JP2000011285A - 音声警報機能を有した火災報知システム - Google Patents
音声警報機能を有した火災報知システムInfo
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- JP2000011285A JP2000011285A JP10178301A JP17830198A JP2000011285A JP 2000011285 A JP2000011285 A JP 2000011285A JP 10178301 A JP10178301 A JP 10178301A JP 17830198 A JP17830198 A JP 17830198A JP 2000011285 A JP2000011285 A JP 2000011285A
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Abstract
に連動制御のためのデータを設定して、統合盤での制御
を容易にする。 【解決手段】統合盤1は、予め、スピーカ回線Lの設置
データを、音声警報装置2に送信するようになってい
る。一方、音声警報装置2は、スピーカ回線Lの設置デ
ータを受信すると、この設置データを記憶し、以降、統
合盤1から火災感知器Sの発報データを受信したときに
は、記憶したスピーカ回線Lの設置データを参照して、
発報した火災感知器Sに対応したスピーカ回線Lを通じ
て音声警報を出力させる。
Description
装置を接続することにより、音声警報機能を有した火災
報知システムに関する。
では、管理人室などに統合盤を設置する一方、各住戸に
住宅情報盤(住戸用受信機)を設置して、各住宅情報
盤、統合盤、共同玄関に設置されたロビーインターホン
とのインターホン通話を可能とするとともに、住宅情報
盤に接続された火災感知器やガス漏れ警報器などが発報
したときには、このことが統合盤に通知されるようにな
っている。
ベーターホールなどの共用部に設置された火災感知器な
ども接続しており、各住戸や共用部に設置された火災感
知器などが発報したときは、自動的に近隣住戸の住宅情
報盤や共用部のベルなどに火災の発生を通知することに
より、集合住宅全体で統合的に警報監視を行い、住戸人
が迅速に避難できるようにしている。
火災感知器が発報すれば、アラームや音声メッセージな
どで第1の火災警報を出力し、火災感知器の作動を報知
して、実火災の発生か否かの確認を住戸人に促す。例え
ば、「火災感知器が作動しました。確認して下さい」と
いう様なメッセージを出力する。続いて、第1の火災警
報を出力したときから所定時間(例えば5分)内に、警
報停止のスイッチ操作がされなければ、統合盤に火災報
知信号を出力する。これに対し、統合盤では火災報知信
号を受信すると、予め報知先として設定された近隣住戸
の住宅情報盤などに対し、警報制御信号を送出する。こ
のときに警報制御信号の送出対象となるのは、火災報知
信号を出力した住宅情報盤と同一階、直上階などにある
住戸の住宅情報盤、共用部の受信機、ベル等である。
の住宅情報盤では、第2の火災警報を出力し、実火災の
発生を報知するとともに、住戸人に避難、対処を求め
る。例えば、「火事です。火事です。近くで火災が発生
しました。安全を確認の上避難して下さい」という様な
メッセージを出力する。また、統合盤は、音声警報装置
を接続すれば、この音声警報装置から、音声入力型の住
宅情報盤や、共用部のスピーカから任意の音声メッセー
ジを出力できるようになっている。
火災報知システムでは、統合盤は、音声警報装置を接続
して各住戸や共用部において音声警報を出力をさせる場
合、火災感知器の発報に対して、音声メッセージを出力
するスピーカ回線を登録した連動データを、予め統合盤
に登録しておかなければならず面倒であった。
て、発報した火災感知器が設置されている階やブロック
に対応して、直上階や直上ブロックを登録しているだけ
であるにも拘らず、すべての連動関係を登録しておかな
ければならず、このデータを登録するために多くのメモ
リが必要になり、また、信号の伝送制御も煩雑になり、
処理速度が遅くなる場合があった。
たものであり、システムの施工時に、統合盤から音声警
