM
Pは、その階とその直上階、または地下階に火災発生を
通報する。 以上、火災発生に関連した各回路の動作を説明した
が、複合受信機10内のその他の回路について以下に説明
する。 スイッチ監視回路142は、複合受信機10内の操作部141
のロック・タイプの各種スイッチが操作されたとき、そ
れらのいずれかが不定位位置にあるならばそれを検出
し、これによりスイッチ不定位信号送出回路304がスイ
ッチ不定位信号をインターフェースIFに出力する。 自動断線監視回路104が回線l1〜lnのいずれかの断線
を検出すると、表示部143で断線が表示されると共に、
送出回路302より断線信号がインターフェースIFに出力
される。 操作部141の連動遮断スイッチが操作され、連動遮断
回路211で被制御端末に対する連動遮断が行われると、
送出回路305より連動遮断信号がインターフェースIFに
出力される。 電源監視回路321が、ヒューズ断、及び電源断を検出
すると、異常信号送出回路322がインターフェースIFに
異常信号を出力する。 主音響停止中信号送出回路306は、操作部141の主音響
停止スイッチがオンされたときに主音響停止信号をイン
ターフェースIFに出力する。 保守スイッチ332は、各種試験等を行う等の保守点検
中にオンされるスイッチで、保守スイッチ332がオンさ
れると、保守中信号送出回路331より保守中信号がイン
ターフェースIFに出力される。 これら各種信号は、火災地区情報と同様、インターフ
ェースIFより当該複合受信機のアドレス・コードが付加
されて伝送装置Tに出力される。 第1の監視盤DP1では、これら各種信号をインターフ
ェースIF0を介して共用伝送路L1より受信すると、いず
れの複合受信機から送信されてきた信号かを判別し、そ
の受信内容、すなわちスイッチ不定位、回線断線、主音
響停止中、連動遮断中、保守中等をCRTあるいは表示灯
等の表示装置で表示する。 一方、第1の監視部DP1には被制御端末制御用スイッ
チ、主音響停止スイッチ、連動遮断スイッチ、復旧スイ
ッチ、及び階別(地域別)スイッチ等を有する操作部を
有している。 制御用スイッチ(例えば機器別)で制御すべき被制御
端末を選び、階別スイッチで階を指定すると、指定され
た階の受信機のアドレスと制御命令がインターフェース
IF0に出力される。 同様に主音響停止スイッチと階別スイッチが操作され
ると、インターフェースIF0に主音響停止命令がアドレ
スを付加されて出力される。 連動遮断スイッチ、復旧スイッチの場合も同様に階別
スイッチと一緒に操作すると、指定された階の複合受信
機のアドレスが各命令信号に付加されて出力される。 これらの命令信号をアドレスで指定された複合受信機
が受信回路で受信すると、制御命令の場合には制御回路
202が動作され、主音響停止命令の場合には主音響停止
回路122が、連動遮断命令の場合には連動遮断回路211
が、そして復旧命令の場合には復旧回路131がそれぞれ
動作する。 各階に設けられた非常電話子機28が取り上げられる
と、防災監視盤30の非常電話親機ETにその階及び地区が
表示されると共に通話可能となる。同時に階信号が非常
放送親機AMPに出力され、非常放送親機AMPはその階と直
上階、または地下階に火災発生を通報する。 なお、以上では、火災感知器として火災発生時に異常
信号を出力するオン・オフ式のものを用いた場合につい
て説明したが、火災感知器としては検出した煙、熱など
の火災現象の物理量に対応したアナログ量を出力するア
ナログ式火災感知器を用い、受信機側で該アナログ量か
ら火災の発生の判断を行わせるようにすることもでき
る。この場合、第2図の火災信号受信回路101には、ア
ナログ式感知器からポーリング等によって、検出した火
災現象のアナログ量に対応した信号、すなわちアナログ
量信号を収集し、収集したアナログ量信号によって火災
発生の有無を判別すると共に、発生地区を判別する火災
判別回路を設けるようにすれば良い。 [発明の効果] 以上この発明、すなわち特許請求の範囲第1項乃至第
3項に記載した1〜3番目の3つの発明では、階別等の
地域ごとで火災報知機能が完結されると共に、防災セン
タ等に設けられる監視盤によって各地域の火災発生状況
及び受信機の状態を知ることができ、確実性・安全性に
優れているという効果がある。 また、2番目と3番目の発明では、各地域の被制御端
末を、その地域の受信機からも制御できるので、確実か
