JP3835179B2 - 広域型自動火災報知システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の火災受信機と複数の非常放送設備とを、それぞれ通信インタフェースを介して通信ネットワークに接続して構成した広域型自動火災報知システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動火災報知システムは、図6に示すような構成をしており、建物内で火災が発生すると、火災受信機100は、所定の火災警報をするとともに、非常放送設備を作動させて火災放送をさせるために、非常放送指令信号を非常放送設備200に出力する。そして、非常放送設備200が作動して、火災発生場所の近隣に対して、非常放送をして避難を促す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図7に示すように、複数の火災受信機100と、複数の非常放送設備200とを、それぞれ通信インタフェース300を介してLAN(N)に接続して広域型の自動火災報知システムを構成した場合、以下の問題が発生する。
【0004】
例えば、火災受信機100(#1)から出力される非常放送指令信号は、LAN(N)上を流れるため、その信号は通信インタフェース300(#4,#5)を中継して非常放送設備200(#1,#2)へと出力されてしまう。
【0005】
すなわち、いずれかの火災受信機100からの非常放送指令信号が、システム内の全ての非常放送設備200へと出力されて、火災受信機100の動作で、同一エリアにない非常放送設備200が連動して、全く危険のない場所にも火災放送をしてしまい、システム運用上の問題が発生していた。
【0006】
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、いずれかの火災受信機が火災信号を受信したときには、その火災受信機と同一エリアの非常放送設備のみ連動をかけることが可能な広域型自動火災報知システムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に記載の広域型自動火災報知システムでは、火災受信機が、上記非常放送設備を作動させて火災放送をさせるために非常放送指令信号を出力したときには、上記非常放送設備側の通信インタフェースは、受信した非常放送指令信号が、同一エリアの火災受信機からのものかを判断して、受信した非常放送指令信号が同一エリアのものであるときには、受信した非常放送指令信号を、その通信インタフェースに接続された非常放送設備に出力する一方、同一エリアのものでないときには、受信した非常放送指令信号を破棄する構成とした。
【0009】
請求項2に記載の広域型自動火災報知システムでは、非常放送設備側の通信インタフェースは、予め、同一エリアの火災受信機が監視する監視領域データを登録した判断テーブルを備えており、受信した非常放送指令信号に含まれる火災発生場所データが、判断テーブルに登録されているかを判断して、処理をする構成とした。
【0010】
請求項3に記載の広域型自動火災報知システムでは、監視領域データ、火災発生場所データは、建物の棟データと階データとで構成されている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について、図面とともに説明する。図1は、本発明の広域型自動火災報知システムの要部構成の一例を示す図である。
【0012】
このものは、通信ネットワークの1つであるLAN(N)に、複数の火災受信機1(#1〜#3)をそれぞれ通信インタフェース3(#1〜#3)を介して接続し、更に、複数の非常放送設備2(#1,#2)を、それぞれ通信インタフェース3(#4,#5)を介して接続している。なお、ここでは、火災受信機を3台、非常放送設備を2台設置しているが、本発明ではこの例に限られず、それぞれを何台設置してもよい。
【0013】
火災受信機1は、図2に示すように、予め監視領域が割り当てられており、火災受信機1(#1)は1棟の1〜4階を監視し、火災受信機1(#2)は2棟の1〜3階を監視し、火災受信機1(#3)は3棟の1〜5階を監視している。
【0014】
そして、各々に接続される火災感知器(不図示)が発報して火災信号を出力したときには、この信号を受けて、発報した火災感知器の設置場所を表示した火災警報を行うとともに、LAN(N)上に、火災感知器の設置場所データ、すなわち、火災発生場所データを含む非常放送指令信号を出力する。
【0015】
例えば、1棟の3階に設置される火災感知器が発報すると、そこを監視する火災受信機1(#1)が火災信号を受信し、1棟の3階で火災発生したことを示す火災発生場所データを非常放送指令信号に含ませてLAN(N)上に出力する。
【0016】
通信インタフェース3(#4,#5)は、予め、同一エリアの火災受信機1が監視する監視領域データを登録した判断テーブルT(#1,#2)をそれぞれ備えている。すなわち、図3に示すように、通信インタフェース3(#4)は判断テーブルT(#1)を備えており、火災受信機1(#1)の監視領域データとして、1棟の1〜4階というデータが登録されている。また、通信インタフェース3(#5)は判断テーブルT(#2)を備えており、火災受信機1(#2,#3)の監視領域データとして、2棟の1〜3階、3棟の1〜5階というデータが登録されている。
【0017】
このような構成にすることによって、以下の動作が可能となる。これについて、図4,5のフローチャートとともに説明する。