報装置に連動制御のためのデータを予め設定し、統合盤
での制御を容易にするようにした、音声警報機能を有し
た火災報知システムを提供することを目的としている。
に、本発明の請求項1に記載の音声警報機能を有した火
災報知システムでは、統合盤は、予め、スピーカ回線の
設置データを、音声警報装置に送信するようになってい
る。一方、音声警報装置は、スピーカ回線の設置データ
を受信すると、この設置データを記憶し、以降、統合盤
から火災感知器の発報データを受信したときには、記憶
した設置データを参照して、発報した火災感知器に対応
したスピーカ回線を通じて音声警報を出力させる。
として、統合盤から音声警報装置に、スピーカ回線の設
置データを送信して登録しておく。すると、それ以降、
火災感知器が発報したときには、統合盤は音声警報装置
に、火災感知器に発報データのみを送信し、これを受信
した音声警報装置では、予め登録されているスピーカ回
線の設置データを基にして、音声警報を出力させる。
カ回線の設置データは、複数のスピーカ回線の各々と、
そのスピーカ回線が設置されている、集合住宅の階及び
/又は集合住宅内のブロックとが対応して構成される。
ここに、集合住宅内のブロックとは、火災発生時の延焼
の度合などを考慮して、所定範囲毎に区切られた範囲を
いう。
いて、統合盤から音声警報装置に送信する発報データ
は、発報階データあるいは発報ブロックデータで構成さ
れている。音声警報装置は、統合盤から火災感知器の発
報データを受信したときには、スピーカ回線の設置デー
タを参照して、発報階及び直上階に設置されたスピーカ
回線、あるいは、発報ブロック及び直上ブロックに設置
されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力させる。
報階データを受信したときには、発報階及び直上階に設
置されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力させ、発
報ブロックデータを受信したときには、発報ブロック及
び直上ブロックに設置されたスピーカ回線を通じて音声
警報を出力させる。請求項4では、請求項1又は請求項
2において、統合盤は、予め、集合住宅の形態データ
を、音声警報装置に更に送信するようになっている。音
声警報装置は、集合住宅の形態データを受信すると、こ
の形態データを更に記憶し、以降、統合盤から火災感知
器の発報データを受信したときには、スピーカ回線の設
置データと集合住宅の形態データとを参照して、発報し
た火災感知器に対応したスピーカ回線を通じて音声警報
を出力させる。
って、火災の延焼のしかた等が変わるので、音声警報の
出力対象とするスピーカ回線も変えている。請求項5で
は、請求項4において、集合住宅の形態データは、集合
住宅の各室の主たる出入口が廊下に面する廊下型デー
タ、あるいは、集合住宅の各室の主たる出入口が階段に
面する階段型データで構成されている。
から音声警報装置に送信する発報データは、発報階デー
タあるいは発報ブロックデータで構成されている。音声
警報装置は、予め、集合住宅の形態データとして廊下型
データを受信したときは、スピーカ回線の設置データ
を、複数のスピーカ回線の各々と、そのスピーカ回線が
設置されている集合住宅の階とを対応させたデータとす
る一方、集合住宅の形態データとして階段型データを受
信したときは、スピーカ回線の設置データを、複数のス
ピーカ回線の各々と、そのスピーカ回線が設置されてい
る集合住宅内のブロックとを対応させたデータとする。
タを受信したときには、選択されたスピーカ回線の設置
データを参照して、発報階及び直上階に設置されたスピ
ーカ回線、あるいは、発報ブロック及び直上ブロックに
設置されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力させ
る。すなわち、集合住宅の形態が廊下型の場合、音声警
報装置は、統合盤から発報階データを受信することにな
り、発報階及び直上階に設置されたスピーカ回線を通じ
て音声警報を出力させる。一方、集合住宅の形態が階段
型の場合、音声警報装置は、統合盤から発報ブロックデ
ータを受信することになり、発報ブロック及び直上ブロ