つきめ細かく制御できるという効果がある。 さらに、3番目の発明では、火災の発生した地域の情
報と地区の情報とを伝送情報量に応じた異なる伝送路で
伝送するので、フェイルセイフに優れた効果がある。 また、上記各発明にいて、火災受信機(又は複合受信
機)に対して、保守点検の際に操作される保守中スイッ
チや、火災警戒地区の情報、回線の断線情報、主音響装
置の停止中情報、操作部のスイッチの不定位情報、保守
点検中情報、電源監視回路の監視情報等の各種の状態情
報を出力する状態監視手段等を有する接続部を設けてい
るので、監視盤では、接続部から出力される各種状態情
報により、火災地区情報以外に、各地域に設けられた火
災受信機の各部の状態を知ることができ、また、監視盤
の制御によらず、各地域の火災受信機側のみで、各種の
試験を行うことができると共に、火災受信機側の保守中
スイッチを操作することにより、火災受信機から監視盤
に対し、保守点検中であることを通知できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による火災報知設備を示す
ブロック回路図、第2図は、第1図の複合受信機の詳細
を示すブロック回路図である。図において、Z1〜Znは階
別の地域、10は複合受信機、10aは火災受信機、10bは防
排煙制御盤、10cは接続部、12は表示器、14、16、及び1
8は監視用端末、l1〜lnは地区回線、22及び24は被制御
端末、26は非常放送装置の子機であるスピーカ、28は非
常電話装置の子電話機、L1は第1の伝送路、Tは伝送装
置、Z0は防災センタ、30は防災監視盤、DP1は第1の監
視盤、DP2は第2の監視盤、ETは非常電話装置の親機、A
MPは非常放送装置の親機、L2は第2の伝送路、L3は非常
放送装置の信号線、L4は非常電話装置の信号線、ACは空
調機器、IF及びIF0はインターフェース、101は火災信号
受信回路、104は自動断線監視回路、111は火災地区表示
回路、121は主音響鳴動回路、122は主音響停止回路、13
1は復旧回路、141は操作部、142はスイッチ監視回路、1
43は表示部、201は連動マトリックス回路、202は制御回
路、211は連動遮断回路、221は作動信号受信回路、222
は作動表示部、301は火災地区情報送出回路、302は断線
信号送出回路、303は作動情報送出回路、304はスイッチ
不定位信号送出回路、305は連動遮断中信号送出回路、3
06は主音響停止中信号送出回路、311は復旧命令信号受
信回路、312は主音響停止命令信号受信回路、313は制御
命令信号受信回路、314は連動遮断命令受信回路、322は
異常信号送出回路、324は電源監視回路、331は保守中信
号送出回路、341は火災発生信号送出回路、342は空調機
器停止信号送出回路である。
ブロック回路図、第2図は、第1図の複合受信機の詳細
を示すブロック回路図である。図において、Z1〜Znは階
別の地域、10は複合受信機、10aは火災受信機、10bは防
排煙制御盤、10cは接続部、12は表示器、14、16、及び1
8は監視用端末、l1〜lnは地区回線、22及び24は被制御
端末、26は非常放送装置の子機であるスピーカ、28は非
常電話装置の子電話機、L1は第1の伝送路、Tは伝送装
置、Z0は防災センタ、30は防災監視盤、DP1は第1の監
視盤、DP2は第2の監視盤、ETは非常電話装置の親機、A
MPは非常放送装置の親機、L2は第2の伝送路、L3は非常
放送装置の信号線、L4は非常電話装置の信号線、ACは空
調機器、IF及びIF0はインターフェース、101は火災信号
受信回路、104は自動断線監視回路、111は火災地区表示
回路、121は主音響鳴動回路、122は主音響停止回路、13
1は復旧回路、141は操作部、142はスイッチ監視回路、1
43は表示部、201は連動マトリックス回路、202は制御回
路、211は連動遮断回路、221は作動信号受信回路、222
は作動表示部、301は火災地区情報送出回路、302は断線
信号送出回路、303は作動情報送出回路、304はスイッチ
不定位信号送出回路、305は連動遮断中信号送出回路、3
06は主音響停止中信号送出回路、311は復旧命令信号受
信回路、312は主音響停止命令信号受信回路、313は制御
命令信号受信回路、314は連動遮断命令受信回路、322は
異常信号送出回路、324は電源監視回路、331は保守中信
号送出回路、341は火災発生信号送出回路、342は空調機