【0018】
すなわち、通信インタフェース3(#4)がLAN(N)を通じて非常放送指令信号を受信すると(100)、その信号に含まれる火災発生場所データ、すなわち、火災発生した棟、階データが、判断テーブルT(#1)に登録されていれば(101)、その信号が火災受信機1(#1)からのものと判断して、非常放送設備2(#1)に対して非常放送指令信号を出力する(102)。
【0019】
一方、受信した信号に含まれる火災発生場所データ、すなわち、火災発生した棟、階データが、判断テーブルT(#1)に登録されていなければ(103)、その信号が火災受信機1(#2,#3)あるいは火災受信機1(#1〜#3)以外からのものと判断して、その信号を破棄する(104,105)。
【0020】
また、通信インタフェース3(#5)がLAN(N)を通じて非常放送指令信号を受信すると(200)、その信号に含まれる火災発生場所データ、すなわち、火災発生した棟、階データが、判断テーブルT(#2)に登録されていれば(201,202)、その信号が火災受信機1(#2)または火災受信機1(#3)からのものと判断して、非常放送設備2(#2)に対して非常放送指令信号を出力する(203)。
【0021】
一方、受信した信号に含まれる火災発生場所データ、すなわち、火災発生した棟、階データが、判断テーブルT(#2)に登録されていなければ(201,202)、その信号が火災受信機1(#1)あるいは火災受信機1(#1〜#3)以外からのものと判断して、その信号を破棄する(204,205)。
【0022】
これにより、図1の矢印に示すような非常放送指令信号の流れが可能となり、いずれかの火災受信機1が火災信号を受信したときには、その火災受信機1と同一エリアの非常放送設備2のみ連動をかけることが可能となる。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明からも理解できるように、本発明の請求項1に記載の広域型自動火災報知システムでは、非常放送設備側の通信インタフェースは、受信した非常放送指令信号が、同一エリアの火災受信機からのものかを判断して、その判断結果に基づいた処理をするので、いずれかの火災受信機が火災信号を受信したときには、その火災受信機と同一エリアの非常放送設備のみ連動をかけることができる。
【0024】
また、非常放送設備側の通信インタフェースは、受信した非常放送指令信号が同一エリアのものであるときには、受信した非常放送指令信号を、その通信インタフェースに接続された非常放送設備に出力する一方、同一エリアのものでないときには、受信した非常放送指令信号を破棄するので、先述の効果をより容易に発揮することができる。
【0025】
請求項2に記載の広域型自動火災報知システムでは、非常放送設備側の通信インタフェースは、予め、同一エリアの火災受信機が監視する監視領域データを登録した判断テーブルを備えており、受信した非常放送指令信号に含まれる火災発生場所データが、判断テーブルに登録されているかを判断して、処理をするので、先述の効果をより容易に発揮することができる。
【0026】
請求項3に記載の広域型自動火災報知システムでは、監視領域データ、火災発生場所データは、建物の棟データと階データとで構成されているので、本システムを、複数棟かつ複数階で構成した大規模な建物に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の広域型自動火災報知システムの要部構成の一例を示す図である。
【図2】火災受信機の監視領域データについて説明するための図である。
【図3】非常放送設備側の通信インタフェースが備える判断テーブルについて説明するための図である。
【図4】通信インタフェースの動作について説明するためのフローチャートである。
【図5】通信インタフェースの動作について説明するためのフローチャートである。
【図6】従来の自動火災報知システムの構成を示す図である。
【図7】従来の自動火災報知システムの問題点について説明するための図である。
【符号の説明】
1・・・火災受信機
2・・・非常放送設備
3・・・通信インタフェース
N・・・LAN
T・・・判断テーブル
Claims (3)
- 複数の火災受信機と複数の非常放送設備とを、それぞれ通信インタフェースを介して通信ネットワークに接続して構成した広域型自動火災報知システムであって、上記火災受信機が、上記非常放送設備を作動させて火災放送をさせるために非常放送指令信号を出力したときには、上記非常放送設備側の通信インタフェースは、受信した非常放送指令信号が、同一エリアの火災受信機からのものかを判断して、受信した非常放送指令信号が同一エリアのものであるときには、受信した非常放送指令信号を、その通信インタフェースに接続された非常放送設備に出力する一方、同一エリアのものでないときには、受信した非常放送指令信号を破棄する構成とした広域型自動火災報知システム。
- 請求項1において、
上記非常放送設備側の通信インタフェースは、予め、同一エリアの火災受信機が監視する監視領域データを登録した判断テーブルを備えており、受信した非常放送指令信号に含まれる火災発生場所データが、上記判断テーブルに登録されているかを判断して、上記処理をする構成とした広域型自動火災報知システム。 - 請求項2において、
上記監視領域データ、上記火災発生場所データは、建物の棟データと階データとで構成されている広域型自動火災報知システム。
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