ックに設置されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力
させる。
れかにおいて、音声警報装置は、統合盤から音声警報の
連動データを受信したときには、その連動データによっ
て指定されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力させ
る。ここでは、発報階及び直上階などに設置されたスピ
ーカ回線から音声警報を出力するといった連動関係が予
め決まっていない場合に、統合盤は、スピーカ回線の設
置階や設置ブロックを指定した連動データを音声警報装
置に送信し、個別に音声警報を出力させる。なお、連動
データは、音声警報を出力させるスピーカ回線を指定す
るものであってもよく、また、予め連動関係が決まって
いるスピーカ回線に、他のスピーカ回線を付加する場合
には、統合盤は、火災感知器の発報データとともに、そ
の付加するスピーカ回線から音声警報を出力させる連動
データを送信するようにしてもよい。
れかにおいて、統合盤は、音声警報装置を複数接続でき
るようになっており、複数の音声警報装置の各々に割り
当てられたアドレスを指定してデータを伝送する。
いて、図面とともに説明する。図1は本発明の音声警報
機能を有した火災報知システムの要部構成の一例を示し
たブロック図である。管理人室や防災センタなどには、
統合盤1が設置されており、多重伝送線L2を通じて、
音声警報装置2が接続されている。ここでは、複数の音
声警報装置2(#1,#2)を接続しており、統合盤1
から、音声警報装置2の各々に割り当てられたアドレス
を指定することによって、データ伝送ができるようにな
っている。
を介して、各住戸に設置された音声入力型の住宅情報盤
3(いわゆるGP−3級受信機)を接続するとともに、
廊下、階段、エントランスホール、エレベータホール、
駐車場などの共用部に設置された火災感知器Sを接続し
ている。各住戸に設置された住宅情報盤3(#1,#
2)は、火災感知器Sを接続した感知器回線を導出して
おり、各住戸における火災の発生を監視している。な
お、住宅情報盤3は、ガス漏れ検知器や防犯センサなど
を接続して、火災以外のセキュリティ監視を可能にして
おり、また、統合盤1を介して、共同玄関などに設置さ
れたロビーインターホンとのインターホン通話も可能に
している。
を、所定単位毎に複数のスピーカ回線L(#1,#2)
を介して接続するとともに、共用部にも複数のスピーカ
回線L(#3)を設置している。図では、スピーカ回線
Lは、各住戸においては、住宅情報盤3に接続されてい
るが、これに限定されることはなく、住宅情報盤3とは
独立したスピーカ回線Lを設けるようにしてもよい。ま
た、実際には、所定のブロック(警戒区域)毎の複数の
住宅情報盤3が、1のスピーカ回線Lに接続されるよう
になっている。
理回路部10と、多重伝送線L1,L2を介した伝送を
制御する伝送制御回路部11と、各種の操作スイッチで
構成される操作部12と、CRTや液晶画面、各種表示
灯などで構成される表示部13と、RAMなどで構成さ
れ、多重伝送のために各住戸の住宅情報盤3や共用部の
火災感知器S、音声警報装置2のアドレスデータなどを
記憶する記憶部14とを備えている。
部14に記憶された各住宅情報盤3などのアドレスを基
に、多重伝送線L1を介したポーリングによって、火災
感知器Sなどのセキュリティ機器の動作異常や回線の断
線などを監視しており、このような状態で、いずれかの
住宅情報盤3に接続した火災感知器Sや、共用部の火災
感知器Sが発報したときには、割り込み信号によって、
統合盤1に発報信号が送出される。
御回路部11を介して、発報信号を受けたときには、表
示部13に設けられた火災灯や、各住戸に対応した表示
窓に発報したことを表示するとともに、内蔵スピーカ
(不図示)から音声警報を出力する。更に、その住戸に
近隣する住戸や共用部に設置されたスピーカ回線Lのス
ピーカSPから警報出力を行うように、音声警報装置2
に火災感知器Sの発報データを送信する。
成される情報処理回路部20と、情報処理回路部20に
よって決定されたスピーカ回線Lから音声警報を出力す
るための音声警報出力部21と、多重伝送線L2を介し