器停止信号送出回路である。
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特開 昭61−195495(JP,A)
特開 昭62−47797(JP,A)
実開 昭55−141890(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.各地域(Z1〜Zn)内に設けられた火災監視用端末
(14、16、18)が接続され、火災信号受信回路(10
1)、火災の発生した火災警戒地区を表示する表示回路
(111)、前記火災監視用端末が接続される回線(11〜1
n)の断線検出回路(104)、主音響装置を駆動する主音
響鳴動回路(121)、復旧回路(131)、前記主音響鳴動
回路の動作を停止させる主音響停止スイッチ,火災復旧
スイッチ,各種試験用スイッチ等のスイッチが設けられ
た操作部(141)、発信機表示灯,交流電源灯,スイッ
チ注意灯等の各種表示灯が設けられた表示部(143)等
を有する火災受信機(10a)が各地域ごとに設けられる
と共に、これら火災受信機が接続部(10c)および伝送
路(L1)を介して監視盤(DP1)に接続され、 前記接続部は、 保守点検の際に操作される保守中スイッチと、 該保守中スイッチが操作されたときに保守点検中情報を
出力する保守中信号送出回路(331)と、 前記火災受信機の電源を監視する電源監視回路(321)
と、 前記火災受信機の各部の状態および前記保守中信号送出
回路と電源監視回路の状態とを監視して、火災の発生し
た火災警戒地区の情報、回線の断線情報、前記主音響装
置の停止中情報、前記操作部のスイッチの不定位情報、
並びに前記保守中信号送出回路からの保守点検中情報、
前記電源監視回路の監視情報等の各種の状態情報を出力
する状態監視手段と、 該状態監視手段より出力される前記各種の状態情報を前
記伝送路に送出すると共に、前記監視盤から送出された
制御情報を前記伝送路から受信する第1の送受信手段
と、 該第1の送受信手段が受信した制御情報を判別し、該制
御情報が復旧命令であるときは当該火災受信機の復旧回
路を動作させて当該火災受信機を復旧させ、前記制御情
報が主音響停止命令であるときは当該火災受信機の主音
響鳴動回路を制御して主音響装置を停止させる制御手段
と を有し、 前記監視盤には、 前記火災受信機に対する復旧命令、および、前記火災受
信機の主音響装置に対する停止命令の前記制御情報を作
成する作成手段と、 該作成手段によって作成された前記制御情報を前記伝送
路に送出すると共に、該伝送路より前記火災受信機から
前記接続部を介して送出された前記状態情報を受信する
第2の送受信手段と、 該第2の送受信手段によって受信された前記状態情報を
判別し、その内容を表示する表示手段と が設けられたことを特徴とする火災報知設備。 2.前記火災監視用端末は、検出した火災現象のアナロ
グ量信号を出力するアナログ式火災感知器であり、前記
火災信号受信回路は、前記アナログ式火災感知器から出
力されるアナログ量信号によって火災の発生の有無を判
別する火災判別回路を有していることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の火災報知設備。 3.各地域(Z1〜Zn)内に設けられた火災監視用端末
(14、16、18)が接続され、火災信号受信回路(10
1)、火災の発生した火災警戒地区を表示する表示回路
(111)、前記火災監視用端末が接続される回線(11〜1
n)の断線検出回路(104)、主音響装置を駆動する主音
響鳴動回路(121)、復旧回路(131)、前記主音響鳴動
回路の動作を停止させる主音響停止スイッチ,火災復旧
スイッチ,各種試験用スイッチ等のスイッチが設けられ
た操作部(141)、発信機表示灯,交流電源灯,スイッ
チ注意灯等の各種表示灯が設けられた表示部(143)等
を有する火災受信機(10a)と、各地域内に設けられた
防災用の被制御端末が接続され、制御回路(202)、前
記火災受信機から入力する火災地区情報から連動制御す
べき被制御端末を選択して制御信号を前記制御回路に出
力する連動回路(201)、前記火災受信機からの火災地
区情報の入力を遮断する連動遮断回路(211)、作動し
た被制御端末からの作動信号を受信する作動信号受信回
路(221)、作動表示部(222)等を有する制御盤(10
b)とからなる複合受信機(10)が、各地域ごとに設け