た伝送を制御する伝送制御回路部22と、RAMなどで
構成され、予め、統合盤1から送信されて来るスピーカ
回線Lの設置データなどを記憶する記憶部23とを備え
ている。
め、初期設定として、統合盤1から音声警報装置2に、
スピーカ回線Lの設置データを送信して登録しておくよ
うになっている。すなわち、音声警報装置2の情報処理
回路20は、伝送制御回路部22を介して、スピーカ回
線Lの設置データを受信すると、この設置データを記憶
部23に記憶している。
の監視状態に移行し、統合盤1から火災感知器Sの発報
データを受信したときには、記憶部23に記憶したスピ
ーカ回線Lの設置データを参照し、音声警報出力部21
を制御して、発報した火災感知器Sに対応したスピーカ
回線Lを通じて音声警報を出力させる。例えば、住宅情
報盤3は、スピーカ回線Lを介して、音声警報信号を受
けると、スピーカSPから、例えば、「火事です。火事
です。○○で火災が発生しました。安全を確認の上避難
して下さい」という様な、火災の発生場所などの情報を
含んだ音声警報メッセージを出力する。
線Lを介して、警報制御信号も近隣の住宅情報盤2に出
力している。また、近隣する共用部のベル(不図示)な
どにも、多重伝送線L1を介して警報制御信号を送出
し、これらを作動させている。ここに、音声警報装置2
に登録されるスピーカ回線Lの設置データは、複数のス
ピーカ回線Lの各々と、そのスピーカ回線Lが設置され
ている、集合住宅の階及び/又は集合住宅内のブロック
とが対応して構成されている。
おり、図2(a)では、スピーカ回線番号と設置階とが
対応して登録されており、同図(b)では、スピーカ回
線番号と設置ブロックとが対応して登録されている。な
お、集合住宅内のブロックとは、火災発生時の延焼の進
み具合を考慮して、所定範囲毎に区切られた範囲をい
う。
設置データを登録しておけば、音声警報装置2は、統合
盤1から発報データとして発報階データを受信したとき
には、発報階及び直上階に設置されたスピーカ回線Lを
通じて音声警報を出力させる一方、発報データとして発
報ブロックデータを受信したときには、発報ブロック及
び直上ブロックに設置されたスピーカ回線を通じて音声
警報を出力させることができる。
ら、発報階データあるいは発報ブロックデータで構成さ
れる、火災感知器Sの発報データを受信したときには、
スピーカ回線Lの設置データを参照して、発報階及び直
上階に設置されたスピーカ回線L、あるいは、発報ブロ
ック及び直上ブロックに設置されたスピーカ回線Lを通
じて音声警報を出力させることができる。
の火災感知器Sに対応して、連動するスピーカ回線Lを
設定した連動データを、予め登録しておく必要はないた
め、システムの規模が大きくなっても、記憶部14の容
量が大きくなることがない。また、統合盤1は音声警報
装置2に発報データを送信するだけでよいため、制御が
煩雑になることもない。
合住宅の形態データを、音声警報装置2に更に送信し、
一方の音声警報装置2は、集合住宅の形態データを受信
すると、この形態データを記憶部23に更に記憶してお
くこともできる。この場合、音声警報装置2は、通常の
監視時に、統合盤1から火災感知器Sの発報データを受
信したときには、スピーカ回線Lの設置データと集合住
宅の形態データとを参照して、発報した火災感知器Sに
対応したスピーカ回線Lを通じて音声警報を出力させ
る。すなわち、ここでは、集合住宅の形態によって、火
災の延焼のしかた等が変わるので、音声警報の出力対象
とするスピーカ回線Lも変えるようにできる。
合住宅の各室の主たる出入口が廊下に面する廊下型住宅
のデータか、集合住宅の各室の主たる出入口が階段に面
する階段型住宅のデータかで構成されている。なお、階
段型の集合住宅には、階段を連結する廊下を有するもの
も含んでいる。音声警報装置2は、統合盤1から、予
め、集合住宅の形態データとして廊下型データを受信し
たときは、スピーカ回線Lの設置データを、複数のスピ
ーカ回線Lの各々と、そのスピーカ回線Lが設置されて
いる集合住宅の階とを対応させたデータとする(図2
(a)参照)。一方、集合住宅の形態データとして階段
型データを受信したときは、スピーカ回線Lの設置デー
タを、複数のスピーカ回線Lの各々と、そのスピーカ回
線Lが設置されている集合住宅内のブロックとを対応さ
せたデータとする(図2(b)参照)。
データを受信したときには、上記のようにして選択され
たスピーカ回線Lの設置データを参照して、発報階及び
直上階に設置されたスピーカ回線L、あるいは、発報ブ
ロック及び直上ブロックに設置されたスピーカ回線Lを
通じて音声警報を出力させる。すなわち、集合住宅の形
態が廊下型の場合、音声警報装置2は、統合盤1から発
報階データを受信することになり、発報階及び直上階に
設置されたスピーカ回線Lを通じて音声警報を出力させ
る。一方、集合住宅の形態が階段型の場合、音声警報装
置2は、統合盤1から発報ブロックデータを受信するこ
とになり、発報ブロック及び直上ブロックに設置された
スピーカ回線Lを通じて音声警報を出力させる。
報装置2の台数が、複数であっても同様であり、統合盤
1は、複数の音声警報装置2の各々に割り当てられたア
ドレスを指定してデータを送信することにより、大規模
なシステムにも対応できるようになっている。すなわ
ち、統合盤1から音声警報装置2には、各々の音声警報
装置2に割り当てられたアドレスを指定し、多重伝送線
L2を通じて、初期設定時に、スピーカ回線Lの設置デ
ータ、集合住宅の形態データ(廊下型データ、階段型デ
ータ)を送信する。また、通常の監視時には、火災感知
器Sの発報データ(発報階データ、発報ブロックデー
タ)を送信する。
警報装置2を接続でき、各音声警報装置2において分散
した処理ができるので、複数の棟からなる大規模なシス
テムでも、各棟などに音声警報装置2を備えることによ
り、簡易かつな構成で音声警報機能を果たすことが出来
る。次に、音声警報の連動について、図3〜図7ととも
に説明する。図3〜図5は、集合住宅の形態が廊下型で
ある場合、図6,図7は、階段型である場合を示してい
る。
警報を出力するパターンを、パターン番号〜で示し
ている。なお、図中、「●」は出火階(発報階)を示
し、「○」は連動階を示す。図において、パターン,
,では、発報階と直上階において音声警報を出力す
るといった、上記したような規則的なパターンになって
いるが、それ以外のパターンでは、音声警報装置2は、
統合盤1から音声警報の連動データを受信して、その連
動データによって指定されたスピーカ回線Lを通じて音
声警報を出力させる。
スピーカ回線Lから音声警報を出力するといった連動関
係が予め決まっていない場合、統合盤1は、スピーカ回
線Lの設置階を指定した連動データを音声警報装置2に
送信し、個別に音声警報を出力させる。なお、連動デー
タは、音声警報を出力させるスピーカ回線Lを指定する
ものであってもよく、また、パターン〜のように、
予め、発報階と直上階から音声警報を出力させる連動関
係が決まっているスピーカ回線Lに、他のスピーカ回線
Lを付加する場合には、統合盤1は、火災感知器Sの発
報データとともに、付加するスピーカ回線Lから音声警
報を出力する連動データを送信するようにしてもよい。
を出力するスピーカ回線L(階)を指定できれば、地下
にフロアが存在する集合住宅でも、地下の住戸などに音
声警報を出力し、地下にいる人に避難を促し、煙の蓄積
などによって火災の被害が広がることを防ぐことが出来
る。また、特殊な連動関係を追加する場合であっても、
統合盤1から連動データを送信するだけでよいので、容
易に対応できる。
合の例を示している。図示した地下2階、地上5階で構
成される集合住宅では、(a)に示すように、地下2階
で火災感知器Sが発報したときには、地下2階と地下1
階で音声警報を出力し、(b)に示すように、地下1階
で火災感知器Sが発報したときには、地下1階と地上1
階に加えて、地下2階でも音声警報を出力し、(c)に
示すように、地下2階にあるエレベータ機械室で火災感
知器Sが発報したときには、エレベータと並行して設け
られている階段と、地下2階及び地下1階で音声警報を
出力する。
いて、地上階で発報した場合の例を示している。(a)
に示すように、5階で火災感知器Sが発報したときに
は、直上階がないので、発報階である5階のみで音声警
報を出力し、(b)に示すように、階段(共用部)で火
災感知器Sが発報したときには、階段のみで音声警報を
出力する。また、(c)に示すように、1階で火災感知