られると共に、これら各地域ごとの複合受信機が接続部
および伝送路を介して監視盤に接続され、 前記接続部は、 保守点検の際に操作される保守中スイッチと、 該保守中スイッチが操作されたときに保守点検中情報を
出力する保守中信号送出回路(331)と、 前記複合受信機の電源を監視する電源監視回路(321)
と、 前記複合受信機の各部の状態および前記保守中信号送出
回路と電源監視回路の状態とを監視して、火災の発生し
た火災警戒地区の情報、回線の断線情報、前記主音響装
置の停止中情報、前記操作部のスイッチの不定位情報、
前記被制御端末の作動情報、並びに前記保守中信号送出
回路からの保守点検中情報、前記電源監視回路の監視情
報等の各種の状態情報を出力する状態監視手段と、 該状態監視手段より出力される前記各種の状態情報を前
記伝送路に送出すると共に、前記監視盤から送出された
制御情報を前記伝送路から受信する第1の送受信手段
(IF)と、 該第1の送受信手段が受信した制御情報を判別し、該制
御情報が復旧命令であるときは当該複合受信機の復旧回
路を動作させて当該複合受信機を復旧させ、前記制御情
報が主音響停止命令であるときは当該複合受信機の主音
響鳴動回路を制御して主音響装置を停止させ、該制御情
報が前記被制御端末に対する制御信号であるときは該制
御信号を前記制御回路に出力する制御手段と を有し、 前記監視盤には、 前記複合受信機に対する復旧命令、主音響停止命令、前
記被制御端末に対するの制御信号等の前記制御情報を作
成する作成手段と、 該作成手段によって作成された前記制御情報を前記伝送
路に送出すると共に、該伝送路より前記複合受信機から
前記接続部を介して送出された前記状態情報を受信する
第2の送受信手段(IF0)と、 該第2の送受信手段によって受信された前記状態情報を
判別し、その内容を表示する表示手段と が設けられたことを特徴とする火災報知設備。 4.前記火災監視用端末は、検出した火災現象のアナロ
グ量信号を出力するアナログ式火災感知器であり、前記
火災信号受信回路は、前記アナログ式火災感知器から出
力されるアナログ量信号によって火災の発生の有無を判
別する火災判別回路を有していることを特徴とする特許
請求の範囲第3項記載の火災報知設備。 5.各地域(Z1〜Zn)内に設けられた火災監視用端末
(14、16、18)が接続され、火災信号受信回路(10
1)、火災の発生した火災警戒地区を表示する表示回路
(111)、前記火災監視用端末が接続される回線(11〜1
n)の断線検出回路(104)、主音響装置を駆動する主音
響鳴動回路(121)、復旧回路(131)、前記主音響鳴動
回路の動作を停止させる主音響停止スイッチ,火災復旧
スイッチ,各種試験用スイッチ等のスイッチが設けられ
た操作部(141)、発信機表示灯,交流電源灯,スイッ
チ注意灯等の各種表示灯が設けられた表示部(143)等
を有する火災受信機(10a)と、各地域内に設けられた
防災用の被制御端末(22、24)が接続され、制御回路
(202)、前記火災受信機から入力する火災地区情報か
ら連動制御すべき被制御端末を選択して制御信号を前記
制御回路に出力する連動回路(201)、前記火災受信機
からの火災地区情報の入力を遮断する連動遮断回路(21
1)、作動した被制御端末からの作動信号を受信する作
動信号受信回路(221)、作動表示部(222)等を有する
制御盤(10b)とからなる複合受信機(10)が、各地域
ごとに設けられると共に、これら各地域ごとの複合受信
機が接続部および第1の伝送路(L1)を介して第1の監
視盤(DP1)に接続されると共に、前記接続部および第
2の伝送路(L2)を介して第2の監視盤(DP2)に接続
され 前記接続部は、 保守点検の際に操作される保守中スイッチと、 該保守中スイッチが操作されたときに保守点検中情報を
出力する保守中信号送出回路(331)と、 前記複合受信機の電源を監視する電源監視回路(321)
と、 前記複合受信機の各部の状態および前記保守中信号送出
回路と電源監視回路の状態とを監視して、火災の発生し
た火災警戒地区の情報、回線の断線情報、前記主音響装
置の停止中情報、前記操作部のスイッチの不定位情報、
前記被制御端末の作動情報、並びに前記保守中信号送出
回路からの保守点検中情報、前記電源監視回路の監視情
報等の各種の状態情報を出力する状態監視手段と、 該状態監視手段より出力される前記各種の状態情報を前