器Sが発報したときには、1階及び2階と、地下1階と
地下2階で音声警報を出力し、(d)に示すように、エ
レベータの上方にある、エレベータ機械室で火災感知器
Sが発報したときには、その機械室及び5階と、階段で
音声警報を出力する。
るように、ブロック(A1)に属する住戸(図では1階
の住戸、「●」で示す)において、火災感知器Sが発報
したときには、その住戸が属するブロック(A1)と、
直上ブロック(A2)に属する住戸及び階段(エレベー
タを含む)に設置されたスピーカ回線Lから、音声警報
を出力させる。
2,A3)に属する住戸は、階段A又はエレベータAを
使用し、ブロック(B1,B2,B3)に属する住戸
は、階段B又はエレベータBを使用し、ブロック(C
1,C2,C3)に属する住戸は、階段C又はエレベー
タCを使用しなければならない構造を示している。次い
で、図7(a)には、ブロック(B2)に属する階段
(共用部)において、火災感知器Sが発報した場合を示
しており、図6の場合と同様に、その発報箇所が属する
ブロック(B2)と、直上ブロック(B3)に属する住
戸及び階段に設置されたスピーカ回線Lから、音声警報
を出力させる。
の上方にある機械室で、火災感知器Sが発報した場合
は、その機械室と、直下ブロック(A3)に属する住戸
及び階段に設置されたスピーカ回線Lから、音声警報を
出力させる。この場合、音声警報を出力するスピーカ回
線Lは、発報ブロック及び直上ブロックにするという予
め決まった連動関係に当てはまらないので、音声警報装
置2は、統合盤1から音声警報の連動データを受信し
て、その連動データによって指定されたスピーカ回線L
を通じて音声警報を出力させている。
発明の請求項1に記載の音声警報機能を有した火災報知
システムでは、施工時などに初期設定として、統合盤か
ら音声警報装置に、スピーカ回線の設置データを送信し
て登録しておけば、それ以降の監視時において、統合盤
は、火災感知器が発報したときには、音声警報装置に火
災感知器に発報データのみを送信し、これを受信した音
声警報装置では、予め登録されているスピーカ回線の設
置データを基にして、音声警報を出力させることができ
る。
すべての火災感知器に対応させ、連動するスピーカ回線
を設定した連動データを、予め登録しておく必要はない
ため、システムの規模が大きくなっても、統合盤内のメ
モリ容量が大きくなることがない。また、統合盤は音声
警報装置に発報データを送信するだけでよいため、制御
が煩雑になることもない。
は、複数のスピーカ回線の各々と、そのスピーカ回線が
設置されている、集合住宅の階又は集合住宅内のブロッ
クとが対応して構成されるので、音声警報装置は、音声
警報を出力する階やブロックが分かれば、そこに設置さ
れているスピーカ回線を連動させることができる。請求
項3では、音声警報装置は、統合盤から発報階データを
受信したときには、発報階及び直上階に設置されたスピ
ーカ回線を通じて音声警報を出力させ、発報ブロックデ
ータを受信したときには、発報ブロック及び直上ブロッ
クに設置されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力さ
せるので、集合住宅の形態に合わせた音声警報が出力で
きる。
として、統合盤から集合住宅の形態データを受信してお
き、通常の監視時に、統合盤から火災感知器の発報デー
タを受信したときには、集合住宅の形態にあわせるよう
に、発報した火災感知器に対応したスピーカ回線を通じ
て音声警報を出力させることができる。請求項5では、
集合住宅の形態データは、廊下型と階段型のいずれかで
構成されており、それぞれの形態にあった音声警報が出
力できる。
の形態が廊下型の場合、音声警報装置は、統合盤から発
報階データを受信し、発報階及び直上階に設置されたス
ピーカ回線を通じて音声警報を出力させ、一方、集合住
宅の形態が階段型の場合は、統合盤から発報ブロックデ
ータを受信し、発報ブロック及び直上ブロックに設置さ
れたスピーカ回線を通じて音声警報を出力させることが
できる。
ら音声警報の連動データを受信し、その連動データによ
って指定されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力さ
せる。したがって、発報階及び直上階に設置されたスピ
ーカ回線から音声警報を出力させるといった連動関係が
予め決まっていない場合や、特殊な連動をする場合で
も、統合盤から、個別にスピーカ回線を指定するなどし
て、音声警報を出力させることができる。
複数接続できるので、各々の音声警報装置で分散した処
理が可能になり、大規模なシステムでも、簡易な構成で
音声警報機能を有することが出来る。
ステムの要部構成の一例を示すブロック図である。
である。
型住宅の場合)。
型住宅の場合)。
型住宅の場合)。
型住宅の場合)。
型住宅の場合)。
Claims (8)
- 【請求項1】集合住宅の適所に設置された複数の火災感
知器を接続した統合盤に、集合住宅の適所に設置された
複数のスピーカ回線を接続した音声警報装置を接続して
構成された火災報知システムにおいて、 上記統合盤は、予め、上記複数のスピーカ回線の設置デ
ータを、上記音声警報装置に送信するようになってお
り、 上記音声警報装置は、上記複数のスピーカ回線の設置デ
ータを受信すると、この設置データを記憶し、以降、統
合盤から火災感知器の発報データを受信したときには、
上記記憶した設置データを参照して、発報した火災感知
器に対応したスピーカ回線を通じて音声警報を出力させ
ることを特徴とする、音声警報機能を有した火災報知シ
ステム。 - 【請求項2】上記スピーカ回線の設置データは、複数の
スピーカ回線の各々と、そのスピーカ回線が設置されて
いる、集合住宅の階、又は、集合住宅内のブロックと
が、対応して構成されている、請求項1に記載の音声警
報機能を有した火災報知システム。 - 【請求項3】上記統合盤から音声警報装置に送信する発
報データは、発報階データあるいは発報ブロックデータ
で構成されており、 上記音声警報装置は、上記統合盤から火災感知器の発報
データを受信したときには、上記スピーカ回線の設置デ
ータを参照して、発報階及び直上階に設置されたスピー
カ回線、あるいは、発報ブロック及び直上ブロックに設
置されたスピーカ回線を通じて音声警報を出力させるこ
とを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の音声警
報機能を有した火災報知システム。 - 【請求項4】上記統合盤は、予め、集合住宅の形態デー
タを、上記音声警報装置に更に送信するようになってお
り、 上記音声警報装置は、上記集合住宅の形態データを受信
すると、この形態データを更に記憶し、以降、統合盤か
ら火災感知器の発報データを受信したときには、上記ス
ピーカ回線の設置データと上記集合住宅の形態データと
を参照して、発報した火災感知器に対応したスピーカ回
線を通じて音声警報を出力させることを特徴とする、請
求項1又は請求項2に記載の音声警報機能を有した火災
報知システム。 - 【請求項5】上記集合住宅の形態データは、集合住宅の
各室の主たる出入口が廊下に面する廊下型データ、ある
いは、集合住宅の各室の主たる出入口が階段に面する階
段型データのいずれかで構成されている、請求項4に記
載の音声警報機能を有した火災報知システム。 - 【請求項6】上記統合盤から音声警報装置に送信する発
報データは、発報階データあるいは発報ブロックデータ
で構成されており、 上記音声警報装置は、予め、集合住宅の形態データとし
て廊下型データを受信したときは、上記スピーカ回線の
設置データを、複数のスピーカ回線の各々と、そのスピ
ーカ回線が設置されている集合住宅の階とを対応させた
データとする一方、集合住宅の形態データとして階段型
データを受信したときは、上記スピーカ回線の設置デー
タを、複数のスピーカ回線の各々と、そのスピーカ回線
が設置されている集合住宅内のブロックとを対応させた
データとし、 上記統合盤から火災感知器の発報データを受信したとき
には、上記スピーカ回線の設置データを参照して、発報
階及び直上階に設置されたスピーカ回線、あるいは、発
報ブロック及び直上ブロックに設置されたスピーカ回線
を通じて音声警報を出力させることを特徴とする、請求
項5に記載の音声警報機能を有した火災報知システム。 - 【請求項7】上記音声警報装置は、上記統合盤から音声
警報の連動データを受信したときには、その連動データ