記第1の伝送路に送出すると共に、前記第1の監視盤か
ら送出された制御情報を前記第1の伝送路から受信する
第1の送受信手段(IF)と、 該第1の送受信手段が受信した制御情報を判別し、該制
御情報が復旧命令であるときは当該複合受信機の復旧回
路を動作させて当該複合受信機を復旧させ、前記制御情
報が主音響停止命令であるときは当該複合受信機の主音
響鳴動回路を制御して主音響装置を停止させ、該制御情
報が前記被制御端末に対する制御信号であるときは該制
御信号を前記制御回路に出力する制御手段と を有し、 前記第1の監視盤(DP1)には、 前記複合受信機に対する復旧命令、主音響停止命令、前
記被制御端末に対するの制御信号等の前記制御情報を作
成する作成手段と、 該作成手段によって作成された前記制御情報を前記第1
の伝送路(L1)に送出すると共に、該第1の伝送路より
前記複合受信機から前記接続部を介して送出された前記
状態情報を受信する第2の送受信手段(IF0)と、 該第2の送受信手段によって受信された前記状態情報を
判別し、その内容を表示する第1の表示手段と が設けられ、 前記第2の監視盤(DP2)には、 前記第2の伝送路(L2)より前記複合受信機から送出さ
れる発報情報を受信する受信手段と、 該受信手段によって受信した前記発報情報を判別し、そ
の内容を表示する第2の表示手段と が設けられたことを特徴とする火災報知設備。 6.前記火災監視用端末は、検出した火災現象のアナロ
グ量信号を出力するアナログ式火災感知器であり、前記
火災信号受信回路は、前記アナログ式火災感知器から出
力されるアナログ量信号によって火災の発生の有無を判
別する火災判別回路を有していることを特徴とする特許
請求の範囲第5項記載の火災報知設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62217924A JP2733058B2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 火災報知設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62217924A JP2733058B2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 火災報知設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6461897A JPS6461897A (en) | 1989-03-08 |
JP2733058B2 true JP2733058B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16711863
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62217924A Expired - Fee Related JP2733058B2 (ja) | 1987-09-02 | 1987-09-02 | 火災報知設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2733058B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3835179B2 (ja) * | 2001-02-22 | 2006-10-18 | 松下電工株式会社 | 広域型自動火災報知システム |
GB2520335B (en) | 2013-11-18 | 2017-02-22 | Thorn Security | Alarm panel |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61195495A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-08-29 | 松下電工株式会社 | 分散処理型自火報システム |
-
1987
- 1987-09-02 JP JP62217924A patent/JP2733058B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6461897A (en) | 1989-03-08 |
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