によって指定されたスピーカ回線を通じて音声警報を出
力させることを特徴とする、請求項1〜請求項6のいず
れかに記載の音声警報機能を有した火災報知システム。 - 【請求項8】上記統合盤は、上記音声警報装置を複数接
続できるようになっており、 複数の音声警報装置の各々に割り当てられたアドレスを
指定して、データを伝送することを特徴とする、請求項
1〜請求項7のいずれかに記載の音声警報機能を有した
火災報知システム。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP17830198A JP3494015B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 音声警報機能を有した火災報知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP17830198A JP3494015B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 音声警報機能を有した火災報知システム |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000011285A true JP2000011285A (ja) | 2000-01-14 |
JP3494015B2 JP3494015B2 (ja) | 2004-02-03 |
Family
ID=16046089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP17830198A Expired - Lifetime JP3494015B2 (ja) | 1998-06-25 | 1998-06-25 | 音声警報機能を有した火災報知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002279542A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-27 | Hochiki Corp | 防災監視設備 |
US6956478B2 (en) | 2001-03-07 | 2005-10-18 | Omron Corporation | Security terminal, security management method, monitor device, monitor method, and security system |
KR100923487B1 (ko) * | 2009-02-27 | 2009-10-27 | 주식회사 인터엠 | 화재감지수신장치 및 이를 포함하는 전관방송시스템 |
-
1998
- 1998-06-25 JP JP17830198A patent/JP3494015B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6956478B2 (en) | 2001-03-07 | 2005-10-18 | Omron Corporation | Security terminal, security management method, monitor device, monitor method, and security system |
JP2002279542A (ja) * | 2001-03-22 | 2002-09-27 | Hochiki Corp | 防災監視設備 |
JP4758016B2 (ja) * | 2001-03-22 | 2011-08-24 | ホーチキ株式会社 | 防災監視設備 |
KR100923487B1 (ko) * | 2009-02-27 | 2009-10-27 | 주식회사 인터엠 | 화재감지수신장치 및 이를 포함하는 전관방송시스템 |
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JP3494015B2 (ja) | 2004-02-03 |
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